192 革命の嵐
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─ 食糧庫付近の川辺 ─
良いワ。 あなたハ私と同じ願イを持つ人だカラ。
[手を伸ばし、頬に触れると唇だけで神に祈りを捧げ]
弱いモノが真っ先に狙われルノは、身分の差ト関係ない事実。
同志イリヤ。 アナタもどうか、無事デ。
[彼が向かう先に挙げた教会は、恐らく弱い者の避難先となっているはず。 襲撃されている可能性の示唆は、エリアスに届いたかどうか。 一刻を争う現状ではそれを言及する暇も無く、女は早速酒場へと向かおうとして]
(8) 2014/09/08(Mon) 21時頃
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─ 食糧庫付近の川辺 ─
イリヤさン。 シメオンさん二会うことガ出来たら、こう伝えテ。
『モシも、アナタの助けたい人の無事ヲまだ確認出来テいなかったラ。 その人ヲ助ける手助ケを、私ハ出来るハズだ』って。
[シメオンが今どこに向かっているかを知らず、女はエリアスに言葉を託し。 彼と行動を別つと、己の為すべきを為しに酒場へと向かった*]
(9) 2014/09/08(Mon) 21時頃
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/* いちおー>>9は魔女能力使う気はあるよーって示唆なんだけど。
はっきり能力COしなかったら大丈夫だよね…? アウトだったらごめんなさいします。
それはそれとして。 酒場巡りのソロール席離れるまでに全部打てるかな。
(-3) 2014/09/08(Mon) 21時頃
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― 酒場のほうへ ―
[とぼりぼとり、街に戻ってきたタイミングでは、暴動は少し収まりを見せていたか。 ただ、その跡は、ときに凄惨さを物語るものもあり、男は、眉を寄せた。]
ああ、フランシスは、無事だがなぁ。
[確か、救護室で、あのじいさんがいってた酒場の方向ちまりちまりとは歩いてみるけれど、
あきらかに、兵隊の服を着る男がそこを一人で歩くのは、危険すぎただろう。]
(10) 2014/09/08(Mon) 21時頃
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(おい、あいつ、兵隊だぞ) (でも、おっきくないか?) (まぬけづらしてやがる) (兵隊やつらひでぇことばかりしやがる) (武器をもってるからって) (いや、あいつ武器もってなくないか?)
[そして、数分後、武具をもった民に囲まれる男がいた。 もちろん、あわあわと、座り込んで]
(こいつ、よわいぞ) (根性なしだ、やっちまえ)
[そのまま木の棒などで殴打され、袋だだきにされる男の姿がそこにある。 だが、街の人には、いや、兵隊にだった、男は自ら手出しをしたりはしない。 それは、望まれることではないからだ。]
(11) 2014/09/08(Mon) 21時頃
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うう・・・・・・ やめでくれだべ。
[そして、道端に巨体の男はずうん、と転がるが、 しばらくすれば、のそり、起き上がり、また、ふらふらと、全身殴打のあとのまま歩き出す。
ともかく、一旦兵舎に戻ろうと・・・。]
(12) 2014/09/08(Mon) 21時頃
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[その兵舎まで戻る道中、誰かと会うことはあっただろうか。 だが、男は、半分、目も見えなくなっていた。 話をしたかどうかもわからない。
ただ、とりあえず、帰らねば、と足取り重く進んでいく。 少し前のことも、なんだか夢のように思えてきた。 一体、自分は何をしていたんだろう、 そんな男らしくないことも考えながら・・・。]
(13) 2014/09/08(Mon) 21時半頃
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―皇帝宮殿― [皇帝の御前会議は紛糾していた。 大臣級が応対すれば、叛徒たちを一勢力として公に認めたこととなり、それは取りも直さず現在の状態を帝国の危機であると認めたことになる。 かと言って交渉に表れた者を拘束してもそれで終わりにはならず、戻ってこなかったことを考えて、反乱側も何らかの手を打っているであろう事は目に見えていた。
威信を第一に考えるタカ派は、断じて交渉に応じる訳にはいかずと、戦艦に軍を突入させるなどの強攻策を唱えたが、穏健派から宮城を砲火に曝す気かと反対され、一時は両者の間で怒号の飛び交う事態となった。 フリストフォル大公が仲裁に入り、取り敢えず、まず書記官クラスの官僚を当て、交渉の内容について話を聞くところから始めようとの一応の結論に達した。
アレクセイ公子との面会を終えたニコライが、議場に現れたのは、そんなタイミングであった。]
(14) 2014/09/08(Mon) 21時半頃
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─ 教会 ─
[人の流れるままに猫がぶらりたどり着いた先は、教会だった。 猫の理解する範疇ではなかったが、暴徒たちが襲撃した教会へ警察隊が突入して速やかに鎮圧している最中のことだった。
警棒で小突かれながら何人もの若者が警官に引きずられて教会から出てくる。 そのなかに、ひげを蓄えた老人の姿もあった。 手荒く扱われてはいないようだったが、丁寧にエスコートという風にも見えない。]
なぁお。なぁぁぉ。
[鳴きながら老人の足元にまとわりつけば、警官に邪険にされる。 それでもしばらくは老指揮者の足元から離れなかった。]
(15) 2014/09/08(Mon) 21時半頃
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おいおいおい、なんだってんだよ。 このひとはオレにたまにパンくずくれたりするいい人なんだぞ。 酷いことするんじゃねえぞ。
なああんた、これからあんたどうなるんだ? こんな風にされてどこ連れてかれるんだよ。 なあ、大丈夫なのかよ、おい。
(-4) 2014/09/08(Mon) 21時半頃
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― 兵舎 ―
[そして、やっと兵舎に戻り、馬小屋に向かおうとしたとき、 なんだか闇が動いて、 周りに兵士が取り囲む。]
(――……イワン、お前は、 革命軍を繋がっているんだってな?)
(戦艦ヴィーゾフ号を乗っとった男とお前が岸辺で話すのを見ていたやつがいるんだぞ?)
(なにもできないでくのぼうかと思ったら、 お前、最悪だな?)
(残念ながら、お前はもう、ここにはいられねぇよ。 牢獄行きだ!!
[そんな様々な罵声が四方八方から降りかかる。 男は、イワンはぼんやり考える。 俺は、そういえば、悪いことをしただろうか?]
(16) 2014/09/08(Mon) 21時半頃
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[結局、警官に追い払われてから、猫はとぼとぼとまた歩き出す。
無力感を噛みしめるような後姿だった。]
(17) 2014/09/08(Mon) 21時半頃
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[ しかし、考える前に、もう視界はブラックアウトをした。 **]
(18) 2014/09/08(Mon) 21時半頃
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馬鹿 イワンは、メモを貼った。
2014/09/08(Mon) 21時半頃
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ー 流刑地 ー
親切にどうもなのじゃ。助かるのう。 鼻水が凍ってはかなわんからな。
[手招きする方へ近寄って]
そうなのか……ほう、酒の味を忘れておったからのう。 ジーマ、か。ワシは、ウォーレンと申すジジイじゃよ。
(+4) 2014/09/08(Mon) 21時半頃
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[ペチカにあたりながら]
娯楽のう………ワシかい? ワシに今できることは、口笛くらいかの。 ふぉっふぉっふぉっ。
(+5) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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[1d3]
(-5) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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[1d6]
(-6) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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(-7) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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―回想:食糧庫付近の川辺― [フランシスカから伝えられた伝言に、しっかりと頷き。]
わかった。いずれ会うこともあるだろう、その時にはしっかり伝える。 任せておいてくれ。
ありがとうフランシスカ。 生きて、また会おう!
[言葉は短く。心から“同志”の無事と成功を祈り。そこで別れた]
(19) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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よろしければ陛下、その役目、私にお任せ願えませんでしょうか。
[奥に座す皇帝と居並ぶ貴顕大臣たちを前に恭しく一礼し、慎み深く目を伏せた。]
私は評議会の一員ではありますが、実質的な権限は何もありません。 しかしながら、叛徒どもは私の邸宅を爆破したことから、私を奴らが打倒すべき貴族の筆頭と思っている様子。 私がテーブルにつけば、実質的な効力は何もないにも拘らず、奴らは自分たちに敬意を払ったと勝手に解釈するでしょう。 故に、最初の交渉役としては適任かと存じます。
[目を上げると、思いがけぬ提案に皇帝が考え込むのが見て取れた。 すぐ横の大公は少々不安げに眉を曇らせたが、他の議員たちは皇帝の反応を見て、それぞれ検討を始めたのが分かった。 駄目押しにと顔を上げ、凍れる湖の眸をはっきりと見せて、付け加える。]
それに私は、私の財産を破壊した叛徒を間近で見てみたく存じます。
[その眼差しにこもった力を良しとしたか、帝国随一の大貴族の意志を尊重したか。 皇帝は、交渉役にユスポフ公爵ニコライを任命した。]
(20) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/08(Mon) 22時頃
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―教会― [>>0しばらくそこで待っていれば、なるほど彼女>>8は正しかった。 神父が「もうしばらくは大丈夫」と、奥にある隠し部屋と思しき場所から、子どもや老人などを引き連れて戻ってきた。連れられてきた者は皆、不安げな、恐ろしげな表情。
「先程の襲撃は貴族が煽ったもので、彼らに加担すれば一族含めて処刑されるぞ。 命が惜しいなら彼らに加担するのはやめておくべきだ」
……最初に伝えようと思っていた言葉の、なんと空虚なことか。 このような光景を想像すらしていなかった自分を心から恥じる。
だからこそ、書かねば。文学から新しい世界を見る者達に。次の世代の者達に。 変革を望むなら、こういったことも知らねばならないのだと。 包み隠さず、伝えねばと。
決意を新たにし。 新たにできることを探すためにその場を離れようとすれば……]
(21) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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……うん?……おまえ、さっきも会ったな。
[大通りへ向かう道を歩いていると、1匹の猫を見つけた。 彼>>17と会ったのは……ついさっきといえば、ついさっきか>>0:102。 確か、同志シーマはアーチと呼んでいたような。]
……アーチ。だったか? ……こんな騒ぎの中じゃ、お前も辛いのか……
[同志シーマの呼んでいた名前を思い出し、そう言って。 普段ならハム(ヴェッチナー)の1枚くらい携帯しているのだが、今はない。 すまないな、と態度で示し。
抵抗が少ないようなら、軽く抱き上げてみる]
(22) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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− 流刑地 −
ウォーレンか、よろしく。 じいさん、若い頃はイケたクチか? じゃあ、ウォッカの温かいスープと洒落込もう。
[名前を聞いておきながら「じいさん」呼びを続けて、ウォッカのお湯割りを差し出した。]
(+6) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2014/09/08(Mon) 22時頃
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口笛で熊でも呼ぶのか? どっちが長く息が続くか勝負するか? ぐははは。
[そんな風にからかいながら、知ってる曲を吹かせようと誘うのだった。]
(+7) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2014/09/08(Mon) 22時頃
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[ぽてぽてと道を歩いていたら、呼ぶ声がした。 立ち止まり、振り返り、声の主を見上げる。
猫的には、知り合いではないが見知った顔だった。 ときどき酒屋からウォッカの匂いをさせて出てくる人間。]
な。
[ごくごく短く鳴いて、抱き上げる手を受け入れる。 こし、と相手の胸元に頭を擦り付けてから、手を少し舐めた。]
(23) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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よう、にいちゃん。 あんたもさっきの、見たのか? ありゃあ、ひどい有様だったな。
オレはさ。 時々人間って奴がわかんなくなるんだ。 えらく頭がいい癖に、たまに馬鹿みたいになってさ。
じいちゃん、いい奴だったのにな。
(-8) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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/* 宮殿の警備も紙だったw >>3
シメオン君の現実路線を吹っ飛ばした行動力は、劇場版アニメとか見ているようだw
(-9) 2014/09/08(Mon) 22時頃
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/* >>11 イワンが「囲んで棒で叩く」されている! ナムサン!
墓落ちゲットしにきてるなー
(-10) 2014/09/08(Mon) 22時半頃
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―大通りへ向かう道上―
……かわいいな。お前。 [胸元で動く彼をそう評せば、心の濁流も少しは整うもので。 今何をすべきなのか。何が出来るのか。
……そうだ。僕は多分、同志シーマに会わなければならない。
……ダメ元で試してみる価値くらいは、あるか。 そう考えて。猫を一度下ろす。]
なあ、アーチ。 僕は同志シーマを探しているんだ。 どこに居るか知っているなら、連れて行ってくれないか? ……病弱だから、ゆっくりで頼むよ。
[猫がどの程度自分の言葉が理解出来るかはなんとも言えない、というより、恐らく無理だと思っていたが。 それでも彼に話しかけてはみた。 失敗の公算が高かろうと、何もせずにゼロとなるよりはマシなはずだったから]
(24) 2014/09/08(Mon) 22時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2014/09/08(Mon) 22時半頃
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―皇帝宮殿の一室― [反乱者の首魁のいる部屋へ、ニコライは護衛数名とともに入室した。 細身の身体は、大貴族に似つかわしくないシンプルな装いに包まれていて。 女性的な面差しは、当代随一の美形と呼ばれるに相応しいものだった。]
君が、反乱軍のリーダーか。 意外に若いな。
[書生ふうの衣服をまとった青年を、上から下までざっと眺める。 色の薄い瞳は瞳孔と虹彩の色が殆ど均質で、視点の在処が定かでない。]
(25) 2014/09/08(Mon) 22時半頃
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