201 【誰歓】森に来た日【RP】
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― ボストーカ:病院の一室 ―
[その感覚を音に変換するなら、ずしり。 クリスの自由な意識は、重く不自由な肉体の中へ還る。
途端、実をともなった鼓動、全身を巡る血液の流れ、そんなものが文字通り実感できて、苦しげに眉を顰める。病院のベッドの上、白いシーツに投げ出された指先がぴくり動く。病室内であがる声]
ここ……? ……デメテル、さん……は。
[掠れた声は明確な音を紡がないまま、「喋らなくていい」と看護士が留める。ぼやけた視界に母の姿が映る]
おか……さ……。
[涙に濡れた顔を見て、安心させるように笑おうとして、腹部に走った痛みに顔を顰めることになる。再び看護士の先ほどよりも強い口調で窘める声が飛んだ]
(+3) 2014/11/03(Mon) 14時半頃
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[白い天井。ここが病院であることはすぐにわかる。あれからどうなったのか、状況は気になったが今は身体を動かすことはできそうもなかった。 再び目を閉じて現世での、ひとときの眠りに就いた**]
(+4) 2014/11/03(Mon) 14時半頃
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/* [壁]д・う、うごかねえ
さいしゅうはつげんめありーだからでにくい
リアルにやさしいということだne お墓は動いてるかな
(-3) 2014/11/03(Mon) 22時頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2014/11/03(Mon) 22時頃
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[次に目を覚ましたときは、何時間経過していただろうか。薬の作用もあるのか、身体はあいかわらず重たくて。それでも意識はさきほどよりはっきりしており]
喉……渇きました……。
[欲求を口にする。 クリスの母親は目を覚ましていたようで、すぐに水を注いだコップを持ってきて、娘の顔を覗き見る]
『顔色は良さそうね。 ……ほんとに、もう』
[それ以上は紡がずに、先生を呼んでくるわと病室を出る。随分心配をかけてしまったらしい、クリスの想像よりもやつれた頬に心苦しい思いになる。しかし表情は明るかったところを見ると、自分の容態はそう悪くないのだろうと推測できる]
(+5) 2014/11/03(Mon) 22時半頃
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……皆、どうなったんでしょう……。
[天井を眺めて、深く息をはく。 間もなく医師が現れて、体調と記憶に関する応答含めた診察が行われた。”あちら”での話のことはあくまで”夢”として語り過ぎない程度に答える。 容態は安定しているが傷口が開かないよう暫くは安静に。そんな注意事項を幾つか残して医師は部屋を出て行き、母とクリスが残る]
『随分寝言言ってたわよ。 光がどうのとか……デメトー? と一緒に帰る、とか』
[母の剥いてくれたりんごを齧りながら、耳を傾ける。何でも自分と同じことを口ばしった患者がいるらしい]
『サイモンさんって言ったかしら? 何でも数年ぶりに目を覚ましたってちょっと騒がしいみたい。 やだどうしたの、ゆっくり食べなさい』
(+6) 2014/11/03(Mon) 22時半頃
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[母が零した名前に喉を詰まらせて噎せる]
そ、そのひと……ここにいるの?
[涙目で問うと、そうみたいとの返事]
よかった……じゃあ、 あのひとは還れたんですね……。
[還りたいと望んでいたこの街に。 ならばデメテルだってきっと。そう信じて微笑んだ**]
(+7) 2014/11/03(Mon) 22時半頃
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/* あら、ノックスお大事に! 高校時代、お互いの友人同士が気が合いそうですよね。
さっきから何度も間違って天声落としそうに><
(-4) 2014/11/03(Mon) 22時半頃
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[視界が真暗になった様な錯覚に陥っていた。 誰かの声と、誰かが自分を抱きしめる感覚。メアリーだと後で気づいた]
…………どうしよう……。
僕、もう死んでるのかも……。
[抵抗する力もなく、されるままだろう。 抱きしめられたら、メアリーは気づくかも知れない。 一般的な人の平熱よりも、ずっと身体が冷たい事]
(11) 2014/11/03(Mon) 23時頃
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死んで…
死んでないよ、大丈夫… っ?
[殆ど感じられない体温。 何度も否定してきた筈の「死」が迫るように]
大事な人がいるんだよね? 大丈夫だから…オスカー、生きよう?
[どうすれば良いかなんてわからずに。 体温を伝えるようにひたすら抱きしめる]
(12) 2014/11/04(Tue) 00時頃
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怖い夢…僕もみてた…。
知らない人にいきなり刺されて。 訳も理由もないのに死にそうで。
怖くて、驚いて、全部頭から吹き飛んで。
[身体が寒くてぶるぶると震える。 ぽつぽつと語りだした、殺される夢。いや。 多分、「実際に殺されてる記憶」を語りだすと、吹き飛んでいた記憶が纏まりはじめる]
(13) 2014/11/04(Tue) 00時半頃
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あ、どうしよう…帰り道、人通りも少ない道だったから… 誰も僕に気づかないで…
[生きたい。怖い。 殺された夢という自覚が無いから、皆と違い、ひとり希薄だった。 そんな生の渇望が今更湧き出している。今にも死ぬかも知れない。そんな今だから、強く]
(14) 2014/11/04(Tue) 00時半頃
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― ボストーカ:病室 ―
たいくつですぅ……。
[目覚めてからさほど経っているわけではない。ただ、刺された箇所以外元気なクリスに病院の生活は退屈なもの。 それなりの刃傷沙汰だ、気にかからないわけではないし、これから警察や弁護士とのやり取りもあるだろう。ただ、今は看護師や母親との世間話が専らの暇つぶし]
その人、お名前は?
[何度か耳にしたICUの患者の話。看護師たちが話すその容貌の描写が引っ掛かって名を尋ねてみたけれど、返ってきた答えは恐らく聞き覚えのないもので]
……人違い、でしょうかねぇ……。
[少なくともクリスがあちらにいる間、彼がいなくなったという話は聞いていない]
ICUですと、会ってみることも適いませんね……。
[呟いて。 他の面々にも思いを馳せる。一緒に戻ってきたはずのデメテルは元より、再会したばかりの同級生にそそっかしそうだけど可愛いメアリー。育ちの良いお嬢さんといった風情のレティーシャ。オスカーの翳りのある表情]
(+8) 2014/11/04(Tue) 20時半頃
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皆、無事だといいのですが……。
[しかし帰還できたからといって。死に対面したのだろう彼らが、こちらですぐに元気に動けるとは限らない。それに、二度と戻りたくないと思う理由だってあるかもしれないのだ。クリスは熱と痛みをもった腹部をそっと撫でる*]
(+9) 2014/11/04(Tue) 20時半頃
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― ボストーカ:病院の一室 ―
[目を開ければ白い天井。起き上がろうとすれば激痛がはしり、白いベットに倒れこんだ。大樹の光を見た後、どうしたか覚えていない。でもここは…]
…帰ってきたの?
[外に見える景色はボストーカのもので、安堵のため息をついた。見たところここは病院のようだ。やはり、蹴られたのは夢ではなかったらしい。いったいあれはなんだったのだろうかと首をひねった。暫く考え込んでから、横の机に置かれていた黒い鞄を手に取る]
そうだ、クリスは…!
[鞄を開け財布を見た瞬間思いだし、痛みも忘れて、ベットを飛び降る。急いで病室の扉を開けた。廊下を走れば、クリス・М・クリスティの文字が目に入る。その文字が書かれた扉に手をかけるが躊躇して、手を離した。代わりに扉を小さくノックしてみる。]
(+10) 2014/11/04(Tue) 20時半頃
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どうぞぉ。
[>>+10 医師か母だろうかとノックの音に応えてから、その割には控えめな音だったのが不思議に感じてドアに顔を向ける。 バイト先の知り合いが来てくれたのかと、もういちど、開いてますよーと声を投げた*]
(+11) 2014/11/04(Tue) 21時頃
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オスカー、大丈夫だから!強く生きたいって、願って下さい…
私達は多分、生きることを願う事すら許されずにここに来たんです だったら…
今願うことはきっと悪いことじゃないはずです! しっかりして、大丈夫だから…
[自分達はこんなにも、 生きているかも、死んでいるかも曖昧で
だからなお、彼が救われる事を祈る以外に 他に方法がわからなくて]
(15) 2014/11/04(Tue) 22時頃
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/*だ、だいじょうぶかな
(-5) 2014/11/04(Tue) 22時頃
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[ただ無我夢中だった。 何が起きたのかなんて、多分一番理解から遠い場所にいた。]
『可愛いけど、なんか男運悪そうだよな。』 『純情っぽいから変な男に引っかかって、ひどい目にあいそうな』
――まあ、ノックスもいろいろ女運やばそうだけどな。
[口さがない友人たちの会話は、最終的には男の女運の無さに帰結した。 だけれど、そこはほとんど耳に入ってなくて。 彼女の話を聞くたびに。
高校時代、ほんのわずかに生活空間を重ならせた少女の横顔を思い出した。 そして、想った。]
(16) 2014/11/04(Tue) 22時頃
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……あの子は、
幸せになってほしいな。
どうか
"生きて"
(17) 2014/11/04(Tue) 22時頃
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…あ、あれ?
[一瞬意識を飛ばしていたのか 気付けば目の前には、顔色の悪いオスカーと、必死で呼びかけるメアリー。]
オスカー!?
[カタカタと震える少年に、呼び掛けて。 ただならぬ状況だと気付く。]
(18) 2014/11/04(Tue) 22時頃
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願、う? 大丈夫なんて。
……悪いことじゃないの?
生きたい。帰りたい。 ひとりで死んでいくのはやだ。
[本当に大丈夫なのだろうか。いや。 大丈夫な訳ないじゃないか。そんな諦観が心を埋めているけど。 強く真摯に、生きる事を願えと云うメアリーの言葉に、否定しきれない何かを感じた気がして]
(19) 2014/11/04(Tue) 22時頃
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生きて帰りたい……!
死にたくない。 あいつからまた家族を取り上げたくない。 帰りたい…!
[身体中が寒い。自分は死んでいるのではないか。 こんなに冷えた身体で、生きている訳ないじゃないか。 そんな事を思っても。一度願い始めると。生きたいと云う渇望は止まらなくなった]
(20) 2014/11/04(Tue) 22時頃
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[こわいと、身を震わせる少年は。 それでも瞳は一つの願いを懸命に叫んでいて。
少年を暖めるように抱きしめるメアリー、 何故だかその光景は聖母子像の思い出させ。
ぽろり
目の前の絵が、歪む。]
(死なせたく、ない。)
[出会ったばかりで、名前以外ろくに素性のわからない彼らに対して。
確かにそう感じた。]
(21) 2014/11/04(Tue) 22時半頃
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―――!
[ぐっと握る拳に力を込める。 だが反応は無い。]
くそっ、光れ!光れよ!!
[相変わらず根拠なんてどこにもないけど。 今の自分はそれに縋るしかない。 何かの拍子に光が宿るのを呑気に待っているには、オスカーの様子はただ事ではない。]
『このままここにいると』
シンデ、シマウ
[…タイムリミット。 そんな言葉の連想に、怖気が走る。]
(22) 2014/11/04(Tue) 22時半頃
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畜生!光れよ、馬鹿野郎ぉぉぉおぉーーー!!
[誰に対しての罵倒か。
ぽたり、 握りしめた拳から、落ちた鮮血が 地面に溜りを作った。]
(23) 2014/11/04(Tue) 22時半頃
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ノックス?
だめ! ノックスも!だ、だいじょうぶだから…! みんな帰るんだから!
[どうして、神様はこんなことをしたのだろう。
血の滲むその手を取って止めようとする]
(24) 2014/11/04(Tue) 22時半頃
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[耳鳴りがする。頭が痛い。 ぼうっと意識が遠のいて、何も考えられなくなる。 それでもオスカーに何か言わなければと口を開き、 聞こえるのは、 嘲笑う女の声]
[ノックス君って、]
(うるさい)
[軽々しく―――だなんて]
(うるさい)
[無責任]
(うるさ――)
(25) 2014/11/04(Tue) 22時半頃
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『大丈夫だから』>>15
[パリンと何かが砕ける音が辺りに響き、 はたと顔を上げると。
ツインテールの女性が。 自分の手をそっと取って。>>24]
(26) 2014/11/04(Tue) 22時半頃
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/*そうだね!ツインテールやな!
(-6) 2014/11/04(Tue) 22時半頃
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メアリー…?
[涙に濡れた瞳で、 信じられない、といった表情で呆然と彼女を見つめた後。]
(ああ、なんだか) (とても、静かで)
(暖かいな)
ありがとう。 …『大丈夫』だから。
[にこっと微笑むと。 握る手に力を込めた。]
(27) 2014/11/04(Tue) 22時半頃
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