105 Ww―Chu・Ni/Subjection―wW
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― 街だった場所 ―
―――……
[徐に転送された場所は、もう街ではなかった。地上は炎が黒煙を上げて噴き上がっており、空はその煙と黒雲でくすぶっている]
……これがお前の仕業か、椎名。
[目の前に、その姿はいる。猫のようだ、と思った。丁寧に三股の尻尾までついている]
その格好の趣味についてまずは尋ねたいところだが、それどころじゃないな……
お前もホリーと同じ思想の持ち主ってわけか?
……田原を犠牲にしてもやりたい事が、これなんてな。
[ふう、と溜息をつく]
(17) 2012/11/11(Sun) 22時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/11/11(Sun) 22時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2012/11/11(Sun) 22時頃
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他に誰がいるっていうんです。
[笑みが深くなる]
趣味? なぁんだ、この期に及んでそんな事が気になるんですか。 案外、心に余裕があるんですね、安藤センパイ。
[続けられた言葉には可笑しそうに破顔した]
あははっ、“犠牲”ときましたか。 やっぱり俺を敵にする人ってそういう言葉選びをする。
犠牲って、何です? 出会ってほんの数日の上級生の1人、 相容れないからぶっ壊した。 それが犠牲って言うなら、俺はセカイを壊す前に 日本語の勉強しなおさなくっちゃいけないっすね!
(18) 2012/11/11(Sun) 22時頃
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……ホリー・クレイドルとは利害は一致してましたよ。 ただ、あちらさんの方には俺には理解の及ばない 理念みたいなモンがあったみたいですけどね。
俺は別にヒトを裁きたいとか、 そんな御託はどーでもイイんです。 ただ単に、壊したいだけっすから。
ま、でも、結果的には俺は彼女の理念を実現しますよ。 俺に勝てない奴はこのセカイに生き残れない。 俺に勝てる奴がいれば、 そいつはきっと“選ばれた人間”だ。
センパイ達が俺に勝てば、“選ばれた人間”が出来上がる。 俺と戦う時点であんた達は彼女の思惑の上なんですよ。
(19) 2012/11/11(Sun) 22時頃
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――いや、どうも気になって仕方がない。 そう言えば、お前… 猫はどうしたんだ……
[そこまで言って、いや、と首を振った]
―――犠牲じゃないなら、田原から仕掛けてでも来たか……
いや、過ぎた事をどうこうは言わないさ……
ただ。
お前に必要なのは日本語の勉強じゃないな… 俺から見るとお前には別の単位が足りてない。
(20) 2012/11/11(Sun) 22時頃
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/* 理念のない悪役はたちが悪かった。
(-4) 2012/11/11(Sun) 22時頃
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―――そうかよ。壊したいだけ……
[目に映る風景を、ぐるりと眺める]
人間にはそれぞれ自分の壊せるものがある。 たとえば自分の持ち物だったり、たとえば家庭だったり……
自分が気に入らないから、それだけで壊せる範囲がある。まあ、自制の効いた人間ならそういう事は普段しないもんなんだが……
お前はそれだな。子供に分の過ぎた力を持たせるとどうなるか… いい見本だよ。
(21) 2012/11/11(Sun) 22時頃
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ふぅん? あの子猫なら、最初から死んでましたよ。
[さらっとそんな事をのたまった]
助けたなんて大ウソ。 アレは俺のネガイゴトの実験台になって死んだ。 それをちょっと治して 動けるようにしてやってただけですよ。 やっぱ見抜けないっすよねぇ。 俺だって最初は生き返ったと信じてましたもん。
[愉快な出来事を思い返すかのように尻尾が高く揺れた]
足りない単位が何か知りませんけど。 別に学校も社会ももうどうだって良いんで、 何が足りなかろうと補習は結構っすよ。 嗚呼、でもあんたが俺を何てレッテル付けするのか ちょっとばかし興味がない事もないですね。
(22) 2012/11/11(Sun) 22時半頃
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―回想、一年前―
…んー。 個人的には、もう少し救いが欲しかったかなぁ… あ、主人公じゃなくて敵役の方が。 …何年もかけて娘の仇を取ろうとして、 それであの結末だもん。 方法が間違ってたとは分かるけど、それでもどうもねー…
[…疎遠になる前は話題に困ったりすることも無く、 色々な事でのんびりと話していて。 同じドラマの話をしているはずが、 疑問に思って聞いてみたら別のドラマだった、なんてことも有ったりして。 そう言った事も、翌日の話のタネとして楽しんでいた。]
(+3) 2012/11/11(Sun) 22時半頃
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まあ、とにかく。 高崎はともかく、俺は人の上に立つ選ばれた人間って柄では、ないかな。
だからこそ、『彼ら(ゼム)』に選ばれたんだと……思う。だから、“選ばれた人間”になっては、いけないんだ。 ―――多分。
[そこまで言って、椎名の方をじっと見た]
心配しなくとも、お前を俺達が倒せば、それで終わるさ。
(23) 2012/11/11(Sun) 22時半頃
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家庭ってやっぱ所有物なんだ? あっは、そりゃ根本的に相容れないわけだ。
[すぅっと瞳孔を細めて安藤を見る]
俺、ずーっと気になる単語があったんっすよ。 子供って“生まれる”しかないんですよねェ。 日本語でも英語でも子供は受動態でしか表現されない。
やっぱ、コドモって家庭の所有物なんですかねェ?
俺にはそれがどーにも理解できなくてね。 何で所有するために自我を持つナマモノを わざわざ生むのか。 気に入らなければ捨てりゃ良いのに、 世間体だとか法律だとか邪魔臭いモン作って、 今のオトナは嫌いな所有物の後始末も満足にできやしない。
(24) 2012/11/11(Sun) 22時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2012/11/11(Sun) 22時半頃
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なるほど? そうか、俺はてっきりお前があのネコを吸収でもしたのかと……
それはいいとして。なんだ?問答でもしたいのか?哲学か? 法律があるのはな… 人間が単なるナマモノじゃないからだ。
社会を作って、気に入らない他人と折衝してでもその中で生きていくのが人間だからだよ。
まあ、親が子作りの時に生まれてくる子供の事なんて考えてるわけないだろうがそこはそれとして…… なんだ?随分思うところがありそうだな。
ゆっくり聞いてやってもいいが…… あいにくと、補修はお断りみたいだからな。
(25) 2012/11/11(Sun) 22時半頃
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ホリーが葵の人でシメオンがなださんで……
なださん、中の人入ってるな……?
(-5) 2012/11/11(Sun) 22時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/11/11(Sun) 22時半頃
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もう既にゼムだか何だかに“選ばれてる”癖に、 “選ばれちゃいけない”? 俺にはワケが解りませんね。
二君にまみえず、って? そーいうトコまで封建制が浸透しちゃってんですか。
[小難しい問答はやめだやめだと手を振る]
倒してはい、オシマイ……なら俺と仲間っすね! 壊した後の事なんて俺だって これっぽっちも考えちゃいませんもん。
[尻尾が地面を軽やかに打つ。 ゆらりと右手を上げると、 横転していた一台の車ががしゃんと起き上がった]
(26) 2012/11/11(Sun) 22時半頃
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そーっすよ。 子供の事なんざ考えてないなら、 ハナから所有物扱いするなっつーんです。
ま、そんな事ァもうどーでも良いんです。 だって俺はもう誰の子供でもありゃしないんだから。
何てったって、ニンゲンやめちゃいましたもんね!!
(27) 2012/11/11(Sun) 22時半頃
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Have a nice death!!
[その一声と同時に、車のエンジンが唸りを上げる。 猛スピードで無人の鉄の塊が安藤めがけて走り出した。
タイヤの片方が瓦礫に乗り上げ勢いで宙に浮く。 映画のスタント宜しく、ロケットのように 車がゆるい放物線を描いて突進していく]
(28) 2012/11/11(Sun) 22時半頃
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/* ちょっぴり眠くて 次でボケて!って看板持ちたい気分。
(-6) 2012/11/11(Sun) 22時半頃
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俺を選んだのは、神とかそういう感じのじゃなく、同じ人間だからだよ…… いや、これも理屈をこね回してるだけかもしれないな。……やめよう。
[首を振って、ポケットから二つ折れの携帯電話を取り出した]
―――そうか、人間やめちゃったのか。宣言しちゃったか…… なら、俺の考えは当たってたな。
(29) 2012/11/11(Sun) 22時半頃
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―――椎名、お前には人生の単位が足りてない!!
(30) 2012/11/11(Sun) 22時半頃
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/* 本分のDQN度MAXでお送り致します。 DQN全開でもおっけーなのは中二だから!
←お前はこれがやりたかったのかと自分でツッコんでおく。
(-7) 2012/11/11(Sun) 23時頃
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/* >>30 名言頂きました!!
(-8) 2012/11/11(Sun) 23時頃
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お前は、人生落第だッ――――!!!
[その言葉と共に、突っ込んでくる鉄の塊となった車を見据えて、携帯に向けて語りかける]
……“転送”しろ!!
《受諾されました――“モノリス”転送します》
[その言葉と共に、暴走する車と自分の間に天から光が落ちる。
瞬間―――文字の記された黒い石板のような超重量の物体が、アスファルトを潰して車のボンネットに、落とされた]
(31) 2012/11/11(Sun) 23時頃
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適所適材ってのが、あんだろ。 俺なら――…ッ、……いけるさ。
[>>14屈み込んできた安藤の顔でさえ 本当は、掠れて上手く視界に映せないくらいだった。
しかし、少年は彼に頷いてみせ 最後の戦いの場所へと―――転送される。]
(32) 2012/11/11(Sun) 23時頃
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/* >>30 ヒュウァァァァアァァアア
カッコイイイイイイイイイイ
人生の単位俺もたりNEEEEEEEEEEEEE
(-9) 2012/11/11(Sun) 23時頃
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― 街だった場所にて ―
は、ぁ…… ――…っ ッ、かは……
し、いな……お前……
[>>16少年を迎えたのは、よく見知った顔 ―――いや、その姿はもう知る彼のものではなかったが。]
(33) 2012/11/11(Sun) 23時頃
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人生なんざこっちから退学願いさ――!!
[そう宣言し返して、耳をぺたっと伏せると 空高く音爆弾を放り投げる]
あんたの手札は見せてもらってるんですよ。 “通話”さえできなきゃあんたはただのでくの棒だ!!
[空中で派手な閃光と轟音が鳴り響いた]
(34) 2012/11/11(Sun) 23時頃
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/* >>34 ひゃぁぁああああ
俺ちょっと邪魔にならないとこいってまーーーss
(-10) 2012/11/11(Sun) 23時頃
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[安藤と、椎名のやり取りが遠くに聞こえる。 すぐ傍にいる筈なのに―――意識が朦朧としていた。
先程の戦いで消費した体力は 少年の予想を超えていたようだ。]
……ぐ、っ……
[犠牲、家庭、所有物、選ばれる―― そんな単語がぐるぐると頭の中をめぐり
次の瞬間には>>28>>31 互いの力がぶつかり合う音が響いた。]
(35) 2012/11/11(Sun) 23時頃
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[初打の車が潰されたのを見ながら、 轟音の中ですかさずRPGを13挺を出現させる]
瓦礫の中でおねんねするが良い!!
[それらが一斉に発射された。 数の多いそれは明確に照準は目標へ向いてはいない。 が、瓦礫を吹き飛ばし天然の地雷の如く 車もろともひび割れたアスファルトに向かって火を噴いた。
それと同時に、瓦礫を蹴って爆発の被害の及ばない 中空へと飛び上がる]
(36) 2012/11/11(Sun) 23時頃
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音響閃光手榴弾(フラッシュバン)――!?
[咄嗟に伏せようとするが、一瞬遅れた。携帯が使えなければ他は普通の人間と変わりがない。周囲に閃光と轟音が鳴り響いた]
―――――ぐ、うわぁっ…!!
[圧倒的な音と光が脳を揺さぶる。意識が飛びそうだ――いや、軽く飛んだかもしれない。地面に倒れ込む。手をついて立ち上がろうとした]
(37) 2012/11/11(Sun) 23時頃
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Q:(so)は一応邪気村常連じゃないの?
A:ここは邪気村じゃないし、(so)は最終日に“光側で”参戦した事は一度もない
(-11) 2012/11/11(Sun) 23時頃
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