25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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― 大広間/壁の花 ―
[宴の幕が上がるころ、左の足に包帯を巻いた少年もまた 大広間の隅に居た。 壁に背を持たれかけ、集るひとをただ眺めている]
……凄いな、見事に浮いてるよシュレーゲルさま……
(6) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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/* 赤に 右しかいない だと。
何これ。私左で頑張らなきゃいけない感じなの。
(-14) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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/* ん?いや。ちがうか。 パスタが明の人を食ったのか。
(-15) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/08/03(Tue) 01時半頃
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―A棟→広間へ―
[花は、 花でしか、ない と 繰り返し繰り返してきたのは己の信条。 此処より先は絢爛豪華な見世物小屋。 花が花として立つ舞台。
鵠もまた、足音も少なく、 鈴の音伴い、広間に在った。 ――無論、館の主である豚の姿もあるわけだ。 澄ました顔で、形式通り挨拶を交わしもする。]
(7) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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/* む。 しかしよく考えるとこれ三人とも右か? パスタ今回右くさいしな。 どうしたもんか、ボク方向転換すべき?
芸の正体がチャームかなんかで 記憶すっとばして忌まわしい性癖とかなんとか。
(-16) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/08/03(Tue) 01時半頃
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[そして、使用人を装った密偵は、別に封書を差し出してくる。]
ごくろう……
[人気のないところで、それを開け、中を確かめる。 それは、この花祭がクロであることを告げたものと、今回の仕事の相棒の名があった。]
ふん…そういうことか。 化けたものだ。
[そして、見終わると、耳裏に貼り付けておいた管理センターから支給された通信装置を起動させる。]
(=1) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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[声に振り向けば何処か見覚えのある容姿。長い長い髪]
これは、お久しぶりです。 たしか……
[記憶をたどるように言葉は一度途切れ]
そう、たしか……霞月夜、さん。
[屋敷から出られないだけに訪れる客人のことは良く覚えている。外からやってくるものは花であれ、主であれ皆珍しくて。と、「まんまる」の挨拶が聞こえてくる。父の知り合いではあるものの、余り気持ちのよくない人物ではあると思う。]
……ん……
[ヨアヒムの方を見ていれば不意に息苦しさが襲ってくる。もちろん、彼の容姿故というわけではない。嫌な予感がする。羽織を置いてきたのは拙かったかもしれない]
……気のせいなら良いんだけど……
(8) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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[広間の客席の末席へと陣取れば、舞台にて歌う雛鳥の声。 庭で戯れに歌っていたものよりも、僅かに艶めいた声に思わず目を見張る。]
のう、旦那。 幾人かは酷い雑草が混ざっているようだが、あの子は…よいね。
[寄ってきた肉風船の主催に酒を注がれつつ、言う声は他の花にも聞こえるか。]
(9) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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/* 始まってた! 何だ賞金稼ぎって不人気なんじゃろか…
そして俺はちゃんと参加できるのか…
(-17) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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手妻師 華月斎は、メモを貼った。
2010/08/03(Tue) 01時半頃
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−本邸大広間−
[パチン。 音は響いて人の影と主催の贅肉に吸収されて消えてしまう。 昼間に覗いた時よりもずっと手が加えられている。 辺りを見回してももはや溜息しか出ない。 脂大福ことヨアヒムはといえば、期待を裏切らない小者ぶりであった。
不快な表情を隠すことはない。 だが、まずは必要な情報は手に入れなくてはならない。
高嶺の様子が丁度目に入れば呆れもしたが 自分もいいとこ勝負なのかもしれないと思えばこそ 足は主催のほうへと向かう]
(10) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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―本邸・大広間―
[友の姿にも少し似る白装束は舞を望まれた時の為に。 手には黒の笛。売れ残りの花が持つには立派すぎるだろう品。 そんな姿で一隅に佇み広間を見回していた。
花主の中に知った姿が無いかと。 …友を連れている姿は無いだろうかと。 気後れしそうな意識は逃避するかのようにそちらへ向いていた]
(11) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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雑草はどうせ、腹の足しにでもするつもりなのでしょう?
[勝手知ったる慣れたる事と、醜い主催に囁いて。]
あぁ、噂のみ聞く空蝉の君も、ただの空っぽであるのならあなたの脂肪に変えてしまいましょうかね。
(*3) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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― →大広間 ― [遅刻すれすれで大広間にに手を引かれたどり着く 雑多な物音は音が多すぎて広いずらい。 ただ、悪趣味な香の匂いにだけは気をつけた。
可愛げのある花ではないとはいえ 嫌がらせな性的接触を図ろうとする祭主に 包帯越し冷えた視線をなげつつ 笑ってやんわり押し返す]
(12) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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[壁の花を決め込むロビンに目配せを 桜の微笑みをむけ やがて舞台の方へと眼を向ければ 聞こえる鳥の囀りに耳を傾けた]
すげー、きれいな声。
[学のない口調で呟く その言葉を耳にした花主が居たならば さて、それはどんな印象を与えるのやら]
(13) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2010/08/03(Tue) 01時半頃
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[歌い終われば、紅石榴が探すは月の佳人の姿。 館の主の傍にその姿を見つければ、 ふわりと花のかんばせを綻ばせる]
さあさ。 鳥の歌をご所望あらば、なんなりとお申しつけを。
――今宵は花祭。
鳥の歌も祭りを彩る花となれば、 これより嬉しき事はございませぬ。
(14) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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[広がるそのにおいは、密やかにけれど確実に じわりじわりと白を朱に染めていく]
――…愚かなこと。
私を宴に呼んでおきながら、愉しめと。
[硬質な少年の声でなく 艶を帯びた、色香含むこえ。 パチリと 脳裏で響く音に僅か意識を向けた]
(*4) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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―本邸・大広間―
[行けばちょうどそれははじまりを告げていた。 まんまるは挨拶周りをしていて、相変わらずまんまるだ。]
まぁ、愉しむとするかな。
[ふと窓を見る。 まんまると同様まんまるな月。]
いや、月のほうが少しだけスリムか?
[十四夜な月。 それはこの花祭に参加してる人数も表しているかのようだ。]
(15) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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― A棟・華月の部屋の前 ―
へへ、考えとく。 でもなんかこう、面と向かって興味あるって言われると照れるな。 俺も、華月の手妻楽しみにしてるぜ。
[けら、と笑って。]
え。 …意外とドジなんだな、あの人…。
[そうは見えないと目を丸くする。 やがて彼の部屋の前まで来れば立ち止まり。]
俺の部屋は、ええと…。
[部屋を尋ねられて言葉に詰まった。 はて、己の部屋は何処だったか。 すっぽりそこだけ穴が開いたように思い出せない。 あー、と唸った後、適当な部屋を指差した。]
(@0) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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さて
[それから聞こえるもうひとつ]
――…其は誰が事ぞ?
(*5) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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[年経ても衰えず、更に容姿が艶を増すのは。 花上がりの分際でここまでの地位に登りつめたは。
こうして祭に花を添えながら、子を欲しいと乞う貴人達のために胎を貸していたからゆえか。 一人食い、一人産むそのたびに、色香を艶を増していく。 それはまるで、遠い昔に死に絶えた男の対たる生き物に近づいていくかの如しこと。]
(*6) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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お前は本当に、よく躾けられているね。
[雛鳥を褒めて見せるのは、他の花への挑発か。 宴が進み興が乗れば、己の琵琶と合わせたいとも思う。]
(16) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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― 壁際 ― [先ず広間に響いたのは、迦陵の歌 己が聞いた事の無い色をしている]
迦陵
[冷たい冬色の瞳に、翳りが混じる]
――…
(17) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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[主を持たない花は、主のかわりに上司を得る。 チャールズの死の現場、無残に食い荒らされた身体 それを目撃した青年、センターの人々、 隠蔽される事実、 復讐を糧にその事実へ必死で追いすがった。]
[その結果が、現在である]
……刷衛殿……?刀を取りにいけず申し訳ない 寝すぎて時間を失した。 それに昼間は運んでもらったそうで…… 重ね重ね申し訳ない。
[包帯は便利だ。その下に通信器具を取り付ければ 気付けるものはいないだろう。]
(=2) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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…随分と若い。
[鳥の歌。それは月を恋う歌。 美しいとは思えども、金を積むかと言えば]
一通り見てみないことには。
[丁度、主催に好みの如何を尋ねられたところだったので、 ぱちりと扇を開いて少しだけ顔を隠す。 妙に粘質なあの視線から逃げたい、と言うのもある]
(-18) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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…随分と若い。
[鳥の歌。それは月を恋う歌。 美しいとは思えども、金を積むかと言えば]
一通り見てみないことには。
[丁度、主催に好みの如何を尋ねられたところだったので、 ぱちりと扇を開いて少しだけ顔を隠す。 妙に粘質なあの視線から逃げたい、と言うのもある]
(18) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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[ふと使用人に尋ねる。]
すまんが、夜光という少年はいるか? まだあっておらぬのでな。
[明のことがふと気になり、まずはその友達を探した。]
(19) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2010/08/03(Tue) 01時半頃
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…食うには頃合いの柔らかさではあろうがね。
[隠した扇の裏側、呟く声は微か]
(*7) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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種をつけぬ花など、肥やしにしかならぬ事。
[く、と喉奥で哂うは声なき声。]
新しく、面白いものが来るというのは、そなたの事か?
(*8) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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/* 何故 ひとりごとにしたし。
んー、パスタんはやぱり右なのか。 どーすっかな。どーすっかな。
私が左に立てるってあずまさん相手ぐらいじゃねえの!!
(-19) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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[噂は半分が真実 半分は彼らが見た幻
身に宿る其れを 少年自身自覚の無いまま飼っている。
多彩な芸は全て種付ける相手を引き寄せるが為 花は ときに牙を剥き、生を喰らう]
(*9) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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