30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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自分から接吻けを求めたのも、交わろうとしたのも お前が初めてなんだがな。 それ以上の答えは、少し待って欲しい、が
[もう一つ、識りたい先があるからとは、表面には出さずに。 少年期の恋慕に似た感情は、青年期に以降するにつれ醒めるものだと、そう割り切り火遊びをしていた蜜色の髪の少年は、未だその辺りを整理出来ずに在る。]
さて、何時までもドナルドとロビンを放置もしておけない。 運ぶのを手伝って……―――ロビン?
[そっとラルフから身を離そうとしたところで、まるで操り人形のように立つロビンに気が付き息を呑んだ。]
(156) 2010/09/09(Thu) 23時頃
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駄目だ、ロビン。 これ以上、蒼薔薇の種≪呪い≫を捲いてはっ……―――
[左眼を抑えるのは、ロビンの裡に抱えた新芽と呼応するが故。 いけない、と、首を横に振った。 ラルフの傍を離れ、へたり込むロビンの傍に寄ろうとし]
ロビン……―――
[身を抱くロビンの意図が判って、眉根を寄せた。]
ラルフ、絶対に戻ってくる。
[振り向き微笑む灰銀に、もう一度微笑みを向けて、そしてロビンに手を差し伸べた。与える温もりで、仮初の死《眠り》へ誘おうと。]
(159) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
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[制止の言葉に、伸ばしかけた手を反射的に引く。]
……、……―――
[かける言葉が見つからないのは、彼の性癖を識っているからというのも有。 そして、トニーも眠りの世界に在るのだと、識ったからでも有。]
トニーも、起こしに行こう。 ロビンが望むなら、トニーも起きるのではないかね。
[流れ出る汗を拭うこともできず、結局そんな慰めのような言葉しか探すことができなかった。]
(163) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
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嗚呼、待っててくれ。
[ラルフに何度でも謂うのは、謂うことで戻ってくるのだと己に言い聞かすように。]
―――……話してみないと判らないだろ。 私も、話さなかったから勘違いしていたこともあるからな。
[強がるロビンに告げる言葉で思い浮かぶのは、プラチナブロンドの……―――。 向こうに行く意味は、そこにもあるのだけれど、ラルフの前では謂いはしない。]
とりあえず、医務室に行かないか。 皆の傍に、あった方が佳いだろう? それとも、トニーの傍が佳いか?
[ロビンに向かって、一度引いた手をもう一度差し出した。]
(169) 2010/09/10(Fri) 00時頃
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/* しまった、トニーが医務室にいないのPC知らないのに!! ああああああ(個人的にやってしまった感
(-51) 2010/09/10(Fri) 00時頃
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―――……医務室に運ぶぞ。
[先程まで無体をしたことも手伝って、フェンスに背を預けて横たわる、華奢な少年の身体を支える。触れたからか、裡に巣くう根《呪い》を通して、伝うものがある。]
ロビン……―――
[噛みしめるように名を呟き、一度その頭を撫でた。]
ドナルドは、後になってしまうな。 嗚呼、すまない。私一人だと視界がおぼつかなくてな。
[ラルフの申し出に是と告げ、ドナルドに眼差しだけで謝罪を。]
(175) 2010/09/10(Fri) 00時半頃
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