174 蝕魔の苑 ―学園編―
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――っえ、ゃ、ひゃぁ、んっ! や、ぁあっ! ふぁ、まって…っ
[絶頂を迎えたばかりの自分の中を突かれれば、更に敏感になっている今その刺激はある種の快楽地獄だ。 嫌だと首を振るが、体は彼を離さないというようにキツく締め付ける。]
ひっ、やぁ、あっ!
[また、何かが来る感覚。 シーツを握りしめて、絶頂を必死に耐える。彼が一度も果てていないのに、自分が二度目を迎えるのは恥ずかしくて嫌だった。]
も、くるし…っ
[誰かに縋りついて楽になりたいのに、その相手は自分を犯している彼しかいない。 そんな逃げ場のなさも、感じてしまう材料になる。]
(193) 2014/05/03(Sat) 22時半頃
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/* みられwwwwるwwww
(-18) 2014/05/03(Sat) 22時半頃
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っぁ、ゃ、やだっ―――ひ、ぁあああッ!!
[呆気なく決意は崩れ去って、突き上げられた瞬間再び果てる。 肩で息をするように、乱れた呼吸を必死に整えた。 けれど彼の動きは止まってくれず、小さく短い喘ぎ声が零れ落ちて。]
ふ、ぁ……すす、む…っ?
[いつの間にか入ってきていたらしい友人を視界に捉えれば、羞恥で意識はそちらに向く。]
ぁ、んっ……でて、って…!
[見られたくない。友人に、こんな姿。 その一心で、出ていってと精一杯声を掛けた。]
(202) 2014/05/03(Sat) 23時頃
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なに、いって……?
[彼が笑みを浮かべた意味を、もう訳が分からないほど溶かされた頭で考える。 進のそういう"関係"だったなら、という言葉には慌てたように首を横へ振った。]
ちが、そんな関係とかじゃ……っ!
[ここからでは、進が何をされているか見えない。 でも、よくないことなのは確かだ。あの保険医まで、フィリップに賛成するような意見を言う。]
ぃ、やっ……やだ、ぁっ! フィリップ、おねがい、やめて……
[みられるなんて、そんなの冗談じゃない。 保険医を睨みつけても、こんな様では迫力なんてないのだろう。 逃げるように弱々しく暴れ、抜け出そうと動く。]
(213) 2014/05/04(Sun) 00時頃
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っ、ぇ……
[自分たちが同じ学年だったころは、今と同じような反応だってしたのに。 感情がないような冷たい顔がこわい。 それに。自分はそういった意味で好きだと言ったが、彼は愉悦を求めてあぁ言っているだけなのだと思っていた、から。]
ひ、っ! や、やだ……やめて、いや…っ!
[虫は嫌いだ。蛇は平気でも、生理的に無理だった。 近寄ってくる虫を直視さえ出来ず、怠い身体を何とか動かしてその場から逃げようと後ずさる。
進が珍しく荒げた声でフィリップに言葉をかけるのを聞きながら、自分と彼の間で何か思い違いが生じていたのかと考えが至って。]
――っ
[それでも、冷たい顔をした彼が怖い。あんな顔は始めて見たから。]
(217) 2014/05/04(Sun) 00時半頃
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/* 踏んではいけないスイッチを踏んだな私
(-21) 2014/05/04(Sun) 00時半頃
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っいやぁ! やだ、やめて、話くらい聞いてよ……っ
[腕を押さえつけるその正体がなんであるかなんて、考えたくもない。 必死に逃げようと身体を動かす。虫が触れていると考えるだけで、気が狂いそうだ。]
………っ去年……?
[覚えていると、小さく頷く。ホタルなどの綺麗な虫は平気だったから。 その時はまだ、当然避けたりもしていなくて。 こんな未来があるなんて思いもしていなかった。]
……進にまで、何するつもりなの…っ?
[友人にも何かするつもりなのかと、恐怖で背筋が震えた。]
(222) 2014/05/04(Sun) 00時半頃
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[ずっと好きだった。 そんな、密かに願っていた告白。なのに静かに聞いていられなくて、言葉が掠れてしまう]
それ、は……話しかけ辛く、て……
[フィリップの近くによくいたからこそ、接し方が分からなくなってしまった。 自然と避けてしまうようになっていたのは否めないが]
っ嘘じゃ、ないわ……!
[巨大化したホタルも視界の隅に入っただけで気持ちが悪い。 恐怖で気を失えたらどれほど楽だろう。涙を流しながら、かたかたと身体を震わせる]
好きじゃなかったら、あんな恥ずかしいこと言わないわ! だいたいっ、あんな状況で好きだって言われても普通信じないわよ、ばかフィリップ!
[最後はもう涙声で、けれど口調はいつもの彼女だった。 精一杯の虚勢を張って、嗚咽を零す。もうやだ、と泣きじゃくりながら。]
(228) 2014/05/04(Sun) 01時頃
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/* しにたい連呼させようか迷って、やめました。 すれ違い系大好きです(ほわん
(-23) 2014/05/04(Sun) 01時頃
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そんなの……っ
[好きな人に抱いて貰えるなら。 そのチャンスを、手に入れたかったからなんて──軽いやつだと、思われるだろうか。 それならもう、それでいい。伝えないよりもずっと。]
好きだからこそ、拒まな……っや、ぁ!
[さっきまで彼に犯されていた中に、何かが入り込む。 彼の時みたいに快楽なんて感じず、あるのは嫌悪感と苦しさだけ。いやだ、そう言っても。 もう声は届かないのかもしれない。]
────いや、お願いだからやめて…! 何でもするから、これだけはやだ……っ
[じたばたと往生際悪く暴れて、彼以外に犯されるなんて嫌だと内心で叫んだ**]
(230) 2014/05/04(Sun) 01時半頃
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ひ、ぅ……っぁ、ふぁ…んっ…!
[蛇にまた噛まれたのだろう、つきんと走った痛みも気にならなくなる。 自分を今犯しているのは、大嫌いな存在のはずなのに。 快楽を拾って、声を抑えきれなくなる。こんなの、嫌だ。]
やだ、ぁ、あっ! おねが、ぃ、やめ……っ
[嫌だと言っていても、喘いでしまう自分が嫌になる。 進もいるのに。友人にも想いを寄せる相手にも、こんな姿見られたくない。**]
(234) 2014/05/04(Sun) 10時半頃
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ん、っぁ……そんな、わけ…っ
[気持ちいいか、そう問われて首を横に振る。 そんなの、頷くわけがない。ぎゅっと手に力をいれて痛みで誤魔化そうにも、それさえ出来なくて。 爪が食い込んだせいか、赤い雫が一筋流れ落ちる。 いっそ、夢なら良いのに。]
――っふ、ぁ……っ
[微かに聞こえた進の、ひねくれているという言葉に思わず反論しようと開いた唇からは嬌声しか出ない。
反論しようとしたということは、まだこの状況に堕ちていないということだ。 そうわかるだけで、幾らか気持ちは軽くなる。]
(254) 2014/05/04(Sun) 23時頃
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ゃ、あ、違っ……
[この甘い香りだとか、さっきの行為のせいだとか。 反論はいくらでもあるけど、彼の今の自分を表す言葉は正しくて。 違う、嫌だ、そう虚ろに呟きながら。
続けられた言葉に、ひっと恐怖で息を呑んだ。]
っやめ、んっ、ぅ…いや……っ!
[意味くらい嫌でも分かる。もうやめて、と泣き叫んだ。 自分がいけなかったのか。少しくらい素直だったなら。 後悔してもきっと、快楽に喘ぐ姿では意味を成さないのだろう]
ふ、ぁあっ、…も、やぁ……っ
[──つら、い。]
(259) 2014/05/05(Mon) 00時頃
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[さぁ、と顔が青ざめる。 手や身体が震えて、嘘だと思おうにも溢れ出てくる感覚は本物で。]
っうそ、ひ、ぁ……っ
[腕を押さえつける力は緩んでいたか。もしそうなら、その一瞬の隙をついて逃げ出そうとしたはずだ。 進にも何かをさせようとする彼を見るとどうしようもなく悲しくなって、だから。]
………きら、ぃ……。
こんな、こと…する、フィリップなんて……だいきらいっ…!
[普段の彼なら。自分がいつも見ていた彼なら好きだと、暗に秘めた言葉を投げた。]
(264) 2014/05/05(Mon) 13時頃
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/* でも多分、というかきっと届かない。
(-25) 2014/05/05(Mon) 13時頃
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…っ進、!?
[彼が声を荒げるのを見るのは初めてで、その行動に驚いたように名前を呼ぶ。 どうすればいい。彼にまでこんな思いをさせたくないのに、そんな焦りばかりが募る。 自分の中にある種がなくなれば。でもそんな方法はどこにある?]
――――すす、む。
もう、いい……から。それよりはやく、にげて
[どこか諦めたような笑みで、そう言い放つ。 優先すべきは彼の方だと思ったから。]
(280) 2014/05/06(Tue) 00時頃
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/* クラリッサは自分の性格の欠点とかは自覚してます。 でも認めたくなかったけど、今回で認めざるを得なくなった。
(-30) 2014/05/06(Tue) 00時頃
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……だめっ…!
[進がフィリップをはたこうとするのを視界に入れ、小さく弱い声でそう零す。 フィリップを傷つけてしまったのも、進を巻き込んでしまったのも全部自分がいけないのだと。少しずつ壊れていく心で、そんなことを思った。]
……――っ
[大嫌いな存在に犯されて、快楽を感じて喘いだ。 嫌だったはずなのに。それなのに。 まだ快楽を求める自分の体に、酷い嫌悪を感じる。
完全に壊れられない、快楽に酔えない。 狭間で揺れる。欲しいのに欲しくはなくて、ならばいっそ。 何とか上体を起こして、舌を噛みきろうとする。 そうすれば解放される気がしたから。]
(287) 2014/05/06(Tue) 00時半頃
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/* すごい(小並感) めっちゃフィリップ独占してるーごめんよー
(-31) 2014/05/06(Tue) 00時半頃
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ん、っ!
[ぐっと力を入れようとして、けれどそれは失敗に終わった。 邪魔しないでというような目を進に向け、差し入れられた手を退けようとする。]
……もう、いやなの……!
[じわりと視界が滲んで、何度目か分からない涙が流れ落ち頬を濡らす。 プライドが高く人前で泣くことなど無かった彼女が泣くと言うことは、それだけ壊れかけているということで。 これ以上苦しくなる前に楽になりたいのだと、泣きながら進に弱音を吐いた。]
(292) 2014/05/06(Tue) 01時頃
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