1 とある結社の手記:6
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/* チーム・カルヴィンの結束が固まっていますね。
その実、ただの村側狂人の会ですが←
(-66) 2010/02/26(Fri) 00時半頃
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/* あ、ラルフの中身が分かってしまいました。
(-69) 2010/02/26(Fri) 01時頃
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郵便屋 ウェーズリーは、キッチンをアルコール臭で包みながら、自棄酒を呷っている。
2010/02/26(Fri) 01時頃
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―キッチン―
[酒量が限界を超えたのか、男は鼻頭まで赤く染め、小さな鼾までかいて転寝をしていた。]
(187) 2010/02/26(Fri) 01時頃
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あぁ……ん? どうも、ゎふ、
[机に突っ伏したところを揺り動かされ、重たい目蓋を擦りながら、酒臭い欠伸。 丸っきり酔いどれオヤジだ。]
私は占いなんてしませんってば。 カルヴィン君に手紙を渡しただけですよ。
結果は……本人に聞いて下さい。
[ひっく、とこれまた濃厚に酒の香る吃逆で肩を大きく上下させる。]
(190) 2010/02/26(Fri) 01時頃
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[人間であれば、今までと同じように胸を張って主張しただろう。 けれど投げやりな中年の態度に、ラルフが勘付くかどうか。 自分の口から嘘だけは吐かない。 或いは、酔っ払っていたから無効だと誤魔化してしまいたい。
男はラルフも無視するように、再び酒瓶を傾ける。]
……ぅぷ、
[胃から酸っぱいものが込み上げてきた。]
(196) 2010/02/26(Fri) 01時半頃
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カルヴィン君なら、私の部屋じゃないですかね。 そうでなければ……うぅうぅう、
分かりません……。
[それが男の最後の言葉だった。 ガーガーと、ひしゃげた鵝のような鼾をたて、両腕を枕に*撃沈。*]
(204) 2010/02/26(Fri) 01時半頃
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[それは、しがない郵便屋の白昼夢。 ピッパには酔いに任せてぽつりぽつりと断片を語っただろうそれ。
『あの屋敷の裏手の窓に、人形のように綺麗なお姫様がいる』
近所でも有名だった噂話に好奇心が抑えきれず、塀を乗り越え侵入したのは、十を少し越えた頃。 窓越しに見えた少女に、一目惚れしてしまった。 白磁の輪郭を縁取る、絹のように滑らかなプラチナブロンド。 同じ銀の睫毛が影を落とす、憂いを帯びた宝玉のような瞳。 物語の中のお姫様が、窓枠という額に縁取られてそこに居た。 挙動不審の少年に、年の近い友人も居なかった彼女は使用人を呼ぶことはせず、一つのお願いをした。 絶縁状態にある祖母に、手紙を届けて欲しいのだと。 少年だったウェーズリーは、病弱な彼女への憐憫と僅かの下心で、快諾した。 彼女の祖母は孫娘の手紙を喜び、返事を認めるとウェーズリーに託した。 こうして彼女と祖母のささやかなページボーイとして、少年は彼女に会う絶好の口実を得たのだった。]
(256) 2010/02/26(Fri) 06時半頃
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[口から出任せを言っていたのが災いして、仕方なしに郵便のアルバイトを始めた。 いつも古い館への手紙は最後。 館の主に宛てられた手紙は使用人に届けるが、彼女へのものは抜き取っておいて、樹を上った窓越しに手渡すのが常だった。 その中に、祖母の字を見つけた時に見せる彼女の微笑み。 初めてカルヴィンを見た時には、男の子は女親に似るというのは本当だと唸ったものだ。 一方的に想いを募らせる蜜月は、しかしすぐに終わりを告げた。 彼女の祖母が他界してしまったのだ。 絶縁状態にあっても、その知らせは彼女に届いただろうか。 ウェーズリーにとっては、それは彼女と二度と会えないことに結びついた。 愚かな少年は、何度も配達した手紙を盗み見ることこそしなかったものの、同じ便箋と封筒を購入し、できるだけ彼女の祖母を真似て手紙を書いた。 きっと、その嘘はすぐにばれていたのだろうと、大人になった今なら思う。 それでも彼女は咎めることはせず、祖母からの手紙と同じように喜んでくれた。 祖母と偽った少年と祖母を失った少女の、奇妙な文通。 それは実に、彼女に見合い話が舞い込む直前まで、続いたのだった――。]
(257) 2010/02/26(Fri) 06時半頃
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[手を触れたことすらない。深窓の令嬢。高嶺の花。 彼女が村を出た時、自刃しようかとまで想い詰めていた少年の純粋さ。 彼女と瓜二つの少年が、療養のためと館にやって来たのを見た時の驚き。 そうしてあの頃のように、今度は彼女の息子に手紙を届ける日々が始まった。]
――――。
[夢の中で呼びかける。 それが、彼女の名だったか息子の名だったか、酒精に溺れた男は覚えていない。 ただ赤くなった頬に、一筋の涙の跡が*残っていた。*]
(258) 2010/02/26(Fri) 06時半頃
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/* これ、人狼が母親の方だったら、 実はカルヴィン君が私の息子でs
って可能性もあったんですね。酷い話です。 実際は指一本触れてない、本人的には片想いですよ! 多分「イイヒト」止まりだと思うんだ、この枯れ具合。
(-95) 2010/02/26(Fri) 06時半頃
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ドナ←→ピパ ベネ←→マゴ フィル←→キャサ ラル→カル←?→メア
うん、オサーン見事に余ってますね! カップルなんて死んでしまえ>< カルヴィン君にドナ吊ってマーゴ襲撃しようぜ、って 唆してみたり……すみませんごめんなさry
(-96) 2010/02/26(Fri) 06時半頃
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―キッチン―
んががががががががががが……っふ!
[がばっと跳ね起きた。ら、椅子のバランスが崩れてすっ転んだ。 強かに背中を打ちつけて渋面になる。]
(308) 2010/02/26(Fri) 16時頃
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[ぶつけた箇所を擦りながら、ずるずると椅子の上にくずおれた。]
今更私の言うことを信じる気になったのですか。 手紙は、ええ、然るべき相手に配達しましたよ。
ヤニク君と、サイラス君と。
二通ですから人狼宛の郵便屋は店終いです。 増えた分に関しては、考慮外ということで。
[さて、もしもラルフがそのまま黒い封筒を持って現れでもしたら、どうなるだろう。それはウェーズリーが与り知らぬところ。 いっそ自室に残ったままになっていればいい。自らが人狼だったと、自作自演の茶番だったと、嘘が吐ければどんなに楽なことだろう。 ドナルドの片方だけの瞳を、酒で濁った瞳は直視しない。]
(310) 2010/02/26(Fri) 16時頃
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郵便屋 ウェーズリーは、頭痛を堪えるように、帽子を押さえながら俯いている。
2010/02/26(Fri) 16時頃
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だから言ったでしょう。 配達は終了です。
[最後の人狼を、見つけてしまっていたから。 これ以上増えないのであれば、恐らく。 けれどそれを口にすることはない。 殴られようと罵られようと、嘘を吐けない男は黙し続けるしかない。]
私はどうやら、自身では気付いていませんでしたが、 偽りの占い師のようですよ。 最初から私の勘なんてアテにならないんです……。
[静かなのに血を吐くような慟哭だった。]
(320) 2010/02/26(Fri) 16時半頃
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分からないでしょうね、若い方には。 私も色々事情があるのです。
仕事の誇り……。 どうせ、疚しい下心で始めたものですから。 それも人狼宛だなんて、決して喜ばれはしないのに。
[ベネットに叱咤されても、中年はぐだぐだと管を巻く。 赤ら顔はそれでも、今にも泣きそうなのを堪えているのだった。]
ベネット君は、私が本当に人狼ではないと思っていますか? もしかしたら、増えた人狼は私かも知れませんよ。 でしたら、私は私に配達しなければいけません。 職務は終了、です。
[帽子のつばで顔の上半分を隠し、残るのは吃逆で誤魔化す嗚咽。 相当に出来上がっている泣き上戸に見えたことだろう。]
(327) 2010/02/26(Fri) 17時頃
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……いっそ私を殺してください。
[愛する人の子供が、少しでも生き延びられるように。 或いは彼に食べられるのでもいい。 絶望の淵にあれば、生きるより死ぬ方が何とも楽に思えた。 彼女の見合いを知った時と同じだ。 右手が握るグラスには、誰かが水を注いでくれていた。 ただ割れるほど強く握れば、水面が揺れる。 まるでウェーズリーの心境そのままを表しているかのようだった。]
(328) 2010/02/26(Fri) 17時頃
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[その後もふにゃふにゃと、禄でもない酔っ払いの戯言が繰り返されるだけ。 調べた先やその結果について、彼が漏らすことはなかった。]
(329) 2010/02/26(Fri) 17時頃
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郵便屋 ウェーズリーは、本屋 ベネットに話の続きを促した。
2010/02/26(Fri) 23時頃
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―キッチン―
[ベネットに胸倉を掴まれる。 正体をなくした男の身体はずるずると脱力しされるがまま。 殴られる、と思っても口は割らない。 ここに来て死んだヤニク、サイラス、フィリップ。 その名が出ても……そこにカルヴィンが加わるのを拒否するように。]
結局、理由は聞けず終いでした……ね。
[ヤニクもサイラスも、処刑してしまってから分かったことだ。 彼等が何を内に抱えていたかも知らず、紙切れ一枚で。 だから、カルヴィンのそれはせめて聞いていないといけない、と。 頭の端でそんなことを考える。 ベネットの冷え冷えとした視線に、心は揺らぎもしない。 男は大人だったから。頑固な子供だったから。]
(391) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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そう、ですか。私を信用してくれていたのですか。 光栄です。
人狼は、仲間が分かるのでしょう。 私の勘は、それに類するものでなかったと どうして言えるでしょう。
[男はここに来た時から、自分が生き残るための嘘は吐かない。 けれど、誰かを生かすためなら。]
ベネット君はサイラス君を調べて欲しいと言っていましたね。 彼は……人狼でしたよ。
[それはキャサリンを信じる者全てにとっての真実。 それ以降はまた冷えた床に倒れこむようになりながらも、言葉を紡がない。 若者たちの憫れむような視線が、身に刺さる。 ピッパが差し入れてくれた毛布は、次第に自身の体温で温もっていった。 若者たちが去った後、酩酊に閉じた目蓋の際から、また一筋涙が伝った。 遅かれ早かれ、彼等は気付くだろう。それは何を意味するのか。]
(393) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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[夢現を彷徨う酩酊した郵便屋の耳に、声が飛び込んできた。 嘆きのそれは、小鳥の囀りに似て、一瞬彼女と同じ黄泉路へやって来たのかと錯覚した。 ぼくは、どうしたらいいですか。なにかできますか。 そう問われて、双眸を開く。潤んだ視界の先の貌は、ああ矢張り彼女に似ていて。]
笑って、下さい。 それだけでいいんです。 生きて、笑顔を見せてくれれば、それで……。
私は幸福で、生き甲斐を感じるんです。
[当時は指一本触れること叶わなかった彼女の面影に、ゆっくりと震える手を伸ばす。 さら、と髪を撫で、頬を包み込むように、無骨な手が滑る。]
私のことは、気に病まなくていいんですよ。 優しい……カルヴィン君。
(394) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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済崩し的でなった郵便屋を、何度辞めてしまおうと 思ったか知れません。けれど、 神様はそんな私に、御褒美をくれたのだと。
君に手紙を届けた時に、思いました。
君は、私の大切な人の、忘れ形見ですから……。
[酒精のせいもあったか、今まで何度カルヴィンと話しても決して話さなかった秘密を、そっと打ち明ける。 彼が母の口から、郵便の単語を聞いていたなら、そも狭い村には二人しか郵便屋がいないことを鑑みれば、分かること。]
はは、手元が危ういですけど、 一緒にご飯でも……作りますか?
[彼が人狼であることなど、なかったことのように。 人間だと口にした以上は、そう扱うとでも言いたげに。 男の態度は変わらない。ただ、ぎゅっと一度だけ小さな身体を縋る様に抱き締めた。]
すみません……お酒臭い、ですよね。
(395) 2010/02/26(Fri) 23時半頃
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郵便屋 ウェーズリーは、小僧 カルヴィンの微笑みを見届けると、床に下げた拳をふるふると震わせた。
2010/02/27(Sat) 00時頃
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みっともないところを、 お見せしてしまい、ました。
[いつもカルヴィンの前では、彼の母に相対していた時のように、できる限りシャンとしたところを見せていたかったのだけれど、とんだ醜態を晒してしまった。 ばつが悪そうに頭を掻く男の皺奥の瞳は、まだ酔いのせいだけでなく潤んでいる。 こんな悲しそうな笑顔が見たいわけではなかった。 少年の面差しにさす影、それは生きるに飽いた老人のよう。 けれど生きようとする意志は……病床の彼女に心うたれたように、男の胸中を締め付ける。]
……っ、
[男はカルヴィンに支えてもらいながら、ゆらりと立とうとした。 途中で口元を抑える。 込み上げてきたものは、胃液ではなくて嗚咽。 もう二度と、彼は純粋に笑うこともできないだろう。 それを思うと、十四の少年の肩に圧し掛かるものに、泣かずにおれようか。]
(411) 2010/02/27(Sat) 00時半頃
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/* ありゃ、そこで「俺が人狼だああぁぁぁああ!」を やってくれるかと思ってました←
(-150) 2010/02/27(Sat) 00時半頃
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カルヴィン君の前では、 情けないところを見せてもいいのでしょう?
[涙を流すのはあの時ぶりだ。 彼女が去った時、自分の人生全ての涙を流し尽くしたのだと思っていた。 雪に閉ざされるように色彩も味気も失っていた世界を、再び鮮やかに色付けてくれたのは、眼前の少年に他ならない。 これで良かったのだと思おう。自分の恋が叶っていれば、彼は生まれてこなかったかも知れないのだから。 それはもう、都会に離れて暮らす父代わりくらいの心境で、日々の成長を見守っていた。]
ふう、やれやれ……。 私は大丈夫です。
[椅子の背に捕まりながら漸く立ち上がった。 そうしてしまえば、少年の手はもう男の頭に届かない。]
(418) 2010/02/27(Sat) 01時頃
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/* う〜ん手記村はやっぱり変則的で 難しいですね。
(-156) 2010/02/27(Sat) 01時頃
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/* ベネット君に何を感謝されているか分からない私でした<メモ
(-157) 2010/02/27(Sat) 01時頃
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/* 違うよ、赤連吊りはビミョぃっていう PL視点なのだと思いますよ。
私が一番悩んだ「やらかした」もそこですし。 個人的に、みんながサイラスに手の平返したようになるのが 微妙だなぁなんて思ったりしたのでした……。
そんなものかも知れませんけど、手記村の赤は胃を痛めますね。
(-158) 2010/02/27(Sat) 01時頃
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[人狼。聞きたくない言葉に広間の方へ顔をあげる。 どうしますか、と目線で傍らのカルヴィンに問うた。]
(423) 2010/02/27(Sat) 01時頃
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ええ、勿論。
君のお願いなら何だって聞きますよ。
[開いたままになっていた酒瓶のコルクをしめながら、広間に向かうカルヴィンの背中を眩しそうに見やった。]
(431) 2010/02/27(Sat) 01時半頃
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郵便屋 ウェーズリーは、小僧 カルヴィンに話の続きを促した。
2010/02/27(Sat) 01時半頃
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―キッチン―
はぁ、手紙ですか。
[十年以上前のもの。 一体差出人は誰なのか、カルヴィンはその頃文字も書けまい。 古びた端の茶化けた封筒を受け取り、勘は――、
それが自分に宛てたものだ、と告げた。 震える手で受け取り、おもむろに封を切る。 そこに並んでいるのは、カルヴィンが生まれるより前、幾度もやりとりした彼女の筆跡。]
(507) 2010/02/27(Sat) 04時半頃
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