1 とある結社の手記:6
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私が死んでも、相棒が忙しくなるだけですよ。 勿論、私自身、この仕事への誇りと愛着はありますが。
それこそ、カルヴィン君のような 前途ある若者よりも生き延びたい、という気迫には やや欠けるでしょう、私は。
生きたいのであれば、仕事に不真面目であれば、 占い師に似た能力があるなんて名乗り出ず、 隅でじっと様子を窺っていますよ。
[厨房で交わした会話の返事を、広間で口にする。本心だった。]
人狼は、きっと私たちとあまり大差はありません。 ただ夜中に狼と化し、結社さんの言葉によれば、 人間を食べたい衝動が抑えきれない生き物。
私が時折無性に牛肉が食べたくなるのと、同じようなものでしょうか。 ヤニク君が豚肉を信条として食べないように、 人間の肉を食べない人狼がいれば……それは既に人狼ではない気もします。
(336) 2010/02/22(Mon) 18時半頃
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……責められるのを覚悟で申し上げれば、 妹を真っ先に解放したい、という情が 他者なら死んでもいい、と受け取れて 兄妹関係が厄介だと思ったのが一つです。
[ベネットの今までの言動に、容赦のない批判。]
そして、真に妹さんを想うのでしたら、 両占い師――私は郵便屋ですが、この際占い師ということにして下さい、 に自分を占うように名宣り挙げる。そうすれば、 妹さんは兄を疑わなくて済みます。 どちらを選ぶか、はその人の性格によるのでしょうが。 両者から人間と思われても解放されない現状、 貴方がメアリー君を人間と証明したい理由が情以外に見つかれば考えます。
時に、兄妹以外であれば、誰を調べたいと思いますか? 私も(カルヴィン君も指摘していた)ドナルド君やヤニク君、 やたらとサイラス君に情で偏っていそうなキャサリン君も、 自薦の件もあって考えてはいました。そちらに変更するかも知れません。
(338) 2010/02/22(Mon) 19時頃
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一番最初に、皆を集めてサイモン君は話していましたが。 私は、サイモン君に手紙を届けたわけではありませんからね。
サイモン君ほど、敏感でないのかも知れません。
(339) 2010/02/22(Mon) 19時頃
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郵便屋 ウェーズリーは、ローズマリーの方もちらりと見遣った。
2010/02/22(Mon) 19時頃
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人狼にも情があるのなら、 ベネット君が人狼ならメアリー君は食べられないでしょう。 メアリー君が人狼ならベネット君は食べられないでしょう。
不公平だと思いませんか、他の人たちに比べて。 そういう理由、ですよ。
[男は笑いもしなければ怒りもしない。 表情を欠いた抑揚のない言葉。 ただ、情というなら、女子供は疑いたくないと、その信条も情なのだろう。 カルヴィンの些細な気遣いに、励まされている自分がいる。]
私は、配達中には喫煙もしないくらい徹底していますが。 その分届けた相手と喋りこむこともありますね。 カルヴィン君なんかがいい例です。
(344) 2010/02/22(Mon) 19時半頃
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私と、ラルフ君と、カルヴィン君の合作ですよ。 寒い夜には、ほかほかの壷焼き(ポットパイ)でしょう。
[重い物を極力持たせぬよう配慮しながら、配膳もカルヴィンに任せる。]
さて、私も配達以外で見るみなさんの顔を、 もう少し見てみませんとね。 言葉すら交わしていない相手を、処刑対象に選ぶなんて申し訳ない。 何とも責任重大です。さて……。
[名簿に目を通す。 苦手な女性には、積極的に此方から話かけることは滅多にない。 男にとって荷が重い現実がそこに待っていた。]
(350) 2010/02/22(Mon) 21時頃
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ああ、アーチ君、ご苦労様です。
[広間に入ってきた極彩色に目を留め、フィリップより先に鸚鵡に挨拶をした。 そして相棒からの言付けを受け取ると、渋面になる。]
私は命の危機に瀕しながらも、忠実に職務を果たそうとしているのに、 何なのでしょうね、あの男は……。 アーチ君にすら落ち度はないというのに、鸚鵡にも劣るヤツだ。
[それでも相棒の存在は、非日常の中の日常を感じさせるのか、片笑窪が刻まれる。 頑張ってくれたアーチにと、林檎の皮をポケットから取り出して労った。]
(355) 2010/02/22(Mon) 21時半頃
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郵便屋 ウェーズリーは、小僧 カルヴィンに話の続きを促した。
2010/02/22(Mon) 22時半頃
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[窓の外は、暗闇に雪のちらつく仄白い宵。 対する広間には、暖かなシチューとパイの香りが満ちていた。 人狼。牛肉の欠片を齧る奥歯に力が入る。]
修道士に眼帯も何も関係ないと思いますが。 自分の職務に忠実な人を、私は好ましく思いますよ。 ですから薬屋さんとして実直なサイラス君を 疑う気にならないのです。
けれど、擬態しているなら、人狼だって 真面目に仕事をしているかも知れませんよね。
[ドナルドの、ヤニクの、料理への反応へは内心安堵しながら。 話を聞けば、意外と人狼に合った、人狼と縁深い者もいるものだと駭く。]
私なんて、人狼宛の手紙なんて配達するのも初めてですし、 その道のプロフェッショナルさんには敵いませんね。
[暗にローズマリーを揶揄して。 調べる相手より、投票する相手の方が深刻だった。]
(373) 2010/02/22(Mon) 22時半頃
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/* 初回襲撃はばっちこいですけど、 初回吊りは……まぁいいか。 一日丸ごとブランクありますしね。
(-80) 2010/02/22(Mon) 22時半頃
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/* やる気のない真占い師ですみません。 勝負度外視だし、そういう人もいるさ、ということで。 思い切り重RPのつもりの方々には申し訳ないのです。
(-81) 2010/02/22(Mon) 23時頃
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……ということは、私にできるのは、 少しでも犠牲を少なく、 速やかに人狼に手紙を届ける、ということですね。
黒い封筒なんて不吉だと思いましたが、それが さしずめ死の予告状になるわけですから。
[覚悟を決めた風情でも、全ては年下の男たち。 見習わなければ、と思いつつも男が気弱な配達員であることに変わりはない。]
女子供……。
[結社員の言葉を反芻する。 けれど、カルヴィンだけは投票用紙に書く気も、調べる気も起きなかった。 ベネットを詰りながら、これも情なのだろうかと複雑な気分。]
いっそ白紙で提出できたら……。
(382) 2010/02/22(Mon) 23時頃
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[サイラスは、果たしてウェーズリーも調理者に名を連ねるポットパイに手を出すだろうか。 少しだけ注意して、その挙動を見守っていた。]
(383) 2010/02/22(Mon) 23時頃
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で す よ ね 〜 ……。
[都会で流行りらしい声調で、サイラスの現実的な返答にがっくりと肩を落とす。 ローズマリー、と書きたくなった手を辛うじて止めた。]
(386) 2010/02/22(Mon) 23時頃
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もしも、私かサイラス君のどちらかが人狼でしたら、 霊能者が二人出た場合、最小限の犠牲で 食い止められそうですけれどね。
人狼以外に嘘を吐く者が居ない、と仮定した場合の話です。 人狼を庇って嘘を吐く"人間"が居た場合は、 結局調べて見つけるしかありません。
[ヤニクの言は面白い。霊能者の能力を持つものが二人。]
いっそ、調べるだけ無駄なので、 出て来て欲しい気もしますね。 ローズマリー君以外、誰が次にサイモン君のように 食べられてしまうかも分かりません。 死んだ誰かが霊能者だったのでは、と危惧するよりは……。
(406) 2010/02/23(Tue) 00時頃
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手紙を渡して喜ばれるのも、 作った料理を喜ばれるのも、 嬉しいものですね。
たとえ、誰が相手であっても。
人狼は、人狼宛の手紙を貰って、 果たしてどのような反応をするのでしょうか……。
[カルヴィンとサイラスのやりとりを横目に、がりがりと頭を掻く。]
(409) 2010/02/23(Tue) 00時頃
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私だって自分の命は惜しいですけれどね。
一応、調べる前に了解を取っているのも、 その辺りの反応やらを加味するためでもあります。
いつ人狼が、隠れ蓑にならなくなった方を 食い殺すか分かりませんしね……。 私はこの場合、殉職扱いになるのでしょうか。
[帽子を目深に被り直す。 怯える表情は男として、あまり周囲に見せたいものではない。]
(413) 2010/02/23(Tue) 00時頃
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