人狼議事


19 生まれてきてくれてありがとう

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【人】 漂白工 ピッパ

[差し出されたバケツと、
 お世辞にも彼に似合うとは謂えない笑み。
 けれど初めて向けられた笑みは、嬉しかった。

 バケツを両手で受け取って]


 ありがとう。
 そ、  それじゃあ

[早速、と足を向けようとするが]

 其れくらい、貴方の眸を見ていれば、解るよ。

[部屋には入らない、という彼に
 くす、と零して、とりあえずはいわれた部屋を見に行った。]

(151) 2010/07/03(Sat) 12時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

―― 墓地の小屋・少女の部屋 ――

 …

[バケツを抱え踏み入った部屋は。
 入ってすぐに、小さな後悔を生む事となる。
 それは、彼にとって恐らく"大事"だと思える、
 そんな、場所だとすぐに、思ったからだ。]

 っ、と

[一度、床にバケツを置いた。
 不躾かと思いながらも、気になったのだ。
 "墓守の子"というのがどういう子だったのか。

 そ、と言われた衣服を探ろうと手は伸びる。]

(160) 2010/07/03(Sat) 13時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[結論から言えば。
 其処に在るのはきっと男性の残滓だと思っていた。
 けれど、大きさ的にもその線が直に消えた。]

 ……女の、子?

[幾つかの衣服のうち、
 一つを手に取って、広げながら首を傾いだ。
 他の衣服も、そう。
 少なくとも自身より幼い、子の衣服。]

 …

[それ以上の詮索は辞めた。
 衣服を元、在った場所に戻し、二度と。
 二度と、開く事は無い、と心に刻む。]

(161) 2010/07/03(Sat) 13時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ―――、そうだ、行かなきゃ

[言って、バケツへ手を伸ばそうとする。
 けれど突如、襲い来る強い、眠気。

 くら、と後方によろめいてそのままベッドへ
 お尻から倒れこみ、臥せる。]

 しご、と
 ……や、だよ
          これだけはさきに
    ―――、したい、のに…

[抗おうとするも、抗いきれぬのは、
 ナルコレプシーという名の、女が抱える、*罪*]

(162) 2010/07/03(Sat) 13時頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/03(Sat) 13時頃


漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/04(Sun) 01時半頃


【人】 漂白工 ピッパ

―― 墓場の小屋・少女の部屋 ――

 ……っ、ァ

[どれ程の時間、眠っていたのか。
 女は何度も、夢を見た。
 そのうちのほとんどは、悪夢、だ。
 そして決まって睡眠麻痺(金縛り)がついて回る。]

 ……あぁ

[だから、漏らす声は酷く憔悴していた。
 頬に残る涙の道筋を、指先で優しく拭い去る。]

 ……

[一番最初の夢が、妙に鮮明だった。
 未だ過ぎたばかりの現実だからだろうかと整理をつける。
 何時も、こうだ。
 女は現実と夢の狭間を数多の表情でクロールする。]

(312) 2010/07/04(Sun) 01時半頃

【独】 漂白工 ピッパ

/*

>>312
 『you may crawl』。
 このための、伏線でした。
 

(-59) 2010/07/04(Sun) 01時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[自身の笑い声で起きる事もあれば、
 叫びで起きる事もあった。

 そして鮮明な夢は何時も現実の時間を暫し奪う。
 心を縛って、離さない。]

 ………なんでかなぁ。
   やっぱり私のせい、かなぁ

 ……

[漏れた弱音は、諦めに近い色を灯す。
  >>235 去来する過去は『殺せ』という人伝いの噂。
 現に面と向かって、『死ね』と言われた事もあった。
 そして今、リンダが夢の中、『死ね』と言い放ったのだ。]

 ごめん、ね――

[そんな事を言う子では無いと解っていても。
 漏らさずには居られぬ、謝罪。]

(318) 2010/07/04(Sun) 02時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[ベッドの上で暫し膝を抱え丸まっていた。
 時折鼻を啜る音だけが小さな部屋に響いていた。

 夢が現実に少しずつ薄れていくと、
 漸くベッドからそっと足を地へつけた。
 傍に置き放ったままのバケツを手に取ると]


 行かなきゃ――


[水、とギリアンから受けた事をすべく、部屋を後にする]

(324) 2010/07/04(Sun) 02時頃

【人】 漂白工 ピッパ

―― 墓地 ――

 っ、と

[水の入ったバケツを両手で抱えながら
 墓地の隅に現われた女の姿。
 此処に長い年月建っていそうな墓標から
 少しずつ、少しずつ、水を掛け始める。]

 ……へぇ

[きっと気のせい、だろうが。
 水を浴びて墓石が少し陽光に煌いてみえた。
 それが喜んでいるようにも見えて――。
 女は柔らかく、微笑した。]

(333) 2010/07/04(Sun) 02時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[呼ぶ声がした。
 何処かで聞いた事のある、声。
 ゆらり振り向けば]


 ソフィア―――?


[ぱち、ぱち、と緩やかに瞬いて、名を呼んだ。]

(339) 2010/07/04(Sun) 02時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[深い辞儀に一寸遅れて返したのは、浅い辞儀。
 すぃと視線を逸らし、墓標へ戻す。]

 こんにちは。

[返す声は、淡々と。
 別にもう、ソフィアに対し蟠りがある訳では無くて。
 吐き出した言葉の手前、
 向ける表情を持ち合わせていないだけ。]

 ……そんな、崇高な物じゃないよ
   ただの、お手伝い。

[だから淡々としては、居ても
 あのとき、森で向けたような鋭さも、冷たさも無い。]

(342) 2010/07/04(Sun) 03時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ………詩人?
 さぁ――。

[少し呆れたような吐息を漏らした。
 双眸を細めて、連なる墓標を臨む。]

 始まりを見た事が無いの。
 何時も、終わり。

 だから。
 ……誰かの言葉を借りて、酔うなんて
 到底―――。

[小さく左右に首を振って、少しだけ笑った。]

 ……ソフィアは、お参り?
 

(349) 2010/07/04(Sun) 03時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ?

[不思議に思った。
 墓場、では無かったのか、と。
 けれど笑う様子に、まぁそういうものなのだろうと
 深くは追求せずに。]

 ……伝えたい事?

[続く言葉には、ちら、と視線を向けて
 続きを促すよに問い掛けた。]

(352) 2010/07/04(Sun) 03時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 嫉妬?

[リンダの墓標がある方向へ一度視線を移し、
 ソフィアへと移す。
 カラダをゆっくりと其方へ振り向かせて。]

 行き成り、何、言ってるの?
 ……悔しいとか、
  ……真実とか、

 ……嫉妬、とか。
        よく、意味が解らない

[信じられないといった態で、首を左右に振った]

(357) 2010/07/04(Sun) 03時半頃

【人】 漂白工 ピッパ

[けれど真っ直ぐな眸と、続く言葉。
 緩やかに振った首は真ん中で、静止した。]


 …………本気で、謂ってるの


[病気、の噂はもう既に村中に蔓延しているのだろう。
 だから、では無いかと思っている、声。]

(358) 2010/07/04(Sun) 03時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 …

[ソフィアの言葉を受け、
 じっと見据えたまま、失った音。]

 私は。
 ……そんなこと、い、
 いきな、り

   ……謂われても

[つい、と視線を地へと逃した]

(362) 2010/07/04(Sun) 04時頃

漂白工 ピッパは、ゆっくりと顔をあげて、こく、と喉を鳴らした。

2010/07/04(Sun) 04時頃


【人】 漂白工 ピッパ


 そんな、資格、無いよ――。

[上がった顔は少し寂しげな笑み]

 もう、やめてよ
 ……此れ以上、私を傷つけないでよ

 恋をした、なんて。
 …………今度は何、考えてるの?
 貴方は一緒、を望むのに、
 リンダには何て伝えたか、覚えてる?

[罵声にならぬように、必死で声色を抑えるが。
 何時もより、畳み掛けるような声になってしまう。]

(365) 2010/07/04(Sun) 04時半頃

【人】 漂白工 ピッパ




  貴方の言う、大切って。
    他の何を犠牲にしても


   ―――、手にしたいものなの?

[ねえ?と問う頃、眸からは一筋。
 涙がぽつりと地へ流れ落ちていった。]

(366) 2010/07/04(Sun) 04時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 怖いのは、貴女、でしょ?
 ………独りになるのが、

 ……自分を包むものが
 何も、無いのが、怖いだけ、でしょ……?

[す、とその場にバケツを置いた。
 薄桃をさらりと後ろへ追いやり、深く息を吸う。]

 私は、あれからずうっと考えてた。
 貴女は、リンダの為に
 ……わざわざ嫌われ役を買って出たのかもって。

 私の知っている貴女は、
 ……知っている貴女なら、きっと。

 そうかもしれないって、思った。
 

(369) 2010/07/04(Sun) 04時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 でも、違ったね。

[違う、と零す表情は酷く優しかった。
 はら、と涙を零しながら、何処までも優しく。]

 誰かの悲しみが無きゃ
 成り立たない優しさなら

 ……幸せなら。

 私はそんなもの、要らない。

[はっきりと告げ、そのまま小屋の方へ歩き出した]

(370) 2010/07/04(Sun) 04時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 ……ッ

[待て、という声に振り返る姿には
 怒りを露にした表情が在る。]

 じゃあ、何?
 誰の為?
 ……まさか、ピッパとリンダの為だとか
 今更言い出す、心算?

[ぷちん、と何かが切れた音。
 多分もう、止まらない。
 リンダは、泣く、だろうか。
 視界の端に入る墓標につきんと心が痛んだ。]

(374) 2010/07/04(Sun) 05時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 幸せに死ぬことを望んで何が悪いの?って?
 悪くないんじゃない?

 ……リンダのカラダを借りて、
 そっくりそのまま、あんたに返してあげようか

[内心自嘲した。
 嗚呼、私は此処まで酷くなれるのだ、と。
 その時、女は醜悪に、口許の笑みを繕った。]

(375) 2010/07/04(Sun) 05時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[くす、くす、くす、と笑う。
 琥珀の眸は二つ。
 確りと開かれ、その中にソフィアを捉えている。]

 じゃあ、

[握った左拳で自分の左胸を柔く叩いて]

 ―――、殺しなさいよ。
 リンダが望もうが、其れを奪おうとした癖に。

 恋をした相手には、選択を赦すって?
 ……それこそ、泣きながら、苦しみながらでしょ?
 違う―――?
 

(378) 2010/07/04(Sun) 05時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 今の貴女に殺されるなら。
 同じように奪われるなら。
   ―――、私、きっと幸せに笑えるよ?

[両腕を広げ、薄汚く笑い続けた。]

(379) 2010/07/04(Sun) 05時半頃

【人】 漂白工 ピッパ


 …

[何を謂っているのか、と言う。
 その眸に、笑みは消えた。 広げた両腕を降ろし]

 もう、いい。 貴女は結局、そうだから。
 率直に、言う。 ………私は貴女の事が、大嫌い。

[>>0:@68 何時かと同じ、言の葉。
 けれど明らかに違うのは、女とソフィアの距離。]

 幸せな時間は、与えて貰うのを待つものじゃない。

 自分から、作るものだから。
 ……笑っていた、あの子のように。

[完全な拒絶の言葉を返し、
 バケツを取りに戻ると一切其方を見ぬまま、小屋の*中へ*]

(382) 2010/07/04(Sun) 05時半頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/04(Sun) 06時頃


【人】 漂白工 ピッパ

― 墓地の小屋・少女の部屋 ―

 …

[ベッドに腰掛けて暫くの間。
 静寂は物思いの為の僅かな、時間。]

 きっと。
 他にも、言い方、あったよね。
 ……リンダなら、どうしたかなぁ。

[漏らしたのは、弱音。
 こんな時に頼ろうとするなんて卑怯だろうか。
 自嘲しながらゆっくり立ち上がれば
 一度、小屋を後にする。]

― 墓地の小屋→自宅 ―

(393) 2010/07/04(Sun) 14時頃

漂白工 ピッパは、メモを貼った。

2010/07/04(Sun) 14時頃


【人】 漂白工 ピッパ

― 自宅 ―

 ……ッ

[自宅へと辿り着き、扉の前で足は止まる。
 中から届くのは、父と母の怒声。
 伸びた手が扉を開こうとしたまま宙に在る。]

 別に、いいのに――。

[薄ら届く内容に微笑した。
 そしてそっと、扉を開く。]

 ただいま

[すぐ其処に父と母は居て。
 両者とも息を荒げて居り、父は母の胸倉を掴み
 母は頬を赤く腫らして、泣いていた。]

(396) 2010/07/04(Sun) 14時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[父は言葉を返さなかった。
 ただ、一度。
 実の娘を、忌み者を見る目で一瞥した。
 
 母は泣きながら唇を振るわせた。
 おかえり、と。待って居たのだ、と。

 一緒に、と言い掛けた母の言葉を父が遮った。]


 ……別に、いいよ。
 私は、何処へも行かない。

[父は恐らく言うのだろう。お前は連れていけない、と。
 ある程度の予想はしていた。
 閉じられた村社会なんて、所詮そんなものだ。
 そうでもしないと、父は母を護れない。]

(397) 2010/07/04(Sun) 14時頃

【人】 漂白工 ピッパ

[父が、母が。 酷く小さく、見えた。
 あんなに大きくみえた父の背中も。
 包んでくれる優しさの、母も。

 今はこんなにも、小さかった。]

 ……父さん。
 間に合わなくなるよ。

 お母さんを、御願い。

[女は、笑った。
 上手く笑えただろうか、と自身に問い掛ける。
 けれど誰もそれを評価してくれる人など居ない。

 母は、可笑しくなる位、大きな声をあげ、
 顔をくしゃくしゃにして、泣いた。
 父も一瞬、悲しみで歪んだように、見えた。

 きっと―――、気のせいだろうけど。]

(398) 2010/07/04(Sun) 14時頃

【人】 漂白工 ピッパ


 作業は、何処までやってあるの?

[不意な問い掛けに父も母も、此方を凝視した。
 あ、あ、と母があたふたする。

 父がそれを手で制し、静かに作業場を指差した。
 伝う途中の作業工程。
 父の声は、僅かに震えていた。

 女は、微笑して―――緩く頷いた。]


 ほら。……急ぐ、急ぐ。
 街に行ったら、少しゆっくりして来て。

 お土産、待ってるから。

[傍に纏め置かれた荷物を強引に父へ、母へ。
 押し付けながら、扉の外までその背を押した。]

(399) 2010/07/04(Sun) 14時半頃

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