47 Gambit on board
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≪ イスカが、わかるのか。 ≫
(=6) 2011/03/21(Mon) 16時頃
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イスカ……? キリシマ師団長?
[再びの通信にノイズがだいぶ消える。 伏せた蒼灰を瞬いてそちらに視線をやる。]
(=7) 2011/03/21(Mon) 16時頃
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視線が、搗ち合った。
(=8) 2011/03/21(Mon) 16時半頃
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祖父から聞いた覚えはある。 同一の回路同士にしか発生しえぬ周波数 共振現象(feed-back) それが起こる相手が、一人だけ居ると
(=9) 2011/03/21(Mon) 16時半頃
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共鳴 ―Sympathize―
(=10) 2011/03/21(Mon) 16時半頃
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≪ エンライ ――――……、 ナユタ ≫ ≪ きみが。 そう、なのか。 ≫
(=11) 2011/03/21(Mon) 16時半頃
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[視線が絡む。] なにがそうなのか、は分かりませんが。
今、そちらにあわせ通信を送ったのはボクです。 新しい通信機か何かのテストで? こんな時に。
[通信妨害の存在である自分が何故通信が可能なのか。 素直な疑問を発しつつも、見詰め合うのが不自然にならぬよう目を伏せ視線を外した。**]
(=12) 2011/03/21(Mon) 17時頃
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≪ おじいちゃんの技巧を身に付けているね。 それはイスカと同じ。 だからこんな、在りえない通信が出来る。 ≫ キリシマの発するそれは、声というよりも言葉、 音というよりも信号、そのもののような。 受信するナユタにとっては奇妙な感覚かもしれない。
(=13) 2011/03/21(Mon) 19時頃
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おじいちゃん……?
ボクの制御装置。 此れは第9師団の技術により作られたと聞いている。 その時にこの機能も? このボクでも通信が可能であるのならば有用だけれど。
[脳内に直接響いてくるような奇妙な通信に不思議な感覚になる。]
(=14) 2011/03/21(Mon) 20時頃
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[人間兵器が、人間兵器としてのみ 見られているのならば、 選帝権をも持つ、師団長に 人間兵器が配置されるのは何故か?]
[過去、ドナルド前師団長が 口にした言葉を、イアンは思い出して、いた]
(*24) 2011/03/21(Mon) 20時半頃
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≪ それを創ったのは先代だから、 意図的にそうしたのかどうかは、わからないけど。 直接通信ができる相手がいるのは、イスカも助かる。 ≫ ≪ ……ほとんど、接点、ないけど。 ≫
(=15) 2011/03/21(Mon) 20時半頃
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ふうん。 ボクは帝都に戻る事すら数年ぶりだし。 知り合いも少ない方ですから、偶然かな。
筆談だけでは不便でしょうし。 話すのはボクも苦手ですが、通訳しましょうか。
[流石に謎の文字を書いていたとまでは知らないが、イアンとのやり取りを思い出して、申し出てみる。]
(=16) 2011/03/21(Mon) 21時頃
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≪ ん。そうだね。 必要なときは、お願いするよ。 ≫ しかしそんな機会は少ないだろう、などと、 見当違いな方向へ思考を巡らせつつ。
(=17) 2011/03/21(Mon) 22時頃
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[そして、ディーンごしにまだ席は立っていないだろうサイラスの姿も見る。 さて、この情報士の考えは如何だろうか…と。]
(*25) 2011/03/21(Mon) 22時頃
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バーンフィールド師団長へ書いた紙。 『ほりゅう』と書いたんですか?
通じてないようですけど。
[常に通訳必要なのでは、と思い浮かびつつ確認してみる。]
(=18) 2011/03/21(Mon) 22時頃
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[ぴくと、感じる視線>>*7。 今一度机上を叩こうとした指が止まる。 反射的に顔を上げる事まではしないが、ゆると、一度瞬いた。
…気配の先は、然程離れていない。]
―――…、
[背凭れへと身体を預け、伏せていた顔をゆると上げる。 出来る限り自然に、周囲への違和感を与えぬ様。 それが、事実叶ったかは知れないが。
存外に、気配の先は直ぐに知れた。 無表情に向けられていた翠。一つ席を挟んだ――第5の座。
カツン。 視線を其方へ向けたまま、再び、指先が響く。]
(*26) 2011/03/21(Mon) 22時半頃
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≪ ――え、なに? ≫ 痛烈に考え事をしていたので、肝心な一言を聞き逃した。 イアンがこちらへ向かってきた>>160のは、そのときだったか。
(=19) 2011/03/21(Mon) 22時半頃
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[微かな声も、各会話も、耳に届く。 ただ、届く、だけ。
敵兵や他の危機状況ではないと判断がつけば 耳は、音を追うのをとめる。 だから、グレイシアのカップの中身 その状況を知ることはなかった。]
(*27) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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――、…?
[向けられた視線に、僅か眼を顰めて瞬いた。 不快の色、という訳ではないが、言うなれば怪訝。
元より師団の関係上、定期通信等でも会話する事は多い。 全く知らないと言う訳では勿論ないが、 隣の人物に比べれば、親しいという間柄では決してなかったし 況してや、視線を向けられる理由に思い当たりなどなく。]
(*28) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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あなたの文字は読めません。
[イアンが近づいていくのを見守りながら、率直に告げる。 オブラートに包むという気遣いは存在しない。]
…よほど伝えたい事があれば、言って下さい。
[ふぅ、と小さく溜息をついて視線を外す。]
(=20) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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>>*28
[通信士の顔は、警戒を描いていた。 まぁ、無理もない。
まだ7日ある選定の儀。 動向をまだ見据える時期だと感じ、話はディーンにのみ。]
(*29) 2011/03/21(Mon) 23時頃
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≪ ああ、よく言われるんだ。 ≫ イアンへ向けて綴ったのと、同じ言葉を返す。 仮に口に出せていたなら、 「まったく悪びれる様子なく」 そう表現するに相応しい口調だったに違いない。 殆どただの信号に近い、キリシマからのこの通信で、 そんな感情のニュアンスまで伝わるはずはないだろうけれど。
(=21) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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[凍ったカップを眺める。 そんな事になったのは、胸の内に沸いた苛立ちであった事は承知していた。
>>*23向けた視線、相手が赤以外がわからない事を己は知らない。 知っていても、視線に籠めたものは変わらなかっただろうけれど。
手応えの無さを感じ、苛立ちは募った。 考えを巡らせ。 何故そんな事でこう苛立つのかと言う理由に行きつく事ができず、 それがさらに苛立ちを募らせる。]
(*30) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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――…。
[不便しないのならば、放って置いてもいいのだろう。 感情のニュアンスは通じずともそう判断する。]
(=22) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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兵器であれれば良い。 何物も、退けられるなら。
[どこかから聞こえた問答。 語気の強さは、響いて。
自分に向けられた言でもないが。 答えるでもない声は、ぽつりと。]
(*31) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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[カップの中身に気づかなかったイアンに グレイシアがそれが苛立ちが引き起こしたこと。 その、苛立ちが己が引き起こしたこと。 どちらも想像にも、浮かばなかった。]
[もし、カップの氷結に気づいていても それが、己の視線が原因だとは、知らない。 受け流したことが苛立ちにつながった、のだと。
気づかぬまま、イアンは 今はキリシマに視線を、意識を向けていた]
(*32) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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[けれど、ふと、耳が音を拾う。 脳はその言葉を素通りできず意識に持ち込む。]
…………
[こちらの声は、聞こえない、だろう。 それに、何も知らない相手に、何か、簡単にいえない。 ただ、キリシマから一度視線をはずし グレイシアを一度、見た。]
(*33) 2011/03/21(Mon) 23時半頃
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[前線に立つ身。視線には聡い。 目を遣れば、此方を見る視線>>*33は、正面から受け止めた。 ぽつりと零した声が聞かれていた事には気付かない。 見た目から獣人と言う訳で無ければ、その耳の良さにまでは思考が行きつかないものだった。
それでも、口を開きかける。 何を聞いたものだか、とっさには思いつかない。 何より、相手は他の相手と話し中である。 しかも遠い。]
…………。
[確か、部屋か、中庭。そんな事を思い出して。 何か言いそうだった口を閉じ、視線は此方が今話している相手に向けた。]
(*34) 2011/03/22(Tue) 00時頃
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[薄い灰の視線がこちらに気づく。 鳶色もこちらに気づいた薄灰の視線を暫し、見やる。 ただ、その口が、何か言うとでも言うのか 開きかけたことに、鳶色は軽く丸くなる。] [己が相手を知らないように、相手も己を知らぬであろう。 上着に隠れた尻尾か、 己自身から過敏な鼻や耳のことを聞かなければ 今の距離は会話距離ではないはずなのに。]
[結局言葉は届かなかった。 だから、イアンもすぐに視線はキリシマに戻した。]
(*35) 2011/03/22(Tue) 00時半頃
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――…、
[目前の男が呟いた言葉は、 離れた16師団長の彼までは届かねど―― 距離からだろう、雑踏に混じれど己の耳には僅かに届く。
尤も、多少の聴力は自負しているが、 第4師団長のズリエルが気に留めぬ様子を見るに それだけが理由かは、曖昧な所ではあったが。]
…能力の有無を重んじるこの軍が、 生物兵器の存在を嘆くのか。
[ならばこの身は何だと。 喉の奥で小さく笑う。 ――能力の有無だけで軍属へと仕立てられた身は、 生物兵器とやらと、何ら変わりが無い様にも思えて仕方が無かった。]
(*36) 2011/03/22(Tue) 00時半頃
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