167 あの、春の日
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いいえ。 ハルカ先輩は、お優しい方です。
[彼女の声>>*28にきっぱりと答え首を振る。 自らが導き出した、ハルカの中にあるだろう感情の名が正解でも不正解でも、それが後悔していることなのなら、こんなに優しい人はいない。そう思う。]
……成せますよ、必ず。 そうですよね、先輩。
[それはまた自らに向けても。 声は彼女と、自らのものしか響かない。だから せめて明るく、エールを**]
(*30) 2014/03/04(Tue) 02時頃
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変えたかった……?
[マユミの言葉を反芻し、考える]
変えられたかもしれない。だが、僕はそうしなかった。 だから、後悔しているのだよ。 僕が行動しても、未来は同じかもしれない。 だが、僕はベストを尽くさなかった。
[母のような、姉のような、友達のような、ひとつではない感情。 その中で、己をさいなむ後悔の理由を探す]
変えたかった、というより。 僕にできることを、してやりたかっただけなのかもしれない。
[ベストを尽くして、それでも未来が変わらないなら、仕方ないと諦めることもできる]
結局、僕の原動力は、シーシャのためというより自分のためなのかもしれないな。
(*31) 2014/03/04(Tue) 02時頃
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[けれどマユミは、きっぱりと優しいと言ってくれる。>>*30 こんなハルカのことを、優しいと]
……ありがとう。
[噛み締めるように、その言葉に感謝して]
ああ。 せっかく、こんな機会を得たんだ。 夢の中なんだ、きっとなんだってできる。
僕も、マユミも。 ――――……未来を、変えよう。
[成功するかなんてわからない。 けれどせっかく得た奇跡のようなこの機会に。 ベストを、尽くそう**]
(*32) 2014/03/04(Tue) 02時半頃
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ゴロウ先輩……やはり、眼鏡じゃなかったですよね。
[思わずまじまじと見つめてしまったのは、そのせい。]
(*33) 2014/03/04(Tue) 22時頃
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―― 廊下で一人佇む間に ――
[未来を変えよう>>*32 そう言ったハルカの声に、とても励まされる。]
私は、自分で行ったことをやり直したいだけなのです。 本当に、我侭なことですし……
ああ、でも、先輩にも、関係あることなのですよ?
[正確には、この寮に残っている生徒全てに関してだ。 ほんの些細のことだけれど、ずっと引っかかっていたこと。 忘れられていればいい、そう考えたけれどやはり、自らが忘れられないかぎり永久に何も解決しないこと。]
ええ、変えてみましょう。 それが夢に消えても、きっと……
[そこにもう後悔はないだろう。そう、思うのだ*]
(*34) 2014/03/04(Tue) 22時半頃
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[あの木の根元はお気に入りの場所だった。 名前も知らぬ木。良くあの根元に座って、数学書に没頭した]
……だが、本当は。
[登ってみたいと思っていた。 そして結局、登ることのないまま、10年の時が過ぎた]
(*35) 2014/03/04(Tue) 23時半頃
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