17 吸血鬼の城
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[城主からは目をはなさずに数歩下がり――自分もまた名乗ってはいなかったと、友人が名乗っている以上名乗らぬのはおそらく不自然だろうと。]
ベネット・アドニスラモサと申します。 挨拶が遅れて申し訳ございません。
[本来ならば和やかに言うところであろうが、どうしても怖さから表情は固いままで]
(365) 2010/06/20(Sun) 22時頃
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昨日のローズマリーの発言に落ちかけて 今日のベネットの発言>>327にちょっとキュンときた 心配してくれるなんて優しい奴だ。
(-92) 2010/06/20(Sun) 22時頃
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[男の紡ぐ言葉を聞いて、段々と表情が暗くなる。]
そう、ですか……。
[どうやら、逃げる算段は未だつかないらしい。 男の取り出した懐中時計の秒針のリズムに身をゆだねると、少し気が楽になった気がした。]
で、ですが、諦めないでください。 私にできることがあれば、なんでも言ってくださいね。
[と、ゆるく微笑んだ。]
(366) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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[こちらに背中だけを見せる男が、ひどく驚いた様子で、素っ頓狂な質問を投げかけるのを、表情ひとつ変えずに聞く。]
お嬢様。 ご用件がございましたら、なんなりとお申し付けくださいませ。
いかなるものも「処分」いたしましょう。
[さて、その台詞は記者の男にどう聞こえたか。]
(367) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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/* リンダをからかい…もとい、ドレスを褒めにいきたいにゃー。でもここを動くのは不自然すぎるにゃー。 */
(-93) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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― サイモンの部屋 ―
[姿を現した記者の言葉に目を細める]
貴方はサイモンを案じて来たのね。 メアリーに案じられ この人にも案じられて 本当にしょうのない人。
[黒薔薇の執事の声が聞こえれば緩く微笑み]
ありがとう。 貴方はサイモンと違っていいこね。 怪我した大きな迷子の手当てもして呉れたし
……そうね、ご褒美を考えておかなくてはね。
[囀る声は享楽の宴に相応しい甘い響き]
(368) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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良家の娘 グロリアは、緊張感の欠片もなく、男達を見つめる。
2010/06/20(Sun) 22時半頃
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そう、可愛い私の薔薇。 ……食事を終えたら、私の元へ来るが良い。
口直しをやろう。
[己の血を分け与える行為を仄めかす柔かな声音。 吸血鬼の本能を強める為 己の下へ縛り付けておく為 今一度、あの極上の悦楽を共にと誘った]
(*20) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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/* っく。
絶対ログに追いつくまでにサイモンお兄さまが死んでしまうww
(-94) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/06/20(Sun) 22時半頃
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貴方にとっての最善の策は、私に関わらない様にするのが一番かもしれないな。 さっき目を通した本で、聖なる銀と強い信仰心が魔を避けると記述されていた。 私は信仰心弱く役に立たないものだが、貴方なら効果があるかもしれない。
[表情の暗くなった少女に痛々しさを感じて、首から下げていた銀のロザリオを外して、少女の首に付ける。]
本当に役に立てなくてすまない。 このロザリオが君の役に立つ様に祈っているよ。
いや、ロザリオが役に立つと言う危険な事が起きる前に、ここから逃げ出せるように探ってみるから。
[見込みは薄いのは分かっている。 でもせめて少女の気持ちを明るくさせたい想いで言葉を紡ぐ。]
ではもう私から離れた方がいい。
[部屋の扉を閉じると、本来の目的の浴室に向かう*]
(369) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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[視線を投げた先で、男が名乗る。 ベネットの強張った表情を伺いながら ふと聞き覚えのある名に笑みを零した]
そうか。 ……あれの血縁か。
[帳面に記した名。 喰らったのは何時だったか]
(370) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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>>363
[微笑み、それを飲み干す娘。 彼女の今までの歩みとは、どれほどのものだったのだろうかと、しばし考える。
まだ生娘に見える。 美しさとあどけなさは、きっとまだ恋など知らぬのだろうとも。
今まで、たくさんの人にあって、 その中でも、恋も知らず、死ぬことを嘆いて、それでも命繋ぎ止められず、逝ってしまった姿を幾人かは見た。]
(371) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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――……少し、横になられるといい。 眠くなったら、眠っていてもいいのですよ。
[飲み終えたカップを取り、テーブルに戻す。 薬の効用は、いくばくかして出るだろう。
いずれにしろ、休むことが今の彼女には大事な気がした。
それと、一つ、悩む。 その身体、確かに人は死に追い込むであろう。 だが、吸血鬼にはどうなのか。試したことはない。 こればかりは……。
そう考えている顔は、少し、神妙になる。]
(372) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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奏者 セシルは、御堂を出れば、客室方面へ
2010/06/20(Sun) 22時半頃
薬屋 サイラスは、長老の孫 マーゴの手が、想像以上に冷たいことに眉を寄せた。
2010/06/20(Sun) 22時半頃
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[背後から聞こえた冷徹な声に、振り向く。 乗り込んだくせにいちいち驚いている自身が情けなかった。あの時はああ言ってしまったが、ベネットの方が、ずっと腹が据わっているかもしれない]
――メアリーさんから、お話を窺いましたので。 とりあえず、生きてらっしゃるようで良かったですよ。
危急の件で、お話したい事があるのですけど……
[軽く笑いながら、サイモンの方に近づこうとする。 もう一人の城主と、その従者たる男。冷たい声音で放たれた『処分』の一言が、耳の底で響く。 名前が書かれていた以上、この男は近いうちに消される。何とか、それを伝えたい。しかし、この状況では――]
(373) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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――…嗚呼。
[仄めかされたその行為は女の望むもの。 込み上げる歓喜が女の聲を切なく震わせる]
記者と黒薔薇が傍におりますが…… 滞りなく成し遂げてみせましょう。
愛しいお兄様のために。
(*21) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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─???:いつかの時─
『……綺麗だろう?』
[夢の中。兄が嬉しそうに微笑みます。]
『綺麗な薔薇だろう?』
[白い薔薇。亜麻色の髪の乙女。銀の羽根。]
『──…私のローズ。』
[愛しげに呼びかける声。]
(374) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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─城内:サイモンの部屋付近廊下─
『皆様の無事を───…』
[マーゴットの祈りの声は、宴の華やかさにも似つかわしくなく、どこか不安げに響いたものでした。>>179
──無事。 その言葉が、兄の警告にも重なって響きます。
逃げろ、逃げろ…と。 切羽詰った声、けれども自らは決して逃げようとはしない、兄の漆黒の瞳に浮かんだ決意。それらが全て、胸騒ぎを書き立てるのです。]
お兄さま……。
[気がつけば、わたくしは兄の部屋への道を急いでいました。]
(375) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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[御堂でしばし己が身を抱きしめるようにして、佇んでいた。 呼吸を沈めて、常と変わらぬように客室方面へと向かう。
>>346主がかけようとした言葉など知るよしもなく、 けれど足を運んだ先はどうしたことか、かつての部屋に近く]
――おや、これは小さなお客様。 なにか不自由なことは、ございませんか?
[>>358 影に先導される姿を認めれば、会釈して言葉をかける。 この子は彼の連れであったな、とふと思いながら]
(376) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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黒薔薇か……あれは、 我等の食事を見る時 なんとも言えぬ顔をする。
[愉しげに笑い、何の問題も無いと囁く]
記者が居たとして、従者は何の為に居るのか 上手く使うと良い
愛しい――…私のローズ。
(*22) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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あら、お知り合いでしたの?
[...はヴェスパタインの呟き(>>370)を聞けば、そんな感想を漏らす]
(377) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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/* 影便利だな影w */
(-95) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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[>>362
願わくば、俺に牢屋を使うなんてことになりませんように。 初対面用の胡散臭い笑顔の下、切に男は願った。 >>364 趣味が悪いと評してしまった手前、視界の悪い先にいる 城主が翳った顔をしたらしいことを知り男は本気で焦る。 上手いフォローも見つからないので黙っていたが。]
…ワインいただきます。 [何故バレたと言わんばかりの表情で]
(378) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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いや、この者は知らぬが。
[グロリアに首を振る]
……同じ姓を持つ女を知っている。 それだけの事。
(379) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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[>>370
案外、イアンもベネットも正解に近いのではないか。 そんな錯覚を引き起こした。
この城主サマとやらが失踪事件の犯人なのか。]
(-96) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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/* ?!城内設備が増えている ですって?
ええい、後回しだww
(-97) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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[笑う記者が近付こうとすればすっと目を細め]
危急の件――… 貴方が何を知ったかは知らないけれど 全てが遅すぎたのよ。
もう何を言っても間に合わない。 誰もこの城から逃れられない。
だって、お兄様が望んでいるのだから。
[くすくすと愉しげに笑み零す自らの唇に指先を宛がう]
サイモン…… 貴方も欲しいのでしょう? もう我慢の限界なのでしょう?
[男を誘う声は魔性のもの。 サイモンは抗えず女との距離を無くした]
(380) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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−サイモンの客室−
……いいえ、お嬢様。 私はただ仕事をしたまでにございます。
[恭しく一礼し、笑みを浮かべる。]
それよりもお嬢様。 貴女様には、私を褒めてくださるより他に、なされるべきことがあるのではございませんか?
……このお方は、いかがいたしましょう。
[イアンの方へと視線を向ける。]
逃がしますか? ここにいていただきますか? 或いは……
(381) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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>>370 [城主が微笑めば本能的にさらに警戒心を強め、が、続いた言葉はそれを忘れさせる]
……あれの、血縁……?
[この城にやってきた血縁。その可能性があるのは姉ただ一人の筈で。やはり姉はこの城に来ていたのだと。]
その……城主様は……私の姉をご存知なんですか?
(382) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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[ >>370>>379 事件を探りにこの城へ来た友人たち。 案外、イアンもベネットも正解に近いのではないか。 そんな錯覚を引き起こした。
この城主サマはミッシェルを知っているのか。 それを追及するのは友人の立場だろう。自分は―
そう思った男は、チラリとベネットを見る。]
(383) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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[僅かな間の後 ドナルドの一言に、城主は頷き許可を与える]
嗚呼、口にあうと良いが。 ……其れで
[ちらと深紅の瞳で地下牢を一瞥し]
そなた等、何故このような場所に? 城内見物にしても、見るべきものは無いと思うが。
(384) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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はい。 ――ありがとうございます。
[サイラスが己に投げる視線の、裏によぎる思いなど知らず。 横になった方がよいとの勧めに、初めて帽子とヴェールを取る。
はらり、と、黒い髪が幾筋か、蒼白な額に掛かった。]
少し…御言葉に甘えさせて頂きますね。
[靴を脱いで足元に揃え、 体を倒して、ベッドのなかに潜りこむ。
サイラスに微笑をむけてから、ゆっくりと、瞼をおろした。]
(385) 2010/06/20(Sun) 22時半頃
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