298 終わらない僕らの夏休み!
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俺、明日になったらこの町を出るの。
(*31) 2019/09/05(Thu) 22時半頃
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[あの社でごぼごぼと不明瞭なノイズに寄り添っていた、生きた、暖かな灯を思い出す。 あれはきっとこの子だ。
この子は、『アレ』が何を望んでいるのか、アレが何をしたか、私が何をするのか、わかっているのだろうかと目を細めて横顔を見つめながら考える。
かわいそうに、怖がっているのに──どうしようもなく生きているのに、 こちら側に引かれている。
少し哀れだと思った。哀れで、愛しく思った。 だから、彼に触れてはいけない、と思った。]
(-108) 2019/09/05(Thu) 22時半頃
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/* ケントおもしれえんだよなあ・・・・・・・・・・wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-109) 2019/09/05(Thu) 22時半頃
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[ひっこめた筈の手に少年の手が絡まって、思わず息を呑んだ。 炎に炙られ続けてこんなに汚く、歪んでしまった指に無垢なそれが重なって、
あたたかくて
ひく、と喉の奥が痛んだ]
(-110) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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ワタルは、ヒナコたちは、ちゃんと図書館いったのかな、といまさらなことを思う
2019/09/05(Thu) 23時頃
ワタルは、マナの調べ物の進展もきになるところ
2019/09/05(Thu) 23時頃
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わっ、ちょっ、待っ……
[手を取られれば(>>275)驚いて『エ!?』と頓狂な声を上げた。 一瞬遅れて、その後慌てて早足で追い付いてから、手を握って歩く少年に連れられるようにして歩く。
暫く硬直していた指も、きゅ、と握り返した]
やば、手汗かいてたらごめんね───びっくりしたァ、ソーセイくんめっちゃイケメンじゃん
[ドキドキすんだけどォ、と可笑し気に笑いながらませた事を言う彼の顔を見、上機嫌に笑み零れる。えー、じゃあ、彼女立候補しちゃおっかなー!と更に調子に乗った所で神社の前でも通って、移動を開始したなら(>>273)入れ違いになったかも…図書館へ]
(277) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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[9月1日を繰り返す街と同じに、あたしの人生由来のあたしは、本当はあたしが経験していない9月1日を歩んでいる。 生まれて周囲の環境に左右されて育ったあたしが、あたしの人生の通りに9月1日を作っている。
セミがお腹をふるわせると、大きな音が出る。 それと何か違いがあるだろうか。
けど、あたしという8月に死んだ人もまた、どうせ生まれて周囲の環境に左右された鳴き声で活動するセミと同じことなのだろう。]
(*32) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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[剥離。そういう言葉がきっと似あう。]
(*33) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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[8月に死に9月1日を迎えられなかったあたしの人生由来の死は未練を齎している。
秋山先輩に想いを伝えようとしても秋山先輩は、受け取ってくれない。 その結果秋山先輩がこの町と永遠になるとして、あの結果が誰かの死だとして、秋山先輩がどう思っていたとして、9月1日の宍井澪がどう思っていたとして、あたしは、あたしは秋山先輩がすきで、あたしは、秋山先輩が好きだったから、三年生が卒業してしまう最後の夏休みだから、せめて、今年は、秋山先輩が好きで、あたしは、あたしは**]
(*34) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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─ 図書館 ─
[颯成少年に連れられて、少し心細さが消えた。 安堵したように笑って歩く右手でスマホが着信を知らせている。 グループチャットに到着を告げてから、そのメッセージを開いて見───]
……あ、良かった 何か気ィ使わせちゃったみたい、おだてちゃってもう ウケる
[けんちゃん私の事怖くないって!と嬉しそうに颯成にメッセージ画面(>>274)を見せた。 『りょ!』と返信を打ち込んで、また同じピンクのくまちゃんのスタンプを添付しておいた **]
(278) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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/* 飴ありがてえ あーいい具合にレイちゃんバグっとるバグっとる
(-111) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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手汗? ううん、平気。 ふふー、もっと言って言って。
[>>277イケメン、なんて言われて気分良くないわけがない。 繋いだ手に少し力を入れて、ぎゅっと握る。 少し早足になったから驚かせてしまったかも。]
もーすぐだし、早く行こ。 みんな待ってたらあれだしさ。
[そうやって急かせば、図書館へは思いの外早くついた。 すれ違いの人影>>273には気づかないまま。]
(279) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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…………あ、悪ィ。
[反応をみて、(>>261 >>262)岸に『あの試合』の話をしたのは間違いだった。 あくまでオレのなかでは『あの試合』で終わってしまったものの。彼女の中では『未来』の話であって。]
……忘れてくれ。単に思い付きで口にしちまっただけだ。 っつってもなかなかそうも行かないだろうけどさ。
[こういうところだ。こういうところがきっと女心がわからないって言われる原因なんだろう。 オレは反省することしきりで。]
(280) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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[触れた指先は酷く熱を持って熱いだろう。 おまけに滑らかに見える指先は火脹れのようにボコボコとした感触で、焦げた肉の嫌な臭いが鼻をついた。
びくりと一度手を引きかけて、何かを堪えるように小さく呻いた女は少し遅れてまた歩き出した。 歩く内、焼けるかと思えた熱は少し収まったが少年の指先に嫌な感触が残るだろう]
っ、………。 それは、
[時折ぐらりと沸き立つように女の輪郭が崩れる。 ぐつりと何かが溢れる。
さみしいね。 そんな音に似ていた]
(*35) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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――図書館――
ほら、大丈夫だったでしょ。 先輩、怖くないもん。
[つくなり、『けんちゃん』のメッセージを見せてもらった。 そこには顔文字付きの「カワイイ」が見えて、割と積極的なタイプなんだなと思ってみたり。 顔見ただけでガチガチになるのに文章だと強気になっちゃうタイプいるよね、と、送信ミスとは知らずにしたり顔。]
(281) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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─ 図書館 ─(>>271)
[俺が一冊、二冊。ようやく目を通したかの頃に安住先輩が何か色々と情報をまとめていたらしい。パッと見に詰め込まれた文字の行列にはあ、と感心した。 やっぱりかっこいいかもしれない。]
[そこに書かれていたのは所謂昔話とか、口伝の迷信だとか、そういう雰囲気を思わせるものだった。古式ゆかしいなにか…あまりこれまでの俺とは関わりのない世界だ。もし俺が今も厨二病の真っ只中だったら大喜びしていたんだろう。]
何か結構… 曰く付きっつぅか。 俺、もっと願えば叶う…的な…少女漫画みたいなやつかと…。
[ぞ、ぞ、ぞ、と肩がざわつく。冷房が強すぎないか。 いや、俺の体温が下がったのか。…ああ、これが血の気が引くとかいうやつ。]
死んだ奴らの呪いとか、ってやつ? でも、なんで…
[なんで今、俺たちが。]
ありえねー… ってことは、ないのか。**
(282) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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― 根良伊川近くの公園 ―
[テープを剥がした花火、蝋燭とマッチの準備も完了している。 バケツはすぐに用意できなかったが。]
…、…
[愛海のやりたかった事を思い出す。 プール、を溺れる秋山を救出にするのは、どうにも申し訳ない気持ちになる。とはいえ、自分は金槌ではないにしろ、泳ぎは上手な方では決してない。愛海か宍井が力になってくれる必要はある。]
(283) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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/*
困った投票と襲撃どうしよう?
(-112) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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…、…
[意を決したように、スマホを開く。 陽もずいぶんと傾いた時刻を示している。
グループチャット(愛海、宍井、雛子)を開いて
『秋山が、川で溺れてさっき救急車で運ばれた』 『これって、ループを忘れた事と関係あるかな』
『ま、公園で待ってるから(花火の絵文字)』
と、送った。 公園に彼女らが来て気になるようなら詳細を伝え、 それから花火でもして気を紛らわそう、と言うだろう。
愛海に、明日泳ぎ教えてくれない?と、ようやっと切り出せたのは花火も終わりに近い頃だろう。]**
(284) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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/* あとどうやって花火に持ち込もうw
(-113) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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/* この村ぼくワンチャン初青ログありえるくね!?!?!??初日吊りは霊能パワーできなくて残念だけどありえるよね!!!全然!!!うおおおお!!!!!!
(-114) 2019/09/05(Thu) 23時頃
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[繋いだ手は熱かった。 例えるなら真夏のアスファルトを触ったときみたいに、焼けるような熱さ。 現実ではないとわかっていても、まるで現実のように手が焼けるような痛みに襲われる。 手の皮膚もぼこぼことした感触で、今まさに焼けているみたいなにおい。 どちらが焼けているんだろう。あちらの手か、こちらの手か。]
…………うん。
[>>*35それは、のあとの煮え立つような声ははっきりとは聞こえなかったけど、なんとなくニュアンスはわかった気がして、頷く。]
(*36) 2019/09/05(Thu) 23時半頃
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[賑やかに図書館にやって来たが、先日──ループした9月1日の中で図書館では静かにとたしなめられた事を思い出した。 そっと声を潜めながら、そろそろ花火の時間だし会長一人で待たせちゃってるんだけど、皆どう…なのかな、とおそるおそる安住あたりへにじり寄り]
………
[軽快な着信音に慌ててスマホを開き、そこに並ぶ文字列にスマホケースごとそれを取り落とした]
あ、あきやま
え
(285) 2019/09/05(Thu) 23時半頃
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俺でも全然詳しいことはわかってないんだけどさ。 ビョーキが見つかったんだって。
難しい手術になるかもって、だから、俺、東京の病院に入院するんだって。 一旦入院して、しばらく薬とか飲んで。 身体が落ち着いたら、手術なんだってさ。
[軽く言えるのは、まだ実感がなさすぎるからだ。 両親はすでに東京に仮家を借りていて、長期滞在を決め込んでいる。 ひとりだけ病院の部屋に閉じ込められて、東京を楽しむこともできないまま、病人生活ってやつになる。]
『今日』が、俺の自由にできる最後の日なの。
(*37) 2019/09/05(Thu) 23時半頃
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/* 投票ほんとに困ったな。 RP重視なら航なんですけどもねえ…!
(-115) 2019/09/05(Thu) 23時半頃
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[スマートフォンの振動を感じ、確認する。 グループチャットに届いたメッセージ(>>278)に、りょと返し。 先程のメモを貼り付ける。 一緒にいる颯成少年とは大須賀さんちのお子さんの事だろうか。 なら、確か澪ちゃんと仲が良かったはずだ。
『ヒナコサンと颯成少年が図書館に来たみたいだけど、合流しようか?』
そんなふうに打ち込んだ画面を二人に見せた]
(286) 2019/09/05(Thu) 23時半頃
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花火、見に行きてぇな。
[岸と鹿崎を送り、一人ごちる。 オレは『あの試合のオレ』と向き合わなくてはいけない。その為には、あの時見た『花火のような何か』と向き合わないといけないと、思ってる。
その為にも花火を見に行きたいと思ってはいるけれど。 そう思いながら足取りは自然に公園へと向かっていた。]
(287) 2019/09/05(Thu) 23時半頃
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/* はあああああああああああ航!?!?航吊れるか!??!?航〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!これどういう心境…!?!?!?ああああん航〜〜〜〜!!!!!次のループで助ける気まんまんの航最高にヒーローだよお えん・・・・でもマジで誰一人欠けてももったいなく感じるの本当にすごくない…?しゅごい…うええん 誰…タスケテ…
(-116) 2019/09/05(Thu) 23時半頃
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― 図書館 ―
[読書はまずは、我慢しながら読むことからはじまった。 分厚い本と格闘して、黙々と読み続けて、視界になにやら白いものが見えて顔を上げた。 愛海先輩にずずいと差し出されたルーズリーフ。 本の読んでいるページが丁度年貢がどうだ米がどうだで完全に農家のひと可哀想気分になっていたあたしは、頭が切り替わらないままそれを見た。 伝承、とある。1、2、3、4、5、と項目を目で追う。 全て『死』がどうこうという話だった。]
え………
[あたしも根岸とだいたい同じ感想だった。元々この調べ物は『現状』を調べるためにはじまった。呪いだとか、人身御供だとか、心中だとか。]
…………
[何もいえなかった。 だって既に今の状況は『常識』の範囲を超えていたから。 顔がこわばっている。あたしは口をおさえた。青ざめていたかもしれない。]
(288) 2019/09/05(Thu) 23時半頃
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だけど、今日が続けば、このままいられる。 昨日と一昨日は、お祭りに行って。 今日は花火もするし、先輩とも知り合えた。 今日が続けば、何でもできる。友達のままでいられる。
だから俺は、ずっと今日がいいし、忘れたくない。
[忘れたら意味がない。友達も思い出も、みんなリセットだ。 そんなの、続けてる意味がない。 記憶を忘れた今日が来たら、ただ周りに気取られないように笑いながら、明日に怯えるだけの自分に戻ってしまう。
今日が続くと知っているから、次の今日が楽しみでいられるって、思う。]
(*38) 2019/09/05(Thu) 23時半頃
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──願い川と叶い橋──
[ 場違いな制服で街を歩いて、 3人連れ立ってか否か、川へ近づけば、 なにやら騒がしく>>258、 願掛けという空気でもなかっただろうか。
はたと足を止めて周囲を見渡せど、 千早がその場所で起こったことを知るのは今じゃない。
その時、ふと震えたスマホ>>257。 受信したメッセージに何気なく返事をしたのだ。]
(289) 2019/09/05(Thu) 23時半頃
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