8 DOREI品評会
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― 一階廊下 ―
[どこからか香りがして鼻を擽った。 ん、と思うも鈴を拾って志乃へと渡そうとする。]
簡単な単語なら知ってるみたいだ。 さっき、喋ってた。
[少年に向けそう伝えてから]
気にいられる ねぇ…
[意味深に言葉を届ける。 名を尋ねられれば、ああ、と名乗ろうと口を開くが 食事を取るために一階へ上がって来た男の声に言葉が止まった。]
(330) 2010/04/02(Fri) 22時頃
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… っ
[飯を共に食べようとする少年の言葉に
は?
と、喉まで出た声を飲み込んだ。]
(331) 2010/04/02(Fri) 22時頃
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――…りん!
[鈴が地面とぶつかって、声を上げた。 その音に二人が反応する。 少年は一歩身を引いて、身を強張らせる。 その様子につられるように、あ、と声を発して。 鈴を渡されれば。]
『ごめんなさい。』
[小さく、それだけ告げて。 鈴の処遇の提案には必死に耳を傾け、最終的には落とさないよう 懐へと仕舞う事にした。
その折だっただろうか。 灰青の男がやってきたのは。
その姿を認めると、先程と同じく控えめに隠れるように。 少しだけ金色の彼の傍へと寄った。**]
(332) 2010/04/02(Fri) 22時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/02(Fri) 22時頃
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/* 灰に埋めようかと思ったんだけど、 ごめんつい言っちゃった……。 僕は神経質で我慢が足りないようです。
でも随分読み易くなった。
(-70) 2010/04/02(Fri) 22時頃
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―― 食堂裏厨房 ――
[ちょうどその頃、貴族のお客用の食事は整いつつあった。 言いつけのあった分は銀蓋で熱々の状態を保ったまま部屋にワゴンで運ばせ、それ以外は食堂にと晩餐の準備。 余興の前の儀式のようなものだ。何せ、この館の主であるヨアヒムが、人三倍は食べるのだから。]
(333) 2010/04/02(Fri) 22時半頃
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[客間には絶えず紅茶と焼きたての茶菓子が提供される。 けれど、それが『商品』に行き渡ることはない。 貴族が気紛れを起こして施すというなら、別だけれど。]
(334) 2010/04/02(Fri) 22時半頃
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― 1階廊下 ―
[階上からあまり嗅ぎ慣れぬ香が降ってくる。 少し視線を向ける。エントランスの方から薫ってくるようだ。
僅か細めた灰青は、少年(と思っている少女)の願いに、金目の青年の裡を体現するかのように一瞬見開かれた。]
ふっ、あははははは 君は面白いことを云うね。
[基本的に、主人と奴隷が食事を共にすることなどあり得ない。 例外はあるだろうが、例えば、ルーカスは作品としての教養に食事指導をすることもある。出来あがった作品は、作品として買い取り先の主人と食事を共にすることもあるからだ。
少年の願いは、自分の立場を判っていない、と取れた。 判っていないのか、判りたくないのかは、男には知れないが、笑いのツボに見事に嵌ったようだ。]
(335) 2010/04/02(Fri) 22時半頃
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― 客室 ― [空いたカップをテーブルへ置いて、男は菓子をつまみながら 部屋に備え付けられていた本を読むでもなく頁を捲っていた。
食堂からワゴンで運ばれる晩餐は食事に五月蝿いヨアヒムが用意させるだけあって極上の食材を使ったものばかり。 程なくその食欲を促す香りが>>330一団体の傍を そしてヴェスパタインの傍を通ることになる]
(336) 2010/04/02(Fri) 22時半頃
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[結局名乗らない傍らの青年――珍しい黄金の瞳をしている――の顔と、紳士の爆笑に、気圧されてもう一歩引く。 テイルコートの尻尾が不穏な空気を孕んで揺れた。]
そんなに、可笑しいことを言っただろうか。 このままでは、もう動けそうにないんだ。
[飼い殺すために連れて来たのか、との問いは飲み込んだ。 肯定されれば、餓死しか待っていない。 物憂げな表情は、取り繕わぬ本当のもの。]
(337) 2010/04/02(Fri) 22時半頃
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小僧 カルヴィンは、傍らを通り過ぎ運ばれるワゴンからの食欲をそそる匂いに、きゅうと腹が鳴った。
2010/04/02(Fri) 22時半頃
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― 1階廊下 ―
よろしい。 笑わせてくれた礼に茶くらいは振る舞おうか。
[クツクツと喉を鳴らして、是と云う。 笑い涙に滲んだ灰青は、金目の青年と、それに寄り添うような異国の女にも向けられる。]
君たちも良ければ、どうぞ? 次、何時食べられるか知れないからね。
さて、では、早く道を開けてくれないかな? 部屋に戻れない。
[ヨアヒムが同席を願うならば、晩餐は食堂に出向くつもりであるが、軽食であれば宛がわれた客室で取る気である。
言葉を紡ぐ男の脇を、使用人が食事を上階に運ぶ為に過ぎて行った。良くしつけられた使用人は、聞きかじった会話を拾い、ほどなくルーカスの部屋にも軽食を運んでくれることだろう。]
(338) 2010/04/02(Fri) 22時半頃
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― 一階廊下 ―
[謝る異国の女には謝るなと緩く首を振ってから 懐に鈴をしまうのを見た。
爆笑する紳士、立場を弁えていない少年に肩を落とした。]
っわー…
[ワゴンががらがらと音を立てて食事を運び過ぎていく。 確かにあんな飯なら食べたいけれどと内心は思うが そんなこと、叶うわけはないと金の目を 細めた。]
(339) 2010/04/02(Fri) 22時半頃
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―― 一階廊下 ――
[紳士の言葉に、パッと少女の笑顔が輝いた。 連れて来られてから、猜疑に凝り固まっていた全てを取り払って。 それが食べ物絡みなのが、未だ稚い証拠。 すぐに『餌付け』という単語が浮かんできたが、空腹により優先されるべきものはない。]
……感謝する。 君たちは?
[どこか釈然としないものを感じながらも、首を縦に振らないわけがない。すぐに畏まった礼を一つ。 それから、同行者となりかけた二人に問うた。]
(340) 2010/04/02(Fri) 22時半頃
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って、
――― はァ?
[道楽にも程がある。 細めた瞳を見開いた。
気紛れで ――― 悪趣味だ。
印象はやはり変わらずのまま 彼が通るだけの道は開けた。]
茶 だけ らしいけど 飲ませて くれるって
行くか?
[ゆっくりと志乃に言葉を伝えた。]
(341) 2010/04/02(Fri) 22時半頃
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小僧 カルヴィンは、嬉々としてルーカスに道を譲る。現金なものである。
2010/04/02(Fri) 22時半頃
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[さて、男は当然奴隷となるモノと飯を同席するような人間ではない。
ただ、運ばれる食事がどうなるかは 男が関与出来るところでなく。
使用人が襲われたとすれば、その食事はここへ届く事は無いだろう]
(342) 2010/04/02(Fri) 22時半頃
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[どっちにしろ1人にしておくのも危ないかと思い]
行くよ。
[空腹なのは間違いない。 水分でも胃に入れるに越した事はない。]
(343) 2010/04/02(Fri) 22時半頃
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[少女は豪華食事満載のカートを追い駆けたい気持ちに駆られたが、ぐっと我慢して雛のようにルーカスの後ろについて歩く。 彼の遠慮ないコンパスからすれば、鉄球を転がしながらの行程は大変な労働にもなったが、その先にご褒美(食べ物)がぶら下げられていては、抗いようもないのだった。]
(344) 2010/04/02(Fri) 22時半頃
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― 1階廊下→エントランス ―
[茶をとは云っているが、スコーンなどの軽食も付いてくることだろう。――まぁ、それを彼らが知らずにワゴンが襲われても、ルーカスの笑いのツボを更に刺激されるだけなのだが。
少年(少女)は、軽食も付いてくると、表情から理解できた。 状況は分かっていなさそうなのとの、アンバランスにまたルーカスの喉が鳴る。
道が開かれれば、遠慮ない足取りで、振り返ることなく先を行く。]
おや…―――
[視線を上げれば、2階エントランス部分に人影があるか。 漂う香りの持ち主らしい人は……]
失礼。ジェレミー殿のご友人かな? 私は、この場ではルーカスとだけ一応名乗っておきましょうか。
[下から声をかけず、階段を上がり切ってから、同等の立場として挨拶を向けた。]
(345) 2010/04/02(Fri) 23時頃
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─ 控え室 ─
[古城の別荘に相応しい時代掛かった馬車で運び込まれるのは、重々しい彫り物の入った柩。蓋には、真新しい金文字でイアンの名前が刻まれている。 屈強な男達の手で運ばれたそれは、控え室に置かれ、慎重に蓋を開けられた。
「丁寧に梱包しておいた。 意識が有るなら包帯の一部だけ解いてやって“ミイラ”はそのままに。 意識が戻らない様なら、梱包を解いてラッピングしてくれ。 私の“友人達”が望むなら、梱包を如何するか、彼等に任せても構わない。」
重い柩が床に降ろされる気配に、イアンの意識は**──。]
(346) 2010/04/02(Fri) 23時頃
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子守り パティは、メモを貼った。
2010/04/02(Fri) 23時頃
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チェンバレン様がお部屋で? 至急、手配しておきましょう。
[まるで最初からそうであったかのように、整って行く軽食の準備。 ローストビーフやらスモークサーモンやら、やたら肉々しいものが挟まったホットサンドとグリーンサラダが用意される。]
どうせ、御主人様とは 定刻に会場でご対面できますしね。
ああ、でも今は『商品』が野放し状態ですから、気をつけて。
(347) 2010/04/02(Fri) 23時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/02(Fri) 23時頃
良家の息子 ルーカスは、ランタン職人 ヴェスパタインとは、一先ず挨拶のみで、宛がわれた客室へと足を向けることとなる。
2010/04/02(Fri) 23時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/04/02(Fri) 23時頃
紐 ジェレミーは、届いた食事にやたら肉が多いなとぼやきながら食事を始める事にした**
2010/04/02(Fri) 23時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/02(Fri) 23時頃
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−廊下→控室−
(……食べてきて良かったァ。)
[猛禽類のような目を細めて、状況を見守る。]
(間抜け顔して食べ物に目を向けるなんて、愚の骨頂。 気ィ抜いたらあっという間に「飼い馴らされて」終わり。子供がそれするならともかく、大人がああなったら……ねぇ。)
[奴隷を連れてゆく役目を仰せつかった男の横顔を見て、呟くように告げる。]
……私は何処に連れてゆかれるのですか? 恐ろしくて堪りません。
(348) 2010/04/02(Fri) 23時頃
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―― エントランス ――
[また舞い戻ってしまった魔の階段。見下ろす視線からはなるべく避けるようにして、隅を鉄球を抱えてよじのぼる。 振舞われる軽食には、完璧なる作法を披露し、足枷さえなければ対等の特権階級の友人であるかの如く振舞うことになる。 それ全て、紳士には含み笑いの対象になるのだと、知りもせず。]
(349) 2010/04/02(Fri) 23時頃
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/* 慌ててレスすると、やっぱ日本語崩壊するなorz ニュアンスで読みとってくれ。
(-71) 2010/04/02(Fri) 23時頃
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(なんつーか… 子守り気分?)
[少年と、女が目の届く位置にいるのを見てそんな事を思う。 それと同時に、家族のことを 思い出してしまう。]
――――…
[静かに、ルーカスと名乗った男と共にエントランスまで。 異国の女の足にある鉄球も自分のと同じように靴の裏で ごろりと転がして歩きやすいようにした。]
(350) 2010/04/02(Fri) 23時頃
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小僧 カルヴィンは、ワゴンだけでなく、頑健な男に連れられていく女と擦違ったが、鉄球を隠すのに必死だった。
2010/04/02(Fri) 23時頃
子守り パティは、何かに必死な表情を浮かべる華奢な「王子様」を横目に見た後、控室へと向かった。
2010/04/02(Fri) 23時頃
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/* 王子様噴いたwwwwwwwwww カルヴィナちゃんは王子様を待っているのに!
こないのが、この村クオリティ(酷)
でも志乃の王子様はテッドっぽい?
(-72) 2010/04/02(Fri) 23時頃
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― 至る客室 ―
[漂う香りの主と、挨拶のみ交わして、 一先ず餓えたカンバス候補達に軽食を振る舞うこととした。 途中、屈強な男たちに連れられる女が見えれば、一度値踏みするような灰青を向けた。]
……軽食にしては、随分肉々しいな。
[部屋に落ちつくと、暫し後、運ばれてきたものは、まるで彼らの裡を読んだようなもの。 おそらく、此処の使用人が分かってやっているのだろう。 ――否、ヨアヒムの好みかもしれぬ。
少年(少女)が取り澄ました顔で、それを食べるのを、ルーカスは可笑しそうに見詰める。金目の青年と異国の女も居たのだろうか。居たならば同じような視線を向けるだろう。]
(351) 2010/04/02(Fri) 23時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/02(Fri) 23時半頃
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−控室−
この部屋は……!?
[畏れのような表情を浮かべ、控室を見回す。 豪華な調度で彩られた廊下とは明らかに異なり、どこかぞんざいさを含んだ造りをした部屋。
案内人の男が居なくなったことを確認すると、鉄格子で鎖されるであろう部屋をぐるりと一周見渡して、目を細めた。]
まあったく、こういうのって、誰向けのインテリアなのかしらね。 買われる側に恐怖を与える為かしら?それとも買う側を勃起させたり濡らしたりする為?
……小金持ちが売春婦とモーテルでセックスしたくなるのって、こういう気持ちなのかしら。
[流暢かつあまり品のよろしくない英語で、ぽつりとつぶやく。 そして控室の真ん中に鎮座する柩を、足先で小突いた。]
(352) 2010/04/02(Fri) 23時半頃
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[廊下ですれ違った女もまた、こちら側なのだろうと察する。 香りの主だ近付けば察して、手に持つ酒を一度見た。 会釈もしないまま、金の瞳を逸らし足を運ぶ。
金持ちの歪んだ道楽。 毛嫌いしているのに、足を突っ込んでしまった。
唇を一度引いてから、ルーカスの客室へと向かう。 用意された食事 ―― 顔色は変えずのまま]
腹 減ってたら 食っとけ
[志乃にはゆっくりとそう告げた。]
(353) 2010/04/02(Fri) 23時半頃
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[女はいまだ壁際に控えたまま。 命令も指示も新しくいただいていない以上、従うのは最初にもらった「ここに居ろ」という指示。
空腹を感じても、自ら欲しいとは言わなかった。
飢えてやつれても、満ち足りて肥えても、どちらにしても美しさを台無しにするのだと聡い主人ならば理解しているだろうから。
運び込まれた大荷物の異様さに、僅かに瞬いた。]
(354) 2010/04/02(Fri) 23時半頃
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―― 客室 ――
[ぴんとのばした背筋。机と上半身の間は拳一個分。 紅茶のカップを傾ける仕草から、巧みに食事を切り分け、銀のフォークで口に運ぶ。一連の動作が流れる音楽のように洗練された貴族のそれ。]
助かりました。
[素直にルーカスには感謝を述べ、それ以外は黙々と食事に専念する。 肉っぽかったりやたらこってり脂がのっているのが、少女の胃には少しもたれた。 今はまだいくらか信頼の宿る眼差しで、紳士の顔を見詰める。]
色々な人がいるものだな、ここには。 枷の者も、枷のない者も。
[ふ、と表情を和らげて感謝の証に一度目を伏せた。]
(355) 2010/04/02(Fri) 23時半頃
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[男は茶をひと口、口にしてそれからなにも口にはしない。
来た道、周囲の間取り。 逃げだせるのならどこから、と考えていた。 自分ではなくてそれは、他人にも有効だろうと。
険しい面持ちは崩さないまま。**]
(356) 2010/04/02(Fri) 23時半頃
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