8 DOREI品評会
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…ボク、君に何かしたかなァ? そんなに敵意剥き出される理由がわかんないんだけど?
[射殺す程の鋭い視線。 柔い笑みすら浮かべ、手摺に凭れるように身を乗り出して 首を傾けてみせる様子は、見た目よりも精神的に幼い仕草。]
寧ろ親切に、迷ってるか聞いてるのに。 怖いなァ。
[睨まれても怯えの表情は浮かばない。 手に巻きつけた薄布をひらひらと揺らして見せた。]
(305) 2010/04/02(Fri) 17時頃
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『質問の答えになっていない。この香はお前かと聞いている。 大体、この建物中に味方がいるなんて思ってもいない。 何かされたかどうかなんて関係もない』
[ここに来てから誰一人相手に取ったところで親和性を見せた覚えはない。 ひらひらと揺れる薄いきぬが余計に苛立ちを増長させる]
『それに、俺は迷ったとは言っていない。 あの部屋への道ぐらいちゃんと覚えている』
[戻らなくていいなら本当は戻りたくもない。 けれど、扉を開くだけのものが今はない。 鍵も、権力も、金も。 総てが今の自分からは奪われている]
(306) 2010/04/02(Fri) 17時半頃
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うん、この香はボクのだよ。 これで良いのかな?
[細く青い煙は背後の開け放たれた扉から。 相手の敵意が剥き出された侭の様子にも動じる様子無く、 手摺に頬杖を着いて見下ろしている。 ひらり、布が動きに遅れて、舞う。]
そーいう態度を好む人も居るかもしれないけど、 博打、かもしれないよ?
[肩から腕へと纏わる布で口元を隠し、くすと笑うのは相手の神経を逆撫でする心算まんまんの、少し大きめな響く声。 それから手を大きく動かし、階上からひらひらと手と布を振り]
…あんまり賢いとは言えないんじゃないかなァ。
[甘ったるい掠れた声を降らせて、手摺から消えた。 部屋へと戻るけれど、やはり変わらず扉は開いた侭で**]
(307) 2010/04/02(Fri) 17時半頃
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『…最初からそう言えばいい』
[ゆっくりと吐き出した息は苛立ちに濁る。 そして、理解する。自分を翡翠の名で呼ぶ男と同じだ。 結論はただ一つ、癪に障る気に入らない]
『博打で結構。忠告傷み入るが余計な世話だ』
[わざと癇に障るような言葉を投げてくる声に、 逆に返した声は酷く静かなものになった。 頭を冷やしたわけではない、こんな問答が馬鹿馬鹿しくなったからだ]
…賢さなど、こんなところで何の役に立つんだか。
[先はもう見えている。先程拾った日本語。買われる。 それはつまり自分達は既に人でないと扱われているということだ。 ならば、今更何を言ったところで、どうしたところで変わるのは生きるか死ぬかくらいだろう。
解っているが故に鳩尾に横たわる諦観はまた冷たさを増すばかり。 余計に冷えた指先は溜息で綺麗に整えられた爪先を温めることしか出来なかった]
(308) 2010/04/02(Fri) 18時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/04/02(Fri) 18時頃
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/*
むしろ自分が誰も買えないまま終わるのではという。 どきどき。
(-65) 2010/04/02(Fri) 18時半頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/02(Fri) 18時半頃
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― 控室 ―
[言葉のない会話は続いたか、終わったかの頃。 日本から来た女が付いて来るのなら止めはしないまま 曲げていた足を伸ばして立ち上がる。]
――― …
[足の裏を使って鉄球をゆっくり転がしながら格子の外へ。 足への負担がこれで幾分か減る。 どうでもよい知恵が身についていた。]
(309) 2010/04/02(Fri) 19時頃
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[>>296翡翠の彼もまた控え室から抜け出したのだと知る。 男は唇を吊り上げて哂った]
――…やあ、Jade 御機嫌は如何?
[決まり文句のような出会い頭の挨拶に、名が違うと言われても気に留める事もなければ名を問うこともしない。 ヴェスパタインが言う通り、やはり男は意地が悪いのだ。 仄かに香の移った薄布を拾い上げると、会話を始めた二人を置いてその場を通り過ぎる]
アレも、地べたに這い蹲らせたいタイプの子だね。
[翡翠に対する感想を零し、己の出資者の部屋へ布を届けると男は客室へ戻っていく。 使用人を呼びつけ、キームンを注文した。熟成期間の指定を告げたが、注文どおりの品は間をおかず運ばれてくる。 蜜のような甘い香りを楽しみながら、品物たちの顔を思い出している*]
(310) 2010/04/02(Fri) 19時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/02(Fri) 19時半頃
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/* こんな酷い村でラブコールを送ってみるテスト。 くのんさんにおすそ分けされたキームンが マジで マジで 美味かったんですよ。
ハマったのに、その辺のだと味がぜんぜん違う悲劇。 なんてこった。
(-66) 2010/04/02(Fri) 19時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/04/02(Fri) 19時半頃
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/* 私はしかしラストジェレミー満喫しすぎだろうと思った。 どんだけ画面開いてる気だ。
(-67) 2010/04/02(Fri) 19時半頃
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琴弾き 志乃は、若者 テッドが立ち上がれば、それに倣って同じようにと立ち上がろうとしただろうか。**
2010/04/02(Fri) 20時頃
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(来るのか?)
[同じように立ち上がる異国の女の姿。 修道女風の女はどうするのだろうかと視線を一度向けた。]
―――――。
[鈴の音がまだ聞こえるのなら眉は一度しかめただろう。 それでもどこかに脱出の糸口があるのなら、と 格子から出てこの家の間取り図を頭に入れようと。]
……
[壁際にまだ灰青の男がいたのなら、無言のまま横を通り過ぎようと]
(311) 2010/04/02(Fri) 20時半頃
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―― 一階廊下 ――
[そういえば、最後に食事を摂ったのはいつだっただろう。 くらくらと眩暈が激しくて、鉄球を抱いてその場に踞る。]
……僕としたことが、こんな、こんな……。
[惨めだった。とてつもなく惨めで、また下唇に歯をたてる。 きゅう、と心細そうに腹が鳴る。慣れない場所での極度の緊張、疲労も積もってもう一歩も動けそうになくて。]
まさか、厨房に忍び込んで摘み食いするわけにいかないし……。 食事は用意されないのだろうか。
[認めたいのではなく真に「立場が分かっていない」世間知らずの少女は、館の中で行倒れ寸前だった。]
(312) 2010/04/02(Fri) 20時半頃
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若者 テッドは、良家の息子 ルーカスの横を通り過ぎれたのなら鉄球をうまく転がしつつ一階へと向かい
2010/04/02(Fri) 20時半頃
若者 テッドは、小僧 カルヴィンの姿が見える一階の廊下まで上がってきた。
2010/04/02(Fri) 20時半頃
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― 客室 ―
[ざわめきは玄関から階段を上り二階へ。 台車の転がる音は毛足の長い絨毯に吸い込まれる。]
あ、もう来たのかい? それは嬉しいな。
[部屋に運ばれて来たのは、2m四方はあろうかという程大きな箱。 後からくる「荷物」とやらに満足げに頷き、 其れが男たちの手によって開かれるのを見詰めて居た。]
此ればかりは一緒には無理だったからね… ふふ。
(313) 2010/04/02(Fri) 21時頃
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[葡萄酒の雫がじんわり滲む。 全てが面倒で、厭わしくて、寂しくて、どうしようもない感情が綯交ぜになる。 が、人の気配を感じると、テイルコートの袖でごしごしと拭いて、気丈にも面差しを上げた。]
こんなところで萎れていたら、 家の再興なんてできなくなる。
[紛い物のカソック、目隠し、集められた囚人の異様に見目麗しくまた珍奇に富んでいること。全てを考えれば、答えが導き出せない頭ではないのに、頑に心は思考を拒否して、現実を認識しない。]
……脱走の準備か?
[テッドたち一行には、そんな感想を。]
(314) 2010/04/02(Fri) 21時頃
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― 一階廊下 ―
こんなんぶらさげてちゃ、 逃げる事はできねーだろうさ。
[ごろりと靴の裏で転がす鉄の玉は大きく重みのあるもの。
少年(と、まだ思っている)の声に視線を向ければ 見えていなかった瞳の色が捉えられて]
お前は? 暢気に散歩ってわけでもねーだろ?
(315) 2010/04/02(Fri) 21時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/04/02(Fri) 21時頃
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そうだな、結局はこの館が檻だ。 逃がす気なんてないくせに。
それに逃げても、行くアテなんてない。
[貴族然とした相手でないなら、無理に対等にあろうと肩肘張ることもない。 それでも、つい癖で相手の視界から鉄球を隠そうとはしてしまうのだが。 子供らしさの残る丸みを帯びた頬をぽぅと赤らめながら、もじもじと告白する。]
お腹が空いて……。
(316) 2010/04/02(Fri) 21時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/04/02(Fri) 21時半頃
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― 控室 ―
あ…、…。
[ちりん。 立ち上がる際に啼いた鈴の声に目の前の彼が眉を顰めると、 すまなそうに眉を下げて、首元の飾りを取ろうと。 すっと上げられた手首に今は枷は無くて、代わりに右の足に錘のついた枷が嵌められていた。 白く軟い手首には、赤い枷の痕が出来ていたかもしれない。]
……あの…。
[鈴の飾りを取り終えると、小さく口を開いて。 それはすぐに閉じられたが、一度口を結んでから、ゆっくりと。 金色に漆黒を合わせて彼に言葉を紡ぐ。]
(317) 2010/04/02(Fri) 21時半頃
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『ゆっくり 聞く 言葉 わかります。 話す 上手ないです。 ついていく いいですか? 貴方 悪い 違うみたい。』
[わかる単語を並べて、文を作ろうとする。 それは相手に伝わったか。
彼が同行を許可したなら、共に檻を出るだろう。 鉄球を転がす様を真似てみようかと思ったが、着長では巧くいかず。 結局は片足を引き摺って後をついていく。
灰青の男の傍を通り過ぎる時には。 先を行く彼の影に隠れるように少しばかり身を潜めたかもしれない。]
(318) 2010/04/02(Fri) 21時半頃
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ふぅーーん。
[背が低い自分よりも、まだ低い少年を見下ろしながら 些か、意外そうな声を出した。
行くアテ、確かにここがどこだか解らなければ むやみやたらと外に出ても捕まるのがオチだ。]
…
…… ん?
[空腹の告白には、片眉を下げて ふ、と笑う。]
あーー。 確かに、俺も減った。
[志乃にも解るように、腹を一度ぽんと叩いてから 両手で押さえながらお腹が空いた顔をしてみせた。]
(319) 2010/04/02(Fri) 21時半頃
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厨房で恵んでもらおうか。
[あまりに厳しい食事制限に、真夜中に抜け出してよく摘まみ食いしていたことも、それが見つかるときつい仕置きがあったのも、今は昔の話。 提案してみるものの、少女もこの館の構造が分かるわけではないので、肩を竦める。]
それとも、さっきの道化? みたいな者に頼むとか……。
食事が出して貰える待遇なのか、謎だが。
[先ほどの部屋から漂う珍しい香の中に、食べ物のそれはなかっただろうかと思い出しながら。]
(320) 2010/04/02(Fri) 21時半頃
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― 一階廊下 ―
[檻を出て、廊下へと出る。 光を浴びれば、艶やかな黒髪は一層輝きを増して。 歩くたびにさらさらと揺れる。
やがて一階へと上がってきた頃だったか。 先に檻を出て行った少年と遭遇する。 交わされる二人の会話はまだ聞き取れなくて。 単語の端々から内容を想像するので精一杯だった。]
(321) 2010/04/02(Fri) 21時半頃
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『…空腹?』
[少年の最後の言葉を反芻する。 次いで傍らの彼も、身振り手振りで空腹を伝える。 どうやら彼らはお腹がすいているらしい。 そう言えば確かにお腹がすいた。 思って、帯へと手を伸ばす。 のど飴位なら持っていたはず。 腹の足しにはならないだろうけれど、気が紛れれば少しはマシだろう。
此処に来るまでに落としていたり、取り上げられていない事を願いつつ、帯を探ろうとすれば。 ちりん、と先程外した飾りが床へと落ちただろうか。]
(322) 2010/04/02(Fri) 21時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2010/04/02(Fri) 21時半頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/04/02(Fri) 21時半頃
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/* 先程外した飾りが床へと落ちただろうか
例えばこれだな。 自分の飾りが落ちたかどうかくらいは確定して欲しい そういうことだろ。
(-68) 2010/04/02(Fri) 21時半頃
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― 一階廊下 ―
そー上手くいくかー? 俺達の待遇は、良いとは言え…
[単語を合わせただけの会話でも 意志疎通はかろうじてできる異国の女。
帯を探れば揺れる黒髪 ―― つい視線を向けて
鈴の鳴る音に我に返る。]
!
(323) 2010/04/02(Fri) 22時頃
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/* 確定描写に敏感になりすぎていた予感 ううん、どうも極端でいかんね私は…!
ごめんねごめんね
(-69) 2010/04/02(Fri) 22時頃
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― 控え室 ―
[金の眼の青年と、異国の女の不器用なコミュニケーションを、ルーカスは暫くの間、可笑しそうに見詰めていた。]
おやおや、随分嫌われてしまったようだな。 まぁ、別段、困ることでもないけれどね。
[無言で去る青年と、それに隠れる様な女を見送って、苦笑と共に零す言の葉は、修道女風の女と、もし男の姉の姿があるのなら、聴こえたことだろう。]
隣にもう一人、カンバス候補が居るのだったか……。
[ルーカスもまた、壁際から離れる。 はたして、隣の部屋にカンバス候補は、まだ居たか。 居たにしても、その容姿を確認しただけで、特別声を掛けなかったのは、辿り着く前、胸元から取り出した懐中時計で知った時刻故。]
(324) 2010/04/02(Fri) 22時頃
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[ざわめきが耳を擽る。 明らかに道化達のそれとは違うそれは、階下。
人肌ほどに温めた蜂蜜酒の入った陶器を手に、 背負う苦味ある香に甘いそれを足し、 階下を眺めて居る。
手摺には何時しかその肌を傷付けぬよう、 薄布が巻かれていた。]
(325) 2010/04/02(Fri) 22時頃
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!
[りん、と鈴が鳴る。自分が猫と勘違いしたそれ。 飾りの風体をしていたが、彼女自身のものか、それともここで着けさせられたものか。 後ろめたいことなどないはずなのに、思わず反射的に一歩引いて固まった。 チャラ、と遅れて鎖が擦れる。]
大事ならものなら、持っておけ。不要なら捨て置け。 ……意志があるんだろう。言葉は通じないようだが。
[明かりの下で見たなら、珍しい絹の織り目は奇異に映る。 身振り手振りで鈴の処遇を提案してから、ふと廊下の先に目をやって、]
あちら側はまだ行っていないが……。 鉄球をつけたまま、食料を盗むのも難しいだろうな。 気に入られれば、茶会にでも招かれるのかも知れないが。
……君、名は。僕はあそこで名乗ったぞ。 名乗らないなら、ずっと「君」のままだな。 不便ではないから、好きにするといい。
(326) 2010/04/02(Fri) 22時頃
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― 至る1階廊下 ―
……軽食でも貰おうか。
[懐中時計で知った時刻に、零れる独り言。 緩やかな足取り。されど、コンパスに見合った速度で階上へと向かえば、1階の廊下に集まるカンバス候補達の姿が在った。丁度、鈴に関してやり取りがあったタイミング。]
やあ、少しどけてくれないかな。 私は、軽く食事を取りたいのでね?
[彼らが空腹を覚えているとは知らず、また、自分が端を通るという選択肢はないような態で、道を開けるように願った。]
(327) 2010/04/02(Fri) 22時頃
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― 客室 ― [祁門の薫りを暫し楽しみ、男は思い出したように時計へ視線を送る]
そういや飯が未だか。
[ソファーに腰掛けたまま、辺りを見渡す。 受話器へ手を伸ばし、幾らかの注文を付けた。 男に自ら出向くなどと言う思考は無い。 程なく運ばれてくるだろう食事を待つ間、手持ち無沙汰になる]
(328) 2010/04/02(Fri) 22時頃
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……ご一緒願えませんか。
[背に腹は代えられない、とはこのことだろうか。 なるべく控え目に、乞食には聞こえぬように、言葉を選んだ。 当然、金髪の紳士の側からは鉄球が見えぬ立ち位置をわざわざキープして、もう一歩下がる。]
(329) 2010/04/02(Fri) 22時頃
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