197 獣ノ國
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/* あの、本命落ちそうなんですが、その。あの…あのね、ルーカスくんが好きなの。どうしよう!?クラリッサちゃんがいるしなあああああどうしようどうしよう…
(-3) 2014/10/05(Sun) 01時頃
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/* だってるーかすくんお芝居ほめてくれるんだもん;;;;;;はわわ…はわわわわ……
(-5) 2014/10/05(Sun) 01時頃
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――話?
[曇る表情>>1:389に僅かに眉を寄せながら。けれどしっかと向けられる視線には、此方も視線を返す。自分が喋る度に暗くなる相手の雰囲気には、小さく首を傾げ。 そうして、傷口を気にするように擦られた指先に、彼女は気付いただろうか。
やはり怯えさせてしまったか、なんて。ぼんやり考えながらも、それならそれで。どうせコートを受取れば終わる関係だろうと、どうでもよさげに。 ……その考えが間違いだったと、すぐに気付かされる事になるのだけれど]
ああ、ありがとう――、
……あら。 あらあら。まあ、可愛らしい獣さんも居た事。
[返した言葉は、とうとう刺を含んでいただろう。目の前の相手が悪いわけではないと分かっている。けれど、獣の青年から遣わされた天使を、ジャニスが信用出来る筈も無く。 視線に入った鳥の翼>>1:392に、きゅうと目を細める。ああ、彼女は正しく"天使"だったのだろうかと、嘲笑めいた息を吐き出す。
恐怖は無かった。ただ、今一番会いたくない"存在"には、出会ってしまったかもしれない]
(8) 2014/10/05(Sun) 01時半頃
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……そうね。 でも今此処で、冷静にアナタと話す程、アタシに余裕があるわけじゃないの。 日を改めて貰ってもいいかしら?名刺はそのコートの胸ポケットに入ってるから、暇な時にでも連絡をちょうだい。
[脱がれたコート>>1:392を指さして、ジャニスは出来るだけ柔らかな口調を意識して言葉を落とす。 ……別に、怯えさせたいわけではないのだ。震える声を聞いてしまえば、今更遅いと分かりつつも、宥め様としてしまう。それに効果があったかどうかは、分からないが]
……それに、この後約束があるの。
[付け足した言葉は、本当なら正しくは無かったけれど。 "彼"の反応から見るに、きっと今夜の逢瀬は断られる事はないだろうと思ったから。だから、彼との約束をダシにして、目の前の天使から逃れ様と虚言を紡いだ]
(9) 2014/10/05(Sun) 01時半頃
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/* 必死のアピールな………
(-11) 2014/10/05(Sun) 02時頃
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/* んんん邪魔してるの分かってるけどんんんんんん…
(-12) 2014/10/05(Sun) 02時頃
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……そう。アナタはカナリアなの。 飛べなくても、囀れなくても。そのうつくしさがあれば、充分だと思うけれど。
[寂しい笑み>>16を見れば、ほんの少し、胸がちくりと刺される様に痛んだ。 けれど謝罪をするのも変だろうと押し黙れば、天使は言う通りにジャニスの名刺を手にする。 それを見れば、少しは安堵するというものだ。言う通りにしてくれるという事は、少なくとももう、怯えられてはいないのだろうと]
ええ、待ってるわ。 こう見えて暇じゃないから、すぐにご期待に応えられるかは、分からないけれど。
[ジャニスはコートへ入れられた紙片を視線だけで追った。 そうして渡されるコートと、落とされた淡い微笑みには、小さく息を吐き出しただろう。
――やはり惜しい事をしたのではないか、と。ちらりとそんな考えが浮かんだけれど。今はどうにも彼女と話をする気分にはなれなかった。 お伽話めいた存在に一日にこう何度も出会ってしまったら、神経が摩耗するというものだ]
……次に会えるのを楽しみにしているわ。天使ちゃん。
[半分ほんとで、半分は嘘。けれどそんな事、おくびにも出さずに。にこりと微笑めば、光の道を行く相手に小さく手を振り返した*]
(32) 2014/10/05(Sun) 04時頃
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[――と。 天使の背中を見送る途中、手の内の端末が震えれば、ジャニスは期待と共に新着メールを確認する。そして、それが目当ての"彼"からのものだと分かれば、ほんの少し。緩く微笑んでみただろうか]
―――――――――――――― 差出人:ジャニス 宛先:ルーカス ―――――――――――――― Re:Re:Re:こんにちは 20xx年 10月2日 ――――――――――――――
ええ、お任せするわ。でも、初めてのデートだもの、ロマンチックな場所じゃなきゃ嫌よ。 アタシ今図書館に居るの。すぐにでも迎えに来てくれるかしら?あれからまた、ちょっと、色々あって。
アナタって、見た目より情熱的なのね。 演技かどうかは、会ってから考えても遅くないと思うわよ。此処で言ってしまっても、きっとつまらないでしょう?
あら、随分期待してくれるのね。嫌だわ、応えたくなっちゃうじゃない。……まぁ、見られるか見られないかは、アナタ次第だけれどね。
来てくれるなら、返信は要らないわ。いついつまでも、アナタの事を待っているから。
(33) 2014/10/05(Sun) 04時頃
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[端末を閉じて、コートを持ち直す。そうしたら、胸ポケットから何かが落ちた。ひょいとそれを拾い上げてみれば、見覚えの無い絆創膏で]
……こんなの入れてなかったわよね。
[……もしかして、先の天使からの贈り物だろうか。血に濡れた指先を見れば、ジャニスはそんな事を考える。
好意を無碍にするつもりにもなれず、すっかり汚れてしまった手袋を脱げば、指先にぺたりとそれを貼りつけた。 人差し指と、中指。ニ枚しか無かったので、生憎と薬指までを覆う事は出来なかったけれど。
汚れた手袋は汚れたコートに押し込んで、ジャニスはゆるりと歩き出す。 図書館の入口近くの自動販売機で暖かなココアを買えば、そのままその隣の壁に背中を預ける。 いくら冬ではないとはいえ、日の薄い外に居るのは、寒がりなジャニスにとってはそれなりに苦痛だったのだけれど。 けれど此処に居れば、すぐに見つけてもらえるだろう。幸いジャニスは、真っ白で"目立つ"格好をしている様だから]
(34) 2014/10/05(Sun) 04時頃
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[ココアを半ば以上まで減らした所で、到着したらしい紳士>>37の姿が目に入った。目当ての人に会えたのに、ゆっくりとジャニスに近付くその姿に、ざわりと胸が騒ぐのを感じる。 妙な胸騒ぎめいた感情は無視して、此方からも彼に近付く。飲みかけのココアはその途中にゴミ箱に投げ入れた]
そんなには待ってないわ。 ……今は余計目立つでしょう?
[裾を持ち上げて、チョコレート色の染みを彼に晒す。皮肉めいて口元を吊り上げながら、微かに首を傾げた。
軽口と共に差し出される手を取って、ふ、と目を伏せる。リードされるのは、慣れている筈なのだけれど。どうにもざわざわと落ち着かないのは、どうしてだろうか。 触れ合った手は、あたたかい筈なのに]
――ごめんなさいね、汚くって。 無理して手を取ってくれなくても良いのよ。
[口元に持って行かれた手>>38が、微かに硬直する。どういう意図でそんな事をするのだろう。メールでの応酬通りの事を期待してもいいのだろうか、なんて。喉の奥でくつりと笑う。 絡められる腕に寄り添えば、ジャニスは彼に向けて微笑んだ]
(48) 2014/10/05(Sun) 10時頃
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期待してるわ。 がっかりさせないでね?
[含んだ笑みと共に、子供っぽく返す。 彼と共であれば、何処であってもそう"がっかり"するとは思えないけれど。
誘われるまま車に乗り込んで、運転を始める彼をちらりと一瞥する。けれどそれだけ。その視線はすぐに窓の外へと向けられた。何処へ向かうのだろうと、そんな幼い興味でもって。
目的地への道中、彼は何事か話しただろうか。彼が話しかけてきたのなら、それには答えただろう。けれどそうでないのなら、運転の邪魔をしない様にと押し黙る。 そうして流れる景色を見、不安と期待で静かに高鳴る胸を自覚すれば、薬指の爪をがりりと噛んだ]
(49) 2014/10/05(Sun) 10時頃
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/* 未だにちゃんとログ読めていない_:(´ཀ`」 ∠):_ というか多分ログ読んでたらメモで決死の自薦アピールなんて出来ませんでしたねこれきっと…
(-35) 2014/10/05(Sun) 10時頃
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/* あとよっぽどメモでルーカスくんにほんとに最後のお相手が私で良いのか聞こうと思ってしまいましたょ。。。
(-36) 2014/10/05(Sun) 10時頃
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/* そういえばルーカスくん普通にお誘いに乗ってくれたけど、ホモなのかな?かな?
(-37) 2014/10/05(Sun) 10時頃
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/*>>ホテル<< ホテル…だと…予想外です……
(-42) 2014/10/05(Sun) 14時半頃
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[信号待ちの最中にかけられた言葉>>71に、ジャニスはハッと我に返る。赤を増した指先と、口内にじわりと沁みる鉄さびの臭い。 まばらに汚れたコートに、赤い染みが一つ落ちた。その様を見れば、血濡れた口元で小さく舌を打つ]
――見苦しくってごめんなさいね。 小さい頃からの、癖なの。最近は治まってたんだけど……、
[言葉の途中、小さく聞こえた音に、無意識に彼の方を見る。キチ、一体何の音だろうか。結局その発生源にジャニスが気付く事は、無かったけれど。 指先の傷は、その深さに反して痛みも出血量も多い。痺れる様に痛む指先をぼんやり見つめてから、徐にそこを舐め上げた。……まずい]
(75) 2014/10/05(Sun) 15時半頃
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―ホテルの一室―
[案内されたホテル>>72に入れば、きょろりと室内を見回す。既に用意されている料理と、窓から見える景色と。そのどちらにも仄かに息を吐きながら、此方を見詰める相手に笑みを返す。 コートは脱いで椅子にかけておいた。散々汚れたそれは、ジャニスには相応しくないと思ったから。脱いだってどうせ、中も真っ白なのだけど]
まあ、それは楽しみだわ。 ホテルだなんて、最初はびっくりしたけれど。ちゃんと"考えて"くれているのね。
――科学塔、
[あの薄気味悪い噂の絶えない塔の事か。 移された視線を追いながら、持ち上げられた眉に微かに顔を顰める。 随分科学塔を嫌っている様だけれど。細められた目に気付けば、その会話に追い縋る事はせず]
そんなに期待値を上げられると困っちゃうわ。
[つと苦笑を零し、此方を真っ直ぐ見据える彼にぱちりと目を瞬かせる。何を"期待"されているのだろうか。 ジャニスは初めて居心地の悪い視線というものを感じている。例えどんな視線だって、"観客"が此方を見ているなら、嬉しい筈なのに]
(76) 2014/10/05(Sun) 15時半頃
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獣人に会ったの。それも二人。狼と……カナリア、だったかしら。 一人とは連絡先の交換も出来たわ。 身が危ない可能性もあるから、本当はあまり言いたくないのだけど。……アナタになら、良いわよね。
[最後に落とした言葉は、確認めいた声音を伴った。 ……アナタなら、この情報を悪い様にはしないでしょう?昨日会ったばかりの相手に、何を期待しているのか。ジャニス自身もそう思ったけれど、目の前の紳士がジャニスを害するとはとても思えず。 ……だって彼は、褒めてくれたのだ。ジャニスの演技に"価値がある"と認めてくれているのなら、そうそうそれを穢す真似はしないだろう]
ねえ、本筋とは外れるけれど、アタシからも一つ、良いかしら? ルーカス、アナタの姓を教えてちょうだいよ。そうしたら、アタシの本名も教えてあげる。
[隠された"V"の本質を窺う様に、楽しげに。 交換条件は、彼が少しでもジャニスに興味を持っているのなら、乗ってくれるだろうと。そんな期待も含まれていた。 願う様に彼の名前のその先を求めるのは、きっと。もう、隠されているから、という幼い興味からくるものだけでは、なくなっていたけれど]
(77) 2014/10/05(Sun) 15時半頃
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そうね……、少し怖いけど、美しいと、思ったわ。一人なんて、まるで天使だったもの。 演技に使えるかどうかは、分からないけど。
……もう、獣人なんて怖くないわ。逃げ出したりなんか、しない。
[呆れた様な声音>>106には、ほんの少し気分を害した様に。そうして付け加えた言葉は小さく、彼に届くかどうかは分からなかったけれど。 細められた目を緩く見返して。何かを思案しているらしい彼の姿をじ、と観察する。 此方の提案に僅かに驚いた後、彼の口元に浮かべられた笑みには、ゆっくり一つ、瞬いて]
――狡い人。
[返される問い>>107に、ジャニスは彼を睨み付けた。本当に、狡い人。最初に条件を出したのは、此方だというのに。 ……けれどその交換条件自体には、酷く興味を惹かれたから]
(119) 2014/10/05(Sun) 18時頃
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ヨハン、よ。アタシを識別するだけなら、これだけ識っていれば、良いのよね?
…………っ、汚れるわ。まだ、血が乾いてないの。
[躊躇うでもなく名前を吐き出し、これでどう?とでもいう風に微笑する。姓までを教えなかったのは、意地の悪い彼に対する仕返しだ。 蠱惑的な笑みを捧げ、けれど指先に触れられたのなら、微かな痛みに眉を寄せた。
乾き切らない赤が、彼の指に付着する。ジャニスはその手を取って、付いた赤を舐め取った。勿論、此方の手が振り払われたのであれば、それは叶わなかったろうけど]
――ねえ、これで良いんでしょう? もっと"良い事"を、教えてちょうだいよ。
[手を取る事が出来ていたなら、徐に指を絡ませて。ふ、と。笑みを消してみせただろう。 軽く顔を伏せ、上目遣いで相手を窺い、そうして、躊躇う様に言葉を落とす。……ほんの少しだけ、頬を染めて]
……アナタの事が、しりたいの。
[呟いた言葉は、微かに哀願めいていた。 考えてみれば、自分は目の前の彼の事をまるで知らない。こうして、こんな所にまで来ているのに。 けれど、もう。知らないままでいる事なんて……出来やしない。知りたいと、そう思ってしまったのだから]
(120) 2014/10/05(Sun) 18時頃
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/* びえぇ;;;;;;る、るーかすくん。。。矢印迷惑じゃないかなもっといっていいかな。。。
(-63) 2014/10/05(Sun) 19時頃
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なにを……ッ、
[返される真摯な視線>>129に、ジャニスは不思議そうに瞬く。そうして彼の口元へ近付けられた指を見ていれば。容易く剥がされる爪に目を見開く。 ……一体、何をしているのだろう。ジャニスの癖も大概なものだけれど、まさか、自分で爪を剥ぐだなんて。
――けれど。驚愕に見開かれた目は、困惑めいた色に彩られる。 ジャニスとは違い、血を零すことの無い、紳士の指先。そこから伸びる、長い糸。そうして彼の言った、"蜘蛛"という言葉。流石にこうまでされて、それを察する事が出来ない程、ジャニスは鈍く出来ていない]
……ああ、アナタも"そう"なのね。
[呟く。その声音にどんな感情が載っていたのかは、ジャニス自身にも分からなかった。ただ呆然と落とした言葉は、えらく平坦に聞こえた気がする。
唇をなぞる指先を、目を細めて受け入れる。微かに熱い息を吐き出して、その手に触れた]
ええ。逃げないわ。
[呼ばれた"名前"に、ジャニスは痛ましげに眉を寄せた。歪む笑みに、尚。じくりと痛む胸は、隠せやしない。 そうして作られる小さな蜘蛛の巣を、ほんの指先で突付く。……怖くなんか、ない。本当に、囚えてくれればいいのに]
(142) 2014/10/05(Sun) 20時頃
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……でも。
演じる事なんて……出来ない。 お願いだから、"名前"で呼んでちょうだい。
[頬を撫ぜる手の感触に、ほうと息を吐く。染めた頬は、恐らく先よりももっと熱をもっているだろう。 ……漸く、彼が何を"期待"しているのか、分かった気がする。もしかしたら、この考えはジャニスのただの思い上がりかもしれない。けれど、乞うみたいに下がった様に見えた眉は勘違いなんかじゃないと、そう思いたいから]
ルーカス。アナタは、悍しくなんかないわ。 そしてきっと、アタシも乙女なんかにはなれない。 ……そんな綺麗な存在じゃ、いられない。
[頬に触れた手と、巣を潰す手と。その両方を包みながら、ジャニスは身を乗り出す。ワイングラスが倒れて、真白いクロスに赤い染みを作ったけれど、そんなのどうでもいい。ただ、目の前の彼だけを見詰めて]
アタシはもう、"逃げられない"わ。 ――とっくに、囚えられていたみたい。
[包むてのひらに力を込め、顔を近付ける。重なる程の距離でそう囁いたのなら、そのまま。震える息を吐き出す唇を、そっと。彼のそれと重ね様としただろう。酷く緩慢な所作だったから、逃れる事は容易だったろうけれど]
(143) 2014/10/05(Sun) 20時頃
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/* ごめんなさい;;;;;;;;;;;;
(-69) 2014/10/05(Sun) 20時頃
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[演技か、と。>>168笑みと共に吐かれた言葉には、ほんの僅かに顔を顰め。けれど一つため息を吐き出すだけで、続けられる紳士の言葉に聞き入っただろう。
自身に向けられる視線に、ジャニスは漸く満足そうに微笑む。けれど唇に乗る感触を堪能していれば、そも目は伏せられてしまって。その惜しさに眉を下げはしたけれど、穏やかなその表情を見れば、文句なんて言える筈も無い]
――アナタがその手で羽根を捥いでくれるのなら。 蝶だって何だって、演じてあげるわ。
[軽口>>169に対するというのに、至極真面目に返してみせて。微笑む様に口元を緩ませる。 受け入れられた唇と、紳士の落とした"軽口"と。それをみれば、自分の言葉は、正しく彼に届いたのだろうと安堵する。 返されるそれが軽口であっても、それでも。彼の手で囚えてくれるというのなら、それ以上の望みなんて無い]
(207) 2014/10/05(Sun) 23時半頃
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……っ、ルーカス、
[名を呼ばれ、紡がれるその言葉>>170には、息を詰める事しか出来ない。ジャニスはどうにかか細い声で呼び返し、見詰める視線を思わず逸らす。 耳元まで赤く染まった顔を俯かせ、恥じ入る様に眉を下げる。生娘みたいなその反応に、また。羞恥心が煽られはしたけれど。
袖をなぞる指先に、手がぴくりと震えた。立ち上がる彼を見れば、ほんの少し気不味げに椅子に腰を落ち着かせて、近付いてくる彼を横目でだけ追う。 彼の体が屈められても、俯かせた顔は上げる事は叶わず。けれど続く言葉に遂に顔を上げた。"それ"は自惚れなんかじゃないと、そう示す為に。
唇が寄せられれば、ふるりと睫毛が震える。縋る様に彼の胸元に手を置いて、その服をくしゃりと掴んだ。 自分から触れた唇と、彼から触れられたそれとでは、全く違う意味を持っている気がして。けれど震える程の歓喜は、きっと彼には気付いてはもらえないだろう。この期に及んで、自惚れだなどと言っている、彼には]
(208) 2014/10/05(Sun) 23時半頃
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…………すきよ。 ルーカス、アナタが、すき。
[散々躊躇ってから落とした気持ちは、酷く頼りなげに己の鼓膜を震わせる。雨音にかき消されてもおかしくないくらい、小さい声。それでもきっと、目の前の彼には聞こえる筈だ]
だから……ねえ。アタシだけを見ていて。
[……彼が、彼が自分だけを見てくれるのなら、もう他の誰の視線も要らない。 人の注目を集める事を生き甲斐とするジャニスにとって、それがどれだけの事か。やっぱり、彼には伝わらないだろう。けれど、それでも良い。それでも、この気持ちを抱えているだけで、満たされた様な気分になれるから]
(209) 2014/10/05(Sun) 23時半頃
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――何処にも、行かないで。
[妙に切実な響きでもって呟き、彼の肩口に頭を預ける。その"切実さ"の理由は、ジャニス自身にも分からなかったけれど]
(210) 2014/10/05(Sun) 23時半頃
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/* なんかもうはずかしい。うまりたい。
(-93) 2014/10/05(Sun) 23時半頃
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/* びえぇだってルーカスくんが;;;キスし返してくれるから;;;;しにそう
(-94) 2014/10/05(Sun) 23時半頃
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