202 月刊少女忍崎くん
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ススム! 今日がお前の命日だ!
2014/11/15(Sat) 02時頃
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──人楼高校、校庭手前──
[栗栖と別れて向かったのはお好み焼き屋とは丁度逆の方向で、あたりを見回しながらでも、残念ながら白銀を連れたススムとは行き会わずじまいだった。]
(栗栖にもかわいいところがあるんだな)
[なるほど、もし夢子が佐藤にあーんをするときが来たら、 照れるシーンはやはりいれなければならないだろう。
まじまじと見てしまって、栗栖には悪かったが、参考になったのも含めて忍崎の機嫌はよかった。 よもや、その当人に、よくわからない奴 などと 思われているとは思っていない。]
(7) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[買ったものがまだ温かいうちに別れた場所へ戻ると、別れたその場所には鷹野はおらず、忍崎はその場であたりを見回すことになった。 長身は目印になるが、人を探すときにも有利だ。
すぐに隠れてしまう小柄な姿でも 探せばすぐに見つかった。]
た…
[──鷹野、と、そう声をかけようとして、 見えた真剣な横顔に、途中で声が消える。]
(8) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[その奥にいる赤いフードをかぶった子どもの目線にあわせようとしてか、屈みこんだ姿勢で、シャッターが切られる。]
………
[数枚を撮った後、デジカメの小さな画面を確認した鷹野の表情が、自然な笑顔に変わる。満足がいくものが撮れたのだろう、とわかる顔だった。
狼と赤ずきんの二人に近づいた鷹野が、デジタル一眼レフの小さな画面を見せると、覗き込んだ少女の顔がぱっと明るいものに変わった。]
……
[それを、──ああ。 いいな。と思う。]
(9) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[赤頭巾の少女が撮った写真をみたときのきらきらした表情に、 待っていてくれるだろう読者たちの姿が一瞬重なる。
あんなふうに自分も、読者たちにきらきらした表情をしてもらえる漫画を描けるようでありたい。とそう思えた。]
(10) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[顔をあげた少女と何事かを話して、鷹野が子どもの手にあるカメラを受けとる。そのまま、再度ファインダー越しに少女とクラスメイトに向かい合う様子をそっと見守る。]
(鷹野は、写真に向かい合うときに、 あんな顔してたんだな)
[普段は、被写体としてカメラのレンズを見つめることが多くて、 表情までは見てとれなかった。]
(11) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[カシャッとまたシャッター音が響く。 声はかけないまま、小さな撮影会の様子を 少し後ろから眺めていた。
少し、勿体無いことをしていたか、と思う。]
───。
[今まで、近くにあったのに目にすることができずにいた、 その真剣な横顔に、知らず、口許が緩む感覚があった*。]
(12) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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・ ・ ・
『うお。 ──おいおい! 小森! あれみろよ』
(13) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[小森祭にクラスメイトの辰次から、そう声がかかったのは、丁度、校庭の見える渡り廊下を通りかかったときだ。黒鎧姿の辰次が窓の外を指差す。]
『今度はなに?』 『あれだよ、あれ!』
[腕を叩かれて、窓枠に連れられた小森は外を見た。]
『しかたないなあ』
[なんでも大げさなくらいに騒ぐ辰次のことだ。どうせそう大したものではないだろう。 そうは思いつつ、小森は示された先に目を凝らした。]
(14) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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『……』 『なっ?! 珍しいだろ!?』
[辰次が示したものが何かはすぐにわかった。190cmの長身は遠くからでもよく目立つ。]
『あいつ、あんな顔すんだなあ』
[つい、まじまじと見てしまった自分のその横で、はあー。と感心したように辰次が後ろ頭を掻いた。]
(15) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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『……あんたもみたことないんなら 確かに珍しいかもね』
[──見えたのは、忍崎だった。その向こうに、 子どもの写真を撮っているまどかの姿も見える。
どちらもこちらには気づいていないようで、 二人は各々ファインダーと、 それを覗く背中に視線を投げている。]
『だっろー? あれ鷹野気づいてねえのかな おーーーい』
[少し褒めるとすぐこうだ。ふふん。と勝ち誇り、 忍崎たちに手を振る辰次に、小森はじとりと半眼を向けた。]
(16) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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『やめといたら。』
[まどかに声をかけようとする辰次のマントを軽く引く。あ?と疑問系の声とともに窓に身を乗り出していた黒甲冑が後ろを振り返った。]
『あ? なんで? 鷹野にもおしえてやりたいじゃん?』
[せっかく珍しいんだし。と首を傾げる黒兜の向こうで、声に気づいたのか忍崎がいつもの真顔に戻ってこちらへ顔を向けるのが、小森からは見えてしまった。]
『…やめといたら?』
[面覆いをしていても、?マークを頭上に浮かべているのが見える辰次に目を眇めた。]
(17) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[顔は見えないはずなのに、首の捻り方とポーズで、しっかり 「なんで?」と思っているのがよくわかる。]
『……』
[ちら、と辰次の後ろに見えている忍崎が、すっかりいつもの顔をしているのをもう一度だけ確認して、息をつく。]
(18) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[あいつ確かに戻るのがはやすぎるわ。と、 内心で忍崎に言いながら]
『…今のは、見逃したのわかったら、 悔しすぎそうだから』
[余計なことはいわないでおいたら。と、小森 祭は、目撃したものの詳細を友人に伏せる道を*選んだ*。]
(19) 2014/11/15(Sat) 03時半頃
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[渡り廊下側からかかった辰次の声に、顔をそちらに向けていれば、その間に写真を撮り終えたらしい鷹野が駆け寄ってきた。]
いや。大丈夫。 今戻ったところだ。
[渡り廊下に投げていた視線を、 鷹野の方へと戻す。 待たせたか。という言葉に軽く首を横にふった。]
(23) 2014/11/15(Sat) 04時半頃
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[一度、ちらと見やれば黒鎧の辰次はといえば、どういう理由か、隣の小森だろう背丈の伸びた白甲冑姿に小突かれて引きずられていくようだった。]
ああ。色々撮っててくれたんだな
[頼んでいた写真の話に、鷹野の手元にある小さい画面を、たこやきに焼きそばのパックを潰さないようにやや背を丸めて上から覗き込む。]
助かる。 特に屋台の裏側は、必要なんだが 中々見当たらないからな…
[屋台の並びはきちんときれいに見えるようにとられていたし、切実な要望にもしっかりと応えてもらっていた。たこ焼きをかるく持ち直して、鷹野へと頷いた。]
(24) 2014/11/15(Sat) 04時半頃
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ジェームスは、マドカに、まず たこ焼きのパックをひとつ渡した。
2014/11/15(Sat) 04時半頃
ジェームスは、マドカに、ついでラムネの瓶を渡した。
2014/11/15(Sat) 04時半頃
ジェームスは、マドカに、やきそばと割り箸を渡した。
2014/11/15(Sat) 04時半頃
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いや。ちゃんと買えた。 さっき丁度たこやき屋の前で 栗栖にあってな
[なんなら冷めないうちがいいかと思って、先に渡した。と、 たこ焼きについては応えて、自分で渡したかったか?と首を傾げ]
……
[じ。と、そこで改めて鷹野の顔を見る。]
(25) 2014/11/15(Sat) 04時半頃
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[まじまじと見つめながら先ほどの事と、まどかが可哀相。 と、そう言われたことを改めて思い出す。]
………… 足りるか……?
[一応、礼は他にも用意するつもりではあるが、 これも十分でなかったら困る。と、 やや心配げに、鷹野の様子を伺った。]
(26) 2014/11/15(Sat) 04時半頃
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[遠慮などしていないだろうか。と、注視しながら、 やや赤くなってみえる鷹野の顔を見た。]
しかし、高野はうちに来ると、 結構なペースで ぶたまんなんかもつまむだろう?
[気づくと まとめて忍崎が蒸したうちの2こ、3こ、4こ── と、消えていることがある。
あのペースでいくと実はこれでは足りない──ということもあるのではないか。と、育ち盛りの男子高校生たちと女子高校生のために夕飯を作ることもある家主は思っていた。]
(30) 2014/11/15(Sat) 05時半頃
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ジェームスは、ちなみに料理スキルは一人暮らしの間にだいぶ上がっている。
2014/11/15(Sat) 05時半頃
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─人楼高校、写真部展示教室─
[やきそばにラムネにたこ焼きに、と、食べ盛りの男子高校生は買ったものを全て綺麗に胃に収め、ついでにたこやきをほうばっているカメラ目線の写真を撮影したのち、移動した先は写真部の展示教室だった。
受付の当番をしている生徒に軽く頭を下げて教室に入る。
鷹野の写真を見知っている写真部の生徒は、忍崎の顔に、 「あ。」と驚いた顔をしたが、背の高さゆえに驚かれることは昔からよくあることだったため、忍崎は特に気に留めることもなく写真の展示された壁の方へと視線を向けた。]
(49) 2014/11/15(Sat) 18時頃
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[展示教室はまばらに人が入っていた。 どことなく落ち着いた空間に行くと 自然、口数は少なくなる。]
…。
[壁とボードに張り出された写真を、 一枚一枚眺めていく。
人物をうつしたものや、動物や草花をとったものもある。
清楚な小ぶりのミニバラが大写しになった写真の前では、 これは氷見山先輩が得意そうだな……と、 いつも人物の背景に花を咲かせてもらっている ひとつ上の先輩の顔が浮かんだ。
動物好きでもあったはずだから、 猫や犬の写真も展示されているここは、 つれてくれば案外と喜んでもらえるかもしれない。]
(50) 2014/11/15(Sat) 18時頃
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[その写真達の中でも、風景写真の前で足を止める時間は長い。 もはや職業病ともいえる。背景に鷹野がアシスタントに入ってくれるようになっていくらか緩和したとはいえ、見ないで描くと、パースが惨憺たる有様を呈するので、いまだに資料写真は手放せない。]
────。
[学校近くを取ったと見える、「いいな」と思った風景写真の一枚を、じ。と睨むように見据えていると、背後からひそひそと 「……敵情視察?」「撮影者になにか恨みでも」と、声がした。 幸か不幸か、集中している忍崎の耳には届かない大きさだったけれども。]
(51) 2014/11/15(Sat) 18時頃
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…ん
[>>48 ──変わりに目に入ったのは、 キャプション上の名前だ。]
(52) 2014/11/15(Sat) 18時頃
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(…… ああ、)
[鷹野の名前を見てから、写真へと視線を戻す。
──ああ。 と、今度は資料としてではなく、 別の、もっと個人的な感慨から、 忍崎は、もう一度その風景を見直した。]
(53) 2014/11/15(Sat) 18時頃
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[坂の上、高台になった公園からは、 橋のかかった川と町並みが見えていた。
よしっ、と鷹野まどかが、ファインダーを覗いたその瞬間、
その切り取られた風景に、 さっと、人影が重なった。
シャッターを切る指を止める間もなく、 ごっっ と 一陣、風が過ぎ去る。]
(60) 2014/11/15(Sat) 21時半頃
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[フレームに映りこんだのは、横顔だった。
朝日へ向かって駆け出すひたむきな。
微かに息を切らしながらも、 前を見据えた真剣な眼差しで、
首裏に湿布を貼った男子の横顔だった。]
(62) 2014/11/15(Sat) 21時半頃
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[そう──ひたむきに、至極必死に、 そのとき、忍崎は集中していた。]
(ああくそ!! 鳥!! はやいな……!!)
[陸上で短距離の選手をやっていた手前、足に自信はある。あるが、カメラを構えながらの慣れない姿勢で大空を自由に舞う鳥を追うのは流石に骨が折れる。]
(*2) 2014/11/15(Sat) 21時半頃
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[一年前。鷹野の写真に写りこんだそのとき── 忍崎は、佐藤と夢子のばったり公園デートv回で、 ハトを描くための資料写真集めに必死だった。]
(くそっ!大空は自由すぎる!!!)
[だが結局── 大地から離れられないような身では、 くっ… と歯噛みして、青空に飛び立っていく翼を 黙って見上げることしか、できなかった───…]
(*3) 2014/11/15(Sat) 21時半頃
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[鳥の羽ばたきが頭上を登っていく。広い肩が上下して、 走っていた足が緩やかに止まる。]
……だめだったか……
[憂いを帯びた横顔が、朝の清涼な空気の中、青空を見上げた。 追っても捕まらない青い鳥を名残惜しむように朝日に目を眇め、 長身の青年は、緩く息を吐いた。]
(63) 2014/11/15(Sat) 21時半頃
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[風のごとく、フレーム内に飛び込んだ青年は、 そのまま暫く空を見上げていたが、 そのうちに、なにかを諦めたのだろう。
湿布の貼られた首後ろを押さえて、黒いジョギングウェアを来たその男は、視線を地上へと降ろした。 カメラを構えていた手も緩やかに体の横へと下ろす。]
───?
[と、首をめぐらせた先、 踏み台の上で少女が、 一眼レフをもって立ち尽くしていた。]
(69) 2014/11/15(Sat) 21時半頃
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