人狼議事


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本草方士 麻雀は、メモを貼った。

bou 2014/09/25(Thu) 01時頃


本草方士 麻雀は、メモを貼った。

bou 2014/09/25(Thu) 01時半頃


【人】 本草方士 麻雀

 ― *** ―

[その日の空は暗く、しとしとと雨が降り続けた。
その日は鳩に餌を上げる事は無く。泣く空の下、老人は喪服を着てモリスの眠る墓の前に立っていた。

[墓の周りに立つ人々から聞こえるすすり泣く声は、
以前より耳が遠くなったというのに、耳に届いている]


………………―――― さみしいものですねぇ

[ぽつりとつぶやいた言葉は、
しとしとと降る雨のように静かだった。]

(8) bou 2014/09/27(Sat) 01時頃

【人】 本草方士 麻雀

[多くの者が黒い傘を指していた。
葬儀の列に立つ老人の顔は、傘で隠れて見えなかった。]

[緑色を失いつつある枯れた色の芝に、しとしとと雨が落ちて、
色を僅かに濃くしていく。僅かに短い葉を揺らす。

老人の傘の内側。
雨が落ちない筈の場所に、ぽつ、と一滴分。
短く刈られた葉が揺れた。


―――数日前の、モリスの葬儀の事だった。]

(9) bou 2014/09/27(Sat) 01時頃

【人】 本草方士 麻雀

 ― *** ―

[モリスの葬儀から、少し季節が過ぎた。
本格的に秋を迎え、公園の葉は落ちて公園の色は彩度の低い色で満ちた。気温は一掃に冷え、寒い日の朝は息が白くなった。

ベンチの場所にモリスの姿は無い。
以前は二人で見ていた姿も、一人になって。
そうして、その一人もまた居なくなった。

公園から、またひとつ昔からの日常が消えていく]

(10) bou 2014/09/27(Sat) 01時頃

【人】 本草方士 麻雀

[茶色の落葉で覆われた芝の上に、今日も老人と鳩は居た]


…………………………

[鳩を肩に乗せた、老人の猫背は以前より少し丸くなった。
公園の枯れた葉の中から少し背の高い葉を抜くと、
老人はそれを老木のような指で編み始めていた。]


[寒空の下に、小さな空咳がひとつ零れた]

(11) bou 2014/09/27(Sat) 01時頃

【人】 本草方士 麻雀

 ― *** ―

[もうすぐ冬を迎える、晩秋の事]

[凛と冷えた朝の空気の中]

[枯れた色をした芝生の上に、幾匹かの鳩が居る。
いつものように咥える、豆や粟はそこには無く]


[老人の姿もそこには無かった]



[冬を迎える前、公園の仕事の全てを他の若人へ託した後。
老人は静かに、遠い遠い所へと旅立った。]

[静かに静かに、公園からまた姿が消えていく]
 

(12) bou 2014/09/27(Sat) 01時頃

【人】 本草方士 麻雀


[――――それでも、日常は続いていく。]
 

(13) bou 2014/09/27(Sat) 01時頃

【人】 本草方士 麻雀


 ― *** ―



[遠い遠い場所で待っていた男へと、
草で編まれた指輪を差し出した]



………ごめんなさいね… みつけられなかった。


[困ったように笑う女へ、男はただ頭を振って]




[枯れた草で編んだ指輪を、互いの指にいれたのだった**]

(14) bou 2014/09/27(Sat) 01時頃

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