301 十一月うさぎのないしょ話
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/27(Wed) 06時半頃
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/* メモのエリカちゃんが無限に可愛くて、宅本くんの攫っていきますが最高にかっこいい。表も当然好き。 墓下読むの楽しみだなぁ。素敵なお二人!
アップルパイ半分こも良かったー。 宇都木さんもエリカちゃんもありがとう。 むしろ全員ありがとう。
お返事うきうき考えながら出ます。さすがに朝断念……!
(-4) 2019/11/27(Wed) 06時半頃
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― 鎧をなくした日の話 ―
[宅本>>1:188の忠告にいやいやまさか……と言った口がエリカの焼いた鴨肉を招き入れた瞬間に閉ざされ、静かに目頭を押さえる姿があったり、冗談が有馬>>1:189に通じたことが分かって得意気な顔をしたり。 普段より衣の薄い顔はいつの間にか不安も忘れ、様々な人と料理に出会う。]
わ。
[最後に出会ったのは、グラスに収まる宝石たち>>1:207。 エメラルドのきゅうり、トパーズのパプリカ、アメジストのレッドオニオン。琥珀のコンソメジュレが隙間を流れ落ちて、グラスの内側を伝い輝く。 グラスを持ち上げて、その輝きを素に近い瞳に映して。 小さなスプーンで掬い上げては、宝石たちの自然な甘みと包み込むようなジュレの優しさに酔いしれた。]
(14) 2019/11/27(Wed) 21時頃
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[焙じ茶で夢から酔い覚まし。茶葉の香ばしさと温かさが、お腹の底の底までぬくもりを伝えてくれるようだった。]
おかわり、なんて。あまり言わないから。 急に言われても困るかなって思ったんです。
[焙じ茶を揺らして、少し前の言葉>>204を思い出し呟く。 声は微睡んでいるかのように、とろんと穏やかだ。]
でも、嬉しいって言ってもらえて嬉しかったです。 あ、言っていいんだって思いました。 私には、そういうものが結構あるみたい。
[例えば、先に頼むデザートみたいに。 勝手に引いたラインは、思ったよりももっと緩くていいのかもしれない。
最後の一口を飲み干し、カップから手を離す。 空になった手元から顔を上げた。]
(17) 2019/11/27(Wed) 21時頃
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乙坂さんのランチ、また何度でも食べたいです。 パスタ以外の料理ももっと食べたいです。
だから、また指名させてくださいね。
[椅子から降り、ヒールを鳴らす。 鞄を肩にかければ、そこに手を差し込んだ。]
と、いうことで。 いついらっしゃるか、伺っても?
[計画の成功に正確なスケジューリングは必須である。 手帳をカウンターの上に開き、鎧なき顔で余裕のある笑みを浮かべた。*]
(18) 2019/11/27(Wed) 21時頃
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/* なくした 失せた 不要になった
(-22) 2019/11/27(Wed) 21時頃
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― 名残の秋が過ぎて ―
[手帳を開く。12月ページには、赤い丸がふたつあった。 ひとつは、以前>>18からあった最古参。24の数字の下には「コンサート」の文字。]
搬入物はB倉庫にお願いします! ホールさん所有の物と混ざらないよう、 ラベルと備品リストは必ず確認、照合してください。
[今年新設されたコンサートホールで行うクリスマスピアノコンサートはオファーしたピアニストの演奏だけでなく、子どもたちが参加できるような合奏パートもあった。 今日はホールの休館日を利用しての機材搬入日である。]
…―― はい、お疲れ様でした! ヘルプの皆さんもありがとうございました。 本番まであと少し、頑張りましょう!
[終わりの挨拶なんて、朝会で聞く校長先生の話みたいなものだ。シンプルでいい。 腰から折るお辞儀で感謝を述べた後、手を軽く叩いて解散の旨を伝えた。 各々が次の仕事に向かったり家路についたりするのを見ながら、軽く伸びをして歩き出す。]
(21) 2019/11/27(Wed) 21時半頃
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[あれから、メイクが変わった。 詳細は省くが、3割減と言ったところ。
同期は気づいたし、同僚は気づかなかった。 後輩は嬉しそうだったし、課長は少し残念そうだった。
ショーウィンドウに映る自分の顔は、戸惑いが混じりながらもどこか晴れやかだ。]
あ、忘れてた。
[イルミネーションがちらちら見られるようになった通り、ショーウィンドウの前で立ち止まる。 その拍子に冷えた首元を髪の束が払った。身震いする。]
(22) 2019/11/27(Wed) 21時半頃
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[これまで、murmur coneyに足が向かうのは突然だった。 ちょっと失敗した日、疲れた溜まってきた頃、 緊張する仕事が決まったお昼、踏ん張りどころ。 自分じゃ補いきれない元気を、美味しい料理で。
だから、来店の予定を手帳に書き込むのは二度目だ。 最初はアップルパイ、次は――ふたつめの丸の下には、右肩上がりの文字で”All”>>19と書かれている。 足取りは軽く、ヒールの音が踊るようだ。] ……ま、いっか。
[タイミングが悪かった日、偶然の再会と神様からのご褒美があった。 鎧をなくした日は、待望のデザートと不思議なご縁、変わる青や自分だけの料理に出会えた。
心踊る今日は、どんな夜になるだろう。 ボードに並ぶ文字>>0>>8>>16に笑みを浮かべ、揺れる一本の尻尾を揺らしてうさぎ穴の扉を開けた。*]
(23) 2019/11/27(Wed) 22時頃
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/* 実は自バフが苦手なOLが美味しい料理でバフをかける話。
おいしいごはんとすてきな恋のための村ってフレーズがすっごく好きで。 おいしいごはんで幸せになるPCがいいなぁって思って
こうなった
???
(-24) 2019/11/27(Wed) 22時頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/27(Wed) 22時頃
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/* 3日目にして身長を決めていなかったことに気づきました。 低すぎるのは違うなぁ。 高いのかっこいいけどヒール高いって言っちゃったなぁ。 平均にしよう。よし。 最近の平均がもっと高かったらあの……カコチャンの時代の平均ってことで……。
(-25) 2019/11/27(Wed) 22時頃
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啓明結社 カコは、メモを貼った。
2019/11/27(Wed) 22時頃
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/* 大事なポニーを忘れてましたヒヒン。
(-29) 2019/11/27(Wed) 22時頃
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― murmur coney 店内 ―
[扉を開け、店内へ入れば、外と違う暖かさにほっと肩の力を抜く。 年の瀬の寒さを払うようにコートを脱ぎ、足は調理の手元がよく見えるカウンター席へ。]
こんばんは。 今日は……エリカちゃんがお休みかな?
[厨房にいるのかもしれないが、少なくとも新しい青を見つけられなかった。 手帳に書かれた"All"の文字はそういうこと>>15だったのだろうか。 軽く首を傾げると、いつもと違う>>1:88髪が揺れた。*]
(26) 2019/11/27(Wed) 22時頃
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/* 髪型変える案はエリカちゃんと話して生まれたのでした。 このお店大好き……無限に通いたい……。
宅本さんがいってらっしゃいした今、盛り上げは任せろーばりばりーの構えです。お客さんの方が能動的だと思っているのもあり。 有馬さんの声かけも伶菜ちゃんの反応も素敵ー。 ここからお店に来る流れにわくわくしてます。でも無理はせずを全面に押し出したい。
(-30) 2019/11/27(Wed) 22時半頃
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/* ようやく昨晩のログを落ち着いて読めたので改めて目を通していて、改めてたんぽぽの謎に迫る。いや迫らない。想像する。
たくましさみたいなことかなぁ。 そうならとっても嬉しいね。そうじゃなくても嬉しいけど。
桐野江さんは宅本くんをちがういきものくらいに認識していて(とても褒めてる)、憧れてたんじゃないかなぁ。 だからすぐ顔と名前が繋がった。同窓会に行った理由のひとつかも。
よく寝る。無理しない。みたいなことを桐野江さんは頭で考えてから実行してるけど、宅本くんはそれを自然にやっているように見えていて。 自バフ上手。すごいなぁ。みたいな感情が学生の頃からあって。 再会しても印象はそのままで、だから「変わらないね」。
変わらないから景色は学校になるし、幼く見える。 でも自分は年齢を重ねたから、つい年下に接するみたいな行動が増える。帰れる? とか、口ついてるとか。
という意図で話してたんだけど、もっと上手く表現したかったなぁと思う部分は未来への課題です。 でもすっごく楽しかったんですよねぇ。縁故いただくの初めてで手探りだったんですが、シンプルに楽しかった。
(-31) 2019/11/27(Wed) 22時半頃
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/* 尊敬してる人に尊敬って言われたのが嬉しかった話。 お話してる感覚、程良い距離感の友人だなぁって思ってたんですがそう違ってなかったかなとハッピーな気持ち。
(-32) 2019/11/27(Wed) 22時半頃
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こんばんは、乙坂さん。 寒かったですねぇ。冷凍庫に入った気分でした。
いえいえ、大丈夫です。 エリカちゃん探すの、癖みたいなものなので。 ……不審な者ではありませんよ。
[素直に口にしてから少し後悔した。 間違いではないが、語弊がある。両手のひらを向け無害アピール。]
そうですか? たまにはいいかなって。 でも冬じゃなくて良かったかも。結構冷えちゃいました。
[無害の片手を項のカイロに変えながら、カウンターへ視線を滑らせる。]
まぁ、そんなところです。 黒いシャツのお兄さんを待っていまして。
[選んだのは、乙坂>>31の前の席。椅子に腰かける。 軽くなった鎧は、楽しげ笑みを隠さずに乗せた。*]
(37) 2019/11/27(Wed) 23時頃
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[宇都木>>33へ、いつものようにコートを預ける。 彼に対していつもという感覚が増えてきたことが嬉しくて、笑みは尽きることがない。]
こんばんは、宇都木さん。 今日もありがとうございます。
[それにしてもたった数日でそう感じされる彼の人懐っこさは、とても素敵なものだ。 おしぼりやレモン水の給仕を受けながら、ふと投げられた問い>>33に目を瞬かせた。]
宅本くん? 今日は別々です……というか、これまでも別々です。 初めて夜ここに来た日、たまたま再会してね。 高校の同級生なの。
[打ち明けたことで、ここで宅本の年齢が明かされる日が来なくなってしまたかもしれない。ふとそんな懸念を抱いた。 いつかの気遣い>>1:247を思い出しながら、そんな必要はないと一人首を横に振る。*]
(39) 2019/11/27(Wed) 23時頃
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/* 伶菜ちゃんの動きが未知との遭遇めく中、宇都木さんへのお礼をこねこね考えるの楽しいしてる。
店長さんと店員さんたちの交流に癒されて、永遠に見ていたい優しい世界ですねぇ。ほわん。
(-35) 2019/11/27(Wed) 23時頃
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/* は、離れたー! お店おいでおいで。 店長の>>40がスープみたいにあったかくて大好きです。どさくさ。
(-37) 2019/11/27(Wed) 23時頃
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― 来店直後 ―
[芙蓉>>42の姿がホールにあった。 お昼時の忙しい時間帯に姿を見ることはあったが、夜に見た機会は少ない。珍しいのだろうか。 そもそも通った母数が違う。信憑性のあるデータは取れない。]
もう、芙蓉さんの意地悪。 ……ふふ、こんばんは。 芙蓉さんのお顔を見られて嬉しいです。
[だから、素直な気持ちだけを言葉にした。 向けられる笑みに微笑みとひらりと振る手を返し、今宵も暖かな店内へ足を踏み入れた。*]
(43) 2019/11/27(Wed) 23時頃
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[乙坂>>45の笑みに、役目を終えた両手を解放する。 乙坂の内心の疑問には気づくことなく、楽しげに笑みを形作る口は答えを紡いだ。]
ふふ、正解です。
料理しか出ない? 最高じゃないですか。 私、乙坂さんの料理を食べに来たんですよ。
……でもそんな風に言ってくれるなら、 もっと頑張ってくれば良かったな。
[髪が邪魔で纏めて、外し忘れていて。エリカとの会話を思い出してそのままに。 そんな事情と乙坂>>46の言葉は釣り合わない。 少し悩んでから、鞄へ手を伸ばした。 取り出したのはワインレッドのシュシュ。買い物に出た際、目に留まったものだ。]
よし。
[後頭部にある以上対面していては何も見えないだろうけれど、これは気持ちの問題だ。だって嬉しかったから。それだけのこと。]
(49) 2019/11/28(Thu) 00時頃
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[ボードに並んだ魅惑の食材、料理たち。 その中から宝物を見つけるように真剣に眺め、ある一点でしせんを止める。]
カキカレーください!
[見慣れた文字>>19をなぞるように、淡い色の唇が最初のメニューを選んだ。*]
(50) 2019/11/28(Thu) 00時頃
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[扉が開く音>>47に振り返ると、見覚えのある女の子の姿。]
こんばんは。
[客である自分に言われた訳ではないけれど、彼女の様子に思わず返してしまったのだ。 どうしたのだろうと首を傾げつつ、乙坂>>48が宇都木に案内を頼む様子を耳にして、今度は会釈でも手を振るでもなく、ふんわりとした手招きを。]
寒かったでしょう。 暖かくしてね。
[近くに呼び寄せるのではなく、扉の前よりもっと内側へ、と。 この前会った時よりも穏やかな笑みで、新しいお客さんを歓迎した。*]
(54) 2019/11/28(Thu) 00時頃
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アップルパイの集いは熱かったですねぇ。 あの時はいろいろありがとうございます。
[宇都木>>52の言葉で蘇った数日前のことを、懐かしむように目を細める。]
ね、びっくりしちゃいました。 宅本くんとの再会とアップルパイの約束で、 あの日の印象がらりと変わったんですよ。
[タイミングが良くて、幸運がやって来て。 終わり良ければなんて言葉があるが、正しくといった一日だった。 ふと、何かを思い出したように鞄を膝に乗せる。]
わ、嬉しいです。 アップルパイも美味しかったし、 他のも同じくらい食べたかったから。 メール、楽しみに待ってますね。
(55) 2019/11/28(Thu) 00時頃
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あと……はい、これ。
[取り出したのは包装された小さな箱。中には藤色のハンカチがはいっている。 直後自身の後頭部を飾るワインレッドに出会うに至った、買い物の主役だ。]
アップルパイのお礼です。
食べ物は渡せないし、手作りは違うし、 高い物だと困らせちゃうし、
……で、これ。 宇都木さんに似合ってるなぁって思ってたので。
[指し示すのは腰に揺れるバンダナ。 柔軟で包み込むような、彼にはそんな印象を抱いていたから。]
(57) 2019/11/28(Thu) 00時頃
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お仕事であることも知ってますけど、 ちょっと頑張ったの「ちょっと」が嬉しかったので。
ありがとう。 宇都木さんのお菓子はどれも楽しくて美味しいです。
[女の子の案内へ向かう前に手渡そうと、箱をもう一息分前に差し出した。 無理強いするつもりはないから、すぐに手を引く準備はしている。*]
(59) 2019/11/28(Thu) 00時頃
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/* (ときめきに胸を押さえる)
(-40) 2019/11/28(Thu) 00時頃
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/* (空腹にお腹を押さえる)
(-41) 2019/11/28(Thu) 00時半頃
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……来て、いいんですか? なんてね。
[投じられた言葉>>56に虚を突かれたように背筋同様伸びた睫毛を上下させ、それから伺うような声音で返した。 付け加えるように添えた真似事は、乙坂に比べればぎこちないものだったかもしれない。 いろんな意味で近づく距離には視線を真正面から受け止めながら「ありがとうございます」と告げた後、照れを隠しきれずに目を泳がせた。]
だって、乙坂さんと一緒に待っててくれたお料理でしょ? それは食べなく……ちゃ……。
[厨房へ向かう姿に当然のように贈った言葉は、振り返った乙坂の笑みに途切れた。]
っ、反則じゃない……?
[不意打ちに取り繕うこともできず赤くなった顔を隠すように手を口元へ。 厨房から彼とカレーが戻るまでに元の調子に戻ることを、己の急務と課した。]
(71) 2019/11/28(Thu) 01時頃
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いえ、お待ちできるのが有りが……じゃなくて。 すごい。思ってたカレーとちょっと違いました。 スープ……じゃないですね。とろりとしてる。
[運ばれて来たのは、インパクトのある一皿>>58だ。 白く輝くお米に、旨味の茶色がスパイスの香りを鼻の奥へと送り込み、胃袋を刺激した。 そして見紛うことない主役の貫禄を見せる牡蠣が、その身体をカレーのベッドへ横たわらせている。]
いただきます。
[背筋を伸ばして、手を合わせる。気と胃が逸れど、幼い頃から習慣づいた習慣は外食でも変わらない。 しかし一度食前の約束を果たしたなら、すぐにスプーンへと手が伸びた。 ご飯とカレーを半分こ。小さな銀の皿にもうひとつのカレーライスが完成する。]
(73) 2019/11/28(Thu) 01時頃
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