人狼議事


258 【突発誰歓】鬼渡し弐

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童話作家 ネルは、メモを貼った。

2016/11/17(Thu) 01時半頃


童話作家 ネルは、メモを貼った。

2016/11/17(Thu) 01時半頃


【人】 童話作家 ネル

[ねんねん

       おころり
    おねむり

            よいこ ]

(33) 2016/11/17(Thu) 02時頃

【人】 童話作家 ネル

[なんという事でしょう。脱衣所の暖簾を潜ればそこは……神社でした。
逆上せかけて湯から上がり、持ってきていた別の服に着替える。その僅かな時間で大規模な地殻変動でも起こったのでしょうか。そんなわけがないね。乾かし損ねた髪が首に落とす露、その冷たさが妙追い打ちを掛けるようにぬるぅりと這うもんだから目の前の光景が夢でないと言い渡されるかのよう]

……マンジュ、

[マンジュウじゃなかったのかなんて思う余裕はあっただろうか。それとも思考は未だ逃げ出したままなのか。目の前の幼子の告げる言葉は耳に届いているのに、理解が全く追いつかない。
だって、そうだろう。空想はあくまで空想で、現実にはありえないから楽しめるのだ。現実にはないから、絵本の中に閉じ込めてそれを享受するんだ。だから、そう、

–––––こわい]

(39) 2016/11/17(Thu) 09時頃

【人】 童話作家 ネル

[遅れて背を這う冷ややかさは首を伝う水のそれではない。ちがう、ぼくはあの花をとってなんかいない、と。そう言葉にする前に続く言葉、鬼渡しへの誘い。遊ばざればいつまで経っても帰れぬ、だけ。
……意味がわからない。幽霊は、ゴーストは何かしらの未練や目的を持って世に顕現するものだと思っていたけれど、だけどこの霊が遊びたがっているだなんてそうそう思えなくて。頭によぎるのは切り抜いた新聞記事の一節。

『最後に鬼だったという、一人の少女の行方は未だ知れず』

そっか、この子が、そして、だからこそ。
鬼渡し、鬼私。鬼はつまり、ワタシ、です。

……鳥居を抜けた子供はそのままこちらに返ってきた。不可思議な現象を目の当たりにすれば今度こそ夢じゃないかと考えるけど、頬の内側を噛んだ痛みがそうじゃないと教えてくれて]

……い、やだ……。

[ぽつり、ようやく声を出せれば蟠っていた恐怖心がぶわりと体を満たして奥歯を震わせて。掴んでいたキャリーバッグは縋る柱にすらならないからたたらを踏んだ]

(40) 2016/11/17(Thu) 09時頃

【人】 童話作家 ネル

[帰りたいだなんて思うほど家に居心地の良さを感じていたわけではない。だけど今ばかりはとても家に帰りたくて、……帰りたい、じゃない。ここから出られないのはいやだ。知らないところでただ何かを待つのはいやだ。
啖呵を切るおもんさんの声も、どこか楽しげな男の子の声も、火のついたような女性の声も、青ざめた耳から抜けていくだけだ。

故郷にも幽霊話は沢山沢山あったけれど、どれも一つも好きじゃない。理不尽に人を襲い、気紛れにそれを殺す奴だって確かに居るんだ。遊ぶ、と言ってもそれで終わるの?本当に?]

………………ッ!!

[喉が渇いて、唾を飲むのも出来なかった。夕顔、と名乗る幽霊が視線を外した瞬間、
……土を踏む音だけが伝わってくる。キャリーを持ち上げて駆け出していた。

どこか、どこかへ。少なくとも彼女の目の届かないところへ]

(41) 2016/11/17(Thu) 09時半頃

童話作家 ネルは、メモを貼った。

2016/11/17(Thu) 09時半頃


【人】 童話作家 ネル

[駆けて、……しかしどこへ?隠れる場所は随所にあるけれど逃げる場所なんてあるんだろうか?神社拝殿の裏を通り、中殿と本殿の間に着いたところで座り込んだ。体力が無いのもあるけれど、喉が渇いて仕方が無いんだ。
キャリーバッグからペットボトルの水を取り出そうとして……びく、と背中が跳ねた。

––––––––赤が。

あの時首を落とした曼珠沙華が入っていることを忘れていたから。自分で入れたくせに、どこへ行っても見られているような気がして汗がひとつ。
そろぅりペットボトルだけを抜いて、またキャリーを閉めた。花弁を棄てる気にならなかったのは手折った罪悪感から。

……うん。水を飲んだら少しだけ落ち着いたかもしれない。まだ指先は震えているけれど、さっきほどじゃない。
ぎゅう、と膝を抱えて縮こまる。……ただ怖いだけなのに]**

(44) 2016/11/17(Thu) 11時半頃

【独】 童話作家 ネル

/*
!?ナイフ消えるのマジか……
練り直さなきゃ

(-25) 2016/11/17(Thu) 13時頃

【人】 童話作家 ネル

……っくしゅ!

[どれほどそうしていたか、いつの間にか眠っていてくしゃみで目を覚ました。慌てて空を見れば変わらず夕暮れの色を示している。なはんだ、全然眠っちゃいない。ただの長い瞬きだったんだな!……と、軽いことを考えられる程度には思考が回復していることを知る。
いま、何時だろう。ズボンのポケットを漁ってスマートフォンを取り出したは良いけれど、時間どころか起動すらしねえ。溜息をひとつ吐いてまたそれをポケットへ。

……落ち着いたら一気に力が抜けた。ずぴりと鼻をすすってから腕を伸ばす。夕焼けの炎はここまで届かないからこの薄い色の髪を輝かせはしないだろう。妙に居心地が良いのに横になる気が起きないのはすっかり乾ききった髪がパリパリと首に張り付いているからだろう。

……うん、大丈夫。全然平気じゃないけど、さっきよりはよっぽど大丈夫。追われてはかなわないから今のうちに鬼渡しから逃げ出す方法を––––––

と、駆ける二つの足音が聞こえた。またびくりと肩を震わせ息を潜める。小さな音と軽やかな音が。……そして小さくしゃくりあげる声も。反射的に立ち上がりかけて、……やめた]**

(67) 2016/11/17(Thu) 20時頃

童話作家 ネルは、メモを貼った。

2016/11/17(Thu) 21時頃


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