8 DOREI品評会
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/08(Thu) 00時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/08(Thu) 01時頃
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─ グロリアの部屋 寝室 ─
[マーゴがえづいた所で、ハッと腰が揺れていた事に気付く。 彼女が涙を浮かべながら咳き込む姿には、ステージに居た時と同じく嗜虐心をそそられる。]
おっと、ごめんよ。
[心が既に囚われ始めていても、謝罪の言葉はかろうじて何時もの調子で。 改めて咥えようと手を伸ばし、マーゴの可憐な口唇の隙間にイアンは指を挿しいれる。マーゴの舌をやわく摘んで、口腔の中ですこしだけ遊ばせた。唾液で濡らした指で、ペニスの性感帯である裏筋と、先端を重点的に試みるように指し示す。]
と、全部、飲み込まなくていい。 ゆっくり──ね。
[ペニスに纏わりつくようにぷっくりした唇の輪郭が見える事が視覚刺激になる。そして、マーゴの白いレースのベビードールは、古典的なカルヴィナのドレスよりも脱がせやすそうだった。]
(16) 2010/04/08(Thu) 01時半頃
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[白や淡い色の下着は女性が好むものであるのかもしれないが、あまりイアンの好みでは無い。レースから透けるマーゴの肌はきめ細かく、血行の良い薄桃色がほの見える所がなかなか良かった。そのレースと言うベールは欲望をそそる装置になっていた。 何処かの街の平凡な娘(しかもヴァージン)と寝る機会は、最近のイアンにはなさそうだったが、マーゴとするのは、日常にするノーマルなセックスに近いものになりそうだと、白のベビードールの裾に視線を落としながら、イアンは思う。]
──…ハ ァッ
[腰骨のあたりをぞくりとしたものが這い、イアンを飲み込む。 振り返ると、漆黒のドレス姿のグロリアがこちらを見ていた。扇子を握っていた時は折り畳まれていた白い小指の輪郭がくっきりと見える。言葉が震える。マーゴの長い豊かな髪を梳いて徐々に引寄せながら、グロリアに軽く肩を竦めてみせた。]
大変 なのはソレ じゃない…さ。 嗚呼、あんた それ。 小指を舐めてるのも、テスト なのか?
(24) 2010/04/08(Thu) 02時頃
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記者 イアンは、良家の娘 グロリアの周囲で暗く幻想的な色の蜃気楼が揺れているような錯覚に陥る。
2010/04/08(Thu) 02時頃
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[イアンは黒いドレスに包まれたグロリアの成熟した大人の女性の身体の輪郭を、何かを怖れるように目を見開いてじっと見詰めた。脳が痺れるような快楽がおそろしいと感じる。 ハッ、ハッと犬のように荒い呼吸が聴こえた。 それが、自分の漏らした音だと気付くのにやや時間がかかる。
首を横に振る。ペニスの先端を含まれている現状、また達成すべき事から、勝手に後ろに下がりグロリアから遠ざかる事は出来ないので。イアンは、目の前の現実に集中すべく、マーゴの背にある愛らしい窪みに視線を戻した。 ベビードールの裾が短く、きゅっと引き締まった双丘が見える事に安堵する。それは至ってノーマルに扇情的だ。]
…ッ イ、い 上手いね、マーゴ。
[揺さぶられ、イアンは声を漏らす。 はじめてにしては勘が良い、マーゴのフェラチオの邪魔をしないようにゆっくりと持ち上がる小さく丸い尻に手を這わせた。尻肉を撫であげながら、レースを持ち上げ、犬が餌に顔を埋めるように、精緻なレースに包まれたマーゴの溝に舌を這わす。レース越しにぴちゃぴちゃを卑猥な音を立てて舐めた。]
(28) 2010/04/08(Thu) 02時半頃
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[内股の筋を、恥丘を指の腹でまあるく撫で上げ。 カルヴィナの薄く未熟な身体とは違う、瑞々しい果実のようなマーゴの身体は、得体の知れない暗い何処かに連れ去られそうになっているイアンに取って、今は救済のように感じられた。
そう、若い女の産毛が香り立つ乳房。刺激すれば仄かに色付き膨らんで行く桜色の尖り。ブラジャーのホックをじらす事無く、イアンは外す。揺れる果実を乳腺に沿わせながら揉みしだく手にも躊躇は無い。 グロリアが扇子をゆらめかせたような気配があった。イアンは陰部に埋めていた顔を上げてしまう。ちらり、見えたのは赤。おんなのにくのいろ。 イアンは小さく首を横に振ってマーゴの下着の隙間に鼻を埋め直し、ベビードールとガーターベルトを残したまま、パンティだけを剥ぎ取った。]
あ あ
[揺れるイアンの腰。再び、マーゴの喉にそそり立つ肉の棒を突き立ててしまう。そのまま、マーゴの下肢を抱き込み寝台に倒れこむ。]
(29) 2010/04/08(Thu) 02時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/08(Thu) 03時半頃
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[抱き込んだマーゴの肌はしっとりとして吸い付くよう。 細い首がいやいやするように揺れると、小刻みなその刺激と共にふわふわした髪が乱れる視覚の刺激が有ったが、それが更に乱れて駆り立てられた。 生娘の甘やかな身体全体が震えた事に気付くのと、滲み滴る蜜と唾液をたっぷり絡めたを挿入するのは、ほぼ同時位だった。 一本の指だけを回転させるように蜜壷に埋め込み、指の腹に触れるざらりとした場所を探すようにかき混ぜる。刺激があたれば、慣れない場所に指を増やして行く手順は同じ。]
──…ッ わ、るい 態とじゃない んだ。 そいつを離して くれて イイ。
[喘ぎながら、イアン自身を少しでも冷ますために、新しいコンドームを手にする。ペリペリと言う音。固く、かたく反り返ったそれに手早く空気を抜いたゴムを被せ、レースが揺れるマーゴの背にイアンが後ろから覆い被さる。まあるい桃尻を突き上げさせる形。]
[マーゴが丁寧に愛撫しつつけた先端でなぞって場所を確かめ、後背位から犬のようにペニスを埋め込んだ。そう徐々にめり込ませ、乳房や下腹部を撫でて息を逃がさせてから、やはり抵抗がある最後の膜を破る瞬間は一思いに。]
(33) 2010/04/08(Thu) 04時頃
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くッ はァ… あ あ
[未開のその場所はやはりキツくは有ったが、カルヴィナの時のように、狭過ぎてイアン自身が苦痛を堪えなくてはならない程酷くは無い。イアンが漏らすのは、快楽の呻き声。 顔をマーゴの豊かな髪に埋めていると、どうにか身勝手に律動をはじめないだけの理性を保つ事が出来る。マーゴが破瓜の痛みを感じているであろう間、髪を撫で、色付いた目尻の熱を掬いながら待つ事も出来た。]
すげえ、助かる ぜ。 マーゴ。
[何が助かるのかは言えない。 しっとりとくちびるを合わせて、舌を絡めながら小さく律動を再開する。最奥で達する事は彼女は出来ないだろうから、自慰を知っているならば、少女でも触れるであろう場所を愛撫し、少しでも快楽を与えようとした。]
(34) 2010/04/08(Thu) 04時頃
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記者 イアンは、良家の娘 グロリアを見上げた時、イアンの背はぶるりと快楽の波に震えた**。
2010/04/08(Thu) 04時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/09(Fri) 00時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/04/09(Fri) 00時頃
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─ 舞台 ─
[奴隷の中で舞台に現れたのが一番遅かったのはイアンだったかもしれない。 衣服は元来ていた衣装を適当に引っ掛けただけ、シャツのボタンを一つも止めず、ボトスムからは下着を付けぬ腰の線がしどけなく見え、乱れたままの姿。近寄れば、汗と精臭の入り混じった匂いが漂う。
──イアンは、はじめて知らない世界に来たかのよう。 呆然とした様子で、現れた。 すでに舞台は酷い様相。]
俺は、 …… 今 なん の ゆめをみているん だ?
[看護婦姿のツィーが控える舞台。男への水責め。破瓜を迎えたばかりの少女二人が、せめられている。緊張感が途切れた事で、疲労の残る身体が、来る途中でわざとぶつけた爪先の痛みが、これで夢ではない事を知らせていた。]
(156) 2010/04/09(Fri) 00時半頃
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どうして こうなった?
[それは、自分がさっき終えた、達成して完結した、と思っていた行為の先が既に舞台上で始まっている事に対しての感想。自分が加担した事のおそろしさを知った言いようの無い恐怖と無力感。 手術台の上で全てを曝け出すように固定されたマーゴを抱いた感触がまだ、イアンの腕の中に残っている。]
(159) 2010/04/09(Fri) 00時半頃
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─ 回想 寝台のある部屋 ─
[繋がった箇所からマーゴの腿を伝い、シーツに紅い染みが出来る。淡い鉄錆の匂いがイアンの鼻にも届く。 口唇を重ねる時、マーゴの睫毛が何か言いたそうに揺れたように感じた。水を含んだ瞳がみせる影に、イアンはただ荒い息を吐いて、せつなげに眉根を寄せた。くちびるを塞いでしまえば、言葉は形を成す事無く。
律動に合わせて寝台が揺れ、濡れた音が響きはじめる。 甘く可愛らしい喘ぎ声と絡み付く媚肉の馴染んだ感触。カルヴィナの時と異なり、快楽を与える事が出来ることに、イアンは心の中でさっきと同じ、助かると言う言葉を繰り返し、快楽に反るマーゴの背のくぼみにくちびるを落とした。]
… ん、 は あぁ
[足元のシーツは汗でじっとりと湿っており、巡る血流にまるで海の中にいるよう。ジンジンとした痺れが爪先まで届く。身体に電流を通されたようになってイアンは、イアンは。 ────回想はそこでブツリと途切れ。]
(161) 2010/04/09(Fri) 00時半頃
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記者 イアンは、道化師 ネイサンの声だけが、狂宴の中で異様に鮮明に──だが奇妙なまでに沈んで聴こえた。
2010/04/09(Fri) 00時半頃
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ゆめ じゃない。 分かってる。
こうなると、最初から理解していたら? ──理解していたら、俺 は。
[客席にいるグロリアの黄金の髪だけが眩しい。]
(163) 2010/04/09(Fri) 00時半頃
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