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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 02時頃
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―― 小さな森 ――
…
[空を仰ぐ。 宵の灯りは優しくリンダのカラダを照らしている。 緩やかに視線を落とし、頬にそっと触れた。]
冷たい。
[ぽつ、と零して儚い笑み。 滑らせて、何度か手の甲を擦ってみても 其処に温もりが灯る事は、無い。]
(21) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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昔、ね。
[声は随分と穏やかになっていた。 ガーベラと木製の椅子が傍に無言で佇んでいる。]
おじいちゃんって、凄く怖かったんだ。 逢うたびに、何時も、何時も、怒鳴られてた。
[双眸を細めて、苦笑する。]
おじいちゃんが、怖くて仕方無かったんだ、私。 でも、ね。
おじいちゃん、優しかった事もあったの。
(25) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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ピッパ、ピッパって。 私の頭を撫でながら、笑うんだ。
甘いもの食べるか、とか。 一緒に遊ぼうか、とか。
本当に、ね。 今でもあの笑顔、忘れられない。
[くす、くす、と穏やかな笑い声が響く]
おじいちゃん、ね。 それからすぐ、死んじゃった。
(28) 2010/07/03(Sat) 02時半頃
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多分。
[そ、とリンダの赤毛を一房、両手で握る]
おじいちゃん、解ってたのかもね。 ……どんな気持ちだったかは、 ―――、今も未だ、解らない。
遠いんだ。 私は未だ、子供、なんだと思う。
でも、きっと。 寂しかったのかもしれない、って。 覚えていて欲しかったのかもしれないって、思うんだ。
[愛おしそうに、赤毛を撫ぜて]
(30) 2010/07/03(Sat) 03時頃
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私が、忘れちゃった時。 誰も、おじいちゃんを覚えて居られなくなったとき。
おじいちゃんは、きっと ――――、初めて本当に、死んじゃうんだと思う。
……リンダ? だから、リンダ。
死なないよ。 居なくならないよ。
リンダは、生きていてね。
[どれだけ言葉を紡いでも足りそうに無い。 未だ枯れぬ涙は、再び目尻を静かに濡らしていく]
(33) 2010/07/03(Sat) 03時頃
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あれ…? う、 …っと …あれ? ねぇ、三つ編ってどう、するの?
[苦笑した。 今まで三つ編なんてした事も、された事も、無い。]
ごめんね―――。 せめて綺麗にしてあげたいのに。
友達甲斐の無い奴だなぁ。 ………ごめん、ね
[ひた、ひた、と赤毛を雫が濡らして行った]
(34) 2010/07/03(Sat) 03時頃
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漂白工 ピッパは、リンダの上半身を両腕で抱き寄せると、引き摺るように椅子の上へ。
2010/07/03(Sat) 03時頃
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――――っ!
[ぐぐぐ、と引き摺るようにリンダを椅子へ。 なんとかという具合に座らせると、苦笑い。]
ごめん。 ちょっと痛かった?
……運動不足。 力も無いから、さ。
[あは、と能天気に、笑う。]
(43) 2010/07/03(Sat) 03時半頃
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漂白工 ピッパは、リンダの頭へ手を伸ばしそっと撫ぜた。
2010/07/03(Sat) 03時半頃
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少し。 ……少しだけ、此処で待ってて。
誰か、呼んでくるから。
[何時までも此処に置いては、おけない。 そしてリンダの事を誰かに報せなくては、いけない。 身寄りの無い子だったから、少なくとも村長にだけは。]
寒いかもしれないけど。 ……我慢、しててね。
[一瞬、自身の格好を見遣るが 暖を取る為に渡すだけの余剰な衣服は着ていなかった。 言い残し、静かにその場を後にする。]
(45) 2010/07/03(Sat) 03時半頃
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―― 村・大通り〜村長邸前 ――
はっ、 はっ、 はっ―――!
[森を抜け、大通りを走り 一直線に目指すのは村長の元へ。 とうに息は切れ、ほとんど気持ちだけが足を動かしている。]
……っ
[そして辿り着いた、扉の前。 すぐに手を掛ける事は出来ず、逡巡するのは、 『眠り姫』などと虐げられる現実が憚るから。
―――自分にそんな権利があるだろうか―――
事、此処に至っても、未だ手は、震える。]
(50) 2010/07/03(Sat) 03時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 04時半頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 08時頃
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―― 昨夜・村長邸前 ――
……村長さん
[どれほどの時間、扉の前で悩んでいたか。 伸びた手が、す、と逃げて。 伸びて、逃げて、を何度繰り返したか。 漸くあけたのはリンダの笑顔が背を後押ししたから。
開け放ち、震える声で村長を呼ぶ。]
おっ、 おは お話が、ありま、す……
[どもりながらも告げれば、 あちらも何か抱えてるのか、深い溜息をつきながら 入りなさい、と声を掛けてくれた。
言われるまま、中へ。]
(96) 2010/07/03(Sat) 08時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/07/03(Sat) 08時頃
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[村長と女の二人きり。 自警団は全て出払った後なのだろう。 テーブルを挟み、向かい合うように座る。 間には、蝋燭の火が二つ、ゆらゆらと揺れている。]
……あ、あの り、りん――
[どもりながら、胸の内の怯えを、 誤魔化すように、繕うように、薄桃を手で弄る。 "独り"であれば既に逃げ出している程。
けれど、眸には強い力を残し す、と村長を見つめ
リンダに起こった事実、 隠されてきた秘密を全て、隠す事無く、告げた。]
(98) 2010/07/03(Sat) 08時頃
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[村長は緩やかに首を振り、深い溜息を吐いた。 そして、返されたのは嘘の様な現実 >>#2]
え、 そ、 ぅ
[言葉が続かない。 頭の中はリンダの事で、既に手一杯だったのに。 はちきれてしまいそうで、手の力が抜ける。
村長の言葉は続く。 恐らく沢山の死者が出るだろう、と。 村に残るものは、誰も助からないだろう、と。
だから。 要約すれば、リンダの葬儀も、 埋葬すらも行っている暇は、無い、と。]
(99) 2010/07/03(Sat) 08時頃
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そんな――!
[がたりと木製の椅子を弾いて、前のめりに村長へ詰め寄った。
御願いだから。 何でもします、だから。 リンダの葬儀を。せめて埋葬を出来るだけの助力を、と。
独りでは何も出来ない非力な自分を呪いながらも ただ、ただ、縋るしか無かった。
重い沈黙の後、村長は溜息と共に。 翌朝までにギリアンへ話をつけてくれると言う。
とにかく今日は休みなさい、と。 二人の会話は、其処で終わる。
安心した女が、すとんと、眠りにおちてしまった*から*]
―― 昨夜の出来事・了 ――
(100) 2010/07/03(Sat) 08時頃
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―― 翌朝・墓地(ギリアンの住処)前 ――
…
[翌朝。 墓地へと訪れたのは、女、ただ独り。 村長は話をつけるので手一杯という事。 しかしそれだけでも女にとっては十分有り難かった。]
ぎ、 ……ギリアン、さん
[何かの作業中、だろうか。 動いている背後から、そっと声を掛ける。 呼ぶ声は、低く、微かに震えていた。]
(101) 2010/07/03(Sat) 08時頃
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し、 ……仕事?
[もう既にそんなに抱えてしまう程。 死者は出始めているのだろうか、と心臓が大きく跳ねる。 すぅ、すぅ、と呼吸を繰り返し心音を落ち着かせながら]
あの―――。 村長さんからお話は、い いって る、と思います、けど
……リンダが。 リンダが、……病気でしん、じゃって 未だ森の中に居るんです
ささやかでも ……運んで頂けるだけでも構いません 助力を、願え、ません……か
(104) 2010/07/03(Sat) 08時半頃
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あ、ありが
[んく、と言葉が詰る。 礼すら上手く紡ぎ切れない、纏わり着く"どもり"。 けれど女は何度も、小さく頭を下げて嬉しそうに笑う。
立ち上がる大男を先導するように、森へ。 途中教会へ寄り、棺を抱えるのを見守り、 二人、森に辿り着く。]
あそこ、です
[やがて、その場所へ。 指差した先には、幾本かのガーベラと。 椅子に力なく座る、リンダの姿。 優しい木漏れ日に照らされて薄ら、微笑んでいるように見えた。]
(106) 2010/07/03(Sat) 08時半頃
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漂白工 ピッパは、リンダの姿を見ると再び滲む雫。ぐ、と手の甲で乱暴に拭った。
2010/07/03(Sat) 08時半頃
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―森の中・朝もやに微笑む少女の前で―
そ、
[ギリアンの率直な感想を聞く。 恐らく彼が紡いだ意味の全てを理解は、出来ないが。 綺麗、という点で深く理解を得て、 嬉しくて、嬉しくて、言葉を紡ぎ切れず ぽろぽろ、と涙を零して、頷いた。]
……よかったの、かな 少しでも、辛く……なく、なれば 私はそれ、だけで……
[身勝手かもしれない。 けれどそう望まずには居れなくて。 置かれた棺の真横で、華、と零すギリアンに頷く。]
(110) 2010/07/03(Sat) 09時頃
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ええ。
[微笑で、ガーベラの傍へ。 納棺する横で、一つ、二つ、三つ。 摘んでは、棺の傍へ寄り、ギリアンへ微笑んだ。]
ほん、とは。 全部いれてあげたい、けど ………同じ華を、見ていたい、から。
[添える"希望"と、残す"希望"。 どちらも、傍に在ればいいという、ささやかな願い。 リンダの髪に一つ、挿してやり 一つは、リンダの手に握らせて、
もう一つは、願うように、胸元へ添えた。]
(111) 2010/07/03(Sat) 09時頃
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漂白工 ピッパは、墓堀 ギリアンに『御願い、します…』と涙交じりの声を向けた。
2010/07/03(Sat) 09時頃
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ぴ、 ピッパです……ピッパ・レッシグ。
[問われれば、小さく掠れた声で応答した。 一旦閉める、と言われ名残惜しげな視線を落としつつも]
……
[リンダの表情と。 偉かった、と。それだけの言葉が何よりも嬉しくて。 く、と奥歯を噛み、言葉を紡げぬまま 歩き出す背について、共に歩き出す。]
……はい。 その、 あり、 ありがとう、ございます――。
[大男には見えない、だろう。 けれど、顔をくしゃくしゃにしてなき続けた。 今はただ、この男の言葉が優しく、心を支えてくれたから。]
(115) 2010/07/03(Sat) 09時頃
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[女の世界は 大男と、棺と、自身だけで手一杯だった。 だから大男が呼びかけた声ではた、と我に返る。]
――…。
[声を向けたほうに視線を遣れば、 >>116 その姿を見つける、だろうか。]
(118) 2010/07/03(Sat) 09時半頃
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漂白工 ピッパは、墓堀 ギリアンの背とキセルを手にする青年を交互に見遣る。
2010/07/03(Sat) 09時半頃
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お、 ……御願い、します
きっと、リンダも喜ぶ、から
[ギリアンの声に小さく頷いて、 願う言葉と眸が、キセルの青年へ。]
(121) 2010/07/03(Sat) 10時頃
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ありがと。
[柔らかな笑みを青年へと向ける。 道中、名を問うたりもして、 此方からも青年へと名乗り返したかもしれず。]
一緒に。
[土を掘り始めたギリアンに声を掛けて、 手伝える事であれば、了承を得て、 彼の指示を仰ぎながら、手伝ったかもしれない。
低く響く歌を、聴きながら。]
(125) 2010/07/03(Sat) 10時頃
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…
[ラルフの声を聴く。 ちらと見遣る眸には言葉の内容に、 聊か冷たい色が灯っていた。 けれど、その表情を見て、]
良かったって言うなら ……なんでそんな か、 悲しそうな顔、してるの
[見えたままを、問い掛けた]
(127) 2010/07/03(Sat) 10時半頃
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…
[言葉を受けて、手が止まる。 なんて莫迦な事を聴いたんだろう。 どうかしてる、と自分を戒める、溜息。]
ごめん。 ……でも、 ―――そう。
そうだよ、ね。
[何故だろう。 気付けば、口許に、緩い笑みが浮かんでいた。]
(130) 2010/07/03(Sat) 10時半頃
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[ちらと窺った表情と、掌。 泥だらけの其れが、綺麗だと、零す。 自身の掌も出来る事を手伝ったせいか、汚れている。]
うん。
[ラルフの横に並んで、ぽつり、零す頷き。]
あっちでもきっと、 この子なら、引っ張り凧だよ
[あえてそんな軽口を向けて、微笑]
(134) 2010/07/03(Sat) 11時頃
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ん。
[ギリアンの声には緩い頷き。 他にも参列者が居れば、小さな礼を告げたかもしれず。 被さる土で棺が隠れてしまう前に、 女は小さく、別れの言葉を呟いた。]
また、ね。
[魂なんていうものが、在るのなら。 その願いは何時か叶うのだろうか。]
――、ありがとう。
[墓標に対しては、そんな言葉をギリアンへと向けた。]
(137) 2010/07/03(Sat) 11時半頃
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[暫く墓標の前で無言に佇んでいたが。 去っていったギリアンの後を追い、 静かに、彼の小屋の方へと。]
ギリアンさん
[小屋の入り口。 確かな声で、彼へと呼び掛ける。]
(138) 2010/07/03(Sat) 12時頃
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[振り返る彼に向く眸は真っ直ぐ向いて。 先程までの涙は既に、乾いている。
あ、と言い掛けた口が一度閉じて 再び、開くと]
御願いが、あります。 ……私は、この村を出る心算は、無いから。
だから、貴方の仕事を。 どんな小さな事でも、良いから、仕事を。
手伝わせて、ください。
[きゅ、と自身の服の裾を掴んで、見据える]
(139) 2010/07/03(Sat) 12時頃
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貴方を見ていて、思ったん、です。 私が出来る事、してあげられる、事。
此れは貴方にとって、失礼な事かもしれない。 だけ、ど。
[去来するのは、去っていく笑顔。 祖父の、リンダの。そして、見送る者達の、笑顔。 自身が抱える物のせいで、役に立たないかもしれない。 むしろ、邪魔、かもしれない。]
あの話が本当、なら。 私は最後まで、………見送る立場で在りたい。
それだけじゃ、駄目ですか。
[けれど、相当に拒否をされぬ限りはもう 下がる心算も無い、意志の双眸。]
(141) 2010/07/03(Sat) 12時半頃
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[其れでも構わない、と彼が漏らすなら。 一度、俯いて]
さよならと。 涙を流す人は、傍に居て欲しい、から。 私は、誰も、独りで死なせたくないから。
[ゆっくり顔を上げて]
好きだったんだ。 この、村が。
[虐げられた事も、上手く行かなかった日々も。 こんな時に、漸く愛せるようになって、 気付かされるなんて、と ―――、女は笑った。]
(143) 2010/07/03(Sat) 12時半頃
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