54 CERが降り続く戦場
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―― 奇跡の『夢』が熾した英雄楽園《エリュシオン》 天空(そら)には向日葵を 蒼と黄昏には栄光を ――
……っう………
[セカイの終焉(おわり)が来ていると言うのに。 少年が覚醒(めざ)めた其処は。
――柔らかな木洩れ日 ――神樹に実った果実の芳香 ――遠くからせせらぎの水音が優しく ]
……僕はどうして…… 何で……こんなにやさしい光の場所で眠ってるの……?
[『天国』にでも召されたのかと、元々天界に住まう天使ながらに考えてしまった程に。 あの闇と夜に覆われた、嘆きの宮殿は何処かへと掻き消え。 その世界は、愛と、光と、夢に溢れた光景だった]
(2) 2011/06/17(Fri) 02時頃
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/* ………今ふとログ読み返して、とんでもなく、とんでもなく恥ずかし過ぎる事実に気付いたwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
名前の読み方 ○ピッパ ×ビッパ ……wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww ずっとビッパビッパ言ってたwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 愛称とか綽名とかもうVIPPERだったwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww やだ気づいたらすごい恥ずかしいwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 関係皆無だけどwwwww
(-7) 2011/06/17(Fri) 02時頃
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[脳裏から声が響く。 穏やかな様で、荘厳な様で、優しいようで、そんな声]
……そうだね。 これだけの大きな、世界を丸ごと巻き込む様な戦いだ。 全てが終わった時、僕達を迎えるのは終焉かも知れない。 完全に納得の行く結末なんて、無いかも知れない
[脳裏には、粉雪と散った女神の……彼女の姿。 今でも、まだ締め付けられる様に胸が痛むけど]
……でも……僕達はそれでも戦うんだ。 その先の未来(明日)が、光に溢れている事を信じて
[槍真の返答を訊いた声は、それで満足したのだろうか。 声は遠のき、槍真はやがて瞳を開き、蒼と黄昏の空を眼にするだろう**]
(4) 2011/06/17(Fri) 02時半頃
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それは"神の聖樹" 其は"神聖の柊"にして"神の赤き果樹" ―― "神の実り"にして"万象の奇跡"宿す"神の果実" ―― "約定"にて賜りし"天への祈り"に"之成る化身"を能う ―― "神聖なる御名"は"風峰"の元其の魂に"祈璃"を告げる ―― "葡萄酒"の甘きに"高貴なる稲妻"を照り返す"慈愛に微笑む"少女 ―― 其の"熾天"の権能を携う"天使"が銘こそは"ホリー" ―― "その父"足る"清き光"湛えし"清き翼"持つ"正しき聖者"より ―― 其の"清き心"と"決して砕けぬ正義"を"魂の中枢"に刻み ―― "愛らしき慈愛"を以ちて"熾姫都六六五の熾翼"を継ぐ者 ―― "神の天"を"調和の愛"を以て"慈しみ"育み ―― "恵みの春"を"空翔ける小鳥"へその"春の訪れ"を伝え ―― 其の"素晴らしき善美"を"遍く生命"の魂へ"書き留める"導き手 ―― 之成る天空に輝く生ける"至宝"たる"光"の"御名"に捧ぐ ―― "聖河"の中に秘めたる"森羅万象"を貫きし輝ける"熾冠"には ―― 御名の"正しき毅然"と"輝ける雲"と"花鳥友愛の真心"を秘めん ―― 誉れ高き"熾天使" 栄光が為の"熾姫都の守護天使"の血族よ ――
(-11) 2011/06/17(Fri) 04時頃
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/*
Q.おいオスカー、何この意味の解らん文章は
(-12) 2011/06/17(Fri) 04時頃
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/* A.熾天使なホリーのフルネームの意味ですがなにか?
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww もう出す機会もないから晒して置くwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 必要な時が来れば出すつもりだったwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww ちなみに名前全部、天空の言葉辞書とある程度合致させてるよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww オスカーのもまた後でだすけど、長すぎる名前に長すぎる意味と言うクオリティを求めてみたんだwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 因みにホリーの熾天使のフルネームね☆ミ >>2:798
(-13) 2011/06/17(Fri) 04時頃
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/* ちなみに説明の余裕までは無さそうなのでここで裏解説。
例えばホリーの名前のこの部分↓ 『ホーライ・メ・プレカーリー・エイル=イノリ・ティアドス・カザミネ・エイル』 意味は全く同じ、言葉の読み回しが違うだけであって。 この部分が大体、熾天使達のもう一つ、もう二つ目の読み方で、基本的に後の方の読み方で呼ばれる。なのでアリスのホーライ・プレカーリーは槍真にとっては『そっちの方なの?』だった と言う理屈付け。 この辺のシステムは槍真にも徹底されてるんだよ!
後ちなみに、勝手に名前つけてるのは見たらわかるけど、ホリーの名前を人間名にしたら『風峰 祈璃』になる。これマメね!
後にも先にもこれ以上のクオリティな超ロングネームは付けれる気しない
(-14) 2011/06/17(Fri) 04時頃
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ぎゃあああああああああああああああああwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww スリープモードにしてたらwwwwwwwwwwwwwww PCの自動更新強制再起動でwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 頑張って用意してた投下内容wwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 4日目の暴走直前まで巻き戻ってるwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 勘弁してwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 勘弁してくださいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
(-25) 2011/06/17(Fri) 15時半頃
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― † 蒼と黄昏 水晶の向日葵畑 † ―
……懐かしい光景だな。
[その『夢』の世界には、槍真の見慣れた建物。 神聖な光で構築された楽園の世界が蒼と黄昏の下に在った]
時天使空間《クロック・スクウェア》から漏れる世界の光も。 世界樹の蔓《ξ・セフィロト》が伸びる雷霆降裁《ルミエルルーム》。
……あぁ、僕の執務館《ジャッジ・ハウス》も記憶のままだ。
[……そう。そこは第七天国。 それは森羅万象の道標が刻む、セカイのスベテの記憶と夢が再現する。 世界にとっての、そして槍真にとっての、嘗て在った第七天国を再現したもの。
誰一人居ない、しかし愛と光と夢に溢れた優しい世界があの頃のまま]
(44) 2011/06/17(Fri) 22時半頃
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[だが予感はあった。 まず何よりも、『あの場所』に行かなければならない。 そんな確信めいた予感]
――この『夢』の世界に意味が在るのなら。
きっと、僕が逢わなければならない人は、二人…… ……ううん。『三人』、になるのかな……
[踏み入る林には、林檎の様に瑞々しさを誇る天界の果実―― そう、『成長の果実』に、しかし今は眼を向けないまま。
新緑の茂みを掻き分けた先には、眼も霞むほどに眩い向日葵の畑と……]
(45) 2011/06/17(Fri) 22時半頃
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………………グローラ……
[白いドレスを濡らして、少女は独り泣いていた>>1:1209 叶う事の無い、無垢なる夢の破れた少女は、独り。
その手には向日葵の花冠。 もう、誰にも渡せなくなった、花冠]
終焉(おわり)に…。 世界の終焉(おわり)に、僕は君とまた逢うんだね……。
[そう、この世界は『夢』と『記憶』が魅せる、堕ちた少年の為の世界。 ――花冠を渡し、微笑む相手の居なくなった少女を映した。 少年の堕ちた後の世界]
(46) 2011/06/17(Fri) 22時半頃
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『 ―――――……! 』
[何者です、《栄光》と成らなければ成らなかった《栄光》は。 女神然と、その闇の気配を纏わせる少年に警戒を露わにする。 背中を省みれば、広がるものは闇の六翼]
……僕だよ…グローラ… オスカーだよ……。
『 ――――? ――― 』
[然し信じようとしない。 孤独と寂しさを押し隠して、少女は目の前の少年を睨み据える。
その心には、既にただ独り、秩序を護る柱として。 永劫に天界の玉座に囚われる決意を見せた、女神の覚悟]
(47) 2011/06/17(Fri) 22時半頃
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『 ―――! 』
[さわ、と向日葵が揺れる。 近づかないで、と自分を拒絶する少女に、胸が軋みを上げる。 孤独にしてしまった少女を護る者は、もう誰も居なく、少女は独り怯えている。
もっと自分が強ければ、ずっと彼女の事を護って居れたなら。
其れはもう永遠に謝れないと思っていた、心の中のしこりで。 其れはまさに『奇跡』が『夢』を叶えない限り、外れない石ころで]
(48) 2011/06/17(Fri) 22時半頃
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……泣かないで。 もう、僕の楽園に君の姿は失いけど。
それでも、君をもう一度護るから。 君の花冠《グロリア》は、もう誰かに渡せるから。
だから……。
[その羽がみせる硝子の様に、大切に腕の中に抱きしめた。 耳元で響く少年の想いを聞き届ける様、少女からは抵抗が消えて。 優しく受け取った向日葵の花冠は、槍真の髪に絡み。 そして、何時の間にかその手に在ったもう一つの花冠を、少女へと贈る]
(49) 2011/06/17(Fri) 22時半頃
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世界から、向日葵《へいわ》の花冠《Re-birth》を君に
[蒼と黄昏に包まれた空間で、向日葵の花冠が黄金の髪に煌めく。 まるで燦々と美しい日差しを浴びる花冠を受けて。
微かに視た、少女の瞳は種類の解らない涙に美しく濡れて。 ――最期に彼女が垣間見せた表情はどんな物だったろうか。
それを確かめる術は無く、槍真の『夢』は辺りの風景を変じる]
(50) 2011/06/17(Fri) 22時半頃
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―― † 罪の出発点 女神頽れた場所 天空の玉座 † ――
[意識が明瞭とした時、槍真が立つ場所。 靴音が高らかに響きそうな荘厳な神殿。 世界樹の樹木にあしらわれた女神の玉座は今は空席で]
≪- 何処にも属せない者はここには居られない -≫ ――!
[その罪の始まり《コトバ》だけで、理解には充分だった。 その断罪が彼女を嘆きと絶望に堕とした最初の言葉。 その告宣が少年を二千年の氷獄へと堕とした最初の言葉。
視線の先には、暁の瞳を嘆きに揺れさせる少女と。 光色の髪と羽を荘厳な玉座の間に靡かせる、熾天使《じぶん》]
(62) 2011/06/17(Fri) 23時半頃
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やめろ――!
[今まさに追放を降そうかと言う二人の間に身を滑り込ませる。 何処にも属せなかった『今』は未だ半神半魔の存在である少女が息を呑む]
≪- ……堕天使《ディボウル》が何の用事? 迷惑は、これを終わらせてからにしてよ -≫
だめだ! 彼女が、ネルフェリウスが何かしたの!?
[自分《オスカー》は、意味が解らないと言いたげにしている。 其れは熾天使《セラフィム》として当たり前の価値観に囚われていた自分。 何処からか現れた闇の六翼を広げる少年に呆れ顔で対峙する]
(63) 2011/06/17(Fri) 23時半頃
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≪- 彼女は悪魔の血脈を受け継ぐ穢れた存在だ。 ……第七天国は、不完全な≪光≫は受け入れない -≫
だからって、彼女が何をした!? 只グローラを慕って、平和に笑って居たかった彼女を! どうして悲しみと絶望に堕とす必要があるんだよ!! ≪- ………―― -≫
[……そう、これも槍真の中では必要な『儀式』。 今、あの時に戻り、自分は天空の選択を曲げるか、否か。 清廉で公正な熾天使《セラフ》に、それでも真向から立ち向かうか]
(64) 2011/06/17(Fri) 23時半頃
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君《ぼく》も本当はもう解っているはずだ! 本当は君《ぼく》も彼女を追い出したく何てなかった!
――絶対に、それ間違えちゃ行けなかったんだ! ≪- ――っ… -≫
[愛《やさしさ》を智《し》り、本物の秩序《ルール》を護る事を選ぶか。 自分の信じる選択を、今度こそ、信じ切れるか。 それは、『夢』と『記憶』が無ければ熾せなかった―――
世界の福音《ミラクル》 ]
≪- ……………―― -≫
[≪光《じぶん》≫は……その言葉を胸に刻み込まれ。 そして……
微笑む]
(66) 2011/06/17(Fri) 23時半頃
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≪- ―― "それが 聖なる選択《かくご》 だね ?" -≫
(67) 2011/06/17(Fri) 23時半頃
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[ キィィイインッ!!! ]
[天界の唄声は高らかなる聖歌《Amazing grace》を響かせる。 天井の視えない神々座す玉座の天空に、光と闇の翼が舞い唄う。 福音《きせき》の様に鳴り響く剣戟は、二人《ひとり》の戦いを告げる幕開け]
≪- 断罪唄 殺神記 / 薙焔禄 !! -≫ 断罪唄 殺神記 / 陸断禄 !!
[焔の神々を薙ぎ散らす如く。大地の神々を断ち切る如く。 焔と破壊の天槍が交差する度、その翼からは光と闇が羽根となり舞い散る。
セカイの終焉(おわり)を眼の前にして広がる闘いは、天空の最期の『儀式』。 それは光《じぶん》と闇《じぶん》の最終決戦《リグネリィク》]
≪- お前がもう一度。 世界の守護天使《パラディオン》で在るなら―― -≫
[今まさに槍真から解き放たれる≪闇≫の力は、封じられる。 第七天国が玉座、女神が見届ける≪光≫の祭壇は≪闇《よわさ》≫を赦さない]
(68) 2011/06/17(Fri) 23時半頃
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≪- 闇《よわさ》に頼る事の無い! その身一つでも立ち向う光《つよさ》を示せ! -≫
断罪唄 殺神記 / 魔翔禄 !! ≪- 断罪唄 殺神記 / 雷吸禄 !! -≫
[聖なる神々を穿つ魔の力が。天罰の神々を膝折らせる絶対の力が。 止め処なく天空の玉座に交差する。≪光≫と≪闇≫が舞い遊ぶ]
≪- 堕ちた女神《かのじょ》への罪悪に その穂先をぶらせない覚悟はあるか! -≫
≪- 例え約束の死神がその身を望もうとも 交わした『誓い』の為死神を貫く意志はあるか! -≫
[≪光≫は容赦なく槍真を攻め立てる。 その問いを超える答えを示さねば、決して勝てない様に。 『夢』が織りなす天空に、永遠にも思える闘いが流れる]
(69) 2011/06/17(Fri) 23時半頃
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≪- さぁ! 答えを! "槍真"!! -≫
[玉座の天空は、光《じぶん》と闇《じぶん》がぶつけ合った、羽根《オモイ》の塊が、視界を遮る雲の様に余りにも沢山舞い踊って居た。 その数は、そのまま、永遠と同義な程に永い、自分自身との決戦に流れた刻を示す様に]
≪- この一撃に全てのお前の全ての"選択《こたえ》"を示せ!! 受けてみろ――熾天使"オスケル"が断罪槍!
『 天使断ツ冥王ノ断斬 ≪ルシフェリック・デスサイス≫ 』 !!!! -≫
[その籠められた一撃は、存在を容易く消滅させる物。 天界の熾天使を一撃の元に葬り去る、冥王《ルシフェル》の断罪を思わせる一撃。
迫りくる紫色《シノイロ》に光る天槍の煌めきを前に。 然し槍真は、羽根《オモイ》舞う戦場で、高らかに槍を掲げる]
(77) 2011/06/18(Sat) 00時頃
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―― これが……
(78) 2011/06/18(Sat) 00時頃
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これが 僕の 選択《こたえ》 だ ………
[ コォォォオオオオオオッ!!! ]
[少年の、槍真の、全ての羽根《オモイ》を集めた様に煌めき輝く天槍。 それは、嘗て失われた最強の熾天使の力の様に――
――いや、嘗てよりもより強大な『断罪』の≪光≫が集う!]
(79) 2011/06/18(Sat) 00時頃
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ソーマ・ジャッジメント 神槍天裁降る断禍の律法 !!!
(80) 2011/06/18(Sat) 00時頃
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[音にも成らない断罪の≪光≫が天空より幾重物の槍と成って降り注ぐ]
……誰も傷付けない覚悟を。 それでも、『夢』が叶わないなら。 僕は、僕の手で、あの子を≪光≫に"還す"。
[秩序《ルール》の尊守者であった少年が降した『断罪』の律法が晴れた時。 そこには、『殺さなかった』自分《オスカー》の姿は何処にもない。
だけど、確かに感じる、その≪光≫が。 今、ようやく一つの存在へ還った、"槍真"と"オスカー"が。 強く、強く、胸の奥に輝いていた]
(81) 2011/06/18(Sat) 00時頃
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≪- ――世界の選択は 今漸く 『みんな』の手に…… -≫
―― ありがとう。 "僕"と"僕"は今漸く。 同じ未来《あした》への『夢』を視たんだね。
[最期に交わした、その言葉を最期に。 槍真は、今、過去を乗り越えた気がした]
(83) 2011/06/18(Sat) 00時頃
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[ぽんっ]
[突然、瑞々しい真赤な果実が宙を描いた。 咄嗟に槍真が受け止めた時、その場所の景色は変わって。 そこは澄み切った蒼と黄昏に広がる、第七天国の光の花咲き乱れる草原]
『――――? ――――― 』
[何時も通りの、皮肉気な表情で、『がんばれ』と告げて来たのは。 今もどこかで、『みんな』を応援している、赤と黒《しんゆう》の姿]
……これは……成長の果実《りんご》……
『―――、―――?』
[『それが無いと困るだろ』と言わんばかりに、ぐしゃ、と髪を乱暴に撫でられる。 そう、例え道を踏み外したとしても、彼が親友である事は決して変わりはない。
――彼もまた、『みんな』と共に戦ってくれているのだと]
(88) 2011/06/18(Sat) 00時半頃
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――! 星流! 陽! タバサ! ホリーに、フィルさんに、それに、それに――!!
[振り返れば、この世界の秩序《へいわ》を望む『みんな』が。 満面の笑顔で槍真へと手を伸ばしていた。 まるで、『みんな』の力を、そっくりと託すように]
―― みんな……! 絶対に…… 絶対に、負けないからねっ!!
[そんな中、一人見慣れない金髪の女性が歩み寄って来る。 見慣れない女性、でもその黄金に、槍真は間違える筈も無かった。
始めて視る、美しく成長した後の、"彼女"の姿なのだから]
(89) 2011/06/18(Sat) 00時半頃
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