299 さよならバイバイ、じゃあ明日。
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[そして、その条件が伝わったなら]
我が次に街にくるは、 この街を照らす太陽としてであろうな!
白き翼を持つ雷光としての 最後の雄姿!
二名に見届けてもらうとしよう!
[と、高らかに宣言をした。]
(91) miseki 2019/10/20(Sun) 21時頃
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[たとえ、その内心がどうであれ。
その時、鳥は確かに、 朗らかに笑ってそう言ったのだった。]
(92) miseki 2019/10/20(Sun) 21時頃
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─現在、舞台の上─
[滑走の準備はさほどはいらない。 高く高く飛ぶには、 風の見極めが何よりも重要だった。]
聞け! 聞け! 聞け!
いまより我は、陽光の主になる! 暗がりを乗り越え、 空に輝き続ける太陽となって見せよう!
(93) miseki 2019/10/20(Sun) 21時頃
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「死」を打ち倒す勇猛な大鷲の在り様、
──皆々、よくよく語り継ぐが良い!
(94) miseki 2019/10/20(Sun) 21時頃
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[声は震えず、高らかに甲高く、 それはいつも、鳥が吠えていたのと まるで同じような声で、出立を告げた。]
よし! では、行くぞ!
ギロもゴティエも途中で落ちるでないぞ。 拾いには戻らんからな!!
[かっこつかぬし。と、鳥は言って、 籠の持ち手を爪で掴むと、大きな声で 景気づけのひと鳴きをした。]
(95) miseki 2019/10/20(Sun) 21時頃
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ク ワ ーーーーーーーーー ッ !!!!!
(96) miseki 2019/10/20(Sun) 21時半頃
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*
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(97) miseki 2019/10/20(Sun) 21時半頃
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─空─
[白い翼は、高く高く高く、太陽を目指して まっすぐにどこまでもどこまでも飛んでいく。
ビュウビュウと吹く風に煽られて、 途中、>>8 ぐるりと空中で三回転。
籠をぐるぐると振り回す結果になり 中の乗客にとっては 大変迷惑だったかもしれない。]
(98) miseki 2019/10/20(Sun) 21時半頃
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[高く、
高く、
高く]
[嘴で風を切り裂き、 街が豆粒になるほどまで高く飛び、 それでもまだ、まだ遠い父を目指して 鳥は翼を広げて飛んだ。]
(99) miseki 2019/10/20(Sun) 21時半頃
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[そうして、風を切る音が少しか静まり、 雲より高いところまで来たころ。]
…おい、 そろそろ下すぞ。
[昇り詰めるうちには、空気も何もが薄くなる。 そうして陽が強くなり、綿毛と軟体動物を熱から庇えなくなるころに、鳥は籠の中に声をかけた。]
(100) miseki 2019/10/20(Sun) 21時半頃
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[羽ばたきで空気を叩き、その場にとどまり、]
フフン、……よくよくと 我の雄姿を焼き付けたであろう。
ここらが別れの時だ。 後は下りながら、 我の背をよく見届けることだ。
[尊大そうに鳥は二名に向けて胸を反らした。]
(101) miseki 2019/10/20(Sun) 21時半頃
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いいか、無事に地上にたどり着け。
二人には、これから、 もっとも重要な役目を 任せるのだ。
[よくよく聞け。と風に負けぬように声を張り]
これから我が太陽となったとしても 今のこの姿、狐の祈願に語られる雄姿 それを忘れずに伝えゆくは 貴殿らの仕事だ。
[任せたからな。と、念を押し]
(102) miseki 2019/10/20(Sun) 21時半頃
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必ず、我は「死」に会い、 そして打ち勝ってみせようとも。
狐の戦勝祈願、 誰よりよく効いたと、 誇ってみせよう。
[そう言って、不安もないように鳥はカラカラと笑った。]
(103) miseki 2019/10/20(Sun) 21時半頃
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いいか。
我は夜を超えて、必ず毎日会いにくる。 雲が遮る日があろうとも、 我はいつでも空にいるのだ。
いいか。さみしいなどとは、 思ってくれるでないぞ。
──我は、「死」を乗り越えて、
これより永遠になるのだ。
(104) miseki 2019/10/20(Sun) 21時半頃
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[鳥は、──
元々はただの、 「死」に気づいただけの、
死をおそれただけの鳥は、
けれど、微塵もそのおそれを感じさせない、 朗らかな声で、残していく 街の住人にそう言ってみせた。]
(105) miseki 2019/10/20(Sun) 21時半頃
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[そうして、籠は鳥の手を離れ、 地上へと下される。
昇ってきたときとは反対の方向へ 風をビュウビュウと切って。]
(106) miseki 2019/10/20(Sun) 21時半頃
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インティJrは、それを、上から見届けて、
miseki 2019/10/20(Sun) 21時半頃
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ク ワ ーーーーーーーーーー !
(107) miseki 2019/10/20(Sun) 21時半頃
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[高らかにひとつ鳴くと、 鳥はまた、太陽を目指して飛んでいった。
遠い 、 とても遠いところへ。
そうして、やがて誰の目にも 白い翼の背は
"見る"ということが叶わなくなった。]
(108) miseki 2019/10/20(Sun) 21時半頃
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[真っ白な翼は、光り輝く太陽に重なり 見ようとしたものは
── 皆、目が 眩んでしまったという*。]
(109) miseki 2019/10/20(Sun) 21時半頃
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―籠の中―
んむ。 居心地は悪くないンゴ。
[こじんまりと、小さきギロと軟体動物は籠の中に収まっている。白い大鷲の最後の姿を見届けるため。
最後、とは思いたくはなかったけども。 案外、もしかしたら?
この強く煩く明るい鳥の、出立の宣言を聞いていると。>>93>>94 「死」に打ち勝つかもしれないと思えてくるのだ。 そうなったらいいなー、と軟体動物は思った。]
落とすでないぞ、ンゴ。
[口調を真似て、籠の中に広がるのである。 みっちりとしている方がきっと落ちにくい。>>95]
(110) mikanseijin 2019/10/21(Mon) 00時頃
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―空―
[空が青い。近い。]
うひょーンゴ。
[軟体動物はこんなに高く空を飛んだのは初めてだった。 ここまで強い風も初めてだ。 それなのに嫌だとも思わない。 何もかもが初めての上空に密かに感動していたのだが。]
オウ、フーーーー!
[ぐるぐる回される三回転。>>98 籠の中から粘液がヴェエエッと地上に落下していった。]
(111) mikanseijin 2019/10/21(Mon) 00時頃
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[どんどん高く、もっと高く。>>99 凄く高い所にいるのに、太陽には全然届かない。 あれはどんなに遠い所にいるのだろう?と 軟体動物は不思議に思った。
でもこんなに高いから、半分くらいの距離は行っているのではないかと予測をつける。
そして、上昇が止まった。>>100>>101]
んむ。 ……これ、ちゃんと無事に辿りつけるンゴ?
[風にかき消されそうな声の独り言。パラシュートを信じていないわけではないのだが、不安を覚えるのは仕方ない高さ。空気の薄さにケフっと咳を一つ。
その中でもインティの声はよく通った。>>102>>103 最後になるであろうメッセージ、黙って黙って聞く。]
(112) mikanseijin 2019/10/21(Mon) 00時頃
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……ンゴ。
毎日毎日、会いに来るならきっと騒がしいンゴな!!! ふん、そんなんで寂しくなんてなるわけないンゴ。
[精一杯、元気そうな声を出し。]
まあ、後のことは安心して任せるがいいンゴ!!
[そして籠は地上への帰路につく。]
(113) mikanseijin 2019/10/21(Mon) 00時頃
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…………ッ、
達者で、ンゴッ!!! んむ、、、GOOD LUCK!!!
[やけに発音よく、声を張り上げて。]
それじゃあ、また明日ンゴーーー!!!
[籠はどんどん小さくなっていった。]
ぁーーーーーーーこぁぃーーーーーーー
(114) mikanseijin 2019/10/21(Mon) 00時頃
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─ インティを見送った日のこと ─
[その日は、とてもよく晴れた日だった。 勇敢なる鳥の挑戦を真っ向から受けるとでも言わんばかりの、澄み渡る青。 その戦いに、毛玉はついて行く事を許された。 かの日と同じように、毛玉は軟体動物と共に鳥の話を聞く。 自分たちを街へと帰してくれる籠は初めて見るもので、不思議そうにまじまじと見てしまった。
そして、鳥が高らかに声をあげると、ざわついていた広場がしんと静まり返った。 鳥が語るは、強く尊き志。 熱く、心を揺さぶるようなその声に、観衆は何を思うのか。 舞台前の最前列に居た緑色の毛並みをした鳥は、陽光の主となる鳥の話を妨げぬよう布で口を覆い、声を殺して泣いているようだった。]
(115) sunao 2019/10/21(Mon) 00時頃
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ん!だいじょうぶ。 ギロ、おちない。 ンゴティも、おちない。
[出立前の最後の念押しにはそう答えて、毛玉はにゅっと手を伸ばすと軟体動物をぎゅっと掴んだ。 どうやら、落ちないようにしっかり掴まえておく、といった意味のようだ。]
[そしてついに、鳥は空へ。
一声の後、羽ばたいて。 風を裂いて、空へと昇る。 どこまでも高く、まっすぐに。
おちない、と毛玉は言った。 しかしそれは考えが甘かったかもしれない。 乗せてもらった籠は風に煽られて、籠の中身は右へ左へ、上へ下へ。]
(116) sunao 2019/10/21(Mon) 00時頃
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あわ〜…。
[さすがに毛玉も情けない声を出す。 目をぐるぐるさせながら、それでも必死にしがみついていると、揺れはそのうちおさまった。
別れの時が、来たのだ。]
ん。わかった。 ギロ、みんなにつたえる。 まかせて。
[ぴ、と毛玉は鳥に向けて敬礼した。 そして、鳥が続けて語る言葉に、ぱちりと瞬いた。]
(117) sunao 2019/10/21(Mon) 00時頃
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まいにち、あえる。 すごい、すごい! インティ、そらにいる、さみしくない。
[毛玉は思わず飛び跳ねそうになったが、狭い籠の中なのでぐっと堪えた。] んー。 インティには、ばいばいじゃない。 ばいばい、おわかれのことば。
まいにちあえるなら、またあした、インティ。
[そう言って、毛玉は鳥に手を振った。]
(118) sunao 2019/10/21(Mon) 00時頃
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[それからの事は、あまり良く覚えていない。 鳥から離れた籠は風に遊ばれて、帰りもあまり快適なフライトとは言い難いものだった。
そんな中、覚えているのは、誰よりも高く飛んだ勇ましき鳥の姿と。 空から見下ろした、街と、この世界の景色。 それがどんなものだったか、ほんのひと時でこの景色全てを言葉にして持ち帰るには難しいが、とても美しい景色だったと毛玉は記憶していた。
そして、次に目を開けた時にはもう、毛玉は街に居た。 振り落とされていなければ軟体動物も一緒だっただろうか?或いは。
何はともあれ、毛玉はこれから忙しくなる。 勇敢なる鳥の話を伝えていくという新たな仕事を任されたのだ。*]
(119) sunao 2019/10/21(Mon) 00時頃
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―そうして日々は続いていく―
[それから。 軟体動物の生活は変わらない。
相変わらず路地裏に潜み、 相変わらず死肉をあさり、 相変わらず粘液を吐いている。]
ンゴンゴ。
[死肉を食べること。 それは、死者と共に生きることでもある。 軟体動物の小さい脳では、かつての友もいつまで覚えていられるかわからない。元に昔の仲間など、顔しか覚えていない者もいる。
だけど、血肉になるのであれば、たとえ忘れても体の中に息づいているような、そんな気がするのだ。だから食べることは弔いになるのだと。
……実はニジフラシたちが考えた言い訳にすぎないかもしれないが。]
(120) mikanseijin 2019/10/21(Mon) 00時頃
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