人狼議事


233 逢魔時の喫茶店

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視点:


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン



[>>5:+112手が温もりに包まれた感触
視線を落とせば、甘い視界が混じり合う
何かを確かめる音で、名を呼ぶ彼。
如何したか、顔を近づけ]


  ………


[鼓膜が擽ったい
すぐ傍で叶った、未来を誓う調べ
確かに歓喜して、確かに心が震えた>>5:+113

男は硬質な黒曜石の双眸を少し撓めて見せる]

(14) flickeringly 2015/08/13(Thu) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン



  1人で水を 飲めるか?

[愛しい彼。まだ肘を付いた体制なら
傍までおいでと身体を起こす事に協力
片手で掴んだコップと、自分の瞳を彼へと寄せ]

   
   ―――……ん
   そう。昨夜、お前は
   誰よりも 私を求めてくれた

   なのに  …口付けを、忘れてしまったと?


[>>4ぱちくりと瞬く眸は、悲哀は怒気に交わらない

立ち上がった彼の、唇の言外
言葉の意図を見透かせた気がしたから。>>6]

(15) flickeringly 2015/08/13(Thu) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


   
  …ひどいね

   もっと―――
  確りと触れなければ。
  記憶に残らないものな……の 


[困ったねと近づけた顔は、彼の端正な顔に影を差す
吐息のように小さな言の葉が、先んじて彼の唇を舐め、] 


      ―――……  、


[おいで、と下唇を軽く、ノック。

腹だけでなく、心も満ちれば良い。
 ――どく、と心臓が鳴った気配]

(17) flickeringly 2015/08/13(Thu) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン



[時間が進めば少しずつ、朝の気温が、真夏の照りに交合

室内は>>8隣で彼と歩みを進めるだけで、
不規則な不協和音が若干鳴りそうなアパートメント
されど眩しい特別。1つの住まい。
此処に、自分の存在を受け入れる、生活品が並ぶらしい]


  ………着物は  …私が如何にかする。
  日本に何着か置いて来てしまったからね。

  または、お前が持っている服を、貸して。


[不意に普段の日常生活を尋ねられると、返事に窮す]


   ………

(18) flickeringly 2015/08/13(Thu) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 
  故郷の自然を感じようと彷徨って居たかな。
  ケイ程では、無いけれど。
  そして、お前の事を考えていた。


[長い年月。思い返せば内容に乏しい過去の世界
朗々と語りながら見下ろすのは彼の姿
ただ一人の恋人。これからは、貴方が私に新しい世界を呉れれば良い。

さて、今後の予定を尋ねられれば
買い物は時間が有るなら、これからを 申し出る]


  されど私は 欧州の街には疎いよ。
  時間はいつでも構わないが
  …案内してくれる?


[次いで、その前に、洗面所を貸してほしいと素直な請願**]

(19) flickeringly 2015/08/13(Thu) 01時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン




   ………ん、 

[弄ばれることに怯えていた軟体も、>>20
 次第に従順さを得て、擦り付いてくるようにすら。

 欲しいものがある脳が痺れ、爛れ。
口内から、水の潤いを、奪う
彼が吐き出される吐息は――……、]


    トレイ……ル
   思い出した?  私の唇。

(32) flickeringly 2015/08/13(Thu) 10時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン



[冷えた精力は、彼が渇望した
養父の体温さえも、記憶から遠ざける

―――こんな表情、知らなかった。
甘えるようなこんな声も、想像では補いない奇跡。

渇仰のまま彼を笑みを作ろうとした自分は、
きっと、酷く稚い顔をしている。


求められれば、何度でも、与えたくなるもの
繋がりを解き、歩む間も>>21
すぐに落ち着き払えるわけが無く、心臓は煩い]

(33) flickeringly 2015/08/13(Thu) 10時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

  
   ―――お前も?  
  嬉しいよ。
  そしてそれは、寂しい想いをさせたね。

[誠実にして清純なる彼は、己に恋の病を掛けた。
>>22意地の悪くつつけば、温もりある反応を呉れる彼。太陽の熱に溶けぬ魔法をも、掛けて。

よくも考えれば、男が浮いた名で呼ぶのは彼のみである。
彼は何時から、自分の虜となったのか。
意識が向くが、言葉にはせず侭]


   ………………。
   大きさはぴったりだ。


[借りた服に洗面所で着替えた男は
やはり、腕の露出の多い服に、怪訝に首を傾げる仕草
変ではないか、真っ直ぐ彼に伸ばした視線で尋ねる]

(34) flickeringly 2015/08/13(Thu) 10時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン



  それはそうだ。
  今までに着た事が無い 服だから。


[>>38されど、着物より触り心地が良い
違和感は拭えないが、服も軽くて動きやすそうだ
覚悟していた以上に、好印象を抱いた衣装

何故か拗ねた眼差しを注ぐ相手の、髪を撫で擦り
トレイルの薫りが薄まった事実に
若干の勿体無さを今更ながら]

(49) flickeringly 2015/08/13(Thu) 19時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


[太陽が降り注ぐ夏の気候
どこを歩いても美しい街並み、遺跡]

   ………。

[香ばしい珈琲の匂い
隣の彼に静かに視線を向ける
見つめているだけなのに、照れ臭さからか]


   案外悪くないのかもしれない。
   この服も。 街も。


[落ち着きのない羞恥も混じった、低い声で、真実を告げる。
隣に想い人が居る幸福は、己を変質させるほど強大なものと化した。

荷物は、2人で分け合えば、大した重みは存在しない。
次いで、外を見るよりも誰かさんを見ていたのは、恒例行事。**]

(50) flickeringly 2015/08/13(Thu) 19時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

ー いつかの夜・喫茶店 ー

[音も無く扉を抜け、店内に入る男
昼間と違い、夜の気配を遠ざける銀糸を靡かせ
毒の様に甘いアルコールの匂いに視線を向上>>60]


  おや……、驚いた。 デニー。


[背を向けた侭、此方に歩み寄る相手を両肩を掴む
友人が転んでしまわぬように、優しく、確り]


   お前がこの時間に居るなんて
   なんだか嬉しいね……。
   誰からの紹介で?


[白い翼が、歓喜にふるりと震えた*]

(63) flickeringly 2015/08/13(Thu) 22時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


[月日は流れる。
月夜を幾度も越えて。>>62

温度の無い男の傍は
人間の肌では長期は酷である。
けれど、幾夜も、彼は自分の腕の中に納まり。
その事実が何より己の心を満たしてくれた]

   
    ――……


[>>61私服は街に赴く時だけ、彼に服を借りる
きっと彼のサイズと違う自分。
彼の大切な人の服を着て
誰かに自分を重ねられるなら不快でも。

彼はずっと、自分だけを視てくれている
今度は自分が、彼に着物をプレゼントするのも、良いかもしれない]

(71) flickeringly 2015/08/13(Thu) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


  …… ふ、

  なに?


[>>64するりと後頭部に回った腕が彼を捕まえる。
好きと言われるより愛が或る。
鼓膜に確かな感触として届いた、ぎこちない発音。
彼だけの特別である名。

思わず、ちゅ、と珈琲味の唇を奪い。
それから、声を掛けた彼への問い。
漸く目的を果たすのは大分予定より遅れた後。*]

(72) flickeringly 2015/08/13(Thu) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

ーと或る夜:喫茶店ー

[可哀想な位覚えた容貌だが>>66
この時間の喫茶店で逢えた喜びは変わりない


まるで、冬の精霊の自分より
体温が減少しかねた彼の身体を支えた手は、解放
>>*14 後は、人懐こいマスターに任せる事を選択

>>73 何より一般的に愛らしいと評価を掲げる猿は
きっと万人に愛でられる姿で、友人の元へ向かった

彼の緊張を解してくれると期待も心中にて]

(82) flickeringly 2015/08/14(Fri) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン



   ――、……トレイル。


[自分は、普段の4人掛けテーブルで
見目麗しい愛し人の、勤労のご様子を見守る企み。
友人の傍らでも、彼の前で緩む頬を
堪える自信が無かった故の、談話から外れた空間。


そして、節約を試みる彼に合わせ、此方も安い価値の酒を選んだ
まだ空が遠い、と或る夏夜の、出来事**]

(84) flickeringly 2015/08/14(Fri) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


[恋人の寝顔を眺める至福は、己の胸の内を温めてくれる一因。
それ以上に、湖水の瞳と視線を交える時間が
何よりの深く、醒めぬ幸福を燃え盛らせた>>85]


  …、…。


[押し入った舌同士で熱い抱擁を交わし、呼吸を奪い。
>>89ゆるゆると吐き出す吐息が耳穴を擽り、
唇同士が等しい体温と変化すれば、漸く離す接吻

名残惜しい。鼻先を触れあう距離で、彼を視界に閉じ込めれば
ぎこちなく視線を逸らす頃の可愛さと違い
求め合う熱に浸る眸が、知らず喉を鳴らす]

(105) flickeringly 2015/08/14(Fri) 02時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 

  ……私も、
   お前の熱を以っても、まだ足りないよ。


[>>91解く手間も惜しんで、続きを強請る呼吸の振動に抗わず
強い抱擁は、縋るようで、確りと彼を包み込んだ
長髪は今は黒い柵と変化し、万人の居る世界から彼を遮断
今は自分だけ、を。

そんな稚拙な願いを浚ったのは、店主の按配の悪さの報せ。
亜麻色の髪に降らすキスの雨を止め
彼の心配の言葉に同調し、頷きで応えよう]

  
    今度 見舞いの品でも、用意しようか。

(106) flickeringly 2015/08/14(Fri) 02時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

   

   ゆっくり考えよう。
   まだ、共にいられる時間は 沢山ある。


[そっと甘い声を唆す。
囁く眸は、彼から見えぬ事を良きとし恍惚に満ち、深き執着の片鱗が滲む。

ほんの少しの羞恥が、恋人の反応を待つより先
亜麻色の頭部までも、胸板まで引き寄せ、密着を広げた]



      ――……しあ…、せ、だ。


[……止め時を見失う程の、幸福**]

(107) flickeringly 2015/08/14(Fri) 02時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[酒場に広がる笑い声の中に、沈黙をかむ男
薄明かりに浮かび上がる白皙に視線を滑らせ、>>*27]


   ――お疲れ様、トレイル
   今は休憩?


[仄かなナッツの薫りに、きらりと輝く蜂蜜。
炭酸の弾ける様は、冷水を愛する下腹の食欲を煽る]


― ………綺麗だね。そして甘そうだ。
渋い酒と合うかな?


[楽しみと、目の前の相手を見つめ]

(115) flickeringly 2015/08/14(Fri) 19時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[>>*28無愛想な顔は酒に解けることは無く。
片手を閃かせて、酒場に篭る酒気を掻き混ぜる。
私の声を柔くするは、目の前のたった一人の存在

一回り細い指に嘆息し]


子供扱いするな。…―――ん。


[赤い舌をちらつけ、口内に招く甘露
綺麗な恋人の指も、唾液で汚れ、手元のお手拭きで拭い]

(116) flickeringly 2015/08/14(Fri) 19時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン




…………美味しいよ。

お前も食べるといい。
欲しがるなら、良ければ私の酒も。



[エナメル質で咀嚼し、――自然と、喉が鳴る。
伏し目がちに頬を染め、それでも生真面目に答え

同じく彼に差し出したナッツ。きっと飛びきりに甘い

普段と違う職場の彼が
自分の前だけ、日常に戻る
だから、いつもどおりに、甘やかしの誘惑*]

(117) flickeringly 2015/08/14(Fri) 19時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


[一口分の琥珀が残る杯を揺らす。
口元に笑みを招いても、>>*34
酒を干さずに唇は彼の為に開かれた。]


   ……充電?


[塩気が削がれたナッツを差し出す指。
其の一連に、躊躇いは存在しない。
まるでそれが自身の勤めであるとも云うように。

しかし、唇と口圧で指を圧迫する仕草に
思わず日焼け知らずの喉仏が鳴る>>*35
単純ながら欲情した自分が、何を欲したか
考えない様に、赤子みたいな行動を使う彼を、観察して]


  甘露は、お前の充電に役立ったか

(138) flickeringly 2015/08/15(Sat) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


   ……。

[からかう筈が、不意な赤い舌に、捕らわれたのは此方。
それは、緩やかに身体を蕩かす毒に似ている>>*36]


   ……―――、トレイル  
   苦味深い酒の味は、店を出た後に教えよう。


   お仕事、頑張って励んで。


[陽気な店内で、異質な2人きりの世界
言外の意味が通じるかは、聡い彼次第の話

儚い銀糸を愛でる唇を見て、そっと。
何処にも行けない魂を恋うて
去り際、名残惜しく、唯一の名を呼んだ*]

(139) flickeringly 2015/08/15(Sat) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[視線の先に鎮座する彼の飲みかけの酒を
退出前に、手に取って、そっと嚥下する
会計を済ませてから緑の門を潜り。
過ぎた時間は彼の奮闘もあって、僅か数刻]

  
   ……お疲れ、トレイル。


[喫茶店から少し離れた路地で、明瞭となっていく恋人の人影
馴染みあるリズムと違って、焦燥な駆け足に、喜色に声が柔らんだ
勢いを付けて胸元まで体重を掛けた彼を、受け止め。
その拍子に、じゃり、と下駄が擦れ、まるで心臓が熱を掴む]


   ……、ん

[端正な顔を確認する刹那。
結ばれた唇に、彼の薄い唇の感触が結合。
瑞々しい彼の口唇は、やはり、柔らかい。]

(161) flickeringly 2015/08/15(Sat) 21時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

    …  ッ……

[甘い毒を遺したエナメル質から、浅い刺激に瞼が振動。

聴覚の近くで、篭る音を殘され、それだけでは飽かず
吐息と共に熱い舌を押し込んで、軟体を撓ませる浅い圧。
彼の唇は言葉よりも素直で、協力的だ

甘苦いものは嫌いかと、問い]

  
     ――ふ、
   お前は賢いね。 
   私の言いたかったこと、お見通しのようだ。



[鎖骨に亜麻色の髪が擽られ、僅かに浮く語尾
されど、彼の顔も、血色が良くなった気がする
冷えた掌は、彼の甘い薫りを持つ頭部を、撫で擦り]

(166) flickeringly 2015/08/15(Sat) 21時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


[抱きしめる力を強く変化し、密着を上昇させ]
   


   帰ろうか。
   ……、  我が家に。


[次いで自分の務めであると言外の、強引な行い。
そのまま両の腕に愛し人を抱いて、月夜を後にしよう

冬の精霊は、ただ一人の為に、翼を羽搏かせる*]
   

(168) flickeringly 2015/08/15(Sat) 21時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン



  ……――。健気だな。


[下唇の愛撫を、弾力で押し返す、じゃれ合い。
そもまま口腔を奪い、唇に結ぶ銀糸さえ、褒美と浚う
>>169健気な言に、繋ぎ止めていた、抱擁は緩み。

代りに、冷気の腕の檻に、自ら納まった恋人の背に手が伸びる
熱に浮かされた身体を、沢山撫でてやりたかった。]


    おいで。


[其の手はやがて、強い抱擁を繰り返し
愛し人の密着を喜びように、もっと近くへと誘い文句
>>170子ども扱いするなと、また拗ねられようと。もっと。]

(185) flickeringly 2015/08/15(Sat) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン



[夜闇を跳ね返す白銀は、彼の瞳にも大きく広がりを見せる
彼の自由に為らない身体を、離すことなく、胸まで引き寄せ
慣れた所作で、交わされる頬の口付け]


   ダーリン?

   そう、それなら私は、
   君をなんと呼ぶのが、正しいのだろう



[そっと耳朶に落す声色は低く。
見目に似合わぬ稚気を紡いで  そのまま、>>174]

(186) flickeringly 2015/08/15(Sat) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


    ――――

[抱き寄せられるままに、亜麻色に接吻を降らす顔が、離れる
そうやら呼吸のリズムが変わったのは、躊躇いと緊張からか。
そうして慾を灯した氷の双眸は、豪放で純粋な問いかけで瞬いた。]

   
   ………、……可愛いね、トレイル。
   
   
     確かに……可能だよ。
   君が私の体温に、耐えられるなら。


[熱の無い冷ややかな肌は、彼に負荷を掛ける。

だからこそ、己は大きく踏み出す事に躊躇いを排除できない。
甘受と言う彼の善良に懐き、苦痛を与える行いへの罪悪と、
それ以上に、手放す未来のきっかけになり掛けない、無理をさせる事への不安に]

(187) flickeringly 2015/08/15(Sat) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン




[幸福と苦悩と愛欲を抱え、共に沈む自分を叱咤。

星の瞬きを切り裂く夜空の飛行の終着点
彼のアパートメントへと辿りつき、地面に両足を揃える

銀鍵が無くとも、彼の住まいの扉は解除可能
歩行の移動中も、腕に幸福の象徴を抱きしめたまま
自由自在に形取る氷の指先は、扉を開いて、中へ侵入
それから彼を降ろして、向き合うと]


    ただいま。


[馴染み始めた、挨拶を乗せて*]

(189) flickeringly 2015/08/15(Sat) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン



  嘘じゃないよ。


[真かと、疑うでは無く、確認を持ち出す先の会話。
軽く指を握り直し、指股を擦る体温共有。]


  ―――私は、 
  何時でも、お前と繋がりたい気持ちは、あるから



[されど――溜め込んだ愛欲は、流し込もうとする]

(216) flickeringly 2015/08/16(Sun) 02時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


[肌に触れて、暴いてしまって、親愛の垣根を壊して、
手に入れたいと暴挙の思考を巡らせながらも、
即座踏み込むことで、肉欲で恋情を穢してしまう事を恐れた。
清らかな白雪より、宝である純粋な無垢な彼を、失う未来を含めて]


    だけど、それ以上に――
    何より、お前の事が 大事だよ。


[彼のどこか切ない瞳を慰めるように。
擦り付くキスを顔に捺しつけた。

毎夜、この恋人を独占する高揚感に、熱を覚えぬ筈はないのだと
裡に燃えゆる情熱が、見え隠れする、接吻を。


左胸がチリリと焦げ付く音がして、咎める為に
夜の闇に曝け出した羽根は。彼を浚う如く、動作の続行]

(219) flickeringly 2015/08/16(Sun) 02時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[>>205されど続く言が大層愛らしくて
彼の辛苦催す笑みと相反して
つい、咽喉を揺らして笑ってしまった。
幼子に語りかけるように、静かに問う。]


   ――トレイルの、…想像の中の私は、
  どんな風に、お前に触れているのだろうな


  実際の私は たった一人の恋人の前では、
  あまりに弱くて、余裕もないが。


[腕の中の恋人の葛藤も知らず、ゆるり眼を細める
ただただ愛しいと、切に訴える眼差しは一途に。
閉じた瞼の奥の、瞳色さえも、見透かす重層。]

(220) flickeringly 2015/08/16(Sun) 02時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[不満は私の中にも鎮座した侭>>207
それ以上に、不安を抱えた彼を、藍色の空で抱きしめる。


僅かな曇りの影さえ、察知した彼の声は
地上に降りた後も、糖度が薄れる変化を知らない儘だ]


  トレイル  ……。


[だから更に、甘い声を、君にだけ。
今にも唇を奪い去る距離のまま
>>198 求められた通りに従順で、色褪せない名を繰り返す
思えば、熱帯びた声で呼ぶ相手は
過去にも彼しか存在しないのだった]

(221) flickeringly 2015/08/16(Sun) 02時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[学んだばかりの鳴き声を紡ぐ雛の様。
幾度も、幾度も、たった唯一の唇を求める恋人。

安心が、次第に、心地良さで脳から溶けそうになってゆく。
そしてこの熱が、「充実」であると、心中で深く実感]


   ……、 そう。


[離れる事が名残惜しくも。悦に富んだ声で、肯定を返そう
シャワー室へと向かう足取りを、制止する選択は止す*]  

(222) flickeringly 2015/08/16(Sun) 02時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[ざぁ、ざぁ、と室外にも届く水の音色。

それは、自分が忘却の叶わなかった
ある夏の雨の音に類似したもの]


  ――、……。


[男は思い出したようにスーツケースから、
無音に取り出した麻布を片手に、洗面所まで歩行]


  ……トレイル。
  昼間に買った浴衣を置いておくから
  良ければ、着てごらん。

  着付け方がわからなければ、私を呼んで。

(223) flickeringly 2015/08/16(Sun) 02時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


[それだけ告げると
白地に、深紫の朝顔が記された浴衣。
綺麗に畳んだ侭、洗面器の真ん中に倒置


着付け方を、彼が詳細に覚えて居ない事実は、承知済み
きっと呼ばれるだろうか、と心得て。

出たばかりの、洗面所と境目となる扉付近
透明な水で満ちるコップに口付け、反応を待機**]

(224) flickeringly 2015/08/16(Sun) 02時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[>>233 密事を交わす2人を、
埋め尽くすような藍色の空に、白銀の翼が舞う。

恥ずかしくてそっぽ浮くのか
暴いてほしくて隠しているのか

慣れぬ初々しさに甘酸っぱく胸が詰まった。]

 

   ずるいな……、自覚の無い誘い文句は。



[余裕の欠片の無い抗議の音

馬鹿、と小突きたくなるのは
寧ろ、鼓動をコントロールされる此方の方で
まさか浴室へ向かった彼の、罵りの言は捕獲に及ばず
代わりに>>235耳に届いたのは、了承の言葉のみ]

(242) flickeringly 2015/08/16(Sun) 14時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン



[ただ先ほど彼が残してくれた言葉が蘇り
そっと眉間に険が宿る。

貰っても貰っても欲しいとは、私こそ祈願している
養父が与えた温もりを忘れる程に
愛情を与えてやりたい、とも。


されど葛藤は、水に流し込んで、溺死を試みた。
そのまま扉越しの待機する自分は、精霊の立場と遠い
たった一人の主人の帰りを待つ、そう、まるで大型犬。

親切心などと言うものは、性質上持ち合わせぬが、
対象が彼となれば、勝手も意味もまるで違うのだ。]

(243) flickeringly 2015/08/16(Sun) 14時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン



[やがて音を孕んで浴室の扉が開かれ、此方に近づく愛し人
その先に見えるのは、頬を紅潮させて拗ねた、常一層の愛顔だ]


  ――…色っぽい表情だな、トレイル
   
    ……おいで。
   
 
[僅かに水分が浮上した、蒼い蒼い瞳
>>234それが自淫の名残とは知らず、ちゅっと唇を寄せ
口の隙間から、からかうような感嘆が漏れる


不意の透明のコップ越しの間接キスには、無音の笑みが走り
そうして腕の中へ引き寄せた彼に、着付けを施した後
つい、指先が労わる領域を越えて
しなやかな尾骶骨を擽ってしまうのも、無意識の所作]

(244) flickeringly 2015/08/16(Sun) 14時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


[痩せた体は浴衣を拒まず、
寧ろ吸い付くように馴染んだ、麻布越しの朝顔の蔦
篭る熱だけが酷く雄弁に、彼を捕える事が出来る悦びを訴え]


   ほら、出来たよ
  想像していたより、良く似合う。


   どこの女よりも、
    ――お前が一番 ……綺麗だ。


[例えるなら、花嫁衣裳を褒める如く
繰り返し賛辞の言葉を、和服の彼に投げかけた

年を重ね、―――…儚くも美しくなる恋人
吐いた呼気は空気に溶け、彼の頬を指背で愛す。
際限なく甘ったるい空間を、彼に届けて**]

(245) flickeringly 2015/08/16(Sun) 14時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


[>>250 唇で、掌で愛でて慈しむ恋人の体躯。
つい、双眸撓んでしまうのは
彼の敏感を物語る反応に、魅せられたが故

少しばかり、先程の睦言の遣り取りで
彼を不順に意識している自覚も、裡に或る
引き締まった脇腹を指腹で撫で擦り、灰帯の圧迫確認]
   

   ――……、可愛い声。


[それから愛欲ごと口内の唾液を嚥下し、喉の渇きを補って
微笑んで向ける言葉は、甘い]

(258) flickeringly 2015/08/16(Sun) 16時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[されど初々しい反応は、かえって艶を加算させるばかり
着付けを施した指を労うような、彼の接吻にも
――参った、と。愛おしさに、まるで焦れた声も足し]
 
    トレイル…。

[健気で、相変わらずの一途さを誇る調べに、
僅かに頬に熱が芽吹くのは、夢想でも幻想でもない。
己の愛した真実のひとつ。]
   

    ……、 一緒だとも。
    私も、お前を愛している…から

    いくらでも、意地の悪い事をして
    いくらでも、甘やかしてしまう。


[既に恋情が伝わっている自信はあれど、
幾度でも、届けてやりたい想い]

(259) flickeringly 2015/08/16(Sun) 17時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン



[己の影に誘い込む彼の掌。
額からスライドさせ、頬を愛でる手。真似してキスを刻んだ。

そのまま腕が繋がる体躯まで背を曲げ、首根を伸ばし
そう。誘われる様に亜麻色に眠る、純白を目指す]

 
   お前の知りたいことは、何でも教えたい

     お前だけに、
   ―――私の想いを 刻みたい、とも……。


[謳うように吐き出す言葉は、熱く。
彼の耳の傍で、直接吹き込むように奏でられ]

(260) flickeringly 2015/08/16(Sun) 17時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン




[――ちゅっ、とひとつ。
再び鳴らして、ふたつ。


幾度も顔を寄せた先の首筋にも、接吻を降らせ
逃れられない様に、腰を引き寄せて、密着を企む

そのまま燦々とした月光の下には似合わぬ、朱華を伴おうと
初めて深く、吸引を試みた**]

(261) flickeringly 2015/08/16(Sun) 17時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン




[脈動の隣に鬱血を刻む。
紛れもない己の証だ>>270

更に加熱を与えるよう試みて
冷えた舌で、痕を無音に愛でる独占欲
一度、二度。呼気が弾み、彼が更なる文句を連ねる彼に
宥めるような動きで、薄い背中を撫で擦る所作


抗議はしても、拒絶せずに受け入れてくれる
彼の善良に、既に甘えているのは、他でも無い私自身]

(281) flickeringly 2015/08/16(Sun) 21時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


[微かに擦れた声は、彼に向けた過去ない色を孕んでいる
胸が早鐘のように鳴る。
耐える様な甘い彼の仕草が、酷く近い。―――クラクラした。]


   ……  トレイル


[微弱に震える彼は、純粋と魅惑を纏う、たった一人の恋人

知らないことを、伝えられる喜び
教えたかったことを、刻む至福

まるで限界無く、恋情の炎に焼かれる心地
1度着火された炎を消化の方法を、
冬を愛す男は、忘れかけていた

されど頬を紅潮させ、羞恥に涙ぐむ彼は
余裕の削いだ氷の精霊に、腕を伸ばす]

(282) flickeringly 2015/08/16(Sun) 21時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

  
[そのままベットの上に自分を誘い、彼が腰かけたのは
慣れぬ愛撫に力が抜けたからでは無い
紡ぎたい話が或るからと、気配で察知


そんな、想い人が抱えていた不安は
自分の想像を軽やかに超えて、もっと―――]


     ―――……


[彼の弱々しい声と、隠れた主張に三日月を描く唇。
恋人の顔が見えぬ代わりに、
傷つけぬように、自分の知らない間に
重荷を背負ってきた、華奢な背を撫でれば

愛おしさを込めて、
誰でもない自分の声を伝える。]

(283) flickeringly 2015/08/16(Sun) 21時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

 
   ―――…トレイル、
  お前はどれだけ私を 欲しがりにさせるき?
   

[紡がれる言葉が、あまりに嬉しいものであった故
熱籠った瞳は、真摯に彼を双眸に映して]


   綺麗な感情でなくて良い。
   もっと、強く、私を求めて繋いで。

  そうすれば、
  私は制限なく、…お前を愛する。

 
[嗚呼、きっと――― 私が彼に甘いように、
彼も、私に甘いのだと、我が身を持って感受した。

そして、氷の心に引き金を引くのは、常に彼の一途な想い]

(284) flickeringly 2015/08/16(Sun) 21時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

   
    ――― 嗚呼 
  ――…可愛いな、お前は本当に。

   されど、求め合う方法は、知っている?


[無様かと案じる彼を、心底愛しいと耳傍で囁いては
腰を捕まえる指先が、降下を選択肢臀部に伸びて、
形の良い双丘を象り、緩慢な往復で、反応の確認]


   ――…良い香りがする。 
   

[流水にも溶けなかった髪の薫り
微かに確かめて小さく鼻を鳴らすと、
自身の空隙を埋め立てるように、彼に移った月光をも堪能。
胸元に添えられた後頭部を支えた侭
肢体を寝台に添わせて迫り、首の付け根へ寄せるキス。]

(285) flickeringly 2015/08/16(Sun) 21時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[背中をシーツの海に浮かべ、見下ろす彼の湖水の瞳。
まるで羽のように広がる亜麻色に眼を細めて。
寝かせた白い海に、たった一つの熱がぽっかりと浮かぶ。

そろりと迫るも氷の手が、
蔦の様に鎖骨から胸板へと麻布の中へ絡まり
ひたりひたりと希う
自分を欲しがった彼の言葉を使って>>273]



    ――…触れられているお前は?
           今、どのような心地か、


     教えて……  トレイル。


[彼に向けた眼差しの奥に、兆す欲望の仄暗さを抱え。
性質も性格も悪い恋人が、柔和に微笑んだ。*]

(286) flickeringly 2015/08/16(Sun) 21時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


[>>294怯えた瞳に浮かぶのは、恐怖だけでは無さそうと理解
それ以上に魅せられた艶に、心が突き動かされる。

 もっと、――そう、もっと。]


  確かに、私は云った。
  何でも教えるよ。  
  だけど、お前は 苦しい…かもしれない


[想いに応じるよう、自重を移動させ
寝所に押し倒す、尊い身体。>>300

瞼を震わせても美貌は、翳りを知らず
純粋な無垢が滲んで見え、意識せずに息を呑んだ。

本能に燃えるままに、
和装の合わせより不埒な掌が侵攻を開始。]

(317) flickeringly 2015/08/17(Mon) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


  ――ん、 上手い…な…。


[>>303懐く動作の腕に、引き寄せられ
眼前に広がる愛し人へ、やられたとばかりに緊張を解す笑み


そうして求められる侭、重ねた唇は
心地よい束縛に、薄く開口
奥の奥まで貪るのは、彼が堕ちるよう願う心情
舌を抱きしめ合えば、無味の唾液は蜜の味。


なにより、当然満たしたいのは、喉の渇きだけでなく、心も]



     

(318) flickeringly 2015/08/17(Mon) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

   
   色のある顔をする。
   ―――…接吻だけで、精一杯なくせして。


  ……もっと、……見せて…。  
     綺麗な、お前を――――…


[色欲を纏う彼は、初心ながらも、自分を明確に煽る。
襦袢の襟元へと手を伸ばし布を引き。柔らかい声音で、そっと囁いた。

暴いたのはこれで前のみならず、
背も腰も全てを月光の下へ晒し、
          そして――触れる

  そう、もっと。 期待に応えたくて。
  聲を――聴かせて欲しくて。

  名前を―――……呼んでもらいたくて。]

(319) flickeringly 2015/08/17(Mon) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[他の誰でも無い、彼を。>>295
他の誰でも代わりにならない、愛しい人を

快楽に従順な蕩けた身体に、拒絶の気配は無い
――知らない場所など、何ひとつ無い様に。
頬を染める桜色が愛しく、境界を見失う交わり。

   肌を重ね、心を重ね、根源までも重ね。]


   ―― …本当に身体が熱くなる。
  
   恐ろしい子だ、
    お前はいつも私に、消えぬ火を灯して…。


[ 自身の孤独を拭い、寂しさを喜びに変える
  ――凍夜に一寸と差す、眩しい光の存在 ]

    そんな、……お前が

(320) flickeringly 2015/08/17(Mon) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

  誰よりも、 愛しいん…だ  


            ―――…トレイル。



[囁く声音に溶かし込む温度は
太陽よりも熱い、消えぬ情熱

慾が醒めるまで、彼が眠るまで、抱きしめて
唇を合わせて――、


冬の孤独に彷徨って、辿り着いたのは光は。
四季を忘れるほど眩い、―――翼の中の一人の愛し人**]

(321) flickeringly 2015/08/17(Mon) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

ー 翌朝:太陽さえ知らぬ 秘め事 ー


   ……ん、

[最後の一滴すら、全て、すべて。
彼のなかに、遺した、翌日
眼を覚ました時に、視界に入る時計
お決まりの10時から30分前と、普段と同じ起床と自覚

翼を仕舞うのを忘れた代わり、
暖房は、消しただろうか。記憶さえ曖昧な、朝

腕の中の恋人の寝顔は
幸福と充実で、千年の孤独を埋めた]


   ……可愛い……な。

  

(322) flickeringly 2015/08/17(Mon) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


  …トレイル。 ――おはよう。 


[眼覚めの口付けさえ、熱の無い冷たい其れ

ほんの少し豊かになった翼は、彼の頬を優しく掠める**]

(323) flickeringly 2015/08/17(Mon) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

ー恋人もまだ知らぬ 秘め事ー


[ 何故、強い繋がりを求め続けたのか。

  
精霊は深い信仰心を源に、生命を宿す
 
つまり、「自分を認めてくれる存在」が、
寿命を明瞭に表示する翼に、ひとつひとつ、
羽根を継ぎ足してくれると、熟知していた故


―――何てことの無い、
私の願いは
生にしがみ付く、其れゆえの醜い渇望だったのだ


  嗚呼、
    ―――それなのに……]

(335) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


[精霊世界に漂っていた、生への執念は
 懸命に手を伸ばす、一人の青年に意識が削がれ
 やがて――深く、きつく、固着していく。

冬の精霊に、春の木漏れ日を教授させ
この胸に覚える息苦しさも晴らした、不器用な男。


気付けば、己の心は繋ぎとめられ、
初めてらくに、息を吐き出した。そんな、きっかけ]

 
  

(336) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[>>0:-84 

そして初めて、嫉妬と云う感情を覚えた
彼が、過去の養父の存在に、捕らわれ続けたあの時期
何故、一途に君を見る自分に、気づかないのか

妬いて、振り向かせようと
ちょっかいを試みるようになった、稚拙な確信犯


「レイコー」を女性の名と、誤解していたのは何時だっけ。
「サムライ」と間違えていたらしい気配に
初めて、心から笑ったのも、記憶に新しいよ]

(337) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[>>1:-83―――そう。
其れは、いつからか、やがて毎年
君に逢う事を、心から、楽しみにしていたとも

>>2:-104君が自覚するより先に
精霊は想い人だけに、ずっと囚われて続けていた]


    ―――――…


[だけど、もう。
毎年夏を夢見て、眠る冬の精霊は、存在しない。
これからは君を、手放す四季は、永久に訪れない。

自分を求める君に、応える様、
翼の羽根の増加に成功した男は
たった一つの光に依存して、朝顔の蔦より強く 絡みつく]

(338) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[  生に執着した精霊は、今は恋人の愛情に固執



>>4:-69 君の居ない世界に、私はきっと生きられない。
だから老いた君を追って、
 ――置いて往かないように、ねぇ
 

  何処に居ても、君が欲しいから
    何度だって、死んでやろう]

(339) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

   
   
     「  愛している 」
   


[  ほら、今だって


  もっと 君を見て、 君だけを見て、
  >>329湖水の瞳に溺れては、 

     ――――――…溺死する**]

(340) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[いつまでも、いつまでも、
彼は自分の大事な人で、心臓を直接揺さぶる。
眦を赤く染めていれば、両腕を伸ばさずに居られない。


甘美な聲の、――なんて尊い事

幾度も名を呼ぶ唇に、キスを与えて。
柔らかな軟体に、甘い蜜を受け取る悦び。]


   トレ……イ、ル……ッ、


[永久より美しい刹那を、君だけにあげる
恋情より確かな、愛情を、永遠に君に捧げる

その誓いとして、命の源を、純白に注いで**]

(343) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[翌日の朝
たった一人のお姫様は
何よりも 冷えて、甘い、口付けで。眼を覚ました

されど間も無く温もりを与える翼で
端正で照れ屋な恋人の顔が隠れ、不満げに]


  大丈夫だ。
  お前は人間でも、そう簡単に、死にはしない。


  私の苦痛に、昨夜お前は、
  健気に耐えることが 出来たのだから


[彼の物言いに咽喉が震え、さらりと告げる真実
されど彼の初心な反応が
上手く余裕を唇で削いでいる気がして、口角を吊り上げ
恋人の躰を、強く抱きしめて、あやす心算>>331]

(344) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

――何?


[>>331されど彼の言には、続きが待っている
落ち着かない動作の彼の背を撫でて、待機し]



    ――ふ、 馬鹿……。



[>>333 あまりに一途で、優しい想いは

千年の冬に、春を呼んで
硬質な氷の精霊に、甘い笑みを作らせる

  ―――君が、誰よりも、愛おしいから]

(345) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

  私はお前に際限を知らない。
  どんなに求めても、完全には満ち足りない。


  永遠を尽くしても、
  きっとお前に惚れているだろう。


    
  [自身の冷えた心に、
  恋情という焔を灯せるのは君だけ、だから。]


  ずっと傍に居て、愛し続けるよ。
    私の恋人―――トレイル。

(346) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン


[孤独が過ぎて、甘い日常を
幸福の象徴を、高鳴る胸に引き寄せ

柔らかい笑みに心奪われたまま
境界が無くなるまで、口付けで――溶け合う


   トレイル。 君を―――求め合う**]

(347) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

  ずっと傍に居て――私の最愛 …**

(348) flickeringly 2015/08/17(Mon) 02時頃

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