人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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視点:


【人】 記者 イアン

[君が枯れずに生きてくれたら
それだけで良かったのに。
欲しいものが何なのか、教えてもらえたら
そこに向かって背中を押したかったのに。

二つも持った彼と違う、短いこの名前
それが聞けただけで、思い出より眩しいなんて。
 
触れてはならない聖域の向こう側にいるのが
本当の君なのだろうと、思った。
俺がずっと足踏みしているから、
自分から来てくれたのだと感じた。]

(0) clade 2018/05/24(Thu) 03時頃

【人】 記者 イアン



 (駄目なのに、なぁ)

[本当に酷い人だ。
いつもいつも苦しくばかりさせてくる。
でも、この痛い感覚を××している。

栞の残骸と共に落とされたリボン
置き去りにした色を思い出し
同じ色の髪の子の言葉が、蘇った。]

(1) clade 2018/05/24(Thu) 03時頃

【人】 記者 イアン

── まだ、明けない ──

 なんで、こんな風になっちゃったんだろう。
 なんで、普通になれないんだろう。
 もっと皆みたいに、生きたかったな……。

[一滴を始めに>>4:*62涙は止めどなく。
離れようとしない誰かの服の色を換えてゆく
花弁を濡らさない、土を潤さない
ただ一人にだけ降り注ぐ。
何もかも持ち合わせていないわけではない倫理感
欠けた部分に冷たい風が吹き付ける
いっそ何も無ければ良かった。でも、
痛い程の力の主>>4:*61には零せなかった筈の本音は
今はもう、躊躇うことは無かった。]

(2) clade 2018/05/24(Thu) 03時頃

【人】 記者 イアン




 ……────ありがとう。

[泣き声と吐息の合間にぽつりと
負の感情を乗せない言葉が落ちた。

呼んでくれて、助けてくれて、来てくれて。
今までだってずっとそう。
こんな短い言葉じゃ言い表せない。

そう想っている間も、ずっと。
こんなに近くて、強くされたら
ああ、本当に汚い。]

(3) clade 2018/05/24(Thu) 03時頃

【人】 記者 イアン

[腕を背に回して囁いた。
彼にしか届かない、汚い男の穢れた声。]

 …………ヴェルツ、俺を犯して

[悪意と間違いしか知らない
汚れた身体と心では、そんな誘い方しか出来なかった。]

 乱暴に、……痛くして
 殴って罵ってよ、とびきり酷いのがいい。

[自虐ではなく、嘘偽り無い本音。
そんな望みを抱くような、数年間だった。
きっと、こうしなければ月を縛るのは俺になる。
────それ以上に、欲しかった。]

(4) clade 2018/05/24(Thu) 03時頃

【人】 記者 イアン


 待ってる、ね。

[二人きりになるには、まだ何も整っていない。
呪われない子たちの全てが納得するとは限らない。
ロビンはどうしているかも気になる。
さて、何が起きるのだろう。
未練がましい、浅ましい。
でも、悪魔が煽って、抱きしめてくるから。
きっと、俺だけが悪いわけじゃない。

蝕む欲が少し、緩んだ気がするのは
思いを遂げられる予感からかもしれない。
薔薇の花は嫌いだけれど、
この薔薇《ひと》の傍なら、よく眠れそうだ。]*

(5) clade 2018/05/24(Thu) 03時頃

【人】 記者 イアン

── やがて ──

[力を無くした身体を抱き締め、撫でさすり
そうしていたのはどれ程だったか

ふと、怒りの感情が聞き取れた。
新しい声だ。ロビン、君は。
何もしなかった俺が出来ることとはなんだろう。]

(24) clade 2018/05/24(Thu) 13時頃

【赤】 記者 イアン


 巻き込まれたのは、全員そうだった。

[静かに届く声に、覚えはあるだろうか
あまり関わりは無いが、式典で発言することの多い生徒会長
教師と同じように聞き流す対象ならば、思い出さないかもしれない。
相手に必要なものは説明だと感じた。]

 僕達は薔薇じゃない。全員、呪われただけ。
 君と同じ学校で過ごしていたただの生徒だ。
 呪いだ、身体を蝕んで、人間の衝動を増幅させられる。
 とても皆に打ち明ける気にさせられるものじゃない。
 だからといって、許せとはいわない。

[純粋な被害者は、こちらではなく彼のように怒る誰か。]

(*4) clade 2018/05/24(Thu) 13時頃

【赤】 記者 イアン


 君に怒りがあるのならば、僕が受け入れよう。
 好きなように扱ってくれて構わない。
 何一つ抵抗はしない。

[遊び一つない真面目な声。
怒る対象を守ろうとする存在のものである以上、どう響くかは分からないが。]

 だけど、薔薇のことは許してくれ。
 あれに害を与えれば、あいつがきっと死ぬだろう。
 一人だけ、おかしい奴が呪われていた。
 薔薇はきっと、あいつには違う呪いをかけた。

 君が誰かを想い怒るように、
 薔薇に捕まえられた存在を、僕は

(*5) clade 2018/05/24(Thu) 13時頃

【赤】 記者 イアン

 ────……あいしているんだ。

[彼が俺達に怒り、思い遣るのは誰なのだろう。]

(*6) clade 2018/05/24(Thu) 13時頃

【赤】 記者 イアン

[話は続く。
何も教えてあげられずにいた相手へ、伝える為に。]


 僕だって寝た中に会いたい人が沢山いる。

 僕は呪われてからずっと、誰にも何もせず
 我慢してきて、やっと終わりが見えた。
 僕は誰一人眠らせてなんていない。

[実のところ、求め続けてはいた。
持ち出すのは狡いのかもしれないが。
この点は、俺一人だけが違う。]

(*7) clade 2018/05/24(Thu) 13時頃

【赤】 記者 イアン


 実のところ、解決方法は僕達にも上手く説明出来ない。

 話を聞いてくれる気があるのならば、
 君とそれについて話したい。

 僕の話を聞いて、君はどう思った?
 素直に言ってくれて構わない。

[長い語りはそこで区切りを迎える。
相手の選択が話し合いでも、もう一方でも。
最後に残った俺は、逃げはしない。]*

(*8) clade 2018/05/24(Thu) 13時頃

【人】 記者 イアン

── 射干玉の先にあるものは ──

[こんなにも彼が喋ることはあっただろうか。
記憶の姿は黙して微笑む顔が多く浮かぶ。
幾つも、幾つも。落ち続けるのは>>9>>10
彼らしい口調で、らしい内容で。
最初は驚いたように丸くなった目が、
……密やかに、静かに伏せられた。]

 そうだったら、いいな。

[ぽつり、呟く。
皆が何かを抱えているのなら、
隠しているのが良くも悪くもないのなら。
自分が異物であるという感覚は薄れるのかもしれない。]

(47) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃

【人】 記者 イアン

[唇は嘆きを吐き続けるのを止めたけれど、
しかし拒むように結ばれることなく。
何かに耐えるように、震える。
今尚涙で彼を濡らしながら、何度も何度も
小さな子供のように、頷いて。]

 君が花のことを話すと、説得力があるね。

[からかうみたいな口調でそう言った。
こうしないと、声を上げて泣きじゃくりそうだった。
俺が何をしたか分かっている癖に
いつも見せていたのは、偽物なのに。
そんな奴に傷つけられたのに。
何もかもを受け入れるみたいな言葉が、
それこそ、乾いた土に与えられる水みたいで。]

(48) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃

【人】 記者 イアン

[この夜は後悔と痛みと嘆きがあって、
きっと目は赤いし、跡もついている。
生徒会長の顔とは比べ物にならない下手さで。

その言葉>>-226に口元を緩めた
────慣れた感覚が、胸を苛む。]

 君は、いつも俺を苦しくさせるね。
 ずっとそう思ってたって、知ってた?

[全く、いつになれば楽にしてくれるのやら。
涙声は、それでも言葉と裏腹に嬉しげに。]

(49) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃

【人】 記者 イアン

[背を撫でる手>>12に穏やかな心地になる。
最初から、こうしておけば良かったのだろうか。

相手の感情を決めつけ、勝手に怯えて
見てはもらえていないと、苦しいと嘆き
それでも尚、止まった時間の中でも諦めきれなかった
思い出は何もかも輝いて、
忘れるなんて出来なかった。

何を抱えているのか未だに知らない
自分もまた、話してはいない。
二人に言葉は足りていなかった。
明けた先のいつかで、互いに口を開くのだろう。]

(50) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃

【赤】 記者 イアン

[浮かされる熱が想いを焦がさせる
勢いと××に任せて甘ったるく囁いた穢れた誘惑。]


 ……それは、確かに酷い。

[しかし返った言葉と言えば。
……小さく笑った。]

(*13) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃

【人】 記者 イアン

[勉強ばかりが取り柄の優等生の紛い物は
知らないものは、怖いと思いながらも
明らかな期待が滲んでいて、本当に。
果たしてこれは呪いのせいだけだろうか。

衝動の対象に求められている事実は
触れ合いが無い中でも、甘美さを齎す。
感覚に酔い、肩口に顔を埋め擦り付ける。
確かにそれで満たされるものがあったのだろう。

これなら誰かと話すことも出来そうだ。]

(51) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃

【人】 記者 イアン



 人間には、検討もつかないな。

[残念ながら、返事は相手と同じような内容>>14
根本的原因も理解していなく、
自分達の呪いの違いの意味も、知らない。

知恵を回しても得るものが無いのならば
本当は簡単なことだったり、するのかもしれない。
なんて考えた時だろうか。]

(52) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃

【人】 記者 イアン

[唐突な変化に、数度瞬く。]

 …………ああ、君も疲れたよね。
      おやすみ、ヴェルツ。

[ふっと笑った。

途切れ途切れで伝えようとしてくれる内容が>>15
なんとも、頼もしい。
彼は必ずそのとおりにするのだろう。
俺はもうひとりではないのだろう。

淡く解けるのならば、こちらが抱き締める番。
立場が入れ替わったみたいに、背を摩って
一定の拍子で叩き、子供を寝かしつけるかのように。]

(53) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃

【赤】 記者 イアン

[俺は何も見えない、誰かの夢も覗かない。
何が起きたのかなんて、知る由はないのだが。]


     …………頑張ったね。

[どこかその声>>*2が、穏やかに聞こえた気がした。
まるで何かから解放でもされたみたいに。

一時、世界に蓋をするヴェルツを
ふわりと香りが包み込み、囁きが落ちた
残り香のように淡く、優しく。]

(*14) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃

【人】 記者 イアン



[ 背徳の夜が終われば、倫理の朝が来るだろう。
      黒色は、暖かさを手に入れるだろう。 ]*

(54) clade 2018/05/24(Thu) 20時頃

記者 イアンは、メモを貼った。

clade 2018/05/24(Thu) 20時半頃


【赤】 記者 イアン

── それから ──

 悪くは、無いんだろうね。

[間違いとは思えなかったので、肯定はした。

ヴェルツを巻き込んだ者と認識していなかった
しかし、一人だけが違ったのも事実。
ならば、彼の殴りたい相手かもしれない。
でもそれを身代わりたかった。

ここからは見えない顔、しかし伝わるもの>>*10
引かれたような気がして頬を掻く
必死に喋りすぎて、つい。
理解されたのなら状況への悪い影響は無いと、思う。]

(*15) clade 2018/05/24(Thu) 21時頃

【赤】 記者 イアン


 ケヴィンか……、

 君はロビン君に何処で会った?
 ケヴィンの居場所に心当たりは無いかな?

[運ぶのは厳しいなと思った。
体格的にも、居場所を知らないことでも。
自分は机に齧り付いてばかりだ。
しかし出来ないことでも無いだろう
きっと覗いた先にいた後輩であろう、彼よりは。

問いには返ってきたかどうか、まだ動いてはいない。]*

(*16) clade 2018/05/24(Thu) 21時頃

【赤】 記者 イアン


 お休み。
 君の思う人の傍ならば、きっとよく眠れる。

 君があいつが原因だと言うのなら
 もう本人が眠っている。だから、夜は終わるよ。

[それは最初の対話からは大分あとの声。
何かしていれば、そろそろ落ち着いた頃合い。

納得がいかない様子が返らなければ
無言でも、声が聞こえても、音は途切れて終わり。]

(*19) clade 2018/05/25(Fri) 00時頃

【人】 記者 イアン

[それからさて、どうなったか。
新しい繋がりの子が落ち着いた様子のまま、
もう放っておいて大丈夫だと考えることが出来たら。
そうなるまでは必ず待って、
相変わらず起きる様子のない男に、肩を貸し。

やはり重たい、ケヴィンまでは無理だろうと考えながら。
一歩、一歩と。重い足取りで。]

(73) clade 2018/05/25(Fri) 00時頃

【人】 記者 イアン

[本人の部屋の前まで運び、ドアに凭れさせた。
自分の部屋から持ってきた毛布を掛けて、
暫くの間、見守っていた。
きっと、他の全員が眠るくらいの時間。]


      俺も好きだよ。

[囁いて、名残惜しく部屋に戻った。
次の日にはきっと、この夜の面影のない。
いつもの姿の俺がいる。

この人の前、以外では。]*

(74) clade 2018/05/25(Fri) 00時半頃

【人】 記者 イアン

── 訪れた朝 ──


[吐き気と、視界が点滅するような感覚。
寝台の白いリネンが、酷く穢れて見えた錯覚。

死んでしまいたい、それが最初に思ったこと。]

(75) clade 2018/05/25(Fri) 00時半頃

【人】 記者 イアン

[押し寄せる記憶の波、その多くが、暗い

知られたくないから偽っていた
見られたくないから隠していた
薔薇の香りが周囲からも自分からも去った今
後悔と自身への嫌悪は、夜の中よりもずっと強い
誰かへの行動言動ばかりではなく、
ひとりで情欲に震えた時間までもが。
勝手にあの男の声に煽られて、ああ

あまりにも、あまりにも。
何か一つ、決まったことだけなら良かった。
幾つもの罪が責め立ててくる。
もう理性を遠のかせる匂いは、無い
それがどれだけ辛いことか。]

(76) clade 2018/05/25(Fri) 00時半頃

【人】 記者 イアン

[ それでも衝動的行動はしないのは
 腕の中で降った声
 夜明けの為に結ばれた約束。

 「イアン」と
 親にも呼ばれなくなった名前が響き
 全て受け入れるような言葉を貰ったから。 ]

(77) clade 2018/05/25(Fri) 00時半頃

【人】 記者 イアン



    ヴェルツ、 …………

[小さな声は、仮に同室者が戻ってきていても届かないもの。

やはり、あいしていた。
自分のしたことは倫理的に、彼を求める資格が無いものだとしても。]

(78) clade 2018/05/25(Fri) 00時半頃

【人】 記者 イアン



   ………… 俺は、

[でも今は、動けない。暫くは、ここにいさせてほしい。
色の変わった空を眺めていた瞳は閉じ、世界に蓋を下ろした。]*

(79) clade 2018/05/25(Fri) 00時半頃

【人】 記者 イアン

── 再び、現へ:自室 ──

[木漏れ日は何処にも無い。
あるのは、自分がしたことの記憶と
疼き他者を求めていた相変わらず穢い身体。
だが、不意に聞こえたのは
香りに乗って届かない、ざわめきにも含まれない
ドア越しに、指が鳴らす硬質な音と共に>>86
朝を告げる想い人の声
……いい加減起きようと、そう思えた。]

    ちょっとだけ、待っていて。

[一枚の板を通して向かい合い、小さく一言。
この格好では明るい世界には出れない。全てを受け入れなければ。]

(87) clade 2018/05/25(Fri) 11時半頃

【人】 記者 イアン

[染み付いたものが、手を動かす。
私服に着替えて、髪が整えられて。
けれど泣いた名残、消えない傷。戻りきらない姿。
部屋に置かれた小さい鏡には
「僕」でも「俺」でもない誰かが見える。
そして、魚でもない。]

[ヴェルツを薔薇だと想う一方
何も語らず咲き誇るそれを、嫌っていた矛盾。
彼から漂う香りだけは花のものでも愛しかった理由。
やはり、あの男も薔薇などでは無かった。
たった一人の人間がそこにいた。

ヴェルツという名の薔薇は存在しない。]

(88) clade 2018/05/25(Fri) 11時半頃

【人】 記者 イアン



 …………やあ。珍しいね。

[なんて、ドアを開いた先にいた君へと
まるでいつもどおりみたいに笑いかける。

でも、何も気づいていないわけじゃない。
君から会いに来るなんて初めてで、
それは悪いこと以外も夢に消えなかったということ。

約束を、覚えている。
しかし貸した毛布が差し出されるのならば、受け取るし
一度は部屋に引っ込むだろう。]

(89) clade 2018/05/25(Fri) 11時半頃

【人】 記者 イアン



 …………あれ、

[切り出そうとした時
不思議そうな声がぽつりと、落ちる。]

(90) clade 2018/05/25(Fri) 11時半頃

【赤】 記者 イアン



 今日はあまり匂いがしないな
 …………でも、今のほうがいいね。

[当人もきっと気づいているのだろう。>>*20
俺は、その匂いを好んでいた。
だけど今のほうが《人》らしくて。

赤く咲かない声は、嬉しげに君に向く。]

(*21) clade 2018/05/25(Fri) 11時半頃

【人】 記者 イアン


 生徒会室の見学にでも行く?
 それとも、草毟りのお誘いだったかな。

[そして、穏やかな物腰の生徒会長の顔のまま
秘密の話をする場所を提案した。]*

(91) clade 2018/05/25(Fri) 11時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

clade 2018/05/25(Fri) 11時半頃


【人】 記者 イアン

[逡巡するように揺れる様に>>97に瞬きが数度。
こんな彼は見たことがなくて
そのせいなのか、その瞳も何か違って見えるような。

俺は何もかも覚えていて、そのつもりで。
夜に幾度もそうしたように、意識せず
────違う音を漏らしていた。>>98]

(101) clade 2018/05/25(Fri) 18時頃

【人】 記者 イアン




 え?

[だから、最初は何のことだか分からないという顔で
その唇の動き>>*22を見て声を聞く>>99

少し間を置いて、再び。]

(102) clade 2018/05/25(Fri) 18時頃

【赤】 記者 イアン






           …………。

[もう一度行ってみれば、
────真似をするように空虚な動き
目を丸くし、下がり眉で笑った。]

(*23) clade 2018/05/25(Fri) 18時頃

【人】 記者 イアン

 
 こっちも同じみたいだ。

[何故だろう、一瞬だけ出たのは。
少しの意識もせず、自然に行っていた。

夢の名残、自分が最後だったから
はたまた満たされないまま終わったからなのか
或いは────あれは確かにあったことと、示す為か。
何にしろ一時の不思議は彼にのみ届いたのだろう。
もう俺からは残り香すら漂わない。]

 ……きっと、もう必要無いんだ。

[自分にも、君にも。それでいいんだと思った。]

(103) clade 2018/05/25(Fri) 18時頃

【人】 記者 イアン

── 生徒会室 ──


[相手の選択>>100に頷き、二人で歩き出した。
珍しいのは、そんなことを言う自分も同じ
談話室の住民は、たまに動いても中庭で。
誰かを自ら領域に呼ぶことはしない。

生徒たちの部屋が立ち並ぶ廊下からは離れた一室。

目につくのは黒板、合わされた横長の机二つ
あとは使い込まれた幾つかの椅子に
書類だとか、黒板に記されたものだとか
活動の痕跡を除けば、あとは他の部室とそう変わらない。
遮るものの無い窓からは、明けた空がよく見えた。]

(104) clade 2018/05/25(Fri) 18時頃

【人】 記者 イアン



 寛げる場所じゃなくて、ごめんね。

[こちらが先に入り、鍵の音に振り返って一言。

椅子を引いて、座るように促し
腰を下ろすのも、口を開くのも相手より後に。
約束の話を切り出してくれるのを、待つつもり。

その中で少し視線が彷徨った理由が
晒した姿を覚えているからなのは、秘密だ。]*

(105) clade 2018/05/25(Fri) 18時頃

【人】 記者 イアン

[相手は促した椅子を通り過ぎ>>106
傷だらけの腕でこの手を取る
二人は立ったまま、向き合った。
それは想定とは違う行動だったけれど、
俺はそうされることが得意ではないのだけれど。
全てが終わったと実感させられる、そんな安堵を覚えた。]

 いいんだ。
 むしろ、君が眠れて安心していたくらいさ。

[追い掛けられた視線>>107は落ち着かなくさせたが
話の内容を思えば、羞恥は鎮まってゆく。
なぞる感触に緩やかに目を細め、素直な返事を
その指と言葉を静かに受け入れていた。
約束は果たされる、君を枯らさないものはなんだろう。]

(150) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン



 あっ

[腕を引かれ、小さく声を漏らせばもう体温は傍にあった
照れを隠すように無意味に小さな音で笑う。
……拒むなんて、考えもしなかった。

呪いが去って、香りが薄まって、
それでも消えないものが、鼓動を早める。
手に入れる為に朝を望んだその答えは────]

(151) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン



 ……ヴェリーには、俺が必要?

[理解出来ていないような声
その先の言葉も、中々出ない。

少しづつ、少しづつ実感が沸いてくるようだ
落ちた囁きが>>108留めのように響き息を呑む。

望んでいた答えが、彼を生かすものが
────自分だったなんて。
これこそ夢なんじゃないだろうか?]

(152) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン

[強い声>>109は奥底まで届くようだ。
全てを縛ってしまうようだ。
未だ、悪魔がここにいるかのようだ。
その存在を神よりあいしていた。

耳に触れる柔らかさに小さく身じろぎして、
でも、全てを告げられても離れずに。
互いの匂いも混じりそうな距離で見詰め合う。

ふっと口元を緩めて見せた。]

(153) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン


 狡いな、君。
 俺にだって、色々言ってないことがあるんだよ。

 ……いや、違う。狡かったのはこっちか。

[過去も、罪も、薄暗くそこに佇み
身を引くだけの理由が俺にはあったのに。

きっと何を聞いてもそれは許されないのだろうと悟る
……そして、そんなことはもう自分だって出来ないと。

ああ、今まで逃げ続けていた。
何度も気持ちを告げてくれたのに
俺は全てを眠る彼の傍で言っただけ。]

(154) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン


 俺は、少しも真っ当じゃないし
 君に出会うよりずっと前から汚い奴だ。

 聞けば気分が悪くなる過去がある。
 夜にも、君を傷つけることばかりしていた。
 他の人にも、そうだった。

 でも……────ずっと今の気持ちでいてほしい。

(155) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン

 俺も好きだよ。
 君だけをあいしている、ヴェリー。

[すぐ傍の唇に、自分のそれを触れ合わせた。
欲望を伴わない、押し付けるだけの口づけ
まるで子供が初恋の相手にするみたいに。]

 なんだろう…………複雑な気持ちだ。
 嬉しいし、胸が苦しい、それに泣きそうだ。
 全部今まで君がくれていたものだね。

[照れ笑う僅かに温度を上げた顔を
両目に溜まった細やかな水が伝い落ちる。
一筋で終わったのは、もう枯れ果てたわけじゃない。
絶え間ない悲しみではなく、喜びの始まりがあったから。]*

(156) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃


【人】 記者 イアン

── 時は流れ・中庭 ──

[ベンチに腰を下ろし、目を伏せる。
隣の空席に座るかは彼次第。
自分からは促すなんて、出来ない。

遭遇したのは何処でだったか。
彼に探されていたこと
探し始めてからそれなりに経っていること
どちらも、知らない。
目を見開き、歪みそうな表情を顔を背けて隠した。
それが罪悪からだとしても、
苦しむ顔を見せる権利は無いと思った。
「話そう」「何もしない」と
和やかでも欲が滲んでもいない、小さな声で告げた。]

(165) clade 2018/05/26(Sat) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[この場所を選んだのは
人目は避けつつも、密室ではなく
すぐに逃げられる、広さも充分にある場所だから。
勿論、自分は逃げられる側として考えている。]


 ──……すまなかった。

[一言目は謝罪になった。
自分自身が覚えている為、
忘れている可能性は考えていない。]

(166) clade 2018/05/26(Sat) 01時半頃

【人】 記者 イアン



 どうしてあんなことをしたのか、
 今は本当に信じられない。
 でも、俺が自分の意思でしたことだった。

[現在の身体の状態を思えば、
あの香りの影響が確かにあった。
彼に対しても、他の欲を抱いた全員に対しても。

しかしそれは言い訳だろう
俺は押し倒されたわけではない。
あの時、確かに求め欲していた。
願望をずっと抱えていた。]

(167) clade 2018/05/26(Sat) 01時半頃

【人】 記者 イアン


 ……信じてくれなくても。
 君がくれた言葉が嬉しかったし、
 本当の君を教えてもらえて良かったと思ったんだ。

[これからももっと普通の関係で、
言いたいと思っていた言葉は、口にしない。

オスカーに「汚いよ」と言われた時
烏滸がましいと思わされたからだ。
自分のことをどうするのかも、
具体的な何かを求めることは選ばなかった。

言葉は区切り、頭を垂れるように俯く。
反応を待っている。]*

(168) clade 2018/05/26(Sat) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[まだ、彼について知らないことが沢山ある。
例えば聞こえなかったあの言葉。
何一つ確かめず、願うばかりだった。

暴かれたいと、誰だっていいと、
そんな薄昏い願望を持ったままでは
その一方で、聖域だなどと近づかずにいたのなら
こんな風にはなれなかった。

倫理は必要であり、枷でもある。]

(178) clade 2018/05/26(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン

[俺だって>>174そう告げた時、どんな気持ちだったのか
何がそう思わせているのか、聞きたいと思った。

自分がいつか近い内に語るものと同じように
君のことも、全部知りたい。
どんなものでも受け入れるだろう。
お揃いなら、怖くない。
真っ先に聞くことになるのはきっと、
違って見える>>101では済まない変化の瞳のことだが。

匂い、その色、色んなことが変わったヴェルツ
まるで彼の未来に夜明けでもきたみたいだ。]

(179) clade 2018/05/26(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン


[甘いわけでもないだろうに。
吸い取るみたいに、あちこちに落ちるキスの雨>>175
小さく笑って、擽ったがる。
そんなことをされるのは、初めて。

まるで恋人同士の触れ合いのようだ。
そうなれたら、いいと思って
今までの分を埋めるつもりで、
思いの丈を言葉が語る。

でも、それは恋愛に慣れない男の回答ミス。]

(180) clade 2018/05/26(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン





 ヴェル……ッ────!?

[瞬間、顔が赤く染まった。
勘弁してほしい。
こんなこと、耐性はゼロだ。
暴力なら耐えられたのに、あまりにも優しい言葉だ。]

(181) clade 2018/05/26(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン


 ん 、 ……!!

[強引に塞がれた唇>>177
肩を跳ねさせ、ややあって身体が緊張に強張った。
鎮めた羞恥が戻ってくるのも、致し方ない。

夜が明けた人の気配のある世界で、
誰より正しくあるべき生徒会の部室で、こんな。
それにむしろ煽られる、なんて────

背徳的なキスに呼吸を忘れてしまいそう。
身体は力が抜けて、相手に委ねてしまうのに
応える、或いは強請るみたいに。
舌すらも差し出し、受け入れていた。]*

(182) clade 2018/05/26(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン

── 中庭・モリスとの時間 ──

[二人の気持ちはやはりどこかズレた部分があった。
無理強いをしたと、もう嫌われたかもと、そう思っていた
しかし、何もしないとそう告げた時の反応>>184
……まるで恨んでもいないように感じて。
相手の気持ちを正確に理解するのは、
中庭に着き、自分が一度口を閉じた後になった。]

(218) clade 2018/05/26(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン



 ……モリス?

[それは、想像のどれとも違う反応に感じた>>185
隣で身を乗り出す彼>>186を恐る恐る見る。
……そして、何も言えなくなった。

眠る前の様子、寝顔。
分からないなりに記憶していたそれらの意味。
漸く、理解した気がする。
あまりにも色んなことがあったから
ひとりになったと嘆き続けたから
すっかり忘れてしまっていた。]

(219) clade 2018/05/26(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン


 ……ごめん。

[唇を噛み、俯いた相手へ>>188
重ねた謝罪は意味を変え、言葉は続く。]

 君は、酷いことをされたと思っていると
 もう俺のことが嫌いになったのだと
 勝手に思い込んでいたのかもしれない。
 ……君が寝てからも、夜は本当に長くて。
 一人で色んなことを考えてしまったんだ。

[自分の膝を掴むように手に力を込める。
重苦しい心地は、彼の関わらない記憶にも存在する。
それもまた、考え方に影響していたのだろうか。]

(220) clade 2018/05/26(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン

 

 言うとおりだったね。
 あの時の君は、暴れも逃げもしていなかった。
 こんな風に思うほうが、失礼だったんだね。

 信じられないと言ったのは
 なんとも思っていなかっただとか、
 本当の自分を見せていなかったとかじゃなくて、
 もっと他の方法もあったと思ったんだ。

[他者に見てもらえない自分を見せる
そんな関係は、欲望を含まなくても作れる筈だった。]

(221) clade 2018/05/26(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン



 ……出来ることなら、その方法で。
 これからも関わっていきたい。

 皆に話せないことを話したり、
 弱いところを見せあったり、
 誰にも見てもらえていないと君が怯えずに済むような。

 友達、みたいに……どうだろうか。
 
[言いたくて、躊躇ってしまった言葉。
自分の考えは、伝わるだろうか。
これは、また気持ちを陰らせるものだろうか。
一度相手を俯かせた男の声には不安が滲む。]*

(222) clade 2018/05/26(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン

[夜のような目に初めて映ってから、三度目の春が過ぎていく
思い出は花弁のように積み重なり
語り尽くせないものばかりの筈だった。
“こい”や“あい”を誰かに告げるなんて、初めてで
先走るのも仕方ないのだろう。

子供とは到底言えない、欲望の含む口づけ。
汚れていると、慣れていると自認する割に
体温を上げ、緊張しているのは
きっとあいしたひとが相手だから。

倫理の象徴のような部屋の中
想い続けた男と触れる距離、深く唇の先を求める
あまりにも甘美で、いけないのだと離せない
未だに呪いが生きているように、集まる熱。]

(232) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃

【人】 記者 イアン



 ……君が、もっと欲しくて

[けれど、あの夜は明けた。
密着し理解させられる感触に、喉を鳴らし
確かに彼に求められていると、嬉しいと思っているのは
一層欲して口づけを深く深く、息継ぎも惜しむのは
混じり気の無い本物の俺。

首筋に残る痕を知っている。
どう思われているのか、気になるけれど。
それが消えない事実ならば、受け入れられたい。
身を引くことはもう、出来ない。]

(233) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃

【人】 記者 イアン



 言わないでくれ……っ
 君が…こんな風に、するから……

[羞恥に震える声で、緩く首を横に振った。
明けた世界でその指摘は酷だ。
窓の外の風景も、この部屋が何処なのかもよく見える。
ドアの向こう側を意識してしまいながらも、
撫でる手に色を滲ませた吐息は隠しようもなく。]

(234) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃

【人】 記者 イアン



 ユー、ジン……

[形を持った部分に辿り着いた指に
息を呑み、思わず目を瞑った。
名前を呼ぶいとしい響きに導かれ、
呼び慣れない異国の名を口にする。
発音も上手くなく、辿々しい。
幼子のように繰り返し、正しい形を取ろうとしながら
まるで自慰をするように相手に押し付け、擦りつける。]

(235) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃

【人】 記者 イアン



 ……きつくて、苦しい。

[君もそうだろう、そう囁いて
再び開いた目は欲に潤んでいる。
こちらの手も、相手の身体に伸びていく
許されるのなら、脱がしていこうと。]*

(236) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

clade 2018/05/27(Sun) 01時頃


【人】 記者 イアン

── 中庭のベンチ ──


 何をしても目覚めなかったんだ。
 もう二度と目を開けないような気すらしたよ
 でも……こうして起きてくれて、良かった。

[医務室に運んだことを言っているのだろう>>244
頷き、肯定してこう語った。
君は呪われていたのだと、長い夜の多くを眠って過ごしたと
語るべきなのか迷い、この時は止めることにした。
これからも距離が離れなければ、いつか話すかもしれない。]

(276) clade 2018/05/27(Sun) 18時半頃

【人】 記者 イアン

[謝ってほしくなかったと彼は言う>>245
考えて、考えて、そうするべきだと思った筈だったが
やはり言葉を貰わなければ誰かの感情を察せない。
全く恨んではいないのだが、
相手がすぐに眠ってしまったことがすれ違いを生んだ。

これからも、こんな風にズレることがあるだろうか
その時はちゃんと話せればいいと思う。
そうして、卒業を迎えるまでのまだ長い日々のいつかには
後輩を悲しませない男になれればいい。]

(277) clade 2018/05/27(Sun) 18時半頃

【人】 記者 イアン


 ……駄目だよ、モリス。
 そんなことに身体を使っていたら、君は幸せになれない。

[皮肉めいた言葉>>246に眉を下げた顔で微笑んだ。
全く持ってお前が言うなという話なのだが。
以前の自分をそこに重ねてしまって、
彼にだってもっと正しい幸せが手に入る筈で。
本当の彼を見てくれる人が増えたらいいと思っている。]

 したいように、か。
 そうだな……うん、そう出来るのが一番だ。

[今までの俺には難しいことだ。噛み締め思考する相槌。
続けられた内容にまた口を開こうとした時、]

(278) clade 2018/05/27(Sun) 18時半頃

【人】 記者 イアン

[たぶんね、と語られた内容>>247
……声を喉に留めたまま、相手を見ていた。
その言葉は二種類に取れる気がした。
可能性は均等でなく、傾いているように思えた。]

 ありがとう。
 誰かにそう言われるのは、嬉しいことだね。
 思い遣ってもらえるのは、幸せだね。

[自分から言えるのはそれだけで
思う未来の形は>>222決まっていた。
しかし、そう思ったのも事実。

まだ遠い将来の中、いつか
この記憶は静かな胸の痛みを齎す思い出になる。]

(279) clade 2018/05/27(Sun) 18時半頃

【人】 記者 イアン



 親友か、……昔はいたなぁ。

[一瞬の過去の想起、宙に投げた視線。
それもまた>>248日常と共に奪われたものだった。
再び与えてくれる人に向き直り、
憂いの無い緩んだ表情を向ける。]

 ありがとう、モリス。
 これからも宜しく頼むよ。

[感謝と、未来を望む言葉を
受け入れたことを示して音にした。]

(280) clade 2018/05/27(Sun) 18時半頃

【人】 記者 イアン



 今度、袋に沢山菓子を持っていくよ。
 それと、枝も拾ってこよう。

 俺は手先は器用じゃない方だと思うけれど、
 良かったら、教えてくれないかな。
 色んなことを教えてほしいな
 作品だけじゃなく、親友のことならなんだって。

[謙虚でも清廉でもない生徒会長は
あれこれと望み、一方的になってしまわないか心配だ
それでも、自分を見つけてくれた怖がりの後輩に
才覚が君と人とを繋ぐこともあると、伝えたい。]

(281) clade 2018/05/27(Sun) 18時半頃

【赤】 記者 イアン

[あの夜、噎せ返った香りは二人の間にはもう漂わない。
それでも尚、離れることがないのなら
お互いがそうしたいと思える関係で、続いていけたら。

親友の隣で、そう思った。]*

(*24) clade 2018/05/27(Sun) 18時半頃

【人】 記者 イアン

[夜明け色の美しい瞳はいつまでも見つめていられそうで、
しかしこの身体に視線を注がれると>>294
湧き上がる羞恥からそれが叶わない。

確認の術が無くとも色付いていると分かるほど、
頬も、耳も、身体も、彼を前に全てが熱を上げている。

俺を見ないでくれ、あの夜そう何度思っただろう。
今も同じ言葉が浮かんで、けれど声にはならないまま。
動いた指先に過敏に反応する身体は、
離れることなど、独りになる倫理など到底望んではいない。]

(331) clade 2018/05/27(Sun) 22時半頃

【人】 記者 イアン



 ……君が、君だけが欲しい。
  君になら、そう言われたい。

[こんな俺を、綺麗だと言ういとしいひと>>295
あの時口にしようとした否定は、きっと言うことはない。

何処かにそう想ってもらえる部分があるのなら、
それすらも、過去の穢れも。
全てこの人に塗り潰されてしまえたら。

彼を捕まえた薔薇を嫌った男は、
そうして今度は自分が捕らえようとしている。
手を重ね、指を絡めて、互いが互いの檻になればいい。]

(332) clade 2018/05/27(Sun) 22時半頃

【人】 記者 イアン

[いつか呼びたいと想い、変わらない距離では出来ずにいた。
二つある名の、もう片方も口にすることが叶った今は
全てを手に入れられた心地になってしまう。

なんてことは、気が早い。
貪欲な人間は形が無いものだけでは満たされない。
撫でる手が戒めを解くのなら>>296
早る気持ちに指が惑いながらも、同じように動く。

確かな緊張がそこにはあるのに、
腕の中で熱が走るままにみだりがましく強請った記憶を
思い出した時は顔を覆いたい気持ちになったのに。

固い手に触れられた欲も、閉じているべき部分も
明らかな快楽を拾って、跳ね、震え、締め付けて。]

(333) clade 2018/05/27(Sun) 22時半頃

【人】 記者 イアン



 ……こわ、い 

[あてがわれた塊、加速する行為。
耐えようとしても押し殺せない喘ぎの合間
零れた短い言葉は、年と性の割には幼く響き
身体の反応と不似合いな内容。

久しく受け入れていない部分から苦痛を感じているわけでも
今更同性が、彼が嫌になったわけでもなく。]

(334) clade 2018/05/27(Sun) 22時半頃

【人】 記者 イアン

 

 嬉しくて、……こわい

[優しくされることが、あいされていることが。
怖くて怖くて、いとおしい。

繋がった幸福感と欲に浮かされ火照った身体が
その瞬間、口元を緩ませて。]

(335) clade 2018/05/27(Sun) 22時半頃

【人】 記者 イアン

 俺も、あいしてる……ゆう、じん。

[掠れ声は嬉しそうに────想いに応え

その後、脱力した身体で
もう一度、などと再びの愛を強請ったことは。

後日この部屋に入る度、顔を赤らめさせる記憶になるが。
それを超える程の幸福だった。]*

(336) clade 2018/05/27(Sun) 22時半頃

【人】 記者 イアン

── 心優しき親友と ──


[その言葉に>>305首がどう振られるかなど言うまでもなく。
悪戯めく笑みには、嘘の欠片も浮かばない微笑が返った。

しかし厳しいところもあるのがこの後輩
ごもっともな返しに>>306こちらも同じ仕草をするも、
やはり自分を見てくれていた発言>>307
きっともう怖がることは無いだろうと思わせる前向きさに
陰ったりはするわけも無かった。

君がそんな風に他の名前を口にしたことが、
俺にとってどれだけ嬉しいものなのか。
相手を知りたいと思う反面、いつか知ってほしいと思う。]

(343) clade 2018/05/27(Sun) 23時頃

【人】 記者 イアン



 いいよ、モリス。
 君にとって、意味を持つことなら。

[でも、今は
まだ弱い君を見ていよう。
そんなことを求めながら、広げない腕が>>308
いつか何も言わず誰かを抱き締め愛を囁くようになれば。
謝ることを望まないのなら、純粋にそう願おう。

優しく抱き締め、背を撫で続ける。
きつく感じても、相手から離れようとするまでは。
その表情も見ないように、今は素直に弱くいられるように。]

(344) clade 2018/05/27(Sun) 23時頃

【赤】 記者 イアン

[理屈も正しさもあるべき形も考えず
友にそうしたいと思ったことをして、
求められるままに受け入れていた。

香りなど無くとも、二人は関係に名前を付けて
傷ませる思いをそれぞれに持ったまま、隣にいられる。]*

(*31) clade 2018/05/27(Sun) 23時頃

【人】 記者 イアン

── 後日談 ──

[今年はもう帰らない
卒業後は家を出る。

休暇の後すぐの交代式、会長と呼ばれなくなり数ヶ月
遠方の生家へ、そう手紙を送った。
元より年に一度の帰省も、
周囲の目と家の世間体を気にしていただけ。]

(354) clade 2018/05/27(Sun) 23時頃

【人】 記者 イアン

[そして今、届いた返事を広げていた。
繊細な文字は母親のもの
一方的に息子が告げた内容を受け入れ
最後には──……今までごめんなさい、と。]

 ………………。

[思うに彼らは
酷い目に合い、性格の変わった息子と
上手く接することが出来なかっただけ。

編入先に何の話も行かないように全てを隠蔽したのは
真っ当に生活が送れるよう遠い学校を探したのは
自分を発見した教師と、二人だった。]

(355) clade 2018/05/27(Sun) 23時頃

【人】 記者 イアン

[──それでも。
あの頃の俺は戻ってはこない。

汚されてしまった、終わってしまった。
怯える日々だった、辛い出来事があった。
そして……新しい希望を見つけた。

親子の関係性は、復元ではなく再構築を成すだろう。]

(356) clade 2018/05/27(Sun) 23時頃

【人】 記者 イアン



 『Please marry me.』と言ったのは君なのだから
 ……──責任はしっかり取ってもらわないと。

[木々のざわめきは、その声をかき消さず傍らの彼に届ける。

触れられたくない訳がこちらにもあって
相手も帰らないでいると知りながら>>1:244
ずっと、聞くことが出来なかった。
俺が此処にやって来た理由、君が薔薇に選ばれた理由。
あの夜から過ぎた日々の中
語り、問い掛けた後、その境遇についても聞いた。]

(357) clade 2018/05/27(Sun) 23時頃

【人】 記者 イアン



 どう、かな。
 孤独な身の君、故郷から離れて暮らす俺
 寮を出たら一緒に助け合って生きるのも、
 こんな若者二人なら何もおかしくないんじゃないかな?

[手紙を懐にしまい、問いかける。
夏の夜の中庭には、ふたりだけがいた。
来年は、この季節になる前に俺達はいなくなる
中庭の住民が薔薇を咲くところをもう見ることはない。
彼の隣で草を抜く男も、やって来ない。]

(358) clade 2018/05/27(Sun) 23時頃

【人】 記者 イアン



 本当は君を望んではいけないような奴だ。
 でも、そんな俺にこれからの全てを
 君の負ってきた傷を、くれないだろうか。

[この先の未来を願う言葉を告げた。
何人もと肌を重ねた穢れた身体で、
ただひとりと歩く未来を欲しがった。
綺麗な聖域じゃ無い君とでなければならなかった。]

(359) clade 2018/05/27(Sun) 23時頃

【人】 記者 イアン

[もし、受け入れてくれたのなら
感情は顔に出てきっと笑みを浮かべるが。
他のどんな言葉が返っても、表情は陰らないだろう。
納得し、頷くことだろう。

あの夜を経て互いを選ぶことが出来たのなら、
同じ屋根の下で生きることをしなくても
心が離れることは無いと、思っている。
これはあくまで一つの提案に過ぎない。

信じている、望んでいる。どんな形でもいつまでも傍に。
誰かに手折られて、全てを失う
そんなひとりで終わる破滅はもう願わない。]

(360) clade 2018/05/27(Sun) 23時頃

【人】 記者 イアン



 ……綺麗な目だ。

 あの頃の君にこいしていたけれど
 今の君のほうが、あいしているよ。

[静かで冷たい月明かりの下の瞳は
夜明けの太陽に似て、優しく暖かい色。
焼けた肌に添えた手、顔を近づけてゆく。]

(361) clade 2018/05/27(Sun) 23時頃

【人】 記者 イアン

 ────悠仁。

[愛しげに呼び、唇を重ねた。
その名は、異国の風を乗せたはるかな響き
小夜啼鳥もロジェも此処にはいない。
全ては、ふたりだけの秘密。薔薇の木の下の出来事。]*

(362) clade 2018/05/27(Sun) 23時頃

【人】 記者 イアン


[何もかもが口づけと求め合いで塗りつぶされた。

断る理由など、あるわけも無かった。]


 綺麗だね、悠仁。

[薄い紅の花の前で、穢れは泣き笑う
まるで清らかな顔をして]*

(408) clade 2018/05/28(Mon) 00時頃

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