17 吸血鬼の城
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― 書庫 ―
[俯く女の肩が震える]
――…私は間違ってしまった。 如何して貴女たちの事を忘れていたのかしら。 覚えていれば……若しかしたら……
[過ぎた時を戻す術などないのに 紡いでしまうのは悔恨からか]
嗚呼、でも……… 覚えていても帰れないの。 帰れなかったの。 あのひとを、独りになんて出来ないから……
[ごめんなさい、と繰り返される謝罪の言葉]
(18) 2010/06/24(Thu) 23時半頃
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名を…… 呼んではいけなかった……?
[闇の帳が下りる白薔薇の庭園でその名を教えられながらも この城に来てからは呼ぶことの無かった名を紡いだ女は 城の主に微かな聲で問う]
(*2) 2010/06/25(Fri) 00時頃
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――…私のローズ、とは もう呼んでは呉れないの?
[妹であった頃よりも柔らかな聲で城主に問う]
嗚呼……、尋ねてばかりね。 子供みたいだと呆れられてしまうかしら。
[別段対等を望んだわけではなく ただ名を呼びたかっただけ]
貴方はこれまでも咎めなどしなかったじゃない。
(*5) 2010/06/25(Fri) 00時頃
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― 書庫 ―
[ふと気配を感じた。 紛う事なき城主の気配にゆるく扉を振り返る。 影を下がらせただけで開け放たれたままの扉。 その向こうには城主の後ろ背――]
ヴェスパタイン…… 逢いに来て呉れたの……?
[緩く首を傾ぐ。 これまでと違っていたのは城主への呼び方]
(40) 2010/06/25(Fri) 00時半頃
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― 書庫 ―
[アメジストを思わせる銀糸に女は微かに目を細めた]
――…そう。
[僅かに気落ちするような声で呟き 影が少女へと這い寄るのに気づけば 花の髪飾りの一つを手に取り握り締めた]
でも、本当にそれだけ……? それだけなら…… 何時もなら態々足を運んだりしないでしょう? ロビンを呼ぶか……影だけに片付けさせるのに……
[冷たい声が怖いとは思わない。 ただ寂しくて哀しい。 やはり思い出してはいけなかったのだろうか。 涙に濡れた女の表情がまた翳る]
(47) 2010/06/25(Fri) 00時半頃
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――…私は、もう必要ないの?
[十二年の記憶も確かにあるというのに 居ないといわれた女は途惑う]
お兄様、と呼ぶべきだったの……? ずっと、思い出さずにいるべきだったの…?
[縋るような聲が城主に向けられる ただ一度を除いて、その言葉の意味が分からず 女は柳眉を寄せた]
(*10) 2010/06/25(Fri) 00時半頃
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――…最後?
[ことりと女の首が傾がれる。 信じられない。 信じたくはない、と翡翠の眸が揺れた]
如何して此方を見て呉れないの? 如何して……如何して…… 傍に居ていいって言って呉れたのに……
[女を襲うのは更なる絶望。 ぎゅっと胸の上で両の手を握り締め 翡翠は城主の姿を見詰め続けた]
(51) 2010/06/25(Fri) 01時頃
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夢は消えていないの。 お兄様と呼んだことも 此処で暮らした日々も覚えているのに。
失くしてなどないのに……。
私が望んでいるのは貴方の傍なのに。 他の場所など望んでないのに。
[震える頼りない聲が城主へと向けられ]
(*13) 2010/06/25(Fri) 01時頃
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― 書庫 ―
[美しいひと。 初めて出逢った時と同じ事を思った。 城主から滲む虚無をさびしいとも思う。
魅せられたのは何時からか。 そんな事を考えていれば亜麻色の髪がさらと揺れた]
私にとっては大事なこと、なのに。
[僅かに拗ねるような音色]
哀しいと思ったことはあるけれど 憎いと思ったことは一度もないわ。 ――…憎まれているのは私の方だと思ってた。
(59) 2010/06/25(Fri) 01時頃
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[確かに城主の甘い囁きは女を縛っていた。 けれど女はふるふると首を振るい]
縛り付けられる生活だなんて思ってなかった。 贄が欲しくて傍にいたいんじゃない。
違う、違うの……。 ヴェスパタイン、貴方が居るから…… 貴方と一緒に、居たいだけ、なのに……
[如何すれば伝わるだろう。 頑なな心に向き合う聲には切なるものが混じり]
(*17) 2010/06/25(Fri) 01時頃
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[憎まれていた訳ではないと知れば過る安堵。 歪む城主の表情を認めれば女はゆらと立ち上がり ゆっくりと、僅かに覚束ぬ足取りで彼に歩み寄り]
貴方が時間を与えてくれようとしたのに 怯えて拒んで……貴方を傷付けて…… ごめんなさい……
[白く儚い手が、城主の頬へと伸ばされる]
私も貴方の傍が心地好かった。 傍に居てくれる事が、嬉しかった。
(69) 2010/06/25(Fri) 01時半頃
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好きだから傍にいたいの
[女が城主に抱くのは恋心ではなく それよりも深い情愛。 仮令それが伝わらずとも――]
愛しているわ
[漸く口に出来た言葉に 女は綻ぶような笑みを城主に向けた]
(*20) 2010/06/25(Fri) 01時半頃
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― 書庫 ―
私は人だったから…… 同じ人の命を奪うことが怖かった。 けれど、私は変わってしまった。 貴方と同じ魔の者になった。
[伸ばした手は城主に触れる事が叶わず 何処か残念そうな表情が過った。 理由を示されればふるりと首を振り]
それもあるかもしれない。 けれど……、それだけではないの。 私に触れられるのは、いや……?
[諦めず触れようと離れた一歩を埋めて手を伸ばす]
(80) 2010/06/25(Fri) 01時半頃
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――…執着じゃない。 これは想いよ。
貴方に喜んで欲しい。 貴方に笑っていて欲しい。 貴方に、しあわせになって欲しい。
[純血の魔性である城主に それを望み伝えるのは難しい事かもしれない。 それでも伝えようとするのは深い想いゆえに]
(*23) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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― 書庫 ―
だって、私はもう人ではないもの。 貴方と同じ――…
[たとえ触れてもぬくもりを与えられぬ事を思い出し 伸ばしたその指先が惑うように微かに震え]
苦悩する顔がみたいなら そういう顔をさせるような事をすれば良いわ。
[それはあまり愉しい事とは言えないけれど 困ったように微笑を浮かべた。 好きに、という声に嬉しそうに頷き 眸を伏せる城主の頬へと繊手を宛がう]
(87) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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>>*24
――…嗚呼。 分かっていたけれど…… 貴方はまた難しい事をいうのね。
……私が人の侭であれば 貴方を喜ばせられることが出来たのかしら。
[悔いても時間は戻らない。 悔いてしまうのは記憶を取り戻してしまったせいか。 思い悩むように柳眉が寄せられた]
(*26) 2010/06/25(Fri) 02時頃
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― 書庫 ―
それは…… 咽喉が渇いていなかったから……
[城主たる彼に隠し事など出来るはずがない。 理解していたのに躊躇ったそのことを指摘されれば 翡翠は不安げに揺れた]
――…え。あのひとを、眷属に……?
[告げられた言葉に頬に触れた指先が小さく震えて ゆる、と一度伏せられる眸。 光を受けて煌めくアメジストを見詰めながら紡がれた声は微か]
――…それが貴方の望みなら。
(94) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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――…嗚呼、忘れていれば良かったの? 思い出さずにいれば良かった?
困らせてしまうだけならば…… 記憶なんていらなかったのに……
[独り言ちてきつく唇を結んだ]
(*30) 2010/06/25(Fri) 02時半頃
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――……ッ
[城主の指摘に息を飲む。 確かにあの時、彼女を選んだ。 言い訳など出来るはずもなく。
ふ、と過るのは諦めにも似た色]
(*36) 2010/06/25(Fri) 03時頃
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[思い悩むような間があった。 城主に触れていた手をそっと下ろし]
嗚呼、戯れが過ぎたよう。 御気を悪くしないで、お兄様。
――…お兄様の望む姿が この城で過ごした私の姿だと仰るなら
私はお兄様の望むままにあるだけ――。
[緩く頭を垂れ女は心を殺す]
(108) 2010/06/25(Fri) 03時頃
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[生粋の魔性たる城主に何かを与えられるはずもなく。 血の色の眸に見据えられ女の柳眉が不安げに寄せられた]
――…私の、悦びは……
[翳る表情。 冷たく重なるその手をチラと見詰め 女は惑うように一歩後ろに下がる]
褒美……? 望む、言葉……?
[虚ろな翡翠が緩く細まる]
(112) 2010/06/25(Fri) 03時頃
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――…心得ました。
[霧に溶ける城主に答える声に温度は消えうせて――]
(114) 2010/06/25(Fri) 03時頃
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― 書庫 ―
――…求められていたのは同胞として。 何を錯覚していたのかしら。
[独りになった零れたのは情けない声。 きっと今自分は情けない顔をしている。 はぁ、と溜め息交じりの吐息を零し 忍ばせていた花の髪飾りをその胸に抱く]
これを私が持っている資格なんてないわね……。 せめて貴女の形見をこの城の外へと思ったのだけど
[誰かに託す以外術など見つからず されど託す相手も、思い当たらずに。 全てを裏切った女はごめんなさいと小さく謝罪を繰り返す]
(118) 2010/06/25(Fri) 03時半頃
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水商売 ローズマリーは、良家の娘 グロリアの奏でるオルガンの音色に思わず泣き出しそうな顔をして。
2010/06/25(Fri) 03時半頃
水商売 ローズマリーは、本屋 ベネットという新たな眷属に一瞬思いを馳せ――
2010/06/25(Fri) 03時半頃
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[手にした記憶はとても大事だったもの。 思い出すだけで胸が苦しいのは 戻れぬことを嘆いてのことか それとも、罪の意識からか――。
銀細工の羽も幼馴染の妹姫と同じ場所に眠る]
――…嗚呼。
[壊れてしまいたいのに壊れることも選べずに。 愚かな魔性はゆるゆると首を振る。 それは子供がいやいやと駄々をこねる仕草に似ていた]
(121) 2010/06/25(Fri) 03時半頃
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[城主に望まれたのは 死を望む隻眼を死から遠ざけること。 否、眷属と変わることは人としての死を意味するか。 けれどそれをドナルドが如何受け止めるかなど分からず]
――…如何して、迷うの? 私は……決めたはずなのに……
[自嘲的な笑みが浮かんだ]
嗚呼……、こんな姿、 誰にも見せられない……。
[自らを省みて女は影を伴い部屋へと戻る**]
(124) 2010/06/25(Fri) 04時頃
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― 部屋 ―
[湯を浴びた女は姿見を覗き込む。 映る姿は朧でその存在感たるや希薄。 哀しみを消したその相貌に薄い化粧を刷いて 纏うドレスの色は何色にも染まらぬ黒]
今はこれが似合いの色。 ……そうでしょう?
[緩く首を傾げ鏡の中の自分に問うように。 ほの暗さを滲ませた翡翠は 医師の宣告を聞いたあの時と同じ色]
――…魂だけとなった貴女は… 貴女たちは如何か此処から逃げて。 これ以上哀しまないように、如何か……。
[逃げる術を知らされていた女は 懐に忍ばせた少女の形見の花飾りにそっと囁く**]
(134) 2010/06/25(Fri) 11時半頃
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[ふ、と床に何か光る物を見つけた。 腰を折りそれに手を伸ばせば摘んだ人差し指に奔る痛み。 グラスが割れたあの食堂から知らず運んでしまったのだろう。 硝子の欠片を影に託し、じ、とその傷ついた指の腹を見詰めた。 ぷっくりと赤い雫が浮かんでいる。
人の身と変わらぬ脆弱な魔性がながらえられるのは その傷を直ぐに癒せる魔力を備えているから。 けれどそれは女の意思が無ければ効力も無く ――治す気の起きぬ女はその傷を塞がぬまま。
赤い舌先が白に咲く花弁を舐める。 血の味が分からない]
――…血を得るのを止めれば 私は灰になれるかしら。
[終焉を望む己に気づき自嘲的な笑みが浮かぶ]
(135) 2010/06/25(Fri) 12時頃
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― 城門前 ―
[影から隻眼の男の行方を聞き出し女は部屋を出た。 霧に紛れることなく自らの足で其処に向かう。 此方と向こうを隔てる城門の前に 自分よりも大きな人影とくゆる紫煙]
――…逃げ出そうという気になった? ドナルド……
[黒のドレスの裾が風に靡く。 攫われそうになる亜麻色をそっと手を押さえ 捕食者たる女はドナルドの言葉を待つ**]
(136) 2010/06/25(Fri) 12時頃
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水商売 ローズマリーは、執事見習い ロビンに話の続きを促した。
2010/06/25(Fri) 12時頃
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[御伽噺の正しい道筋。 そんな終焉は訪れない。 白薔薇の囁きを思い出し眉を寄せる]
私達は間違ってしまった。
何処から運命の歯車が 狂ってしまっていたのかしら。
[小さな呟きは深い闇に溶けた**]
(*42) 2010/06/25(Fri) 14時頃
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― 城門前 ―
――…逃げ出すほどの価値… 誰も大切な人、いなかったの?
[ドナルドの吐き出した紫煙だけが外に逃れる。 問い掛けて如何するというのか。 もう、彼を逃す事など出来ないのに]
会えたけれど、会えなかった。 少し、気づくのが遅かったみたい。 私は結局、――…あのこを苦しめるだけの存在だった。
[血の気を失った可憐な少女の相貌を思い出せば 女の表情は翳り溜め息まじりの吐息が零れる。 距離を保ったまま男の隻眼を見詰める。 ――魔性たる力は滲ませず**]
貴方は人みたいだって言ってくれたけど やっぱり私は人にはなれない。
(140) 2010/06/25(Fri) 18時半頃
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――…そんな風に言える貴方が少し羨ましいわ。 私は、ずっと、後悔してばかりだったから。
歳を取らずに…… ずっとずっとそのままの姿で居れると言ったら 貴方は、――…死にたくなくなる…?
[ドナルドが如何思おうと それを為すことを命じられているのに。 赦しを求めて卑怯な物言いをする自分に嫌悪する。 ――何に対してか、ゆるゆると首を振り]
これから、私は貴方の、人としての生を奪う。 貴方を私と同じ……、吸血鬼に……してしまうの。
[途切れ途切れに囁く口許には白く小さな牙が覗く。 彼に逃げる事を望んだ口で告げる言葉は残酷なもの]
(145) 2010/06/25(Fri) 19時頃
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[ドナルドの浮かべる笑みにそわりと眼差しが揺れる]
薬なら良かったのだけれど…… きっとこれは毒。 私は貴方から全てを奪おうとしてる。
貴方のぬくもりも 貴方の人としての心も 私が貴方の血を吸えば貴方も、変わってしまう。
[女は動かず、少しだけ柳眉を寄せたまま]
――…貴方からぬくもりが無くなってしまうのは とても……、残念、ね。
[人肌まで、とぬくもりを呉れたあの時の事が過り 殺したはずの女の心を苛んでいた]
(147) 2010/06/25(Fri) 20時頃
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[漂うは虚無感。 女はただ静かに聲に耳を傾けるのみ――]
(*46) 2010/06/25(Fri) 20時半頃
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[目の前にいる隻眼の男は変わるのだろうか。 それとも魔性の力に抗うのだろうか。 答えは見えない。 大きな吐息とともに紡がれる言葉に 少しだけ驚いたように瞬きをした]
――…貴方の言うとおりね。 嘘を吐いて騙してしまえば良かった。 次に目覚めた時は―― この関係も変わっているでしょうし。
[ぬくもりだけでなく記憶を失うかもしれない。 こころさえも失って変わってしまうかもしれない。 奪おうとしているぬくもりが頭に触れる。 彼に向ける女の表情が泣きそうに歪んだ]
許してくれる優しい人なんて、いないもの。 ――…騙されなくてもいいわ。だから……
[逃げて、と声なく唇だけで紡ぐ]
(154) 2010/06/25(Fri) 21時頃
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― 城門前 ―
[――何処かから視線を感じた。 それが誰の視線か、己が目で確かめるべく 女はその気配の方へと眸を向ける]
――…貴女だったのね。 此処に、何をしに来たの? お嬢さん
[トーニャへと微かな笑みを浮かべ問い掛ける。 隙が出来れば隻眼の男も逃げやすかろう。 そんな思いが片隅にあっただろうか――]
(161) 2010/06/25(Fri) 21時半頃
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まだあまり変わってなさそうなひともいるけれど。
[誰とは言わずドナルドに緩く首を傾げて]
――…如何してかしらね。 こうして話せなくなるのが寂しいのかしら。 貴方の時を止めてしまうのが哀しいのかしら。
[自分の心に情が残っている事を信じたくはないのか まるで他人事のような物言いで語る]
そうしなかったら、貴方を襲うんでしょうね。 望まれたのは食事ではなく――… 貴方を眷属にすることだから…… 血だけを奪うでは済まないわ。
[ドナルドの前にいる間は涙を見せぬよう堪えながらも 捕食者たる魔性は獲物を前に怯えたような貌をした]
――…行きたいなら行けばいいの。
(167) 2010/06/25(Fri) 22時頃
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― 城門前 ―
[まだ幼さを残す少女>>165の言葉に誘われるように 女は城門をチラと眺める。 出ようとも思わなかった外に、抱く思いは――]
――…そう。
[トーニャの声の震えは怯えの証か。 口許に自嘲的な笑みが浮かんで、消えた]
……………。
[彼女のあげた声と共に近付き現れるのは白薔薇。 変えてしまった者の姿に柳眉が顰められる]
(169) 2010/06/25(Fri) 22時頃
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[趣味が悪いというドナルドの言葉>>170に 僅かに苦い笑みを浮かべた]
私には理解の及ばぬ趣味をお持ちの方、だけど。 貴方は安っぽくなんてないでしょう? 紳士な、大きな迷子さん。
――…ある意味、殺そうとしているのになんだけど もう会えなくなるのは哀しいわね。
[ふ、と視線を彷徨わせれば微かな音と共に漂う血の芳香]
……っ、何を、してるのよ……っ 莫迦なひとね。 餞別なんて……、望んでないのに……。
[空を漂うその手を女は両の手で支える仕草。 押し殺していた、魔力が、溢れる。 傷口を塞ごうと親指の傷に女の唇が寄せられる]
(177) 2010/06/25(Fri) 22時頃
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[冷ややかな白薔薇の眼差しに女は緩く目を細める]
――…かもしれないわね。 既に私は用済み、なのでしょう。 誰も私に、期待などしていない――…
使えぬ、と。 貴方に言われるなんて……、ね。 本当に……貴方は変わってしまったのね。
……手伝いなど要らないわ。
[つ、と視線を逸らす間際に見えた対峙する 少女と白薔薇の姿に複雑そうな相貌をして]
(183) 2010/06/25(Fri) 22時半頃
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想い出になれば…… そうね、綺麗な記憶のまま…… いられれば良かったのに。
[舌先に触れるのはドナルドの鮮血。 それは甘い香りを伴い女を酔わせる酒精のよう。 甘いを感じる自らに感じるのは罪と虚しさ。 それでも女の指は名残惜しむかのように 唇に残る赤に触れた]
――…さようなら。
[背を向けた男を追う気も無く。 その背にメアリーの許へと駆けた自分の姿を重ね 最後まで見詰め続ける事は出来なかった]
(195) 2010/06/25(Fri) 22時半頃
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――…貴方はあの方のもの。
[人間であった頃とは違う白薔薇の答えに 少しだけ寂しげな表情を過らせて]
薔薇は存外――… 強い花だったのね。
[ぽつり呟き指先に残る赤を味わう]
(199) 2010/06/25(Fri) 23時頃
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――…ちゃんと逢えたかしら。 人の逢瀬などみても詰まらないもの。
だから、確かめなどしないけれど
逢えるといい 言葉を交わせるといい
私には果たせなかった事を………
[黒薔薇の笑声を聞きながら紡がれた声は 祈りにも似た響き――**]
(204) 2010/06/25(Fri) 23時頃
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