人狼議事


212 Dark Six

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視点:


馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/16(Fri) 18時半頃


馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/16(Fri) 20時頃


馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/16(Fri) 20時半頃


【人】 馬鹿 イワン

― 10年前 ―

[魔眼、というものがある。上位の吸血鬼が持つとされる精神作用系の力だ。吸血鬼の位によるが、解呪法や対抗法もあるものだろうか。
彼が魔眼の虜となったのは、10年前よりも更に数年前。
殺した。言われるが侭に、人を殺し、異能を殺し、吸血鬼への敵対者を殺した。
彼の異能は獣化。古くは御伽話の中に存在する人狼、ライカンスロープ、デミヒューマン等と言われても来た能力。
望まれれば獣に変貌し相手を生きたまま喰い殺しさえした。吸血鬼に味方した堕ちて穢れた獣に慈悲を垂れる神など、最早いるまい。]

 予想より呆気なく入れたけど、
 やっぱり本拠地の勢力は侮れないね、吸血鬼様?

 …良いんじゃない。僕も腕が鳴る。
 脆弱な人間達の血による宴は華やかな方がいい。

[くつくつと哂う。まだ年若い青年は、片腕を毛深く鋭い爪持つ凶器に変貌させ嗤笑した。吸血鬼が這入れぬ場所でも、異能の力のみ持つ者なら這入り込めもしよう。例えば、千砂倉の要となる場へも。]

(17) 2015/01/16(Fri) 20時半頃

【人】 馬鹿 イワン

― 10年前・断片 ―

[業火が辺りを支配している。]

[体が切り裂かれ、銃弾が血流を止めている。先程炎で吹き飛ばされた衝撃は激しく、皮膚も炭化している。冷たい石畳に這いつくばり、目の前で燃え盛る炎を見上げた。焼き焦げる匂いがする。降るのは灰か、其れとも砕け落ちたステンドグラスより這入り込んだ雪片か。
辛うじて命を繋いでいるのは、身に備わる再生能力が故だろう。
思考能力は低下し、全てが判然としない。炎に包まれている女性の背中>>3には何処と無く見覚えがあった。何がしたかったのか、止めたかったのか、それとも、救いたかったのか。それともまだ、魔眼に侵されていたまま動いていたのか。]

[だが恐らくは、“それ”が行われなくとも、彼女は炎により死んでいただろう。]

(18) 2015/01/16(Fri) 20時半頃

【人】 馬鹿 イワン

[明滅]

[視界が明滅し気付いた時には、既に事は行われていた。全ては遅く、そして、ある意味では間に合っていたとも言える。両陣営をふまえ事を語るならば。]

 ジ…リヤ…

[スローモーションの赤い飛沫。肋骨を砕き心臓を半壊さしめた爪は背中から飛び出している。無意識に零れた名前の意味を咄嗟には思い出せない。]

 ジリ…ヤ…?

[眼差しが合う。冬の湖面に似た眸と、魔眼に侵されていた冬芽色のくすんだ眸が。柔らかな色を持つ感情が、イワンに向けられている。哀しげだったのは、ほんの一時で、微笑みのみがとって代わった。]

(19) 2015/01/16(Fri) 20時半頃

【人】 馬鹿 イワン

 ジリヤ…、ジリヤ、…ジリヤ、ジリヤジリヤ
 ジリヤジリヤジリヤジリヤジリヤジリヤジリヤジリヤ―――!!!!

[其の慟哭は炎に呑まれ。其の血は炎に蒸散(もえ)て。
爪を引き抜き、抱きとめる。荒れた炎はやがて鎮まりつつあったがそれでも抱きとめれば更なる火傷を負う。]

  [思い出す、冬の日、小さな掌、握った指先の皹。父の髪の色と眸を受け継いだ妹を。赤い眸の先に、くすみ曇った思い出を。]

[ジリヤは炎に包まれ炭化した手をイワンの頬にあてた。冬の女はさながら聖女の様に、哀れな穢れた獣に慈悲を垂らす。]

 「イワン…おにいちゃん…」

[息は途絶え肺は焦げ心臓は欠損し鼓動を停める。全身を襲う苦痛と苦悶、既に死の中に在りながらも、最後までジリヤは微笑みを貫いた。
彼女の慈悲は、イワンへと垂らされる。全てを白紙となす、精神消去《マインド・イレイズ》。精神への攻撃《マインド・ブラスト》を応用した、ジリヤの最後の力だった。]

(20) 2015/01/16(Fri) 20時半頃

【人】 馬鹿 イワン

[冬の聖女は去り、残ったのは白紙の男だけ。
腕の中で焼き焦げ死する女の熱は何時しか消えた。
ジリヤの最後の命の断片を削り切った記憶を奪われ、ただ妹が炎に巻かれ死んだ光景だけが残る。
罪すら忘れ、贖いの術すら奪われた。
炎が燃えた後には灰だけが残りそれすら何れ消えるように……最早、何も残らず還りはしない。何も。*]

(21) 2015/01/16(Fri) 20時半頃

【人】 馬鹿 イワン

― 少し前・教会 ―

とと、そっかあ。
引き止めて悪かったね。
ミツボシちゃんは偉いなあ…働き屋さんだ。

[子供を頼まれれば>>1快く了承する。]

行ってらっしゃい。
用が片付いたら、また教会に顔を出してくれると嬉しいな。

もし何か僕に手伝えることがあれば遠慮無く言ってね。

[にこにこと笑ってミツボシを見送った。]

(22) 2015/01/16(Fri) 20時半頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/16(Fri) 21時頃


【人】 馬鹿 イワン

― 現在 ―

[最近使い方を懇々と教えて貰って漸く使えるようになった端末が震える。確認してみると、パルック長官からの構成員への通達のようだ。イワンが司祭を見れば、彼は子供達の保護の為の誘導を行うよう無言で伝えてくるだろう。
イワンは頷き、その指示に従う。]

(30) 2015/01/16(Fri) 21時半頃

【人】 馬鹿 イワン

[子供達の保護の傍ら、思考は別のところを彷徨う。
第一線で戦う組織の実動部隊に比較し、イワンの戦闘能力はいまいちパっとしない。
10年前に目が覚めた時にはそれまでの記憶に、異能の利用の仕方、つまるところ戦い方すら忘れさっていた。それでも戦闘練習をする機会でもあれば防衛戦なら少しはマシになったろうが、こちらから仕掛けるのは何故だか分からないが、行いたくない気持ちになる。
こう…一言で言えば…駄目駄目なのだった。]

(やっぱり、あれかなあ……。)

[吸血鬼に味方していたらしいのと関係があるのかもしれない。
全ては伝聞だった。
司祭やジリヤを知る者から、妹はイワンを取り戻す為にDark Sixに所属したのだと聞いてもピンと来ない。目覚めた当初は自分の名前すら記憶していなかったのだから、妹と過ごした過去すら覚えていないのは当たり前だった。]

(33) 2015/01/16(Fri) 22時頃

【人】 馬鹿 イワン

― 教会 ―

[覚えていない事を考える度に、ジリヤという名前の妹に申し訳無さを感じるのだが、記憶が無い為に真の意味で後悔する気持ちすら持てない。その事にますます頭を悩ませるのだが、幸いにも不幸にも、イワンは答えが出ない事へ深く考えられる質では無く、日々の教会の雑用に何時の間にか考えていたことは忘れてしまう。]

司祭様、こっちで良いんですよね。

[色の濃い教会の壁>>0:68を見れば、流石に心の底に微かに残った何かに心を乱される事もあるが、何も思い出せない。尤も、その心の底に残っているものなど、夢でしか見れないもの>>0:60が全てなのだが。
10年前の襲撃事件後、新たに造られた場所の確認をしながら、そのうち滞り無く物事は終わるだろうか。何れにせよ、最後に司祭と向かいながら、雛菊の鉢を運べば終わりになるだろう。*]

(37) 2015/01/16(Fri) 22時頃

【人】 馬鹿 イワン

― 教会 ―

司祭様、これは?
えと、僕の…ジリヤの形見と…護符…ですか。
いえ、まあ……僕の精神耐性が低過ぎる、Eマイナスだとか言われているので…万一の護符は有り難いです。

[教会内の緊急時の避難部屋に誘導を終えた頃、司祭から差し出されたのは一丁の銃と小箱と護符だった。普段からの戦闘ベタなのを見ていられなかったのか、それとも渡すのは今だと何か虫の知らせを受けたのだろうか。
しんみりさが滲む言葉を口にしながら、銃と銀の銃弾の小箱を受け取り、肩から提げた鞄に丁寧に仕舞う。護符は服のポケットに入れた。たとえ仮に気休めでも気持ちとしては心強い。]

あっ、ミツボシちゃん。
…来てくれたんだ。

[ミツボシが教会に来ていたのに気付いたのは、それから暫くしてからだったろうか?]

(50) 2015/01/17(Sat) 00時頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 00時頃


【人】 馬鹿 イワン

― 教会 ―

(…困ったなあ。銃の使い方なんて、一応教えて貰ってはいるけど、命中するか自信が無いっていうのに。)

[それでも、子供達の保護が終わったのなら、どんなに気が進まなくても、人々を守りに吸血鬼達と敵対しなければならないだろう。…命を断つことが、どんなに気が進まなくても。]

外の様子はどう?
やっぱり…、被害は出てるよね。

…異能持ちと人間は仲良く暮らすことは出来るのに、
吸血鬼達とは、仲良く暮らすことって出来ないのかなあ。

[少し寂しそうに呟く。]

一緒に平和に暮らせたら良いのにね。

[組織の人間からすれば絵空事や夢物語の類と馬鹿にされそうな言葉を口にする。それから雰囲気を切り替えるように、別の話題を口にしようとするだろう。]

(57) 2015/01/17(Sat) 01時頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 01時頃


馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 07時半頃


馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 08時頃


【人】 馬鹿 イワン

― 教会 ―

そっかあ。
君が居てくれると安心だよ。

[それでもミツボシ>>65へではないが、僅かな疑問を感じたのか言葉を重ねる。]

でも、ブリッジの方は放っておいたら…

[返答>>66は、ブリッジは囮という話だった。ならば道理だろう。
イワンは易々とミツボシの言葉を信じる。下級の吸血鬼や眷属達、日の浅い其れらは数こそ圧倒するだろうが、強敵では無いだろう。ミツボシが裏をかかれ、そして此方に手を貸し出す理由には充分過ぎるものだ。]

(71) 2015/01/17(Sat) 14時半頃

【人】 馬鹿 イワン

指揮クラスの吸血鬼が来ているんだ。
…、

[イワンが困ったような顔をしているのは、彼の悩み顔だ。]

見つけ、られそう?
僕はその、詳しくは無いんだけれど、指揮クラスが来ているとその吸血鬼が居る限り、……

[その続きは言わずとも察せる筈だろう。
その後で、夢物語>>57の言葉を口にした。そして雰囲気を変えようと]

さっき、司祭様から護符を貰ったんだけどさ、こういうのって……

[彼女も詳しいだろうと、念の為に使い方をミツボシに確認しておこうと早速ポケットから取り出しかけた所、ケイイチが現れ、ぎょっとする。何の護符かは結局ミツボシの視界に入らぬまま、イワンはケイイチの襟元に慌てた。]

(72) 2015/01/17(Sat) 15時頃

【人】 馬鹿 イワン

たたた大変だ、ケイイチくんが大怪我を…!

[おろおろと、熱い湯やタオルやら聖水スプレーやら聖灰軟膏を用意しなきゃああなどと頭を駆け巡っていたが、ケイイチからの冷ややかな眼差しで、はっと正気付く。]

あ、あ、…返り血

[もしかすると、もっと冷え込んだかもしれないケイイチの眼差しにも気付かず、大きく安堵の息を洩らした。]

(73) 2015/01/17(Sat) 15時頃

イワンは、ケイイチに話の続きを促した。

2015/01/17(Sat) 15時頃


【人】 馬鹿 イワン

その格好はごめん、…子供達に会いに来たのなら刺激的過ぎるよ。少し待ってて、シャツを持って来るから。

[でなくとも染み込んだ血を少しでも拭った方が良いだろうと、熱いお湯なども用意するつもりでその場を後にしかけ、ケイイチの言葉>>74に含まれた状況の芳しく無さを悟り頷く。]

外は、激しい…みたいだね。

[ケイイチの説明は簡潔ながらも要点を押さえた説明だった。シーシャを始めとする組織の被害状況に、イワンの顔色は曇る。
ここからは見えないが、司祭は清潔な布にシーシャを包み、吸血鬼や眷属に荒らされぬ場所へと安置しようとしているところだろう。簡易的な聖句は唱えられたとしても、今は、埋葬を行う時では無い。
恐らく、ここに来る死者は彼だけでは無くなるだろう。]

(75) 2015/01/17(Sat) 15時半頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 16時頃


【人】 馬鹿 イワン

[全くミツボシの真意にも皮肉にも気付かず流した侭、]

パルック長官は大丈夫かな。

[ミツボシの言葉>>77に不安を覚えたように呟く。]

あっ、ご、ごめん。
別にさ、縁起でもない事を言うつもりは無いんだ。
でも、組織のトップを倒せばって、その…、囮とか…って聞くと、あっちもそうなのかなって。

[両手を慌てて振る。どちらかと視線が合えば、しゅんとしんみりした表情になるだろう。]

(78) 2015/01/17(Sat) 16時半頃

【人】 馬鹿 イワン

そうだよね…、本部は護りを厳重にしてるよね。

[理由は全く思い至らないが、何故か深く納得出来た。
ミツボシが商業ビルへ向かうと聞けば、]

気をつけてね。

[完全な獣化を為せば人より早く駆けるは出来る。けれども、それより巧みに、ミツボシは商業ビルへと辿りつくし、彼女は優れた異能だ。止める理由は何処にも無い。]

(84) 2015/01/17(Sat) 17時頃

【人】 馬鹿 イワン

………。

(うーん。)

[微かな違和感を感じたが理由が分からず首を捻る。
多分恐らくは、下級の吸血鬼の次は本命が来るという予想なのだろうけれども。
まるでその事を知っているような台詞に違和感を感じていたことなどすぐに消え、ケイイチに向き直る。]

…ケイイチくん、やっぱりシャツを持って来るよ。
それに軽食も。

君は僕にもここを守れる力がある(>>79)と思ってくれるのは嬉しいけど、僕は…、どうしても躊躇し……え!

[殺す事に躊躇する自分よりも、ケイイチが万全で居てくれた方が良い、そんな話をする前に、ケイイチが片膝を付く。やっぱり何処か怪我を…]

え、えぇ…と、子供を司祭様と避難部屋に誘導する時には居なかった、かなあ。あ、でも、僕が気付かないだけで教会に居たのかもしれないし…その間の襲撃は全く無かったし…

[単に被害が来なかっただけか、ミツボシが教会を守って居たかは判別が付かない。先程のミツボシ>>65>>66との会話を思い起こそうとする。確か…]

(87) 2015/01/17(Sat) 17時半頃

【人】 馬鹿 イワン

多分、ブリッジや街には行ったんじゃないかなあ。
ブリッジに戦力が集中してるから、子供達を守ろうとこっちに来てくれた筈だよ。

あ、でもミツボシちゃん諜報だし……行ったとは断定出来ないのかな。

[イワンの知らない別の方法>>0:7で情報を入手した可能性もあるかもしれない。]

ブリッジは囮で、ええと、裏をかかれたとか言ってたっけ。

[ミツボシが話していた、ブリッジや街に居るのは下級の吸血鬼や眷属ばかりという話も交えながら、故に、ミツボシが指揮クラスの吸血鬼が居ると話していた概要を語る。]

ケイイチくん、大丈夫?
顔色が酷く悪い。怪我をしたのかい。なら早く治療を……

[イワンも片膝をつき、ケイイチの肩に手を置こうとする。]

(88) 2015/01/17(Sat) 17時半頃

【人】 馬鹿 イワン

― 回想・幕間 ―

[全てはタイミングの問題だったろう。あの時、ケイイチ>>70が現れなければ護符を取り出し、剰え望まれれば快く吸血姫に渡しさえしただろう。
そんな運命の悪戯を知る者は居ない。もし知る者が居たならば、恐らくはそれは全てを見通す観測者《ウォッチャー》くらいだったろう。

そしてまた。怒り出したかは分からない。
記憶の無いイワンは嘆くことすら出来ないのだから。*]

(94) 2015/01/17(Sat) 18時半頃

【人】 馬鹿 イワン

― 教会 ―

[イワンが喋っていた言葉を遮るように放たれたのは、
ケイイチから>>92の殺意の籠る言葉と眼差しだった。]

………。

[驚いた顔をしたものの、イワンは、にこっと笑った。
赤い瞳が愉しげに細められているのには、内心あわわわとなっていたのだけれど。]

(96) 2015/01/17(Sat) 19時頃

【人】 馬鹿 イワン

[勿論、赤い瞳が見えていればの話。黒髪の合間から見えない限りは、ただイワンは笑顔を浮かべただけだろう。]

ううん、良いよ。
怪我をしてないなら、良かった。

[身に覚えのない殺意、言葉の刃、行いの列叙。
ケイイチへも何か自分がしてしまったのかもしれない。
謝罪を受ければ、それでおしまい。気を悪くすることは無い。]

(97) 2015/01/17(Sat) 19時頃

【人】 馬鹿 イワン

あのさ、ミツボシちゃんを追いかけてみる?

[去りかける背に声をかける。
何故、そんな言葉を掛けたのか自分でも分からない。]

僕にはよく分からないけど、ケイイチくん、ミツボシちゃんが気になってるんだろう?
君の足では追いつけないかもしれないけど、…僕に乗って行きなよ。

[ケイイチが断れば、そこで、この話は終わりになる。]

(98) 2015/01/17(Sat) 19時頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 19時頃


【人】 馬鹿 イワン

分かった。
じゃ、僕は一言司祭様に伝えてくるね。

[イワンはケイイチに断ると、一度教会の奥へと向かい、司祭に商業ビルに向かう旨を伝える。出来るだけ早く戻ると言い、その間はガーディが来てくれるかもしれないことを伝える。]

む。

[はたと何かに気付いたかのように声が洩れた。]

………。うん、司祭様を通じて、ミッシェルちゃんにまた頼んだけど、ちゃんと変化するか不安だな……。

[通常の服だと完全に獣化した時点で弾ける。裂ける。更には、元に戻った時は全裸である。それを防ぐ為に、組織の服職人に頼んだりした訳だが。悩んでいても仕方無い。答えが出ない事は深く考えない質だ。]

獣化中は消えてくれる服を作れるとか、どういう技術なんだろうね。…服に入れた持ち物は僕の毛皮の中にでも入っているのかい。

[謎技術にイワンには珍しくぼやきつつ、ケイイチの下に戻りながら獣化した。]

(102) 2015/01/17(Sat) 20時頃

【人】 馬鹿 イワン

[ケイイチの下に戻って来たのは、イワンの鞄を首回りに提げるというよりはやや巻いてる形になっている、雪のような狼だった。微かに灰色の面影のある白い獣の四肢は太く爪は鋭く、首元周りの毛は他よりもふさふさしている。黒い鼻面から尾の根元までの大きさ、つまり体長は、2m強ほどの巨大な狼だった。]

 クゥ・・・
 《じゃ、行こうか》

[甲高い声で小さく啼く。完全に獣化した際には、囁きという力で相手に声を伝える為に、意思疎通には問題が無い。両耳を伏せて、ケイイチに緩く尻尾を振っている。]

(103) 2015/01/17(Sat) 20時頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 20時半頃


【人】 馬鹿 イワン

[人の時と眸の色だけは変わらない。冬芽色の眼差しをケイイチに向け、頭を撫でられればくすぐったそうに眸を閉じた。]

 クゥゥ・・・
 《ミツボシちゃんが?え、えぇ…。》

[冬芽色の眸を開けて、ケイイチに本気で言ってるのという目を向ける。否定する訳ではなく、発想に驚いている様子だろう。]

 クー・・・ゥン?
 《吸血鬼ってこう牙がグワーって出て、眼も赤くて、
  肌も血を喪ってますみたいに蒼白いんじゃ、…ミツボシちゃんのまま、味方してるってこと?》

[上位の吸血鬼の特徴を知らないイワンは囁きに呟きを落とした。それでも、向かう事を今更止める素振りは無い。]

 ウー・・・、ォン
 《う、ううーん。今の僕は狼なだけで、…君の異能を使わず、僕が風下から向かえば、ミツボシちゃんも気付かないんじゃないかなあ。》

[ケイイチを振り仰ぎ、困ったように首を傾げる。そんな難しいこと分かりませんと言いたげだ。くいっと服の裾を軽く噛み、教会の外に出るよう促す。扉の開け閉めはケイイチに任せて、乗るのは教会の外での意だろう。]

(106) 2015/01/17(Sat) 21時半頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 21時半頃


【人】 馬鹿 イワン

[やけに撫でられるなあと思ったが悪い気持ちにならないので、撫でられた時は気持ち良さそうに撫でられている。硬めだがもふっとした手触りだろう。]

 クゥ
 《分かったよ。》

[教会の外に出るとケイイチが乗り易いように背を屈めた。]

 ウォン
 《君達は教会の護衛の狼くん達?宜しくね。》

[教会の外の狼達に出逢えばそんな言葉をかけて。]

 クゥゥ・・・
 《僕の毛でも鞄のベルトでも握ってて。顔は伏せておいた方が良いよ。》

[背中にケイイチが乗ったのを確認すると、出発する。最初は歩きから軽く走り始め、次に風に乗り、そして自らが風になる。音もなく駆け続ければ、見る見るうちに辺りの景色は過ぎ去り、時速は通常の法定速度をゆうに越えた。
ブリッジは立ち入り制限が既にかけられた>>11が、七転学園が吸血鬼の手に落ち、更には被害は広がっている>>63。市街地にも何らかの制限が、そして吸血鬼の存在にいまだ気付かぬものも異様さを感じとっているのだろう、道路に人の姿は見えない。]

(109) 2015/01/17(Sat) 22時頃

【人】 馬鹿 イワン

[無人のアスファルトを走り、置きっ放しの車で走り抜き難い場所があれば、車を踏み台に跳躍し、次の車の天井やボンネットを凹ませて着地し、また走り続ける。
トップスピードに至れば、一般人なら目を開けていられないだろう。
風の向きを確認しながら、商業施設達が見えて来ると風下より近づくルートを選ぶ。やがて、ミツボシが向かうと言っていた商業ビルが見えてきた。
吸血鬼や眷属の姿はどうだっただろう?見えれば、警戒をしながら近づいただろう。]

(110) 2015/01/17(Sat) 22時頃

【人】 馬鹿 イワン

― 商業施設付近 ―

 ・・・・・・
 《僕の背に伏せていて。
  ここも、落ちてるみたいだね。》

[囁きにはミツボシへの心配の色が微かに滲む。
一階は吸血鬼や眷属達の出入りが多い。では、二階は?主体は一階なのだろうか、…今は途絶えているのか屍の姿は無い。別の建物の影から商業ビルの二階へ向けて短い助走で跳躍し、ケイイチを促そうとする。
何事も無ければ、二階の入口からそっと入ろうと試みるだろう。音も無く侵入し、一階の様子を窺う為に。*]

(113) 2015/01/17(Sat) 22時半頃

イワンは、ケイイチの動きに従うつもりで。

2015/01/17(Sat) 22時半頃


イワンは、ミツボシを探そうとするだろう。

2015/01/17(Sat) 22時半頃


馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/17(Sat) 22時半頃


【人】 馬鹿 イワン

― 商業施設・1F ―

 《意志を、…持ってないのかな。》

[ブリッジで戦う事の無かったイワンだが、ケイイチの誘導の最中に小さく囁きを落とした。商業施設内にある雑多な物陰は、時には小さく、物陰を中心に吸血鬼や眷属とは反対側に周りながら何とかやり過ごす。もし明瞭な意思あるものがいれば……結果はどうだっただろう。
とかく、最後にはミツボシが居る場所へと辿りついた。イワンの耳は、指示を出す彼女の声を捉える。]

(118) 2015/01/17(Sat) 23時半頃

【人】 馬鹿 イワン

[ケイイチが見たイワンの姿は戸惑うばかりだったろう。信じられないといった眼差しだが、ミツボシの声もそして微かに感じる爆発物の匂いは、“こう”であって欲しいという気持ちを易々と裏切る。]

 クゥ・・・

[辺りは殺気立つ吸血鬼や眷属。それを制するミツボシに、夜の挨拶。ケイイチを乗せたままなら微かに後退ったが、ケイイチが降りてその身から蔓を伸ばし始めれば、ケイイチの後ろに一歩下がるようにして、夜の演者達と対峙するだろう。今回、緩く振られる尾は喜びの証では無い。]

(120) 2015/01/17(Sat) 23時半頃

【人】 馬鹿 イワン

[下級の吸血鬼や眷属、彼らは血を介した感染や血を抜かれる事による魔物化だろう。彼らが“人として死んでいること”については、イワンも異論は無い。だが、それでも動いている…“生きている”…と彼らのことを思ってしまう。
淡々とした冷たい言葉に返す言葉は無く>>121、イワンからの囁きは無かっただろう。]

 ウゥ・・・
 《爆弾の匂いがする。この街を壊してしまうつもりなのかい。》

[軽い唸り声。微かに鼻面近くに皺が寄る。
それでも、ミツボシへ向ける狼の眼差しは、まだ、敵意には満ちていない。]

(122) 2015/01/18(Sun) 00時頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 00時頃


馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 00時半頃


イワンは、ケイイチの邪魔をするつもりは無いが、自分自身は人型をしたものを殺すことへ躊躇いを感じている。**

2015/01/18(Sun) 01時頃


【人】 馬鹿 イワン

― 十数年前・挿話 ―

[双眸は満月よりも眩くされど濁った金。
夜闇の中で狂気に揺らめき血を啜る化け物。
月光は闇に鎖されるべき路地裏を煌々と照らし、
男の眼差しには、生きている時にあった炯眼は無く、
喰い破られた喉元は、たくたくと血の河を作り、冷たい石畳を潤わせる。
頸骨が完全に砕かれた音が路地に響く。
ずるずると獲物を引き摺りながら近づく音。
狼の足音はせず、白灰の塊だけが存在を示す。
べろりと口元の血を舐めた後、首の振りだけで男の身を路地の傍らに投げ出し、逃げた獲物を追いかける。]

[適うならば無惨に生きたまま喰い殺せ]
[それがオーダー。意味を尋ねることは無い]

[最初の男は生きた侭喰い殺しきれなかっただろう。
狼の口元が歪む。まるで笑みを浮かべるように。
ターゲットは、吸血鬼に敵する夫婦だった。]

(124) 2015/01/18(Sun) 02時頃

【人】 馬鹿 イワン

[飛び掛かり押し倒した女の腑を生きたまま喰い破る。
その所業はきっと、子供が見るには凄惨に過ぎる光景だったに違いない。辛うじての救いは、その食事は路地裏の影の中でだったこと。
月の光は届ききらず、微かな陰影の違いで、何が行われているかは明確に分からない。]

[全てが終わった後、路地の影の中で狼が立ち上がる。
否、人が立ち上がる。…“ライカンスロープ”だと知る機会はその時か、似たような事件の話からだろう…。

人のシルエットが、ふらりと半身を捻り振り向いた。
眼差しは金のまま、何かの物音が聞こえたかのように。
瞬きひとつせず見開かれた双眸から、何かが零れる。
涙だったのか、浴びた血の一部か。シルエットだけからでは分からない。
だけど、狼はどっちでも構わなかったに違いない。
魔眼の虜で無くとも、その頃にはきっと、狂っていたに違いないのだから。
人の味を覚え、外道に堕ちた獣を救うものは、悪魔か聖女か、…或いはどうしようもないくらいの…人間くらいだ。]

[再び、人のシルエットは狼に戻り、路地裏から狼は去る。後に残されたのは……**]

(125) 2015/01/18(Sun) 02時頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 02時半頃


【人】 馬鹿 イワン

― 商業施設・1F ―

[ミツボシの声>>126に、はっと信じられないものを聞いたような眼差しでケイイチを見上げた。]

 オ、オゥン・・・?
 《ケイイチくん、僕知ってるよ。それ、死亡フラグって言うんだよ。》

[囁きの呟きは真面目なもので心底心配している。]

 クー・・・
 《僕は、この戦いが終わったらチャールズさんにチョコを作りたいけど。》

[もっとも、ミツボシに眼差しを向け直し落とした囁きで台無しだったが。教会の子供達にチャールズと仲が良くなるにはどうしたら良いか相談した結果、今年はバレンタインの時にチョコを渡すのを奨められたのである。
悪戯だとか騙されているとも思っていないイワンはそういうものかな?と思いつつ奨めに従った。…首謀者は、トニーとゾーイである。]

(133) 2015/01/18(Sun) 11時半頃

【人】 馬鹿 イワン

[余談だが、去年は去年で奨めに従い、クリスマスの時期にマフラーを編もうとして、時間が足りずに緑色の正方形の中にピンク色の大きなハート型のハンカチだか鍋敷きだかなものを渡そうとしたのは、ここだけの秘密だ。]

 クル・・・

[蒼色の炎>>128は離れていても熱を強く感じる。下からの蒼い炎はミツボシの貌に魔性の美しさを、熱に煽られた黒髪は妖艶さを醸し出していたか。
ケイイチの蔓が>>130誰彼構わず刺殺するのが視界に映る。ケイイチに引く意志は最早無いだろう。]

 ウゥ
 《カリュクスちゃんが来てるんだよね…だったら、》

(134) 2015/01/18(Sun) 11時半頃

【人】 馬鹿 イワン

 ォオォォ――――――――――――――――――ン

[頭上を仰ぎ高く長く遠吠えを行う。
哀しげにも聞こえる咆哮は何処まで届いたか。]

(135) 2015/01/18(Sun) 11時半頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 12時頃


【人】 馬鹿 イワン

[啼き終えれば自分に出来ることを行う。第一線で戦うことこそ無いが、ケイイチが死者生者の区別なく殺すことを、今どうこうは言えない。事態は切迫している。何も言わずに光景を眸に映し出すだけだ。今は。]

 グル・・・

[蒼炎に既視感を覚えた。女性の背中と蒼炎>>0:60>>21の。其れは夢でしか見れない>>37、心の底に残ったたった一つのもの。]

 ・・・

[雪色の狼は頭を振り、駆け出した。
人型をしたそれらを自分が殺そうとするのはどうしても躊躇いが生まれる。青炎を避けて回り込み>>131、爆弾を持った人間達を一撃で気絶させる為に、追い縋り飛び掛かる。]

(141) 2015/01/18(Sun) 13時頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 14時頃


【人】 馬鹿 イワン

― 少し前 商業施設・1F ―

 ク、クゥン・・・クゥ
 《死亡フラグはね、突っ込むと消えるらしいよ。》

[突っ込みへの囁きは普段通りだったが、啼き声はやや違っていたか。気まずそうである。緩く尾も振って誤摩化していた。
昨年、プレゼントを渡す段において、ケイイチからの”止めておいたら”との言>>142には、「やっぱり形が悪いよね…。」と、助言を勘違いして受け止めただろう。アクリル毛糸で編んでいた為、ケイイチにそこで止められていたならば、教会のアクリルたわしとして、まだ活用されている筈だ。]

(145) 2015/01/18(Sun) 15時半頃

【人】 馬鹿 イワン

― 商業施設・1F ―

[天井の崩落。]

[商業施設の天井材に蔓が攻撃を加え破壊する。
頭上から瓦礫が零れ落ち粉塵舞い、蒼炎が蔓を燃やし…終わることの無い、到底、イワンからは割り込む事の出来ないと感じる歴戦者同士の戦い。見ようによっては苛烈だが優雅な舞いでもあったかもしれない。
別の見方によっては、…喰らい合いか。]

[そこから少し離れた場で、魔眼の虜となった人間を前から襲いかかり押し倒した。巨体による一撃は、床に強く人体を叩きつけ、肺の空気を叩き出す。一撃を加えると同時、手に持った爆発物を払いのける前肢の動き。]

 ウゥ・・・
 《ここから先は行かせないよ。》

[威嚇の唸り。
それでも逃してしまった者は居るだろう。
…勿論の話だが、離れている為にミツボシ>>139の絶対領域等は見えもしない。]

(149) 2015/01/18(Sun) 16時頃

【人】 馬鹿 イワン

[操られた人間の体を麻痺させ、心の中で謝りながら打撃で気絶させたり、とそうこうしているうちに、次は吸血鬼と眷属が近づく。自分が行動不能にさせた人間数人を背に、彼らを守るように対峙する。]

 ルルゥ
 《…こうなっちゃうよね。》

[それでも、殺したくなかったのだから仕方無い。彼らを生かしても、どうやってここから救出するかという問題も残ってはいるのだが。
尤も最大の問題は、吸血鬼や眷属に爪を振るえるか、だ。]

 (ッ、)

[何も思い出せない、筈なのに。爪は命を奪うことに躊躇いを見せた。振るった攻撃は、浅く薙ぐだけに留まり、眷属からの攻撃を受ける。厚い毛皮の前に傷らしい傷は負わないものの、戸惑うように退く。]

[火薬による煙が晴れたなら、丁度退いた直後、眷属と対峙した狼がミツボシとケイイチから見えるだろう。]

(151) 2015/01/18(Sun) 16時頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 16時頃


【人】 馬鹿 イワン

[……覚悟を決め、無理に牙を剥き、飛び掛かり様に眷属に爪を振りかざした。砕いたのは脳幹で…つまり頭を、砕く。床の硬さも利用して、押し潰すように。]

 クゥン・・・

[嫌悪感か哀しみか、それとも分からない欠如感を感じ、次の攻撃に直ぐさま移れない。赤と灰の飛沫は、商業施設の床に零れている。屍体だ。これは既に吸血鬼に命を奪われた死骸だ。ならば、何が爪を鈍らせるのか。]

[それでも、立ち止まる訳には行かない。大きな隙を付いて襲いかかる低級の吸血鬼を巨体を回転させ、体当たりする様に弾き、柔らかな腹部へ向けて、意識的に爪を突き立てようと]

(157) 2015/01/18(Sun) 17時半頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 18時頃


【人】 馬鹿 イワン

[…した時には、魔眼の吸血姫がそこに居ただろうか。
ぱっと低級吸血鬼から退き、戸惑うように更に後退する。
ただ、幻覚の様にイワンの目の前に子供達の死を映すのみであれば、護符自体何も呼応はしないだろう。]

 ・・・クルル

[勿論、子供達が居れば守る。けれど、……。]

(158) 2015/01/18(Sun) 18時頃

【人】 馬鹿 イワン

[冬芽色の双眸を向けて、ミツボシに語りかける。]

 クゥン、クゥ
 《ミツボシちゃん、今ならまだ…間に合わないかな。
  殺し合いなんて止めて、手を引いて…これ以上、被害を出すのを止められないかな。》

[商業施設に入ってから下級の吸血鬼に眷属は見て来た。
けれど、意思ある吸血鬼はおらず。意志ある吸血鬼が、ミツボシだけなのだとしたら。彼女が止めると言葉にしてくれたなら、この…戦いは終えられないだろうか。
望みを託して、語りかける。
緩く、尾を振り、哀しげに。
それは、彼女ひとりだけなら、悲し過ぎると言いたげでもあった。]

[たとえ、同じ幻影を見せられたとしても、それだけは囁かれた筈だ。]

(161) 2015/01/18(Sun) 18時半頃

【人】 馬鹿 イワン

[一度、瞬く。守らなければ、子供達は死んでゆく。
それでも、未だ、爪が鈍るのは。]

 《僕は、きっと薄情なんだろうな…。
  子供に手出しされたくないって言うのに、爪が上手く振るえないなんて。》

[ジリヤの胸を抉った記憶は無い。…無いが故のものだ。
きっと戦えることは戦える。惑っても、躊躇しても、最終的には。
戦いが深まれば、遠慮無く振るう事だって、出来るようにはなるだろう。記憶に無い、嘗ての動きから遠くあっても。
…これは、無意識に、まるでトラウマの様に刻まれた忌避感情めいたものが根本原因なのだ。記憶が無い為に露にならない、ストッパーじみたもの。
けれど、]

 ルル・・・
 《…そうか、すごく、残念だな。》

[無理という断定>>162が、爪を振るう切欠になる。
躊躇いながらも、致命傷で無い軌道でも、眼差しを強めて、ミツボシに一撃を振るおうとする。幻影の子供達を守る為にか、それとも今所属しているのがDark Sixであるが故にか、或いはそのどれでも無いのかもしれない。]

(164) 2015/01/18(Sun) 19時頃

【人】 馬鹿 イワン


 ルル、ル
 《僕は、すごく哀しいよ。》

[唸りは小さく歌のように。
血に酔い殺戮を心から愉しんでいた過去を喪った獣は、道を分かつように、“吸血姫”に爪を振るう。]

(165) 2015/01/18(Sun) 19時頃

【人】 馬鹿 イワン

[北方の動物は体が大きくなる傾向がある。

獣化という異能を代々継いで来た血脈。過去には狩られ追い立てられた異分子でもあるだろう。
イワンの記憶には無いが、彼の母方は白狼、父方は瘴狼という精神干渉の力を持つ末裔だった。精神干渉は廃れ、妹にだけ先祖還りのように発現したが、代わりの様にイワンは低い精神耐性となった。

それは、イワンが獣化出来る代わりの様に、妹ジリヤが獣化も出来ず物理耐性が低いのと、丁度対とも言えただろう。]

(169) 2015/01/18(Sun) 19時頃

【人】 馬鹿 イワン

 オォ――――――――――――――――――ン

[吼え、猛る。毛はふわり膨らみ、牙を剥く。
駆けた。蒼炎を燃えるのも構わずに駆け、去りゆくその体へ向けの追撃。当たるかどうかなど、考えてはいない。去りゆくままであれば、せめて吸血姫と眼差しは交差しただろうか?
哀情と親愛を綯い交ぜにした哀しい遠吠えが響く。
最早帰らぬ、ミツボシという少女が居た、日々への*追悼*のように。]

(170) 2015/01/18(Sun) 19時頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 19時半頃


馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 21時半頃


【人】 馬鹿 イワン

― 商業施設・1F ―

[吸血鬼達をその巨体で弾き、吸血姫>>172に飛び掛かるも、勢いは相殺され、狼は床に転がる様に体を擦り付け、炎を消して再び立ち上がる。一連の動作だ。
闇へと消える吸血姫を見やる双眸は、やはり敵意を浮かべられず、唯、見送る眼差しだっただろう。
やがて、ケイイチの元へ>>171と駆けて戻って来ると、真直ぐに見つめられた。]

 クゥ・・・
 《ケイイチくん、ありがとう。この人達を守っていてくれて。》

[少し恥じ入りつつも感謝に満ちた囁きだったか。拒まれないなら、黒い鼻面をケイイチの掌に押し付けて、ぺろりと手を舐める。]

 クーン
 《分からない…けど、司祭様ならきっと、助けてくれると思う。》

[問いかけにそう答えると、脱出を促されただろうか。イワンは、蔓で人間達を体に巻き付けられる間大人しくしていた。建物を脱出してからは、ケイイチも背に乗るよう促し、駆け出し始めただろう。
下級吸血鬼や眷属達が邪魔をすれば、強行突破、もしくはケイイチの蔓が相手を切り裂いたか。行きよりも時間は掛かったものの、無事、教会へと辿りついただろう。]

(181) 2015/01/18(Sun) 22時頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 22時頃


【人】 馬鹿 イワン

― 教会 ―

[教会には既にガーディが来ていただろうか?
来ていたなら彼と幾つか会話を交わしただろうし、来ていなければ、そのままケイイチと共に、司祭の下へ向かうことになったか。
自分の体から、魔眼により虜となった人間達を降ろすと、完全な獣化を解く。…物陰で。服がちゃんと戻ったのなら、安堵しながら物陰から出て来る。]

司祭様、…この人達、その……
ミツ…吸血鬼に、虜にされてるらしいんです。

[イワンからは上手くミツボシのことを言い出せなかったが、ケイイチが要領よく説明し始めるなら、イワンは彼の話を邪魔することは無いだろう。]

司祭様は護符を作れる…んですよね。
なら、精神浄化…とか、その、詳しいことは、分からないけど、彼らの呪縛を解けませんか。

[司祭は難しい表情をしていたが、やがて了承し人を安心させるような笑顔を見せただろうか。…後方支援部隊長>>13…その役職柄と人生経験は、彼に深い叡智を与えているのだろう。]

(184) 2015/01/18(Sun) 22時半頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 23時頃


馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 23時頃


【人】 馬鹿 イワン

― 教会 ―

宜しくお願いします、司祭様。

[はぁ、と安堵の溜息を洩らした。
司祭は一室を使い、解呪を執り行うと言う。
後は任せ、元の場所へと戻って来た。*]

(189) 2015/01/18(Sun) 23時半頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/18(Sun) 23時半頃


馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/19(Mon) 00時頃


馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/19(Mon) 00時頃


【人】 馬鹿 イワン

― 回想・商業施設 ―

[ケイイチの眸に宿る昏い影を見上げた。小首を傾げるように傾け、微かに震える手をもう一度ぺろりと舐める。]

 クーン
 《ケイイチくん》

[躊躇うように。けれども、囁きは落とされた。]

 ゥー・・・
 《君に、神様のご慈悲がありますように。》

[大きな尾をふさふさと揺らして冬芽色の双眸はずっとケイイチを見上げていた。]

(197) 2015/01/19(Mon) 00時半頃

【人】 馬鹿 イワン


 オーォ・・・ン
 《僕にはよく分からないけど、
  神様はずっと見守っていてくれるらしいから、
  君はきっと大丈夫だよ。
  駄目だったら、神様に届くように、僕が、祈ってみるから。》

[鼻をくんくんと鳴らして、多分人の姿ならにこにこした笑顔を浮かべるような愛情表現を全身で表す。ケイイチが何に怯えているのかは分からない。
浮かぶのは赤い瞳のことだが、それだってよく分からない。けれども、愉しげに細められていたあの眼差し>>92は、慌てもしたけれど、何処か、郷愁を感じていた。何処かに置き忘れて来た、記憶のような。*]

(198) 2015/01/19(Mon) 00時半頃

【人】 馬鹿 イワン

― 回想・教会 ―

 ォン!
 《君とは初めまして…かな。
  僕はイワン。異能は獣化だよ。》

[ガーディ>>195が迎え入れてくれたなら、人々を背中に乗せながらも尻尾を振り、囁きで自己紹介をしただろう。*]

(205) 2015/01/19(Mon) 01時頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/19(Mon) 01時頃


【人】 馬鹿 イワン

― 現在・教会 ―

[先程のシーンを思い出す。淡々と語るケイイチの報告>>196を。…「"今回の事件に関して"は」]

 (きっと、僕は、殺してるんだろうな。)

[覚えてなくても、分かる。人々の見る眼差しに含まれる棘に、降り注ぐ言葉の刃、無数の言い知れぬ殺意は。何の記憶も無い時分から降り注いでいた。
簡単な事も、最初は出来なかった。組織の構成員から“馬鹿”と言われるのとは別の、本来の意味で、馬鹿だと言われることだって、多い。]

[もし] [もしも] [記憶が戻ったらどうなのだろう]

[考えたことがある。異能を使いこなし、もしかしたらもっと皆を助けることだって出来るんじゃないかと。致命傷を躊躇わず行えるのではないかと。けれども、人々の眼差しが、別のことも考えさせた。]

[それだけの憎悪を向けられる所業をした自分は何だったのかと]

(207) 2015/01/19(Mon) 01時頃

馬鹿 イワンは、メモを貼った。

2015/01/19(Mon) 01時頃


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