158 雪の夜に
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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嗚呼、聞こえ る。やつの足音が聞こえる……。
(0) 2013/12/18(Wed) 22時半頃
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その日の漁を終え人もまばらなその港の桟橋に、小さな女の子とその母親が手を繋いで佇んでいた。
冬の日は早くに沈み、空には橙と紺が入り混じる。
(#0) 2013/12/18(Wed) 22時半頃
帰ろう、幼い娘にそう言って聞かせる。
けれども、娘は大袈裟に首を振ったまま、じっと色を暗くする水平線の向こうを見ている。
漁船の舳先にとまっていた海鳥が何度か鳴いた後、母親がもう一度口を開こうとしたその時、おかあさん、と女の子は声をあげ、視線の先へと真っ直ぐに指をさした。
(#1) 2013/12/18(Wed) 22時半頃
目をよく凝らせば、それはまだ遠く。
けれど、ちらちらと輝く光がその存在を知らせていた。
ひらり、空からは雪が舞い降りた。
(#2) 2013/12/18(Wed) 22時半頃
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― 海に面した坂道・雑貨屋『ティモシー』―
[老人は鐘の音を聞いてから、 店を締めようとゆっくりカウンターの奥で立ち上がった。 >>#1それは少女が海を指さした少し後の時間。 窓は黄昏から、急速に冬の夜の色へ移り変わろうとしていた]
(1) 2013/12/19(Thu) 10時頃
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― 海に面した坂道 ―
[少女は息を切らせながら、小走りで坂をのぼっている。 時折、港の方を振り返る。 海の上にある影は、かなり大きくなり、近づいてきていた。]
おじいちゃんっ!
[慌てた声で少女は雑貨屋ティモシーのドアを開けた。 はぁはぁと肩で息をしている。 外は寒く、息は白くなり、消えてゆく。]
(2) 2013/12/19(Thu) 11時頃
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船、来たって! 私、ちょっと港の方見に行ってきてもいいかな? お店、もう締めちゃうよね? 手伝うから、おじいちゃんも見に行く?
[息つく暇もなく、少女は店の中の老人に向かい言葉をかけた。 老人の返答を待っている間もちらちらと港の方を見てはひどく落ち着きが無かっただろう。]
(3) 2013/12/19(Thu) 11時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/12/19(Thu) 11時頃
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─ エレクトラ号、甲板 ─
[ひらり、空から舞い降りた白に引かれるように男は顔を上げた。 先から外で作業を続けてきた手は、すっかり赤くなっている。 吐き出す息が白く煙る。 少し白に歪む向こう、波の向こうに、 夕闇に沈む黒い山並みと微かな町明かりが見えた。 男は少しの間手を休め、目を細めて町の小さな火を見やった]
おう、久しぶり。
[一人口の中に落とした呟きは、まだ遠い向こうへと向けたもの。 目を眇め、ゆらと揺れる船上で何かを探す顔になる。 けれど遠い船の上から家の見分けは未だつかぬ。 やがて諦めた男は、はっと小さな息を零した。息が白く煙る]
(4) 2013/12/19(Thu) 12時頃
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[大きくなっただろう。と、次は声になることはない。 けれど呼びかけと同じに、瞳の色は柔らかくなった。 あの年頃の少女の成長は早い。女らしく綺麗になっただろうか。 それともやはり、変わらず駆け回っているのか]
………。
[想像と、やがて来る再会の予感に男の口端が上がった。 再び手元に顔を戻し、手元の綱をぐいと引っ張る。 帆がばさりと頭上で風を打った。甲板に男たちの掛け声が響く。 町は、次第に形を大きく現しはじめている*]
(5) 2013/12/19(Thu) 12時頃
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>>2>>3
ソフィアかい。ああ、船が見えたのかい。 また無事にここにこれたか。
――・・・・・・。
[駆け込んできた孫に老人はゆるく視線を流し、次に目尻の皺を深くさせる]
先に行っておいで、待ちきれないんだろう? ああ、そう、持っていきたいなら、なにか土産を持っていくといい。
[可愛い孫の弾んだ声に、それは彼女が待ちきれないなにかをその胸に秘めていることを表している。 それを少し、落ち着かせるように、店内、可愛らしい菓子が並ぶほうを指さした]
(6) 2013/12/19(Thu) 12時頃
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えっ、でも…
[一緒に行こうよ、と小さく言葉を続けるにも、矢張り待ちきれないといった様子の少女は、一瞬寂しそうな顔を浮かべた後に何度か頷いた。]
うん…、じゃあ、先に行ってるねおじいちゃん。 お菓子持って行ってもいいの? ありがとうおじいちゃん!
[ぱっと顔を輝かせると、少女は老人に抱き付いた後に菓子を選び始めた。]
(7) 2013/12/19(Thu) 13時半頃
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[どんなものがいいだろうと色とりどりの菓子をなぞる瞳は真剣そのものだが、口が開いてしまっていてその表情は年齢よりも幼さを感じさせる。 18になる日も、それ程遠くは無い。]
(8) 2013/12/19(Thu) 13時半頃
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じゃあ、行ってくるねおじいちゃん。 おじいちゃんも後でちゃんと来てね、きっとだよ。
[田舎の町には年に数度催される祭り以外に特にこれといって町が賑わう機会も無い。 祭りの時のような華やかさは無いが、いつもと違い人々の熱と活気にあふれた街を祖父と歩く事が、少女は好きだった。]
行ってきまーす!
[そう言ってドアを閉めると、少女は坂を走り出した。 足元まである広がりの少ないロングスカートだが、少女は躓いたりもたついたりすることも無く坂を下りてゆく。 カーディガンのポケットは、結局選びきれなかった菓子でぱんぱんに膨らんでいた。**]
(9) 2013/12/19(Thu) 14時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/12/19(Thu) 14時頃
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─ エレクトラ号 ─
… せや…ッ!
[大きく振り被る要領で、もやい綱を岸壁へと投げ渡す。 太い縄は宙に解けながら岸へと向かった]
おうい!!
[白い歯を見せて手を振れば、岸からも手を振り返す者がある。 年に何日ものことではないにせよ、常に立ち寄る船は馴染み、 港で働く者らと船乗りもまた馴染みだ]
(10) 2013/12/19(Thu) 16時半頃
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[船はゆっくりと岸壁へと寄せられた。 雪のちらつく外は冷え込むが、 身体を動かす男の身に寒さが沁みることはない。 それでも、手や耳は寒さにかじかんで赤く染まっていた。 男は岸に視線を落として、やがて再び何かを探す顔になる。 さらっと見渡し、何食わぬ顔でまた視線を戻す]
お疲れさん。
[傍らの仲間に声を掛けて、身を翻す。 ここの仕事はもう終いだ。 おうと掛かる声に、片の手を背に振り返す。
男は元々は、この町の出身である。 ただ、早くに船に乗った。 10年前に両親を亡くしてから、男は船乗りになって町を出た。 それからは陸の上より海の上で暮らす日の方が長い。 男にとって船は家、陸は時折立ち寄る遠い古里である]
(11) 2013/12/19(Thu) 16時半頃
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[今日は、その古里への帰郷である。 自分の寝床へと行き、ささやかな荷物を詰めた袋を担いだ。
この小さな袋が男の財産だ。 この日の為に異国で仕入れてきた土産も全てこの中にある。 幾つかの土産のうち、年頃の娘の気に入りそうな 異国の花の髪飾りは、特にしっかりと布に包まれてある。
それを背に担いで狭い寝床をあとにした。 船内は、男と同じく楽しげな期待に満ちた声でざわめいて*いる*]
(12) 2013/12/19(Thu) 16時半頃
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― 市場 ―
[ヒューは、鐘の音>>1を聞き、人や建物の隙間に静かに横たわっている水平線を眺め遣った。 夜の藍色が、夕日の色へ圧し掛かり、真冬の海へ沈めようとしている。 鐘の音を聞き終えて、彼は作業の手が止まっていた事を自覚した。]
(13) 2013/12/19(Thu) 18時頃
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[ため息をつくように長く、白い息を吐き出すと、魚の粘液や油で滑った石畳を踏んで、*店の奥へと引っ込んでいった。*]
(14) 2013/12/19(Thu) 18時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/19(Thu) 18時半頃
負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2013/12/19(Thu) 18時半頃
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―エレクトラ号― [厚く雲に塗り篭められた空は低く重い。 この季節の空は、決しては海とは交わらぬ色。
陽光の恵み穏やかなこの地の記憶、 懐かしいのは優しく晴れやかな青空だというのに、 いつだって思い出すのはこの季節だった。
この船でこの町を離れてから、もうどれくらいになるだろう]
……変わらないのね。
[その時も鐘の音は、響いていた。 水平線を見つめる小さな柔らかな手を握って、あの桟橋に佇んでいた。 もう帰りましょう、そんなつまらない言葉に、 あの子は波頭のきらめきをそのあどけない瞳に映して――]
(15) 2013/12/19(Thu) 19時頃
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[手放してしまった、 その手。その声。そのぬくもり]
(16) 2013/12/19(Thu) 19時頃
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[セーブルにちらつき始めた雪、 その寒々しさに女の肩は細く震えた]
……駄目ね。
[今更、何を未練がましく思うのだろう。 過去に纏わる全ては、捨て去ったはずなのに。
つば広の帽子を目深に被る、 女の紅い唇からは、白い吐息が零れた*]
(17) 2013/12/19(Thu) 19時頃
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寡婦 パピヨンは、メモを貼った。
2013/12/19(Thu) 19時頃
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―エレクトラ号― [布の張る小気味の良い音が鳴る。 客室用の敷布全て、これで全て洗いあがった。]
う〜っ、手がかじかむ冷た〜! さ〜て、完璧! お勤めおしまい!
[水に浸かって赤くかじかんだ手を擦り合わせる。 揺られる船内の一室いっぱいに干された敷布を眺め 濡れた両手を合わせて満足げにニカリと笑った。
女はこの船の洗濯婦だ。 故郷と呼べる土地はない。生まれは船の上だった。 父親は船乗りで、母親のことはよくわからない。 祖父はかつては移民だったと聞かされている。]
(18) 2013/12/19(Thu) 21時頃
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[エプロンに濡れた手を押し付けて片付けをする。 そろそろ港に着く頃だと聞いていたので、 降りる準備をしなければならない。]
も〜うそろそろ着く頃じゃないのかい? 次はどの町だったっけ?
ああ、そうか! ヒューの残った町じゃないのかい!? したら、そうか、 久しぶりに会えるんだねえ。
[準備と言ってもめかしこむわけでもない。 大きな荷物を作るわけでも。 片手で持てる鞄の中に詰め込むのは 日用品と幾つかの着替え、宿数日分で充分だ。 後は上着を羽織れば、降り立つ準備は完了した。**]
(19) 2013/12/19(Thu) 21時半頃
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>>7
ああ、行くよ。 あの船がくると、自分の誕生日よりも年を感じる。 出迎えることができる喜びはいいものだ。
[孫娘が少し寂しげな表情をするが、 昔とは違う。 いつまでも可愛がりてしまう恐れがどうしてもあるのは、 やはりこの年齢まで生きると、いろいろとあったからだ]
(20) 2013/12/19(Thu) 22時半頃
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>>8
もう、大人になってしまうんじゃな。
[小さなソフィアを連れて、船を出迎えに行く。 はじめはその背に隠れて恐る恐る眺めていた少女が、 そのうち、すぐに手を離れて、船をきらきらとした目で眺め始めたのはいつからだっただろう]
(21) 2013/12/19(Thu) 22時半頃
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― 海に面した坂道 ―
[日の当たる時間が短くなった季節。 夜の帳がゆっくりと降りてきて、帰宅の合図の鐘の音が、からんからんと少女を家へと誘います。 日雇いや、海の男達が気もそぞろに、少女の帰り道へと先回りします。 少女の家は朝凪亭――酒場も兼業するこの店は、これからの時間こそ本番なのだから]
かえらなくっちゃね おうちにねー
[歌うようにふわふわと自らに言い聞かせ、顔をあげると、空と海の色が、刻々と交じり合う景色がみえました。 すんとひとつはなをすすり、息を吐くと、白いもやもやが浮かび上がりました]
(22) 2013/12/19(Thu) 23時半頃
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― 港へ ―
[そして、店の戸締りを丁寧にしたあと、港へと向かう。 途中、また鐘の音は鳴るだろう。**]
(23) 2013/12/20(Fri) 00時頃
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[いつついたのかもわからない、膝元の砂を払います。 家に砂をあげたなら、きっと怒られてしまうから。 ひゅうと吹いた海風に、彼女は肩をすくめて、小さな手をすり合わせました。 さむさのためか、鼻の頭まで真っ赤です。]
ううっ さむぅーーーい!!
[ばんざいをするように大きく体を伸ばすと、ほかほかと体の奥が温まります。 砂のついた石畳を駆けようとしたその時、遠くで声が聞こえました。]
ふね!?
[あたりを見ればどの子もどの大人も、港のほうを向いています。
ああそうだ、きっと、えれくとらごうがやってきたんだ。 もういちねんになるのだなあ。 ことしはこのじかんにごとうちゃくか。
どことなく楽しそうに交わされるうわさ話に、少女はなんだか体がうずうずとしてきてしまいました。]
(24) 2013/12/20(Fri) 00時頃
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ふねだあーーーーーーー!!
[言い出したのは誰だったのでしょう。 衝動に身を任せ、少女は港へと駈け出しました。 なにか忘れてるような気すら、しませんでした。 鐘が船を歓迎するように、またひとつ鳴りました。]
(25) 2013/12/20(Fri) 00時頃
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お使い ハナは、メモを貼った。
2013/12/20(Fri) 00時頃
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―朝凪亭―
あの子、まだ帰ってこないよ。 どこほっつき歩いてるんだろ…… もう店を開ける頃じゃないか。
[夜の藍色が随分と早く濃厚になり始める、冬の煉瓦造りの2階建ての建物。1階は酒場に、2階は宿になったこの建物の酒場のカウンターで、女が一人溜息をついている]
……外がなんだか浮ついてるけど。 港に船でも来たんだろうか。
[グラスの汚れを布で拭き取って厨房に火を入れ店を温めながら、客を迎える準備をする手は、休む事もない。]
(26) 2013/12/20(Fri) 00時半頃
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女主人 ダーラは、メモを貼った。
2013/12/20(Fri) 00時半頃
お使い ハナは、メモを貼った。
2013/12/20(Fri) 00時半頃
女主人 ダーラは、メモを貼った。
2013/12/20(Fri) 00時半頃
お使い ハナは、メモを貼った。
2013/12/20(Fri) 00時半頃
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― エレクトラ号 ―
着いた着いた、っと。 陸地も久々だな……さっぶ。
(27) 2013/12/20(Fri) 01時頃
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― 港 ―
[大きな大きな船の居住まいに、ハナは間抜けに口を開けて見上げていました。 普段港から漁に出る船がまるでこどものようです。 世界中を回るにはこれほどの規模が必要なのかということも、彼女には関係ありません。 大きな大きな船は、ハナの小さな身体どころか、視界全てをすっぽりと覆い尽くし、まるで星の見えぬ夜の世界のようです。 歓迎の声を上げる人々と、荒々しい船乗りたちが荷を下ろす掛け声で、周りはひと、ひと、ひとのお祭りのようでした。]
ふっわあ〜……
[ちらちらと舞う雪の中、大きな目をくりくりと動かして、やまのような船を伝うように歩き始めました。]
(28) 2013/12/20(Fri) 01時頃
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[頭上に白く重い雲と、ちらちらと降る白。 最後の手荷物をバッグに詰め込むと、ひょい、と肩に担いだ。 遠く坂から響くのは]
――鐘?
(29) 2013/12/20(Fri) 01時頃
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