26 Fairy Tales Ep.4
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― →森 ―
[村は診療所界隈に人が集中しているのもあり 他の場所を歩けば静かなものだった。]
…ッ、痛
[右腕の痛みに眉を寄せる。 それでも森の入口ほどまで来れば]
ソフィ …?
(19) 2010/08/13(Fri) 21時半頃
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あれは ――――…テッド?
…ッあぶねェ、ソフィ!
[何かを差し出すソフィの姿。 咄嗟に背負っていた弓を引いてテッドの肩や足に向けて数本矢を放つ。]
(22) 2010/08/13(Fri) 21時半頃
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何しに森に来てンだ、この馬鹿ソフィ。 いいから逃げろ。
[キリ、と弓矢を引けば今度は足元を狙い動きを抑制するように放つ。]
(25) 2010/08/13(Fri) 21時半頃
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…妹、 だと
[ぎり、と奥歯を噛んでテッドを睨み付ける。]
何をした。 これ以上、 何するつもりだ。
いいかげんにしやがれ!!
お前なんて…ッ ―――― 殺してやる。
(27) 2010/08/13(Fri) 21時半頃
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良家の息子 ルーカスは、若者 テッドに向かって剣を構えて斬りかかった**
2010/08/13(Fri) 21時半頃
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嘘を付くンじゃ…ねェ。 てめェが何もしてねぇわけ ねェだろう!!
[避けられても直ぐに次の動き。 剣先は常にテッドの命を狙うように追う。]
(36) 2010/08/13(Fri) 22時半頃
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良家の息子 ルーカスは、店番 ソフィアの笑い声が聞こえれば眉を顰めてるもその声はどこか遠くで
2010/08/13(Fri) 22時半頃
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――― ッ
[何か瓶の中身がこちらへ向かって来たと見えれば 目を細めて一気に横へと飛ぶ。]
首がどうしたってンだ。
[再び体勢を整えれば首を狙って剣が薙ぐ。]
(39) 2010/08/13(Fri) 22時半頃
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[背後からの気配、もとい声にテッドとその声の主を解るように身を翻す。]
…何だ、仲間でも呼んだってか。 ――― いいぜ、2人まとめて片付けてやらァ。
[土色の獣が飛びかかって来るのが横目で見えれば 距離を取る傍ら、足元の土を蹴りあげて獣の目を狙う。]
(41) 2010/08/13(Fri) 22時半頃
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はァ? 知るか。ンなこと。
[土色の獣の首のものと白い獣のそれは今の思考では一致せず 置いた距離を再び縮めるようにテッドへ向けて掛ける。]
(42) 2010/08/13(Fri) 22時半頃
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テッド、てめェなに今更言ってンだよ! お前らのせいでどれだけの 人 が死んだと思ってンだ!!
[剣はそれでも尚テッドの急所を狙うかのように動く。]
目ェ覚ます気ねェなら…俺が、この手で殺して…
[目の前で見えた姿、聞こえた声。 それは獣でありソフィのもの。]
…はァ?
今冗談言ってる時じゃねェぞ。 さっさと逃げろって言っただろうが!!
[左手で頭の上にチョップをかました。]
(45) 2010/08/13(Fri) 23時頃
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何の術かしらねェけどいいかげんにしやがれ。 殺されてェのか!
ポルクスは白い獣だ。 茶色じゃねェよ。
(46) 2010/08/13(Fri) 23時頃
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良家の息子 ルーカスは、店番 ソフィアの身体をそのまま後ろへ突き飛ばそうとして
2010/08/13(Fri) 23時頃
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―――― テッド、にがさねェぞ!!!!
[ギリ、と引いた弓矢はテッドのもう片方の足へ そして、 喉、脇腹 心臓を狙う。**]
(47) 2010/08/13(Fri) 23時頃
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良家の息子 ルーカスは、店番 ソフィアの伸ばす手は力強く振り払うつもりで**
2010/08/13(Fri) 23時頃
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[中身の違う人。 ソフィを再度見ればそこには妹の姿もあって]
ポー!! ソフィ、やめ…
[あたまに上っていた血が一気に引く感覚。]
「ルーカス」…?
[違う。 そうだ、違う。
ソフィは俺を ルーカスとは 呼ばない。
どくん、どくんと、体内を駆け巡る何かの音が響く。]
(59) 2010/08/14(Sat) 09時頃
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良家の息子 ルーカスは、若者 テッドの方へと歩むを止めずだが、途中、ソフィの方を振り返り
2010/08/14(Sat) 09時頃
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中身が違う人間になれる術があるとするならよォ
―――― 10年前、俺の親父の身体を使いあの子狼を殺し 親父の身体を狼に殺される時に戻し口を封じて
俺とポルクスをこうやって対立させる事も こいつには 可能だった って事だよな。
てめェは、そういう奴の力を 言葉を
どこまで信じンだァ?**
(60) 2010/08/14(Sat) 09時頃
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失策かはガキだったから覚えちゃァいねェさ。
けど、俺だったら親父と同じ策を取ったとは思えねェし 別に親父がしたことを認めてないわけではねェよ。
[>>63ソフィの言葉も同時に否定して]
可能性の話さ。
そういう奴がいるってのが目の前で立証されてンだぜ。 俺としてはポルクスとケリつける前に てめぇもどうにかしねェといけねぇって思えるけどな。
[相変わらずテッドから視線は外さずのまま]
てめェのその口調、 誰かに似てンだよな。 10年以上前から、そして最近も 聞いた気がするぜ。
(64) 2010/08/14(Sat) 21時半頃
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[ぎちりぎちりと締め付けるような右腕は言う。]
……なぁ、ポルクス。
[ こっちが前だよ、と ]
さっきまでの俺を見てどう思った? 奇麗事もなく、ただ、自分の欲望のままに動く 人。
そういう奴を ―――― 自分を大切にした人が見ら他
喜んでくれると思うかァ?
(65) 2010/08/14(Sat) 22時頃
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悪ィ、…ジャスティーン。 俺、頭に血ィのぼりまくってたみてェだ。
これじゃァ、どっかのポルクスとおんなじだよな。
[くつ、と苦笑いを浮かべてから右腕の青いデュモル石をに触れ]
どうか俺に
立ち上がる『勇気』を 前を見続ける『勇気』を
未来を守る『勇気』を!
そしてこの『勇気』を力にして俺と一緒にいてくれ。
(66) 2010/08/14(Sat) 22時頃
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殺しが得意な奴なんているか!この大馬鹿野郎が!!!
フラン姉を殺したのは俺だ。 言い訳も何も…ッ、しねェ。
けどッ、…殺したかったわけじゃねェよ!!
[もうきつく腕を締め付けない証は心と呼応するよう。 き、とソフィを見る萌葱の瞳は涙で揺れていた。]
望んで…殺すもンか。
[下唇を噛み、涙がこぼれないように堪える。]
大切な人が殺されたのがてめェだけだと 思うなって言ってンだよ!!!!! いつまで不幸の主人公顔してるつもりだ!! いつまで憎しみを抱えているつもりだ!!
(69) 2010/08/14(Sat) 22時半頃
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そんな顔してるてめェを、… レグルスとか、カストルとか、ムリフェイ……―――
ムリフェインも 死んだのか。 … ズリエル…、 …
[堪えていた涙はぼろりと落ちた。 それは間違いなく 人狼の死を悲しむ涙。]
(70) 2010/08/14(Sat) 22時半頃
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ポーを離せ、ポルクス。
[囚われの妹を殺す気なら既に殺せているはずだった。 けれど、すぐにそれを行わない所に何かを感じつつも]
俺は、やっぱりてめェを殺す事よりも テッドを… 止めねェといけない。
人の身体を入れ替わり、そのたびに混乱を招いて それによって 間接的にでも人を殺したこいつを―――。
てめェは自分にメリットしか来てねェから 見えてねぇだけだぜ?よぉく考えろ。
マ、…それ以外にも剣を向ける理由はあるけどな。
(72) 2010/08/14(Sat) 22時半頃
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遅くなんてねェよ!!!
遅いなんてねェだろ。 お前は ―――― まだ生きられるようになったじゃねェか。 俺の大事なダチのソフィの身体なんだろ?
春までの命じゃねェ。
遅いなんて ――― ねェだろうが!!
[涙は拭わず、そのままテッドの方へ剣を構えて向かう。]
(75) 2010/08/14(Sat) 22時半頃
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ポルクス、てめぇは 生きられンだよ!!!
(77) 2010/08/14(Sat) 22時半頃
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ポルクスに肉体を上げたことは感謝するけどよォ…
[カチ、と剣先をテッドへと向けて]
単に、死にたくねェのか? それとも ――― 死ねないのか?
てめぇがポルクスのためだか何だか知らねェけど そうやって人の身体から魂を別の奴に変て
相手の事を思いやったこと あんのか? そいつがここ数日で殺されてきて
――― どうしてそうやって平気でいれンだ?
おかしいだろ! 何が目的でこんなことやりやがるンだ!
(78) 2010/08/14(Sat) 22時半頃
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[遠吠えに目の前にいるテッドの視界を遮る位置で立ち 気配が直後に来た所で急にしゃがんで横転する。
テッドからすると目の前に茶の獣が ポルクスからするとルーカスが消えテッドが目の前にいるような形。]
――― ッ
[とはいえ相手は獣。 しゃがむ時に右肩に傷を浅く追った。]
ポルクス、やめろ。
俺はお前を殺したくなんてねェんだ!
(80) 2010/08/14(Sat) 22時半頃
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誰も殺さずに終われば一番いいンだ。 ……どうして、それが 解らないんだよ、ポルクス!
[横転から立ち上がればポーチュラカを背にする位置へ。]
奇麗事だらけの『勇気』はお前の友になれる。 薄っぺらい口先だけの『愛』をお前にだって言える。 10年前から『希望』が見えなくてもこれから見せられる!
全てから顔をそむけてンのは てめェだろうが。
何度でも言ってやる。 復讐なんて何も生まない。
そっちは「前」じゃねェ!
どけ、俺はテッドと話をしてンだ。 ポルクスより先に、俺はこいつとケリつけンだよ!
(83) 2010/08/14(Sat) 23時頃
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このわからず屋が!!!!!
[それでも彼を、彼の未来も 守りたい! ―――― 右手の勇気の証に 願いを込める。
身体ごと突撃してくるポルクスの身体を諸手広げて 抱き留めるように受け入れようとすると
ズン、と一気に体に負荷がかかるけれど足元に力を入れて踏ん張る。]
(85) 2010/08/14(Sat) 23時頃
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[怪我を負った左腕が、右肩が痛みを訴える。]
ッ、ぐ… ルシエルなんぞに 負けてンじゃ ねェ…!
[ポルクスの身体を受け止めるしかこの状況ではできず けれど、空へと昇る蝶は 見えて、軽く笑んだ。]
ポー…ッ、隙を見てこいつの首輪、取っちまえ!
(87) 2010/08/14(Sat) 23時頃
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獣に首輪は不釣り合いだぜ… 欲がねェ奴はつまんねェとおもうし 欲が深いのも悪いことばっかでもねェ
けど、その欲に飲まれちゃ てめェ自身を失うだけだ。
(88) 2010/08/14(Sat) 23時頃
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怒ったら、後から返して ごめんなさいしよう。 俺も一緒に頭下げてやらァ!
ッく、こら 暴れンな。
[じり、と証同志の衝突が起きている感覚。 それでも 今は引くわけにはいかない、絶対に。]
絶対助けてやる…、守ってやる。
(92) 2010/08/14(Sat) 23時頃
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ポルクス。 てめェは天涯孤独の身気分なのかもしれねェ。
だけどよォ…そうじゃねェ。 ちゃんと ここに てめェのことこんなに 思ってくれてる奴らいるだろうが。
ロミ爺だって、ソフィだってそうだ。 お前の身体だけじゃなくって、お前自身の事心配してくれてただろうが。
[妹がごそごそと首輪を外すのを見守りながらも]
負けンじゃねェ。
俺らがついてる。 お前にも 未来がちゃんとあるンだよ。
(96) 2010/08/14(Sat) 23時半頃
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[割れる音は見えずとも聞こえ、そして感じる。 しかし同時に手を払われればさすがに耐えきれず半歩引く。]
――――― ポルクッ…
っそー、逃げられた。
[逃げてから、腕を肩にずくりと痛みを感じたけれど ポルクスを追う事はせずに、テッドを見遣る。
ひゅ、と弓を放ち衣服を地面に射止めて動きを封じようとする。]
―――― テッド、お前は逃がさねェぞ。
お前は自分の犯した罪の重さを 解ってねェ**」
(101) 2010/08/14(Sat) 23時半頃
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