75 サプリカント王国の双子
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[使用人は容疑者の監視役(>>3)を任されて少し硬いようだった。 薬と水差しとを持って部屋に入るのすら、震えが見える。 個人的には単純に、不調ならば用聞きの使用人がいた方が良いだろうと、それだけのつもりで呼んだのだが。 そうか、容疑者の傍付きになるのだな、とこの反応を見てようやく思った。 この思考は抜けていた。気を付けなければならない。]
――お辛いようでしたら、医師を呼びますので。 そちらの使用人にでも言伝を。 私はお紅茶を淹れて参りますね。
[そうして、部屋を出る。 これで、一人になれる。]
(31) 2012/01/14(Sat) 04時頃
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[足は給仕場へ向くが、腕は懐に向かう。 常備しているペーパーナイフを確認した。問題ない。
キャンブリックティは先程と同じアッサムを選んだ。 薔薇香はまた、血を覆い隠すように香る。
それから、ビスケットを数欠片。 茶のあてとなれば、たとえ誰に見られても見咎められない。 ただし、茶菓子にするには少しばかり、枚数が多かったか。
足はまっすぐには元の部屋へ戻らない。 向かうのはすぐ近くの、王女付きの使用人の私室。]
(32) 2012/01/14(Sat) 04時頃
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――ハンス私室――
[甘いミルクと薔薇香の紅茶のトレイを手にしたまま、もう一人の使用人の部屋の前を通る。 下方に設置されたリスザル用の小さな出入口。 そこからビスケットで、リリィをおびき寄せる。 賢い子だ。はじめはなかなかすぐには出てこないが、暫くすると紅茶の香りにつられるように寄ってきた。
そのリスザルがビスケットに夢中になる横で、己の手の甲をペーパーナイフで切る。赤くじっとりと滲む血液をすくい取り、むずとリリィを掴んでその爪先に塗った。]
(33) 2012/01/14(Sat) 04時頃
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[解放してやれば、余程適当に掴み上げたのが嫌だったのかそのままキィキィと廊下を駆けて逃げた。 それを見送り、頬を、腕を、首筋を、ペーパーナイフで乱暴に浅く刃先だけで裂いていく。 刃についた赤は黒いジャケットの裏で拭った。
他の使用人は、雨への対応や見回り、監視、ガードからの呼び出しを喰らっていたりで、付近にはほぼいないに等しい。 これでいい。ほくそ笑みたくなるのを抑えて、廊下を少し戻る。
あとは、給仕場の側でこのトレイから手を離すだけ。]
(34) 2012/01/14(Sat) 04時頃
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――っ、リリィ!!
[叫び声と同時、がしゃん、と派手な音を立ててカップが割れる。 その音で、ようやく付近の警備に行っていた使用人たちが駆けつけてくるだろう。
使用人には、リリィにやられた、大事ない、とだけ伝える。 頬を抑えるその手には、べっとりと血の色**]
(35) 2012/01/14(Sat) 04時頃
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[割れたカップに手を伸ばす。 紅茶に濡れた陶器をひとつひとつトレイに拾い上げれば、そんなことより手当てを、と使用人が声をかけてくる。]
私は構わない。手当てなら自分で出来る。 それより客人の来ている中廊下が汚れている方が問題だ。
[そう言い切れば、片付けを続けようとするが。 忙しなく駆け回る使用人のひとりがこちらに駆けてきて、ミッシェルが探している、と告げた。]
――はい。
[呼ばれている、となれば動かざるを得ない。 紅茶を拭くのに濡れた布巾で、乱暴に血を拭う。]
(60) 2012/01/14(Sat) 22時半頃
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すみません、ここを頼みます。 それと、エゼルレッド氏に、紅茶を届けるのが遅れると。
[血を拭っただけの手当て。 傷は浅いから、そこからさらに血が滲むことは殆どないが。 そのまま晒された傷痕は、服や短い髪で隠せるほどの狭さではない。 せめてガーゼを、というが、その方が大袈裟だと断った。]
ミッシェル様は応接間に?
[使用人から弱々しく肯定が返る。 それに頷けば、使用人に場を任せることを詫びてから応接間に向かった。]
(61) 2012/01/14(Sat) 22時半頃
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[給仕場は使用人室からが一番近く、そして命あれば誰よりも早く動けるよう、使用人室が双王女の部屋に一番近い。 応接間に向かう間、ほんの僅かでもミッシェルの私室から物音がするなら、その場で立ち止まったろう。]
――ミッシェル様?
[こん、こん、と扉をノックする。 反応があればよし、無ければそれもよし、怪しげな動きがあれば、危険であると。 そう思いたてば、身体は半自動的に動いていた。]
(74) 2012/01/14(Sat) 23時半頃
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ミッシェル様。
[よかった、と胸を撫で下ろす。 まかり間違っても彼女に何かある訳にはいかない。]
こちらにいらしたのですね。 お呼びと伺っておりましたので、お探ししておりました。
[怪我、と顔を青ざめるのには、笑みを作る。頬の傷があれば、笑みが苦くなるのも仕方なしと取られるだろうか。 本当は、彼女を欺く虚しさ故だったが。]
(83) 2012/01/15(Sun) 00時頃
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いいえ、リリィに、少し。 浅いものです、大事ありません。
――動物は人の緊張に過敏といいますから。 賢いリリィのことですから、混乱しているのでしょう。
[傷は左手の甲から二の腕へ、首筋を駆けて右頬へ。 それこそ獣が走った跡のように。]
――私は、構いません。傷はやがて治ります。 それよりも、お話とは。
(84) 2012/01/15(Sun) 00時頃
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まさか、リリィが犯人などということはないでしょうから。 これについてはあまり深くは考えておりませんよ。 リリィも戸惑うことはあるでしょう。
[逆に、深読みすればハンスがリリィの賢さを利用し場を乱している、と思うことくらいはできようか。 もしも犯人がハンスだと"仮定するならば"行動に一番障害になるのは自分だと言うこともできよう。 そのちょうど逆転したことを、自分は考えているのだから。]
血を拭った程度ですが、もう出血も止まっております。 ミッシェル様のお手を煩わせるようなことは――
[言い切る前に救急箱を持ち出して来られれば、拒むことも出来ず。 仕方なしに消毒薬とテープで傷を保護する。じくりと消毒液が滲みるのが、行為を嘲られているように思えて、は、と息ついて表情を苦くした。
背後の扉が、閉まる。]
(94) 2012/01/15(Sun) 00時半頃
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ええ――そうですね。 はっきりと呼んでいらした。"ミラ"。
[金の髪の彼の呟いた名。自分ですら、思わず振り返って問うてしまったほどだ、その名を挙げられたミッシェル自身の恐怖、というのはそれを軽く凌駕するだろう。]
公には死亡、となっております。 単純に考えて結びつけるのは難しいはずですが、けれど混乱、というものは人をどう動かすかわかりません。 ……リリィですら、こう、なのですから。
[こう、と指さすのは頬の傷。 自分で傷つけたものだから、滑稽なたとえ話ではあるが。]
探られるようなことは、何も。 ただ、私はミッシェル様と歳もそう変わりませんから、あまり実にならない、と判断した可能性はあります。
(96) 2012/01/15(Sun) 00時半頃
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ハンスが目をかけていれば、安全だとは思いますが。 しかしそういう状態のリリィをシルヴァーナ様に近づけるのも、問題ありましょうか。
――その点は、ハンスに判断を任せたほうがいいやもしれませんね。
[リリィだけでなく、ハンスもそのまま閉じ込めて、などと思いはするも、少々突飛すぎる話で。 さすがにその理論を詰めて告発などまだ出来はしないか。]
……グロリア様も、何故。あまりにも、あまりにも理不尽に過ぎます。 体調が芳しくないとのことで、世話付きすら外されていたようですが、彼さえ傍にいたなら、と思わざるをえませんね。
――もう、詮なき話をいたしました。すみません。
[女王の世話人は、女王の変貌に酷く取り乱して無力を悔いていた。 今は、警察に参考人として呼ばれている頃だろう。]
(103) 2012/01/15(Sun) 01時半頃
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[犯人は目の前にいる、などと言い出せようはずもなく。 ミッシェルの心休まらぬ様子に、目を伏せる。]
逃さぬ、という意味では、未だこの中にいる可能性も高くありましょう。 しかし、ミッシェル様は。それから、シルヴァーナ様も。 我々使用人勢が、何があってもお守りいたします。
それこそ、命を張ってでも。
[命を例えに出すのはあまりよい状況ではなかっただろうが、敢えて表現として用いた。]
(106) 2012/01/15(Sun) 01時半頃
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[死罪は免れなかろう。 そうでなくとも、怒りや悲しみにくれた誰に殺されるやもしれぬ。
それでも、この少女をただの一つたりと傷つけることなど、させやしないのだ。 だから、敢えて、伝えた。 そうは伝わらぬと、してもだ。]
(*1) 2012/01/15(Sun) 01時半頃
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――はい。
[唇結ぶその姿。 静かな目で、見つめて。]
(115) 2012/01/15(Sun) 01時半頃
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はい。
[守る。 その命は意図も簡単に守られるだろう。 最低でも、ミッシェルを傷つける気はありはしない。 けれど――]
(117) 2012/01/15(Sun) 01時半頃
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