人狼議事


75 サプリカント王国の双子

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視点:


【人】 教え子 シメオン

――式典バルコニーそば――

[城内に戻れば、不在の非を詫びてからミッシェルに付き従った。希望があれば、もしくは乱れがあるようなら、最後の手直しとばかり髪の真珠を、服の裾を、僅かに乱れた紅を手入れしただろう。
 その時に、飾り布の皺も、染みにならぬ程度水を含ませて出来る限り伸ばしたか。

 そして、バルコニーの開く時が来る。
 誉れを覚えながら、ミッシェル=サプリカントの背を、十と五分が経つ間、ただ見つめていた。]

(1) 2012/01/09(Mon) 00時半頃

【赤】 教え子 シメオン

――お慕い申しておりました。

[心中呟いた言葉はそれだけ。
 後は、締まるような想いに消えた。]

(*0) 2012/01/09(Mon) 01時頃

【人】 教え子 シメオン

 ええ、そうですね。対談が控えております。
 お疲れなら、少しだけでも時間を取りましょうか。

 冷たい紅茶でも用意しましょう。

[椅子に座る傍ら立ち控えていたが、滲む緊張に薄く笑む。
 その場にいたならば、もし宜しければ、と前置いてから、シルヴァーナと女王陛下にも伺った。]

(15) 2012/01/09(Mon) 01時半頃

【人】 教え子 シメオン

 かしこまりました。

[言葉短く、一礼して場を辞した。

 向かう先は厨房。メイドをひとり呼び湯を沸かさせ、その間に茶葉を選ぶ。
 アールグレイの中でもベルガモットの香りが高い爽やかなものをひとつ選んで、ポットに入れる量は常の3割多く。
 湯を注ぎ濃く出す紅茶は、葉がふっくりと開き辺りに満ちるフレーバーだけで酔えそうなほど。
 よく蒸らしたところで氷を入れたグラスに注げば、ぱきぱきと氷の 罅いる音と共に柑橘に似た香りが立ち込める。

 からりと氷の鳴るグラスを三つトレイに乗せ、足取りは静かに控えの間に戻る。]

(18) 2012/01/09(Mon) 02時頃

教え子 シメオンは、メモを貼った。

2012/01/09(Mon) 02時半頃


【赤】 教え子 シメオン

[女王がグラスに口をつけ、中身の液体を飲み下したのにゆったりと笑む。
 その瞳は黒曜より昏く、とぷりと濁っていた。]

(*2) 2012/01/09(Mon) 02時半頃

【赤】 教え子 シメオン

[そうすぐに変調を来たすものではない。
 それで良かった。それが良かった。

 時は、満ちた。]

(*3) 2012/01/09(Mon) 03時頃

【人】 教え子 シメオン

[時間を、とミッシェルが言えば、声をかけられるよりも先に後ろに控え共に場を辞す。
 ドレスの裾を、それから先ほど取り切れなかった飾り布の皺を、そっと手直ししていく。]

 幾度見ても、お美しいですよ。

[足元を直すために膝まづいて、そのままの姿勢で静かに笑った。]

(47) 2012/01/10(Tue) 00時頃

【赤】 教え子 シメオン

――着替えの間――

 はい。

[始めは、名を呼ばれて、それに対する返事。]

      ―― はい。

[二度目は、心の暗がりを肯定する、重い、重い返事。
 "王女"の父と母は国王と女王でしかなく。
 栄えたこの国の"国民"の、ひとりとひとりではない。
 "王女"の見るべきが"国民"だとしても、その愛を注がれるのは特定の誰かであってはならない。

 ミッシェルの静かな深い声に、もう何年も、何年も昔の、縋り泣く姿が重なった。
 この、まだ本当は二十に満たぬ子の、何度数えてもただの四つしか歳の離れない子の小さな儚い背を、その度に宥めすかすしか出来なかった、力ない自分を思い出す。]

(*10) 2012/01/10(Tue) 00時頃

【赤】 教え子 シメオン

 はい。はい。

[三度目は、ひとりごと、を受け入れた。
 四度目は、忘れてください、を聞き入れた。

 だから、あとは何も言わなかった。
 言う必要はなかった。ひとりごとは、聞こえてなどいないのだ。
 このただの十九歳の少女の、か細い呟きは耳には届かないのだ。]

(*11) 2012/01/10(Tue) 00時頃

【赤】 教え子 シメオン

 ――勿体無いお言葉です、私の、私だけのミッシェル様。

[瞳を伏せたまま、笑う。
 愛おしいと抱き寄せることはしない。そんな事は、出来ない。

 こんな汚れた身体では、彼女を汚してしまうから。]

(*12) 2012/01/10(Tue) 00時頃

【人】 教え子 シメオン

――着替えの間より、謁見前――

 お顔が硬いですよ――緊張されていらっしゃいますか?
 あまり暗い顔をお見せにならないよう、お気をつけ下さいね。

[そして、控えの間に戻っていく。
 他に用なきを確認すれば、控えから応接間へと続く戸、廊下、それらをゆっくりと先導していくか。

 応接間そのものには入らず、扉の前で深く、深く礼をして、女王と王女を見送った。]

(53) 2012/01/10(Tue) 00時半頃

教え子 シメオンは、メモを貼った。

2012/01/10(Tue) 00時半頃


【人】 教え子 シメオン

[ちらり、と応接間そばから離れるハンスを横目で見送る。
 微かなリスザルの鳴き声を耳に留められるほど、己の耳は獣に特化してはいないから、何があったかと見送るのみで意識は扉の向こうへ。

 けれど廊下の向こう側から、慌てた使用人の声らしきが聞こえれば、注意はそちらに再び向いた。]

(61) 2012/01/10(Tue) 01時頃

【人】 教え子 シメオン

――応接間前――

[昔から少し近視気味の目、ほんの僅か眇めるのは気分の悪い時と遠くを見る時の悪い癖。
 見ることの出来る姿から庭師だということはわかるが、見覚えはない。
 このような状況で大声を出すような使用人は、庭師といえど長勤めではあるまい、先ほど伝え聞いた新米だろうか、などと頭の片隅思うだけ。

 今この場で声を張ろうものなら、中に見事に筒抜けるだろうから。]

(68) 2012/01/10(Tue) 02時頃

【人】 教え子 シメオン

[肩へ床へと駆けまわるリスザルを見る目線は、近視による目付きとはまた違ったそれ。
 しかし、彼らを見るのも、ハンスの視線がこちらを向いたことでふいとそこから逸らして終わった。
 だから、それから先ハンスと庭師とがどうしたやり取りをしたかまでは知りうることでない。

 あとは目を伏せて、扉の向こう何がしかあればすぐにでも動けるように、しずと控えるだけ。
 此方側に戻り来るような動きがあれば、その伏せられた目もちらり開くかもしれないが**]

(74) 2012/01/10(Tue) 03時半頃

教え子 シメオンは、メモを貼った。

2012/01/10(Tue) 03時半頃


【赤】 教え子 シメオン

[あの儚い少女の呟きは聞こえていなかったから、今から起きることはみんな自分のただのエゴだ。
 盗人の最後の悪あがきだ。
 静かに伏せた目の向こう、扉の奥を思う。

 この国はどうかしている。
 男を王女と着飾るのもそうだが、ただの庶民の子に責を押し付け、体裁を取り繕おうとしている。
 きっと本当の王女が存命であったなら、いや、自分が王女つきの世話係などにならなければ、自分もまだ己の身が可愛いままでいられたのだろう。

 だけれど、知ってしまった。
 知らなくていいことを、きっと知ってしまった。
 涙を、痛い想いを、本心を。]

(*15) 2012/01/10(Tue) 14時半頃

【赤】 教え子 シメオン

[これから起こることはエゴだ。
 何が起きても彼女の味方でありたいという、世話係としてのエゴイズムだ。
 姫を救い出す騎士になんてなれなくていい。
 これが自分の人生のピリオドでいい。

 きっともうすぐだ。]

(*16) 2012/01/10(Tue) 14時半頃

【赤】 教え子 シメオン



[あの女の肉を食べたら、何種類の薬の味がするだろう。]

 

(*17) 2012/01/10(Tue) 14時半頃

教え子 シメオンは、メモを貼った。

2012/01/10(Tue) 21時頃


【人】 教え子 シメオン

 ――そうだな。

[ハンスの言葉に僅か視線を上げ、ついと窓の向こうを見やる。
 扉の奥へ通らないよう、声のトーンは落としたままだ。]

 先程までは本当によく晴れていたものだが。
 こういう時の雨は酷くなるな。花が萎れる。
 陛下のお身体にも障りなければいいが。

[黒玉は再び伏せがちに落ちる。
 生成同士庭園の約束は知らぬから、口から出たのはミッシェルの楽しみにしていた花のこと。]

(100) 2012/01/10(Tue) 22時頃

【人】 教え子 シメオン

 ああ……

[次第に耳につき始める雨音に、ゆらりとまた窓の外を見やった。
 対談の終了予定もあと一、二分といったところだったが、雨脚は弱まるどころかそれこそ庭師が総勢でバケツを引っくり返しても足りない、という強まり方だ。]

 やっぱり、な。

[強い雨脚に小さく息をつきかけた所で、応接間の扉が開く。
 数分であったし切りあげたろうか、と思ったが、そうではないようで。
 その扉から顔を出したのが女王陛下その人であったので、慌てて扉を引いた。]

 陛下。
 お顔の色が優れないようにございます。

 差し出がましいようですが――どうか、ご無理なさらず。

(105) 2012/01/10(Tue) 22時半頃

【人】 教え子 シメオン

[深く、深く、女王を見送る。
 その背が遠くなってからようやっと顔を上げる。

 招待客も部屋を出ていくようなら、扉は閉めず、やわらかく笑んだまま。]

 ――このような良き日に、残念なことです。
 せめてごゆるりと。

[口を滑るのは静かな謝辞。
 そして、中にいる王女にちらりと視線だけを送った。]

(125) 2012/01/11(Wed) 00時頃

【人】 教え子 シメオン

――回想:応接間前――

 ベネット、ね。
 噂は聞いている。何でも今日のこの日に使いに行ったまま昼の鐘の鳴る寸前まで戻らなかったとか。

[くく、と楽しげに喉を鳴らす。
 晴れの席だ、こんな意地の悪い笑声を万一にも中に聞かせるわけにいかないと忍んで笑えば、その嫌味たらしさは更に増すだろうか。]

(165) 2012/01/11(Wed) 20時半頃

【人】 教え子 シメオン

――現在――

[使用人、という言葉(>>129)にゆったりと頷くが、ブローリンにはブローリンがつくようで。
 賢さは認めるリスザルは客人をするすると案内していく。
 後に国王にすらなり得る客人の案内が猿というのは些か失礼も過ぎやしないかと思うところだが、彼はそれを受け入れるようだった。
 とすれば、己もまたしゃんと背筋伸ばしたまま、命を待つばかり、だったが。]

(166) 2012/01/11(Wed) 20時半頃

【人】 教え子 シメオン

 シルヴァーナ様。

[先程目線送った先のミッシェルは、天鵞絨色と何やら話をしているようだ。聞き耳立てるような野暮はしないが、反対にシルヴァーナ王女の方が部屋を出ようとするのに気づけば、そちらへ深く礼をする。

 赤い花飾りを崩してしまったことを気がかりに、手直しを求めてきたと知れば、なるほど相変わらず美しい王女然とした振る舞いだと思う。
 事実を知らなければ、これだけ近くにいる自分でも、男性などとは疑いにくい。

 相対するハンスの手捌きも器用なものだ。無論とうに知ってはいたが、それでも自分にない世話係らしさに、二人共に聞かれぬよう心中だけでふんと悪態をついた。]

(167) 2012/01/11(Wed) 20時半頃

【人】 教え子 シメオン

[そうして、天鵞絨色も応接間を後にするのをまた深い礼で見送った。
 用聞きされるようなら受けるつもりであったが、天鵞絨は行ってしまったか。
 シルヴァーナに許可取るハンスのその反対側で、また応接間へ向けて意識をぴんと張りなおした。]

(168) 2012/01/11(Wed) 20時半頃

教え子 シメオンは、メモを貼った。

2012/01/11(Wed) 20時半頃


【人】 教え子 シメオン

[鈴のなる音。獣の声は聞けずとも、この音だけは違えない。
 応接間へ入る前の礼は欠かさず。
 柔らかな笑み浮かべて、命を承る。]

 紅茶と羽織りものですね。
 お紅茶はキャンブリックに致しますか?
 お客様も、雨で冷えて参りましたから、温まるには最適ですよ。

[蜂蜜とミルクの甘さがやわらかい紅茶を提案する。
 是が得られれば、その用意を。
 否が出ても、要望のあった紅茶を持つつもりだ。

 金青の青年からの答えも得たなら、また一礼し、応接間を辞する。]

(176) 2012/01/11(Wed) 21時半頃

【人】 教え子 シメオン

[こつ、こつ、靴音を鳴らしながら、廊下を行く。
 茶葉は何にしようか、だとか、赤い羽織りはあっただろうか、などと取り留めもなく考えながら、衣装部屋へ向かう。]

 ……酷い雨だな。

[途中、窓の外を見やる。
 雨は止む気配を、見せない。]

(179) 2012/01/11(Wed) 22時半頃

教え子 シメオンは、メモを貼った。

2012/01/11(Wed) 22時半頃


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