316 【完全RP村】碧落の宙に、さあ一杯。
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― 宇宙Barの外で ―
[声真似の是非は分からずとも、ころころと転がるような話運びは鮮やかで耳に楽しい。]
ああ、分かるとも。ミタシュ。
[何処か芝居じみた声>>2:99 へ同じく大袈裟に頷いてみせた一方で、仄かに揺れている耳をついつい目で追ってしまう。 思わず指を伸ばし――かけて我に返り、引き戻した。無駄に口元を擦るなどして誤魔化そうと。]
……んん、 僕の羽根がご期待に添えるかどうか。 少なくとも愛らしさでは君の耳に敵わないな。
(0) 2024/02/16(Fri) 21時半頃
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[ところで此方の申し出は彼女を戸惑わせたらしい>>2:100。窺うように顔を覗き込むが、答えを得れば胸に手を当てて表情を明るくした。]
クジラを撮るんだね。 分かった、任せてくれ。 もし変な映りでも笑ってくれると嬉しいな。 何でも良ければ僕も端末を持ってはいるけれど……
[言いつつ腰にベルトで留めた鞄から自身の機器を取り出して、画面へ視線を落とし── 一拍の間。手早い返信と共に電源を切り、再び仕舞い込む。]
……、 いや、良ければ君のものを借りてもいいかな。 機材の良さもきっと大事だろうから。
[半分は本当だ。残り半分は、この稀有で楽しい空気を、素直な心で味わいたかった。]
(1) 2024/02/16(Fri) 21時半頃
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え、あ、このヘルメットも? 貸してくれるって? 有難う。
[手渡されたヘルメットは心遣いを喜び受け取った。 知らない男が使ってごめんね、とはお仲間相手に少し思う。
撮影用の端末を借りたのは宇宙艇の中でだろうか、運転が自動操縦>>2:35だと知れば、借りた物を弄る最中にも]
ミタシュはずっと撮影の旅をしているのかい?
[などと興味深く訊きもしただろう。]
(2) 2024/02/16(Fri) 21時半頃
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[幕間、]
[顔を覆うヘルメットを被った後、先刻の通信の応酬を思い返す。]
[ ## いつお戻りですか? ]
[ >> 賢者《僕》はもう戻らない ]
[繋がりを完全に絶たなかったのは悪手だろうか、フルフェイスの下で眉間に皺が寄った。 しかし、同時にこうも胸を過ぎる。──いけない、こんな顔をしては光のなんとか≠ノ失礼だ。]
ふふ、
[笑えたのは、成程、ご加護かな。**]
(3) 2024/02/16(Fri) 21時半頃
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― 宇宙クジラへ ―
[出立前>>16、もふもふしたい、と聞いた言葉に危うく「僕も」と返しそうになった男。此方は咳払いで誤魔化していた。 ――それはさておき、宇宙鯨の撮影に挑まねばならない。]
ねえ、これ。 撮れているかな。
[受け取った端末は男の知る物と撮影機能はそう変わりはしなかった。が、付属していた棒との邂逅が初めてだった。 自撮りが用途と聞いたなら、宇宙クジラと一緒に二人で映ってみるかい?≠ネんてヘルメット装着前に誘ってみたけれどどうだったかな。
まあ、ちょっとブレた一枚が出来上がり、の可能性大。]
(29) 2024/02/17(Sat) 21時半頃
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[そんな会話を繰り広げた鯨への道中。投げた問い掛けへ首振り>>18 が返り、端末から彼女の方へと視線を動かした。]
良いお酒を探していたのなら、 あのBarとの出逢いは素敵なものだったね。 戻ったらまた美味しいお酒を楽しまないと。
[そう少し笑った後、]
ふるさと。
[続いた言葉を反芻した。仄かに声色を落とす。] 君のふるさとは、どんな所だろう。
……ふるさと、は、 やはりミタシュにとって特別なところかい?
(31) 2024/02/17(Sat) 22時頃
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[――賢しき者、と男を称して誰かが言った。]
[何の因果が混ざったか、血脈にはない派手な羽根と、よく理解する∴ル質さを持った存在は、周囲の琴線に引っ掛かったらしい。 とある銀河の彼方に在るという惑星を、還るべき母《ふるさと》と呼ぶ彼等は──時に星を渡り・時に星へ降り、世代交代をも重ねながら旅を続ける種族だった。] [男が賢者と呼ばれた頃、頼られる事を厭えぬ程度に、彼等へ愛着を持っていた。]
(37) 2024/02/17(Sat) 23時頃
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[特に苦労はしなかった。 彼等はこの旅路が間違いでないという肯定を求めていただけだから。]
[ただ心は痛んだ。 彼等が求める故郷は夢であり、この宇宙に無いだろうことも理解≠オたから。]
[劇団員と自称したのも、男にとって嘘ではなかった。 滑稽な安寧を齎す賢者の台本を、演じていたようなものだったから。]
[それが喜劇か悲劇かは知らないけれど。]
(38) 2024/02/17(Sat) 23時頃
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[長く穏やかな旅路だ。辿り着けぬ故郷に憧れたまま廃れていくだろう種族を、ただ見守るだけでいた意識が揺らいだのは、ここから遠くない星を滞在地と決めた折の事。
偶々訪れた宇宙Barで。 劇団員の自称と同様、竜人へ名を告げた時>>1:69。 思い出したのだ。賢者と呼ばれ始める前、いつかの遠い日、男はただのキランディ≠セった事を。 そして、そう記憶される事を喜んでしまった。
だから、迷い始めた。
――彼等は、このままでいいのだろうか。]
(39) 2024/02/17(Sat) 23時頃
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― 宇宙クジラへ ―
[男の問い>>31 にどんな答えが返ったか。 彼女の故郷の景色>>19 を言葉で知れたかどうか。
その最中にも宇宙艇は鯨の背へ向かっていく。 無事に着陸したなら――先程彼女の船のナビゲーションが示した通り、安全性が確認できた時には、彼女と共に背へ降り立とうか。 この目で見るために、借りたヘルメットを外して小脇に抱えた。]
……ここまで来ても、 理解できない≠ネんて。
面白い、なあ。*
(40) 2024/02/17(Sat) 23時頃
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― 宇宙クジラへの旅の最中 ―
え? 駄目だったかい?
…っふ、はは、
[弾けるような笑い声>>45 に戸惑ったのは一瞬。 聴いてる内に男も釣られ、笑い声を重ねた。]
はー……良かった。 これも素敵な記憶になるかなあ。
[サムズアップにぐっと拳を握って返す。 端末に表示された画像の中、ぴーんと立った可愛い耳が辛うじて彼女だと示すぼやけた姿を、そっと指でなぞって目を細めた。]
(67) 2024/02/18(Sun) 19時半頃
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[彼女の知るところではないだろうが、宇宙Barではただの男で在ろうとしたため、意識して力を行使することはなく――宇宙鯨は手に余るだろうと悟った――否、一度。
竜人の過去を忌避する声に、視線と共に理解≠ケんとする意識を据えてしまった>>2:65。 感じ取ってしまったものを表には出さない心算だったが、あの瞬間他の客の姿が見えなくなっていた事>>2:77 を、申し訳なかったと今更に思う。]
[――さておき、]
[二度目がこの瞬間>>49>>51 だった。]
(68) 2024/02/18(Sun) 19時半頃
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[笑い合う時間が短かった>>47のは、此方の不躾が故。]
君の特別は、ふるさとの外。 [語る声色は、出逢ってからの何れの言葉よりも静かに聞こえた。ヘルメットの奥、視線を据えて彼女を見詰める。]
…… そうか。 君達は、真白く冷たい大地の下で、 けれど力強く生命を育んで来たんだね。
そして君は、変化を求めて飛び立ったのか。 ミタシュは、格好良いな。
[長い停滞から飛び出す一歩は、勇気の要る行為でもあっただろう。男にはそう感じられた。 或る銀河系の鳥は、群れから宇宙へ飛び出す最初の一羽を敬意を以て勇敢な先駆者≠ニ呼ぶと云う――その逸話を思い出しもして。]
それでも尚、ふるさとを忘れる事はないんだね。 ないがしろにできない…… 代わりがない唯一のもの、なのかな。
(69) 2024/02/18(Sun) 20時頃
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― 宇宙クジラに降り立ち ―
[鯨の背に足を付けて、ヘルメットを外した瞬間。 ぶわり、と目の前が開けたように感じた。]
…… 、
[金銀の、星屑煌めく藍色の草地] [七色の実を付ける豊かな木々] [穏やかに浮遊する、瞬く光] [まるで、彼等が夢見る故郷≠フようだった。]
[そして何より、その中に立つ―― 胸に抱いた故郷に辿り着けぬまま、 向こう側へ旅立っていった何時かの彼等。 何を理解できる筈もない。]
(83) 2024/02/18(Sun) 21時半頃
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[黄泉返りの奇跡 或いは、瞬けば消える幻想か。 男の肯定に安心したように笑って逝った、皆の姿。]
( 、ごめんね )
[もっと早くに離れるべきだった。 彼の種族に必要なのは賢者ではなく導き手だ。夢をただ肯定する理解者ではなく、その先を――代わりのない唯一を自ら作り上げる先導者。]
( さようなら、 )
[初めてBarに訪れた後から、種の在り方に違和を抱く若者達と密かに話を重ねてきた。次代は既に育っている。 彼等の船はそろそろ滞在地を立つ筈だ。 ――今度は、帰るべき故郷を自分達の手で作るために。]
(84) 2024/02/18(Sun) 21時半頃
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[何千、何万回の明けを彼等と共に迎えただろう。 解らない。ただ、やはり今が別れの時だ。]
星渡りの民達よ。 君たちの、恙無い旅路と繁栄を祈っているよ。
. . .
(85) 2024/02/18(Sun) 21時半頃
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― 宇宙クジラの背 ―
君にとって故郷の景色に通じてみえるのなら、 それぞれの心に根ざすものが見えるのかな……。
[感傷を少しだけ引き摺ったものだから、思考も若干上滑りする。彼女の声掛け>>57 にも変な間を挟んだ訳だ。申し訳ない事宇宙の如し。]
うん…… うん?
えっ、ち、ちーず?
[撮影に慣れない男には分からなかった。ただ何をするかは悟ったため、端末へ若干照れた笑みを向け――た後、彼女の事も撮ろうとする。]
ミタシュも、ほら、クジラ到達の記念に!
[カシャッ、と今を記憶する小気味の良い音。 今度はきっとブレてはいないだろう。*]
(86) 2024/02/18(Sun) 22時頃
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― 宇宙クジラの背・何時かのタイミング ―
……?
[まるで波が押し寄せるように聴こえた。 何処からか、遠くも、近くも感じるような。
宇宙を震わせる*おと*>>82 を皮切りに、 胸を揺らし応えるような咆哮>>88 を、 祈りにも似て伸び行く啼き声>>97 を、 心の衝動に従うかの如き鳴き声>>100 を。]
これ、は、
[足下から来る振動>>89 に瞬間眉を寄せ、隣に居るだろうミタシュを腕で支えようともする。が、やがてその宙に向かって放たれた煌めく潮に一瞬言葉を無くし――]
(105) 2024/02/18(Sun) 22時半頃
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はは、
[ただの偶然だ。理解している。 しかし男にとっては、これから道を切り拓いていく星渡りの民達への激励にも感じてしまった。]
『 宇宙にかかる ぎんのかわ 』
『 ながれ ながれて 』
『 宇宙《うみ》の 海《うみ》へ 』...
[別れ行く彼等にも、如何かこの輝きが届くように。*]
(107) 2024/02/18(Sun) 23時頃
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