171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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[不動門を探し学内を飛んでいた小鳥《式鬼》は、突如校舎内より溢れだした動物達の幻影に追い回されて逃げ惑っていた。]
危ないぞ。
[音も気配もなく。 動物達の間より歩み出た光流が今にも小鳥へと飛びかからんとしていた猫を摘み上げる。 肩の上で黒鴉がカァと威嚇の声を上げた。]
白、ご苦労さん。 こうなったら不動門を探すのは無理だろう。 だから、命令変更だ。
[掌の上にの小鳥《式鬼》を乗せ。 もう片方の手で猫を撫でながら設定《メイレイ》変更の呪を唱える。]
(32) 2014/04/04(Fri) 18時半頃
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――ふうん、なるほどな。
[秘密の会話に混じる不正介入《インベーダー》]
(*4) 2014/04/04(Fri) 18時半頃
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魔皇《フェイク》の裏に繋がるのが幻影《フェイク》だなんて。 なかなか気が利いた話だ。
九鬼が旧保守派なんかに与する理由が理解できなかったけど、成程、"新生派"か。 ああ、あいつの名誉の為に言っておくけど。 九鬼は"新生派"の事は何一つ口にしなかったよ。
[新たに設定した小鳥《式鬼》を媒介に言葉を伝えながら、猫を撫でる。]
(*5) 2014/04/04(Fri) 18時半頃
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[猫を撫で終え、立ち上がる。 猫や動物達は目の前で薄れ、消え去った。]
……神宮院には届いた。 報告義務は果たしたのだから今は帰還(かえ)ろう。
[帰還を促すアナウンスを聞きながら。 黒鴉とは反対側の肩に白い小鳥を乗せて歩き出す。
そして、正門へと至る時、探していた不動門>>#1の声を聞いた。]
(33) 2014/04/04(Fri) 18時半頃
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―正門前―
――――。
[光気《レイ》の矢が不動門が居た地を穿つ。 続いて校門を閉ざす虹色の鎖と錠前へと数発。]
そりゃ、執行部《エグゼキューショナー》が出すさ。
九鬼辰次の次は不動門彩幸。 こう続けざまじゃ威信に関わる。
[同時に攻撃を仕掛けていたエフェドラ>>17に。 黒鴉の弓を下すと緊張感を欠くゆるい口調で相槌を打つ
けれど、全くの無傷である鎖と錠前を見やり。 不動門であった幾百、幾千もの虹色の蝶の群れを追った視線は鋭い。**]
(34) 2014/04/04(Fri) 18時半頃
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さて――。
七人委員会《ジャキディス・セブン》としてではなく。 十三血流《リネッジ・サーティーン》のひとりでもなく。
一ノ門 光流として問おうか。
(*6) 2014/04/04(Fri) 18時半頃
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君たちは神《零艇紫亜》を廃し何を望んでいる?
(*7) 2014/04/04(Fri) 18時半頃
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さあ、どうかな?
[此方側との言葉には軽い調子で返すが、肯定は返さない。]
(*11) 2014/04/04(Fri) 20時頃
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JKDS派に思う所があるのは事実だな。 じゃなきゃ、わざわざ話しかけずに盗み聞きの時点で執行部《エグゼキューショナー》ご注進している。
だけど、其方に同調できるかはまた別問題だろ。
[口調はあくまで笑み含み好意的。 ただ、『神になる』と当たり前のように告げられるのには、驚くような間があって。]
(*12) 2014/04/04(Fri) 20時頃
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――なら、新たな神様は世界に何を望む?
[見極める為の問いを重ねる。]
(*13) 2014/04/04(Fri) 20時頃
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…………そうか。
(*15) 2014/04/04(Fri) 20時半頃
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能力者のいない世界か。
力を捨て、捨てさせた世界。 それは、きっと、全てには遠い。
けれど……――。
[祈るように呟いて。 深く、深く息を吐き出した。]
(*16) 2014/04/04(Fri) 20時半頃
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……俺は、俺の信念と誇りにかけて。
――七枷 緋奈。
お前が神《零艇紫亜》を排し。 神の座に登る為の協力をしよう。
(*17) 2014/04/04(Fri) 20時半頃
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―正門前―
ああ、そりゃいいな。 あそこ中々美味いから、機会があれば交渉してみよう。
[笑み消えるエフェドラ>>43の視線を、へらりと笑ったまま。まっすぐに受け止める。]
……だろうな。
疑心暗鬼の為の嘘ってのもあり得るけど。 不動門ってそんな腹芸できるタイプじゃないだろ。
[彼女の光のない黒い瞳。 そこに灯る蒼を見つめる。]
(58) 2014/04/04(Fri) 21時半頃
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……そうか、気を付けろよ。
[踵を返すエフェドラへひらりと手を振る。
それと入れ違うように前に出る泰山峰>>47にも手を振って見せて、少し後ろへと下がる。]
(59) 2014/04/04(Fri) 21時半頃
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[納刀したままの太刀を構えての居合。 単純な一撃の威力では、光矢の連撃を遥かに上回る。
さて、その一撃ではどうかと眺めたが。 キィン、と鋭い音が響き。
折れて飛んだのは、泰山峰の刀の方であった。]
(60) 2014/04/04(Fri) 21時半頃
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……お前でもダメなら本当に無理だろうな。 まあ、あまり無茶して現実に何かあっても困るし。
[弓を黒鴉へと戻しながら息を吐く。]
少なくとも。 お前が斬れない鎖と錠前を用意できる不動門が敵だとわかっているだろう。
[折れた太刀を納める泰山峰>>49の視界に収め事実だけを言うと再び、空を覆う虹色を見上げた。]
(61) 2014/04/04(Fri) 21時半頃
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……お前は勘がいいからな。
[蘇るのは珍しく「光流」と呼ぶ声>>36。 剣に手を伸ばす様を、何を馬鹿な、と笑い飛ばせなかった、皇>>36の変わらぬ表情に浮かんで見えた憂い。
それを思い出して、白い小鳥の羽を指の腹で撫でた。]
(62) 2014/04/04(Fri) 21時半頃
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……ああ、よろしく。 何か必要なことがあれば、言ってくれれば対処するよ。
[そこに迷いはない。]
(*19) 2014/04/04(Fri) 21時半頃
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[神域の学内に副会長《ロード》の声が響く。]
Noblesse Oblige 力ある者としての義務。
……そう、その通り。 俺は、俺の信念と誇りにかけて『責務』を果たすだけ。
[白い小鳥を撫でる指を止め、短く『解呪』を口にする。 途端に式鬼はくしゃりと小さく丸まった呪札に戻り。 黒鴉がそれをぱくんと飲み込んでしまった。]
(74) 2014/04/04(Fri) 22時頃
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形‐スガタ‐は無数
広がり
見詰める翅
主の名は"一ノ門 光流"
汝らの名は"空"
[新たな呪札を取り出して式鬼を作り出す。 それは小さな無数の翅のある蟲。
"空"と名付けられたそれらは、神域の学園へと舞い広がり光流の"目"となる。]
(75) 2014/04/04(Fri) 22時頃
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……俺は探しに行くけど。 お前はどうする?
[泰山峰へと声をかけると。 光流は鴉を肩に、校舎へと向かって歩き出す。]
(76) 2014/04/04(Fri) 22時頃
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遠距離と近距離、ね――。
[先の魔皇戦の時、体育委員《ウォーリア》九鬼も同じ事を言って同行して来たのを思い出し、微かな苦笑が漏れる。]
確かに、正面からの真っ向勝負は俺の得意戦術《スタイル》じゃないからな。 相性はいいだろうさ。
次元すら斬れるっていうその実力。 俺は後ろから見物させてもらうことにするよ。
[強気な泰山峰>>82の言葉を本気にとったか、強がりととったか。 どちらともつかぬ笑みで答えながら、共に虹の蝶舞う学園校舎へと向かう。]
(86) 2014/04/04(Fri) 23時頃
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―神域の学園 廊下―
[誰の姿もない廊下に光流の足音は響かない。 無数の虹の蝶の騒めき《ハバタキ》を聞きながら、階段の前で足を取る。]
生徒会副会長《ロード・オブ・ジャキディス》――。 上……屋上にいるな。
[『視界』の一つが屋上の神宮寺>>87を捕えた。]
さらに廊下走る悪ガキもだ。 あっちは案内付きで不動門を追っているな。
[くす、と笑い。 翅蟲《式鬼》を潰された小さな反動>>90に、ずきりと痛む左目を掌で覆う。]
(93) 2014/04/04(Fri) 23時半頃
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俺は狙いのつけやすい上に行くけど。 不動門を直接叩きないならあっちだな。
別れるなら案内に式鬼を付けるけど、どちらへ行く?
[光流は階段を数段登ってから、振り返り泰山峰に問う。]
(94) 2014/04/04(Fri) 23時半頃
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………、……。
[問い返されて>>*26、返すのは少し長い沈黙。 そして、発した声は笑む気配のない真剣なもの。]
俺は、世界に願いたいんじゃない。
力ある者としての義務(Noblesse Oblige) それは誰が為か。
強き異能者が、尊き血の一族が、異能者の為に?
いいや、違う。 力ある者は力無き者達の為に。
(*27) 2014/04/04(Fri) 23時半頃
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100人の一般人《スタンダート》よりも たったひとりの異能者の方が遥かに危険だ。
そして、JKDS派の思想は、いずれ必ず力なき者を軽んじ、虐げる世界へと行き着く。
(*28) 2014/04/04(Fri) 23時半頃
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だから俺は、俺の責務を果たす為に。 能力者の居ない世界を望む緋奈を支持するんだ。
……答えになっているかな?
[最後はふわり微笑む気配で締める。]
(*29) 2014/04/04(Fri) 23時半頃
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まあ、そう言うと思った。 こいつについていけばロビンに追いつけるだろ。
[泰山峰>97>の答えに取り出すのは、伝令にも使った白い小鳥の式鬼。]
呪札も無限にあるわけじゃないからな。 あいつに撃ち落されないように注意してやってくれ。
[光流の掌より飛び立った小鳥は泰山峰の周囲をくるくる回ると、廊下を迷うことなく一直線に飛んでいく。]
(102) 2014/04/05(Sat) 00時頃
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屋上からでも。 俺が誤射することはあり得ないからなー。
[少し前の心配に対してそんな軽口を投げて。 階段を音もなく登り出した。]
(103) 2014/04/05(Sat) 00時頃
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―屋上―
流石、貫録の演説だったな。 まるで用意して来ていたみたいだった。
[屋上の扉を開ける音さえさせずに。 いつの間にか屋上に居た光流は、神宮院へといつも通り緊張感なく笑って見せた。]
(104) 2014/04/05(Sat) 00時頃
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近づくのは気づかれてたか。 気配絶ち《ステルス》には自信があるんだけど流石は副会長《ロード》、次からはもっと本気で隠れて近づこうか。
[神宮院>>106の左の手袋に中へと戻っていく黒い霧のようなものを見て、軽口混じりの賛辞を口にする。]
……。
俺はいつだって俺自身の責務を果たしているだけさ。
[手袋から地を叩く松葉杖へと視線を落とす。]
(116) 2014/04/05(Sat) 00時半頃
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神宮院はよくやっていると思うぞ。 会長が消え、そんな体になっても副会長《ロード》として、十三血流《リネッジ・サーティーン》として責務を果たそうとしている。
ちょっと茶化したけれど、不動門への対応だってそうさ。 すでに進路委員《ガイド》が先導し、動いている奴らがいるしな。
[同意するように肩の鴉がカアと鳴いて。 その形《スガタ》を漆黒の弓へと変える。]
……そろそろ始まるな。
[ゆっくりと歩いて金網越しに地上を眺める。 その方向は校舎裏――神の坐す場所。]
(118) 2014/04/05(Sat) 00時半頃
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いや、統といい俺を買い被りすぎだって。 ただ得手不得手が違うだけだ。
[会長候補《オスカー》どころか、会長本人やかの夏鹿敷の一族と比べられてしまっては笑うしかできない。]
環境美化委員《スイーパー》も俺が選んだことだしな。 自分で信じて選んだものを重責と思うのも変な話だろ。
だから、俺は大丈夫だ。
…………。
[神宮院>>121の笑顔に釣られるようにいつもより少し自然に笑う。 ただ『許婚者』>>123の言葉にだけは、ほんの僅か一瞬だけ困ったように眉を下げ。]
(151) 2014/04/05(Sat) 01時半頃
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……俺はここから
Hyper long-range covering fire 超長距離援護射撃
と洒落込むさ。
[漆黒の弓に光が奔る。 片目の『視界』は幾つか潰されたが良好。]
(153) 2014/04/05(Sat) 01時半頃
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………あのな、"檀"。
俺は――…。
[神宮院が戦場へと赴くその前に そちらを見ずに独り言のように零そうとした呟きは、降り注ぐ緋弾の雨により中断される。**]
(155) 2014/04/05(Sat) 01時半頃
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……そういや。 結局、不動門の事は助けた方がいいのか。
よろしくとの約束通り。 俺は緋奈の意向に沿うけれど。
[まだ狙いをつけぬ矢は、誤射なく"どこへでも"当てられる。**]
(*32) 2014/04/05(Sat) 02時頃
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―――――――――――…!!!
[上空の『目』から警告が伝わる。 視界を埋めるのは迫る緋色の雨。]
檀ッ!!!
[攻撃源を探すよりも疾く、身体は動く。 神宮院へと駆け寄りながら、充填《チャージ》した光矢の切っ先を天空へと向け、放つ。]
(177) 2014/04/05(Sat) 13時頃
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[不自然な体勢から咄嗟に放った光矢は天に一筋の軌跡を描き、屋上への直撃弾を正確に捕える。]
――炸裂《ブレイク》!
[灼熱の閃光を貫く光線《レイ》が爆ぜる。 その緋と白の爆発は周囲の緋弾も巻き込んで、天へと光の華を咲かせた。]
(178) 2014/04/05(Sat) 13時頃
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……神宮院、大丈夫か?
[咄嗟の攻撃と防御の切り替え。 余波や撃ち漏らしがなかったかと、神宮院へと無事を問う。]
ったく。 何やっているんだか。
[今の攻撃と、ロビン>>163の手によってまた『目』が減らされた。 視界を繋《リンク》していた左の眼は、微かな痛みとともに赤く充血をしていた。**]
(179) 2014/04/05(Sat) 13時頃
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……無茶苦茶だな。 この攻撃お前達じゃないだろ?
こんな調子でやられた流石にきつい。 不動門の事は陽動と割り切ろう。
特に今は――神宮院が目の前にいる。
[微かに声のトーンは落ちた。]
(*34) 2014/04/05(Sat) 13時頃
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そこは、信用してるつもりだよ。 仮にも協力関係のある相手にこんな無差別攻撃を警告もなく平気な顔でやるようなら、協力も考え直したさ。
[帰ってくる否定の言葉達に人知れず息を吐く。]
(*40) 2014/04/05(Sat) 19時半頃
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……、…………いや。
[労り>>*38に少しだけ考え込んで、否定を返す。]
巻き込むのが嫌なんて。 そんな理由で脱落させるような子じゃないよ。 俺はそこまで思い上がれない。
俺もあいつらも己の意思で戦場に赴くのだから。
[同時に思い浮かぶのは、皇の事。 信頼する二人を思い浮かべ、ふっと笑う。]
(*41) 2014/04/05(Sat) 20時頃
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神様候補のお嬢様が守って欲しいなら。 それは吝かではないけどね。
[とても軽い調子で返した。]
(*42) 2014/04/05(Sat) 20時頃
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/* 俺もどうちょっかいかけるか悩んでたところ。
でも、今日神無月玄空もとい不動門が無事に強制帰還させられる流れなら軽い戦闘くらいならいいじゃないかな。 もうすでに仕掛けられているようなものだし。 小競り合いなんてよくあることさ。
(*44) 2014/04/05(Sat) 20時頃
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いや、『視界』を広げてたのに、あっちを気にしすぎて気づくのが遅れたのは俺もだよ。
[左の目を軽く押さえながら、神宮院>>200へと微笑みかける。]
たぶん、中庭の方かな。 あっちの方の式鬼はほぼ全滅だから助かる。
[絹手袋を解いた彼女の右手から黒い霧が立ち上る。 その後に残された肘より先のない腕に、礼を言いながらも少しだけ目を細める。]
(204) 2014/04/05(Sat) 20時半頃
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……檀、あのな。
[許婚者同士とはいえ、七人委員会《ジャキディス・セブン》と七人委員会《ジャキディス・セブン》と別れている以上線引をすべきと、光流は普段学園で神宮院を名前を呼んだりはしない。 けれど、緋弾の攻撃を受ける前に言いかけたのと同じ響きでもう一度、呼びかけ。]
…………。
一発、あちらにお見舞いするから。 その後で乱入しろよ。
[へらっと笑い、と去るその背に手を振って、黒鴉の弓を持ち直した。]
(205) 2014/04/05(Sat) 20時半頃
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ああ。
[短く返事を返し、神坐へと視線を戻す。 生き残った式鬼蟲達に指示を送り、攻撃範囲外へと退避させ。]
……さて。 散々俺の『目』を潰したんだ。 直撃はさせないが、多少の余波に文句言うなよ。
[此処からでは聞こえはしないだろうが、翅蟲を落としたロビンにそう言って、再び黒鴉の弓を引く。]
充填《チャージ》――5.4.3………。
(210) 2014/04/05(Sat) 21時頃
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……直撃されぬなよ。
[注意は届くか分からぬ不動門へも。]
(*46) 2014/04/05(Sat) 21時頃
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一ノ門流光気術『雷霆』
[凝縮された光気《レイ》が火花を散らす。
それは、音よりも早く。 途中の校舎《遮蔽物》すら貫通し。 雷速で虹色の蝶舞う神の坐す場のど真ん中へと突き刺さる。]
(211) 2014/04/05(Sat) 21時頃
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/* 了解。 個別解釈については申し訳ない。 普通にメモで聞けばよかったな。
(*48) 2014/04/05(Sat) 22時頃
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……うん。 流石に中庭まで経由させるのは欲張りすぎた。
[さわさわ、さわさわ。 式鬼蟲達が再び展開を始め、一直線というには不自然な軌道を描いた攻撃の結果を視る。]
まあ、それぞれ『警告』ということで。
[直接、校舎裏や中庭を狙えば、殺(と)れたかもしれないが、今のところは殺気はない。
しかし、予測よりもエフェドラが強い防御力で、正面から受け止めた為、より軌道のずれた光矢が澪標の顔にまで傷つけたのは想定外だった。]
(224) 2014/04/05(Sat) 22時頃
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[虹色の蝶を散らし、戦いの場を貫いた雷霆の矢。 それは神の坐する場所の地面に、消える事無く突き刺さったまま小さな火花を飛ばす。
――――ピシリ
大幅に威力の減衰した光矢の一撃だけではなく。 灼弾の砲火を受けた影響もあったのだろう。 矢が貫いた"空間"に罅が入る。]
(240) 2014/04/05(Sat) 22時半頃
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[投げかけられる警告など聞こえてもいぬ風で。 元の男の姿《カタチ》を取り戻しつつあった不動門>>226が、突如笑い声を上げる。]
『今こそ《神》を排す刻(トキ)!!』
[不動門の身体より虹色の蝶が溢れる。 だが、正門の時とは違い本体はそこに残ったままだ。
溢れる虹の蝶達は罅の入った"空間"へと殺到する。]
(242) 2014/04/05(Sat) 22時半頃
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|
[――ピシリ
さらに罅が広がる。 罅は亀裂に変わり、そこから微かな唄声が響く。]
(243) 2014/04/05(Sat) 22時半頃
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[それは神《零艇紫亜》の唄声――。
『名の無い転校生が現れ』天を緋色の雨で埋め尽くしたその後に――。]
(244) 2014/04/05(Sat) 22時半頃
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[ 学園に終末の唄声《コワイア》が響き。
カ ミ ニ チ カ ヅ ク そして、世界は 深化 する。 ]
(245) 2014/04/05(Sat) 22時半頃
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[月夜の如く薄暗い神域。 それが、闇に染まる。
そうまるで、『月か太陽が漆黒で塗りつぶされて』しまったかのように、闇は天を、地を、偽りの学園を黒く塗り潰して行く。
黒の中、より鮮やかに彼岸花(リコリス)が血の色を思わせ咲き誇るのが見える。 不思議な事に世界が闇に染まっても、それらの花や校舎、人の顔などを見分けるのに支障は何もない。]
(246) 2014/04/05(Sat) 22時半頃
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―屋上―
これは……ちょっと予想外だな。
[一面の漆黒(くろ)に染まる空。 降る唄声《コワイア》に天を仰ぎ見る。
遥か下で校庭で赤い彼岸花(リコリス)が揺れる景色は、まさに終末を思わせるもの。]
(255) 2014/04/05(Sat) 23時頃
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でも、好都合なのか。 この場合。
[聞こえた声に呟く。]
(*52) 2014/04/05(Sat) 23時頃
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『視界』は減ったが良好。 俺の力もむしろ闇の中でこそ真価を発揮する一閃《ヒカリ》だ。
予想外はあったけれど、問題は無い。
ただ、同じ威力の援護射撃は難しいかな。
[目元にかかる前髪を頭を振って払う。 暗黒の天に灯る一つの星のように輝く光矢は地上を狙う。]
(287) 2014/04/05(Sat) 23時半頃
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|
[式鬼蟲を通した『目』で戦いの場は視る。]
『邪魔をするなァ!!!』
[ロビン>>267の鎖に捕えられ、強かにその背を殴打された不動門はまるで打撃が効いていない>>280かのように叫ぶ。 周囲を舞う蝶の彩光が変化して、夕焼けの様な紅に染まり、炎が燃え上がる。
その瞬間、屋上より通常の光矢が飛来し、鎖を打ち砕く。
自由になった不動門は、神の元へと駆けることを優先し、 ロビン達へとくり出しかけた炎の攻撃は威力を欠いた。]
(290) 2014/04/06(Sun) 00時頃
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ああ、もう長くはもたないな。
[不自然にならぬ程度の援護では、ただの時間稼ぎにしかならない。]
罪を背負うのは当然としても。 俺は俺で、露払い以上の働きはするから、そっちはそっちで集中してくれ。
(*57) 2014/04/06(Sun) 00時半頃
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ああ、成程。落とすのか。
[作戦内容は聞こえない。 しかし、二人がかりで不動門を地面>>308へと引き倒すのに大まかなところを理解し。]
――――速射《ダブル》
[地に倒され、穴へと引きずり込まれかけた不動門が、体を蝶へと分解させようとした刹那。 間髪入れず到達する二本の矢がその頭上を掠める。
その驚愕による一瞬の硬直は、大きな隙となった。**]
(314) 2014/04/06(Sun) 01時頃
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……あとは任せとけ。
[無茶して死ぬなよ、と祈るような言葉は口にしなかった。]
(*59) 2014/04/06(Sun) 01時頃
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