3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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−南棟 屋上 給水塔− [>>5:375晴れやかな笑顔。それがより 闇 を深めた。 右手で少女の首の骨を折る。そして、身体の 闇 は少女を喰らい。 少女を あちらへと 送る。]
『…… お前も 口にしないだけで。』 『鬼 が 死 ねばいいって思ってたんだろ。』
『あの ばか は誰も殺してなんか居ない。』
『のに。』
『ただ 鬼 ってだけでさ。』
(2) 2010/03/06(Sat) 01時頃
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好きで 鬼 になったわけじゃない。
[一度だけ 下を見下ろして。]
…… ばか。
[小さく、小さく呟いた。]
(4) 2010/03/06(Sat) 01時半頃
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飼育委員 フィリップは、休み時間の喧騒の中に、消えた。*
2010/03/06(Sat) 01時半頃
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…… センセ。
無理、しないで、いいよ。
『俺』が皆殺すから。
[送る とは もう言わない。 もはや 闇 と 同化した 声。]
(*2) 2010/03/06(Sat) 01時半頃
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[護る、とは言わない。言えない。 彼のようにはなれないし。
どうせ 傷つけるしか出来ないのだから。]**
(*3) 2010/03/06(Sat) 01時半頃
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−校舎− [休み時間の喧騒を ゆらり 闇 は彷徨う。 どうしたのか、と生徒は尋ねて来る。知らない顔。
彼らには 見えて居ない 。
右腕も、左腕も、首も 僅かを残して 闇 と変わっている姿も。 熱の篭もらない瞳のまま、当たり障りの無い返答を返す。 廊下の窓 から 飼育小屋の在った所に視線を向ける。と。
>>23そこに佇む担任の姿。 口を開いて、何事か 呟く。 それは、音にはならない。]
(81) 2010/03/06(Sat) 20時半頃
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−用務室− [>>@22闇 の中 から 少女の 哂い 声。聴こえて。 寂しそうな 貌。 悲痛な 哭(こえ)。思い出す。]
…… あれ は
[放課後 チャールズ“せんせ”に呼び出されている。 用務室の鍵を先に手に入れれば 思い、用務室へ足を向ける。]
……。
[もうその部屋の主は居ない。 知っている。だから、ノックもせずにその扉を開けて、そこに人影が在るのに
青碧を見開いた。]
(82) 2010/03/06(Sat) 20時半頃
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[そこに、人が居た事。 ―― 居ないと 思っていたから。 そこに、居た人が居ない事。 ―― 知っていた けれど。
そこには、人のいい用務員が 居て。 あの鬱陶しい髪をした 胡散臭さえ感じる 不精髭の 用務員では、なく。 居なくなった席には 新しく 本来の 誰 かが座る。]
……ダレ?
[尋ねれば 彼は薄い頭を?きながら、忘れたのか、と笑う。 ヌマタロウと言っていたような気がするが、もう どうでも良かった。
用具室の鍵を尋ねれば、すでに貸し出した後。舌打つ。 ならばもうここに用は無いと踵を返す。用務室を出る前、一度だけ足を止めて、振り返る。]
……、……結局 ラーメン食べて、ねぇや。
[待ってろ。そう言った嬉しそうな声だけが 今は。]
(83) 2010/03/06(Sat) 20時半頃
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−用務室⇒北棟 東階段踊り場− [まだ何か用かと尋ねて来る、知らない用務員に首を振る。]
ナンデモナイ。
[そして、用務室を出、聞いていた呼び出された場所へと向かう。]
チャールズ“せんせ” も 殺せればいーのになぁ。
[過去に逆戻ったとは 思ってない。思えない。 記憶が塗り替えられているだけだ と思うけれど。]*
(84) 2010/03/06(Sat) 20時半頃
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… … 殺せりゃいいのに。
(*18) 2010/03/06(Sat) 20時半頃
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チャールズ “せんせ” も
[あいつら も みんな みんな ころして ]
(*21) 2010/03/06(Sat) 20時半頃
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[担任の、かなしみ には 気付かない。 寂寥も 闇 に 覆われる。]
てか 用務室に鍵なかったんだけど……
[それでも、この過去が消えてないから、まだ まだ けど まだ、見つけてもいけない。
みんな ころす の だから。]
次は 誰 殺そ。
(*24) 2010/03/06(Sat) 21時頃
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ああ、そう。そう……だね。 もうすぐ、勝てるね。
[橙色の 目玉 は もうひとつ。 薄紫色も 送れる ことは、教えている けれど。]
誰でも いいよ?
もう 誰だって同じだ。
(*27) 2010/03/06(Sat) 21時頃
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…… そう みんな ころすから。
[勝てる。 あとは みつけて 。]
(*32) 2010/03/06(Sat) 21時半頃
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……センセ
[おくって あげられたら よかったのか。 まだ 殺してない なら 同じ場所に行ける?]
(*33) 2010/03/06(Sat) 21時半頃
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… …そ?
[鬼ごっこの好きな、女の子。 橙の 目玉 が 教える 。]
ミッシェル が、いいのか な。
[くつり]
[ 闇 が 歪(ひず) んで 嗤 った。]
(*36) 2010/03/06(Sat) 21時半頃
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何、センセ。 心配しなくても 簡単に殺せる よ?
[身体の 闇 は濃く深く。]
(*37) 2010/03/06(Sat) 21時半頃
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俺は オスカーも いいな って思って んだけど。
お互い様 だって、言ってたからね。
[今でも、言ってくれるだろうか。言えるだろうか。]
殺されそうになったら なんて思うかなぁ。
(*38) 2010/03/06(Sat) 21時半頃
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何、黙りこくってんのセシル。
お前には、ケイト 任せたじゃんか。
(*39) 2010/03/06(Sat) 21時半頃
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……、……。
わかってんなら いいよ。
[裡 には 何 も載せない。]
(*43) 2010/03/06(Sat) 22時頃
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…… セシルは オスカーでも良い? ミッシェルが、良い?
[担任が 手を見ているのを 知らない。 自分が 殺す 気でいるから。 途切れた、言葉。首を傾ぐ。]
心配 要らないって。
[彼女の裡も 知らない。 心配も 解らない。
今はただ 殺 す だけが 目的で。]
(*45) 2010/03/06(Sat) 22時頃
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俺が 皆 殺す よ?
[浮かぶ感情は 昏い、暗い 闇 よりも 冷たい 愉悦。]
(*46) 2010/03/06(Sat) 22時頃
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[それとも 彼女が する気で居るのだろうか。
闇 は 蠢 いて 殺意を 紅玉 に向ける。
彼女の 裡を 知らない まま。]
(*47) 2010/03/06(Sat) 22時頃
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飼育委員 フィリップは、用具室を目指して歩くが、辿り着けたか、どうか。
2010/03/06(Sat) 22時半頃
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−移動中− [闇 は 彷徨う。 冷えた 青碧 。映すのは 。
ぴたり、足を止める。]
…… 。
[緋色ではない薄紫。 同じ、薄紫の彼に。 似てる 、 二人。]
俺は 殺すだけ 。
[彼女のことは、彼に任せたから。 携帯を取り出して 今までで一番簡素なメールを打ち込んだ。
いつか視聴覚室で、誰にも送らなかったメールは。 結局、誰にも送られないままそこにある。]
(102) 2010/03/06(Sat) 23時頃
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送信者:フィリップ 宛先:ファイルヒェン 題名:無題 本文: 人 殺し
[たった一言のメール。 打ち終えると 口元は 嗤 み の容 に。]
(104) 2010/03/06(Sat) 23時頃
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[嗤み の容は。 さらに 歪(いびつ) に。]
…… 。
[青碧 を 細め。 静かに 歩き出す。向かうのは、生徒会室。]
(110) 2010/03/06(Sat) 23時頃
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−生徒会室− [落陽に照らされた部屋には誰も居ない。 落暉 の 橙色。 闇 に 沈む あか。
>>114程なくして入ってくるであろう、彼に。]
あれ、よく解ったなぁ オスカー“さん”
[早かったね、と 落陽を背に わらう。]
(117) 2010/03/06(Sat) 23時半頃
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[落暉の 橙。 闇 に 落ちゆく あか の色。
薄紫 は 夜明け
白 は 光
赤 は 落陽 を包む 暖かな そら
知っている赤はバーナバスの 色。
だ、けれど。 クラスメイト の ディーンを思い出だせば。 ディーンとメアリーは、お互い包み込むような。]
あの二人は 赤 い 糸の方が あってるかな。
(*49) 2010/03/06(Sat) 23時半頃
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[沈む 夕陽 を見て ぽつりと 零す。 零したのは、最後の一言だけ だけど。]
(*50) 2010/03/06(Sat) 23時半頃
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ディーン、と、メアリー。
あの二人って どうして。
[居なくなってしまったのか。 連れて行くと、言っていた教師の顔が過ぎる。]
(*52) 2010/03/06(Sat) 23時半頃
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−生徒会室− [落陽を背に。 その身は半ば 闇 と化している、逆光で暗いだけじゃない。 影 の中 青碧はわらう。]
ジョークだろ 流せよ。オスカー。
[>>123改めて名前を呼び 窓枠に 闇 の手を載せ。夕陽の あか を瞳に映す。]
……来たのは、あのメールの件、だろ?
[残った右眼の 視線だけを 向けた。]
(126) 2010/03/06(Sat) 23時半頃
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−生徒会室− [>>129変な自慢を聞かされた。]
さん なんて、普通の敬称じゃねーの。 一々反応するなんて、…… それだけ気に障るんだ。
[頷き、尋ねられた言葉。]
ふぅん イタイ んだ。 居なかったからって、見られてないとでも思ってんの? それに、携帯って文明の利器があるんだよ。
[闇 は ゆうらり、と揺蕩う。]
…… 。 聞いた から な。
(133) 2010/03/07(Sun) 00時頃
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何で、殺した。 鬼、だから?
[青碧 は 冷たさを増しながら 見。]
(134) 2010/03/07(Sun) 00時頃
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…… ディーン は。メアリーは。
[殺したのは自分だけど。]
あの先生が 連れて 行ったのかな。
[送れなかった。 だから 消えたことが解る。
その彼は 連れて と 言っていた と聞いた気がする。]
(*56) 2010/03/07(Sun) 00時頃
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…… そう なん だ。
[ 幸せ よ と 言う 担任 と 用務員の 二人の遣り取りが 最後に交わしていた 言葉。]
(*57) 2010/03/07(Sun) 00時頃
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−生徒会室−
それはご愁傷様。顔の出来がいいってことよ。
[>>136少しだけ、苦笑する。]
…… 何かして、何か出来たかね。
[制止の声も聞かず、離れず、牙を剥かせたくせに。 青碧はさらに 冷える。 満足か、そう問われて、肩を竦めた。]
本音なら まあ、答えを得られた意味では。
[ふ。息を吐く。]
そ っか そう 鬼だから。
(138) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
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じゃ、殺して、満足なんだな。
[青碧 は 細く 堪えるように 眉を寄せて。俯く。 堪えたのは 嗤み か ―― か。]
(140) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
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じゃあ 俺も お前を殺す。
鬼 だから。
[顔を上げる、そこには歪(いびつ)な 微笑。]
お互い様 だよなぁ?
(141) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
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――
何が ?
[何を想っていた。 問われて 一瞬だけ 止まる。]
いや、他に。 先生のそのちから? 知ってて、誰も止めなかったのかな、ってさ。
[死ぬことではなく。 鬼 を 連れて行くことを。]
(*60) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
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……あの ばか は 誰も殺してなんてない
ただ、不運に 赤いビー玉を拾っただけの 人 だ
[なのに。]
お前らは ただ 鬼役 って理由で殺したんだ
[ただの、人殺しだ ―― 闇 は 謂う。]
(143) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
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お前にわかるか?
なりたくてなった訳じゃない 鬼 それだけの理由で
殺さなきゃ殺される 鬼 の 殺されなきゃならなかった 鬼(あいつ) の――
[最期まで、護るといって いた。 彼の。]
解るわけ、ないよな。
(145) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
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っなん ……!!
[握り締められた手に じわりと汗が滲む。]
[焦り。]
(*61) 2010/03/07(Sun) 00時半頃
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飼育委員 フィリップは、理事長の孫 グロリアの手を振り払って 睨む。
2010/03/07(Sun) 01時頃
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ど……
う
[――どうして。 汚さないで 欲しいのに。]
邪魔 すんなよ 俺は 殺すのが 愉しいんだ。
[それも 本当。]
取り上げる 気 ?
(*63) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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…… ッ 。ちが っ
[違う。]
いンだよ、俺はっ 俺は
[せめて、もう、二人だけでも。]
[青碧 が 揺らぐ。]
(*66) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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俺は
[傷つけるしか出来ないから。]
いーんだよ。
[それに。]
センセ が セシルが無事な方が 今は いい
(*67) 2010/03/07(Sun) 01時頃
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センセ まで、そまんなくったって、いーじゃんか ……。
[それは、揺れた青碧 の 震えた声。]
ど し て ……
[もっと上手く、止められないのだろう。 どうして 止まってくれないのだろう。]
(*70) 2010/03/07(Sun) 01時半頃
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−生徒会室− [>>146突然に扉が開いて、担任の女教師が入ってくる。 制止する、声。握られた 闇 でしかない、手。
見開いて、直ぐ手を振り払うと睨む。 真っ直ぐに見つめられて 一瞬 青碧が 揺れた。]
……ッ離せよ 邪魔すんな!
[振り払った 闇 の手を 青碧 に被せ。 闇 で 隠して。 闇 を、載せる。 >>147オスカーの言葉に向き直る。 出来ること、人ぞれぞれ違う。 そうだ 俺が出来るのは ひとつ。]
殺される 殺すかも知れねぇ相手に何言えってんだ。
見えるもの ? じゃあ、あいつが何かしたのかよ しねえよな、あいつは護ることしか考えてなかった ばか だ。
(151) 2010/03/07(Sun) 01時半頃
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[ずっと聴こえていた 慟哭(こえ)。 ばか と言った時だけ、青碧 は 闇 を薄め。 >>148それだけの理由。冗談じゃない、その言葉に。]
お互い様 って、言ったろ。
[嗤う。彼が誰に向けて言えなかった言葉、とか。 此方も、彼の心の内など知らないまま。 >>150カッコつけ、その言葉に一度だけ、闇が揺らいで。]
…… ばかじゃねぇの。
[続いた言葉に 青碧 は 闇 をまた燈らせて 口元は弧月を描く。 闇 が 霧散するように*拡がった*]
ご立派な、ことで ――。
(152) 2010/03/07(Sun) 01時半頃
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[僅かに戻された 闇 の侵蝕。 闇 が 青碧 が 揺れる。]
俺と なんか 一緒じゃなくて 一緒 なら あの ばか と――
[同じでいいじゃないか。 違う 違う 。 この女性(ひと)は 彼と同じだ。
護ろう と ―― 。]
―― 。
[ ばか と 。とても、とても小さな 声で。 彼に向けたのと同じ*言葉*]
(*72) 2010/03/07(Sun) 01時半頃
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[忠告が届く。]
…… そ か。
[放課後によく話した少女の名。] [蒼色の瞳の少女と同じく気遣ってくれた彼女の名。]
[けれど、もう。]
(*77) 2010/03/07(Sun) 21時頃
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[聴かせたくないから。 声 に 変える事はないが。
もう 殺 すだけの対象。
来ると言うのなら。 コロシテシマエ ばいい。]
(*78) 2010/03/07(Sun) 21時頃
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[そして 届いた 名前。]
ケイト ―― !?
[何が。 ああ、けれど。 薄々、感づいては居た。 ここは 本当の過去じゃない。
だから 本当 の ケイト は――]
どこ。
[どうして こんな 過去 を見せるのか。 彼女が思い出したのか。 彼女からのメッセージなのか。
それは 解らない 。]
(*79) 2010/03/07(Sun) 21時頃
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[変えてほしかったのか。 知ってほしかったのか。
見つけてほしいからか。 たすけてほしいからか。]
(*80) 2010/03/07(Sun) 21時頃
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[けれど。]
(*81) 2010/03/07(Sun) 21時頃
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…… 。
[届かない。 苦く 辛そうな 噛む様な 声。
ああ 過去 は 記憶 は 所詮。 けれど、それは経緯。今に繋がる。]
見つけてやれ よ。 ケイトは それ待ってんだよ。
[ひとりで つめたい やみのなか くるいながら、それでも ずうっと ずうっと さけびながら ながいあいだ もとめて。]
みつけて たすけてやれよ。
(*83) 2010/03/07(Sun) 21時半頃
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−生徒会室− [>>153変わらない 担任。 裡に響く、こえ。そんなんじゃ ないのに。]
―― こわれない。
[>>154優しい言葉に 青碧 を細めた。]
これがきっと俺の本質だから。
[しずかに わら う。 >>189オスカーのぼやきに 口端を吊り上げた。]
イヤなら、大人しく屠殺されときゃ良かったんだよ。 後は―― 自分から、死ぬとか、な。
[内心は、やはり知らないまま。 何もなければ、言いもしなかったろうから。
変わらない、と、闇 は謂っただろう。]
(204) 2010/03/07(Sun) 22時頃
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|
ッ センセ やめ ――
[>>155>>156静かな、言葉。振り上げられた黒。 瞠目して。 >>190避けた事に 安堵した のは彼の無事ではない。 もう 彼らのことは 殺 す対象でしかない。]
……ケンカ? ――違うだろ。 お前らが戻るって言うなら、これは、 ただの 殺 し 合い だ。
[平和さの残るその言葉に 短く 嘲(わら)った。 担任の、彼女が、引く気がないならば。 止められなかった、自分は、彼女を また 傷つけて。 自嘲しか出てこない。それでも。]
(205) 2010/03/07(Sun) 22時頃
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…… 何 他に
他の“せんせ”―― ?
[そでもなきゃ、スティーブンへ向けた 男教師に対する 顕な 嫌悪は。]
(*87) 2010/03/07(Sun) 22時頃
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|
[マスターキー あるのだろうか。 あるとしても、保管してるのは 恐らく立場在る。
間に合うのだろうか。 間に合わなければ、この悪夢(ゆめ)が また 闇 に戻るのだろうか。]
(*88) 2010/03/07(Sun) 22時頃
|
|
−生徒会室− [>>196開けられた扉。闇 が膨れ上がる。 殺 す対象が増えた ことに。]
マーゴに、ミッシェル、か。
[>>208呆れた声 に応じて 残る右眼だけ見る。冷ややかに。 つまらなそうに。]
ケンカなんてあれが勝手に言ってるだけだし。
[>>207その彼は至って、軽い。そのことに、笑む。嗤む。]
殺される気があるなら、殺し合いになんて発展しねーのよ。 殺意を持って対峙して、それが殺し合いじゃなきゃ、なんなの。
ま、言葉なんてどーでもいーか。
[闇を拡げ形作る、それは、闇色の鳥。]
(210) 2010/03/07(Sun) 22時頃
|
|
[聞こえた。 たすけをよぶ悲鳴(こえ)。 聞こえてしまった。 なら。
如何程もどかしいのか。]
(*90) 2010/03/07(Sun) 22時頃
|
|
行かないよ。
[促された声に。]
(*91) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
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|
−生徒会室−
遊び足りないんじゃなくて、 殺 し足りないんだよ、この女はきっとね。
[>>211椅子を振りかぶった彼女に、闇色の鳥を飛ばす。 飛ばして、嗤う。闇 を纏って ミッシェルへと向く。]
ほら 。 理由も 何も訊かずに、これだ。
自分たちが 被害者だって面で、 殺 したいだけなんだよ。
(216) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
|
|
[>>214促す声に、見ないまま。]
こいつらがセンセを助けてくれるってんなら、聞かないでもないけど。 何にも聞かずに人を 殺 すような奴らだからなー。
[期待できない。 そもそも 期待なんて しない。]
何の情緒?
[>>217彼の言葉に あえて突っ込んでみた。]
殺し合いに何求めてんの。 綺麗にしたい? …… そうまでして自分を誤魔化してぇ?
[くすくすと、肩を揺らして、わらう。 いびつに ひずんだ ゆがんだ わらい。]
(221) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
|
|
お喋りがどーでもいーとは言ってないのよ、俺。
[>>222ミッシェルの言葉に くすくすと、闇 の鳥は霧散させる。 そして、また、右腕に止まるような鳥を生み出す。 闇 は 負の感情で生まれ続ける。]
ケンカ についての言葉 どう言ったっていいかって話。 話さねぇと話さねぇで、拗ねるお坊ちゃんが居るからねぇ。
[お前は別に話したくなきゃ、いいんだぜ、と、彼女に わら う。]
―― 一生分体験したなら もう 死 ねば?
[わらい ながら。闇 を向ける。]
(224) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
|
|
[頑として、 譲らない こえ。 ほんとう は 汚してほしくなんか なかった のに。]
…… わかった よ。
でも。
(*95) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
|
|
今回だけだよ。
もう、って言うけど 俺はそんなに送ってねぇ し。
センセに そんな事されるほうが、こわれそうだ。
(*96) 2010/03/07(Sun) 22時半頃
|
|
−生徒会室−
いやぁ何、突っ込んでほしそうだったから。
[>>226殺し合いには場違いなほどの、軽口の応酬。 すでにそれは 狂気 じみた情況で。]
…… 帰ったって、戻ったって ―― 。
[裡で聴こえた声に、言葉を止める。 彼女の邪魔にならないように 金髪と、黒髪を 牽制しながら。]
じゃあ、黙ればいい。
[>>229冷たく言い放つ と。闇 を 振る。]
(231) 2010/03/07(Sun) 23時頃
|
|
−生徒会室− [>>237ツッコミに突っ込みを返されて、肩を竦めた。 闇 に侵されなければ日常で出来た会話だろうか。 否 きっと 侵されたからこそ、出来た会話だ。]
…… へぇ
[>>238今まで見せなかった、激しい感情が。 垣間見えて 青碧 が 闇 を纏って 細く、わらう。]
(241) 2010/03/07(Sun) 23時頃
|
|
… …手を 出すな か。
[くつり、嗤う。 向こうに行ってと 行かなかった くせに。]
護りたいのかね。
護りたいのに
[護るといって、殺された彼を想う。]
護れなかったら あいつも 少しは 解るかね。
(*99) 2010/03/07(Sun) 23時頃
|
|
−生徒会室⇒小ホール− [夕闇 から 深淵の闇 に落ちる。 夜 長い長い 夜。絶望と 苦痛の夜。 過去 居ないはずの過去が消えて また夜に戻ったことに。 一度だけ、眉を寄せて、目を閉じる。けれど。]
……静かになったな?
[>>239睨むミッシェルを 闇の中でも尚その闇は 昏く。 彼女にも、横たわる 屍 にも愉悦を浮かべる。]
もう直ぐ、同じ所へいける。 聞こえるだろ、声
さみしい くるしい、 おいで、って、さ。
[死人 の 屍 の だれか の こえ。]
(250) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
|
|
夜が また 来たな。
[ぽつり。 思った、色を、思い出す。 光の 白、と。
夜明けの ―― 。]
セシル。
(*100) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
|
|
過去 は 過去だ。 あれは現実はじゃねーよ。
[現実なら 日常なんて過ごせる身体では、疾うに 無い。]
(*103) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
|
|
ほんとの ケイトは ここで待ってる。 朝が来るのを 待ってるんだ。
夜明けの 薄紫色を。
[夜が来た。 闇 に落ちた 落暉。]
そっちは任せたからな。
[見せてやれ、と 謂った。]
(*104) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
|
|
[護れなかった いたみ]
お互い様 だろ?
[闇 落ちる。]
(*105) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
|
|
−小ホール− [異形の、蠢く、音、声、それが耳に心地よい。 下りた 闇、落ちた 闇。交わって、合わさる。 >>253言葉に、僅かに人として残った部分、右眼でわらう。わらう。]
それはそれは、殊勝なことで。 ついでに大人しく殺されてくれたら、もっと嬉しいんだがね。
[あの子みたいに、と。]
ま、大人しくしてなって。 目の前で、誰かが殺されるの 見てな よ。
(259) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
|
|
勝てば 帰れるさ
[帰れるなんて思ってない のに。 そして、彼女は生き延びて 幸せなのかと、思う のに。 そんな声を 響かせた。
そして 自分は もう 殺す ことしか 出来ない のに。]
(*109) 2010/03/07(Sun) 23時半頃
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護るって 言ったやつ は 殺 された。
[お前らに。]
お互い 様 な。
(260) 2010/03/08(Mon) 00時頃
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/* 中身ごめんなさい。不安なので。僕吊り? センセ吊り? センセ吊りに見えてたので、手を出してないのだけど、僕吊られた方がいいかな。
(*110) 2010/03/08(Mon) 00時頃
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/* 返事ありがとうございます。良かった、合ってた。不安でおろおろしてたごめん。 じゃあ、それにあわせて動く ね。*
(*113) 2010/03/08(Mon) 00時頃
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−小ホール− [>>263返って来るミッシェルの言葉、肩を竦めて息を吐く。]
御転婆娘だな。
[御転婆のように思えた少女の方が余程大人しく死んだ。 うっかり手を出すと言う言葉に、闇 が蠢いて彼女の手を掴む。 それは 人 の左腕の形。]
大人しく見てなって、……顔色悪いよ?
[にたり、嗤って。邪魔はさせないと、阻む。けれど、気付いて、居ない。 >>257担任教師の彼女の、蜘蛛越しに立つ姿が、無防備なことを。]
そ?
[最初から、全滅するしか。 こちらには確約された 死 があったけれど。]
ま、仕方ねーやな。
(271) 2010/03/08(Mon) 00時半頃
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−小ホール− [>>276腕の軋みは 闇 を通して伝わる。 千切ってやろうか、と思いながら。 負けるといわれれば、口元を歪めるだけ。]
この…… もう少し大人しくしてろ!
[落ちたナイフを蹴り飛ばすのに 彼女を掴んだ手の 闇 が強まる。 振り向いて見えたのは ―― >>278ナイフは足元を滑って行ったか、黒髪の少女は譜面台を振り上げて。]
…… センセ!!!
[呼ぶ けれど。 少女に気取られた 彼女 の 今は背面から >>279オスカーが見え ミッシェルを掴んでいたのとは違う、腕 止まっていた 闇 の鳥を彼へ向けて――]*
(283) 2010/03/08(Mon) 00時半頃
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センセ 後 ――
(*116) 2010/03/08(Mon) 00時半頃
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[叫びたかった。]
[なのに。] [どうして。]
[言葉が 出ない。]
(*118) 2010/03/08(Mon) 01時頃
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