人狼議事


64 色取月の神隠し

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一平太は、勿論その後は…である。

10347 2011/09/21(Wed) 21時頃


【人】 門下生 一平太

[>>37呼ばれた声に前を向いた。]

 ああ、明之進くん。

[声に反応したときには炎の色が違っている。]

(38) 10347 2011/09/23(Fri) 23時半頃

【人】 門下生 一平太

[>>39姿を変える焔に目をぱちくりさせて。]

 あは。
 あははっ。
 何をやっているのさ。

[涙で崩れた顔のまま、くすりと笑って。]

(40) 10347 2011/09/24(Sat) 00時頃

【人】 門下生 一平太

[>>48その言葉には邪気は感じられない。

ただ、遊びたい。その意思に目を細くした。しょうがないなあ、そんな気持ちも混じっていることだろう。

わかったわかったよと、静かに肯定した。]

(55) 10347 2011/09/24(Sat) 01時頃

【人】 門下生 一平太

 >>56たまこ姉ちゃん…大丈夫なの?

[たまこの笑みに、少し不安さを感じて。]

 明之進君、今は放っておけない…。

[だが、矢張り。
ニンゲンとして生きる、その迷いはある。]

(70) 10347 2011/09/24(Sat) 02時頃

【人】 門下生 一平太

[>>68無論、彼と行くことは厭わない。

しかし明之進は理解してくれるだろうか。

暫くは人として生をしたいと。それまで待てるかと。そんな我が侭。

しかし、彼は友達。それは変わらない。だから例え人里に戻ろうと、いつかは帰ってくるつもりなのだ。]

(73) 10347 2011/09/24(Sat) 02時頃

一平太は、日向どんまい。

10347 2011/09/24(Sat) 03時半頃


【人】 門下生 一平太

 >>67たまこ姉さん…。
 うん、僕は今は此処に残るよ。
 ごめんね、たまこ姉ちゃん。
 そう言ってくれて僕も嬉しい。

[傍らに明之進が居るだろう。
それを承知で、声を出す。]

 でも、僕は世に遣り残したことがあるんだ…。
 我侭なことだけど、皆にお願いして―いつか戻ってくるつもりだよ。
 
 夢にまで見たアヤカシと友達になれて。
 この嬉しさを、残しておきたいんだ。

(85) 10347 2011/09/24(Sat) 04時頃

【人】 門下生 一平太

 ―また、青葉村にきたら、そのときはよろしくね。

[居なくなる、帰るという言葉を言わないように言葉を並べて。たまこ姉さんの手をぎゅっと握った。ちくりと痛む心に、口元だけを笑みを浮かべても、中では歯軋りに近い噛みかたをしていた。

僕、戻ってくるから、それまで待ってて―。
本当に戻れるか自信が無く―それは、言えなかった。]

 >>68明之進君、行こうよ。
 今はたくさん遊ぼう―!

[一旦たまこからを離れて、連れ立ってあやかしの里を巡り始める。日向や藤之助と会い、再開を喜ぶのは、そう間もないことだろう。]

(88) 10347 2011/09/24(Sat) 04時頃

【人】 門下生 一平太

― エピローグ ―

[あの後。あやかしの里に残るも、とある逢魔時より人里に戻った。

私の帰還はとても騒がれたものの、経緯が有耶無耶になったのは、恐らく顔を知る者が協力してくれたに違いなかったのだろう。

それから数十年の月日が流れていた。]

(89) 10347 2011/09/24(Sat) 05時頃

【人】 門下生 一平太

[私は幼顔と呼ばれた成人の頃を既に過ぎ既に老年となった、髪も大方白くなっていた。

あやかしの里の暮らしで理解したことは、恐らく私は里に馴染んでいる。そして、里に馴染むと大方はアヤカシになるそうだ。

しかし私が変化をしなかったのは、今は拒む意思の力だろうか、それとも里が待っていてくれたのだろうか、それはわからない。]

(90) 10347 2011/09/24(Sat) 05時頃

【人】 門下生 一平太

[それは明之進への、私と仲を良くなってくれたアヤカシたちへの、大きな我侭だった。

優柔不断なれど、まだ少し未練がある…それは、自分の夢のことや親しい人の事。

そして―私は人間としての生をある程度全うしたい―そう頼んだのだ。

永遠ではないにしろ人間により遥かに長い時を刻めるアヤカシが多く居る、故に言える言葉であると思う。

それでも、私は逢魔時にてあやかしの里への道が開く時は、事欠かさずに来訪していた。]

(91) 10347 2011/09/24(Sat) 05時頃

【人】 門下生 一平太

[その後、書き物として、アヤカシとの交流から彼らを紹介する本を作成した。数年に一度発行したそれは、概ね都会の商人や花魁などに人気が出たと聞く。

アヤカシを書き物として人間に紹介すること―本人達には許しを貰ってはいるが―これを是とするかどうかはアヤカシの中でも賛否が分かれるのではないか、と今でも私は思う。

そのことで何か恨まれても致し方ないかなと、今は苦笑している。現にそのお金で私は暮らしていたのだから。人間の暮らしを理解できるアヤカシであれば、なおのこと。]

(92) 10347 2011/09/24(Sat) 05時頃

【人】 門下生 一平太

[アヤカシの姿になったら、自分がどの様な姿見をしているかが想像がつかない。案外私の昔―そう、アヤカシを初めて認識できた頃の姿に戻るのか、それとも今の型なのか。それとも書物のアヤカシにでもなるのか。

長年触れ合っているとはいえ、矢張り想像の域を超えない。望むべくは彼らが、自分が望む姿がいいと思う。]

 しかし、だ。
 私の望むべく姿は―。

(93) 10347 2011/09/24(Sat) 05時頃

【人】 門下生 一平太

[次の逢魔時はもうそこまで来ている。今の作品こそ、私の絶筆になろう、これにて筆は置くのだ。
身支度は済ませてある。人の世に生きるも後僅か。もう未練は無い。

ああ、なんと私の我侭で卑しいことか。人間として幸のある生を送ったばかりか、そのまま輪廻の輪をはずれアヤカシとして次の世を生きようとは。
様々なアヤカシの、望む望まぬの様々な成立ちを聞いてから、なおいっそうのこと思える。私は恵まれすぎて地獄に落ちるべき存在なのかもしれないと、時折考えるのだ。]

それでも私は望む。自分のため、友のため。
隔世にて生きる、次の世に身を馳せているのだから。

[最後の句は、本のそれでもあり、自身のそれでもあっただろう。]

(94) 10347 2011/09/24(Sat) 05時頃

【人】 門下生 一平太

[―後世には。
 「変化に精通した男は、最期に自らが変化になった」と記された。
 かもしれない。]**

(95) 10347 2011/09/24(Sat) 05時頃

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