276 ─五月、薔薇の木の下で。
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―自室―
[ベッドの中で身じろぎし、欠伸をしながら体を起こす。 寝てからどれくらい経ったか。]
んー……
[何だか、寝苦しかった気がした。 空気が重く、微かに甘いような。]
…………。
[枕元に置いた眼鏡をとって、かける。 カーテンを開けると、窓の外の明るさは太陽ではなく、月の光だった。まだ真夜中だったか?と疑問符が浮かぶ。]
(31) 2018/05/19(Sat) 01時半頃
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…………。
[しかし、目覚まし時計で時間を確認して、訝しげな顔。
日の昇りきった時間ではないが、空が明るくなり始めていてもおかしくない時間だった。時計が壊れた?と思いながら、正確に秒針の動くそれから目を離す。
何だか奇妙だったけども、早めの朝食でもつまみに行こうか、とベッドを抜け出し、着替え終われば廊下へ。**]
(32) 2018/05/19(Sat) 01時半頃
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―廊下―
[食堂を目指しかけ、そういえば談話室にチーズタルトがあると聞いたのを思い出し。先にそっちを取りに行こうか考えて彷徨う。]
ん。
[うろついているとシャワー室近くで驚かれたような声。>>75 髪を結わえない、裸足のパジャマ姿に、相手を認識するのにかかった時間数秒。身なりは整えている印象の強い相手だったから。]
……マーク。 朝食……夜食?摂ろうかと。 そちらは、シャワーに?
[どうしてここに、の問いに、真意とズレた回答。場所も手伝い、寝起きでさっぱりしてから色々整えるのかという予測。**]
(79) 2018/05/19(Sat) 16時頃
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―現在シャワー浴びている先輩とは―
[パン作りが得意な先輩のことは、ロビンも話に聞いていたし、級友に混ざってパンを貰い、もくもく食べていたこともある。
ある日調理室を通りかかったら、パンを作っている最中だったので。]
……見学させて頂いてもいいですか。
[なんとなくの興味。 駄目だと言われたら、頭を下げて出ていっただろうが。
許可を得られたら、邪魔にならないよう黙りこくっているから、実に静かな空間が形成されたことだろう**]
(84) 2018/05/19(Sat) 16時半頃
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ロビンは、モリスに貰ったキーホルダーは、四角い。
2018/05/19(Sat) 18時半頃
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―廊下―
他にも早起きがいるんだな。
[横目で見たシャワー室の明かりはついていて、人の気配がしていた。]
……時計も見たら、そろそろ明るくなってもおかしくない時間だと思ったんだけど。……暗いな。
こんなことも、あるらしい。
[小さく頷いた。空がおかしくなっていると疑うより先に、自分や家電を疑うのは普通の反応だろう。何気なく窓の外を眺めると、眠る前と比べても月の位置は変わっていないように思えて。]
…………。
[何とも言えない顔になる。**]
(107) 2018/05/19(Sat) 21時頃
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ロビンは、イアンよりも背が低い。
2018/05/19(Sat) 21時頃
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ん……
[常識が邪魔をして、怪異などまさか、と思う。しかし、マークもよく寝たと言っているわけで、笑い飛ばせない物があった。……何だろう、何が起こっているのだろう。>>112
答えは見つからないまま、新しい人影。]
あ、ケヴィン先輩。 僕は通りすがりですので。
[先輩らしく襟を正そうとしている様を見上げ。 動いた時にふわり、漂う花のような香り。>>109
そんな匂いの石鹸でも使ったのかと、シャワーの後だから然程気にはならず。しかしこの先輩から小麦以外の匂いがするのは珍しい。*]
(121) 2018/05/19(Sat) 22時頃
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…………。
[行かなくて大丈夫か。 その言葉に、元々部屋を出た目的を思い出す。>>149
何が起きているのだとしても、空腹ではいざという時に力がでない。実はあまり空いていないが、詰めておいて損はない。]
……うん、大丈夫じゃないな。 補給してくる。……では。
[マークに頷き一つ。ケヴィン先輩にも会釈して、ゆったり歩き出した。**]
(169) 2018/05/20(Sun) 01時頃
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[背にかかる声に、去りかけた足を止めてゆるりと振り返る。まだ声の届く距離。>>221
いつもよりも言葉が多く、自然な笑みを浮かべる先輩。小さな違和が降り積もる。変化すること、そのもの自体は厭いはしないけど、その変化には胸がざわついた。
色香と……どこか、不安を伴うような。
言われた言葉が忠告なのか何かの例えなのか、計りかねたけれど。>>221>>222]
(224) 2018/05/20(Sun) 11時頃
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……少しくらいの疵なら平気です。
[そんな状態になったら、愚かなのかもしれなくとも、きっともがくだろうと思う。
礼をして、今度こそその場を後にする。 無口な先輩の微笑が、胸に残った。*]
(225) 2018/05/20(Sun) 11時頃
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―廊下―
[シャワー室から離れてすぐの廊下で。]
ん。お……
[走る同級生を見た。>>223 挨拶しかけたが、考えごとに夢中なのか脇を走り行く。]
……おい、廊下走るな。
[果たして声は聞こえたか。**]
(226) 2018/05/20(Sun) 11時頃
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―廊下―
ん?
[立ち止まる同級生は絵の道具も持たず、必死な様子。>>263]
……ああ、うん。 空いている。 どこか、行く所だったか?
[付き合える、と頷いて。 行く予定があったならついていくつもり。*]
(266) 2018/05/20(Sun) 21時頃
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ロビンは、ピスティオにひっばられていく。
2018/05/20(Sun) 21時頃
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………………。
[たいへんだ。 ピスティオがとちくるった。
何を言われたか、理解した頭に真っ先に浮かんだ失礼な感想。表情には出さず……出せず、固まった。>>277]
……えっと。さすがに、驚いた。
[ようやくそんな言葉を絞りだし。]
……額か、頬か、手の甲か。く……唇、とか? ……場所によっては、不可、だ。
[珍しく、動揺で声が詰まる。それに気がついて、余計に恥ずかしくなった。*]
(279) 2018/05/20(Sun) 21時半頃
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ロビンは、フェルゼくらい背が高ければキスもしやすいかもしれない。
2018/05/20(Sun) 22時頃
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……うん。
[どういうつもりか、冗談か、おふざけか、それとも……告白か。一体何なのかを確認してから対処しようと思っていたので、額と聞いて、幾分か落ち着いた。どうやら告白ではなさそうで。>>284
冗談だよ、とふざける様子もないので、何か理由があるとみて。]
……よし。
来るなら来い。
[腕を組み、目を閉じた。*]
(292) 2018/05/20(Sun) 22時半頃
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…………。 何、探ってるんだ?
[キスをしやすかったのだろうか。 何度もされたデコを撫でる。>>295 言い分から、何か確かめようとしていることはわかって。]
なんだ、他の箇所もとかいうのか? もう、好きにしろ。
[自棄になっているというわけではなく。 受け止めてやると言わんばかりに構え。*]
(298) 2018/05/20(Sun) 23時頃
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可愛い? そんなこと言われたのは初めてだ。
[どちらかと言えば、男前と言われた方が嬉しい。>>306
が、しかし。]
……っ、おい……?
[顔が近づいて、止めかけたのに止まらない。>>306
そこは、ちゃんと好きになったら用、ではなかったのか。>>284
だからそこにはしないだろうと高を括り、好きにしろと許可したのに、伝達に問題があったらしい。ふにふに触られた唇に、唇を押し当てられ。]
(309) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
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…………。
[しかし、今更「そこは駄目なつもりだった」と言っても後の祭り。
表情の堅い顔が熱くなるのを感じつつ、二の句が告げられずにいた。*]
(310) 2018/05/20(Sun) 23時半頃
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ロビンは、ピスティオをまじまじと見ている。
2018/05/20(Sun) 23時半頃
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……しちゃったな、じゃない、ばか。
[何でもないように笑いやがって、と口を引き結ぶ。>>314 気を紛らわすよう、ずれてもいない眼鏡の位置を直した。]
……気持ちいいかの、実験? 全く……まったく。
[何だか、何を言っても今は格好がつかない気がした。*]
(317) 2018/05/21(Mon) 00時頃
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