213 舞鶴草の村
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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
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ちゃんとご注文通り、さまざまな人たちをお呼びしましたよ。 いたるところから…そう、地平の果てや、宇宙の彼方からも。
中には、主様を消してくださるような方もいらっしゃるかもしれません。
(0) 2015/01/17(Sat) 18時頃
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江戸後期の城下町。
最近巷で流行っているのは 鼠小僧 の都市伝説。
『 鼠小僧には盗めないものは無い 』
そんな嘘か本当か分からない話を
嘘だと笑い捨てる者、根拠も無いのに信じる者、と様々だ。
そんなある日、キミ達の宝物が盗まれた。
とても大切だけど、存在することが当たり前になってしまった何かで、きっと盗まれたことに気づくのも難しい物だ。
その代わりに残されていたのは一枚の手紙。
『 私は鼠小僧。
キミの宝物は盗ませてもらった。
盗んだものを返して欲しければ
――何を盗まれたのか思い出してごらん? 』
その手紙を見てどうするかはキミ達の自由だ。
日常に訪れた些細な非日常をどうか、楽しんで。
(#0) 2015/01/17(Sat) 18時頃
◎江戸の町について
舞台は壱区から陸区まで存在します。
大まかに、
壱区…遊郭
弐区…江戸城
参区…武家、公家の住宅
肆区、伍区…商店街
陸区…畑、農民、貧困層の住宅
となっております。
壱から参区の間と肆から六区の間には川があり、
壱―肆区間、参―陸区間の橋で行き来出来ます。
その他の街の作り等は時代設定等に矛盾が出ない範囲で作っていただければ、と思います。
(#1) 2015/01/17(Sat) 18時半頃
◎役職について
必ず【村人を希望】して入村してください。
くれぐれも人狼を希望して入村しないようにご確認お願いします。
◎日程について
詳しくはWiki参照でお願いします。
プロローグ時点では物は盗まれておらず、一日目開始と同時に物が盗まれます。
(#2) 2015/01/17(Sat) 18時半頃
◎そのほか
墓下の定義が変更になったので必ずご確認をお願いします。
進行に関しては
4dか5dに▼狼吊りとします。
また状況に応じてはコミット、延長対応を視野に入れています。
落ちは村建てによるwho及び自薦です。
/*
また情報欄に質問は秘話―と表記しましたが、秘話は無いので直接村建てに連絡かメモでお問い合わせください。
(#3) 2015/01/17(Sat) 19時半頃
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― 肆区 ・ 宿場 ―
[ 東西、 東西! 不弁舌なる口上な以て、申し上げ奉ります。
さて、と或る旅籠の前、地べたに広げた茣蓙の上で。 ちんとんしゃん。 ちんとんしゃん。 三味線を鳴らしまするのは、ひとりの女。
深ぁく被った笠の下、ぴったりと閉じた瞳。 窺えぬ黒曜の瞳に、物を映す事は御座りませぬ。 何方かの言うことにゃ、綺麗な音だけが溢れるように、汚いものを視ずに住むように、お釈迦様が光を持って行って仕舞われたそうで。
はて、さて、お察し頂けましたでしょうか。 この女、音楽を生業に生きる盲御前。 極めつけに、絶対の掟を破って在るべき場所を追われた身。
愚かで哀れな 離れ瞽女で御座ります。]
(1) 2015/01/17(Sat) 22時頃
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[然れど、幼少の頃より鍛え上げた三味線の腕、唯それだけは、確かな物で御座います故。
ほうら、また ひとり。 三味線の音に じいーっ 、と耳を傾けられますのは、腰に刀を提げたお侍様。]
『素敵だったよ、瞽女さん』
[…などと、それはそれは有難いお言葉をお残しになりますれば、満面の笑顔でその場を後になすろうと――・・・・・]
(2) 2015/01/17(Sat) 22時頃
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やい、待ちなよ。
(3) 2015/01/17(Sat) 22時頃
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[ ・・・べん!
周囲の空気さえ断ち切るように、弾かれた弦の音。 共に響くのは、低められた女の声。 その場を離れようとした男性は、ぴたりと足を止めて、さも不思議そうに振り返った。
――じゃり。
草履の下で擦れる土の音を頼りに、其方へと顔を向ける。]
やっすい賛辞なんざ求めちゃないんだ。 別にさ、あんたに喜んで欲しくてやってる訳でもない。
良いと思ったんなら、さ? “コレ”、置いてきな。
[爪を挟んで音を奏でていた指を持ち上げて、親指と人差し指で、 くるり 。 小さな丸を囲んで作って、男性の方へ持ち上げて見せる。 引き攣った表情や、忌々しげに寄せられた眉根なんて、生憎この瞳には映りはしない。]
(4) 2015/01/17(Sat) 22時頃
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[乱暴に放り投げられた小銭が擦れる高い音を聞けば、ようやく満足げに唇を緩めた。]
ふぅん、意外と物解り良いじゃん。 最初っからこうなら、言う事ないってえのに。
[立ち去る男の背は追わない。どうせ見えもしない。 べん 、 ひときわ大きく弦を弾いてから、再び音を奏で始める。]
何から何までちっちゃい男は救えねえ。 そうだな…あア、例えばさ。
[紡ぐのは、どうやら近頃、巷を騒がせているらしい盗人。
“鼠小僧” を語る唄。
聞いたこともない声、見たこともない…そもそも見ることは叶わないだろう容姿。 何も映らない目蓋の裏に描いては、唇に載せて。 静かに、ときに高らかに、瞽女は唄う。*]
(5) 2015/01/17(Sat) 22時頃
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― 壱区の外れ/自宅兼店内より ―
んふふ。毎度有り、また来て頂戴なァ。
[煙管を片手に入口の戸に手を掛ける男へと手をひらりひらり。だらしなくはだけた着物など気にせずに、長い毛束を軽く掻き上げて手を伸ばすのは――男が置いて行った小判の山。口元に三日月を浮かべ、一枚一枚勿体振るようにして其れらを眺めては嗤い声を。]
一、二、三…… ふぅん……、貧乏臭い格好のわりにゃあ、金を持っているのねェ。 [紫煙を吸い込みながら思うのは「もっとぼったくってやれば良かった」なんて金の事ばかり。金さえあれば何でもいいし、金さえ貰えるのであれば何でもやる。そんな単純な思考の中、 全て手中に収まった小判を再び穴が開くくらいに一枚一枚眺めてから、慎重に且つ丁寧に押入れの奥に隠した少し大きめの絡繰箱に押し込み、其れを入念に隠し。]
(6) 2015/01/17(Sat) 22時頃
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ん。これで完璧ねェ。 ――巷じゃァ、盗みだ何だって物騒だもの。
この小判の山だけは盗まれちゃァ、叶わないからねェ。
[そう、長年働いて稼いだ金は何よりも大切なもの。他の何を犠牲にしたとしても手放すわけにはいかないのだ。 ちりり。種が燃え尽きる音がしてゆるり。間も無く吐月峰へと雁首を軽く打ち付ける高い音が響き、口内に残る紫煙を吐き出してそっと、目を細めた。]
(7) 2015/01/17(Sat) 22時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/01/17(Sat) 22時頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/01/17(Sat) 22時半頃
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―参区:とある劇場―
やぁや、俺こそ鼠小僧 俺に盗めぬ、物は無い 金があれば市民に分け 権力があれば無力にする
この世は平等。俺に盗めぬ物は無い
[カンカンカン、と木を鳴らす音が終われば終幕 幕が閉じればお疲れ様でしたと頭を下げて、着替えを済ませる]
鼠小僧、か…
[舞台の二枚目を担うのに、主演の鼠小僧をやるとは思っておらず 終わればコソコソと参区を歩きまわる 演技は何より大切で、客も何より大切。それ以上などあり得ない その考えは今も昔も、きっと変わらぬままで*]
(8) 2015/01/17(Sat) 23時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/17(Sat) 23時半頃
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―参区/武家屋敷にて―
……では。 また薬が無くなりましたらお呼びつけください。
[立ち上がれば鞄の中の瓶がぶつかり合い耳障りな音が鳴った。 ち、と。胸中舌を打つ。酷く不快な音だ。仕事道具でなければとっくの昔に捨てているだろう。
家主は立ち上がる薬師に、ありがたそうに礼を述べる。 一方薬師はにこりともせず、会釈を返せばそのまま屋敷を後にしようとした。 恐らくその態度が気に食わなかったのだろう。背中に小さな声で異人が何やらと非難めいた言葉がぶつけられた。 だがそのくらいは、聞こえないフリをするのは容易い事だ。一々反応するのも面倒くさい]
――失礼します。
[冷えた瞳で、声音で言葉を落とせば、薬師は次の得意先へと足を向ける。白衣の裾がはたりと揺れた*]
(9) 2015/01/18(Sun) 00時頃
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―肆区・路上にて―
――またご贔屓に。
[ふらり、ふらり。 白く細い指を軽く掲げ、去りゆく背中に声を掛け。背に背負った薬箱を、揺らして直して足を一歩。
カラリ、コロリと下駄を鳴らし、人の往来を進み行くのは…髪の長い女が一人。]
はぁ…歩きっぱなしで肩が凝るったら…、
………、コホン。
"肩が凝って、しゃあないわぁ"。
[下駄を鳴らして道を歩き、ボヤいた言葉は小さな小さな咳払いでひとつ、誤魔化しながら。 この国に来て、覚えた言葉を使ってみるも…やはり、滲む違和感を消し去る事など出来やせずに、溜息混じりに首を捻った。]
(10) 2015/01/18(Sun) 01時頃
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[遠い遠い、西の国から。 名を借り身を包む衣を借りて、この東の国へとやっては来たけれど。 ひとつ、ふたつとこの異国の地にて朝日を拝み、またある日には小遣い稼ぎになれば良いと、世話になっている上の者からこっそり"くすねてきた"薬を売り歩き。 そうして漸く少しばかり馴染んだこの町には、どうやら"面白そうな"話があるようで。]
……ふゥん、"鼠小僧"。 そりゃあ一体、どんなお人……"やろなぁ"。
[巷を賑わすその御仁のお噂に、女は細い細い指の先をその薄い唇へと押し当てて、ほんの僅かに歪ませる。
ゆく人の波を撫でるように流れた風に髪を攫われ、はらりと垣間見えたのはその耳に光る、まるで血の粒の様に赤い石。 故郷の家から唯一持ち出したその耳飾りを隠すように、伸びた髪を撫で付けながらまたカラコロと下駄を鳴らす。]
(11) 2015/01/18(Sun) 01時頃
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今日は実入りも良かったし、少うし贅沢でもしにいこかなァ。 酒に肴と……他は何か。
……それにしても、この着物。 何度見ても、似合ってや……、"似合うてやせん"。
[未だ故郷の近くの國に、住まうていた頃の事。自分の上の者が、何やら厄介事に巻き込まれてしまったようで。 それが落ち着くまでの間、と急に暇を貰ってしまったものだから、古い古うい知人の故郷に何とは無しにやって来たのが、ほんのひと月と少し前。 その御仁の着ていた着物を真似て買ったこの着物は、お世辞にも似合っているとは思えなかったけれど。
――あゝ、だけれど。 まだ今よりもずっと、ずうっと若い頃に、カラコロと聞いたあの下駄の音は…何とも悪くは無いじゃあないか。]
(12) 2015/01/18(Sun) 01時頃
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――……決めた! 今日は、甘味でも楽しみに行こか。
この前食べたんは、何やったやろうか……、 あぁせや、餡蜜。餡蜜…言うたかなァ。
[ゆっくり、ゆっくりと。 まるで台本を読むように、何処かぎごちなく言葉を紡ぐ。 はたからみれば、それは何とも不自然に聞こえるだろうけれど。 しかし女は、"上手く出来た"とでも言うように、それはそれは楽しそうに目を細めて空を見上げた。
カラコロ…カラコロ。 赤い唇から時折小さく漏れる、楽しげな声を纏いながら、浮かれたように下駄が鳴る。]*
(13) 2015/01/18(Sun) 01時頃
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――さァて。
[そう呟いて煙管は懐に。――『時は金なり。』 こうして微睡んでいるような時間なんて金になりゃしない。こんなことをしている暇があるのなら街へ出て金儲けをした方が得だろう。 そうと決まれば黙々と慣れた手つきで金貨を和紙に包み、銀貨を数枚道中財布へ。出先でどんな儲け話に出会えるか分からないから、と大目に金を持ち歩くのは何時もの習慣で。今日はこの金貨が何枚に化けるだろうか、なんて考えれば自然に口元が緩む。]
……明け六つの鐘が鳴って何刻経ったかねェ。 遊女の姿は少ないし、午の刻はまだだと思うけれど――、
[窓の外はまだ明るく遊郭故か夜程の活気は無い。だがきっと、其れは此処だけの話で。商店街の方へと出向けばもう少しは人の姿が見えるだろう。 何せ江戸の朝は早い。今頃働きものの貧乏人が汗水流しているに違いない、と。]
……朝から晩までご苦労なこったねェ。
[巾着切りに大切な金を持っていかれないように念入りに懐の奥の方へと財布と和紙を詰め込み、戸には頑丈な楔を忘れずに。 はだけた着物をそのままに下駄を引き摺り向かうのは金の香りがする肆区、商店街の方。]
(14) 2015/01/18(Sun) 01時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 01時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 01時半頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 01時半頃
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ー壱区・とある吉原にてー
[ーーーーこの世界は、全て瞞しだ。
初めてそう思ったのは、碌に口も聞いたことのない母が洒落た着物を着込んだ男に手を引かれ、この箱庭を出て行った時だったか。幸せそうに微笑む母の姿は今でも目に焼き付いている。]
…あぁ、だめだ。早く夜にならないかな…。
[夜ならば忙しさで全て忘れてしまえるのに。そんな言葉を飲み込んで右手に握る赤い守り袋をそっと見遣る。"安産祈願"と書かれたその守り袋は唯一の母との思い出だった。これしかなかった。…一瞬顔を歪めるが、それを押し殺すように守り袋を袂に押し入れた。]
さてと。…暇をもらっても、何もすることがないな…。…あぁ、そうだ。帯留め頼まれていたんだっけ。…姐さんの趣味なんて知らないけど。
[そう呟きながら、壱区中心にある店から肆区の橋の方角へ歩き出した。]
(15) 2015/01/18(Sun) 02時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 02時半頃
旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 03時頃
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ー伍区、酒屋ー
[俺ぁ何時もの酒屋に酒を買いにきた。毎日ここで酒を一瓶買って、飲みながら町を歩くってぇのが、俺の趣味…というか日課な訳だ。 店主のおっさんもまぁ俺がよく来るもんで、来ただけでいつものを出して来る。 そんなんだから最近じゃあ俺から話さなきゃまともに会話もしねぇんだが…珍しくおっさんの方から話しかけてきた。 こりゃぁ珍しいもんだと耳を傾けると。]
…鼠小僧だぁ?
[話ってのは、そんな眉唾モンの奴さんのことだった。どうも本当にいるだとかいないだとかで、巷で噂らしい。 盗めぬもの無しの盗人、鼠小僧ねぇ。俺ぁ別にいてもいなくても関係ねぇ話だ、盗まれて困るもんなんか特にねぇしな。 けどま、酒場でのツマミにゃなりそうな話だわ。]
酒場でこの話を肴に呑むかねぇ。おっさんも来るかい?…かっかっか。わーってるよぉ。じゃ、またよろしくなぁ、おっさん。
[誘ってみたが当然の如く断られて、酒屋を出る。 俺ぁ無意識に腰にぶら下げた一振りの刀の柄に触れていた。]
(16) 2015/01/18(Sun) 03時頃
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― 陸区・とある刀鍛冶の家 ―
[――カァン、カァン。
熱い鉄を叩く音で目覚め、それが止む頃眠りにつく日々に慣れたのは何時の話だっただろうか。 答えは覚えていないけれど――、]
とっちゃん! おはよう……っ!
[何時ものように布団を飛び出して刀に向き合う初老の男、僕からした義父の背中におずおずと挨拶をして。 作業の邪魔をしないようにそそくさと家を出ては御近所さんに「早起きで偉いねェ」なんて褒めて貰いに行くんだ。とっちゃんはとても厳しい人だから、僕が何れ程仕事を手伝いたいと言っても其れを許してはくれない。
――でも、何時かとっちゃんに認めてもらえるような刀鍛冶になるのが僕の夢で目標なんだぁ。]
(17) 2015/01/18(Sun) 04時頃
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『や、刀鍛冶のところの春松じゃァないか。 今日も早起きで偉いのぅ。どぉれ、少ないが子遣いをやるから何か美味いもンでもとっちゃと食いなァ。』
[早速御近所さんに褒められて照れくささ故にはにかんでは頬を掻く。もう子供じゃないんだから頭をわしわしするのはやめて欲しいんだけれど、そんなことは言えない。だって悪い噂を立てられちゃぁ、此処に住んではいられないからね。 それから銀貨を目の前に「こんなの受け取れないよぉ!」なんて何度か首を横に。お金や物は最低二回は断るのが“じょうしき”だってとっちゃんが教えてくれたんだ。――もちろん三回目には有り難く頂くけれどね。 お世辞にも裕福とは言えないお百姓さんが身を削ってくれているんだもん。感謝しなきゃ、ね。]
わァい!儲けた! ……今日は何食べようかなぁ。
[美味しいものなんて家では食べられやしないから、お小遣いを貰ったら何を食べたいかいっぱい考えるんだ。後で後悔しないように、うんと、うんとね。 正直、貧乏人丸出しの着物に薄い草履で街を歩くのは気恥ずかしいけれど、美味しい食べ物の為なら何故だか我慢出来るんだ。不思議だよね。]
(18) 2015/01/18(Sun) 04時頃
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[カラコロ、カラコロ。 下駄を鳴らして道行く女の頭を満たすは、甘い甘ぁい菓子がひとつ。 この国に来て、最初に寄った甘味処。 そこで口にしたその甘味のお味と言ったら、時折無性に焦がれてしまう程のもの。
甘いものは、女が何よりも好むもの。 巷を賑わす"鼠小僧"だって、この焦がれる気持ちを盗む事なんて出来やしない――]
………ん、っ。
[――そうして鼻唄なんぞ唄うてみようかと、息を吸ったその瞬間。 風を切るように大きく響いた三味線の音>>4に、女は思わず視線を其方へと向ける。
其処に見えるは瞽女がひとり。 笠を深く深く被るその顔は、ここからじゃあ良く見えはしなかった。 何やら近くのお侍様と、言葉を交わしているようだけれど、銭の鳴る音がしてまた直ぐに響いた三味線に、一歩。其方へと足を向ける。]
(19) 2015/01/18(Sun) 04時頃
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――……こんな所にも、"鼠小僧"が居るんやねぇ。
[瞽女が唄うは、"鼠小僧"を語る唄。 盗めないものはひとつもないと、そう噂されるその御仁を語る唄は、知らずのうちに女の心を惹きつける。
ひとつ、ふたつと足を向け、響く三味線の音に目を細め。 いつの間にやら最前列の特等席に並びながら、瞽女の語る唄へと耳を澄ます。
――そうしていつか、その唄が終わったのなら。 懐から小さな小銭の袋を出して、その場にしゃがむとそっと小さく彼女の前へとそれを起き、銭の音を鳴らしてはみせただろうか。]
キミ……、"あんた"、お唄上手いねぇ。 今のは、あの噂の鼠小僧のお唄やろう、キミは会うた事はありはるん?
[一度訂正したにも関わらず、二度目の間違いには気付かぬままに。 首を傾げてコロリと笑い、そんな言葉をなげかけながら。]
(20) 2015/01/18(Sun) 04時頃
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丁稚 春松がいたような気がしたが、気のせいだったようだ……(丁稚 春松は村を出ました)
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― 伍区・団子屋 ―
[悩んだ末に足を進めたのは街で人気の団子屋さん。空いている場所に腰を降ろして足をぱたぱたと。]
あ!おねえさん!おねえさん! 焼き団子をみっつ頂戴よ!
[指をしっかり三本立てて注文すると、今にも涎が垂れそうになって口をきゅ、と結ぶ。 本当は回りの人が食べている餡子やみたらしのお団子が食べたいけれど、それじゃあ一本しか買えないから我慢我慢。 何時か大人になって売れっ子の刀鍛冶になったらうんと沢山餡子のお団子を食べるんだィ。だから、今は焼き団子で十分。]
(21) 2015/01/18(Sun) 04時頃
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まーだかなァ、まーだかなァ、
[上体を揺らしながら遠くを見つめると、お隣の大人がお喋りをしているようで。]
『またヤツが現れたらしいンだ!……なんつったけェ、鼠小僧?だっけか?』
『鼠小僧かァ。なんでも盗めるとかいう、大盗賊様じゃろう?』
『あァ、其れだ、其れ。用心せんと如何ねェ。』
[そんな話を聞きながら「鼠小僧なんていやしないよ!」と心の中で反論する。だって、鼠小僧が居るならば僕はもちろん陸区の人達が貧乏なのは可笑しいもん。 だから――、
鼠小僧なんて居やしないんだ。]
(22) 2015/01/18(Sun) 04時頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 04時頃
丁稚 春松は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 04時頃
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 04時半頃
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 04時半頃
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ー伍区 商店街ー
ごくっ…ぷっはあああああ!やーっぱ酒はいつ飲んでもうめぇなぁ!
[酒が美味けりゃ、俺ぁそれだけで上機嫌。自然と鼻唄なんかも歌っちまう。 そして、酒を呑んでいると欲しくなるのは、ツマミだ。 ちょちょっとつまめるもんはねぇかと、商店街の中を歩く…まぁ、一人で歩いてりゃ、辺りの話ってのは聞こえてくるもんで。 どこもかしこも、鼠小僧の話をしてやがる。]
かっか。人気者だーねぇ、鼠小僧ってのは。 話題を盗むのも、鼠小僧にゃちょちょいのちょーいってか。
[なーんて莫迦らしい事を言いながら歩いてると、団子屋が目に入った。 最近団子は食ってねぇな…酒に合うかはわからねぇけど団子が食いたくなった。]
おぅ、ねぇちゃん。みたらし団子、3本くれるかぃ?
[さぁて、団子が来るまで、酒でも飲んで待つとするか。 …飲むもん酒しかねぇけどな!]
(23) 2015/01/18(Sun) 05時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 07時頃
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『あ、お鏡ちゃん』 『先刻の演技、よかったよ!』 『お鏡ちゃん、どこへいくんだい?』
へえ おおきに。 一寸 商店へ行って参ります。
[ひとつ演目を終えては着替えもせず 女形の化粧も落とさぬまま ぽくぽくと下駄を鳴らして通りを往く。
すれちがうひとに声をかけられれば ぱらりぱらり と手を振り返して 紅引いた口元にはほほえみを浮かべ。]
(……嗚呼 頭が重うて ふらふらするわぁ)
[華々しい鬘の簪をゆらしながら 内心は億劫。 けれども この格好のまま出歩くのは宣伝にもなる と言われたものだから 大好きな一座のためになるんなら と。]
(24) 2015/01/18(Sun) 09時頃
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[沈丁花の香水を薫らせながら しゃなりしゃなり 通り過ぎるは商店街へと続く橋。
中程 石ころに蹴つまづいて ころりと倒れこむ]
あ、痛ァ…
[思わず 地面についた 手を切って。 赤がにじむてのひらをみては ぐすり 目もとに涙を浮かべた。**]
(25) 2015/01/18(Sun) 09時頃
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役者 鏡花は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 09時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 09時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 11時頃
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[ 弱きを助け 強きを挫く。 ゆえに “義賊” 。 夜を駆けて 闇に身を溶かしながら。 お天道様からも けっして顔を背けない。
この街に来て教えられたのは、そんな夢のような“盗人”の話。
― “この世は平等” ― >>8どこかで耳にした舞台の口上が、脳裏に蘇る。 庶民の間でも話題の主演の男は、相当な色男だと耳にした。 ――容姿に関しては、自分の知った事ではないけれど。
そも、平等なんてそんな物ぁない。 蔵に積む針さえ持たぬ奴等だって、夢は見る。
成金どもとは住む土台からして違う、自身達にとってのみ。 都合良い正義の盗人が、ほいほい居て堪ったもんか。
・・・・・・そうは、思うのだけど。]
(26) 2015/01/18(Sun) 12時頃
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[ ――“曰く、男に盗めぬ物は無い” 。
耳の奥から離れない言葉を歌詞に混ぜ込んで、声を張って唄う。 そこに滲む羨望は、隠しきれてはいなかったはず。
嫉妬なんて 生きるのに余計な感情は、とっくに捨ててきた。 だから、唄に滲む感情は、純粋な羨望、 ただそれだけ。
目は口ほどになんとやら・・・と言うけれど。 瞳を閉じてしまったぶん、感情を乗せて魅せるのは――声に。
商売とは云え、誇りはある。自信もある。 大事なことは全て、唄として伝えれば良い。 そう教えられて、それから、そうして生きてきた。
・・・・・だから、]
(27) 2015/01/18(Sun) 12時頃
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そいつはどぉも。 これでおまんま食ってんだから、下手だったら野垂れ死んでら。
[だから、>>20唄い終わると同時に聞こえた賛辞の言葉に返すのは。 情感込めた唄とは打って変わった、素っ気も飾りもない言葉。
共に聞こえた銭の音を聞けば、追い返すなんてことはしないけれど。 どこかおかしな音色の言葉に、『会ったことはあるか》なんて、まるで実在を疑わないような言い回しに。 緩めた口角に浮かんだ嘲笑は、誰に向けてのものだったか。]
あたしはお目にかかったことはないね。 『文字通り』。
[笠をくいと持ち上げて、閉じたままの目蓋を声の方向に向けて見せながら。]
(28) 2015/01/18(Sun) 12時頃
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…で、あんたは鼠小僧に会いたくて会いたくて、会いたくて。 遥々、とおーくまで出向いてきたクチかい?
この街の人間じゃあないだろ。 慣れない言葉なんてさ、使うもんじゃないと思うけど。
[その言葉がどこか滞って聞こえるのは、耳に馴染みの無い言葉ゆえか、それとも使い手が慣れぬゆえか。 彫深い顔も高い鼻も。明るい色の髪さえ見えもしなければ、人間の情報となるのは声のみ。
会話が始まったのを良い事に、女の影に隠れてそそくさと立ち去る何人かの気配には 気付いていたけれど、声を掛けることはしない。 先の今で声を荒げて、騒ぎにでもなったら堪らない。 ・・・なんせ、この場所だって無断で拝借してるんだから。]
今日はしみったれて、困るの困らないのって。
[置かれた小銭を手で探り当てて、ひとまず袂へ放り込んで。 随分と軽く持ち上がる袖に、眉を寄せる。
茣蓙の上で足を組み直しては、さてそろそろ場所でも変えようかしらと 三味線を抱え直した。 お捻りをくれた“お客人”の存在を、忘れた訳じゃあないけれど。]
(29) 2015/01/18(Sun) 12時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 12時頃
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[耳を撫でる三味線に、唄う声に目を細め。 自信をそして誇りを持って唄う声は、聴いていて何とも心地良い。
"曰く、男に盗めぬ物は無い" 正義の義賊を唄う歌に、僅かに滲んだ羨望の色にはほんの少しだけ――誰にも解らぬ程度にだけ、唇を歪めてはしまっただろうか。]
……あら、冷たい。 唄うてる時には、あんなに生き生きしてたんに。
[銭と共に気まぐれに掛けてみた言葉に返った声の素っ気なさ>>28と言ったら何だろう。 その唇に浮かぶ嘲笑に肩を竦めて苦笑しながら、向けられた閉じた瞳にはぱちと目をひとつ瞬かせ。 "キミも大変やねぇ"、なんて。投げてしまった言葉に、彼女は気を悪くしてしまったかもしれないけれど。
さてさてそうして、余り邪魔をしても悪いだろうかと、落とした腰を浮かそうとしたのなら。 足元から聞こえた声に女は、思わずクスリと笑みを零す。]
(30) 2015/01/18(Sun) 14時半頃
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鼠小僧に会う為に……、ふふ、思い上がったらあかへんよ。 こんな小さい島の国の小僧が一匹、人を伝って海を渡って行けるもんか。
…でもそうやねぇ、そんな酔狂が居るのなら、一度見てみたいとは思うけれど。
[笑みを混じらせ返した言葉に、柔い口調に知らずのうちに棘が混ざるのは何時ものこと。 そのお陰で反感を買う事もあるけれど、其れでも我慢は女の何よりも嫌う物だから。 だから女は悪びれもせず、コロリと笑って鼠小僧へと思いを馳せる。
自らの金を命を賭してまで、弱きの為に走る"阿呆"など居るものか。 其れ相応の見返りがあるか、はたまた弱きが苦しみから目を逸らす為に生み出したまやかしか――…と。そう思ってはいるけれど。]
――……それにしても、私の言葉はそんなにも可笑しいもの…"もんやろか"。 これでも、結構練習したんやけどなぁ。
[何時もの癖で細い指先を口元に当て、はぁと小さな溜息を吐き。 三味線を抱え直す瞽女を見下ろし、銭を置かずに立ち去る影には苦笑交じりに肩を竦めるだけに留まる。 話を掛けた自分を盾にされたのかもしれないけれど、だからと言って会うて間も無い瞽女の為、声を掛けてやる義理なんてありやしない。]
(31) 2015/01/18(Sun) 14時半頃
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[よいせ、と小さな声と共に、組んだ手を伸ばして息を吐き。 三味線抱える瞽女に向けて、立ち去る間際に一言だけ。]
良うここで唄うてはるん? 次にまた、私が足を止めた時には…キミの名前教えてなぁ。
[その言葉に声が返って来ようと来まいと、女は特に気にしはしなかっただろう。 もしも二度目に自分が足を止めたなら、きっとそれは"興味が湧いた"筈だから、なんて。 そんな何とも傲慢な言葉をひとつ残し、女はふらりと手を振って見せる――目の前の瞽女には、見えやしなかっただろうけれど。
返って来れば、下駄を止め。 声が返って来なければ、或いは瞽女がその場を去るようだったなら。 女もまた下駄を鳴らすだけだから。]**
(32) 2015/01/18(Sun) 14時半頃
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−−肆区 鄙びた蕎麦屋にて
成敗!! …いいかお前!次は、無いからな!
[ひっくり返った大男に竹刀を突きつけて言い放つと、その巨体は返す言葉も無く。
鼠小僧による「泥棒騒動」を聞きつけて寄ってみた村に立ち寄ってみたはいいものの収穫はなく。
腹が減っては何とやら。 ふらりと寄った蕎麦屋にて店主に理不尽な物言いを起こした大男が、足元で伸びている]
(33) 2015/01/18(Sun) 14時半頃
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はぁ…食い逃げがあるくらいじゃ、鼠の奴も名前倒れだなぁ…
[盗みに対する文句もある。 「鼠小僧」 人に幸せを分けるという名目の盗人。所謂「義賊」
だが、こうして下世話な事件は起きている。 銭を惜しんでの、貧乏人の食い逃げ。民衆は明らかに「平等」という世界ではなかった]
(34) 2015/01/18(Sun) 14時半頃
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何が「鼠小僧」だ… 結局、只の泥棒じゃ無いか…
[竹刀の柄をぎり と握り直す 机の上にじゃらりと銭を叩き付けたら、店の奥で震える店主に聞こえるように叫んだだろう]
大将、お愛想! 迷惑賃だ、釣りはいらないよ!
[言い放ち、颯爽と暖簾を潜る 何とも言い難い、淀んだ空を見上げると、誓うように大声を上げた]
すべての悪人は、この僕が処す! 一平太 一平太獅子丸が!
(35) 2015/01/18(Sun) 14時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 14時半頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 14時半頃
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― 肆区/旅籠付近 ―
[――ちんとんしゃん。 ちんとんしゃん。
たまに訪れる旅籠の前に差し掛かった時に聞こえたのは、紛う事無き――“金の音”>>26 それとは別に小銭の音>>20を聞き逃すことはなく、目を細めてその額を確認する。が、目先の小銭など女の関心を惹くには物足りない。どうせなら少し先にある金の卵の方が金になりそうだ、と懐に手を。]
……あらァ、勿体無いこと、
[財布から銀貨を取り出して視線を“金の卵”>>29へ。どうやら場所を変えるらしいと受け取ればわざとらしくそう呟き、はだけた着物の襟を引き上げて。 きっと場所を変えずとも彼女は稼ぐことが出来るだろう、なんて予想をしての発言だったのだが彼女には違った考えがあるのだろうか。いや、それでも――、]
(36) 2015/01/18(Sun) 15時頃
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アンタ、遊女になればきっと売れると思うんだけど、ねェ。 どうだィ?アンタさえその気なら――、
[「イイ所を紹介するよ」と小声で囁きながら一枚の銀貨を彼女の衿へと。云わば先行投資ってやつなのだけれど、彼女の反応はどうだっただろうか。 彼女の反応がどうであれ口元に浮かべた薄い三日月はそのままに。儲ける為の勘定をしとしとと。 それから手を振る女>>32もこの場から去るのだろうか、と視線を向け――『勿体無い』と口を動かす。彼女もまた、恐らく金の卵になれるのに、と。
耳の奥になる金の音が とても心地好く――、 ああ、このまま溺れていられたのなら、と思ったりもして。]
(37) 2015/01/18(Sun) 15時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 15時頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 16時半頃
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―伍区:団子屋―
[肆区を抜けたその先にある団子屋。元々落ち着ける場所も無く、商店街へ来てみれば振り向く人 傘でも持ってくれば良かったか、とふと考えたが話しかけられない分まだマシだろう]
店主、みたらしを5本
[それだけ言えば、ふと騒がしい小僧>>21を見付ける。どうやら焼き団子を買っていくようで、まだ小僧が団子を手にしていないという事は自分の所に来るのも遅いのだろう]
やい、店主 茶を先に貰えるか
[店内に座れば茶を貰って。ずずっと、啜りながらその小僧を観察するように見る 実際何かを思って見ていたわけではなく、ただ目をやる場所が無いから騒ぐ其奴を見ているだけなのだが**]
(38) 2015/01/18(Sun) 17時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 17時頃
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― 伍区・団子屋にて ―
[大人しくお団子の到着を待っていれば店内に酒の匂いがぷんと香って思わず顔を顰める。その反応は僕がまだ子供でお酒を飲めないからこそ否定的なものになってしまったのかもしれないけど――、 其れを抜きにしても酒臭い男>>23の第一印象は良くなりはしないよ。だって、だって。僕がうんと我慢しているみたらしを軽々と三本も注文しているんだもん。大人ってずるいよ、と頬を膨らませて密かな敵対心。]
……酒のツマミに団子なんて粋じゃねェやいっ!
(39) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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[むすっとした顔でぽつり、呟いてみたがその表情は直ぐに崩れて。目をまぁるくさせれば視線をゆるり。どうやら相手も此方を見ていたのだろうか、視線はばちりと交わって『おなごなら恋にでも落ちちまうのかなァ』なんてほんのりと。 今度はそんなことよりも、僕が気になったのは二枚目な男が注文した団子のことで。五本もみたらしを食えるなんて、と此方もしげしげと相手を観察する。 酒臭い男とは違って二枚目>>38は身なりも綺麗に見えて、『金持ちなのかなァ、叶わねェや』と一言。どうやら僕みたいな貧乏人とは程遠い立場なんだろう、ということだけは推察するに容易くて。]
僕にも金が有りゃあなァ……、 とっちゃんももう少し客から金をふんだくりゃァいいのに、……はァ、
[そうしている内にべっぴんなお姉さんが焼き団子を運んできてくれたけれどさっきまでの気持ちは何処へやら。この後に男達に運ばれてくる沢山のみたらしを想像すると焼き団子は貧相に思えて、何だか恥ずかしくなって。ぷい、とおねえさんに顔を背けると端の方で丸くなって団子の串へと手を伸ばした。]
(40) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 17時半頃
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愛想の良い女求めてんだったら、花街にでも行きなよ。 唄は兎も角、喋るんは得意じゃあないんだ。
[>>30苦笑混じりの言葉にも、やはりやはり、愛想は返したりなんてしない。 聞く限り、女の声であったから。精々皮肉を交えた言葉は、自身の機嫌がどうあれ、常にこんなもの。
そう、“唄”として、“音”として 伝えれば、自分はそれで十分なのだ。 改まって言葉にするのは、好きでも、そもそも得意でもない。
対照的に、今回の“お客人”は通して笑ってばかりのよう。 少なくとも、声を聞く限りは。 けれど、自分は。 容姿や、表情や、身なりや。 そういったものに“瞳”を阻まれはしないから、はてさて彼女をどう測ったものやら――・・・、]
(41) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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はあ、そういうもんかね。 世界ってのは広いんだろ。目があっても見尽くせないくらいに。
あんたは盗む側と盗まれる側、どっちなんだろね。
[・・・内心で行われた品定めの落としどころは どうしても棘の潜む言葉に、早々と見つけ出した。 遊郭の綺麗な格子の中で、わざわざ金を積み上げた男の相手をしている訳でもない。
>>31好意の塊とは言い難い女の物言いも、“客”の中では随分と好意的な類だろう。 だから、そんなものかと受け入れるのみ。]
好きでやってんなら構いやしないさ。 語りを商売にする訳でも、ないんだろ。
[物好きだね。揶揄じみて唇を歪ませながら、脚を崩す。 立て掛けておいた杖を手繰り寄せて、体重を預けながら立ち上がり。
>>32彼女が息を吐く音を聞けば、僅かに重みを増した袖を思う。 さて、そろそろ用済みかしら と。 そのまま下駄の音の行き先を見送ってやろうかと、・・・思ったものの。]
(42) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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志乃だよ。 不思議な訛りの姉さん。
[“次に” “もしも〜したら” そんな仮定は、まだるっこしくて嫌いだ。
名には魂が篭っているとは、何処で聞いた話だっただろうか。 自身のひと欠片を渡すのだから、『次』も、『足を止め』易くなって貰おうじゃあないか。 媚を売るのは嫌いでも、名の売り方くらいは心得ているつもりだから。]
……営業妨害とは言わないさ。
ただ、あんたの下駄の音、あたしは早々忘れたりしない。 耳は良いからね。
[ぼそりと付け足した言葉は、聞こえたなら儲け物、程度。 彼女と会話を交わす間に そっと離れていった気配達は、どうせ碌に金を落として行きやしない。 そもそも彼女自身、こんな言葉に負い目なんて感じないだろうと踏んではいる。]
(43) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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[>>36何より、新たに近付く下駄の音に、意識を奪われた。 『勿体無い』そんな言葉は、自身の三味線を求めて来たものと解釈する。 ならばもう一曲披露しようかと、三味線に手を掛けたのも束の間。]
……ん。
[>>37懐に差し込まれた硬貨を追って手を差し込み、細かな凹凸を辿って。 それがそうそう触れることのない金額のものだと知れば、僅かな狼狽と共に 睫毛を揺らして息を吐く。
額だけじゃあない。音で判断する限り、新たな女は演奏をろくろく聞いてもいなかっただろうと、訝しげに首を傾げて――、]
(44) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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遊女ォ?
[すぐに素っ頓狂な声に差し替えられた。]
どこのどなた様かは分からんけどさ。
小奇麗な檻ん中に閉じ込められて、 お人形さんみたいに気取って、媚売るなんて。
あたしに出来るように見えるかい?
[そうだとしたら、それはとんだ買い被りだ と。 重くなった懐の手前、現金にもほんの少し勢いは削がれながらも 呆れ混じりに息を吐く。
情夫を持った瞽女は、掟破りとして群れを追われる。 ――ゆえの、離れ瞽女。 それを理解している人間からは、そういうものと見られて声を掛けられることも無い訳ではなかったけれど。 それとこれとは、また別の話であるのだから。]
(45) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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羽振りが良いのは結構だけど。 これがあたしの身売り代ってんなら、
……受け取れないわな。
[懐に入れた手は、やっとのことで抜き取る。 たかだか一曲二曲の演奏で稼ぐ金なんて、高が知れているのだから。 ・・・貰った銀貨を取り出すまでに、やたらとゆっくり、時間を掛けはしたけれど。]
あんまりちらほら見せびらかしてたら、 盗まれちまっても知らないよ。
[声の方向に握った拳を突き出して、女に触れることがあったなら、ぱっと開いて銀貨を離そうとしただろう。 自分如きにこれだけの額を突き出してくることへの懸念を込めて、揶揄うように忠告を。 気軽にそれだけの額を取り出せることへの不信感も、混じっていたやもしれない。]
(46) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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鼠小僧とやらに。
[嗚呼、なんてよく聞く名前。 唄を使って、その名売りの一端を担う自分に言えたことではないけれど。
先の訛りの女性の方を、そこに姿があろうとあるまいと、ちらりと見遣って、肩を竦めた。]
(47) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 18時頃
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[へい、お待ち。と出された団子に手を付けて 1つ食らえば醤油と砂糖の甘い味が口の中に広がる]
旨い
[その一言だけ言えば、4本をあっという間に平らげてしまう ずず、と茶を啜ればふとこちらに感じる視線。一度目が合った時は何も考えもしなかったから反応は取れないものの、二度目は流石に故意的に見て]
店主、勘定を
[へい、と来る店主は皿を見て目を丸くして 一本だけ残された団子、それを口に運ぶ事も、手を付ける事も無かった事から「お気に召さなかったですかい?」なんて聞いてきて]
団子は旨かった 俺の腹の虫はもう来るなと文句を垂れる 後処理はそこの小僧に任せておけ
[ぶっきらぼうにそう言えば、皿をずいっと店主へ出して 奴が食わないなら捨てておけ。と50文出して店を出ようとする]
(48) 2015/01/18(Sun) 18時頃
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女は苦手だが、小僧は嫌いじゃない
[自分も昔はああだったのかも、なんて思ったが生まれから役者の自分にとってそんな時代なんか無く昔から恵まれていただろう 尤も、彼の生まれなど知らないのだが
酒臭い男をチラリと見れば、目を細めて文句を言うのも面倒とばかりに店を出る**]
(49) 2015/01/18(Sun) 18時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 18時頃
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[かつ、かつり。 石畳を歩くたび、この国では馴染まぬ音が辺りに響く。だからだろうか、時折ちらりと此方を盗み見る視線に眉を寄せ、知らず足取りを早めた。 苛立ちのままに道を進めば、漏れ聞こえてくるのは"鼠小僧"の名前。そんなものに興味は無いから、足を止めすらしなかったけれど]
……大丈夫ですか。
[次の得意先に向かう道すがら、倒れ込んだ人影>>25を見れば声をかける。警戒されぬ様、なるたけ柔らかな口調、声でそうしてから、ゆるりとそれに近付いて。 切れたらしい手を断りをいれながら取り、その傷口に目を通す。
暫く怪我を観察し、今度は視線を己の持つ鞄の方へ。かちゃ、と小さな音をたててそれを開ければ、中から消毒液と傷薬を一つずつ。それと共に、竹で出来たピンセットと脱脂綿も]
(50) 2015/01/18(Sun) 18時頃
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["失礼"なんて言いながら、消毒液に浸した脱脂綿を彼の傷口に当てる。少々手荒い所作だったので、もしかしたら酷く染みたかもしれないが……そんなの知った事は無く]
……僕は薬師をしていまして。 よろしければ、どうぞご贔屓に。
[消毒し、傷薬を塗ればそんな言葉を彼に。 そうして懐から薬師の名前と住まいを書き記した紙を取り出せば、傷付いたのとは逆の手に渡して。……にこり、と。冷たい仮面に微笑みを載せる。
何処か作り物めいた笑みは、芝居を生業とする彼には不恰好なものだったかもしれない。 それでも、新たな顧客を得るのに笑みは必要だろうと、そう思ったものだから]
さ、お手をどうぞ。"お嬢さん"。
[立ち上がり、そう言って手を差し出せば……其の手は取って貰えただろうか]
(51) 2015/01/18(Sun) 18時頃
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――そ。遊女。 なァに、話で聞くような悪い所じゃあないよ。
[うん、と一度頷いては相手の素っ頓狂な声にくすり、くすり。 予想通りの反応だと言いたげに満足そうな表情を浮かべ。凛としていながら何処か艷のある女>>45、其れは正に――、]
ふふ。……アンタみたいな綺麗どころはねェ、媚なんざ売る必要はないよ。 そんなことをせずとも見栄張りで莫迦な男が群がってくるのさァ。 それを掌の上の鞠のように転がしてみるとねェ、これが面白いこと面白いこと、
不思議と金が落ちてくるじゃァないかって、ねェ?
(52) 2015/01/18(Sun) 18時半頃
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[ゆっくりと抜き取られた銀貨を目に、彼女の迷いに似た何かを感じることは出来た。が、それでも尚目の前の大金を突き返す様子には理解出来ない、とでも言いたげに首を捻り。 何故金を選ばない、きっと直ぐに稼げるようになるであろう逸材なのに、何故、何故。浮かぶ疑問符を噛み殺すように口の端を引き上げ――、]
……ご忠告、どうもねェ。
[ひとこと礼を述べたのなら、巷で良く聞くヤツの名前。――鼠小僧。 警戒していない訳ではないが誰も姿を見たことが無いという都市伝説を鵜呑みにするのも莫迦らしい。掌に落とされた銀貨を手早く財布に仕舞い、ゆるり腕を彼女の方へ。腰を屈め柔らかな肌に触れながら]
どうか、アンタ――、 ……あァ。志乃、ちゃんも気ィ付けなァ。
何せ奴ァ何でも盗めるって話だろう?
[彼女の何かが盗まれて金の匂いが薄らいでしまわぬように、と言葉を投げ掛けた。]
(53) 2015/01/18(Sun) 18時半頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 18時半頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 18時半頃
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[ああ 足を挫かんでよかった お稽古にひびいたらどやされてまうとこやった ほんまに鈍臭あてまいるわ 膝をついたまま項垂れている一時 大丈夫ですか と後ろから柔らかい声。]
アア すみません・・・大したことは・・・、
[>>50傍にすう と寄り来るのは 目に慣れぬ亜麻色の髪 白い衣 ぱちくりぱちくり おどろいていくらか瞬き けれどそのゆるやかな気配は 思慮されたものに感じられたゆえに 抵抗せず為されるがまま。]
・・・ッァ!痛い、イタイ・・・!
[手を取られれば 切れた傷口にちびり と染みいるお薬にぶるり体を震わせて すこし強引ではあるけれども 舞の所作のように 滑らかに手当てがすまされれば 気恥ずかしさに頬は染まり ぺこりと頭を下げる。]
(54) 2015/01/18(Sun) 19時半頃
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どぉもお恥ずかしいとこを えろうおおきに すみません。
へえ 薬師さん・・・スティーブン 先生 ですか・・・。
[>>51差し出された紙を受け取ってまじまじと 異人さんのお顔とを交互に見比べ 親切そうに笑うてはいやはるけど なんや ひやんとした空気を纏うお方や――はたりと首を傾ぐものの なんにせよ助けて貰って有難い 名刺はなくともこちらもご挨拶。]
ここいらで芝居をやっております 姿月鏡 と申します。 よろしゅうに。
ええ と この格好は女形やからで・・・ 僕は男やねん
["お嬢さん"と呼ばれれば すこし困って 眉を下げてほほえみを浮かべる それでも差し出された手には 自分の手を添え 着物の裾引き ゆるりと立ち上がった]
せんせは 今からどちらへ? あのう 何かお礼 お手当ての・・・、できひんやろか。
[おずおず 瞳の中を覗き込む]
(55) 2015/01/18(Sun) 19時半頃
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役者 鏡花は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 19時半頃
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[さっきと言い、今と言い。 目の前の瞽女の歯に布着せぬ物言いは、聞いてて何とも小気味良い。 …しかしだけれど"花街へ"、と。そう告げられた言葉>>41には、困ったように首を傾げはしたけれど。
彼女の内心での品定め>>42など、此方の知る所ではありやしない。 気付いたとしても、気付かぬとしても。何方にせよ、女はただこの語らいの時を愉しむばかり。]
――……ふふ。さァて、どっちに見える? 鼠小僧が盗むようなものを…持ってるように思わはった?
[問いの形か、そうでないのか。 図る事は出来ずとも、言葉を返す事くらいは出来るだろう。 此方の言葉にまるで跳ねる鞠のように、ぽいぽい返される言葉はやはり…あゝ、やはり心地が良い物だ。
だから、去ろうとした背に掛けられた声>>43には、ほくそ笑むように足を止め、そしてカランとひとつだけ下駄を鳴らした。]
(56) 2015/01/18(Sun) 20時頃
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……ふ、あっはは!営業妨害かァ。 そない言われたら、"次も"。"足を止める"しかあらへんやないの。
[成る程、成る程。 媚は無けれど、目は見えねど。しかしそれに代わる、よぉく聞こえる耳をふたつと、よぉく回る口をひとつ、お持ちのようじゃあないか――なんて。
自分にとっては酷く"気が良く"映ったその瞽女の名前を抽斗にしまい、寄ってきたらしい新しい"お客人">>37へと道を開け。 袖口へとしまい込まれる銀の輝きを目に止めれば、何とも言えぬ表情をその顔へと乗せてみる。]
――……ほな、"またね"。 三味線聞こえたら、寄らせて貰おうな。
[銀の宝を拳に乗せて、後から来た女へと突き返す様をもう少し見ていたかった気もするけれど。 鼠小僧の話が出れば、やはり少し興味も引かれほんの僅かにだけ顔をそちらに向けはしたが。
"たかだか銀貨一枚で、籠の鳥にされたら堪ったもんやあらへんなぁ"、なんて。 去り際に小さく小さく呟いたその言葉は、果たして二人の女に聞こえたかどうか。そんな事には興味も持たずに、向けられる視線>>47にも気付く事などありもせず。
――さぁてそれでは、目当ての甘味処へ向かうとしようか。]*
(57) 2015/01/18(Sun) 20時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 20時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 20時頃
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[ほどなくして渡された3本のみたらし団子から、一本取って頬張った。…んー美味いねぇ。この甘じょっぱさがたまらねぇ。久しぶりな事も美味さに一役買ってる気もするぜ。 この味が残ってる間に、酒をあおる。]
…くぅーっ。
[美味い。団子と酒ってぇのも悪くねぇな。 団子を食って、酒を呑んで。あっという間に一本目を食べきっちまった。]
…んん?
[俺がこんな風に団子と酒を楽しんでると、なぁんか聞こえてきた。 ちいせぇ声だったがよぉく聞こえた>>39。酒のツマミに団子は粋じゃねぇ、か。 くいっとまた酒を呑んで、声の方を向けば、見えたのはもうちいせぇ餓鬼んちょ。 酒と団子を持って、その坊主の方へ行く。途中で団子を買ってた顔の整った野郎に睨まれた>>49。まあ俺ぁそんなの気にしねぇで坊主の横へ。]
よう、坊主。酒呑みなんざ美味けりゃなんでもいいんだよ。隣いいかい?
[ついでにみたらし団子を一本取って、坊主に寄越す。受け取らなけりゃ勝手に坊主の焼き団子の横に置くつもりで。美味いもんは分かち合いてぇもんだ。]
(58) 2015/01/18(Sun) 20時半頃
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ああ、急がないと昼見世の時間に遅れる…。
[もうすっかり高くなった日を見上げながら呟く。昼見世の時間は未の刻だ。この時間は遊女《商品》に手を付けようとする輩が湧く。同時に足抜けを狙う遊女の目星をつける絶好の機会。遅れたら楼主からの怒りを買うだろう。楼主からの折檻を思い浮かべ、溜息を着く。]
…帯留めなんて全く分からないからなあ…。誰か選んでくれそうな人いればいいんだけど。
[そう呟きながら商店街を歩くと、異人>>51と女性>>55の姿が目に留まる。片方は白粉を塗った顔から芸者だろうか。…昔から着飾る女性と……一部の陰間の姿を知っている僕は、男同士で手を取る姿をさも珍しくなさそうに見る。]
浮世なんていうけど、そんなの一部の人間だけだな…
[思わず漏れた声にはっとなるが、きっとこの声は二人組に届いてはいないだろう。もし聞こえていたとしても、いつもの笑顔を貼り付けて適当に誤魔化すだけだ。気まずさを少し感じながら、ここから少し歩いた先にある呉服屋の方へ足を向けた。]
(59) 2015/01/18(Sun) 20時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 20時半頃
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……しづき、あきら。 あきら……鏡、ね。
[手が取られた>>55のなら、その体を引き起こしながら彼の名を繰り返す。此方に来てから日の本言葉は完璧に習得したつもりだが、人名はどうにも覚えにくくて困る。 元より人に興味の薄い身では、それも尚の事。とはいえ下手を打って未来の顧客を失くしたくはないから、幾度もその名をなぞって]
……えぇ、覚えました。 どうぞよろしく、鏡。
――それと。 流石に、成りがそうでも男女の区別くらいは出来ますよ。ちょっとした冗句です。
[ふ、と。笑みの載せた吐息を零し、困った様な微笑みを見詰める。ほんの少し混ぜ込んだ嘲笑は、鈍いらしい彼にはきっと届かないだろう。
……そうしていたら、微かに漏れ聞こえる声>>59。 "浮世がどうたら"、と。断片だけを聞き取り、言葉の意味を理解せぬまま、眼鏡の下でぱちりと瞬く。 怪訝そうに声の方を向けば、笑顔の男と目が合っただろうか。取り繕う様なその笑みから、何やら良い事は言われてないとは分かる。まあそれも、"いつもの事"。 その姿が慌ただしく消えて行けば、興味を無くして目の前の彼に視線を戻し]
(60) 2015/01/18(Sun) 21時頃
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[彼が立ち上がれば、すぐに自らの手を引いて。気付かれないくらい、相手と距離を取る。 手を伸ばせば触れ合う様な距離は、薬師はどうにも苦手だったから。
覗き込むその眼には、目を細め薄く薄く笑みを]
次のお客様の処へ向かうつもりでしたが、少し予定を変更しましょう。 ……ふ。こうも可愛い"お嬢さん"のお誘いを断るのは、失礼ですものね?
[軽口めいた承諾に、彼はどんな反応をしただろうか。どちらにせよ、薬師は悪戯っぽく目を細めたまま、小さく首を傾げてみせた]
……まぁ、お礼と言っても、そんな大それた事をしたわけではありませんがね。
[ぽつり。付け足した言葉は、本心だったけれど。それでも、貰えるものは貰う主義なのだ]
(61) 2015/01/18(Sun) 21時頃
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―落とし胤― この言葉を何度耳にしたことか。
自分が育ったのは大きな屋敷だった。 幼い僕を連れた母共々屋敷の主人が迎え入れてくれたのだ。
主人は僕ら母子に優しくしてくれた。 温かい寝床、食事、仕事、学も教えてもらった。 与えられる生活に不自由などを感じたことはなかった。
だが、他の者は僕達をよくは思わなかった。
「なぜ見ず知らずの母子を匿うのか」 「大名の子だから丁重に扱うのか」 「旗本、御家人の落胤か」
色々憶測されてきた。 他の者が疑問に思うのも無理はない。 僕自身も何故、あの屋敷で過ごせていたのか分からない。
(62) 2015/01/18(Sun) 22時頃
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母は、僕はおろか他の者にも出生の秘密を告げなかった。 そのことが更に噂を呼んだ。
「行きずりの男と出会茶屋で生まれた子」 「母は遊女で、だから父親が分からないのではないか」 「襲われたのだろう」
そのような陰口は幼い僕の耳にも届いていた。 肩身の狭い思いをしたこと、悔しかったことを今でも覚えている。 それでも主人は変わらず僕に接してくれた。 僕ら母子を守ってくれていたのだ。 そんな中で、
「遊女が主人をだぶらかし妾となって屋敷に転がり込んでいる」
というような話を聞くと主人やその家族に申し訳なくなった。 主人と妻が言い争っているところに遭遇してしまったことがある。 原因は僕ら母子であるのは分かっていた。
(63) 2015/01/18(Sun) 22時頃
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月の姿とかいて しづき かがみとかいて あきらと読ませます。
[自分のなまえを反芻する様子を見れば その内心は知らず知らず丁寧にそう説明を足し。 覚えました どうぞよろしく と言われればにこりと笑みを形作る。]
おおきに またよければ お芝居見にいらっしゃってくださいな。 今の演目は"鼠小僧"ですよって。
[芝居の演目は 時代の流行りを反映させたものが多く。 巷で誰もが口々に噂している "鼠小僧"の初演は 自分の従兄弟である主演の役者が男前ということも相俟って なかなかに評判が良かった。]
(64) 2015/01/18(Sun) 22時頃
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[>>60冗句 との種明かしが続けば カァと頬に熱をのぼらせて 飴玉をころがすように口ごもる。]
職業柄 間違われたり 揶揄われることがおおいもんで・・・
[熱を冷ますように数度 ふるふると首をふれば頬に指先を当て 嘲われることには慣れているけれど どうにも恥ずかしく 彼の顔さえ見れなかったものの 恐らく間抜けだと思われているに違いない と
ふと 聞こえた呟きに目をやれば 此方を見るは白髪を結わいた男>>59 もし目が合えばぺこり と愛想よく笑顔と一礼を向けて 今日和 と取り繕った]
(65) 2015/01/18(Sun) 22時頃
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ア
[道行く人の視線に 薬師がさらりと離した手に>>61 こちらも慌てて 宙に浮いた手を胸元に引く。]
ごめんなさい つい・・・
[自分の今の見てくれはさながら芸子か 陰間。 仲睦まじげに手を握っているところを余所様に見られることを 薬師が気にするか 彼にとって不名誉となるかは分からないけれど 己の自覚の足りなさに 口を結んで瞼を落とす。]
もお そない揶揄わんで・・・せんせったら案外いけずさんやねんな
[繰り返される冗句には 先刻と同じように困った笑みを浮かべながら お客様 と聞けば]
(66) 2015/01/18(Sun) 22時頃
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はりゃ 行きつけのお店でお茶でもご一緒 と思たんやけど
御用時控えてはるんなら 付きおうて貰うんは悪いなぁ
[お仕事の邪魔になるのは と気を遣い もしかすると誘いにのってくれたことも半分冗句だったのかもとは思わぬまま]
ほんならまた後日 改めてお礼に向かわせていただくことにします
[住所の書かれた名刺は 大事に帯に仕舞って かわりに袖口から取り出したのは 水色をした和紙の小さな巾着]
あのう これ ほんまに大したものやないんやけど ひとまず気持ちだけ
[お気に入りのお店のやねん と差し出したのは金平糖 受け取ってもらえるのであれば ふにゃりと笑顔をつくって もし返されたのならば しゅんと肩を竦めやはりまた後日と断って ごきげんよう と手を振り振り 下駄を鳴らして道を分かれただろうか。]
(67) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
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役者 鏡花は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 22時半頃
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[拗ねたようにして焼き団子を口に頬張るも餡子やみたらしのように味は濃くはなく質素で、静かに肩を落とす。自分で我慢しよう!なんて意気込んだのにもう既に心が折れそうになった。が、気付けば目の前に皿を持った店主。皿には美味そうに艶の乗ったみたらしが一本見えて思わず生唾をごきゅり、と飲み込んだ。何かの嫌がらせだろうか、と眉を寄せ。]
な、何だィ……、そんなもの僕は頼んでないやィ……!
[此方の考えを汲み取ったのか否か、店主はにたりと笑って『二枚目のにィさんからです』と一言。思わずいじいじとした拗ねたような弄れたような何とも言えない表情をぱぁ、と明るくすれば辺りをきょろきょろと見回して彼を探す。]
(68) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
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[その時未だ二枚目の男の姿>>48は視界に捉える事は出来ただろうか。もし近くに居たのなら声を張り上げて、既に店を出ていたのなら走って追いかけて『にィ!ありがとお!さっすが金持ちはちげェや!』と羨望の眼差しを向けてみたらしの串を掲げよう、と。 ようやくお礼を言って元居た場所へ戻ると酒臭ェ男>>58。無粋な男が何の用だろう。口から大きく息を吸えばちょこん、と奴の隣に座って突然の坊主呼びになんて失礼なんだ、と不満げな顔を。]
坊主じゃねェやい! 僕には、僕には――ッ! 粟田口春松って名前があるんじゃィ! [其れはとっちゃんが付けてくれたのかさえも分からない名前ではあったが『坊主』呼びよりは幾分かマシだろう。だって、坊主じゃぁ子供扱いされているみたいだもんね。]
(69) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
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隣って……、もう来てるじゃねェかァ。
美味けりゃ……? なんでィ、団子の味なんて酒の味に負けちまうんじゃねェのか……?
[大きく吸った空気の残量が無くなって、また口から息を。『酔っ払いとだけは結婚しねェぞ』と密かに心の中で誓いながら目の前に差し出された其れを見て『あ、』と声を漏らす。 差し出されたみたらしは決して自慢などでは無く、僕に分け与えようとしてくれているらしい。おずおずと『い、いいのかィ?』なんて上目遣いで問い手を伸ばし――今迄邪険していたことを少し後悔。 もしかしたらそんなに悪い奴じゃァなかったのかもしれないなァ。でも、酒と団子が合うのかなんて僕にはまだ分からないから許してくれよな。
両手のみたらしを交互に見比べては江戸には良い奴ばっかりだ、というとっちゃんの言葉を思い出してにこり。 帰ったらとっちゃんに教えてやらなくっちゃ、と思いながら頬張った団子の味は美味しくて表情を綻ばせた。]
(70) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
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[>>56笑いを含んだ女性の問いには、はてと首を傾げるばかり。 何しろ、会話をしているその相手がどれだけの身なりなのか。何を持っているのか。 本来ならば真っ先に認識されるはずの情報は、全て遮断されているのだから。 自分には分かりゃしない と、とぼけて見せることだって許される筈。そう踏んで。
ひときわ高く鳴った下駄の音は、まるで是を告げる返答のよう。 >>57さも愉快げな笑いの理由までは、測れやしないから。やっぱり物好きだ と、呆れ混じりの言葉は身の内へ落とし込むのみ。]
言ったね? 懐が軽いんなら、暫くこの辺りにゃ寄り付かない方が良いんじゃあないのかい。
何処でも弾いてんだから。
[いっそ脅迫じみて投げ返した言葉は、“それじゃあ期待して待ってるよ”、 などと言い換えても良かったかもしれない。 彼女の上げた手こそ見えねども、適当な方向へ手のひらを持ち上げて、しっし と追い払って見せたのだったか。]
…自分の名前は名乗りゃしねえ。
[一方的に投げ付けたにも関わらず、そんなところばかり常識的な文句を 聞こえない程度に落としたけれど。*]
(71) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
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[>>52――“羽振りの良い姐さん”の話は、へえと首を傾げこそしたけれど、話半分に聞き流していただろう。]
あァ、あたしは兎も角、あんたは得意そうだ。 あんたの手のひらはきっとでっかいんだろねぇ。
[さらりさらりと語られる 滑らかな語り口の甘ぁい言葉に、自身はさて置きそんな感想を。 『莫迦な男を手玉に取る』と、短気な侍が耳に留めでもしたら刀のひとつも抜き兼ねないことを さらりと言ってのけた相手を、咎めるつもりこそない。 受け入れるつもりも、ないのだけれど。]
(72) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
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[>>53そうして――すっぱり、とは言い難いものの、否と告げたのなら。 ほんの僅かに訪れた沈黙に、併せて首を傾げた。
それでもどうやら、辞退は受け入れられたよう。 そこらの粘着質な男よりは 余程良いと。突き返した銀貨が相手の手の内で小さく鳴るのを、内心ひそかに歯噛みしながら 見送った。
>>57ぽつりと落ちた訛りの姉さんの言葉は、しっかりと敏い耳には届く。 だけれど それも自身からすればどこか的外れであった故に、複雑な顔。]
…金の話じゃないっての。
[幾ら積まれたところで、“自由”に変えられるものなど有りはしない。 離れて行く姉さんも、それとは反対にさらりと触れてきた姉さんも。 持論を語ったところで、理解されるとはどうしても思えないけれど。]
(73) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
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おや、思ったより若そうだ。
[品定めか挨拶か。触れる腕には進んで手のひらを添えて、滲む雰囲気から思い描いていた姿とは裏腹な 未だ肌理の細かい肌に、小さく唸る。 返された忠告には薄く口角を上げて、まるで小言を聞き流すように首を振ってみせた。]
何でも、…か。 そんなら、あたしの方から盗っちまいたいぐらいだよ。
姐さんの目には今、どんな景色が映ってんだろね。
[言外に、“盗られる物など有りはしない” そう含めながら 利かぬ目をとんとんと指して、冗談目化して伝えれば。 話も切りが良いとばかりに、勧誘は終いだとばかりに。三味線を抱えて、着物の膝を直す。
彼女がそのまま食い下がってくれたのなら、多少は気を良くして、名前くらいは尋ねるつもりになっただろう。 そうでなければ、そそくさと逃げ出すだけ。 どちらにせよ、手に収め損ねた金の匂いは やはり少々、居心地が悪い。]
(74) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 22時半頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 22時半頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 23時頃
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[『にィ!ありがとお!さっすが金持ちはちげェや!』なんて言われれば振り返ってひらひらと手を振り返してやる]
まったく、小僧は団子1つで大騒ぎか
[それもそれで 良いのだろう 今日も平和な江戸に 鼠小僧の噂が飛び交う]
……盗まれて困るものなど、俺には無い
[金も、身ぐるみも 褌一丁になっても、演技が出来れば何も問題は無い。この身1つあれば何も要らないのだから]
次の演劇まで時間はあるな
[確か次も鼠小僧だったか、と今になってこの演目に人気が出てきたのもきっと噂のせいなのだろう 知ってる人も知らない人も話を聞きにやってくる。そう時間を潰すつもりで肆区へと歩いて行くと、三味線を弾いている女は居ただろうか。居ないのなら、そのまま参区へと戻るだろう*]
(75) 2015/01/18(Sun) 23時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 23時頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 23時頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 23時半頃
琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 23時半頃
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鼠小僧。 ……ふうん。
[興味は無いな、なんて。そう考えはしたけれど、そこまで口にする事は無く。"今度、是非行きますよ"、と。一応色の良い返事だけは返しておく。 ……鼠小僧。馬鹿げた都市伝説だ。盗めぬ物の無い盗人など、この世の何処に居ると言うのか。
頬を染め首を振る所作>>65は、何とも可愛らしいものだったろう。薬師は表情一つ変えなかったけれど。 それでも、慌てて引かれる手>>66には片眉を上げ。どうやら此方を気遣っているらしい言葉には、ただ首を傾げる。
語学は勉強すれど、流石に此方の風土には疎い。彼と共に居る事が他者からどう映るかなど、分かる訳も無く。ただ、何か気不味い事でもあったのだろうと自らを納得させた。
困った様な笑みには、満足そうに口端を上げつつ]
(76) 2015/01/18(Sun) 23時半頃
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おや。随分と礼儀正しい。 それなら……そうですね。薬を一つ二つ買って頂ければ、それで。
効き目にご満足したのなら、そのままご贔屓に。
["後日改めて"そう言われたのなら、肩を竦めながら己の鞄を指し示す。開いたまま地に置かれたそれからは、幾つかの薬瓶が覗いていて。店まで来てくれるのなら、もっと良い薬が渡せるだろうと伝えおく。 芝居をしているというのなら、彼に使ってもらえばそこそこ宣伝にはなるだろう。このまま贔屓にしてもらえれば、それはなによりな事だ。
……と。 差し出された和紙の巾着には一瞥をくれ。中身も分からぬまま素直にそれを受け取る]
……ありがとうございます。 有り難く、受け取らせて頂きましょう。
[顔の近くまで持っていけば、ふわりと香る甘い匂い。正体は未だ分からぬままだが、彼の前でそれを開く事はせず。ふにゃとした笑みには、軽く眉を寄せた笑みを此方からも。 素直で鈍感。嗚呼、こういう手合いは得意ではない]
(77) 2015/01/18(Sun) 23時半頃
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――さようなら、お嬢さん。
[すっかり口に馴染んでしまった冗句を再び口にし。振られる手に手を振り返す事もせず、ただその背中を見送った。 そうして充分距離が離れたのなら、徐に薄手の手袋を外し、ぱさりとそのまま地へ落とす。開けたままの鞄から、新しい手袋を出せばそれを着けて。ふん、と一つ鼻を鳴らした。 人の肌の触れたそれは、どうにも居心地の悪いものだったから。
手袋を変えて落ち着いたのなら、巾着を開いて中身をちらと確認する。甘い物を好まない薬師には、結局その正体には思い至らず]
……菓子か。 ふむ。奴にやるかな。
[甘味が好きだとかいう知り合いの姿を思い浮かべれば、巾着を白衣のポケットに押し込む。礼を横流しにする罪悪感など、薬師が感じるわけがない。
鞄を閉じればそれを取り、かちゃかちゃと耳障りな音を立てながら、肆区の方へと足を向けた。 どうにも今日は、働く気が失せてしまったものだから。店に帰って、薬の調合でもしていようか*]
(78) 2015/01/18(Sun) 23時半頃
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母が病に倒れ亡くなった後も僕は屋敷に残れた。
しかし主人が亡くなると、僕はこの屋敷にいることは出来なかった。 残ろうとも思わなかった。煩わしい世間の言葉にはうんざりだ。 もう子どもではない、一人で生きていこうと決意した。 もちろん引き留められることもなかった。
噂話は噂なのかもしれない真実なのかもしれない。 今となっては誰にも聞く術はない。
手元に残った母の遺品の簪は答えてはくれない。 こんなものいっそ捨ててしまおうか―
屋敷の主人に感謝はすれぞ、母には何も思わない。 屋敷で過ごしていた日々から母に対して次第に怒りや憎しみすら覚えていた。
(79) 2015/01/18(Sun) 23時半頃
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―陸区―
小屋が立ち並ぶ中でぼんやりと座り込み空を眺める。 ここは静かでいいや。皆が皆素直に生きてる。
「さぁてそろそろ金稼ぎに行かないと。」
明之進は立ち上がり伍区の方へと歩き出した。
(80) 2015/01/18(Sun) 23時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 23時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 00時頃
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[あれから暫く歩いて、漸く自らの店の前へと至った。
肆区と伍区の丁度間、橋の近くに薬師の店はひそりと構えている。看板も無ければ暖簾も無い。見ただけではそこが薬屋だとは誰も思わないだろう。 だが、それで不便をした事は無い。宣伝は多少面倒だが、質の低い客の相手をする方がずっと面倒だ。身分で分け隔てるつもりは無いが、客を選ぶくらいは良いだろう]
……ただいま。
[従業員は薬師ただ一人故、返事が返ってくる事は無い。故国へ帰れば迎えてくれる家族が居るが、今は未だ帰る訳にはいかなかった。 万病を治すという"あの薬"を見付けるまでは、未だ。
店の中へと進めば、薬瓶やら箱やらが所狭しと並んでいる。細い通路を進み、勘定場までくれば一つ息を吐いた。
客の常備薬が無くなれば、出向いて補充するのは確かに薬師の仕事だが、この歳になるとどうにも骨が折れる。いっそ人でも雇おうかとも思うが、異人の身である自分の店で働く者など居ないだろう。本当に面倒な事だ。
軽く肩に手を当て、ぐるりと腕を一回し。そうして鞄を開ければ、今度はそこに切れた薬を補充して。 それだけ済ませれば、一休みしようかと、勘定場である座敷へと腰を下ろした]
(81) 2015/01/19(Mon) 00時頃
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ー少し時間が経ってから、呉服屋前にてー
…よし、頼まれてたものは全て買い終えた、かな…。
[迷い迷った結果、店の女主人が勧めるままに買ってしまった。時間も押していたのだから、仕方ないだろう。そもそも帯留めの購入を僕に頼むのが悪いのだ。そこまで考えてから、ふと女主人の言葉を思い出す。 『最近、鼠小僧が出るって噂でねェ…。ほら、おっきな屋敷から金品盗んでは貧乏人に配るって言うアレよ。…そんなんが本当に居たら私らは苦労なんかしてないさね…』 …鼠小僧。そういえば遊女らも話していたような気がする。こういった世間話を無駄と考えているので碌に覚えていないが、上客が被害にあったとか言っていただろうか。稼ぎが減ると嘆いていた。]
鼠小僧ね…。うちの客からは盗まないでもらいたいものだ。
[そういい暫く歩くと、既に鼠小僧の存在は頭から消え、この後の昼見世のことのみ考えていた。]
(82) 2015/01/19(Mon) 00時頃
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−ふらふらと
さーて、どうするかなぁ あっ、痛…
[腕をぐるぐると回すうちに違和感に気づく 血が出ている どうやら、先ほどの騒動によって…筋をやられたようだ
「正義の味方」は万全でなくてはならない 有事のときに、全力を出せないと困るからだ]
困ったな…
[このままでは [正義の竹刀」が振るえない そう思った先に、見かけた看板]
たのもうう!!!!
[診療所には不届きな大声が響いた >>81}
(83) 2015/01/19(Mon) 00時半頃
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[只、強いて言うのならば……掌なんて生易しいものなんかじゃない、が。其れはきっと掌なんかよりも広い何か。江戸中の金を巻き上げようと広げた広い広い風呂敷。 ――きっと其れは目の前の女には伝わるわけがないだろう。長い長い、気の遠くなるような刻を遊郭で過ごした人間にしか分からない話。 だから、ふ、と口を閉ざして目を細める。そう。これでいい。
彼女>>73の内心なんぞ察することは叶わずに、去り行く背中に投げ掛けられた言葉>>57を耳に眉を吊り上げ。]
“籠の鳥”なんて、アンタら余処の奴らが勝手に憐れんでいるだけなのに、さァ。 そもそも籠の鳥が不幸だなんて言い方をしちゃいけないと思うさねェ、 アレはアレで幸せに生きているに違いねェよ。
[何処か遠く、女の背中よりも先を見ては吐息と共に吐き出した言葉はずしり、と重く。誰に言うでも、何を伝えるでもなく、虚しく響いては消えて。 最後には『…金の話じゃないっての。』と女の言葉の響き、目を伏せ聞こえない振りを。遊女に対する偏見の目は未だ多い。
――其れはあまりにも切ないこと。貧乏人の僻みは醜い醜い。]
(84) 2015/01/19(Mon) 01時頃
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あら嫌だ。 そこら辺のやり手婆と一緒にしないで欲しいねェ。
[喉を鳴らして笑う反面、ようやく相手が瞽女であることに気が付いたらしく『ほう』と声を漏らし。『どんな年増だと思われていたのかねェ』と皮肉気味に続けて。]
――だったら、盗んでやりゃァいいさ。 アンタの欲しいもンを全部さァ。
[彼女の頬に触れた掌でその輪郭をなぞり、囁かな言葉遊びを。相手の言葉の意味を知ってか知らずか言外に『それなら盗みたいと思えるものを作ったらいいじゃないか』と意を含ませながら。 この場を切り上げようとする彼女からするりと手を引き――。尋ねられたのなら短く“おもん”と江戸ではそれなりに通った名を告げただろう。 そうして遠目に彼女がこの場を去る準備が出来たようであれば、]
今度は是非、アンタの三味線の音を聞かせておくれよ。 楽しみにしているからさァ。
[後れ毛を掻き上げそう告げて。『またねェ』とひらりひらりと手を振ってからその場を後にする。**]
(85) 2015/01/19(Mon) 01時頃
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[店内に響く声>>83に咄嗟に顔を顰める。あまり五月蝿い客は好まないのだけれど、来てしまったのなら拒む事も出来ずに。それでも笑顔を浮かべる程、愛想良くは出来なかった。
薬師は金ズル相手でもない限り、愛想を振りまいたりはしない。先の女形は金の卵だと思ったからそうしたのだ。今目の前に居る相手はとてもそうは見えない]
……いらっしゃいませ。 薬をお探しで?
[微かに漂う鉄の香り。なれば、きっと彼は何処ぞに怪我を負っているのだろう。 竹刀を持つ腕に気付けば、喧嘩でもしたのだろうかと眉を寄せる。万が一にも巻き込まれるのはごめんだ]
傷口を見せて頂ければ、それに合った薬をお渡ししますよ。 此処で付けていっても構いません。とはいえ、治療までは専門外ですが。
[それでも客は客。金を払ってくれる相手はどんな者でも神様だ。勘定場からついと腕を差し出して、傷を見せろと促してみせた。 上客であれば傍に寄ってみせるのだが、彼にそこまでしてやる義理は無い**]
(86) 2015/01/19(Mon) 01時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 01時頃
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[不満げな顔をしたと思ったら、大声を出してきやがった>>69。ちいせぇ癖に威勢がいいじゃあねぇか。]
かっかっか!すまねぇすまねぇ。春松ってぇのか。俺ぁ辰次ってんだ。
[こういう坊主はどうも頭をわっしゃわっしゃとやりたくなるもんだ。残ったみたらし団子を咥えて皿を置いたらそりゃもうわっしゃわっしゃとやった。 もう隣に来てるじゃねえかって…確かにそうだわな。こりゃ一本取られたぜ。 咥えていた団子を飲み込んで、坊主が呟いてた事に勝手に答えてやる>>70。]
酒の味に団子が負けるなんて、そんなこたぁねぇよ。美味いもんに勝ち負けなんざねぇさ。美味いもんは美味い。二つありゃ二つ分美味いのよ。
[酒もまだ飲めねぇ坊主にゃあまだちょっとわからねぇかなぁ。この時俺ぁそう思いながら、酒と団子を交互に楽しんだ。 横じゃあ坊主が美味そうに団子を食ってる。…せっかくだし、ここはひとつ、話題のあいつについて聞いてみるとするかねぇ。]
話は変わるんだけどよ、春松。 鼠小僧って知ってるかい?
(87) 2015/01/19(Mon) 01時頃
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喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 01時頃
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ー壱区ー
[急ぎ足で戻っていたからか、行きよりも短時間で移動出来たようだ。橋を渡り終えると、昼の少し騒がしい通りが見えてくる。…といっても昼は金を落とさない冷やかしや、人目を憚りもせず好みの遊女に会いにくる常連だ。昼見世はただ時間を浪費するのみである。…だからこそ気の抜けない時間なのだが。]
遅れて申し訳ございません。亀吉、ただいま戻りました。
[見世はまだ開いていないようだったが、開く前にも仕事がある。もっとも今日はその時間は暇をもらっていたはずだが……楼主には黙って頭を下げる。今日も、楼主がストレス発散とばかりに愚痴愚痴と言い出す前に頭を下げ、さっさと仕事に入った。]
姐さん。帯留めはここに置いておくから。
[はいよ、と短い返事を返し、姐さん…僕と同じく生まれも育ちも遊郭である彼女は見世の方へ向かった。僕はその背を確認してから外に目をやる。…見世にくる常連客の名前と懇意にしてる遊女を確認しておくのだ。昼見世に来るほどなら、よほど心酔しているのだろう。身請け出来るほどの身分の持ち主なら放置、駆け落ちされそうな雰囲気なら事が起きる前に始末しなければならない。]
(88) 2015/01/19(Mon) 01時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 01時半頃
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うわっ、ガイジンか?
[思わず声に出してしまった。金色の髪は珍しく、肝を抜くには充分だった それでも、淡々とした態度>>86に正気を取り戻す。そう、異人でも、この人はプロなのだ]
ああ・・・ちょっと、筋をやられて 切り傷も、あるかな…
[ぼうっと答える。ガイジンなど始めて見た。あまつさえ、髪は明るく、肌は白い。 診療所に、患者として来ているのに色々な疑問が沸く]
なあ…センセ…
[素朴な疑問を投げた。 「外の世界」に冠する興味が沸いたからだ 元も、無視されればそれまでだが]
(89) 2015/01/19(Mon) 01時半頃
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[柔い笑みをその顔へと乗せながら、去ろうとする背に刺すように投げられた言葉>>84にぱちりと色の薄い瞳を瞬かせ。 チラリと振り返ってみたのなら、女の吊り上がった眉の、あゝ怖い事、怖い事。
はてさて、何が彼女の気に障ったのか。 それはさっぱり分からなかったけれど、その様があまりに可笑しくて。 ほんの僅かに眉を下げて、息を吐いてはしまっただろうか。]
…あら、それはごめんなぁ。 それはそうかもしれへんね…でもそないして言うキミを見てると、何やほんまに"不幸"みたい。
――……幸せなら、もっと堂々としてればいいのに。
[彼女の瞳が遠く、遠くを見ている事なんて、女に興味などありはしない。 抱えた薬箱を一度抱え直したのなら、まるで分からないとでも言うように、女は小さく溜息を吐いてみせるだけ。
この国の事も、あの女の事も。 自分は何を知るわけでもありやしない。 だから自分の吐いた言葉が、相手にどう伝わったかなんて。そんな事は――考えるだけ、"意味の無いこと"。]*
(90) 2015/01/19(Mon) 02時頃
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[カランコロンと下駄を鳴らし、ふらりふらりと揺れる足で江戸の町を進み行く。 あゝまったく。この国に来てから毎日のように、こうして町を歩いているけれど、まだまだ一向に飽きやしない。]
……ふふ。 あとひと月かふた月くらいなら、居座れるかなァ。
[ひとつふたつと指を折り、持ってきた金を数えてみてから、さてあと何日で帰らねばならぬだろうかと思案する。
小遣い稼ぎにと持ち出した薬の売り上げなんて、雀の涙のようなもの。 金目当てでなく、何方かと言うと人と話す為の口実のような物だから、それでも一向に構いやしないのだけれども。]
(91) 2015/01/19(Mon) 02時頃
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[今日はまた、愉快な御仁に会えたから…唯其れだけで、十分十分、実入りはあった。]
……それにしても、飾りっ気の無い子。 簪か、或いは花のひとつも刺したなら…きっと可愛らしいだろうにね。
[ゆらりゆらりと視線を揺らし、道ゆく人を何とは無しに眺めながら。 銭を落としてしまったのなら、この国に居れる時間は減ってはしまうけれど、あんな事>>71を言われたら寄らない訳にはいかないじゃあないか。
考え事をしていたせいか、折角身につけた訛りはとうに消えてしまってはいたけれど。 甘味処までの道の間、今日あった"愉しい事"へと思いを馳せる女がそれに気付く事も無く。]
(92) 2015/01/19(Mon) 02時頃
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[そうして肆区から伍区へと向かう道の途中、あゝそう言えばこの辺りに、この国で初めて会うた、あの異人サンの家があったかなァ、とそんな事を思うていれば。]
――……あら。アレは何やろか…?
[下駄を鳴らす女の興味を一際引いたのは、道に佇む飴細工屋。 兎に鶴に、犬に金魚に。小さく"からふる"な、そして何とも愛らしいそれは、いとも簡単に女の心を惹きつけただろうか。
ふらりふらりと引き寄せられるかのように、屋台の前へと進み出て。 傍の若者に、期待にほんのり輝く瞳を向けてみせる。]
ねぇ、お兄サン。 これは一体何て言うん?えらい可愛らしい"お人形さん"やけど。
[まさか目の前に飾られたそれら達が、食べられる飴だなんて思いもせずに。 そうしてそれが、飴でで来た細工物だと知ったのなら。 女は驚きに目を見張り、小さく声を上げてはみせただろうか。
そうして甘味好きな女の事。 甘ぁい飴だと知ったのなら、それは買わずにはいられずに。 ううん、ううんと唸りながらも、漸く真白い兎の飴に決めたのなら、銭を払って飴を受け取り機嫌良さげににこりと笑う。]
(93) 2015/01/19(Mon) 02時頃
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……はぁ、これはまた。 見事なものだよ…この国の人は、何とも手先が器用だね……"やね"。
[手にした飴細工をまじまじと眺め、感嘆の息など吐きながら。
――あゝそう言えばかのお方も、この国の菓子をくれたっけ…なんて。 ほんの昔に何度か食べた、あの星の菓子を思い出し、ほんの僅かに哀愁の篭る笑みをひとつ。]
……この国の何処かに居はるんかなぁ。 多分、居はりやせんやろうけれど。
[この名も着物も、そして下駄も。記憶の中の、かのお方を真似たもの。 場所も何も知らぬ人と、今更会う気は無いけれども、あゝあの砂糖菓子だけは今一度食べてはみたいなぁ、なんて。
飴細工屋のあんちゃんに、ふらりと手を振り歩き出せば、兎の赤ぁい目に笑いかけ、その目と同じ赤ぁ唇で、その首をパキリと割り折った。]*
(94) 2015/01/19(Mon) 02時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 02時半頃
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辰次……、飲兵衛の辰次、 ん。おぼえた――よ、
[団子を一口飲み込んで飲兵衛の方を見れば「わあ!」と高い声を。酒の香りにばかり気を取られていたせいか、男の腰に帯びる一振の其れ。義父が刀鍛冶の僕としては其れを見逃すわけにはいかず、目を爛々と輝かせた。]
すげェや! それって真剣だろ? 辰次にィはお侍さんなのかァ?
[燥いだ様子で捲し立て、団子をひとくち。素人目に男>>87の刀は飾りではないように映り、それを目に食べる団子の美味しさは更に増すように思えて。 『二つありゃ二つ分美味い』の意味が少しだけ分かった気がしたんだ。すこぉしだけだけどね。何よりも隣の男がうんと美味そうに団子と酒を口にするもんだから、“そういうもの”なんだって思う他ないよなあ、って。
そんなことを考えていりゃあ突然に『鼠小僧って知ってるかい?』との問い。脈略が無いったらありゃしない、何事だと何度か瞬きをしてから団子を飲み込んで。少し呆れた顔。]
(95) 2015/01/19(Mon) 03時半頃
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なァんだ、辰次にィも信じているのかィ? ……噂の鼠小僧とかいうヤツ。
[最近どいつもこいつも鼠小僧、鼠小僧って言っている。何が楽しくてそんな噂をするのか分からないけれど、少なくとも皆盗まれたくない物の一つや二つあるのかなぁ、なんて考えて。 それはそれで羨ましいと溜息をひとつ。ああ、だって、僕にはもう盗まれたい物なんて残っていやしないんだもの。]
知ってるかって……、 知っているもなにも――、
(96) 2015/01/19(Mon) 03時半頃
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今、江戸じゃァその話題で持ち切りだろう? 嫌でも耳に入ってくるよ、
――話ではだぁれもその正体は知らないらしいじゃァないか。
だからきっと、ただの噂だよ、どうせ。 『人の噂も七十五日』ってね。直ぐに皆飽きるに決まってらィ。
[そう言い切るとぱくぱくと流れるように団子を口に。物の数分で団子を胃に追いやれば満足気な顔で両手を併せ『ご馳走様でした』とぽつり。 何時もはお百姓さんに言うご馳走様も今日は特別で。二枚目のにィと隣りの飲兵衛のにィ、それから団子屋のとっつぁん達へ向け心を込めて。 それから隣の男へゆるり視線を向けると様子を窺ってみる。彼が何か心残りがあるようであれば其れに従うだろうが、何もないようであれば少しだけ江戸の街を散策してみるのも悪くないかなぁ、なんて。]
(97) 2015/01/19(Mon) 03時半頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 03時半頃
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[飲兵衛の辰次…その通りたぁ思うんだが、はっきり言われるとスッとしねぇな…思わず苦笑いしちまう>>95。 と思ったらまた大声出しやがってまーこの餓鬼んちょ元気なもんだ。何がそんなに面白いんだ?…あ、刀か。俺ぁ腰の刀を外して春松に見せてやる。]
…まあ、似たようなもんだ。ああ、けどこりゃお前さんの言うとおり真剣だぜ。
[侍なのかと訊かれて少し考えちまった。まあ間違ったこたぁ言ってねぇ、大丈夫だろう。 …思い出しちまうねぇ。こういうときは酒を呑むに限る。]
…かーっ。酒も団子もうめぇや。
[そんでまぁ、俺が興味有るのはそこじゃあ無くて。鼠小僧の事だ。 …どうやらこの坊主は信じてないらしいな、この反応じゃあ>>96。]
…知ってるも何も、お前さんが鼠小僧ってか?小僧だけに。
[そんでまぁ、思いついちまったもんは出すしかねぇ。ほんの冗談だ。 言った後に…酒がちょっと回り出して来たのかねぇ、んなことあるかぃって莫迦笑いさ。俺が。]
(98) 2015/01/19(Mon) 04時頃
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― 壱区/傾城町 ―
[金の卵、もとい瞽女と別れてからしゃなり、しゃなりと行きよりも少ししっかりとした足取りで壱区へと引き返す。もうじき昼見世が始まる頃、その前に遊女の顔を見ておきたい。 其れはほぼ毎日の日課となっており、楼主にゃ『そんなに頻繁に来なくても』と呆れられる程である。だが、“商品”をよく知りもせず客に売りつけるのは性に合わない。しっかりと仕事をし、しっかりと金を頂戴すること。
其れが正しい商売の在り方だと昔から自負していて、未だに其の考えは変わらない。]
――亀吉は居るかねェ。 ちっと何時もの用事があるんだけど、
[花車にそう声を掛けている途中、見覚えのある銀髪>>88が視界に入って。手短に礼を言うなり、]
(99) 2015/01/19(Mon) 04時頃
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おィ、亀吉。 今日の上臈の様子はどうだィ? 莫迦なヤツらに高く売れるような上物が居るといいんだけどねェ、
[煙管を手にそんなことをぽつり。そう言いながらも其れ程の期待はせずに男の方を見ては口の端を上げて。 『最近は鼠がどうのって弛んでいる女が多い』と小言を漏らし紫煙を吐き出して、どうにか締め上げてやらなきゃいけないと小さく唸り声を。
鼠に何か盗まれる以前に商品が悪くなっちまったとありゃあ、笑えない話だ。**]
(100) 2015/01/19(Mon) 04時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 04時頃
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かっか。んじゃ春松は奴さんのことを信じちゃいねぇんだな、やっぱり。
[あんまり好きでもないらしい。その勢いでか、団子をさっさと平らげやがった>>97。 『人の噂も七十五日』ねぇ。本当に奴さんが噂だけのやつならそうだろうなぁ…酒の肴としちゃぁ、噂で終わるのか、現れるのか、どっちが面白いかねぇ。 …どっちでもいいか。ネタなんざいくらでも湧いてくる。酒は湧いてこない。…残念なこった。 俺もようやく団子を食い終わって、勘定。坊主の分もまとめて出しちまおう、気付かれないうちに。]
…あの坊主の分もまとめてだ。ごっそさん。
[こっちに向けられてる坊主の目線に今気付いた。そうか、ぬるっとしちまってた。]
なかなか面白かったぜぇ春松。あんがとな。
[鼠小僧のことも、なんとなーく信じてるのか信じてねぇのかってところの話が聞ければ十分だしな。坊主が刀見るのに飽きたら、また別んところを散歩するとしようかねぇ。]
(101) 2015/01/19(Mon) 04時半頃
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[見世の様子を見て暫くすると、よく知った声>>99がかかる。毎日欠かさず昼見世を見に来ては、こうして遊女の情報を仕入れに来るのだ。]
ああ、おもん姐さん。いつもどうも。…良い知らせは生憎ないけどね。………前に話した鳥屋についた花魁、もう使い物にならない。
[近付き、あまり人に聞こえないようにそう言った。…使い物にならない遊女をどうするのか、その先を思い浮かべて思わす溜息が漏れそうになる。遊女を悩ます梅毒は、商品を管理する側をも悩ますのだ。]
今日も昼見世出てるから見て行くといいさ。白い顔に梅の花が咲いて、ずっと惚けてるから。…それでも、って客が居たら売り込んでいいけど。あとは…
[他はそんなに大きな話はない。足抜け企んで死んだ切見世など、商売を左右するほどではないものはさらっと済ませる。]
(102) 2015/01/19(Mon) 07時半頃
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ある程度話したところで、『最近は鼠がどうのって弛んでいる女が多い』と小言がきこえる。…鼠?と軽く聞き返しながら、聞き覚えがあるなあ、と首を傾げる。]
…ああそうだ、鼠小僧だっけ。ウチの上客がやられたものだから、その話で持ちきりさ。…尤も、そんな鼠が居るかも知らないけどね。
[上客に…いや、上客の金品に被害が出ると、遊女の質も変わる。これっきりにして欲しいものだ、と軽く苦笑いを浮かべながら呟いた。そして冗談めかしく、『姐さんも気をつけてね』と付け足した。]
(103) 2015/01/19(Mon) 07時半頃
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――ええ、その通り。異国の者ですよ。
[外人か、なんて。あまりにも直球な問い>>89には、思わず口端が上がる。せめてもっと声を落とす事は出来ないのだろうか。そもそも本人の前で言う事ではないだろうに。
相手の口から症状が聞けたのなら、差し出した手を下ろして棚に向かう。呆けた様に此方を見る視線は中々に煩わしかったが、奇異の目に晒されるのもいい加減慣れた。とはいえ、苛立ちは未だ変わらずにあるのだけれど]
貼り薬と塗り薬、両方出しておきましょう。 少し痛めたくらいでしたら、すぐに治ると思いますよ。
[棚から幾つかの薬を取り出し、紙の袋に入れて勘定場へ戻る。次いで紙に値段を書いて、袋と共に相手の方へと。 二つを差し出し料金を待っていれば、未だ呼ばれる呼称に首を傾ける]
……なんでしょう?
[問いが飛んでくるのならば、一つ二つくらいなら答えてやっても良いか、なんて。上から物を考えながら、彼の疑問が口にされるのを待った]
(104) 2015/01/19(Mon) 08時半頃
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喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 09時頃
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[明らかに不愉快な態度>>104を取られた事には気づけなかっただろう 何故なら、興味のほうが勝ったからだ。 薬と共に請求書を差し出す髪は、金色に揺れていて。 淡々としているが、その明るい色を見る]
センセは、獅子… んーと…
"らいおん"って知ってるか!? ガオーって、でけぇの!
[体を大きく広げて、その雄雄しさを表現しただろう]
ふっさふさの!金色の鬣の!
(105) 2015/01/19(Mon) 09時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 09時頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 09時半頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 09時半頃
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[居心地の悪い視線を感じながらも待っていれば、向けられた問い>>105に目を丸くする。問いとはそれの事なのか。あまりにも予想外なもので、暫しただ彼の顔を見詰めるだけになってしまう]
…………は、
……嗚呼、はい。ライオン、ですか。 ええ、まあ知っていますよ。
[漸く平静を取り戻せば、淡く笑みを浮かべる。顔に張り付いたそれが、苦笑だか嘲笑だか、薬師自身にも分かりはしなかった。
体全体で雄々しさを表現する少年には小さく肩を竦め、その幼い所作に呆れを覚える。人の良い大人ならば、これを見て微笑ましいなどと思ったりもするのだろうか。薬師には到底理解出来ないが]
故国で何度か目にした事もありますが、ああいう凶暴な手合いは僕は好きませんね。
["猫は好きなんですが"、なんて。 獅子が好きらしい少年に意地悪く言ってみれば、どんな反応が返ってきただろう。少しでもその無邪気さに水を差せないか、なんて。何とも大人げない話だけれど]
(106) 2015/01/19(Mon) 10時頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 12時頃
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[真っ直ぐに向けられた視線が、何秒かの間を置く。 そして言葉を告げられては、鼻で笑う様な笑みなど気にならなかっただろう] すッッげぇ!見たことあるのか!! やっぱ、獅子も麒麟も、実在するんだな!!
[…と、大きな声を挙げそうになった所で、冷ややかな視線に気づく ここは 騒いでいい所ではない。 それを視線で非難されたのだろう そう解釈して縮こまる]
でも…
[それでいて返事をくれた事が嬉しくて。 少し声を押さえ気味に、続けた]
猫、僕も好きだぜ。 ふわっふわしてて、暖かくて、可愛いよな
[初めて接した「ガイジン」 異国の人と、自分との、共通点がある事が嬉しかったからだろうか ”同じだな”なんて、ひとつ。]
(107) 2015/01/19(Mon) 13時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 13時半頃
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[>>84両の瞳が光を知っていたならば、口を閉ざした女性のその表情を、知ることはできただろうか。 ・・・だけれど どのみち。 幾ら知れた所で、触れた所で 女の口にするところは、自身の手のひらの大きさを優に上回っているのだから。]
幸せそうで何よりだよ、 あんたらふたりとも。
[>>90あまりに悪意の無く響いた訛りの声に、やれやれと息を吐きながら。 見ても触れてもいない世界をどうこう言う道理は そりゃあ確かに無ぇ、と さっさと引き下がるに限る。
吐いた言葉は若干、投げやりじみていたけれど。]
(108) 2015/01/19(Mon) 14時頃
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[一部では神の遣いとまで言われる瞽女に、強欲であれと嘯く女の指先は それでも似合わず細い。 適当に肩を竦めながら、離れた腕からは興味を無くして意識を逸らす。
結局は、簡潔に告げられた名前を復唱して、声と手のひらの大きさと共に心に仕舞って。 言葉の端々から滲む欲に、ひとつ大きく溜息を吐いてみせ。]
芸へのお捻りは大歓迎さ。 銀貨くれたっていいんだよ?
[飄々と告げられた言葉には、けれど嗚呼 ようやく “瞽女” として見てくれた と、唇を緩めながら、冗談めいて声を返した。
三味線を背負い、笠を引き下げて。 無骨な杖で カン、 と地べたを叩けば、ざりざり草履を引きずりながら。 底知れぬ女に、背を向けたのだったか。*]
(109) 2015/01/19(Mon) 14時頃
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― 肆区 ・ 商店街大通り ―
[さっさと離れた旅籠へも女へも、もう振り向くことはないまま。 かつり、かつり、杖を鳴らして行く先を確かめながら、ゆっくり歩みを進めた。 取り留めのない会話で溢れる雑踏の中、にわかなざわめきを 敏い耳は鋭く拾う。
何気なく耳を傾けるに、自分も耳にしたことのある “噂の二枚目役者” が、近くに居る様子。>>75 それは彼に語りかけるものだったか それとも潜めた黄色い声で囁かれる賛辞だったか はたまた別の何かか。 其処はさして問題ではないから、それ以上耳を傾けることはしない。
ただ、同じく “芸の道に通ずる者” として。 もしくは件の大泥棒と似て、“話題を集める存在” として。]
(110) 2015/01/19(Mon) 14時頃
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おぼろ。朧、ねェ。 名前の響きだけ聞きゃあ、良いもんだ。
[自分が把握できる情報なんて、そんなところ。 例えば彼の追っかけからすれば、憤慨されても良い台詞だろう。 だけれど生憎 目で見て取れる美醜には興味がない。]
お目にかかってみたかったねえ。 さて、何が綺麗で何が醜悪かなんて、あたしにゃさっぱりなんだけど。
[もしかすれば、ついと視線を巡らせたなら その姿を見られる距離に居たやもしれない。 だけれど当然、瞳に映すことはなく。歩を止めることはなかっただろう。*]
(111) 2015/01/19(Mon) 14時頃
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[そうして再び、肆区から伍区の方面へ。 人波に流されるがまま、ゆらりゆらりと歩を進めようとしただろう。
ざわざわと耳を擽る雑踏は、外からの刺激に欠けるこの身には、どうにも心地好い。 そんな喧騒を受け入れながら。 自分が今立つこの場は どんなものかしら。 見えもしない景色に、思いを馳せる。
―東の地平から昇った 青っ白いお天道様が。 ―お空の天辺へ差し掛かる頃には 見上げた瞳を焦がして眩ます。
―誰もが等しく 真っ直ぐな光を浴びて。 ―彼方へ 此方へ 忙しなく行き来して。
―それがやがて 西へ姿を隠すのと一緒に。 ―人々もまた、明かりを灯して温めた家へ ばらりばらりと、帰って行く。]
(112) 2015/01/19(Mon) 14時頃
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[・・・唄として描かれた情景はどれも、正しく自身の瞳で認めたことなどない。 けれど誰かが描いて 誰かを伝って そして自分の唇へと辿り着いた、その景色。 確かに実在するはずの、その景色。
ぐうるりと巡らせた思考は、そのまま。 地を叩く杖の音に合わせて、呟くように言葉を紡いだ。]
――…人の世は、其処で生きる人は、 こんなにも……、
(113) 2015/01/19(Mon) 14時頃
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[ 『 ――――“美しい”。 』
喉元まで出掛けた言葉はそのまま、唇を噤んで呑み下す。 “唄”として口にするならまだしも。 自身の声として 言葉として 形にしてしまうのは。 余りに“柄ではない”ものだから。]
…そういうもんかね。
[誤魔化すように捻ねた言葉で押し流して、その後はぴったりと 口を結んだ。 感情を言葉にするのは、得意じゃない。**]
(114) 2015/01/19(Mon) 14時頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 14時半頃
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[嗚呼、此方の国では獅子は見られないものなのか、と。故国にある動物の収容されている施設を思い描きながら、ぼんやり考えた。 知らず冷ややかな視線を向けていただろうか。五月蝿い相手が縮こまれば>>107、僅かに気も持ち直すというもの。
けれどまるで喜ばしげに続けられる押さえた声には、何とも調子が狂わされてしまう。 言葉の中にある棘を、この少年は理解していないのだろうか?いいや、していないからこんなにも無邪気なのだろうけれど。昼間に助けた彼といい、こういう手合いには、どうにもペースを崩される]
…………そう、ですか。ええ、可愛らしいですよね。 生憎、僕は猫を抱いた事もないんですが。
[動物と子供には嫌われる質だから、生まれてこのかたペットというものを飼った事は無く。それ故、猫が好きというのもただ外見やその性質を指したもので]
ふわふわ、ね。 それは確かに、暖かそうで宜しい事です。
[少年の言葉に感化されたからだろうか、軽い口調で言って肩を竦める。 良い気分ではないが、悪い気分ではなかった。少なくともまあ、今後彼が店を訪れても追い出さないくらいには、認めてやっても良いかもしれない]
(115) 2015/01/19(Mon) 14時半頃
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――さ、お代を。 子供相手でもまけたりはしませんから、あまり怪我はしない方が良いですよ。
[勘定場へ戻り、とん、と。机の上を叩く。 物騒な獲物を持っているけれど、日頃こうして怪我をこさえているのだろうか。それなら"お得意様"として期待は出来そうだが……子供をカモにするのは、流石に多少寝覚めが悪い]
(116) 2015/01/19(Mon) 14時半頃
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―伍区―
一仕事終わり散策していると人々の話が聞こえてきた。
『鼠小僧っつう奴がいるんだってよ』 『何でも奪った銭を庶民にばらまくらしいじゃねぇか』 『そんなお方がいるならおいらのとこにも来てほしいもんだねぇ』
この町の人間は幸せな人ばかりだな。 実在しないものに希望や夢を抱いている。 そのようなものを求めるなら役者小屋にでも見に行けばいい。
「銭や小判を貰っても幸せになれるとは限らないのに・・・」
そう静かに呟きながら話する町人を横目に通り過ぎた。
「麩の焼きでも食べて帰ろうかな。」
(117) 2015/01/19(Mon) 15時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 15時半頃
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[苦笑いを浮かべる男>>98の表情を『なんかよく分からねェけど変な顔してらァ!』と指を指してけらけらと笑う。とっちゃんにゃ『人を指さすんじゃない』ってよく叱られるが内緒にしておけばきっと暴露やしないさ。 それでも男が気ィ利かせて見せてくれた刀を手にすれば多少は顔を引き締めて。色んな方面から其れを眺めてはとっちゃんの真似をして撫でたり、うん、と頷いてみたり。ちょっとした刀匠気分を味わってみる。これが中々に楽しいんだ。]
ふぅン、真剣を持つ仕事かァ……格好良いなァ。
[とっちゃんの造った刀を振り回すってェのも悪くはないなァ。――でも、やっぱりとっちゃんの後を継いでかっけェ刀を造って、たくさんの人に使ってもらいたいかな、とか。 隣りのにィがどんな仕事かは知らないけれど刀を使うのなら立派なとっちゃんのお客様だ。ん、と刀を男に返すとにっかりと笑って、]
(118) 2015/01/19(Mon) 16時頃
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もし刃こぼれでもしたら、僕ん家に来いよな! 僕のとっちゃんならどんな鈍らも大業物にしちまうのさ!
[誇らしげに胸をどん、と一回拳で叩いて見せ。]
かーっ!やっぱり団子と茶は合うなァ!
[男の真似をして茶を啜って、ふと閃く。少しだけすこぉしだけ酔っ払いをからかってやろう、と。なァに、そんなに悪いことはするつもりなんて無い。ちょっと驚かしてやろうと、ただそれだけさ。 ――あまり僕を小僧小僧って呼ぶ仕返しだね。]
ああ。そうだよォ。 僕が鼠小僧だィ!
っつっても酒飲みから盗みてェもンなんてねェけどな!
[自分なりに鼠小僧の演技をしてそう言ってみたけれど、何だか気恥ずかしくなって直ぐに「なんてなァ!」と種明かし。演技なんて生まれてこの方――人に見せたことはないから其の出来すら自信も持てなくて正直ちょっと後悔しているのはにィに絶対絶対内緒だ!]
(119) 2015/01/19(Mon) 16時頃
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おう! まァ、僕のものが何か盗まれたら信じるけどなァ……、
――いや、盗まれるものは家にねェけどよ、
[無くなって困る、と言えば『とっちゃん』くらいだけど……人間を盗むなんて有り得ねェだろうし、うん、やっぱり困るものなんてないや。 ぴょん、と立ち上がって団子のお代を払おうとしたら店のとっつぁんがにやにやして首を横に振る。どうやら『お代は要らない』ってことなんだろうけど、何でだろう。訳が分からずに首を捻るばかりだ。 『なんでだろうなァ』なんて辰次にィに呟いてみるけれど、きっと真相は分からず終いなんだろうなァ。]
ん。僕も、楽しかったよ。にィ。 また会ったら遊んでくれよな!
[店の外に出ればぶんぶんと勢い良く両手を振ってご挨拶。一通り別れの挨拶を済ませれば、お世話になった男の背中を見送ろうとして――ひとこと。]
(120) 2015/01/19(Mon) 16時頃
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――鼠小僧に気をつけるんだぞ!
(121) 2015/01/19(Mon) 16時頃
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 16時頃
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ー現在ー
[夜見世が始まってから二刻ほど経っただろうか。客入りは今宵も上々…といっても売上金の殆どは楼主に入り、若い衆には全くといってもいいほど入らないのだが。それでも賑わいを増す遊郭は美しかった。
座敷の割り振りや酒瓶の整理をしながらも、視線の先は若い衆と遊女に向いていた。若い衆は楼主が借金の肩に連れてきた青年で、僕よりもいくつか老いている。遊女の方は……お取り潰しされたどこぞの大名の末娘だ。毎日泣いてばかりで仕事にならない彼女が笑うようになったのは、あの若い衆が傍につくようになってからだ。嫌な予感が頭をよぎる。]
……駆け落ちなんてしないでね、本当に。
[もっとも僕がしたのは彼らの身の心配ではなく、自分の仕事が増えることへの心配だったのだが。同僚を監視しなければならないという自分の立場に辟易しながら、黙々と仕事を続けた。
こうして単調な日々を過ごしていると、いっそのこと全て辞めてしまおうか、なんて考えてしまう。楼主に借金をしているわけでもなく遊女に手を出していない僕は、その気になればきっと抜けれるだろう。]
(122) 2015/01/19(Mon) 16時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 16時半頃
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そそ 鼠小僧。
劇や端唄では義賊やと 描かれとうけど いまをときめく噂のおひとは 実際どないなもんやろか。 なんでも盗んでしまうゆうけれど ほんまにそやったら 恐ろしゅうなぁ。
[物思いに紡ぐ世間話 浮世離れた愚鈍さで にこにこ 話を広げるけれど 薬師はあまり興味なさそうだったか>>76
是非行きますよ と色のいいお返事にはハイ と頷いて お礼の際に 劇場の招待状も持って行こうかと
真昼間の逢引き そういったふうにからかわれるかもしれないことを 薬師はあまり気にしてはいないようだったか 自分ばかりがあわてて やはり気恥ずかしい]
(123) 2015/01/19(Mon) 16時半頃
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芝居小屋の置き薬が丁度 のうなりそや 座長さんにも紹介しときますね
[普段から鈍くさいもので 小さな傷が耐えなかったり 感冒にやられたりすることも少なくはなく お薬にはなにかと縁が深い この薬師ならば信用が置けそうだと 鞄からのぞく薬瓶をみて こくり頷いた>>77]
いいえ 気に入ってくれはるとええんやけど
[薬師が小包を受け取れば パァ と目を輝かせたか 彼が こういった反応を不得意とすることは 鈍感な女形には まさか気づけるわけもなく すこうしかたい笑顔は 不器用なおひとなんやろか くらいの違和感にとどまり
差し上げた金平糖は 彼の舌の上で溶けるものと 信じて疑いもせず。]
(124) 2015/01/19(Mon) 16時半頃
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[自分をしずかに見送る "鳥渡いけずやけど 親切な異人の薬師さん" に
去り際 もう一礼だけしては 背中を向けた。*]
(125) 2015/01/19(Mon) 16時半頃
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役者 鏡花は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 16時半頃
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猫を抱いた事が無いって? そりゃあ、勿体無い!人生の何割か損してるぜ!
[「大袈裟だ」と笑われるだろうか。 だが、好き と言った物に触れた事が無いのは残念だ。
そして代金を請求されると、何のためにここに来たのか思い出す。 傷の痛みがじくり と蘇る。最も、先程よりは幾らか良くなったか
にしても、だ]
(126) 2015/01/19(Mon) 16時半頃
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おいおい、「子供」はやめてくれよ これでも、もう、18歳なんだぜ?
[ここに来て初めて眉を顰める。 じゃら と銭をばら撒くと、傍らの包みを手に取って、踵を返す]
じゃァな、らいおんのセンセ! 今度、怪我した猫が居たら連れて来てやるよ
[繊細そうな瞳に、獅子の様な雄々しさは無かったけれど。 どこか鋭さを持つ彼を そして何より金色の髪を持つ彼をそう呼び、店を後にした]
(127) 2015/01/19(Mon) 16時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 16時半頃
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―肆区〜伍区―
[ぱきりぱきりと小さな音を立て、甘ぁい飴細工を味わいながら道を進む。 ずうっと前に昇ったお天道様は、少し斜めに此方を見下ろしているようで。 特にこれから用事も無いので、通りがかった異人の家>>81で世間話でもしてはみようかと思うたけれど。 だけれど中から聞こえた別の声>>107には、"お邪魔しちゃ、悪いかなァ"と下駄を潜めてその場を離れはしただろうか。
そうしてもう少しだけ足を進めたその先で。 棒の先に付いた兎は、とうに胃袋の中へと収まってしまっていただろう。 飴細工の棒をふりふり歩いていれば、何やら威勢の良い声>>121がするじゃあないか。]
……ほんま。 何処も彼処も"鼠小僧"やねぇ…人気者は、大変なことや。
["曰く、鼠小僧に盗めない物はない。" この国に、この街に来て幾度と無く聞いてきたその言葉を思い返しながら、手にした棒の先をぼんやりと見つめ。]
(128) 2015/01/19(Mon) 17時頃
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[さてさて、自分がもしも鼠小僧に盗まれるのなら、一体何を盗まれるだろう? やはり金かと思い当たれば、あゝ金が盗まれたら祖国に帰る事も出来ぬと、それは少し困ったものだと首を捻る。 ――だけれどそれよりも、もっともっと大切なもの。この歳になるまで培ってきた、"知識"と"経験"が盗まれるよりは、ずうっとましではあるけれど。]
……"あの子"は、元気かな。
[そんな事を考えてもいれば、ふと思い出すのはとある顔。自分とよく似た風貌の、自分よりも少し幼い男の子。 自分と揃いの耳飾りを付け、自分の弟だと言い張る其の子を、女は全く知りはしない――其の子の事は、とうの昔に"盗まれて"しまったものだから。
あゝだけれどその時も、"知識"でもなく"経験"でもなく、"家族"を盗まれた事にだけは、信心など欠片も無くとも神に感謝をしたものだ。 あの子は泣いて喚いて自分を責めはしたけれど、"忘れて"しまったのだから仕方が無いじゃあないか、なんて。]
(129) 2015/01/19(Mon) 17時頃
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――……それにしても、この飴のお陰でお腹膨れてしもうたね。 散歩だけして、今日は宿に戻ろうか……、煙草もそろそろ、頂きたいし。
[遠い記憶の一欠片を、また抽斗の中へとしまい込み。 思いの外詰まった腹に、餡蜜はまた次の機会にしようかと。
そうして自分の泊まる宿へと向けて、少うしだけ遠回りの道を選んで女はまたひとつ下駄を鳴らした。]**
(130) 2015/01/19(Mon) 17時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 17時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 17時頃
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[ゆらり。目の前の銀髪が揺れれば見知った顔。 目立つその髪色もこうして夜の鮮やかな花達に囲まれても其れに劣ることは無く。よくそんな髪色で変な男に目ェ付けられないのか、と時折不思議になるくらいで。]
……“また”かィ? 花の寿命は何とやら、と云うけれど――、
アレはもう少し金になると思っていたのにねェ、 ――勿体無い。ああ。勿体無いよ。
[やれやれ、と首を横に。昨今流行っているらしい梅毒は着々と遊女を食い、その被害は少なくはない。売れる上臈が病に食われると上客に売りつけるのにも躊躇いが生まれるのもまた事実。 さて、どうしたものかと煙管を口に。ふぅ、と吐く煙は何処か寂しげに。]
なに、其れは――金を落とさねェ貧乏人にでも売れば良い話、か。 物欲し気に花を眺める奴らにゃァ、其れでも浮世の土産話くらいにはなるだろうさ。
(131) 2015/01/19(Mon) 17時頃
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[話を聞けば聞くほどに眉を吊り上げる。なんてことだ、情けない、と言いたげに。 病は仕方が無いことだ、惜しいが咎むような事はしない。だが足抜けだ心中だ、と。それらはどうしても理解に苦しんでしまう。 “籠の中の鳥”旅籠の前でのやり取りを思い出す――、彼女らは本当に籠の外へ逃げ出したかったのか。籠の中だけじゃァ、幸せになれなかったのか、と。]
ほう。……鼠の奴は怖いものがないと見た。 嫌ァ、怖い怖い。
なァに、鼠に金を盗み食いされぬように用心するに越したこたァないよ。
(132) 2015/01/19(Mon) 17時頃
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[くすりくすり。ほんのりと肩を竦めては『亀吉に心配されるなんてねェ』と眉を下げ。礼の意味を込めて銀髪を軽く撫でてやる。 中々に良い子ではあるが真面目すぎるように見える所が玉に瑕。たまには息抜きが出来ているといいけれど。余計なお世話か。 せめて今度労いに美味しいものでも、と考えて。]
そうかィ。……今日もお疲れさん。 今度暇を貰えたら声を掛けておくれ、――何かアンタの好きな物でも食べに行くさね。
こんなに細っこィ身体で倒れられちゃァ商売にならないからねェ。
[そう言い残すと礼を告げ、くるり。日が暮れるまでに今日の客を見つけておこうかと目を伏せた。]
(133) 2015/01/19(Mon) 17時頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 17時頃
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[薬師に手当てしてもらった手を もう片方の手で 大事そうに包みながら 二度目は転ぶまいと ポク ポク 一歩一歩を 確かめるように気を配って歩く
次の上演まではもう数刻ほどあるか お腹がくるくると鳴けば きらきら光る 甘い甘い 餡蜜があたまに浮かぶ
橋を渡り 商店に向かうには 陸区を通る 田畑が広がる 草や土の匂いの濃い そこでは貧しいひとびとが日夜 汗水たらして泥に塗れている。
[生まれた頃から 役者となる運命が約束されていた女形は それらの苦悩を知る機はなくとも 赤を引いた瞼を、物憂げに落としながら]
(134) 2015/01/19(Mon) 17時頃
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鼠小僧が 義賊であって すべてを盗めたって きっと すべてが救えるわけやない
[だから 期待したって仕方がない。
ほう とひとつため息を零した。]
(135) 2015/01/19(Mon) 17時頃
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[陸区を抜ければ 町屋造りが並ぶ商店街
かあるく腹ごなしを と目当ての茶屋に立ち入れば 路上の長椅子に腰掛けて 餡蜜ひとつ と指を立てた。**]
(136) 2015/01/19(Mon) 17時半頃
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役者 鏡花は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 17時半頃
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ー回想ー [また、という言葉にそういえばこの季節になってから何人が埋められたか、と思い浮かべてみる。…が途中で途方もない数に数えるのを辞めた。]
まあ、その儚い様を好む好き者はいないわけではないからね…。療養を自分で拒んだ結果だ。……ああ、でも姐さんがまだ売れると見るなら、慰み程度だけど薬でも買って来るよ。
[花魁とまでなれば療養で客の前に立たないという選択肢も出来る。それを拒み客を取り続けたからこそ、このような様になっているのだ。…遊女に関しては自業自得と冷めた目で見ているが、世話になっている姐さんが売るというのならその手助けくらいはしよう、と提案をするがどうだろうか。断られたとしても大して気に留めずにこの話を打ち切るだろう。
鼠小僧の話になると、姐さんは取られても取り返しそうだけどねと軽く笑う。髪を撫でられたならば、少し照れくさくなってまた笑うだろう。そして、好きなものでも、という言葉に微笑みながら返すと、去る背を見送った。]
…好きなもの、ならおもん姐さんの手料理がいいなあ。滅多に食べれないからね。…ああ、じゃあ次は良い知らせを。
(137) 2015/01/19(Mon) 17時半頃
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……はあ。そう、ですか。 それなら今度、何処かで拾って抱いてみますよ。
[損をしていると断言>>126されれば、僅かに面食らった様に目を瞬き。"大袈裟だ"、と。笑いこそしないものの、不思議そうに彼を見詰める。……猫とはそんなに良いものなのか]
じゅうは……、拾八? それはまた……ええ。……失礼しました。
[拾八歳>>127とて、薬師からしたら子供と変わりはしない。それでも、見目から受けた印象からは幾分年をとっていたものだから、思わず頓狂な声をあげる。 この国の者の姿形を若い若いとは思っていたけれど、また認識を改めねばならない様だ。彼から見た己が一体幾つに見えるのか。薬師は少し空恐ろしくなる。
……竹刀を持ち歩き、あまつさえ怪我をこさえるなんて、大人とは思えませんよ、なんて。そんな意地の悪い言葉は、残念ながら驚きにかき消されてしまい]
(138) 2015/01/19(Mon) 17時半頃
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[寄せられる眉に気を取られていれば、台の上にばら撒かれる銭に虚を突かれ。去り行く背をただ視線のみで追う。わざわざ出口までお見送り、なんてそんなもてなしまではしていないから]
ええ、また今度。 その時は、貴方は怪我をしていないと良いですね。
[手負いの猫なぞ相手にしたら、きっと無傷ではすまないだろうけれど。まあ、また薬が売れるのなら、それはそれで。 次の商いの事を考えながら、薬師は戸を出て行く彼を見送る]
ライオン、ね。 …………誰か他の人に聞かれたら、嗤われそうだ。
[背丈はそれなりにあるが、がたいが良いわけではない。そんな薬師が"ライオン"だなんて呼ばれているのを見て、他の者はどう思うだろうか。嗚呼、次に会った時には止めるように言わなければ。
急に静かになった店内で、薬師はただ眉を寄せる。 そうして一つため息を吐いたのなら、手慰みに薬でも調合しようと道具を取り出しただろうか*]
(139) 2015/01/19(Mon) 17時半頃
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あ、こんにゃろう。
[こっち指差して笑われりゃあ、俺ぁまたこいつの頭をわっしゃわっしゃと撫でてやった>>118。まったく調子のいい坊主だぜ。]
…やめとけやめとけ。重ぇよ。
[刀を持つ仕事がかっこいい。なんて言われりゃ、思い出すのは自分が前にやってた仕事…。思わずあんなこと言っちまって、すぐ後悔したねぇ。餓鬼に夢見させんのも大人の務めだってのに。 後の春松の言葉に便乗して、俺ぁ話を逸らした。]
へぇ、春松の家は刀鍛冶かい?そりゃあいい。もしそんときゃ頼みにいくよぉ。その名匠によろしく言っといてくれ!
[…まぁ、そんな時なんざ来させる気はねぇが、と刀を受け取りつつ思う>>119。…別に、この坊主を嫌ってたり恨んでたりするわけじゃねぇが…この刀に誓って、もう二度と人は斬らねぇと、決めたからな。]
…はっは!そうかぃ!俺も盗まれるもんなんかねぇわ! しくじってお縄頂戴されない様にきぃつけろよ!
[もちろん坊主が鼠小僧だなんて思っちゃいねぇが、冗談にこんな返しされりゃぁ、面白くなっちまって。ちいせぇ鼠小僧にささやかな忠告だ。]
(140) 2015/01/19(Mon) 18時頃
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[盗まれたら信じる、ね。まぁ俺もそんなところだし、そんなもんだよなぁ、噂ってのは>>120。 そんなところで坊主が店主のところへいったと思ったら首を捻りながら戻ってきた。かっか、こんな坊主にゃ盗みなんざ到底できやしねぇやな。 なんでだろうなぁなんて呟きを俺に投げかけてきたが、もちろん俺の答えは「さぁな」ってぇとこだ。]
おう。お前さんもきぃつけろよ!春松!
[元気よく出て行った坊主の背中にそんな言葉を投げつけて。俺もそろそろ行こうかねと。酒をあおって団子屋を出た。]
(141) 2015/01/19(Mon) 18時頃
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喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 18時頃
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― 伍区 ―
[日が落ちる迄に、門付けをもう二、三。 飯屋の戸口で渡された小さな握り飯をちまりちまりと齧りながら、品も何も在ったものじゃあないだろうけれど とつとつと杖を鳴らして道を歩く。
群れを離れた瞽女には、行き付けの宿屋などありはしない。 とは云ったところで、何時も何時も宿を取ったのでは、そう多くもない日銭はすぐに底が見える。 指先に触れた銀貨の感触を思い返しては 忌々しげに首を振った。]
…あァ、やだやだ。
[自分も大概未練がましくて堪らないと、自嘲じみて溜めた息を吐き捨て。 初めて街を訪れた頃、気の良い人間に叩き込まれた街の造りを反芻しながら、とつとつ、とつとつ と。]
陸区はどちらだったか ね。 宿場が肆区、…此処が伍か。
[小さな声でぽつぽつと呟いては、のらりくらり歩を進める。 求めるのは、雨風を凌げる寺か堂か。主が居ないのならば尚、良い。 風に吹かれて軽く持ち上がった笠を引き下げて 目的地に辿り着くには、もう暫く時間が掛かるだろうけれど。*]
(142) 2015/01/19(Mon) 18時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 18時半頃
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― 肆区・商店街大通り ―
[街を歩けば聞こえる囁き声は決して自分にあるものではないと考えて 聞こえる女の声。その全てが耳障りに変わりなかった]
粥が食いたいものだ
[ふと、劇場へ歩いている時にそんな事を思う。団子4本食べても歩けば腹が減る。そう考えていれば、聞こえる自分の名前>>111 丁度すれ違い様だっただろうか、別段お忍びで居るわけでも無いため不思議ではなかったが、その声に興味を持ち振り返るも姿を確認する事が出来ず]
…誰だ
[ふと呟いてみるが、その声は喧騒にかき消されてしまう いつも自分に向けられるものとは別の声色。それにまた興味を持ったりもするが、姿が見えぬのなら致し方無し]
良い声だ …だが、それだけだ
[相変わらず“怖い” と、一言呟いて、肆区を後にしたか**]
(143) 2015/01/19(Mon) 20時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/19(Mon) 20時半頃
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