人狼議事


112 燐火硝子に人狼の影.

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視点:


【人】 露店巡り シーシャ

[メアリーの瞳が、己のものと重なる>>4:61
 彼女の言が聞けるまでの時間は、短くて、長くも思われた。
 そう、漸く伝えられた願い、は。]


………メアリー、

[好き、と。――死にたくない、と>>4:62。]


メアリー。

あァ、ずっと一緒だ。
一緒に、生きてくれ。絶対。

[飛び込んできたその人を、両腕で強く抱き留めた。
 男の顔は、少女の頭髪に僅かに埋まる。
 ――あぁ、甘くて優しい花の香りがした気がした。]

(8) sakanoka 2013/02/08(Fri) 22時頃

【人】 露店巡り シーシャ



 (もう、ひとりぼっちじゃ、ない)


[――――…そう、思っていた。]

(9) sakanoka 2013/02/08(Fri) 22時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[どの位メアリーを抱き留めていたことか。
 男はその腕をそっと解き、扉の方へと向き直る。]

じゃ、行こうかね、メアリー。
………オレにはまだ、やんなきゃならないコトがある。

[彼女を喰らいかねない獣たちを、この手で殺すために。]

(10) sakanoka 2013/02/08(Fri) 22時頃

【赤】 露店巡り シーシャ

[そう。「この手で」殺すために。]


――――…

[獣たちを狩る人間の集まりと。
 かの少女の母を殺めたであろう人々と。
 その少年――サリスの母を殺めた人々と。
 同じ手は使うまい。使ってやるまい。それが、傷跡残る男のしがらみ。

 あぁ―――それは、あまりにも、甘かった。]

(*0) sakanoka 2013/02/08(Fri) 22時頃

【赤】 露店巡り シーシャ



   [窓の外に、月は妖しく照り輝く。]

 

(*1) sakanoka 2013/02/08(Fri) 22時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[そうっと扉を開ければ、どの位近くにか、かの少女の姿は見えた>>4:53
 あかい鉄錆の花の香りが、ふわりとより濃く廊下に伝う。]


よ、あんた、か。ケイトちゃん。


  “―――…いいや、ミドル”

[自分の直ぐ後ろにメアリーが居ると思っていた男は。
 彼女を庇う形で――庇っている心算で――少女の人狼に詰め寄る。さらに詰め寄る。]


協力させられるかって話、あったよな。
………悪ぃ。ちと、できねェかもしれねェ。

[「少女が」協力できない、という言葉のようでいて。
 正確には、「獣たちが」できないだろう、という男の思考。]

(11) sakanoka 2013/02/08(Fri) 22時半頃

【人】 露店巡り シーシャ



……………………あァ。悪ぃ、な。

[短くごちながら、ミドルの首許に伸ばす両腕が、男の答え。
 そのまま、一思いに――と行くはず、だった。]


       ……………ッ、

[時が、悪かった。
 月夜には、牙痕がじくりと痛みを帯びる。
 その痛みが、苦しさが、腕の動きを鈍くする。**]

(12) sakanoka 2013/02/08(Fri) 22時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[残念、と告げる少女>>14の続ける言葉を待たず、男は腕を伸ばしたが――苛む苦痛によって、彼女の息の根を止め損ねた。
 爪痕だけが、細い首に刻まれる>>15
 まるで、獣が引っ掻いた傷のように。]


は。
言わねェでも、解ン、だろ。

[彼女の返した答え>>16は、正解。
 響くあかいこえに、ぼんやりと意識囚われながら。
 男は痛む肩を堪え、少し開いた距離で、遂に牙を露わにした娘を睨みつける。]

(20) sakanoka 2013/02/09(Sat) 00時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[その願いの裏に、メアリー>>17が秘めた予感にまでは気づかずに。
 ただその言葉の通りの未来だけを、心に抱く。
 あぁ、彼女が抱く、その心>>18にさえも気づかずに――。

 傍まで近づいてくる足音>>19に、振り向かず、短く声を返す。]


……下がってろ、メアリー。

(21) sakanoka 2013/02/09(Sat) 00時頃

【赤】 露店巡り シーシャ

[確かに聞こえていた。一人の男のその名前>>*2
 それが意味するのは、此処にはもう人間の少女と男と、人狼の少女と男しか残されて居ないということ。
 ――男がたったひとりで刃向おうとする、その人狼たちのこえが聞こえる。

 今まさに少女の人狼に害を為さんとするサリスは、ミドルが告げたその言葉>>*3に、自身への宣告が含まれていることを覚っていた。
 それだけなら、ただ、何も言わずに聞いただけだった。]


なにを。 いまさら、

[リヒトの「お気に入り」。
 そうも告げたミドルに返す、そのうつくしい獣のこえ。
 サリスのこえは、震えることなく。けれど、零れていた。]


あァ。あんたは。
慣れたんだろ。ひとり、に。

[全てを、メアリーをも喰らい尽くすと告げてきた男の。
 その「意志」ということば>>*6聞きながら、また、短く零す。]

(*9) sakanoka 2013/02/09(Sat) 00時頃

【人】 露店巡り シーシャ



―――――…は、

[ずきりと、じくりと痛む肩。微かな息苦しさ。
 人狼のすがたかたちに変わりつつある娘>>23の前、男の分が悪いことはもう自覚していた。
 それでも下がることは無く、それでも――左肩を抑えていた。手はどちらも、ミドルへとは伸びない。]


は、ざまァねェ、わ……。
宣戦布告、した、トコで、こんなン、じゃ……死にに行く、ような。


[かたり、軽い金属が床に落ちる音。
 その喉が鳴るのが聞こえる。
 ――それは未だ、威嚇の意を籠めた声。]

(25) sakanoka 2013/02/09(Sat) 00時頃

【人】 露店巡り シーシャ


………メアリー、


あァ。解ってるさ、メアリー。

[聞こえてくる少女の声>>24に、また短く告げて。
 ここで漸く、背後を振り返る。影帯びて見せる顔の、その瞳に、目配せするように視線を。]

逃げろ。
一旦、一緒に、逃げる、ぞ。

[右腕を、ぐっ、とメアリーの腕を掴むべく伸ばし。
 そのまま廊下の向こうへと駆け出した。
 ――駆けた先の居室、もうひとりの獣が居ることなど知らず。]

(26) sakanoka 2013/02/09(Sat) 00時半頃

【赤】 露店巡り シーシャ



は。
そりゃ、良かった、わ。 あァ、同じに、なんか……

[痛みで鈍った感覚の中。
 このこえ>>*10の主がより近くに居たことに、その時、気づかなかった。]

(*11) sakanoka 2013/02/09(Sat) 01時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[口走った「逃げろ」の言葉、返されたのは怒った面持ち>>29
 悪ぃ、と呟く余裕も、ばつの悪い顔をする余裕も無いまま。
 少女の手の温度を確かに感じながら、駆けて、駆けて――。]


ルーカス。

   “……リヒト”

[どちらの名も、「こえ」の方で初めて聞かされたもの。
 鉢合わせてしまったその男>>27の出で立ちは、まるでこれから何処にでも行けるよう。
 対して、己は。]

(34) sakanoka 2013/02/09(Sat) 01時頃

【人】 露店巡り シーシャ



解け、ねェな、あの野郎どもの、は。あァ、

[その自警団の力を借りようとしなかったのがそもそもの間違い。
 己だけで立ち向かおうとする限り「逃げられや、しない」。
 それはミドル>>28も口にしたことだが、駆けていった男の背には、届いていなかった。]


………でも、敵うか、どうか、は。
やってみなけりゃ、解ん、ね……、

(35) sakanoka 2013/02/09(Sat) 01時頃

【人】 露店巡り シーシャ

っ、ばっ、メアリーっ、……!

[己の前に立つ少女>>29の背は、果敢無くみえて。
 それでも何処か、果敢にさえも見えた。
 引き戻そうと伸ばし掛けた腕は、痛みによって下がり。何の力も持たなくなる。

 告げられる、少女の望み。誰を、と問う男の声。
 それは何時かの、己への問いとおなじ。]


め、ぁ、

[その時己はメアリーの名を挙げ、己の名を告げなかった。
 そして、そのメアリーもまた、おなじ>>31。]

(37) sakanoka 2013/02/09(Sat) 01時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[サリスが問われたその時と、メアリーのこの時とで違うのは、後から己の名を付け加えられたか否か。
 此度はもう、ふたりとも生きることなど許されない。何処かで、そんな思いが過る。
 そしてメアリーには確かに、シーシャの、サリスの代わりに喰らわれる意志が見えた>>33。]


   ………………

[「だったら、せめて、オレが」。
 その意思は人間の声でさえも、人狼のこえでさえも紡がれず。
 ――聞こえてきた「こえ」が、思考を妨げる。]

(41) sakanoka 2013/02/09(Sat) 01時半頃

【赤】 露店巡り シーシャ



何、だよ、
それなのに、「おなじに」、とか言いやがって、た、とか。

っつか、メアリーに、言ったばっかじゃ、ねェ、か、今、
人間の食事と同じ、って、
なのに、ひかれた、と  か、

[彼はおそらくグロリアに対しても、「おなじ」ならぬものでありながら、妹として愛していたのだろうと思う。
 けれど、己は?心惹かれた、とは―――。
 取り留めのない言葉は、戸惑いの表れ。]

なに、笑ってん、だよ……、

(*14) sakanoka 2013/02/09(Sat) 02時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[余裕に満ちたその声>>39に、返る言葉は無い。
 試してみるだけの力も、今は持ち合わせていない。
 定まらぬ心が、揺れ――それからやがて凪いだのは。
 かの人狼に対して問いを投げた少女の、そのもうひとつの願いを耳にした時。]


優しい、な。メアリーは。
……あァ、優しい。

[おなじようで、違う少女。
 彼女は、自警団を――他の人間を、出来る限り、殺さないでくれとも願ったのだから。]

(45) sakanoka 2013/02/09(Sat) 02時頃

【人】 露店巡り シーシャ


メアリー、

[今再び、振り向いた少女の顔が見えた>>43
 それは眩しく、凛としてさえ見えた。
 対してきっと己は、呆然としたまま、酷く情けない顔だったに違いない。]


……………、

あァ、判った、よ。
言わない。さよなら、なんか、言わな、い。

傍に、ずっと、……。

[頬に触れる小さな手。それに従い、その身を屈める。
 掠れた声紡いでいたくちびるに、彼女のそれがそっと重なる。
 ほんの少しの間瞑った目に、滲む滴の熱さ。]

(46) sakanoka 2013/02/09(Sat) 02時頃

【人】 露店巡り シーシャ



メアリーっ、



    ――――… あァ、 好き、だよ 。

[くちびるが触れていたのも、その笑みが見えたのも、きっととても短い時間のこと。
 護ってくれたその人は、もう、振り向かなかった。]

(48) sakanoka 2013/02/09(Sat) 02時頃

【赤】 露店巡り シーシャ



……………………、



ばか。
決まってン、だろ。


あの子の、メアリーの、願う、通りに、しろ 。

(*16) sakanoka 2013/02/09(Sat) 02時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[屈んでいた男は、床に膝をついたまま、ルーカスの前に立つメアリーの背を見上げる。
 ここで止めようとすることあらば、それは彼女の意思を踏みにじるのと同じこと。故に、動いてはいけなかった。]


…………、

[そしてそれ故に、彼女を「生かす」ことができなかった。
 ――まぁた見殺しにした。
 そう、誰かがささやいた気がした。
 けれどそれでも、動けぬまま。]

(49) sakanoka 2013/02/09(Sat) 02時半頃

【赤】 露店巡り シーシャ

[その時響いたこえ>>*15には、直ぐには何も答えなかった。
 未だ捉えきれていない、受け入れ切れていない、と言うべきだったかもしれない。
 寄せる思いは、一人の少女の生死を分かつ方へと>>*17>>*18。]


あァ。
どうせオレは、馬鹿で、結構。

[その答えから、リヒトは約を違えぬだろうと。
 過った安堵は安堵のようでいて、それでもなお痛み滲むもの。]


……………………、

[今一度続く尋ねには、幾許かの間が空き。]

(*19) sakanoka 2013/02/09(Sat) 02時半頃

【赤】 露店巡り シーシャ



良い、よ。


苦しませてまで、生か、し、て……なんざ、でき、ねェ。
あの子が、願った、通り、に、して、くれ。

[生きろ、と。そうとばかり人に言ってきた男は。
 今ここで、今度こそ、その死を受け入れようとした。]

(*20) sakanoka 2013/02/09(Sat) 02時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[男はメアリーから目を逸らさなかった。
 竦んで逸らせなかった、という訳ではない。
 少女の望みを、己の答えの結果を、逸らさずに受け入れるため。

 後ろ姿からは、肌蹴られるシャツのボタンは見えない。開いた首筋も髪に紛れて見えにくい。
 綺麗な髪。綺麗だと褒めた髪。その髪がふわり揺れて見えた。
 其処には、首筋に傷を付け、それを舌でなぞる姿。

 ――あぁ。それも、何時かの少年に対してのものと似た。
 けれども、この場で彼が少女を「見逃す」ということもない。]


………めあ、り、

[小さく呟いた名は、人の形した獣が発したそれと、重なる。]

(53) sakanoka 2013/02/09(Sat) 03時半頃

【人】 露店巡り シーシャ


っ、――――、

[瞑りそうになった目は、瞑りきらず、狭まるだけ。
 その中に映るは、穿たれた左胸と、紅いあかい血の花のいろ。
 握り取られたのは、紅い、あかい――、]


……………は、

[其処までを見届けて、男は俯く。
 あかい花の香はあまりにも濃く、噎せ返る程。
 これから食まれる少女の身体を見続けることは出来なかった。
 それでも、全てが終わるまで、その場を離れようとはしなかった。]

(54) sakanoka 2013/02/09(Sat) 03時半頃

【人】 露店巡り シーシャ





―――…あァ、メアリー。


居るんだろ、  此処、に。

[見えなくても、傍に居る。ずっと一緒に居る。
 ――ただ、そう、信じて。**]

(55) sakanoka 2013/02/09(Sat) 03時半頃

【赤】 露店巡り シーシャ

[どのくらいしてか、此処で漸く、あの時のこえ>>*15のことを思う。
 零したこえに震えも何のいろも滲まないのは憔悴の証。]


なァ、リヒト。
グロリアさんは。妹さんは。
あんたの正体、あんたの「姿」を、知らねェ、のか。

……まるで。オレばっかり、が。
一度きりだとか、特別だとか、言いたげ、な。
惜しい、とか。   壊したくねェ、みたい、な。

[見詰めてきた翡翠のいろ。
 ある程度、その主の言葉の意味は、察していた。]

(*23) sakanoka 2013/02/09(Sat) 03時半頃

【赤】 露店巡り シーシャ



答えろ。リヒト。

オレを――サリスを。これから、どうしたいんだ。

[かつての少年は、俯いたまま、その未来を、問う。**]

(*24) sakanoka 2013/02/09(Sat) 03時半頃

露店巡り シーシャは、メモを貼った。

sakanoka 2013/02/09(Sat) 04時頃


【人】 露店巡り シーシャ

[その時傍らを通り過ぎた気配>>58。その眼差しをほんの淡く感じるも、顔を上げることはなかった。
 やがて耳にする感謝の辞は、何時かメアリーとふたりでシチューを振る舞った時を思い出させるものだった。]


――――…、

[目で見ずとも、血の滴が、裂かれる衣が、咀嚼の音が耳を突く。
 胸の内に渦巻く重さは、やはり人の身であるが故。
 それでもこの少女が肉を糧とし、かの男が血を味わうを。
 其処には無駄などないのだ、とこの人間の男は想う。]

(61) sakanoka 2013/02/09(Sat) 19時頃

【赤】 露店巡り シーシャ

[水音を立てる舌先。その主が血だまりの中に横たえた少女の身体。その様を見ることも、向けられる瞳のいろも見ることもなく、男は俯いたまま――。
 返ってきた答え>>*25に、頷くでもなく微かな息を吐いてから。]


興味、っつか。
一緒の、家族、なのに、何も知らねェんだ、って。
あんた に、似て、賢そう、なのに……。

[詰りそれ程にまで隠し通そうという意思なのだろう、と。
 譬え「家族」であっても、と――。男はそう思う。
 そしてそれにも関わらず、此処には「見逃された」人間がただひとり居る。]

(*28) sakanoka 2013/02/09(Sat) 19時頃

【赤】 露店巡り シーシャ

[その気紛れが、意識に触れた時>>*26
 その時に漸く、サリスはゆっくりと面を上げた。]


馬鹿か。
ンな顔見て、酷ェ声聞いといて、特別、とか。
……趣味悪ぃ、わ。やっぱ。

[憔悴したままの瞳が、じっと見据えるその瞳と合う。
 その翡翠に愚鈍のいろは無いと感じた上で、力無い悪態を。
 ――けれどその翡翠は何処か、薄らと濡れてさえいるよう。]

(*29) sakanoka 2013/02/09(Sat) 19時頃

【赤】 露店巡り シーシャ

[返答>>*27には、確かな間があった。
 力ない瞳は、それでも確と、リヒトを見ていた。]


は、ざまァねェ、わ、

[「そのまま在れば良い」。その言葉の裏に有るスタンスはサリスには覚れない。
 ただ、死するまで彼に囚われること。それは察した。
 人狼に与して人々を死なせた身には、まるでお似合いの末路。
 その中でまた、このうつくしい男は苦痛を与えてくるのだろう。
 ……そう、思いつつも。]


好きにしろ。
―――…さいごまで、居てやる、よ。

[この傲慢な男の――ひとりに慣れたと言っていた筈の男の。
 その傍に在り続けること。それを、受け入れた。]

(*30) sakanoka 2013/02/09(Sat) 19時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[食餌の終わりを告げた後、先に出ていく旨を告げるミドル>>60
 「お二人」という言葉に、あかいこえの遣り取りはおそらく彼女にも聞こえていたのだろう、と思考は過る。
 もはや対峙する意思も姿勢も無く、リヒトの前に膝をついたままのサリスは、去る者の姿を目で追うでもなく、]



……………、

[血濡れの娘に、最後に小さく別れの「こえ」を。]

(62) sakanoka 2013/02/09(Sat) 20時頃

【赤】 露店巡り シーシャ



悪ぃ。
首に傷、付けちまって。


……屋台の約束も、できねェかも、な。

[彼女と対峙する意味を失ってしまったが故の。
 そして再び出会うこともないかもしれない故の、小さな謝罪。]

(*31) sakanoka 2013/02/09(Sat) 20時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[斯うして部屋にふたり残されてから。
 視線がふと向くのは、あかいいろ――少女の骸。
 無残だと人はその有様を言うのだろうが、この男には解る。
 その安らかな寝顔が傷つけられずに残されていることが。

 ――それでも、それはもうただの骸でしかない。
 代わりに最後に見た微笑のような、眩しい、優しいような。
 そんな漠然とした何かを、近くに感じていた。]


そういや。
お前の「秘密」、何だったンか、聞いて無かった。

[その声も>>-160、その思いも>>-159知ることは無く。ふとごちていた。]

(63) sakanoka 2013/02/09(Sat) 20時頃

【人】 露店巡り シーシャ



なァ、メアリー、


……いや、やっぱ、良いわ。

また「逢えた」時に、教えてくれ。

[それまでの間は、かの男の腕に寄り添い続けよう。
 その腕から離れていった時、かの少女の手を――。
 どの位先になるかも判らない、近くて遠い、約束。**]

(64) sakanoka 2013/02/09(Sat) 20時半頃

露店巡り シーシャは、メモを貼った。

sakanoka 2013/02/09(Sat) 22時半頃


シーシャは、オスカーのしっぽをそーーーーーっとさわってみた。どきどき

sakanoka 2013/02/09(Sat) 22時半頃


【赤】 露店巡り シーシャ

[兄を人狼と知らぬ妹であるならば。
 その言葉もまた、兄を護りたい意思から来ているのだろう。]


そ、っか。

…………退治されちゃ、敵わねェ、もんな。

[そして、妹がそうすると思うからこそ隠す兄ならば。
 こえに出してはこのように言ったが――。
 敢えて報せぬは優しい兄だと。取り留めなく、淡く思う。が――。]

(*37) sakanoka 2013/02/10(Sun) 00時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[――あぁやっぱり。実に意地悪だ。清々しい程の悪趣味だ。
 そのこえ>>*34を聞いた時には、そう呟きかけた。
 呟きかけて――その時、距離が詰まる。見上げていた翡翠が、おなじ高さになる。
 続けられた声>>66に、見詰め合わす目を瞬かせた。]


…………綺麗なこと、言いやがって。

[どちらの言葉も冗談には思えなかった。
 小さく掠れた声には、震えもまた混じる。]

(77) sakanoka 2013/02/10(Sun) 00時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[じっと翡翠を見詰めていたから、その揺れ>>67に気づいた。
 けれど直ぐに其処に、余裕めいた笑みが戻ってきたから。
 何も言わず、ただ判り易く目を逸らしてみせた。

 ただ小さく頷いた程度の人狼が、どの程度己の言葉を信じたかは判らない。けれど、その心を此処で二度は言わなかった。
 言わぬまま、目を離す。]

(78) sakanoka 2013/02/10(Sun) 00時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[心向かわす先は、姿の見えない、声も聞こえない、触れられない、けれど傍に居る筈のひと。
 呼び掛ける声は人間のそれ。
 だから、それはかの男にも、聞こえていた。]


いいや。
あの子と別れた心算なんざ、無ェ …――っ、

[近づく顔に、ほんの僅かに面を逸らして傾けて。
 言葉の末尾を言い切る前に、首筋に熱いものが触れる。
 小さく息を呑み――ただ其処に痛みと痕を残されただけ。
 鏡台で映し見てみればきっと、まるで所有印でも付けられたように見えてしまうのだろう。
 けれどそれも今は見ることなく。耳元の囁きに、また瞬き――。]


大丈夫。この身一つで十分さね。

(79) sakanoka 2013/02/10(Sun) 00時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[だから、この両腕は彼の荷を抱えられる。
 そしてその分、彼の腕を自由にできる。

 実際に、幾許かしてから彼の荷を預かった。
 脱出の準備をと、動かぬようにと告げるリヒトに、小さく頷いたところで、ふいに掌に乗せられたもの。
 それは、とてもよく見覚えのある品。]


………これ、

[あの子の髪に咲いていた飾りを、手渡された。
 瞠目しつつそれを見下ろし、それからリヒトの顔を見上げた。
 暫し見詰めた後――髪飾りを持つ掌を、固く握りしめる。]

(80) sakanoka 2013/02/10(Sun) 00時半頃

【人】 露店巡り シーシャ



――――…ありがと。


じゃあ、行ってら。リヒト。気ィつけて、な。
……此処でちゃんと待ってる、から。 

[準備に向かうという彼を見送りながら。
 漸く、微かに笑うことができた。]

(81) sakanoka 2013/02/10(Sun) 00時半頃

【人】 露店巡り シーシャ

[先に出て行った筈のミドルのことを、去り際の声>>*35を思いながら、思う。
 叶う縁かは判らないが、それでも確かに希望を含ませたこえ。]


―――…扉、が、

[破れたような。けたたましい音が響く>>72
 やがて怒声が、銃声が、遠く微かに夜の空気を震わす。
 ――遠く、遠く。けれど確かに、吼える声が伝い届く。]

(82) sakanoka 2013/02/10(Sun) 00時半頃

【赤】 露店巡り シーシャ


――――…あァ。

[もうその少女>>*36にも届かぬ程、遠い距離からの声ながら。
 一度、その別れの言葉に、頷いていた。**]

(*38) sakanoka 2013/02/10(Sun) 00時半頃

シーシャは、それではふたたび、りせき!**

sakanoka 2013/02/10(Sun) 21時頃


【人】 露店巡り シーシャ

[世に広く知られるお伽話を持ち出して語るリヒト。
 感情の滲んで見えないその顔が、ふとそのいろに変わる。
 それは今まで知る限り、おそらく、初めて見るいろだった。]


オレ、馬鹿だから、喰われちまうかも。

[小さく声を震わせたまま。
 この時はただ、そう返しただけだった。]

(92) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[やがてミドルが事を起こし、此方にもそれが伝わった頃。
 肩に外套を掛けられ一度瞬くも、直ぐに袖を通していく。
 やがて預けられたのは、彼が常に持っていた黒檀の杖と、掌程の大きさのぼろぼろの本。]


ん、………ちゃんと、預ったさ。

[逃亡の折の荷というには、余分と言う人も居るのかもしれない。
 それでも此処で持っていくということ。そして、己にそれが手渡された意味。
 ――外套の前ごと掻き抱くように、右腕で確りと抱えた。]


その、ちと。
不安っつか、……… 心細かった、っつか。

[向けられた笑みに、掻き消えそうな程の声で吐きながら。]

(93) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[硝子窓は開け放たれ、その夜風に金糸が揺れるのが見えた。
 そう、目の前にあらわれるのは、お伽話が語る人狼のかたち。
 そして――大きな躰の、月明かりにも似た毛並みの狼。]


あァ、  ―――…綺麗、だな。

[あの時の記憶は、死を迫られた恐怖に満ちていた筈なのに。
 今見るそのすがたは、何処か、懐かしく見えるものだった。
 ともすれば見惚れてしまうその獣に、促され、はっとして]


って……えェと、それでそのシーツの訳、ってことか。
じゃあ、背中、有難く借りるわ。

[圧倒する程の力で組み敷いてきた獣の躰。
 今度はその背に跨るというのも、少し不思議な心地がしたもので――。
 手の内の髪飾りと銀のクロスは振り落とされぬように、黒衣の内ポケットの中に。
 それから促された通りに背に乗り、「手綱」を左腕に絡ませ、握り締めた。]

(94) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[人の子を乗せた獣が、跳躍する。
 上着の上から羽織る外套が、闇夜の冷たさを遮ってくれる。
 頬や髪を掠める夜風は何処か心地良く。
 暗さの中でも輝きを持って見える金色が、まるで踊る月そのもののように感じられた。]

(95) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[やがて夜明けが訪れたその森の中で。
 狼の背に身を預けたかつての少年は、少しだけ眠たげに口を開いた。]

あの海も。綺麗な硝子も。屋台のお客さんたちも。
もう見れねェって思うとあれだけどよ。

ま、遠く離れりゃどこでも、商売はやってける、さ。
――…ミドルとも、何時か、何処かで。

[巡り合い、約を果たせれば好いな、と。
 豪胆な手段に出た彼女のこと。きっと、強く生き抜いてくれていると信じて。]

(96) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[怪我のことを問われたサリスは、背に乗ったままぱちりと瞬く。]


特には、あァ、いや。
…………ちと、首、痛む、わ。


あんたにキスされた所為、で。

[大分間を開けて、付け加える。
 口を窄めながら低くごちて、それから、小さく楽しげに笑って見せた。]

(97) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃

【人】 露店巡り シーシャ

[朝日に照る金糸の、リヒトの首筋を緩く撫ぜる。
 余裕も愉しげな様子も感じてはいたけれど、此処まで駆けぬいた獣の息遣いは、間近に感じていたから。
 どこか夢でも見るように、ふと、言葉を紡ぐ。]


あとさ。あン時、あァ言ったけどよ。
やっぱ……喰われるンは勘弁。

だってさ。猟師が撃ち殺しにやって来ても。
赤い頭巾のガキは、腹ン中からじゃ、狼を護れねェだろ。

[あの時の彼の言に合わせて語るお伽話の続き。]

(98) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃

【人】 露店巡り シーシャ


ニンゲンが人狼を護るなんざ言ったら、笑われるかも知れねェけど。

[かのうつくしい獣のことを「人狼サマ」とは呼ばなかった。
 もう、畏怖や怯えから彼の傍に居る訳ではなかったから。]


オレの、サリスの命尽きるその日まで。
あんたのこと、傍で護らせて…――なァ、リヒト。

[そのためならば、何処でだって生き抜いてみせる。
 どんな海の向こうでも。どんな地の最果てでも。
 見えずとも見守っててくれる人と。今目に見える、この獣と。共に。**]

(99) sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃

シーシャは、メアリーとリヒトををぎゅううううう

sakanoka 2013/02/11(Mon) 00時頃


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