3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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[立ち上がったセシルの様子は、常とは違っていた。怯えているわけでも、なく]
渇く? ……。
[近づくなという言葉と、血の臭い。 幻想世界に舞い込んだような、学校の現状]
…が、欲しいのですか。
[ドナルドへも近づかないように手で制しながら、自分も一歩足を引く。 セシルを覗き込むようなドナルドの肩を叩いた]
(165) 2010/02/27(Sat) 10時半頃
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それって、まるで。 セシル君が吸血鬼になったみたいじゃない…
[説明された状況を率直に解釈して、眉を顰める。 何かを理解しえぬと行ったようなディーンの口ぶり、 それはもちろん状況的な意味では当然だろうけれど]
……他にも何か、あった?
[問いかけながら、思い出す。あの時に拾ったビー玉袋守り。 上着のポケットに手を入れればそこに、ある]
(166) 2010/02/27(Sat) 10時半頃
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なかよく?
(*50) 2010/02/27(Sat) 10時半頃
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格闘技同好会 へクターは、問題児 ドナルドに話の続きを促した。(普通の促し)
2010/02/27(Sat) 10時半頃
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ズキン…ズキン…ズキン……
[痛みとともに、正気が戻ってくる……。 どれほど切られたのだろうか。あふれ出る血の匂い。
だけど、それもどこか心地いい。 頭を振って、腕を押さえ、ミッシェルと、来たばかりのヘクターを見た。]
す……すま ん。
[そして、がくりと頭が垂れた。]
(167) 2010/02/27(Sat) 10時半頃
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――……喉がかわく……か?
――……飲む……か?
(*51) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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―南棟3階―
[手ごたえは十分だった。 死に物狂いで逃れて用務員から距離をとろうとする。]
来るな! それ以上来たら次は……
[鋭意な視線を向けた相手が同級生であると認めれば、 未だ警戒は解かず]
……2対1のつもり?
[対面しながら逃走経路を探した。 けれどよかった、という言葉と豪快な笑いに俯くと、 やがて刃物を取り落として]
……ごめん、二人とも。
(168) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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―南棟1階倉庫付近― [スティーブンは、一歩 離れた。 ドナルドが覗き込もうとするなら、 びくりと顔を背けようとした。]
――…、… や、 …
[手が痛い。嗚呼、ピアノは、弾けるだろうか。 遠くで叫び声が聞こえた。 体重はほぼ壁に預けた状態で、 顔だけを動かして声のほうを向く。 けれど――行けは、しない。
もうひとりの吸血鬼憑きが居るとも知らず。
きつく唇を噛むと血が滲む。 舌先でそれを舐め取った。
渇きが少しでも癒されるように。]
(169) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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――ぁ、
…… なに。
飲むって、…… な、に…を?
[くらくらとする。]
(*52) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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>>168 いや……離れろ……向こうに、行け……。
[飛びのくミッシェルと、笑い声をあげるヘクターを一瞥すると、また立ち上がる……。]
おかしい……何か、……すまん……。
[そして、血をぽたぽた流しながら…自分の部屋に戻ろうと、音楽室の方面に向かう。]
(170) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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ミッシェル、事故だ気にすんな。 俺は強い女好きだぜ。 この迷いのない差しっぷりは、格闘技同好会に誘いたいぐらいだ。
そして俺もおっさんも血もしたたるいい男。 おっさん、大丈夫か? 俺はすりきず、きりきず慣れで平気だけど。 手当てしようぜ。
[バーナバスに手を差し伸べる]
(171) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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くるしい の? ねえ
(*53) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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今、
流れてる。
[くらくらする]
たくさん、出てる。
飲む…か?
はは っはは はは…
(*54) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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[>>163 今更ながらすこしだけ笑って]
あんたは、色男って柄かい。
[紅い色が滲む箇所を見て]
……ごめん。 結構ざっくりやったかもしれない。
[黒幕を見つけたら、”遊ぶ”ために何か必要だろうと美術室から持ち出した刃物。 鉛筆や木材を削る為のそれで人を切りつけるのに抵抗はあった。 けれど使っていなければ、 今頃は自分の方がどうにかなっていたのだろう。]
…………謝るくらいなら、先に言ってくれれば。
[先刻の騒ぎは、何所まで聞こえてしまったのだろう。 服の中のもう一つ、ガラス球は冷たいまま]
(172) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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だったら あげたのに……
[――…鈍い青から流れでてゆく、命の感触を覚えている]
(*55) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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― 南棟3階廊下 音楽室方面へ ― >>171 いや、 すま ん 俺は大丈夫 だ。
その子を頼む………。 俺には 今、近寄らないでくれ……。
[ヘクターにミッシェルを頼み、そして、廊下に血を落としながら歩いていく……。]
[自分の血の匂いにも、頭がまた、くらくらした。 押さえてた手をふと離し、ぺろりと舐める。]
ああ
[一瞬至福……。そして、またはっとした頭を振る。]
(173) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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流れ、…て?
――怪我、…――なに、して。
[あげたのに――甘く響く言葉。 駄目だ、と 唇を噛むような気配]
おかしく、なりたく、 …っ…な、い…
(*56) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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― 南棟1階倉庫付近 ―
―――……トマトジュースでも、買ってくっか。 口淋しくても、唇噛むなよ。 本当に、吸血鬼みてぇにみえるじゃねぇか。
[遠く悲鳴が聞こえる。それに対しての舌打ち。 肩にスティーブンスが触れる感触。 また、頭を掻いて顔を起こす。
―――……あか が揺れる。]
(174) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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─回想─
……いや、大丈夫に見えないから。
[マーゴの返事に>>64突っ込み一つ。 後ずさる様子に首を傾げて問いを重ね──ている余裕は、全くなかった]
って、ホラー映画じゃないんだからっ……。
[声に振り返れば、目に入るのは牙が紅い色を落とす様子で。 とにかく止めないと、と思うものの、身体が一瞬動かなかった]
……なっさけね……。
[零れるのは小さな呟き。 その内に、ラルフがやってきて>>78。 問答無用に逆らう余裕はなく、職員室へと移動した]
(175) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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ああ
あああ
聴こえてるのか
ほしい
いや、いらな――ッ
(*57) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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―南棟3階―
[>>170 立ち上がった彼はもう何時もの人だった]
……分かった。
[直接傷を与えた身としてそれ以上は何も言えず。 滴り落ちる赤を不安そうに見詰めていたが]
……負けないで。
[彼では無い何かがそうしたのだと、信じて。]
(176) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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迷いは、あったさ。
[今は、どうだろうか。 再び同じことが起こったら、その時は……]
いや、武術はあんまり得意じゃないよ。
[>>171勧誘はきっぱりお断りして]
私達は、下に行ってよう。 あんたもちょっと切っちゃったんだから。
[保健室へと向かおうと階段を手で示す。]
(177) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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― 南棟1階倉庫付近 ―
う、る …さい、…
[ドナルドをはずみで睨むが、口元を押さえて、 もう片手は自分を抱くように脇腹あたりの服を掴む。 視界で赤が揺れる。 赤が、ゆれる。
俯いてぎゅっと眼を瞑った。
欲しくなる。 近づくのも、近づかれるのも避けてきたのに。 ――怖いのに。
握り締めた服の下で、ビー玉が冷たく 存在を主張する。 ひび割れがいくつも裡にあるそれが、 新たな色に染め上げられていることをまだ知らない。]
(178) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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上か。
[恐らくは。上を見上げてそれからドナルドを見た。上へ様子を見に行かなくてはならない。そう思っても、この場に二人を残していくことは心配だった。
けれども、職員室から出てきたセシルが、そこへもどるとも思えず]
保健室には、ジェレミー・ジスカールがいたと思います。 職員室に戻らないならそこに。 セシル・シェリーを一人にはしないように。あなたもですよ。
私は、上を見てきます。
[ドナルドへそう言って、階段のほうへ向かおうと足を向けた]
(179) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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―ー、ッ …
[ああ。ああ――と繰り返される声が 耳を侵す]
何、謂って… る?
(*58) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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─職員室─
[移動した職員室で、ハーブティをもらい。 ラルフがディーンを手当てする様子をぼんやりと眺める。 香りは気持ちを鎮めてくれるけれど、先のフラッシュバックの影響は中々消えなくて。
グロリアがやって来てディーンと言葉を交わす様子も、やっぱりぼんやりと眺めていた、けれど]
……じっとしてても仕方ない……かなぁ。 っても、情報なんて集めようがあるのかどーか……。
[カップが空になったあたりで、小さく呟き、窓の向こうへ目を向けた]
(180) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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…えぇ、既に校内は…何処かおかしい。
まるで… [言いかけた言葉が止まり、葡萄色の両眼は見開かれる。
教師の背後頭上に、天井から……]
(181) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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>>172>>177 色男以外の何者でもないぜ。 これぐらいの傷は舐めてりゃなおる。 おっさんの方が深手だ。
>>173 いや近づくぜ。 そんな顔で血を垂らしたままいかれちゃ、見捨てられないのが俺。 何が起こってるかしらんが、俺に襲いかかっても返り撃ちにしてやるからな。 手当てだけでもさせろ。
ミッシェル、頼む。 保健室から適当に手当て出来るの持ってきてくれ。 俺なら襲えんだろ。
(182) 2010/02/27(Sat) 11時頃
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美術部 ミッシェルは、化学教師 スティーブンに見つかる前に、刃物を拾いポケットへ戻す。
2010/02/27(Sat) 11時頃
格闘技同好会 へクターは、美術部 ミッシェルに話の続きを促した。(普通の促し)
2010/02/27(Sat) 11時頃
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―南棟1F購買側へ―
―― …、はや く、
[はやく、 どこかへ 行ってくれ。 スティーブンを見る眼には懇願が混じる。 咽喉が渇いた。
首を横に振る。 保健室にはいけない。 人が居てはいけない。 購買のほうへ歩き始める。
並んだ商品は影に侵されていたろうか。 水を一本手にとって、 震える手で開いた。]
(183) 2010/02/27(Sat) 11時半頃
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いいから近寄るなッ――………ッ
>>182 [近寄ってくる男に、帽子の向こうからの眼がギラリと光った………。 それは、異様な雰囲気を湛えていただろう。
そして、大声を出してしまった、と苦々しい顔えをしてから……はぁっと息をつき、 なるべく冷静な声で……]
正直、男でもわからん……。
[冗談のつもりで言ったが、言ったあとに冗談じゃないかもしれないと思った。]
[渇く]
[渇く]
(184) 2010/02/27(Sat) 11時半頃
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[>>182 舐めてりゃ、に渋い顔で]
そう……そんなら、良いけど。 後でちゃんとあんたも来るんだよ?
[保健室、と付け加えて。 何度か立ち止まり振り返った後、やっと階段を下りていった]
―南棟3階→南棟2階ー
(185) 2010/02/27(Sat) 11時半頃
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