94 眠る村
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…………ん
[エイトの声に、めずらしく神妙な声。]
一日ひとり、かァ。
皆と、僕らが、ひとりずつ か。
[…―――つぶやいた後、 ほんとうに、楽しそうな声で 嗤って]
うん、うん―― 長丁場なら、えらばなきゃ。
クラリッサには、 得られる情報が少なすぎていけないね。
(*21) 2012/06/16(Sat) 20時半頃
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――もし、エイトが。
ラディスラヴァかブローリンを危険と想うなら 今夜の判断は任せるよ。
[座り込む宿主に、くつり、笑って]
ほっといても壊れちゃいそうだね。
―――そろそろ飽きてきたなぁ。
[と、思案げな――*笑み声*]
(*22) 2012/06/16(Sat) 20時半頃
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泳がせておいてもいいけどさァ それとも、意外なとことか いってみる?
えぇと、そう、シメオンとか ね。
[それならゼロが喰った方がクラリスの受ける衝撃は強かろうと]
(*23) 2012/06/16(Sat) 20時半頃
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ふふ、
[飽きてきたというゼロの聲に嗤う] [けれどその"タイミング"はいつも任せているから口は出さない]
(*24) 2012/06/16(Sat) 20時半頃
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[ローズマリーがクラリッサを気遣う様子を見やり。
ほっと吐息を零した。
幼馴染のこともまた、心配だったから。 案じる人がいれば動く彼女の優しさを利用した]
……
[食堂にもどってしばらくして、フィリップとシメオンが戻ってくるだろうか。 人狼だと、糾弾された彼はどう思っているのだろう。
――その心中を推し量れるはずもなく。 前髪の下の瞳を伏せた]
(186) 2012/06/16(Sat) 20時半頃
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――…そんなこといって後悔するなよォ?
[フィルの頬へ手を伸ばす。 ゆっくりと、刺青をなぞって手を当てた。]
ほんとは高いんだけど、フィルは特別に無料にしてあげる。
[目ェ、瞑らなくていいのォ? なんて聞きながら、ゆっくり顔を近づいていく。 フィルの吐息が感じられるくらい、距離が縮まって――]
(187) 2012/06/16(Sat) 20時半頃
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かぷ。
[フィルの鼻先に噛み付いた。 幼馴染はどんな顔をしているだろう。]
冗談だよォ。 あ、ほんとにしてほしいならしてあげるけどォ。
[けらけらけら。 笑いながら、宿屋の扉を開けた。]
(188) 2012/06/16(Sat) 20時半頃
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まァ、そぉだね。 ボクは慎重派だからさ、不安要素は確実に…潰すよ。
おいしくデザートを食べるためにねェ。
[ゼロには先程いった2人のどちらかを襲うということと、 ―― ハナを今は、襲わないと解る言葉を 伝える]
(*25) 2012/06/16(Sat) 21時頃
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…ばァか。 ――早く出来たら早くしてる、っての、さァ。
[わらう男へ、口を歪めて文句をひとつ。 皮肉、という言葉には肩を竦めるに留めて頭を振る。 赤が閉める部屋の扉から、やっと足を踏み出して。]
…――働くのは若ェもんに譲りてェ所だが… …残念ながら、俺の仕事、さね。
[聞かれ無い言葉には答えない。 背を猫のように円めて食堂へと戻ると、 ハナとティモシーの近くうろうろしていた小猿が肩へと戻った。 丁度扉が開く音。見えたフィリップとシメオンの姿に顔を向ける。]
(189) 2012/06/16(Sat) 21時頃
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[椅子へと戻ろうとすると、シメオンとフィリップの姿]
[先程の幼馴染の言葉を思い出せば>>180] [自然と一室から戻って来たブローリンへ碧の眸は向く]
(190) 2012/06/16(Sat) 21時頃
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んァ?何さァ? ――落ち着いた、かァ。
[ローズマリーの視線>>190に、首を傾け。 どうやら落ちついたらしきに、口端をあげてにぃと笑ってみせた。]
(191) 2012/06/16(Sat) 21時頃
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−回想・ローズマリーの叫び声を聞いて−
どどどうしたんじゃ! ローズ…ローズよ!
[酒場の片隅、ハナをあやしていた老人は撥ね飛ぶように席を立つ。 叫び声の聞こえた方へ走り出し、そしてヨーランダの死を知るのだった。]
ほうか…。食われてしもうたか…。
[独り呟いて、悄然と立ち尽くした。]
(192) 2012/06/16(Sat) 21時頃
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[>>191笑みに淡く微笑みを向ければ]
笑えるくらいには、ねぇ。 …でも、あなたほど強くはないわァ。
[クラリスの傍を離れ椅子の方へ足を運ぶ]
(193) 2012/06/16(Sat) 21時頃
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……
[ふと気づけば、いつのまにか猫が足元に戻ってきている。
クリストファーが人狼だと、いいはるハナの傍から離れてきたようだ。 猫を抱き上げて、そっとその背を撫でた]
(194) 2012/06/16(Sat) 21時頃
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[挑発してみたものの、やはりシメオンの方が一枚も二枚も上手で。 更に近づく顔に、思わずぎゅっと目を瞑る――――]
いッ?!?!?!
[予想外の場所に痛みを感じて目を開けた。 文句を言おうにも宿屋の扉は開けられてしまい、しぶしぶ鼻を擦りながら入る羽目になる。]
(195) 2012/06/16(Sat) 21時半頃
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――俺は、強くなんかねェさァ。
[煙草を巻き火を着ける手が小さく揺れ、ぎゅ、と一度握る。 くらりと一瞬頭が揺れるのは、眠気が近いから。]
(196) 2012/06/16(Sat) 21時半頃
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ハナ…
[老人の膝の上であやされている少女。 それぞれが違う者を人狼だと言ったのに、なんだか妙な取り合わせだ。]
……、何かあったのォ?
[ローズと、ブローリンの会話に何か事が起こったのを感じる。]
(197) 2012/06/16(Sat) 21時半頃
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[渦中の人物の帰還を、迎えた人々の心中はいかばかりか。 重苦しい空気に包まれたのだけは、分かる。]
――ジジィ。 ……オレに、死んでほしいんだ?
[嘘を吐かれた事よりも、その事実が辛い。 憎みたくないのに、頬の刺青が熱を持つ。 コロセ、と。]
(198) 2012/06/16(Sat) 21時半頃
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フィリップは、シメオンに話の続きを促した。
2012/06/16(Sat) 21時半頃
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…――シメオン、かぁ。 フィリップの反応を見るには良いかもしれないけど、
[危険だと、エイトが言うならそれはきっと当たっている。]
いや、 ―――どっちかにしちゃおう。
[二人の関係、今の状況。 それならば]
だったら…… ――ラディスラヴァの亡骸をみたブローリンを見たいね。
僕なら、ね?
[もちろん冷静な判断、ではなく。 いつものように、楽しいことが優先だから、エイトの決断にゆだねるのだ*けれど*]
(*26) 2012/06/16(Sat) 21時半頃
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…ヨーランダが喰われて死んだ。 ――見にいくなよ。
[シメオンの言葉に、低く籠る声は事実だけを紡ぐ。 苦々しく引き結ぶ口許、煙をひとつ吐きだして。]
(199) 2012/06/16(Sat) 21時半頃
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[扉の開けられる音が聞こえ、老人はちらりとそちら見る。 そこに二人の若者の姿を見て、目を逸らした。 それでもフィリップに話しかけられれば、そちらへと向き直る。]
おぬしはもう死んだんじゃよ。フィリップ。 そこに居るのは、フィリップの姿形をした人狼じゃ。
(200) 2012/06/16(Sat) 21時半頃
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ボクは"ラディ"を殺す、ローズの叫びが聞きたいよ
[ふふ、と嗤う声は冷徹で残酷ないろを含む]
――― あぁ…ハナはどう 動いてくれるのかなァ [ひとつ楽しみのように囁いてから] [冷静に考える間は短く]
[碧の眸を通じてみやるは目の前の香草臭い男]
こいつの方がァ、 くさいンだよね。
(*27) 2012/06/16(Sat) 21時半頃
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[フィリップへの糾弾を止めぬ老人をちらりと見る。
猫が「にゃあ」と鳴いて腕から降りた。 フィリップの傍に向かうのは、その傍に居たトリの様子でも見にいったか]
……
[フィリップが人狼かどうかはわからない。 でも、ティモシーの言葉にも、ハナの言葉にも。 どちらにも同調することはない]
(201) 2012/06/16(Sat) 21時半頃
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[けれど][人狼をみつける力が本当にあると] [ゼロもエイトも、その情報を得てはいない]
[先祖の加護の力を、慎重に考えていても、まだ甘くみている故]
まァ、
やっぱり女の子にしよォか。
(*28) 2012/06/16(Sat) 21時半頃
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フィリップは、ブローリンの言葉>>199に目を見開いた。
2012/06/16(Sat) 21時半頃
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ヨーラ、が……。
[あまり交流はなかったけれど、「喰われた」というショッキングな言葉に動揺する。「喰う」のか――]
(202) 2012/06/16(Sat) 21時半頃
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ブローリンは、フィリップに話しかけるティモシーの横顔をじっと見る。
2012/06/16(Sat) 21時半頃
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[幼馴染を見れば、自然と解るけれど多くは口にせず]
歳を取るとぉ、違うのかしらね。
[すこしだけはぐらかす会話]
[シメオンにヨーラの死を告げるを聞けば あの、赤が甦り自然と手に力が籠る]
…、
[すとんと椅子に座ると、急にかくん、と頭が落ちた]
(203) 2012/06/16(Sat) 21時半頃
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ローズマリーは、フィリップがまた祖父に人狼を言われているのを聞くも、何も言わずのまま
2012/06/16(Sat) 21時半頃
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喰われてるのは見たくないよォ。
[ブローリンの言葉に肩を竦める。 喰われたものは人間だから。]
寝言は寝てからのほうがいいよォ、じーさん。
[取り合った様子もなく、椅子に座る。 いつものように逆向きだ。]
(204) 2012/06/16(Sat) 22時頃
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[眠る男は夢を見る。
(にいさん) (にいさん…)
在りし日少年は心の中で彼をそう呼び続けた。
(…にいさん) (にいさん)
思い描きたかった現実と。 思い知らされたもうひとつの事実に。 行き場無く心掻き乱され、ひび割れる足元。 呼ばわるかたちで、繋ぎとめる糸を見出すように。
厭うに足る。
憎むに足る。
その理由を、幼い双眸は探し続けた]
(205) 2012/06/16(Sat) 22時頃
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[ ケヴィン。 呼ぶ声が聞こえる。 夢だから、声の主はわからない。 ただ、呼ばれたと感じる。 視界は朧。深い霧にまかれ、影は小男とおんなのかたちを移ろう。
だれだ。
夢の中で男の声は酷く篭る。
"…わたし本当は、しってるの"
「 」
おんなのくちびるのうごきを よみとろうとめを こらせば
意識は現実へと乖離した]
(206) 2012/06/16(Sat) 22時頃
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おぬしはフィリップの記憶を弄んどる。 ほんに人狼とは…なんとおぞましい生き物じゃ。のう?
[老人は辛そうに、しかし挑むようにフィリップを見ていた。 ふとローズマリーが椅子に座り込む様子が視野に入った。]
…ローズ? 気分がわるいんか?
(207) 2012/06/16(Sat) 22時頃
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