162 絶望と後悔と懺悔と
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
9日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[すると、額に手が触れる。>>*38 少しひんやりして温かく、素直に瞼を下ろした。
水を貰って来ると言い、真弓がするりと離れてから、 少年が返事を発したのは少し遅れての事だ]
……真弓ちゃん。今日は、もう――
[今日、とは、いつの事だろう。>>0:318]
[結局、みなまで告げず、笑みだけが残る。 熱に浮かされて普段より朧なようだった]
(*46) 2014/02/08(Sat) 18時頃
|
|
…おぉっと。ちょい待ち。 名前くらい教えてくれたっていいだr…
[無視して横をすり抜けようとするからと肩に手を置こうとすれば、振り向きざまに拳を振られて。>>130 ――思わず、笑みを深める。
勢いの付いた拳を軽くいなして、ひょいと背中から投げ落とす。 逆上した少年はすぐ立ち上がっては突進してくるも、型も何もあったものではない。]
ほらほらぁ、そんなんじゃ俺は倒せないぞー。
[若いなぁ、と目の前の少年に在りし日の友の姿を重ねつつ。 相手は本気だろうが、こちらは あはは、と笑いつつ、つい挑発を重ねてしまうのだった。
喧嘩を売られて、気絶させて。それを何度繰り返しただろう。 最後の方には無意識か否か、彼はこちらの技を真似し始めていて、その成長っぷりに嬉しくなったものである。]
(160) 2014/02/08(Sat) 18時頃
|
|
―帝都・守護部隊養成所内、病室―
安吾兄、――来てくれたのか。
[病室に現れた兄貴分の姿を見て、強張っていた顔が僅かに緩む。
この二年間、サシで喧嘩をして一度も勝つことの出来なかった相手は安吾だけだ。周はいつしか彼を"安吾兄"と呼んで、一目置くようになっていた。
壁に凭れかかり、ようやく立っていた身体を 彼に支えられて病室に戻り、ベッドに腰を下ろす]
(161) 2014/02/08(Sat) 18時頃
|
|
……俺は、大丈夫。
あいつらが何考えてるか、知らねえけど、 俺みたいな手負いを嬲ってもしょうがねえと思ったんだろう。
[奇跡でも起きたか? という安吾の言葉に首を傾げつつ答え]
それより理依やサミュエルは? 零瑠や――他の皆は無事なのか?
[逆に尋ねた]
(162) 2014/02/08(Sat) 18時頃
|
|
はぁ……この状況でも、案じられる。 いやはや、マユミくんは「強い」なぁ。
[ぼそっ、と呟いた。はぁ、とため息をついて下を向いた。]
ごめんな、頼りない「お兄さん」で。
[誰にともなく、零した。]
(*47) 2014/02/08(Sat) 18時頃
|
|
[昔も今も、感情に任せて無茶をするところは変わらない周。]
…で、怪我人がこんなところで何してんだ。 ベッドで大人しくしてろ。
[部屋に入ろうとしたところ、廊下を這う彼を見つけたということで。
事情を知りたがったので、絢矢にしたより幾らか大人向きの言葉を選び、知っていることを話した。]
まずはその怪我を治せ。 …話はそれからだ。
[それだけ告げて、先程ノックした部屋へと入る。 …周?自力で戻れるだろうから放置だ。]
(163) 2014/02/08(Sat) 18時頃
|
|
[思考の時間の後、やはり緩慢に元の寝台へ戻る。 だが、眠ることはせずに懐を探して、 そこにいつも通りの物がある事に安堵した。
掌の上に引っ張り出して、動きを止めた。 きれいな色柄の小さな巾着には血が染みて、 半分くらいはごわついた赤茶色に変わっている。]
――、……
[薄く震えた呼吸を零して、口紐を解く。 指先の動揺で、ひどく手間取りはしたが。 中から円い手鏡を取り出すと、傷や壊れはないか、 汚れが染みついていないか、熱心に目を眇めた]
(*48) 2014/02/08(Sat) 18時頃
|
|
…サミュエルは、無事だ。>>162 もう目を覚ましたから、後で会うといい。
零瑠や理依は…
[それまで浮かべていた笑みは曇り、目は逸らされる。]
…すまない。 まだ、どこにいるのか行方が掴めない。
[眉を顰めながら、力無く首を横に振る。 周の反応が、少し怖いと思う自分がいた。
兄貴としての信用なんてあったもんじゃない。 偉そうな口を叩いても。 …護れなかった。それが事実だ。]
(164) 2014/02/08(Sat) 18時頃
|
ミナカタは、イアンの告げる言葉に、耳を傾ける。
2014/02/08(Sat) 18時頃
|
[どうやらホリーも似た事を考えていたようだった>>*42]
ホリーは賢いな。
[目を細めた貌は家畜達には恐怖でしかないだろう]
1人だけでは贔屓になってしまうな。 それに他の雛達の顔をろくに見てもいない。
絶望に変わる前の姿を見ておくのも楽しいだろう。
ホリー、血酒の褒美だ。 お前にも雛の幾つかくれてやろう。
[人である最後の姿を見ておこうと玉座から立ち上がると、 給仕の家畜が反射的に地に頭を擦り付ける。 それを気にする事も無く扉を開けて廊下へと出て行った]
(*49) 2014/02/08(Sat) 18時頃
|
|
まあ、嬉しい。 ありがとうございます、お父様。
[そう言って微笑んだ。 ご褒美をあげる父親と喜ぶ娘。
日常の風景であればどんなに和む事か。 しかしそれは周囲で見ている家畜には恐怖そのものだろう。]
あ、私も行きますわ。
[トルドヴィンの後を、笑顔でついていくのだった。]
(*50) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
[明之進の後ろ姿を目を見開いて眺める。 誰に言ったつもりでもなかったが、何もなく寝台へ 戻っていく様子は、さすがに心にずしんときたのか。]
ははは……そうですね、そうですよね。 ……ははははは、こいつは堪える。
[項垂れて乾いた笑いをあげるだけだ。]
(*51) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
[懸念した事が起きていないのを確かめると、 巾着に戻そうとして――その汚れに躊躇して、やめた。 左右の手に鏡と巾着が残り、直円の独白を聞く。>>*47
ぼんやりとした視線がじいと見守っていた。]
(*52) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
あんごおじ……お兄ちゃんから教わりました。
[少女の中では齢三十を超える安吾の教え通り 彼の名を告げるとすんなり中へ通された。 病室は複数あるのか、それとも病状で分けられているのか 周の姿はそこにはなかった。
冷たい手で眠る円の手を握り、 飽かず何度も擦っていれば少しは手も温もりを取り戻す。
眠る円の横顔を見ていたら 昔のことを思い出した。
数少ない、少女が孤児院の外に出た日のことを。]
(165) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
[ある暖かな日。 少女は歳の近い円とリカルダと、 庭で鬼ごっこをして遊んでいた。
何度目かのじゃんけんで、 グーを出した少女は鬼の役になった。
全力で駆けまわり高揚していたのもあってか、 そのうちに円が、黒い門を抜けて、 孤児院の外に駆け出して行ってしまった。
少女は最初、戻っておいでと呼びかけながら、 外にいる円を門の内側から見ていたけれど 捕まるまで戻る気のなさそうなはしゃいだ笑い声を聞いて 意を決してリカルダと共に門の外へ出た。
そして、いくらも走らぬうちに、 円は見知らぬ少年達の一人にぶつかった。]
(166) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
[少年達はすぐに円を取り囲み、円を指差して笑う。
少女とリカルダもすぐに円に追いついて 円を庇うように二人で挟んで、ぎゅっと手を握った。 質素な服装や生活を笑われても、 何も口答えせず三人で固まっていたけれど 少年たちはいっそう調子づいて手を伸ばして来た。
殴られる──と、身を固くして眼を瞑った少女に、 少年のが届くことはなかった。
>>145声が聞こえて。 恐恐眼を開けた少女は、 自分たちを庇うように立ちはだかった少年の背中を見た。]
(167) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
[余裕で見知らぬ少年達を追い返した少年は、 孤児院に来てからまだ日の浅い、周──と言ったか。
颯爽と顕れて助けてくれた周の背中は、 ヒーローのように見えた。
肩で風を切るような荒々しさに それまでは近寄りがたかった少年を、 少女がお兄ちゃんと呼び始めたのはこの日から。
孤児院に帰るまで、少女は周の服の裾を握っていた。 以来、益々少女の足は外から遠のくことにもなったけれど。*]
(168) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
イアンは、ミナカタ>>162に、手負いを嬲っても楽しくないってのはおまえの美学だろ、と軽く小突き。
2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
―むかしのおはなし― [直円と話す機会が減っていったのは、 彼がその読書会に行き始めてからだったような気がする。 「直にーちゃんが遊んでくれなくなった!」 とちびちゃんたちもおかんむりだったが勉強の為だから、 と養母さんに諭されて、それでもしばらくは収まらなかった。
――もしかして絢矢と自分が弓矢ごっこの時に、 散々、的役に抜擢してしまったせいだろうか、とも思ったけれど。
陰謀という言葉をよく聞くようになってから、 一度はっきり言ったこともある
『直君、その読書会やめたほうがいいよ』
今思えば「読書会」なんて急に大人ぶられているようで、 それが嫌だったのかもしれない*]
(169) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
[告げられる残酷な現実。>>164 一瞬のうちに、血の気が引いていくのが自分でも分かった]
――何だよ、それ。
ふざけんなよ。 ……あいつらが、何をしたってんだ。
[じっと床を睨み、歯を食いしばる。 逆上することなく、力なく首を振る安吾を責めたりもしない。
自分が喧嘩をしなければ、サミュエルと理依があの鬼に目を付けられることなど無かった筈だ。 怪我さえしていなければ、数え鬼のときに上手く立ち回ることだって出来た筈だ]
俺が、悪いんだ――
[絞り出すように、言葉を零し 包帯を巻かれた手を血が滲むほどに、握り締めた]
(170) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
[そして、項垂れて空笑いをする段になると、>>*51 再び首を傾げるのだった。 今度は、彼の言う事の方が解らなかった。
相変わらず、現象と反応の間に独特の間隙が挟まる。
おもむろに立ち上がると、背中がずきりとする。 直円の傍にも近付き、真弓にしたと同じように 手に手を添えて、色なく静かに笑んだ。
その宥め方は、今ここにいない少女のために覚えたものだ。]
(*53) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
[>>*44 直円の言葉は、 なんだか少し寂しそうに聞こえた。 先のことや、わからないことばかり考えて、 つい喜べないなんて、言ってしまったけれど]
ちゃんと、みんなには直君も入ってるよ。
[今、ここにいる皆のことは心配してないみたいな言い方に聞こえたのかもしれない、と、しっかりと念を押していった]
(*54) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
[>>:46 声が、重なる。 その響きの先が確かに聞こえて、口唇を噛む。
理衣はもう先へ行ってしまったのだろう。 この部屋で待ってる、なんて少しも肯定してないのに。 思い出すのは「女の子だから」という言葉に感じる寂しい気持ちだ。
戻る部屋の扉をよく見てから、歩き出す。 多分厨房へ向かえばよいのだろうけれど]
……、……あの、
[じっとこちらを見やる、眼差し。 吸血鬼のような怖ろしさは感じなかったから、 おそるおそる声をかけて、場所を尋ねようとした]
(*55) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
[マユミが自分をおいかけていることは知らない。 慎重にあるいていたからか、まだ部屋からそう遠くない所にはいる 静か過ぎるから、更に緊張の度合いが増してくる。 そしてその糸が最高に張り詰められた頃
肩を急につかまれた]
……え?
[それは吸血鬼たちが「家畜」と呼ぶ者たちだ。 何か血走ったような目で]
(*56) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
……明之進くん。
[直円自身がネガティブな方なので、独特の感覚の間に 臆病風にでも吹かれていたのだろう。]
僕が読書会に参加する前は、一緒に遊んでたのにね。 ああ、マユミくんの言う通りだったのやもしれない。 明之進くん、僕はやっぱり頼りないかい?
[重ねた手を強く握り返し、もう直接尋ねた。]
(*57) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
―昔話―
[直円自身は大人しい方だった。 絢矢とマユミから散々的役にされても、「とほほ」と 言いつつも、嫌な顔せずに引き受けていた。 実際、嫌ではなかったのだろう。穏やかに微笑んでいたし。 喧嘩の仲裁役なりがまわってくることもあったか。 それも嫌ではなかったし、進んでやることにしていた。
実際、あまり怒りの感情を見せることもなかったが、 一度だけ、マユミに対して激昂にも似た言葉を投げかけたことがあったか……]
(171) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
―回想・春雨の降る日―
[養母さんに寝室へと運ばれた幼子が目を覚ました時、 黒檀のような眼が、僅かばかり細まった。
潤んだ菫色の瞳に穏やかではない色が過ぎったから。
それは何かに例えようのない――]
……だあれ?
[問う声。 弱弱しい唇から繊細な二音が浮かぶ。>>110 少年は口許をもぞりと不慣れそうに動かしてから]
『あや』。
[初めて、幼子を呼び表した。]
(172) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
[熱にうなされる額を、自分が病の時のように撫でる。 すると、幼子は微かに表情を緩める引き換えに、 切々としたものを浮かべるように思われた。>>111
やがて熱が下がり、雪に後戻りしたかのような すっかり真っ新になった笑顔に、手を握り返して―― 霧のように微笑み返して、そっと首を傾げた*]
(173) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
− 城の外 − [守護部隊の者達でも踏み込む事の出来ない深淵。 そこにも家畜達は生きていた。 痩せ細った身体の彼らは、家畜と呼べる活力も 逃げようとする気力も無く、 ただ己の運命と吸血鬼への憎悪を滾らせていた。 彼らが生きていけるのは単純だ。 吸血鬼達が労働を与え、対価として辛うじて 生きていける食事を与えられていたからだ。
彼らの労働……それは家畜達の後始末。
ただの干からびた残骸を、立てた十字架に磔に。 使い魔となった烏や猫達に喰われ骨となって 漸く土に還す事を許された。
無謀にも吸血鬼達に挑んだ者達も同様に磔刑にされ。 誰も自分達を助ける者はいないのだと教え込まれた底辺の生き物。
彼らにもその伝令は広がった]
(174) 2014/02/08(Sat) 18時半頃
|
|
[そう、それは『読書会に行くのやめた方がいい』と言われたときだ。
『マユミくん!君はわかっていない!実にわかっていないよ! 某国では労働者たちが王制を打破して革命を成し遂げたんだ。 我が国ではなんだ、こういう情報は隠ぺいされているじゃないか。 陰謀だ、そう陰謀があるんだよ!
……それに、僕たちは孤児じゃないか。 将来偉くなるためには、正攻法じゃ叶わないんだよ。 人一倍勉強して、人一倍努力しなきゃ。』
まぁ、最後には『すまない、言い過ぎた』とも付け加えたが。]
(175) 2014/02/08(Sat) 19時頃
|
|
―むかしばなし―
[>>146自分の腕っ節を再確認し、何故、安吾に勝てないのか? などと考えていると、ふいに上着の裾を掴まれた。>>168
不意の行動に怪訝そうに眉を顰める。 安吾との喧嘩は、既に孤児院の皆の知るところだ。 それなのに、何故、この子は縋るように自分なんかの上着の裾を掴む?]
……何だよお前。 俺が怖くないのか?
[不思議そうに尋ねる周に答えるように、少女の裾を握る小さな手には力がこもるだろう]
(176) 2014/02/08(Sat) 19時頃
|
|
『吸血鬼の長に気に入られた人間がいる』 『家畜達とは一線を画す彼らに非礼無き様に』
[伝える吸血鬼達も家畜から自分達より優遇される 家畜の雛の存在を、気に入っていないのは明白だった]
どう言う手段を使ったか知らないが、上手く取り入ったみたいだ。
[吐き捨てる吸血鬼の言葉に、 家畜にもなれなかった者達に憎悪が生まれる。 雛達が城から逃亡する事があっても。 彼らは雛達に石を投げ付け捕えるのだろう。 人間を裏切った悪魔と呼んで*]
(177) 2014/02/08(Sat) 19時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
9日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る