64 色取月の神隠し
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 01時頃
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>>*42 せやなぁ。うちはあんまり奧まで送るんに向いてへんし、奴延鳥さんも身体不自由なところもあるみたいやし。 龍っつぁんと芙蓉さんなら千里も駆けようなぁ。
お二人共よろしぅ。 夕顔もここから向こうにうちの音色届けるからなぁ。 楽しんでおいでよ。
(*47) 2011/09/15(Thu) 01時頃
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はい、村の代表として、神様にお願いしてくださる、えらい方なのです。 それは…、そうですね、神様は遠いところにいらっしゃるから…。声は、私たちのところに届くことはそう多くはないのではないかと…。
[熱心な夕顔の様子に少し圧されて、言葉をもたつかせる。社を見た後、此方に笑みを向ける夕顔には、微笑んで]
…はい。私も、いらっしゃると思います。
(130) 2011/09/15(Thu) 01時頃
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[ふと、眠そうな様子と大きな荷物に心配そうに眉は下がり]
お疲れみたい。 だいじょうぶですか。もし、よかったら… お祭り見てる間、その荷物あずかりましょか?
[学のない娘はそれが箏だとは知らず、親切のつもりで両手を差し出した]
…そうですか。 旅もしてこられたのだし、今日はゆっくり休んでくださいね。
[箏に伸ばした手は、断られたか遠慮したか、結局引っ込められて 大事そうに箏を抱えて去る志乃へ手を振り*見送った*]
(131) 2011/09/15(Thu) 01時頃
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うん。ありがとう、ゆりおねえちゃん。
……えらい、かなあ。 えらかったら、もっとお友だち増えるかなあ……
[ごく嬉しそうに笑う。 ふと、気配が揺らいだ。茜色の空に、溶け込むように]
(132) 2011/09/15(Thu) 01時頃
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薬売り 芙蓉は、メモをはがした。
2011/09/15(Thu) 01時頃
喧嘩屋 辰次は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 01時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 01時頃
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う、うん。 旅籠屋に、お部屋取ってるはずだから。 ちょっとそこまで、手伝って、ね……?
[と、一平太にお願いする。 娘からすると抱える側になったのは初めてで、恐る恐るといった風にその場から歩き始めた**]
(133) 2011/09/15(Thu) 01時頃
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―祭り当日・屋台通り―
[からん、からん。橙色に光る提灯がずらりと上に並ぶ。 華やかさでは前日と比べるまでもなく.
人であふれる中を、軽快に、切り揃えられた髪を揺らして屋台を巡る。]
おじさん、そのお面をひと…ううん、ふたつ、くださいなっ。
[指差したのは、狐のお面。一つは頭の横に結んで、もう一つは大事そうに、抱えて。 袖口から小さな巾着をとりだして、ちゃりん、と。]
ゆうも、よろこんでくれるかな?
[そんな事を考えながら。祭りを練り歩きます。 表情は、はじける様に明るくて**]
(134) 2011/09/15(Thu) 01時頃
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[沙耶の言葉に、考え考え頷く。>>113 一平太の言葉は、黙して聞いていた。>>127 ひとつの物事を紐解く時は、別視点から見た意見が参考になると綴ったばかりだが、文字通りの体験をしている、と思った。 一平太の持つ知識は、自分などよりも広いものだ。]
“無理は駄目だよ。 お祭りはまだ続くから、ゆっくり楽 ”
………、 ! [沙耶へと心配そうな視線を向けるとほぼ同時、彼女へと寄りかかり船を漕ぎ始める女性がひとり。 立ったまま眠るという器用さに目をまるくしながら、 どうしよう、と沙耶と一平太へと視線を向け]
(135) 2011/09/15(Thu) 01時頃
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そうだねえ。 人間には慣れない道だろうけど、 朝顔って子も、夕顔が一緒なら、怖がりゃしないだろ。
辰次もあたしも、ここいらで迷うこたあないし。 いいよ、あたしらで送って行こう。
(*48) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 01時半頃
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団子か、いいね。あとで俺も探してみっか。
里にも仲間はいるし、夕顔たちが寂しくないよう、ちゃんと土産を持って帰るよ。
[土産と呼ばれるのが、食べ物か玩具か、はたまた人間か。 内容については触れぬまま、くすりと笑う。]
(*49) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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…ううん。夕ね、ゆりおねえちゃんのことが好き。 だからちょっとだけ、教えてあげる。
かみさまは、近くにいるよ。 見えなくても聞こえなくても、ちゃんといるよ。 かみさまも、他の──…いろいろなものも。
ゆりおねえちゃんの、大切な雷門さまも。
[とん。と、地面を蹴る。 からんと下駄が鳴って、ゆりとの距離を少し開けた。 陽は既に傾き、背後から差す光が童女の表情を覆い隠す]
(136) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 01時半頃
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“一平ちゃん、ごめん。 少しの間力借りられる ” ?
[疲弊した沙耶と志乃を連れて行こうにも、自分では力不足だ。 手伝いをしてくれることを知ったなら、安堵の表情。]
“それと――― 急な話に付き合ってくれて ありがと”
[必要ならば手を貸しながら、沙耶と志乃を望む場所に連れてゆくまで少しの間同行する*心算*]
(137) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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団子……ああ、団子ね。 あれは旨いよ。
[ぺろり舌なめずりをして]
夕顔も、あっちでのんびり食べるといいさ。 朝顔と一緒にね。
(*50) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 01時半頃
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──…夕ね、もうおうちに帰るの。 だから、今日はこれでおしまい。
ゆりおねえちゃん、ありがとう。 おねえちゃんもいつか、遊びに来てくれたら嬉しいなあ。
[くすくすくす。夕暮れに、無邪気な笑い声が響いた]
(138) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 01時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 01時半頃
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大きなお祭り……?
[きょとんと大きな目を瞬いた。 志乃の言葉に、笑みが少し大きくなる>>*45]
うん、……楽しそう。
[音色届けるとの言葉>>*47にも、嬉しそうに頷いた]
(*51) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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さあて、じゃあ、支度ができたら行くとしようか。 ああ、急ぐこたあないよ。 他の人間たちともね、ちゃあんと挨拶しておいで。
またきっと、会えるだろうけどね。
(*52) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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ありがとう、芙蓉のお姉ちゃん。辰のお兄ちゃん。 お土産嬉しいな。 お祭りやっぱり、楽しいの。
[こうして同胞と新たに語らうのもまた、祭りならでは]
───楽しみに、してるね。
(*53) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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>>133もちろんですよ。 どこの旅籠かは、ご存知ですよね…?
[兎角失礼の無いようにと心がけつつ。 指された場所までは、と。]
>>137僕の浅知恵でしたら、微力ながら力になりましょう。ですので、幾らでもいいですよ。**
(139) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/09/15(Thu) 01時半頃
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はい。えらいのです。生きているものは、みんなえらいのですよ。 お友だち、もっともっと増えますよ。私も、夕ちゃんのお友だちになりたいです。
[嬉しそうな笑顔に微笑む。が、ふと、その姿がゆらめいて見えて目を瞬かせるが>>132]
他の、いろいろなもの……? [夕顔の言葉を理解する前に、からん、と下駄の音が鳴る。>>136 少しはなれた夕顔の表情は良く見えなかった。続く言葉には>>138]
もう、暗くなりますものね。気をつけて帰ってくださいね。
―はい、ぜひ、今度夕ちゃんのおうちに、遊びに行かせてください。神社にも、遊びに来てくださいね。
[言葉の本当の意味など分かるはずもなく、微笑んだ]
(140) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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―祭り初日その後/屋台「菊屋」―
>>66
[客足は途切れることなく続いて、たまこは息をつくひまもない と、ずいぶん熱心に団子の棚を眺める客がある 少し足を引き摺っているようで、祭りの客らしからぬ姿 墨染めの衣と破れ笠、やや剣呑な雰囲気に たまこは少しだけ不安げに眉を寄せる]
[が]
お客さん、口…
[甘いものを食べたのか口の周りにざらめをつけているのを見て 思わず手ぬぐいを差し出しながら、安心したように笑む どんな者でも、楽しめる場所だから、お祭りなのだ]
(141) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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うん。夕も、ゆりおねえちゃんとお友だちになりたいな。 きっと、いつか。約束ね。
[うん。と頷いて、ごく嬉しそうな声を響かせた>>140]
それじゃ、ゆりおねえちゃん。 ───またね。
[他愛もないほどの約束交わして、踵を返す。 から、から、から…ん。 夕暮れの道に、下駄の音が小さく響いて消えた*]
(142) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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─ 微睡む少し前・菊屋にて ─
>>131 ちょいとねぇお天道様より高くなくて お月様ほど丸ぅない事情でなぁ。 お疲れさんに見えてます? ややわぁ、人様に心配させてまうなんて
[『極めてどうでもいい事情で疲れてるのだ』と、暗に言いながら……彼女が心配してくれての事。気持ちは判ったのだけれど、流石に自身を委ねるわけにもいかずに、出された手を申し訳なさそうに……代わりに握手でもして見せただろうか?]
(143) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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お気持ち嬉しぅ思います。 せやけど、これ…箏なんやけど もう永いことうちのご先祖様の代からのもんやし、 うちの商売道具? やからねぇ。 お気持ちだけ戴きますよぅ
ほんまは預けても置きたいんやけど ご先祖様に悪ぃやろ? せやからこないやって持って歩いてますんよ。 嗚呼うちも一緒に預かってくれるんやったら 喜んでおりますよぅ?
なんやったら売り子さんのお手伝いしましょか?**
(144) 2011/09/15(Thu) 01時半頃
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[夕暮れの風、ざわりと吹いて、狐の頬をくすぐった]
ああ、そろそろだねえ――
[現世、隠世、繋ぐ道。 山の神の気が薄れた今は、人の子連れて通れよう]
それじゃあ、見送ってやるとしようか。
[目を細め、呟いて。狐はするり、駆けだした**]
(145) 2011/09/15(Thu) 02時頃
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>>87
甘いもの、お好きですか。 菊屋のお団子、よかったらおひとついかがですか?
[首を傾げるのにはこちらも同じように首を傾けて 器量佳し、と言われて慌ててぶんぶんと首と手を振る]
滅相もないです。 わたしなんて、眉も太いし、綺麗にもしてないし… そんなこと言うお客さん、いません。
[お世辞だとわかっていても、慣れぬから恥ずかしく たまこは商売人の顔を忘れて、ぷっと頬を膨らました]
(146) 2011/09/15(Thu) 02時頃
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…菊屋は団子の味で勝負できますから。 どれになさいますか。 もちろん全部おすすめですよ、売り切れたのもあるけど。 みたらしは特製のたれを作って何度も塗って焼いてあります。 胡桃と胡麻は磨り潰して香ばしい粉にして砂糖と混ぜてまぶしたのです。 黄粉は大豆を…
[こうなったら全種類買わせてやろうと意気込んで 藤之助はたまこのおすすめ猛攻撃に合うことになる 結局のところは、懐次第とはなるのだろう]
[藤之助がつられた妖の気配はたまこが連れてきたものであったろう だが、このときは未だ娘はそのことには気づいていないが 秋月邸にて再び逢うことになるのも、偶然ではなかったのかもしれない**]
(147) 2011/09/15(Thu) 02時頃
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─ 祭りの日の片隅で ─
…あさ。……朝?
[ゆりと別れ、向かった先は朝顔の元。 ふらりと現れた気配は、馴染みのようで違う何かのようで]
見つけた。 ねえ、一緒に行こう?
[どこへと言わずに、手を差し出す。 鏡写しの自分の手を取り、にこりと無邪気に微笑んだ。
狐のお面の朝顔に、仮面を差し出されたなら、 素直に喜んで朝顔とは逆の額へと括ってつける。 ───ちょうど、鏡写しの反対に]
(148) 2011/09/15(Thu) 02時頃
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かぁごめ かごめ…
[ほそく響く手毬歌。祭囃子に紛れて流れた]
…… かごのなかの とりは…
[きゅ。と繋いだ手。導く先は彼岸花の道]
つると かめが…
[鏡写しのふたりの童女の行く手を、幻の然灯が照らし行く]
(149) 2011/09/15(Thu) 02時頃
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[ふと、振り返る。そこに見えるぼんやりとした影。 微かに楽の音が響いている。それへと、小さく手を振った]
(150) 2011/09/15(Thu) 02時頃
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…この先、ね?だいじょうぶ、迷わないよ。
[見送ってくれた妖たちに囁きかける。 振り向いて頷いた、それが最後]
(*54) 2011/09/15(Thu) 02時頃
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───うしろの正面、だぁれ……?
[彼岸の花の向こうの道。 手を繋いだ童女らの姿が、ふつりと揺らいで*消え失せた*]
(151) 2011/09/15(Thu) 02時頃
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