64 色取月の神隠し
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弁士 仁右衛門は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 00時頃
門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 00時頃
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[芙蓉>>118が身を寄せるのがわかった。 囁くような声に、僅かに視線を傾けて]
え……志乃、が?
[二、三度瞬く]
う、うん……弾きたい、な、いつか。 でも、いいのかな? 志乃の箏は、志乃のもの、なのに……。
[志乃と箏の関係を正確には知らないから、そんな言い方で眉尻を下げる]
(123) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 00時半頃
落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 00時半頃
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……何って、そりゃあ、なぁ。 [己の軽口に顔を顰めた芙蓉に、こりゃあ失礼、と笑った]
いくら、秋月の旦那が風変わりでも……結局人の子だしなぁ さすがに己らの里に行きたいとは、思わないんじゃないか?
[もし秋月の事情を知っていれば、判断もまた違ったものとなるだろう]
(*23) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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[芙蓉のことばには、藤之助を見て。 得心したように両の手を合わせた。]
“昨日言っていた、雉をくれたひと”
[さらさらと土をなぞる。]
“少しお裾分けを貰ったの 芙蓉さんに。 半分は雷門様へのお供物にして”
[沙耶の声と視線の向こう、手妻師が再びの口上を始めた。 幕間の時間は過ぎたらしい。]
(124) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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おや、おや。
[藤之助と目を合わせた沙耶の、動揺した様子に苦笑して>>122]
色気が欲しいんなら、さやにするかい? さやとじんえもん、二人送っても大丈夫だろうけどね。
ねえ、志乃――?
[同胞の意思を探る気配は、琴古主へ届くだろうか]
(*24) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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[日向>>119の綴る文字に、苦笑する]
ありがとう。 うん、よく眠れたよ。 ……不思議な夢を見たせいか、今もちょっと、ふわふわした感じだけど。
[夢の事を思えば夜通し歩いていたような気もするが、不思議と疲れは感じない]
あ、えっと……。
[顔が広いと言われると、気恥ずかしそうに視線を伏せる]
うん。 何故だろ、ちょっと表に出るようになっただけなのに――
でも、きっと全部、祭りのせいだよ。
[知り合いが増えたのは、祭りの独特な空気のせいだろうと結論付ける。 以前から村に住む者には、随分な変わりようと見られているのだろうかと、今更ながら恥ずかしくなった]
(125) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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[ちょっと眠そうな気が帰ってきた]
んーセンセなぁ半妖みたいなんよぅ? 誘ってみたんやけどなぁ…… センセ龍っつぁん時と違って、うちにはやけにしおらしいいうんか歯切れ悪ぅてねぇ。
行きたいとははっきり言うてくれんかったんよぅ
(*25) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 00時半頃
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雉……。
[そういえば、と漸く昨日の出来事を思い出す。 雉に驚いてそれを手にしていた人物の方は、すっぽり抜け落ちていたらしい]
じゃ、えっと……。 雉を狩ったのが……藤之助さん……?
[端正な顔立ちと結びつかない気がして首を傾げる。 そうしたやりとりの間にも、手妻師の演目が始まり。 手に被せた布が、まるで中に別の生き物がいるかのように動き始めた]
(126) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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>>104 ゆりさんは、やさしいなあ。 そっか…人とおんなじで、いろんな妖がいるのかもしれませんね。
[こく、と頷いて、そうだといい、と思う お祭りを楽しみにきているだけなら…と]
(127) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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>>108
わ、ゆりさんまで悩ませてしまってごめんなさい。 なんだか、昨日から不思議なことが起こるから… いろいろ考えてしまって。 神様だって、いいことだけするのではないんじゃないかしら。 …あ、こんなこと巫女さんに言ったら怒られますね。
[それから、逢魔時について知ってることがあったら教えてほしい、と 訊ねようとしたそのとき、聞き覚えのある人懐こい声がした]
(128) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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[なるほどこれを見に来たのだと気付いたなら、 並べた文字、話を中断して土を均す。]
“蝶の手妻が珍しくて、楽しめると思う”
[三人に目録を示し、微笑した。 鑑賞――実際は手妻そのものを見ていたかは甚だ疑問だけれど――を終えたばかりだから、頃合を見て彼らとは別れるつもりだった。 たった今、またこちらを見てやり難そうな表情をした手妻師の為にも。]
(129) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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あ。
[弾き手を探しているのは古い箏、とぼかしていたつもりが、志乃の持っている箏だとわかる言い方をしてしまったことに、ようやく気づく>>123]
う、うん、そうなんだけどね、えっと、 このままじゃ、あの子、そう長いことあれを弾いていられないから……
[沈痛な面持ちで語ってみせる。嘘では、無い]
せめて、安心させてやりたいんだよ。 いずれ、志乃が話すかも知れないけど、ね。
(130) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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あぁ、その字で構わないよ。
[男が気紛れと偶然により拵えた名に、日向により形が与えられる>>120
それは、人の子に『虎鶫の声で啼く得体の知れないもの』と呼ばれ 正体を知られぬまま、恐れられた大妖が いつの間にか討伐譚や祭祀により"鵺"と名づけられ 枠を嵌められて、人の子の手の届く場に引き出された構図と似ていることに、男は未だ気付かない]
日向ちゃんだね。此方こそ宜しく。 ……なぁに、己も足萎えだ。不便を掛けるのは御互い様さ。
(131) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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>>113
明ちゃん! ん?だれか探してるの?
[だれかいた?という問いにきょとりと首をかしげたそのとき 簪がぱた、と動いたような感触がして、どきりとする]
(なんだろ、いまの)
明ちゃん、ここには、わたしとゆりさんしかいないよ。
[少し慌てたように髪を直しながら、明之進に言って 秋月邸で、木戸番から話を聞いているとは知らないから できるだけなんでもないように、訊ねた]
明ちゃん、今日は一平太ちゃんと一緒じゃない? 一平太ちゃん、見なかったかなあ。
(132) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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誘った言うくらいやから、センセにはうちの姿見せてもうたからなぁ。 ああ、別に嫌やとは思ってないみたいやし、連れてくんはええ思うんよぅ?
あのヒトも半妖やって見せてくれたから、ばらしたりはせん思うけど……
沙耶にはなぁ、うちちゃんと話してあげたい思うんやけど、あの子今どこにおるんやろ?
(*26) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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― 神社 ―
[そんなことを考えているといつの間にか神社まで足を運んでいたようだ。]
昨日の神様の話に引かれたのかなあ。 広場いつのまにか抜けちゃったぁ…。
[どうやら端々を通ってしまったようで。そして着いた神社には、話し声は聞こえてくるようだったが、内容はわからない。]
(133) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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半妖……へえ。 人と、あやかしの間の、ね。
[この狐には珍しく、気配が堅くなった。が、すぐにいつもの調子に戻り]
いいじゃないか、面白そうだよ。 ……沙耶?沙耶なら、あたしと藤と一緒にいるよ。 手妻師のとこ。
(*27) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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あらぁ…一緒やったんやね。
ねえ芙蓉さん どないしたらええ思う?
センセと沙耶ちゃん送るんはええんやけど 道に迷わんやろか? 危ないなら、うちがどちらか連れて行こう 思うてもおるんやけど、 沙耶にはまだ話せてないし、
センセはよぅわからんしなぁ。
(*28) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 00時半頃
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……あぁ、近場に知り合いの山賤の集落があってね。 そこから雉を分けて貰ったんだ。
[>>126男と雉を獲った人物が噛み合わない様子の沙耶に しれっと嘘を吐いて]
ほら、そろそろ、手妻師のお目見えのようだよ。
[首を傾げる沙耶を促した]
(134) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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[>>127 やさしい、という言葉に少し顔を赤くして]
いえ…ただ、本当に悪いものでないのなら、最初から悪いと決め付けるのは良くないのかもしれない、って思って…
(135) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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いえ、そんな…!
[>>128 謝るたまこには慌てて首を振るが、続く言葉には驚いて]
え、不思議なこと、ですか? それはどういう…何か困ったことでも?
…そうですね。嵐が起こったり不作が続いたりする時に、良く神様がお怒りだ、なんて言いますし…案外神様も、私たち人と変わらないのかもしれませんね。
[くすりと笑い、たまこが何かを言いかけた時に声がかかれば声の主に注意は行って>>116]
(136) 2011/09/16(Fri) 00時半頃
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蝶の手妻……私も、見たいな。
[日向>>129に頷きつつ、その場を離れる様子なら、手を振って見送る。 そして芙蓉>>130に向き直り、その言葉に虚を衝かれたように]
え……志乃が……?
[沈痛な面持ち。 その表情を人間なりに解釈して、顔を顰めながら口元に手をやり]
嘘……そんな……
[今までの志乃は、そのような事はおくびにも出さなかったから。 不安に眉を寄せながら、小さく頷いて]
うん。それが、志乃の望みなら……。 いずれ、話してくれる、のかな……。
[不安げな視線を宙空へ向けた]
(137) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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─ 街道 ─
あらぁ…沙耶とみんな一緒なんやなぁ。
センセには見せてもうたし、 沙耶にもちゃんとお話せなあかんよねぇ。
[急いで広場に戻ろうと歩き出せば、ふらりとよろめいて]
ほんまに、齢ばかり重ねて 気ぃ良ぅ動かん身体やな!
[仁右衛門に見せた力のせいだろうか、思うように進まぬ自らの足にを恨めしげに睨み付けながら、女は珍しく語気を荒めた]
(138) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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たまことゆりさん、しかいない? んー?
いないのかなあ、ふしぎ
[首かしげて] [一平太のことを問われると]
一平太、今日はまだ見てないよ。
[と答え、その後ぼそりと]
雷門さんも今日はまだいないね。どこいったかな?
[そんなことを呟いた。]
(139) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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沙耶は、藤之助>>134に、そうだったの、と頷いて視線を戻す。
2011/09/16(Fri) 01時頃
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そうだねえ、「せんせ」は迷いやしない、と思うよ。 半分持った妖の血が、隠世の里に導くだろうさ。
志乃が一緒に行きたいんなら、それでもいいけど…… 何にしても、沙耶とは話した方がいいだろうねえ。
(*29) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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沙耶は、そして手妻師の業に魅入られる内、ゆっくりと微睡み始め――**
2011/09/16(Fri) 01時頃
武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2011/09/16(Fri) 01時頃
芙蓉は、沙耶に話の続きを促した。
2011/09/16(Fri) 01時頃
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教えたる言うて約束したんやから…… 動いてくれな困るんよぅ?
一緒に弾く言うたんやから 龍っつぁんとの演奏聞かせたる言うたんやから…
うちが元に戻ってもうたら、 しばらくはなんもできひんのやから
[そうして引きずるようにしながら広場へ向かおうとするが、その動きは酷く緩慢で焦燥感だけが募っていった]
(140) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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たまこ様のお知り合いの方ですか? あ、そういえば…もしかしてお祭前に一平太様と一緒にいらっしゃった方…? 失礼しました。この神社で巫女をしております、ゆりと申します。よろしくお願いしますね。
[>>132たまこの口から一平太の名前が出れば、そういえば、と思い出しぺこりとお辞儀をして自己紹介をした。たまこが髪を直すのを見れば簪に気づいて]
綺麗な簪ですね。とても素敵…たまこ様に、とても似合ってます。
[年頃の少女の顔で、簪に見とれ微笑んだ]
(141) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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秋月の旦那が半妖ねェ……。
[志乃の言葉を耳にして、芙蓉と同じ呟きを零す]
なら、旦那は己らの里に連れて行っても良いかも知れないが 沙耶はお志乃の御手付きなんだろ?
まぁ、ちょっぴりお裾分けを貰えたら、嬉しいけど 彼女はお志乃の好きにすると良いさ。
(*30) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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また誰か連れて行くの?
[囁きにいきなり混じってみる。]
ねー。誰か神社に居た? いるけどいないんだよ。
雷門さんじゃないよ、だれかいるんだよ。
(*31) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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[手妻師が色紙を蝶の形に切り抜けば 紙で出来た蝶は、あたかも本物の蝶のように はらはらと舞い上がる]
……人の手妻も極めれば、己らの業に似るものだなぁ。
[紛い物の蝶を視線だけで追いながら、ぽつり呟いた**]
(142) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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ああ、あきのしん、今ね…… いるけどいない? 何だい、そりゃあ。
――志乃?
[こちらへ近づいてはいるらしい彼女の気配が、乱れている。 不安げな囁きを、向けた]
(*32) 2011/09/16(Fri) 01時頃
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