185 恋愛ラボ―橘の咲く頃に―
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――103号室前――
[袋をドアノブに引っ掛ける。 雑貨屋の袋の中はラッピングされた小物入れ。 なかなかまゆ実に直接会う機会もないし、と。 猫の付箋に短く手紙を書いておく。]
「まゆ実ちゃんへ
石はこういうキュークツなの、嫌いかな? 裸も恥ずかしいと思ったんだ。
猫村」
(133) 2014/07/18(Fri) 01時頃
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ふふ、わかってますよ それに、積極的なのが嫌なわけでもない
ただ、普段は押す側なのでね 押されるのに、慣れていないだけですよ
普段の私の態度を見ていれば、わかるでしょう?
[何か気になったと言うのなら。 それが何かと、首をかしげて。]
(134) 2014/07/18(Fri) 01時頃
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[その様子に、みっちゃんに心当たりが無さそうなことに少しほっとしつつ。]
あのね。
[こそ、とみっちゃんの隣に寄って。耳にひそひそと。]
みっちゃんに、栗栖はえっちな子だと思われてたらやだなーって。
[言ってから恥ずかしそうに目を逸らした。]
(135) 2014/07/18(Fri) 01時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2014/07/18(Fri) 01時頃
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…―――?
[彼女の囁きを聞いて、少し考えてから。]
くくっ…―――
[笑ってしまった。]
いや、大丈夫 そんな事は思っていませんよ
それに、もしそういう子だったとしても 私もそうですから、問題ありませんよ
(136) 2014/07/18(Fri) 01時半頃
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[まゆ実の部屋にそっと置き土産をしてから 自室に戻る。]
こういうの、不誠実なんかな。
[複数の女性にプレゼントなんて、なんだか勘違いされそうで]
なーぁ。
[小さく鳴いて、パソコンの前に座り込む。 プログラマーといっても、低賃金で厳しい生活。 自宅でやる仕事なんてそんなもんだ。
恵まれた環境で育ったとは言い難い自分は。 世界がどこか憎たらしくすらあった。 だけど、――**]
(137) 2014/07/18(Fri) 01時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2014/07/18(Fri) 01時半頃
病人 エリアスは、メモを貼った。
2014/07/18(Fri) 01時半頃
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もうっ。
[笑うみっちゃんに、ばし、と全然痛くないようにみっちゃんの肩を叩いて怒ったふりをしながら。 内心では不安も解けて、怒ってもなかったけれど。]
そっか。 みっちゃんがそうなのは、栗栖はそう思ってたよ。
[なんて、からかうように笑いながら。]
でも、みっちゃんがそうなのはそういう所も好きだから良いの。
[と、いつも通りに笑った。]
ね、みっちゃん。 栗栖がよく笑うのは、みっちゃんと一緒にいるからだよ。 みっちゃんとこうなる前の栗栖は、こんなに普通に笑ってなかったから。
[栗栖は栗栖なりに悩みがあるらしい。 積極的な性格柄、よくそう勘違いをされて好きでもなんでもない人に言い寄られていたり、変な噂が立ったり(特に女の子の間の)、とコンプレックスがあったようだ。]
(138) 2014/07/18(Fri) 01時半頃
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ふむ?猫村さんですか
[告白したこと、まではまだ知らない リッキィさんへの好意は見て取れた]
二人の人を気にかけると言うのは無いことではないですが 湯来島さんとリッキィさん、性格の違いから惹かれる部分も違う のでしょうけれどね
彼もまた、優しい方ですから
[結局本人のみにしかわからない 複雑な恋の形は、研究のしがいはあるけれど 私には難しすぎて]
(*13) 2014/07/18(Fri) 01時半頃
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『安田さん。』
[スピーカーから耳慣れた声が聞こえる。>>+19]
諜報員!?…それは厄介だね。 う、わー。僕がバレちゃったのか。ごめん…
うん、うん、山梨李一君が諜報員なんだね。 僕が山梨くんに、「軽トラの中の…更にファイルの中」 とだけ伝えれば、山梨くんはすべてわかってくれるってことかい?
[山梨くんは、まだ会っていないが、僕の歓迎会の企画者の一人だと聞いていた。 だから、当然、山梨くんの身には何も起こって欲しくなかった。]
(*14) 2014/07/18(Fri) 01時半頃
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ふふ
[肩を叩かれて、小さく笑ったけれど。 そう思っていたと言われれば、肩をすくめる。 それはそうだろうな、とも思うから。]
私も別に、そういうのが嫌いなわけではないですから
[それでも自分といるからと言われたなら。 それはそれで、嬉しいもので。]
では、ずっと一緒にいれば ずっと笑っている君の顔が見られますね
私は、君の笑っている所が好きですから
(139) 2014/07/18(Fri) 02時頃
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もう少し経過を見てから、ですかね 想像でものも言えませんし
誰も傷つかないと言うのは難しいかもしれませんが 納得の行くようになってくだされば、いいかな
[研究や監視と言うよりは、ただ見守りたい その一心だけれども]
(*15) 2014/07/18(Fri) 02時頃
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みっちゃん…。
[名前を呼んだだけで、ぎゅうと顔をうずめるようにみっちゃんの肩に抱き着いて。 真っ赤に赤面しながら、想う。
みっちゃんは本当に栗栖の心を射止めるのが上手だな、なんて。 喫茶店の中というのに、気持ちが昂ぶってしまう。 大好きすぎて、嬉しすぎて、ずっとこうしていたくなってしまった。
店員さんが珈琲が持って来てくれたことに気づいて座り直し、恥ずかしそうに俯くのだけれど。]
(140) 2014/07/18(Fri) 02時頃
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出来れば皆幸せに、なんですが なかなか難しいですね
部屋にいることが多いでしょうし こちらにはいつでもお声を
[それくらいしか言えなくて、少し言葉は詰まるけれど]
(*16) 2014/07/18(Fri) 02時半頃
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はいはい、なんでしょう
[名を呼ばれて、返事をする。 これで何度目だろう。 それでも肩に抱きつく彼女をゆっくりと撫でて。 出てきた珈琲を啜ろうか。]
恥ずかしがる事はないですよ
喫茶店に来るカップルなんて、そんなものですから
[でもまぁ、人目は気にしないといけないし。]
いちゃつくのは、食事のあとにしますかね
(141) 2014/07/18(Fri) 03時頃
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[まだ顔が朱いままに、うん、と小さく頷いて。
でも、珈琲を啜るみっちゃんが格好良くて。 そしてさっきの言葉が嬉しくて、中々手をつけられない。 珈琲にミルクと砂糖を入れて、ぐるぐるぐるぐると回しながら]
ね、みっちゃん。 今度はみっちゃんの話、聴きたいな。
[と聴いてみた。]
(142) 2014/07/18(Fri) 03時頃
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私の話、ですか?
どんな話が聞きたいんでしょう
[珈琲を回す様子を見ながらも。 首をかしげながら、フォークでパスタを巻いて。 あーん、なんてやりつつ。]
どんな話でも、してさしあげますよ 順番、ですからね
(143) 2014/07/18(Fri) 03時頃
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[あーん、とぱくり。 これくらいはいちゃつくのうちに入らなくなってきた気がしつつ。 頬に手を当てて、えへへーとにこり。 美味しかったらしい。]
んー。みっちゃんは前に自分をダメ男、って言ったり虚勢って言ってたけれど。 内心では、どう思ってるんだろうなって。 栗栖の前では、みっちゃんは本当に格好良くて、素敵な人で、何回も惚れ直してるけれど。 弱い所とか、あるのかな?
[おかえしにパスタを巻いて、あーんとやりつつ。]
(144) 2014/07/18(Fri) 03時半頃
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[お返しのあーんを受けつつも。 問われた内容を少し考えてみる。]
内心の話をするのは、本当は良くないことですけど 私は見栄っ張りですし、ダメな所だっていっぱいありますよ
表裏の激しい人間ですから
君に悪い所が見えないのなら これから見えてくるようになりますよ
面倒くさがりだったり、どうでも良い所が雑だったりね
(145) 2014/07/18(Fri) 04時頃
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[良くないこと、について考えつつ。 珈琲を飲んでから、]
みっちゃんの見栄はむしろ良い所だと思うけど。 栗栖には、駄目な所を見せても良いよ。 もちろん、見せなくても。 栗栖は、みっちゃんのこと全部好きだから。
[面倒くさがり、とかは分かる気がしてくすくすと。 でも、その代わりに大事なことを大切にしてくれている気がする。]
みっちゃんは、栗栖に聴いてみたいこととかあるかな? 栗栖はみっちゃんの好きなこととか聴いてみたいな。 いつも古い音楽を聴いてるけれど、どうして?とか。音楽が好きなのかなとか。
(146) 2014/07/18(Fri) 04時頃
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見栄なんかは、最早癖みたいなものでね
見せようと思っても、なかなか見せられないのですよ 所詮見栄ですから、いずれ見る機会もありますよ
[笑われてしまえば、珈琲をすすりながら。 聞いてみたいこと、について考えながらも。]
古い音楽は好きですよ というか、個性的な音楽が好きなのです 聞いているだけで世界が出来上がっていく気がしますよね
[そうして、彼女の方をみて。]
では、君の趣味なんか聞いてみましょうか? 遊びに行く場所の参考になりますからね
(147) 2014/07/18(Fri) 04時頃
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――夕刻・自室――
[少しずつだがプロットは進み始めた。 木佐さんは未だ来ない。 どうしたのだろうか。昨日の調子ならば 昼には訪れるかと思ったのだけれど。]
あ
[>>112 掲示板を更新すれば新たな書き込みに気付く。 かちゃかちゃと音をたて、返信を。]
(148) 2014/07/18(Fri) 04時半頃
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投稿者:管理人 題名: 人と人との出会い。 内容: 詩については、褒められると複雑な気持ちになります。 嬉しいんですよ。とても。 でも、何処か本気なのかなって疑う自分も居て。 ごめんなさい、こんな事かきこむべきじゃない。 そう解ってるんですけどね。 モミジさん話しやすいからつい。
人と人との出会いって難しいですね。 先日もつい、言いすぎてしまったんです。 信じていたからこそ、期待して。 勝手な期待で、酷い事をいっちゃった。 今頃、私のこと苦手って思ってるかも……
(149) 2014/07/18(Fri) 05時頃
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石を面白い……。 思い当たる人は居ますがどうでしょうか。 なんかこう、ここじゃ話しづらい部分もあって。 もしよろしければ、都合の宜しい時で構いません。 二人で会話がしたいなって。
チャットか、もしくはメールで。 如何でしょうか?
(150) 2014/07/18(Fri) 05時頃
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――夕刻・自室――
[パソコン前。 くぁ、と小さく欠伸をして。 これでナンボの仕事かなと思いつつも一段落。]
……っ、しゅん
[ティッシュを鼻に詰めながら web履歴からまゆ実のサイトを覗いてみた。]
(151) 2014/07/18(Fri) 05時頃
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[書き込みを終えると、ページを閉じた。 プロットを印刷しながら立ち上がり伸びをする。 プリントアウトしたものを暫し眺め]
やっぱり。 聞いてみよう。
[意見を求めてみようと決心する。 部屋の外へでようと歩き出し、ノブを回す。 ばさりと音が続いて首を傾いだ。 下を見ると]
?
[>>133 袋が落ちている。 拾い上げ、中を覗き込んだ。 周囲を伺って、そっと手を入れる。]
(152) 2014/07/18(Fri) 05時頃
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[入っていたのはラッピングされた贈り物。 それと付箋に、自分あての文章。>>133 読み下し、隣の部屋を見た。]
どうしよう いいのかな、これ
[贈り物に少し困惑しながらも。 お礼はどうしようか。なんて考えて。 今は開けずに、一度室内に戻ると パソコンの傍にそっと置いた。]
……すぅ、 はぁ
[機会は此処しかない気がする。 勇気を出す口実を得た機会は。]
(153) 2014/07/18(Fri) 05時頃
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マユミは、書類を握る手に思ったより力がこもっていたのを感じた。
2014/07/18(Fri) 05時頃
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ごめんなさい
[ただその一言。 部屋の外に出るとぽつり呟いて、練習する。 伝えられればきっと、変わる気がするから。]
……
[静かに階段を上り、目的の部屋の前へ。 こつ、と空いた手でノックした。 静寂が返ってくる。 もう一度、こつ、とノックする。 返るものは他に何も、無い。]
(154) 2014/07/18(Fri) 05時半頃
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マユミは、楓の部屋の前で佇んだ。
2014/07/18(Fri) 05時半頃
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……先輩?
[部屋に先輩は居ないようだ。 それがどのような理由で どれくらいいないのか、という事など]
あの
[知る由も無く、 目的を失った心だけが、そっと*空回りした*。]
(155) 2014/07/18(Fri) 05時半頃
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マユミは、少しの間、黙ってそこで楓が返すかもしれない音を*待っていた*
2014/07/18(Fri) 05時半頃
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[掲示板を見れば、書き込みが増えている。 荒らしじゃない。 "管理人"との会話を、目で追いかけた。]
……モミジ。
[妙な既視感が拭えないが、 まゆ実に気の合いそうな相手ができたのは 素直にいいことだと微笑む。]
(156) 2014/07/18(Fri) 05時半頃
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[制されて、しゅんとなる。 自分一人でテンパっているのが情けないし何だか悔しくなってきた。 スペアメガネをかけて、やさしい眼差しを見つめ返す。 好きだと言ってくれた目で見たら、どんな反応が返ってくるだろう。 「守らせて」とも、彼は言った。それは、保護者的な「好き」とは、違うのだろうか。**]
(157) 2014/07/18(Fri) 07時頃
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栗栖はみっちゃんの新しい所が見えるたびに好きになってるよ。
でも、代わりに栗栖のだめなところが見えたりした時はごめんね。栗栖は求めたがりだから、踏込すぎちゃうこととかもあって。
[少し振り返ってみると、大好きなあまりべったりしすぎたり、依存しすぎてしまったり、と反省しつつ。 良くないこと、についてもそうかもしれない。
パスタを食べて、美味しそうに。 ふと目を落として、 だめなところ、と言えば料理もそうだったけれど。 一緒に暮らしてから見える所も沢山あるかもしれないな、なんて思いつつ。]
(158) 2014/07/18(Fri) 07時頃
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