1 とある結社の手記:6
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[強く握りしめていた指は、ローズマリーによって一本、また一本とゆっくりと解かれた。 メモが手の内から離れても蹲ったまま。 頭上から、一つ声>>@24が聞こえたが何も言わず。 後に皆が浮かぶだろう疑問は、女にはまだ浮かんでいなかった。]
…………、
[ローズマリーの問い>>@28に、無言の返事。 自らを否定する言葉>>@29が聞こえても、微動だにしなかった。 傍に親友が居てくれても、ずっと蹲ったまま。]
(72) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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本屋 ベネットは、コルクボードへと、こつりと歩み寄る。
2010/02/25(Thu) 19時頃
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───…。
[女の指が、皺になったメモを貼り付ける。>>@30 傍に寄ると、濃く甘ったるい香りが鼻をついた。
──今は、それがありがたい。と思える。 僅かに血の匂いが紛れたような気がする。]
人狼が、…増えている? まさか、そんな…それじゃ!
──…いつ、終わるっていうんだ…?
[感染しきるか、襲われ尽くすまで出られないのではないか。 危うく口にしかけた言葉を飲み込んで、恐ろしい想像の前に立ち尽くした**]
(73) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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本屋 ベネットは、病人 キャサリンへと気遣わしげな視線を一度ちらりと向けた**
2010/02/25(Thu) 19時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 19時頃
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[―――っえ? ベネットの声>>73、焦り、怯えを含んだような声。 震えながら顔を上げる。]
ふえ、て、る…?
[黒檀を深緑と交じ合わせて。 鼓膜に余韻を残すその言葉が、漸く女を現実へと戻した。]
そ、そんな……
[信じられない状況に、黒檀は広間の中を彷徨う。 感じる闇の気配―――黒の魂。 間違いなく、二つ浮かんでいる。 どちらがどちらのものなのか、はっきりと視える。]
(74) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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間違いないよ。 サイラスさんは、サイラスさんは……
[二度名を口にするのは、その続きを拒むように。 けれど、判定が正しいと伝えようと。]
―――サイラスさんは、人狼だよ。 [そして、震えながらも、努めてはっきりと。 今度は音として、彼の真の姿を響かせた。*]
(75) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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─広間、コルクボード前─ >>69 [ピンで止めたメモをみやり、まだ思考が追いつかず 虚を突かれた様子のピッパに空手になった片手を振った。]
あたしが思いつく可能性はぁ、 …さっきの、3つ──かしらねぇ。
[どういうことか。と、たずねる言葉に、 指をひとつ立てた。]
(@32) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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いち。サイモンが間違えた。 に。お嬢ぉさんが、"嘘"をついている。
[指を二本に増やし──]
──さん。人狼の数が、増えた。
[人差し指。中指──薬指。三つ並べた、"可能性"。]
(@33) 2010/02/25(Thu) 19時頃
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[近くにきた本屋の青年の方をふりかえる。 湿った髪が揺れてあまったるい香りが広がる。] >>73
"事実"は、
この集会場の中には、 まだ── 鳥をつれてた子を殺した人狼がいて、
…キャサリンお嬢さんは、 ヤニクとサイラスさんを人狼だった──って、 そぅ言ってる。って、ことだけよぅ。
[外の女の物言いは──慎重で、同時に、霊能者だと名乗った車椅子の娘の真偽についてを、突き放しても響く。]
(@34) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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[ゆっくりと顔を上げるキャサリンに、視線を合わす。 二度繰り返される名前と── 続く言葉での判定に、目を細めた。] >>75
…気の迷いとか。 "ひとごろし"の罪を着せないための──、 気づかいとか。
── そういうことじゃぁ、ない。って、ことねぇ?
[確認するように、キャサリンには問いを投げて、 そのまま、答えを待つ。]
(@35) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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[猟銃を携えた女は、それを床に下ろして、息を吐く。] >>73
人狼の因子もちがぁ、 一人だけだ、ってぇことを──
… 祈ってもらうしか、ないわねぇ。
[本屋の青年にだけ聞こえる声で。 誰でもが──発症するわけではない筈だわ。と、 女は目を眇めたままで、そう言った。**]
(@36) 2010/02/25(Thu) 19時半頃
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……そうです、よ?
メリクリウスさんは、人狼です。間違いなく。
半端者なんかじゃ、ないんですから。
(*12) 2010/02/25(Thu) 20時半頃
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[揺れる黒檀がゆるゆると上がって、視線が交わる。>>74 互いの瞳の中に見つけるのは、怯え、驚愕、焦り──痛み。
震える彼女が、友が──友たちが、ずっと大切に想ってきた 彼女の言葉に、深緑の瞳を細めた。]
──サイラスが、人狼。
[確かめるように、その言葉を口にする。>>75 僅かな時間、瞑目した。]
(76) 2010/02/25(Thu) 20時半頃
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あぁ、なるほど…。 彼らから見れば、人狼が増えてたかどうかなんて、 分りませんものね。
キャサリンさんが、嘘を吐いている、と。 その方向へ持って行くことが出来なければ……。
まずい、ですね。
[郵便屋が本物の占い師だと、ばれてしまう]
………彼は、今日、誰を―――。
[まだその姿は見えない]
(*13) 2010/02/25(Thu) 20時半頃
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──…ローズマリー・ペル。
[可能性をみっつ並べる結社の女に呼びかける。 じっと、静かに視線を向けた。]
ひとつめの、可能性は──あるのか?
…俺たちは、サイモンの話を前提としてここにいるはずだ。 あの男が間違えたなら、すべては…崩れる。 数と、占い師同士の反発の話。
──あんたたち結社の話は、どこまで信用が置ける?
[深緑が、真直ぐに灰味がかった青碧の瞳へと向けられる。 のこり二つの可能性には、黙って短く息をついた。]
(77) 2010/02/25(Thu) 20時半頃
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………。
[事実。
そう告げる女の言葉を、肯定も否定もしない。>>@34 突き放すような物言いにも、反発ではなく沈黙が返った。]
因子もち、か…。
[小さな声に、僅かに驚いたように眉が上がる。>>@36 だが感情を見せたのはそれだけ、真実だろう言葉には小さく頷きを返した。
感謝を告げるでもなく、ちらりと辺りへ視線を向ける。 そうして、手早く女へと小声で告げた。]
(78) 2010/02/25(Thu) 20時半頃
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もし、僕を、調べる心算なら――――……。
…にげきれない。
[あぁ、それならば、何のために。 他の人を殺してまで、生き延びようとしたのか。
返ってくる声は無い。一人。ただ、一人の声が響くだけ]
(*14) 2010/02/25(Thu) 20時半頃
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…午後に、フィリップの遺体を引取りに来てやって欲しい。 村に帰して、弔ってやってくれ。
あと…。 もしも、村にあいつの鳥がいたら、保護するように村の人間に伝えて欲しい。
──頼む。
[簡素で大切な、頼み。 肯定が返ったなら、それには短く礼を述べただろう。
女の返事を目で確認する。 やがて、そのままソファの方へと足を向けた**]
(79) 2010/02/25(Thu) 20時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 20時半頃
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―回想・夜― [浅い眠りの中、部屋の前に誰かの気配を感じる。かすかにカルヴィンの声が聞こえた気がした。しかし、まどろみに沈んだ体は動かず、ただ、明日を迎えれられたら良いなと願い。再び意識は闇の中へ]
(80) 2010/02/25(Thu) 21時頃
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―回想・朝― ――っ!?な、なんだ?
[聞こえて来た悲鳴に飛び起きる。急いで支度を済ませて声を辿れば、そこにあったのはサイモンを思い出させるような。血の海の中で友に抱かれる男の亡骸]
フィ…フィップ…さん…?
[自分の名前を書けと告げた男。名を書き、投票箱に入れた時点で覚悟はしていたが、まさかこのような形になるとは思わず、ただ呆然と立ち尽くす]
占い師を…見極めないと…フィリップさんとの、約束。
[占い師の片割れが既に死んでいるなどとは知らぬまま、皆が広間へ移動するのに合わせて広間へと向かう。]
(81) 2010/02/25(Thu) 21時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 21時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2010/02/25(Thu) 21時頃
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……三つ、ね。人狼増えた、か……
[ローズマリーに示された、3つの可能性。>>@33 近くにあったソファに、座るというよりは落ちるように腰を下ろし。 自分の髪をくしゃりとかきまぜる。]
二つ目は……ないわよね。
[もしそうならば、遠まわしすぎる自殺方法だ。]
私としては、サイモンさんが間違っててくれた方がいいね。 でないと……今まで人だと言われた人も、いつ人狼に変わっているか、わからない。
…私だって、自覚ないままにいつの間にか人狼になってるかもしれない…なんていうのもありうるし。
[頭にやっていた手を顔の前に。手のひらを眺めた。 自分自身すら信じられない状況は辛い。]
(82) 2010/02/25(Thu) 21時半頃
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見極めないと… [広間に着くと、占い師たちの姿を探す。そこにキャサリンの叫び>>62が聞こえてくると驚いて]
キャサリンさん? …どうかしたの?
[困惑した様子で首を傾げる。周りの会話から今日処刑されたのが占い師だったサイラスだと知ると]
サイラスさんが…… [呆然と呟く。フィリップとの約束を果たす前に占い師は死んでしまった。そして、その結果はどうだったのか。気になってキャサリンへと視線を向ける。ローズマリーの声>>@28が聞こえてくると]
じゃあ…… じゃあ、なんでフィリップさんは死んだんだよ!
人狼は2人なんじゃなかったのか! ……まさか…
[思い出すのは人間が人狼になる話。一瞬ドナルドへと視線が向くがすぐに頭を振って視線を逸らす]
(83) 2010/02/25(Thu) 21時半頃
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―回想・夜―
[独り寂しい手酌より、ピッパと二人で軽く飲んだ酒は美味い。 いっそ夕食時から遠慮せずに飲んでしまおうかと思うほど。 ついうっかり、若造だった頃の淡いロマンスまで口にのぼってしまったかも知れない。 死は常に隣にある。 それでも、おやすみと一言交わして床に着いて、久し振りに熟睡できた。
白かった投票用紙には、ベネットが調べて欲しいと言った者の名を。]
(84) 2010/02/25(Thu) 21時半頃
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三つの可能性…
[ローズマリーから語られた三つの可能性。一つ目の可能性について問うベネットへの返答を聞き逃さぬように意識を向けながらも、考えるのは残り二つの可能性。]
キャサリンさんが嘘をついてる可能性と、人狼が…増えた可能性
[ありえるのはどちらか…考えながらローズマリーのベネットへの返答を待つ]
(85) 2010/02/25(Thu) 21時半頃
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―回想・朝―
[目覚めは銃声。 ザッと木々の雪が落ち、群鳥が飛び立つ。]
――!!
[寝惚ける間もあらばこそ、カッと見開いた瞳、全身を確認する。]
ここは……夢ですか、それとも既に天国……?
[周囲を見回す。ベッドと机だけの簡素な部屋。サイドボードに酒瓶。 その下にあった投票用紙は既になく、ベッドの下には配達鞄。 半信半疑のまま藍色の制服に袖を通し、鞄を覗く。 ピッパから受け取った、切手の貼られていない茶封筒があった。]
(86) 2010/02/25(Thu) 21時半頃
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私、は……生きていますか?
[では、あの銃弾が奪ったのは自分の命ではないのだ。 羆の類であればどれほどよかったか。 恐らくは野の獣ではなく――人の姿をしたモノを撃ったのだろう。 じんわり、嫌な汗が前髪から伝った。]
(87) 2010/02/25(Thu) 21時半頃
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[動揺からかかけ間違えていた制服の釦を改め、黒い封筒を二通懐へ。 扉越しの悲鳴、喧騒。 処刑でなければ、サイモンに次ぐ犠牲者。 そしてこの中にまだ人狼が残っているという、証。]
……。
[恐らくは食欲が減退するようなものを見る破目になる。 気の進まない男の準備はぐずぐずと普段の倍以上の時間がかかった。 扉を開けたところで、廊下まで流れてくる血臭と、人だかりのできた部屋で――人狼の牙にかかった者を知ることとなる。]
(88) 2010/02/25(Thu) 21時半頃
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―広間―
サイラス先生が、死んだ……。 サイラス先生が、人、狼…。
[周囲の話を聞き、その内容を小さな声で反芻する。 視線がついと上向いた先は、キャサリンの見つめる中空。 やはり少年の目には、何も映らないけれど]
っ………!人狼が、増え、た……!?
[結社員が提示した可能性は、他にもある。 けれども、それは―――]
サイモンさんが、間違って、いるなら…
[ベネットの言葉>>77に同意するように、瞳が揺らいだ]
(89) 2010/02/25(Thu) 22時頃
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[震える足を励まして、広間まで歩く。 まるで未だ夢と現実の境目を歩んでいるよう。 それとも、これはタチの悪い御伽噺、悪夢の迷宮か。]
サイラス君が……人狼、ですか。 では彼が人間と言った相手も、 仲間を庇ってのことかも知れませんね。
いえ、人狼が既に二匹退治されていて……、 けれど犠牲者が、嗚呼。
[手には猟銃。 声音をそのまま匂いにしたような甘ったるい香水を纏う女。 告げる三つの可能性に、頭を抱える。 フィリップを食い殺したのは、ヤニクでもサイラスでもない。 時系列からしてそれが無理なことくらい、誰にでも分かることだった。]
(90) 2010/02/25(Thu) 22時頃
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[中空を見つめる瞳。 彼らが本当に其処にいるのかさえ、分らない]
いるの………。
いるん、ですか…?
あはは…。何にも、聞こえないや…。
(*15) 2010/02/25(Thu) 22時頃
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[ローズマリーの言葉>>@35に、身体が震えた。 否、震えが強くなったといった方が正しいか。]
どうして、私が…… サイラスさんに罪を着せるような嘘を?
それに私は、
[言葉が続かない。 疑われることは即ち、フィリップを殺した側に居るということ。 幾つかの色が浮かぶ黒檀に、明らかに怒りの色が宿った。]
(91) 2010/02/25(Thu) 22時頃
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―――――――……っ。
[郵便屋の呟く言葉>>90
彼に向けられる少年の視線は、 信じられないほどに鋭く仄暗い]
…………死にたく、ない…。
(*16) 2010/02/25(Thu) 22時頃
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