194 花籠遊里
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[下肢をじっとりと注視されると、顔の温度がぐっと上がり頬から火でも吹いているのかと思うほどだった。 こんなにもまじまじと他人に恥部を見られたことなどない。 それでも覆い隠すことなどせずただ眼光に耐える。]
…っ。
[性器を軽く弾かれれば屈辱に口許が歪む。 常に微笑を浮かべてきた僕の表情が、毒蛾によって乱され、薄い肌を紅に染め上げられていくのであった。
途中、丁助がどこか案じるような視線>>88を向けてくる。もしもこれが無理強いだったとして優しい優しい彼は如何してくれるというのか。 好奇の色が目に浮かびそうになるのを抑える。]
(91) 2014/09/20(Sat) 20時頃
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[あくどい客は更なる奉仕を命じる。 場末で厠代わりとは一体何を意味するのか。 あまりよくないことであろうという想像しか働かぬが、言われるがままに彼の膝に手をつく。
傲岸不遜に言いつけられた命令が彼の逸物への口淫だと理解すると、これが屈従するということかとぞくりと寒気のようなものが身体を走る。
いや、これは寒気ではない。悦だ。 大きな彼のものが映り込む僕の瞳には、恐怖の色などなかったろう。そこにあるのはただ期待。]
んっ…
[後ろに触れる感覚がして、丁助が言われた通り自分の入り口を解そうとしているのだと分かった。
口淫の経験など勿論無いし、どうすればいいかは分からない。けれどもぼさっとしていたらあくどいお客様は機嫌を損ねてしまうだろう。
僕は口を開けて舌を突き出すと、震えながら彼自身を口に含んだ。鈴口の形が舌に触れて確かに自分がそれを口にしているのだという実感が湧いた。]
(92) 2014/09/20(Sat) 20時頃
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――蝶を花にと、そう扱ってくれと当人が頼むのではなく、他の蝶を混ぜるのは、貴方位で御座いましょう。 しかし、いいえ、此の籠の中で咲く花である己を、まともだと言えはしませんよ。
[思い出すのは、此処に舞っては居ない蝶。
交わす言葉は揺れる焔、本心は火傷を恐れて常に奥へと追いやるばかり。>>90 煌く金の上を霞め。 優しく、と告げる蝶こそ倒錯じみて。
花の如き金の蝶に、触れる。>>91>>92 昨晩の行為を記憶から引き出しながら、濡らした右手は狭まりへと。 驚きが少ないよう、もう一匹の蝶へ粗相させぬよう、ぬるりと徐々に指を滑らせ、沈め、解していく。
同時に彼の足の間に揺れる陰茎を、左手で包み。 ゆるい刺激で撫で扱いて。]
(93) 2014/09/20(Sat) 20時頃
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[全裸を衆目に晒され、同性に性交を強いられる。
彼の人生には縁のなかった経験だろう。 色付く肌理は瞳を愉しませ、薄ら滲む熱に飢えを覚えた。>>91
彼は屈する事を知らず、伸びやかに育った籠の鳥。 大事に育てられた彼が、今宵花籠で毒蟲に穢されているとは三者ばかりの秘密。
――――地下牢でまた秘密が生まれた。]
(94) 2014/09/20(Sat) 20時半頃
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[彼の眼差しから淫蕩な期待を見つけ、笑みを噛む。>>92 従属の性を示す彼の本質、花籠へと彼の足を進めさせた本能。
紅い花は金の蝶にも無体は強いまい。 どうせ、どろりと甘く溶かすだけ。 痺れるように甘く、多大な優しさで、片棒を担ぐだけ。
躯を開く準備は贄の心地を彼に与え、陰茎の先で唇を拭い。 薄い唇を詰る亀頭の丸みは薄く開いた口唇を進み、唇の裏側より唾液を攫って舐めていく。
口腔の柔い粘膜を歪め、舌腹の感触に腰を揺らせば、微かに淫液が染み出し彼の舌に染みた。青い香りが鼻の奥に忍び寄る。]
―――…しかし、物慣れちゃねぇな。 この顔は嫌いじゃねぇがよ、刺激が足りねぇ。
[ぬぐ、と数度陰茎の裏筋を舌腹に擦りつけ、煌く金糸を愛でながらつける文句。不満と言うより、更なる悦楽を求める言。 有言実行とばかりに徐に右手を伸ばし、彼の長い前髪を掴んで秀でた額を晒させた。形の良い頭部に金の髪を押し付け、稚戯を詰って漏らすは身勝手。 巧偽拙誠とはよく言ったものだが、熱が腰辺りを周回するだけの感覚は温い。]
(95) 2014/09/20(Sat) 20時半頃
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[彼の二の腕をゆるく引き、細い肢体を膝立ちに変えさせる。 その反動へ、背後を弄る丁助の指が僅かに追従し、優しい愛撫に大きな攪拌を添えた。]
まぁ、花には購う感覚なんぞ分からりゃしねぇだろうな。 ―――…良いもんだぜ、此処は行儀の良い客が多いがよ。 ちと格を下げた廓では相応よ、丁助。
[悪辣なる語は下卑ていた。>>93 今宵は、彼に熱を上げる女衒を見ていないが、こんな悪趣味に茶々を入れてこない辺り、来館していないのだろう。
何処へ行ったかなど、知りもしない。
彼が金華を綻ばせる最中、己は楔を口内より引きずり出した。まるで拙さを叱るようで居て、瞳には新しい悪戯の灯が灯る。 おもむろに腰の位置を変えると、ニコラスの胸を飾る紅い珊瑚玉へと濡れた先端を押し当てた。 ジワ、と鈴口の窪みに生まれる先走りが、左胸を下っていく。 腰を浅く突き出すと、乳嘴と屹立の合間で銀糸が引いて細く繋がった。
ニコラスが身を震わせる程に、熱い剛直は胸を掠めて弄び。胸に雄を擦り付けられ、濡れていく感覚。
蛹を破り、大輪へと変わっていく偽りの蝶を眺めていた。*]
(96) 2014/09/20(Sat) 20時半頃
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[蝶の口吻から紡がれる言の葉>>86 花は微かに花弁を揺らして笑みを深くする。 雨粒がまた花びらに落ちては先へと滑り落ちていく。頬を濡らす水は蜜であらず、ただの生温かい雫。冷える身体を皮肉にも温めた。
唇から漏れるは震えた吐息。 見開かせた双眸は霧雨の中でも鮮やかな紺瑠璃色。夜に映えるその瞳が歪む前。萎れた花に止まった蝶が、一匹が、花弁を揺らした。]
…好き?
[鸚鵡のように問いかける瞳は、頬は強張ったものとなり、表情を強張らせる。]
──…そうやって。 蝶は花に甘い蜜の代わりに夢を見せるんでしょう?宵闇だけに気紛れに現れては、胡蝶の如く。 明けない朝などない。覚めない夢などない。散らぬ花など無い。 私と貴方が会えるのはこの花籠の中だけ。
全ては、夢なんです。 全部、夢物語。…それでも、
[落ちる滴は、頬を濡らして唇は空気を飲んだ>>87]
(97) 2014/09/20(Sat) 21時頃
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……どうして、
そんな酷いことを仰るのですか。
[落ちるのは言葉と、雫。 鉢にて泳がせた瞳が、ゆらりとあやふやに揺らめいていく。
広間にて耳にしたあの花の囁きが何度も脳裏に浮かんでは、楔となり唇を強張らせる。
花に蝶のような口吻などは存在しない。与えるだけのもの。差し出すだけのもの。蝶のように翅を閃かせ空へ舞うことなど出来ない。
そしてそれを望むことすら出来ぬというのに。]
……なら、覚めない夢を与えてくれますか。 好きだと言うのなら、…腕を引いて連れて行ってくれますか。
[唇はつらつらと言葉を綴る。 鼻先に掠める櫻の香りは霧雨と共に霧散していき、酔ったように甘い夢を望んで。]
(98) 2014/09/20(Sat) 21時頃
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……月が綺麗ですね。
[水気を吸いすぎた花弁ははらりと一枚、二枚と散らしてはやがて蝶に寄り添うように傾いた。]
(99) 2014/09/20(Sat) 21時頃
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ふっ、ん……
[あのニコラス坊やが男の陰茎を口に含みながら自身と秘部とを刺激されて悦んでいる。そんなこと家の者の誰が想像できようか。 そう思うと、屈辱でたまらない筈のこの状況が途端に愉しく感じられてくる。
深く、剛直なそれが口の中に収められていく。 顎の小さな僕には苦しみとなったが、青臭い香りが彼のものだかそれとも自分のものも含まれてるのか分からない程度には、僕は背徳的なこの瞬間に逸楽を覚えていた。
舌へそれを擦り付けられれ、口腔を犯すように揺らされれば、空気が口から漏れ苦い味が広がっていく。 荒々しく奉仕させられながら、後ろは優しく解きほぐされれば、違った二つの快楽に息が上がり、無様に空気を求めて呼吸した。]
(100) 2014/09/20(Sat) 21時半頃
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[前髪を掴まれればまさにその様は完全な服従を表しており、ちらりと彼を見上げた瞳にはもはや恥辱よりも悦びの色の方が勝っていたか。]
んっ……!
[ふいに体勢が変えられ、大きく攪拌される内部に驚きの声が上がる。しかしぎゅうと寄せられた眉は苦悶ゆえではなく。
口から逸物が引き抜かれれば口で大きく呼吸をした。 呼吸で上下する胸に今まさに咥内に含んでいたそれを擦り付けられた。 びくんと敏感に身体が反応する。]
あっ…く、
[荒い吐息には艶が乗せられ、口許は微笑ではなく嬌笑のために孤を描き始めていた。
自分が、決して甘くはない、けれどもどうしても甘いと感じてしまう快楽の中へ溺れていこうとしているのが分かった。]
(101) 2014/09/20(Sat) 21時半頃
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[羽化の様を背徳的な心地で見つめていた。>>100
天真爛漫な彼が穢れ、自ら堕ちていく。 堕落の味は喉を滑り落ち、彼の体内から変質を促す。
煩悶の表情を眺め、頭を撫でるように金糸を梳いた。 まるで幼い彼を褒めるよう、深淵へ進む背中を押すように。
前後の孔を刺激され、蕩けだす肢体。 じわりじわりと熱が上がり行くのが知れて、己も熱の孕む呼気を吐き出した。]
―――…悦い顔になってきやがって。 好色は美徳だぜ……、ほら。
これも好きだろうよ、自分で塗りこめてみな。
[己の先端を宛がい、甘い窪みで尖った茱萸を潰す。 その度に彼の胸から卑猥な水音が零れ、胸板のラインを辿り、肌を穢した。 滑る切っ先を数度アクセントをつけて押し潰せば、亀頭の丸みが幾度か尖りを弾いた。徐々に肥えゆく熱源は如実で、彼の目前で雄が育つ。 彼の色が、己の欲に、火を燈してゆく。]
(102) 2014/09/20(Sat) 22時頃
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[とろとろと滴る淫液に塗れた彼の左胸。>>101 熱い体液は左胸ばかりを愛して苛めてみせる。 唆されて彼が自ら胸を慰め始めると、その指の爪先にも先走りを塗りつける算段。]
―――…啼けよ、ニコラス。 堪らねぇだろう、狂おしいだろう。 女のように善がってみせろや、お前さんは買われた花よ。
花に、自由など、何一つねぇ。
[不意に彼の肩を掴むと、そのまま彼の胸を引き寄せ、抉るように尖りを圧しようか。 小孔が開く感触すら、過敏な末端に送り込み、見下ろす男の悦は深い。*]
(103) 2014/09/20(Sat) 22時頃
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ニコラスは、ヘクターに話の続きを促した。
2014/09/20(Sat) 22時頃
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[花は、花。
花を買う気持ちに理解は無い。>>96 真似事をしようとも、結局は真ではなく。 遠い将来に、約束の一度が在れば其れは経験になるだろうが、其れもまた、今ではなく。>>2:204]
(104) 2014/09/20(Sat) 22時半頃
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[優しくしているのは、きっと己の為。 好き好んで花籠に咲く訳ではない己を慰めるための。
せめて、愛無くとも優しさが在って欲しいと望む、傲慢な花。
錆色の蝶の真逆に。]
(*24) 2014/09/20(Sat) 22時半頃
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[白い素肌の蝶を穢していく。 其れを見守りながら、体勢の変わる彼を、指は弄り続ける。
声に、吐息に篭る熱を見詰めながら、己は置物が如く、薄く笑むばかり。
――其の笑みに、歪に軋み音を立てる物が、微かに混じる。
男を抱き、抱かれる事に嫌悪していた頃の自分を思い出すのは、霧雨よりも冷えた花主の指に触れた所為か。]
(105) 2014/09/20(Sat) 22時半頃
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丁助は、ヘクターへと一度視線を向け、逸らした。
2014/09/20(Sat) 22時半頃
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[横暴さに似合わぬ髪を撫ぜる温かみは、 甘露となって己の痴態を肯定する。
ヘクターも欲情しているのだろうか。 その吐息に熱さが含まれているのを感じ取れば、奉仕が報われる悦びを知る。]
う……はい。
[精を塗り込めよとの命令には流石に躊躇するが、細長い指を伸ばして滴る液に穢させる。 そしてぬちゃりと水音を立てながら自らの胸の突起に触れ始めた。 そうすれば熱源は容赦なく清潔だった卵型の爪先すら穢していく。]
(106) 2014/09/20(Sat) 23時頃
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[身体の隅々まで目の前の悪辣な男に犯されつつあった。 声すらも犯さんと彼は啼き声を所望する。]
あっ、ふ……。
[不器用に声を漏らし始めると、彼は肩を掴んでぐりりと突起を嬲った。]
ああっ…!好い……、
[櫻の花のように可憐な声でもないが、それでもいつもより少し高い媚びた声が漏れた。 自分の耳に届く自分自身の声の無様さにまた羞恥の感情が浮かび上がる。溺れて、羞恥してのサイクルは僕をより深淵へと導く。
優しく解され続ける後ろからも微かな水音が響いていた。]
(107) 2014/09/20(Sat) 23時頃
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―――…誰も彼も、遠ざけて。 お前さんは本当に悪質にて寂しい花よな。
[ふと漏らした言葉は、常に偽りを貼り付ける彼に向けて。 誰に買われる姿を見送ろうと、彼の表情はいつも変わりない。 常に淡く笑んだ顔は、己より、花主より、ずっと胡散臭い。
心を明かさぬ、花としての彼。>>104 きっと、散り際さえも、差して変わらぬ。>>105
憐れむのではなく、真実を語るように開いた唇は、一度閉じ。 されど、僅かに揺れた表情筋に、微かに視線を揺らした。]
……本当に、色気の足りないことだ。
(108) 2014/09/20(Sat) 23時頃
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[爪に鑢まで掛けられ生きる貴人の痴態。 自慰を促すのは雄の性器ではなく、本来不要な肉粒へ。 芯を育て、彼の新たな性器と変える。 火照りを集めた肌と、卑猥な光景。 彼の身体を探る水音は反響し、鼓膜に愉悦を拡散。>>106]
分かるかい、お前さん胸を弄られて女子のようよ。 これだけ、はしたない花も中々いねぇなぁ。
[淫乱を言葉で責め、熱源が脈を打って彼の胸に鼓動を伝播。 血液と熱の集まった男根は、血管を棹に浮き立たせ、色立つ彼の香を聞く。花が開くに似た夢幻の香を。]
………っ、
[小さく奥歯を噛み締めれば、熱塊がぶるりと大きく震え、乱れる彼に一等の熱を与えた。ぴしゃりと肌を打ち、弾ける飛沫が迸って彼の掌ごと精子で穢す。白濁の体液が胸を弄る所作に紛れ、淫液よりも重く滴り落ちていく。
男の精を塗りこめ、乱れていく彼は最早蝶ではない。 ―――もっと、別の。
名前に恥じぬ美しい人だった。>>107]
(109) 2014/09/20(Sat) 23時半頃
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そう、だな。こんなにも、大切で大事だったんだな… この失くし物は。そうか…俺は
[辛い、のか。]
[暖かな優しい櫻は月へと身を寄せ、月は櫻の暖かさを分けてもらう。>>61 意地が悪いと笑えばいいのか、そうしてくれと頷けばいいのか。 どう反応を返せば良いのか判らぬまま、朧の手は宙を彷徨う。 どのくらいの時が過ぎたか、僅か数秒にも満たなかったかもしれないし四刻半程流れていたかもしれない。
ほんの少し、何かが満たされた気はした。 けれど月は欠けたまま、厚い雲は弱い光なんて通すはずも無く。]
―――、
[小さく小さく名をなぞり、弱々しく縋りついた。]
(110) 2014/09/20(Sat) 23時半頃
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……叱らないさ。答えは否だから。 何かあったわけじゃない、良くある話だ。 花籠から花が一輪消えるなんて、何度もあったろ?櫻子。
[日が昇ってから嫌な胸騒ぎは収まる気配は無く、むしろ増すばかり。 一目藤の花を見ようと訪れた時には、部屋は『何も無くなって』いたのだ。 『どうして』そうなったかまでは察せない、解らないが。 花がどうなったかなんて、想像するのは簡単だった。]
(*25) 2014/09/20(Sat) 23時半頃
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……丁助、控えな。 頃合だ、良き按配に致したかね?
[金華を開く指先を言葉で払うも、退席は許さず目視の続行を命じる。徒花の手により開いた細い内壁は、奪わせる境界と傷つけぬ最低限に留められているだろう。売花の儀礼めいて。 彼も決して初心な花ではない。媚が足りぬと苦言ばかりを呈しているが、彼の売れ行きを知らぬ訳でもない。―――ただ少し、花として在り過ぎるだけ。
丁助の愛撫が退いた後、己の両手をニコラスの尻に伸ばした。小作りな臀部を左右に開きつつ、膝の上へと召喚。 抱擁する振りで、ニコラスの頬に接吻を一つ与えて飴代わり。
割った尻は慎ましい窄まりを花の視界に晒し、逞しい剛直がネチ、と触れる。熱い猛りは優しさでも、柔らかさでも、甘さでもない。 彼の身に、盛ると言う、それだけの欲望。恣に振舞う男が息を一つ漏らした。]
力を抜いていろよ、丁助に見せてやらねぇとな。 今日も、昨日も、別の男に抱かれていると。
―――所詮、花は枯れて散るまで、蝶の餌。
[垂らしこむ毒と共に、ニコラスの細腰を引き摺り下ろす。 猛々しい熱杭が、狭隘な肉筒を衝撃伴い、貫いた。*]
(111) 2014/09/20(Sat) 23時半頃
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[響く甘い声を遮らぬよう、けれど滑る感触を金色の蝶の内側へと塗り込めるべく、指は水音をかき混ぜることを止めず。>>107
一匹の蝶にのみ向ける貌に、何も言うことなく益々笑みを深くする。
重ねる言葉は、花の根をじくりと抉っても。>>108 欲に綻ぶ美しい金色の花に比べ、唯咲けといわれて咲く花に、色気が無いと感じるのも当然だろうと。
ふるり、唇が震えたのは刹那。]
(112) 2014/09/21(Sun) 00時頃
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[己の粒に液を塗り込め摘んだりなどしてみる。 後ろの孔を弄られ続けている快楽が伝播し、その胸の突起を慰めることにすら感じているように錯覚する。 それとも錯覚ではなく本当に感じてしまっているのか。だとしたらそんなのは……
頭の中を見透かされたかのように毒蛾に詰られ、言葉によって辱められる。 実際には花ですらないのにこんな痴態を晒しているのだ。言葉による陵辱に脳内がじんと痺れる。
きっと、本当に一番淫らなのは胸で感じてしまっていることよりも、詰られて悦びを露わにする自分の顔だったろう。]
んあっ、
[白い飛沫が胸に降り注いだ。 雄の臭いに包まれながら白く汚れた自分の身体を見下ろし、自分の頭の中のどこか冷静な部分が「本当にこれは自分か」と問うた。
これは本当にニコラス・ベルか。 男のものを咥えて、精に塗れて悦ぶこの人間は。]
(113) 2014/09/21(Sun) 00時頃
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畏まりました。 ……ベルサン、失礼致します。
[離れる際に、名を呼んで。 金色の花の、十分に解れた孔から指を抜くと、指示されるまま牢の隅へと控える。>>111
見せる、の意味は、見ていろ。 優しく細めた瞳と緩く弧を描く唇を、面のように貼り付けて。 眉には微かに困惑を混ぜて、蝶である花を見詰めよう。]
(114) 2014/09/21(Sun) 00時頃
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[花から滴る雫>>98を、何と譬喩出来るだろうか。 霧雨に濡れたものでは無く、ただ花の情、芯から湧き出る水を。
夢物語と詠われた籠の中の愛憎は、だった一夜の短篇。 月を手にした其の晩も 月を奪われたあの晩も 櫻の憂いを聴いたかの晩も。 花も蝶も夜を捲る毎にまた頁を綴る。
――そしてその終焉は、いつの日か。]
(115) 2014/09/21(Sun) 00時半頃
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――……
[まるでかぐや姫だと、遠い国の御伽噺を思い浮かべる。 月から逃げた彼は、然し何れは優美な迎えによって月へと戻り。 されとて今、雨に濡れる「花籠物語」は、御伽噺などでは無いのなら、逃げた其の先に視えるものなど、大方察しは付き。 しかし夢に微睡む脳は、其の先を綴る。
――墜ちた月を抱え、星達に後指を指され影を追われながら遠い地へと翅を羽ばたかせるか。 其れとも大切に愛でるが為に籠へと捕まえ、彼方此方の蝶にさえ蜜を分けるか。 真っ当に月を購うことなど――かの宵闇が許すとは思えずに。
切望が一瞥される「逃走劇」を待ち望む言の葉>>98は、静かに芯を染め上げる。 ただひとつ。霧雨の濃い霧の中にて瞬きをひとつ。 薄く開いた瞳は、色の様に深い意思を。 蝶へ傾く濡れ花弁は、胸元を濡らす。 じわり、じわり。染み込む雫は、こころの色さえ染み込ませる。 蝶の胸から咲く色は、鼓動を刻み花の鼓膜を優しく叩いているだろうか]
(116) 2014/09/21(Sun) 00時半頃
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……、嗚呼、
どうしてキミはまだ、そんなに美しいの。
[震える音色はただ、彼を望む。明けぬ夜は在るけれど、醒めない夢物語を綴ることは、「人」ならば――そう、出来ると。]
籠を抜けたら人に成る。 俺もキミも、人に変わる。
…そうして一から、始めよう。
[幸いこの霧雨は、止む気配さえ無く。玄関先に揺蕩う宵闇は、今や花買いの声を待ち奥の部屋にでも居るのだろうか。 まるで降るは恵みの雨、されとて下すは苦渋の決断。
寄り添う花弁を、蝶はそっと翅に包め、ゆうるり、三日月を湛え。 震える翅を、胴体を。其の先を、ただ紡ごうと唇を開き、]
(117) 2014/09/21(Sun) 00時半頃
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――だけど。
今まで俺達を包んでいた夜は、やがては影を追い掛けて来る。
無い翅を捥ぎ、茎を折りに足音を忍ばせ来ることだろう。
……―それでも、良いのかい。
[霧雨は降り続く。 ただ添う花と蝶を隠す様に。 その身を濡らし、景色と同化させ、鼠色の空に馴染むように。 空に輝く月は既に無く、在るは翅に抱かれる一輪の花。 墜ちた月の其の先を、ひとつの花にしか止まれなくなった蝶の行く末を、誰が知るのだろうか。否、きっと誰もが知って居る。]
――其れでも良いなら、俺の手を取って。 握り返して。
キミが花のまま散りたくないと、云うのなら。
[ 知ってて尚、誰も彼もが紡がない。]
(118) 2014/09/21(Sun) 00時半頃
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