204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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……吹雪に閉じ込められた、人の多い山小屋だから、僕との約束を決して忘れないで。
自分の中で、何かおかしいと思ったら、必ず僕に教えること。 気になる人が居たら、教えること。そうして、近寄らないこと。
[荒いだ息が心音が、平静に戻る頃には、柔らかで温かいいつもの笑みに戻っていた。力を緩め、抱き締め直す。]
……ニコラ。折角友達が出来たのに、ね。 大丈夫。2人は僕が守るから。 もし――悲しい結果になったとしても、大丈夫。
ずっと、ずっと……一緒だから。
[離れることなく。僕の腕の中に、居て。 グレーとシノワズリの瞳を覗きこむフロスティブルーは懇願めいて。*]
(46) 2014/11/15(Sat) 22時頃
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それに 犬なら 人間とともにありたいって 集うのもよくわかる
嗚呼 そうか きっと犬だからだ きっと何も起きない ここは 犬の群れと人間 ……ーー狼は静かにしていよう
………………的は作っておく
(*42) 2014/11/15(Sat) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 22時頃
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[立ち上がり、置いたばかりの器を拾い上げて炊事場へ。 途中同じように空いたものがあれば拾い上げたりもして。
片付けはやる、って言ったから。 スープをもらった以上やらなきゃ、と残ったスープの番もしながら食器を洗い始める。 シャツの袖がぬれてしまったけれど、捲り上げる気にはなれなかった]
……馬鹿
[冷たい水で指が痛い。 火のはぜる音と、水音と、外からの音が混じって なんだか、目がまわりそうだった]
(47) 2014/11/15(Sat) 22時頃
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― 居間から一階へ ―
[居間に下りたときにどれだけの人がいたか。 その場にいる人に軽く会釈をしてから、炊事場のほうへと向かい。
保温されていたスープは、まだそこそこ残っているようだ。
それをくるりとかき混ぜて、コップと、木の器にそれぞれスープを注いだ]
ん。
[味は変わっていないのを確認して、コップのスープを飲み干し。 器だけを手にして居間を出て行く]
(48) 2014/11/15(Sat) 22時頃
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ああ、犬なら、そうだね。 人と一緒にいられる、からこそ、かな……
静かにしていれば、犬は犬のままでいられるよね。
きっと、だいじょうぶ。
わかった。 俺も、いまから降りていく。
(*43) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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― 2階・居間 ―
[>>0:715触れたら、最後だ。 誰かの体温と自分の体温が混ざり合って境界線を失う。それは忌避すべきことであり――求めてやまないことでもある。 その一線を越えれば、望みが叶うのだろうか。提示された可能性に、ディーンの汚れた指先がひくりと震えた。
>>0:722重荷でもなければ迷惑でもない。返すべき言葉を吐き出せないまま、ディーンは去り際、一度だけノックスを見た。 問い掛けへの返事はしない。弱っているなどと、シメオンの居る場所で認めたくはない。 ――例え彼の指摘が事実であろうと。]
(49) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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[そうしてペチカに文章を書き記した紙をくべて、振り返った時。 >>0:712シノワズリの双眸が、こちらを見ていた。 ディーンは僅かに眉間の皺を深くする。 不快というより、困惑。 無言のままこちらを見る瞳に、腹の底までを見通されそうな。]
――……見ないでくれ。
[普段よりも低く淀んだ声を苦しげに吐き、ディーンは彼からも視線を逸らす。 逃げてしまいたい。しかし、>>0:722そう、シメオンのよそったスープがある。 >>40テーブルの上に置かれた、一番具の少ないものを選んで、ディーンはスープに口をつける。>>47小さな呟きは、耳には届かなかった。]
(50) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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―― 三階 ――
[ラルフが別の扉を叩く間>>2に ドナルドも別の扉を叩きフランシスを探す。 呼ぶ名を持つその人が扉の向こうから姿現せば>>0:721 ほっと安堵したような表情でもう一度彼の名を呼んだ。 彼の言葉の後、ラルフが言葉返す>>3を聞き]
俺は味見しかしてないけど ラルフは鍋の番頑張ってたよな。
[にっと笑いながら軽い調子で返し 詫びるフランシスに気にするなという風にゆると首を振るう。]
アミュレット、選んでくれたんだ。 ……楽しみ。
[耳元を掠める指の甲にくすぐったそうな吐息が微か甘く落ちる。]
(51) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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[フランシスから同族が居るらしきを聞いた時から 彼の中にそれが懸念としてあるのだと理解していた。 けれどこの保護者ほど深刻に考えていないのは 未だ同性にそのような感情を懐いた事がないから。 経験の差が顕著に出た結果ではある。 下に、とフランシスが促す>>0:734にこくと頷く。]
――…だな。 せっかくのスープが冷めちまう。
[細工師の名が紡がれるを聞き ちら、と一度バーナバスの方に視線を向ける。 目があえば軽く会釈だけを向けて やはり自分から積極的に人に近づこうとする傾向はないまま。]
(52) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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[部屋についてラルフ>>3が言う事に異論はないよう。 あいていると示された部屋に視線向けて頷いた。]
あー、荷物もってくれば良かった。
[外套を置きにゆくをみてぽつと零す。 心配そうなフランシスの貌>>0:745に ドナルドは小さく肩を震わせる。]
――…別に
[楽しくない、と言えば嘘になるから短い音のみ零して]
雪が止めばすぐ離れる。 きっともう会う機会もなくなる。 旅で会ったひとたちと同じだよ。
[違うのは同じ血の性を持つことくらい。 心配するなという風にフランシスに言葉を向けた。*]
(53) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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[弓を引き絞る 兎を仕留めた時同様 ルーツは防寒着の前を寛げ そこへ押し込む……防寒のためではなく そうでないと 動き回り 最悪 矢を当ててしまいそうで
…………一本 二本 的に正確に刺さる 人の気配 感じれば手を止めた]
(54) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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― 一階 ―
[階段を折りきったところで、弓の音が聞こえた。 ゆるりと瞬きをひとつ、音がしたほうへと向かえばフィリップがいるのが見えて]
弓、すごいね。
[声をかけながら傍らへと近づく。
二階より寒い一階では、スープの湯気がほわりとゆれ]
あ、スープ持って来たよ。
[はい、と差し出した。 断られることは考えていない]
(55) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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間違っても 犬や犬の飼い主を噛んだりしないよう なに 雪がやむまで…………
[集中し研ぎ澄まされるのと 普段に戻るのを 二度ほど 繰り返す]
…………俺たちのこれって しられない方が 良いのかな
俺は 狼だって何回か言ってるけど…… ラルフ 君は違うのだろう?
(*44) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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うん。 うっかりかんじゃったら、きっとたべたくなる。
……雪がやめば、いいのに。
どう、なのかな…… ああ、でも、――俺、フランシスにも、先祖がえりって、伝えてないから。
知られないほうがいいかも……
[心配性な保護者に、心配をかけたくないと、ぽつり]
(*45) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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[的に刺さる瞬間 兎の時のような 高揚感はーーーない]
(*46) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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[皿の中身をどうにか空けながら、ディーンは夢想する。
例えばそれが、誰かの血肉であったなら。 肉と骨を血液で煮込んでスープを作る。具は内臓だ。赤いスープに浮かんだ眼球は、黒とも濃紺ともつかない色をしている。 既に機能を果たしていないはずの眼球は、匙に掬われたものが口に運ばれるまでの一連の動作をじっと見つめている。 匙の先が口内に消え、喉が上下に動いて、血肉で出来たスープは食道を伝い落ちていく。 そこまでを見届けてようやく、安堵と共に視界は失われる。
妄想が途切れたのは、>>15ベネットの声が聞こえたからだ。 ディーンはテーブルの椅子に座ったままベネットを見上げて、そのシャツの裾を掴み、軽く引いた。]
(56) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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[小さく笑う彼からの問い>>45に頷く。]
賑やかなの、久し振りだし。 楽しい。
[そう本心を言う。 人見知りはあっても、慣れれば賑やかな空気は楽しいと思うのだ。 しかし、呟くような問いに眉を下げる。]
……別に。 だって、いつもアンタがいるし。
[二人での旅に慣れ、それが当たり前の生活。 他人と関わることは想像できない。]
(57) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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ー 一階 中央奥 ー [聞こえた声 弓を構えていた手腕おろして]
…………これで 食べてるから
[一発屋な保護者の下 普段の糧の一つ 毛皮もそれなりに売れる
淡々と答える けれど視線はラルフに向く 正確には差し出されたスープに
しばし無言 胸元のルーツが ぎゃあぎゃあ騒ぎ始める中 その合間に ぐぅ と確かに腹がなった]
(58) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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ーーーーーーーーー…………
…………飢えたら 互いに何か考えよう 何か 衝動を散らすのを
そう わかった 俺も表向き変えると……人間や犬の中に 混ざるのを拒むのが難しくなる
利害一致 だね
(*47) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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―眠る前、>>56居間でのこと―
[>>56フランシスは ふと、ディーン裾を引かれた。]
……ディーン?どうしたの―――
[ディーンの声は、フランシスにしか届かないくらいの小さなものであった。瞬き、その、ともすれば黒く見える深い濃紺の眸を、見つめた]
(59) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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― 一階/中央奥 ―
そっか……ちゃんと稼げる手段持っててすごいなあ。
[いまだ、教えてもらっている立場で。 自分ひとりで調律したこともないから、自らの手で稼げるというのはうらやましい。
スープへ向かう視線と、騒ぐルーツの声と。 それにまぎれて聞こえた音に小さく笑う]
持ってきちゃったし、いやじゃないなら、食べてくれると嬉しい。
[一度断られたのは覚えている。 それでも、時間がたっているから気持ちもかわっただろうと、木の匙を添えて手渡した]
(60) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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…そうか。
[聞こえた答えに口元を緩ませた。>>57 空になった食器を手にする。]
準備は任せちまったし、片付けくらいは手伝っておくとするか。
[準備をしたのがプリシラなら、片付けは自分、と引き受けて。 僅かな片付けの合間でも他人と関わる術を覚えられたならいい、と思った。 そのコントロールは教えなければいけないだろうけれども。]
(61) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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[炊事場へと迎えば、冷たい水に手はおろか袖まで濡らすシメオンの姿を見つける。>>47]
おい、袖濡れてんぞ。
[いくらペチカで暖められた部屋であっても、水の冷たさは誤魔化しようもない。
大丈夫か、と声を重ねてみる。]
(62) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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――――うん。 なにか、ないと、ね。
一人だったら耐えられないかもしれないけど…… ふたりなら、たぶん、大丈夫。
混ざると危険なら、現状維持、が一番かな。
(*48) 2014/11/15(Sat) 22時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 22時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/15(Sat) 22時半頃
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―1F―
おう、こんなとこにいやがった。
[他の宿泊者から離れて下の階で一人、連れの鳥と過ごしているフィリップを探し出し、かがみこむ。食料の事を聞かれて、居間に置いてきたことに気が付いた。]
おっと……そう言や、ちと食いっぱぐれちまったかな。今頃他の連中の腹の中かもわからんね。まあ……うっかりしてたさ。 いや、肉はいい。お前の取り分だろ。あとトリ…いやルッツだっけ?
[連れの鳥の名前は時折あやふやになる。わざとではなく、何故か何度突かれても覚えられなかった。少しして、食糧庫から保管してあった芋を数個持ち出してくる。]
(63) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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まあ、今日のとこはこれでも蒸かして我慢するか。 フィリップ、お前どうする?ここの床は冷えるぞ?
[ふと思いついたようにそう声をかけるけれど、どうやら上の階の宿泊者達と共に過ごす様子がないのを見て取り、その提案も早々にやめにした。]
まあ、確かにあまり関わらねぇ方が無難ではあるわな。どのみち天候が安定すりゃぁ、すぐにでも発つんだ。 ……まあ似たような連中と話するのはお前にとっても悪かねぇんだろうが……いや。 ま、いいわ。風呂があるんだったな?俺もちと入ってくるわ。しばらくしてから上に上がる。風邪ひくなよ。
[いつも通り、そう心配している様子も見せずに普段通りの様子でかなり一方的に話したまま、しばし姿を消した]
(64) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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えっ ……あ
[声をかけられて慌てて腕をひいた。 水が跳ねて顔にかかる。 バーナバスにもかかったかもしれない]
大丈夫、うん ちょっと ……あつかったから
[そういいながらも指先は冷え切って赤くなっている。 気がつけば食器は全部洗い終えていたから、 乾いた布を見つけて、手をふいた]
あ、 スープ、食べた?
[配ったっけ、どうだったっけ。 少し、頭がぼうっとしている。 もう一度休んだほうがいいかもしれない]
(65) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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ー 一階 中央奥 ー
…………
[笑われたのに気がつく 一度 視線を落として]
………………かわりに 何か 施される だけは 気がすすまない
[もう一度 視線をスープに戻し ルーツは胸元で首を懸命に伸ばし 暖かな湯気に目を細め
けれど 彼は 代わりの何か が 出るまでは 受け取らぬのか 弓と矢から手を離さない]
(66) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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雪でーーー頭を冷やす とか 厚い雲で月は隠れてる ーーーーきっと なにもないさ
演技はあまり得意じゃないから あれだけど……面倒かける ……生業はまだみについてないのか?
(*49) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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そうそう、そう言えば二コラとトレイルだったか? その二人とノックスって男が3人で旅してるのか。 …人と関わらねえ割に、いつの間に誰から聞いたんだかな。
[首をすくめて、フィリップからの話を聞いた。先ほど、自分に連れであるフィリップの話をしていた男の顔を思い出す。]
……そいつら、多分…というか間違いなく同類だろうな。他にもお前ぐらいの年構え連れの奴らいたみてぇだし、ノックス達だけでもねぇか…… まあ、無理に一緒に過ごせとは言わねぇけど、何かあったらすぐに呼んでくれよ。一応こっちも保護者だからな。
[軽くそう言って、今度こそその場から芋を手の中で転がしたまま、遠ざかっていった]
(67) 2014/11/15(Sat) 23時頃
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