3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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探しますよ。 それが、戻る道なら。
貴女を見つけたら、もうこのような騒ぎは起きませんか。
声だけなら、昔からしていた。 全て貴女の声かどうかはわかりませんが。 でもそうだというのなら、貴女を見つけたらこんなことはもう。
[一段下がる。声は耳許でやはり響く。セシルを見た。何か言っているけれど、聞こえない。 聞こえるのは、ノイズと、ケイトの声。そして、自分の声]
(775) 2010/02/28(Sun) 14時頃
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……! なっ――!!
[一瞬視界に映ったのは]
貴女は、……。
サイモン…。なんてことを。 彼は、まだ生きているのですか? それとももう。
(776) 2010/02/28(Sun) 14時頃
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―プール―
キャロ、しっかり。 もう、大丈夫だから。
[安心させようと微笑んで鳶と蒼の二つを見た]
喋らないで……まだ、休んでよ。 無理したって、早く戻れるかは分からないんだから。
[嘔吐を繰り返すなら落ち着くまではじっと待って。]
落ち着くまで…・…そんなスペースには見えないけど。 ちょっとここで一息ついて、それから戻ろう。
[あの水で服も髪もぐっしょりと濡れたままで。 染み込んだ黒を追い出そうと力を込めて絞る。]
(777) 2010/02/28(Sun) 14時頃
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―南棟2F階段(東)付近―
……声だけなら? …先生?どういうこ、
[笑い声。笑い声だけが響く。 ――闇が煽るのは、自分の中の憑き者。 嘲笑ううような笑い声と 地を這うような笑い声と、
(咽喉が渇く)
一歩、スティーブンから離れた。]
……サイモン……? サイモンが、どうしたっていうんだ。
(778) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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[メアリーも共にと言うなら、ラルフも一緒か連なって歩き出そうとした。]
ん?ありゃぁ……―――
[購買へ向かう人影が見える。 少し考える間があり]
わりぃ。先、行っていてくれねぇか? ちと、購買の方行ってくる。
[2人か、3人か、グランドに向かうだろう人に告げる。 ディーンに、服の代え持ってきてやらぁと、ついでに。 セシルの時を思い出し、いるというなら、サイズはきちんと尋ねるつもりだ。]
(779) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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…急ごう。 何かあってからでは遅い。
[廊下へ出、玄関へと歩を早める。 無理するなとのメアリーの声に、首を振って外へと。]
こんな状況で、寝てばかりも居られないだろう。 だいぶ休んだから、大丈夫だ。
(780) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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美術部 ミッシェルは、奏者 セシルたちは今頃どうしているだろうかとぼんやり思う。
2010/02/28(Sun) 14時半頃
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[落ち着くともう血が固まってしまった切り傷の痛みが襲う]
傷が広がると厄介だな。
[立ち上がると適当に引き出しを開け、ガムテープを見つけると切り傷の部分に張り付ける]
よし手当て完了。 剥がす時痛ぇけどな。
(それは俺のヘマの小さい代償)
(781) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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[ くすくす ] [ クスクス ]
遊びおわれば わかること だよ
[ 闇は 影は もとどおり ]
ぜんぶ、 ね。
(@104) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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――ケイト。
……ケイト。
――鬼も
…ケイトを探す?
――何処に居る?
(*194) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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風紀委員 ディーンは、いきもの係 キャロライナとミッシェルを呼びながら、グラウンドへ。33
2010/02/28(Sun) 14時半頃
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……ありがとう。
[掠れる声でミッシェルに応え、息を整える。
今まで、この事態を――咲き誇る黒い花さえ、どこか幻でも見るように感じていた。 だが、命を落としかねない事態に陥り、ようやく事態の本当の深刻さに気がつく]
もぉ、やだ。家に帰りたい……。
[泣きそうな声で呟いた]
(782) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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風紀委員 ディーンは、足元が闇に飲み込まれるのに、両眼を見開いた。{2}
2010/02/28(Sun) 14時半頃
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ん、わかった。
[購買に向かうのであろうドナルドに軽く手を挙げ 再びグラウンドへ向かう。]
お願いだから無事でいて……!
[祈りながら、キャロライナの名前を呼んだ。]
(783) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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―― 回想 体育館 ――
…………サイモン。
[ケイトが消えれば、サイモンを飲み込んだ闇の穴も消えた。 何の変哲もなくなった体育館の床を、そっと撫でる]
死んだのか。ごめんな。
[互いに学校へはあまり来なかったため、 同級生と言ってもあまり話をしなかった相手]
……ん? ああ、そうか、気をつけて。
[購買に行くといったヘクターの背中を見送る。 どこか彼の足元が安定していなかったのは、この出来事のせいかと勝手に思う]
―― 回想 終了 ――
(784) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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―― 体育館 ――
[力なく、落としたスケッチブックを拾い上げる。 体育館に転がる、制服を着た少女の死体]
……探す。ね。
どうせ物理的な話じゃないんだろ?
[がらんとした体育館を見回し、立ち尽くしては思考を回す]
(785) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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華道部 メアリーは、再びあたりは闇に包まれる 32
2010/02/28(Sun) 14時半頃
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[セシルが何かを言っている。けれども、聞こえない。 一歩離れ、サイモンのことを聞かれたことは、わかった]
サイモンが、囚われているようです。どこにかはわからない。生きているのかさえも。
[影は元に戻る]
遊び終われば? ……それを貴女は楽しいと、思っているのですか。
[離れた分を一歩進む。やがて、外界の音が戻ってくる。ゆっくりと]
(786) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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…なっ!?
[踏みしめた足元が、闇の中に溶ける。 その身を絡めとるように無数の蔦が手を伸ばす。
為す術も無く、その中へと引きずり込まれた。]
(787) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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― 購買部 ―
[舞い戻る形になるか、購買部へとグラウンドに向かう組と別れて足を踏み入れる。]
なにやってんだ。 応急手当もすぎんだろうが。
[ガムテープで傷を覆っているヘクターを見つけ、呆れ顔で話しかけた。]
(788) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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華道部 メアリーは、足元の感覚が消えるのを感じた {6}
2010/02/28(Sun) 14時半頃
華道部 メアリーは、恐怖に目を瞑る {4}
2010/02/28(Sun) 14時半頃
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[ 文化棟の小ホールにも闇が満ちて ][ 溢れて ]
[ 血を流して倒れる死体が ] [ 眼を見開いて ] [ 首を搔き毟って ] [ あらぬ方向に骨が折れて ]
[いくつもいくつもいくつもいくつも 闇から浮かびあがる]
(@105) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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文芸部 ケイトは、化学教師 スティーブンの最後の言葉には くすくすと 哂い声だけ残して 気配を消した
2010/02/28(Sun) 14時半頃
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―プール―
お礼は、こっから戻ってからね。
[プールから、そして学校から]
……帰るさ、絶対。
[服の中にも水は容赦なく入り込んで居て。 友人の前に危ない物は出さないがそれ以外にも]
……ね、キャロが私に打ち明けてくれた事があるみたいに。 私からも一つ話したいことがあるんだ。
[薄く色づいたガラス球を握る。]
聞いてくれる、かな?
(789) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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―グラウンド→???―
わ、あぁっ……!
[近くに居たディーンが闇色に塗りつぶされる。 手を伸ばしかけ、自身もその闇に飲み込まれた。
果てしない浮遊感。 恐怖に目を瞑れば、その刹那――]
あうっ!
[床に叩きつけられる。 盛大についた尻餅で、しばしそこから動けない**]
(790) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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[ 南棟家庭科室準備室は 薄暗く ][ 闇の霧が立ち込める ]
( クスクス )
[キィキィと金属が擦れる音] [ カタカタと食器が揺れる音 ]
[ 突然何かが割れる音 ]
あーそーぼ。
[少女の哂い声も 聞こえて ]
[ 霧の中から 蠢いて迫ってくるのは ] [ 皮膚のただれた 死体が42体… ]
(@106) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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[どさりと、投げ出されたのは冷たい木の床。 痛みに呻きながらもなんとか身を起こす。]
…くっそ、…ここは……? [電気の消えた、真っ暗な室内。 多少広い空間なのか、呟いた声はいやに響いた。]
(791) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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>>788 下手に包帯巻かれるよりマシだぜ。 血ももう止まってるからこれで十分。 文句あるか。
[声の方向に辺りをつけ、そちらを睨む]
それに動き阻害されるようなもんは最低限。 動きが鈍いせいでヘマするのは懲りんざいだ。
(792) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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文芸部 ケイトは、メモを貼った。
2010/02/28(Sun) 14時半頃
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―南棟2F階段(東)付近―
…、――な ん、…
[眼を見開く。 此処に来る前、ぶつかった親しくも無い同学年の男。 近づかれる分、一歩離れた。]
…生きて、いるのかも分からない、って
[階下へと顔を向け 自分の二の腕を、逆の手で掴む。]
――…、ふざけてる
[もう一歩、前へ進んで、先へ]
(793) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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格闘技同好会 へクターは、問題児 ドナルドに話の続きを促した。(普通の促し)
2010/02/28(Sun) 14時半頃
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[目が慣れるに従って、次第に見えてくる無残な無数の屍体。 闇は黒ではなく、限りなく深い赤なのだと気づく。]
…ひっ!! [悲鳴は無様に引き攣った音。 立ち上がれぬまま床を後ずさり…
手へと触れる、ぬるりと生暖かい感触。]
…ぁ………あぁ………。 [情けないほどに身体は震えている。 じわじわと迫り来る亡者の群れに、怯えきった足はもがいても立ち上がれぬ。
血塗られた手が、足首を掴んだ。]
(794) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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ふざけてる
―――ふざけてる
鬼は、 鬼を、
――鬼。
(*195) 2010/02/28(Sun) 14時半頃
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そうだよね……弱気になっちゃってごめんね。
[いつも自分を励まし、助けてくれる友人の足を引いてばかりいるのは嫌だ。だから、笑顔を作りミッシェルに答える]
話したいこと……? 何かな。
[自分に向けられる友人の瞳は静かな決意に満ちて。 だから少女も異相の瞳で真摯な眼差しを向けた]
……うん。話して。
(795) 2010/02/28(Sun) 15時頃
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[哂い声が、遠ざかる。気配もなくなった]
行ってしまった。
[先ほど見たものを思い出すと寒気が奔った。 セシルの方を見るとそちらへと向かって降りる]
ええ、ふざけています。 どんな事情であれ、いまここにいる人の命を弄ぶのは、許されない。
[戻ってきた音。今度はセシルの声もちゃんと届いた。 離れようとする様子に目を細める。けれど言及はせず、後を追う様についていく]
(796) 2010/02/28(Sun) 15時頃
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― 購買部 ―
やけに気がたってんなぁ……――― 何かあったんかい?
[いつも陽気なイメージがあるカポエイリスタの、どこかささくれ立ったような言動に片方の眉を上げながら問う。]
俺が、包帯巻いてやってもいいが。 そりゃ、剥がすほうが大惨事になりそうだ。
[ガムテープ巻きの切り傷部位を隻眼で見ながら、ヘクターの近くに腰を落とした。]
(797) 2010/02/28(Sun) 15時頃
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…や、……やめ…ろっ……ッ!!! [生ぬるい手、冷たい手、無数の腕が指が絡みつく。 あるものは握りつぶすよう、あるものは擽るように。 髪を掴んで引くもの、服をはぎ取ろうとするもの。
藻掻くも逃れられず、嬲られるまま為す術もない。]
(798) 2010/02/28(Sun) 15時頃
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―― 体育館 ⇒ 小ホール ――
かくれんぼ。見つけて欲しい、ね。 でも、そんなの暗い場所で引きこもって、巻き込むなよ。
俺は馬鹿だから、きっとあんたがどこにいるかなんてわからない。だから、出てこいよ。
あんたが出てきたくなるような絵を描いてやる。 その位の心も動かせないものしか作れないなら、きっと俺に価値はないのさ。
[呟く。多分、ケイトに通じなかったゲームの誘い。 おいでよ、そこではなく、こっちへ。 ここに来られないなら、ここではないどこか。 美しい、光の場所へ]
[だから、スケッチブックを取り上げる。 そのままコンテを走らせようとして………]
[近く。小ホールの方が爆発的に煩くなった]
(799) 2010/02/28(Sun) 15時頃
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