254 東京村U
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[だが、全てが夢などはありえない、昨日の記憶は幻ではない、その事実をメールが証明する。木露とのやり取りに、加えて、秋葉からいつだか送られていた返信。 『先輩、なんか憑かれました?w』そんなほぼ想像通りの軽口から始まって、電話の怪談、なら似たような話は幾つもある、ただジャストはない、少しあたってみる、そのような内容だった。 結局は木露と同じ真摯な反応に、有難さと、心強さを覚える。ありがとう、と、感謝の意を返しておいた。
それからようやく起き支度へ入る。 尾鰭が出来たリンフォンを一瞥し、洗面所へと向かい、]
……、……
[一瞬、何か違和感を覚えた。 けれどもそのまま、歩き進み]
(26) 2016/10/01(Sat) 01時半頃
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[話を途切れさせないように、静かになってしまわないように、一二三はキルロイ先生と会った時の話をしてくれている。 入間は暫く「うん」と頷くだけだったが、歩きスマホをしていて倒れた話はさすがに、疲れた笑いではあったものの、笑ってしまった。 電話の話し口を聞く限り、それほどまでの奇跡的なおもしろドジッ子だとは思わなかった。いったいどんな人なのだろう。]
ほんと……めちゃくちゃ疲れた。
[入間自身のお小遣いはちょっとしたものなのだが、さすがに何日もホテル暮らしというわけにはいかないし、あっという間に手持ちのお金は尽きるだろう。]
(27) 2016/10/01(Sat) 01時半頃
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[話題が途切れてしまいそうだ。何かないかとラインの内容を振り返る。「そうだ」と声にだした。]
バイト受かったって、どんな系? 場所は?
(28) 2016/10/01(Sat) 01時半頃
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[なんとか足が動く。 伸ばされた手を取り、少し……いや、かなり体重を預けてなんとか立ち上がる。 早歩きほどの速度で、何度も後ろを見ながら。
やがて、駅が近づいてくると、人の群れが見えてくる。 今日ほど都会の往来に感謝した日は、もう二度と来ないだろう。
色々な考えが頭を巡るが、すべて投げ捨てた。 ただ、隣にいる男が、とても頼もしくて、とてもかっこよくて。 片手で取ったはずの手を、いつのまにか両手で包み込んでいる自分がいた。]
(29) 2016/10/01(Sat) 01時半頃
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─ 東京、四ツ谷マンション『友硯社』支部 ─
[爪を短く切った指がラインの表示画面を撫でる。 「先生にお疲れさまって言っておいてね」と返信を送って、鈴里は頬を手の甲で押さえた。
『同志』から話を聞くかぎり、 進みは順調と言える。]
っ、ふふ
[どうにも口元から、笑みが零れてしまった。]
(*0) 2016/10/01(Sat) 01時半頃
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― 深夜・代々木駅 ―
あ、居た居た。 お待たせ。
[何度か周囲を見渡し一二三を見つけ、二人の方へと近づいてきた。 照子とは手を繋いだままだ]
(30) 2016/10/01(Sat) 01時半頃
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[膝をついて立ち上がり、 本棚から一冊の本を引き抜く。
──東京村。
匿名の人間が書いた、東京のホラー小説。 その拍子を撫でて女は笑った。]
(*1) 2016/10/01(Sat) 01時半頃
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[想像してみる。
「もしも」
ある日帰ったら両親が 見知らぬ他人にすり替わっていたら?
あの彼女はどんな反応をするだろう。]
(*2) 2016/10/01(Sat) 01時半頃
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[希望通りだと喜んでくれるなら、 それでもいいけれど。]
やっぱり、怖い話が一番ステキよねぇ
[そう「例えば」この本に実体験として書き連ねられているような お話のひとつになるなら]
(*3) 2016/10/01(Sat) 01時半頃
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[ それはなんてステキなことだろう ]
(*4) 2016/10/01(Sat) 01時半頃
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PPP イルマは、メモを貼った。
2016/10/01(Sat) 01時半頃
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え、あ。
[慌てて手を離す。 二人組の男女だ。どちらも見知らぬ顔。 片方は入間祥子の娘だと思うが、もう一人の少年は誰だろうか?]
(31) 2016/10/01(Sat) 01時半頃
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[想像すると背筋をぞくぞくとしたものが這い登っていく。思わずといった風に、彼女はぎゅっと腕にその本を抱いた。]
どんなお話ができるのかしら。
とっても楽しみねえ**
(*5) 2016/10/01(Sat) 01時半頃
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あ、バイト? 清掃のバイト。場所は、こっからちょっといったところ
[バイト先について明かしても差し障りのない事を話す。守秘義務について強く念を押されているため、これ以上話すと解雇という話にも繋がりかねない。 面接官が面白いくらいの銀縁眼鏡であったという話で切り抜けることにした。
何分、今日の出来事をそっくりそのまま女子に話すのは、憚られる内容であったから。]
(32) 2016/10/01(Sat) 02時頃
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や、あれ木露先生だ。木露先生ー。こっちですー。
[誤魔化すかのように木露に向かって手を振る。(>>30) 一緒に女性(>>31)もいるけど、彼女なのだろうか。ああ見えて、案外やるんだな、と少しニヤけてしまったのには気づかれたかもしれない。]
(33) 2016/10/01(Sat) 02時頃
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清掃か〜〜。この辺が近いの? 遊んでいけそうじゃん。よかったね。
[内容を誤魔化されたことにも、その理由にも気づかず、ただ話が途切れてしまわないよう一二三と話していると、なにやら目つきの悪い大学生(?)らしき人と近づいてきている。 一二三へ、「え?あれ?あのひと?」と訊く。]
えっ、彼女連れじゃん……
(34) 2016/10/01(Sat) 02時頃
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/*
霊界お二人お疲れさまよう。
東蓮寺くん襲撃は丸投げられた場合、そのまま迷っててねえ。 よかったわねえ帰らなくてすむわねえ(にこにこ ということになるかしら。特にものすごく希望がなければ みょんこ的には別に殺さないつもりでいる感じよ。
それと天声もちが私なので、ふたりとも何か表に伝えたい情報があれば メモとかで教えてもらえれば霊界通信させてもらうわね。
(*6) 2016/10/01(Sat) 02時頃
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リーは、イルマに、そうそうあの人が木露先生と頷いた。
2016/10/01(Sat) 02時頃
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あー、彼女じゃなくて、こちら編集者の出目照子さん。 祥子さんとは何回かあったことがあるそうだよ。 はじめまして、入間澪音さん。 木露流衣です。 や、少年。何時間ぶりだろ。
[空いた手で髪を掻きながら、そんな挨拶をする。 一二三には、軽く手を上げた]
(35) 2016/10/01(Sat) 02時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/01(Sat) 02時頃
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先生、彼女だなんてまだ聞いてないです。期待はしましたけど。
[一通りツッコミをいれつつ、隣の女性に自己紹介をする。]
あ、入間さんのクラスメート李沢一二三です。残念ながら彼氏では無いです!
[しっかりとお調子者アピールすることも忘れなかった。]
(36) 2016/10/01(Sat) 02時頃
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[彼女らしきひとはゴス系の服の背が低めの金髪の女の子。 慌ててつないだ手を離している。別にいいのに。 彼女と居るところ押しかけてしまったのなら、かなり迷惑だったのではないだろうかと思う。 などと考えていたら、彼女説を否定される。 否定されたが、作家と編集が付き合っている、人には言わないことにしている、というオチを入間はまだ想像している。]
えと、夕方から、お世話になりました。 あ、母も、お世話になってます。
[と、キルロイ先生と出目照子という編集者の人に頭を下げた。 母と面識があると聞いてすぐ行方を知っているか期待を僅かに持ったが、キルロイと一緒にいたのだから、何か知っているならさっきの電話で聞かされていたはずだ。]
入間澪音です。
(37) 2016/10/01(Sat) 02時頃
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[キルロイ先生は、想像していたより、若い。 というか、思ったより大人っぽくない、というか。 今日は従兄と一緒にいたせいもあって、余計にそう思う。]
キルロ……じゃないや、きつゆ先生。 すいません、宛てとか全然なくて、結局きちゃって。 ていうか……その、怒ってます?
[目元を見てそう思った。]
やっぱホテル探せばよかったです、よね。
(38) 2016/10/01(Sat) 02時頃
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[初対面から、とんだ場面をみられたものだ。 頼るべき大人がこれでは、子供達も安心できまい。 何より木露を誤解をさせてしまったのが申し訳なかった。]
えっと、初めまして、李沢くんと入間さん。出目です。 さっきのはちょっと不測のトラブルというか、こっちから勝手に掴んだというか……とにかく不純なあれではないから、みなかった事にしてくれると嬉しいかな……はは……。
入間さんのお母さんとは……あ、いや。
[木露の方を見て。]
とりあえず、すぐ移動しよう。 ここは危ない。
(39) 2016/10/01(Sat) 02時頃
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俺からしてみれば君らの方が青春してるんじゃないかと妄想してしまうけどね、作家的に考えて。
……そうだよなぁ、釣り合い的に違うよなぁ。
[澪音と一二三の顔を見比べてからしみじみと言った。 しみじみと一二三の肩を叩いた]
(40) 2016/10/01(Sat) 02時頃
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[洗面所から戻ると、ベッドの端に腰かけた。Twitterをアプリで開き、呟くでもなく眺める。「解放治療カルテ」で名出し個人アカウントを取っているのはシーシャ一人だ。オフィシャル情報アカウントと並存するそのアカウントでは、不定期に他メンバーの写真や代筆がツイートされもする。 青年はといえば、全く無関係に匿名に、読書した感想を主に呟くアカウントを持っていた。そのツイート数は多くはない。なおシーシャはやたら多く、「ミュートすんなよ!」を定番ネタにしていたりする]
……
[TLを眺める途中、ふと意味もなく室内に目を向けて]
…… ?
[止まる。何か、違う、気がした。 何かが変わっている、気がした]
(41) 2016/10/01(Sat) 02時頃
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え?いや、怒ってないけど……素でこれですけど。 ああ、ホテルはこっちの方で探しておいたから。 澪音さんと出目さんは同じ部屋になるけど良いかな。 少年はどうする? ああ、お金の方は気にしなくていいから。
[手早く部屋割りをした後に、友人からのメールを確認する。 追加で代々木と新宿は避けて欲しい、と注文した割には早かった。 照子に促されて、小さく頷いた]
渋谷か……。 挨拶もそこそこだけど渋谷のホテルが取れたから、早速向かおうか。
(42) 2016/10/01(Sat) 02時頃
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ていうか、先生なんで編集の方と一緒に……?
[先生がここに来るのは自然だとしても、編集の彼女は家に待機していてもよかったはず。入間に起こった事件に興味があると見ればわからなくもないが、そんな風にも見えない。 むしろヴィジュアル系バンドの雑誌担当の方がすんなりきそうではあるが。一二三は首を傾げる。]
(43) 2016/10/01(Sat) 02時半頃
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リーは、キルロイ先生のズボンが派手に破ける呪いをかけたくなった。
2016/10/01(Sat) 02時半頃
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[入間は一二三のお調子者アピールに、ごく自然なトーンでおどけるでもなし嫌がるでもなし当然といった調子で]
彼氏とかじゃないです。
[と頷いた。つい教室での極めて入間らしい素が出た。]
えっと……ん? 編集さんと作家さんて、付き合ってたらダメなんですか?
[と、出目が見なかったことにしてくれと言ったのが、逆に隠して欲しいから言っているように聞こえたらしく、そう訊いた。]
(44) 2016/10/01(Sat) 02時半頃
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流石にこの時間だと清瀬まで帰るのはキツいんで…… お言葉に甘えさせていただいてもいいですか?
[木露に肩をぽむ、と叩かれた件は堪えることにした。 入間には不釣り合いなのは確かではあるし、木露も女性にモテなくはないな、とは思った。
ドジっ子である以外は。 ドジっ子である以外は。]
(45) 2016/10/01(Sat) 02時半頃
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あっ。ご、ごめんなさい。 怒ってなかったんなら、いいんです。安心しました。
[目つきが悪いだけだったらしい。素直に謝った。 既にホテルの手配もしてもらっていたようだ。]
あっ、ホテル、先生たちも泊まるんですね……? そこまでしてもらっちゃって、すいません。
[入間はまだキルロイ先生たちの事情をしらなに。 渋谷に向かうというので頷いて、素直についていことに決める。]
(46) 2016/10/01(Sat) 02時半頃
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はいはい、大人をあんまりからかうんじゃないよ。 少年も行くことに決まったし電車に乗り給え。 このあたり結構危険なんだから、さっさと行くよ。 斧を持った男とか出没するんだから。
[雑に少年少女を電車へと誘った。 自らは出目の後ろに付いて、周囲を窺う。 渋谷へと向かう電車に飛び乗り、ホテルへと*向かった*]
(47) 2016/10/01(Sat) 02時半頃
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イルマは、リーから聞かされたためにキルロイ先生をドジッ子だと思っている。
2016/10/01(Sat) 02時半頃
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ら ぶにゃ ぶ にゃん
たの に たいの
(48) 2016/10/01(Sat) 02時半頃
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